JP6715013B2 - ダクト接続構造およびダクトの製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、ジャバラ部を有するようブロー成形された中間硬質部の両端に、ゴム材料により軟質部と接続部をインサート成形してエアクリーナホースを製造する技術が開示されており、当該エアクリーナホースによれば、高い振動吸収性と高い耐負圧性が得られることが開示されている。
さらに、第2発明のようにすれば、溶着の確実さや強度が高められうる。また、第4発明のようにすれば、第2ダクトの射出成型工程でインサート成形がしやすい。
また、第3ダクト13が第2ダクトの端部12aに埋入されていない部分の軸方向長さLが、(換言すれば、第3ダクト13が第2ダクト12の端部12aの端面から突出する部分の長さLが)、第3ダクトの直径Dの3分の1以下とされることが好ましい。特に好ましくは、第2ダクト12の端部12aの端面にほぼ隣接して、第3ダクト13の溶着部である他端13bが配置されるよう、第3ダクト13が第2ダクトの端部12aに埋入されていない部分の軸方向長さLが7mm以下となるように構成される。本実施形態では、第3ダクト13の直径Dは50mmであり、長さLは5mmとされている。
まず、熱可塑性樹脂を射出成形して、第3ダクト13を製造する(図2(a))。射出成形法や使用する金型等については特に限定されない。
また、熱可塑性樹脂をブロー成形して、第1ダクト11を製造する。本実施形態では、いわゆるサクションブロー成形により、ダクト壁に継ぎ目がない曲がり形状の第1ダクト11を製造したが、いわゆるバリかみブロー成形などによって第1ダクト11を製造してもよく、ブロー成形法も特に限定されない。
すなわち、第3ダクト13を金型内部に配置していわゆるインサート射出成形を行い、第2ダクト12を製造し、第3ダクトの端部13aが埋入一体化された第2ダクト12を得る。この工程において、第2ダクトと第3ダクトの接着性が高まるよう、第3ダクトが埋入される部分の表面にプライマー処理等を行うことが好ましい。
溶着する部分の温度が十分に高まったら、熱盤Hをどかして、第3ダクトと第1ダクト同士を互いに押し付けあわせて、両者を溶着する。溶着時には、第2ダクト12の端部12aの部分を保持して押し付け動作を行うようにすれば、第3ダクトが第2ダクト端部から突出する部分が短くても、第3ダクトを第1ダクトに押し付けることができる。
以上の工程を経て、第1ダクト11、第3ダクト13及び第2ダクト12が一体化されたダクト1が得られる(図2(d))。
上記接続構造によれば、ブロー成形したダクトを、ゴム製のダクトに確実に接続することができる。特許文献1の技術においては、ブロー成形されたダクトのダクト内周面の形状の不正確さにより、ゴム製ダクトをインサート成形することに困難があったが、上記実施形態においては、ゴム製ダクト(第2ダクト12)にインサートされるのは、射出成形された第3ダクト12であって、形状精度が高いためインサート成形を確実に行うことができる。また、第1ダクト11がブロー成形されたダクトであるため、第1ダクト部分の形状の成形自由度が高い。
図3(a)の例では、第3ダクト14が、中心軸に沿った断面形状で異なっている。本実施形態では、第3ダクト14は、直筒状の部分に対し、ダクトの外側及び内側に向かって突出形成されたリブを加えた、Tの字状の断面形状となっている。このような断面形状の第3ダクト14を、リブの部分が埋入するように第2ダクト12にインサート成形すると、第2ダクト12と第3ダクト14の接合強度が高められてより好ましい。
11 第1ダクト
11a 端部
111 溶着部
112 バリ隠し部
12 第2ダクト
12a 端部
13 第3ダクト
13a 端部(一端)
13b 端部(他端)
H 熱盤
14,15,16 第3ダクト
Claims (4)
- 熱可塑性樹脂によりブロー成形されてなる第1のダクトと、ゴム製の第2のダクトとを接続する構造であって、
第2のダクトを構成するゴムは、エチレンプロピレンジエンゴム、アクリルゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、またはクロロプレンゴムのいずれかであり、
第1ダクトと第2ダクトの間に、熱可塑性樹脂製の第3のダクトを介在させて、第1ダクト、第2ダクト、第3ダクトが一本の中空ダクトとされており、
第3ダクトの一端を全周にわたって第2ダクトの端部の管壁に埋入させて一体化し、
第3ダクトの他端を全周にわたって第1ダクトの端部に溶着するとともに、
第3ダクトと第1ダクトが溶着される部位に生ずる溶着バリがダクト内部に露出しないように、第2ダクトの端部の内周側にバリ隠し部を円筒状に突出形成した、
ダクト接続構造。 - 第3ダクトが直筒状であり、かつ、第3ダクトが第2ダクトに埋入されていない部分の軸方向長さLが、第3ダクトの直径Dの3分の1以下とされた請求項1に記載のダクト接続構造。
- 請求項1または請求項2に記載のダクト接続構造を有するダクトの製造方法であって、
第1ダクトをブロー成形する工程、
第3ダクトを射出成形する工程、
第3ダクトをインサート部材として金型に配置した状態でゴムを射出して、第3ダクトの一端が全周にわたって第2ダクトの端部の管壁に埋入されるように、第2ダクトを射出成形する工程、
第1ダクトの端部と第3ダクトの他端とを熱盤溶着する工程、
を含むダクト製造方法。 - 第2ダクトの射出成形工程の後に、第1ダクトの端部と第3ダクトの熱盤溶着を行う請求項3に記載のダクト製造方法。
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JP2016018504A JP6715013B2 (ja) | 2016-02-03 | 2016-02-03 | ダクト接続構造およびダクトの製造方法 |
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US20060279084A1 (en) * | 2005-06-14 | 2006-12-14 | Collins Daniel J | Two-shot or insert molded cuffs for welding onto clean air ducts |
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