JP3250503B2 - 可変インダクタ素子 - Google Patents

可変インダクタ素子

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JP3250503B2
JP3250503B2 JP30908297A JP30908297A JP3250503B2 JP 3250503 B2 JP3250503 B2 JP 3250503B2 JP 30908297 A JP30908297 A JP 30908297A JP 30908297 A JP30908297 A JP 30908297A JP 3250503 B2 JP3250503 B2 JP 3250503B2
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    • H01F21/00Variable inductances or transformers of the signal type
    • H01F21/12Variable inductances or transformers of the signal type discontinuously variable, e.g. tapped
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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    • H01F17/0006Printed inductances
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F21/00Variable inductances or transformers of the signal type
    • H01F21/12Variable inductances or transformers of the signal type discontinuously variable, e.g. tapped
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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変インダクタ素
子、特に、移動体通信機器等に使用される可変インダク
タ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】小型化の要求される電子機器、特に携帯
電話や自動車電話等の移動体通信機器においては、その
内部で使用される部品においても小型化が要求されてい
る。また、使用周波数が高くなるにつれて回路は複雑に
なり、使用部品は狭偏差であることが要求される。従
来、コイルの電気的中央点に接続された中間タップを有
した回路を得る場合には、図25に示すように、2個の
コイル部品201,202をプリント基板206に実装
し、プリント基板206上に形成された回路パターン2
03,204及び中間タップパターン205によって2
個のコイル部品201と202を電気的に接続してい
た。そして、2個のコイル部品201,202のインダ
クタンス値を変化させる方法としては、これら2個のコ
イル部品201,202を取り外して、異なるインダク
タンス値を有しかつ予めバランスさせた別の2個のコイ
ル部品に交換する方法や、コイル部品201,202に
可変コイルを使用して両者のインダクタンス値をバラン
スさせながら変化させる方法等が提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、2個のコイル部品201,202のインダク
タンス値のばらつきや実装時の位置ずれにより、2個の
コイル部品201と202のインダクタンス値のバラン
スが悪く、中間タップパターン205がコイル部品20
1,202にて構成されたコイルの電気的中央点からず
れた点に接続されることがあった。さらに、2個のコイ
ル部品201,202をプリント基板206上に形成し
た中間タップパターン205を介して電気的に接続する
ため、プリント基板206上の占有面積も大きくなると
いう問題もあった。
【0004】また、2個のコイル部品201,202を
別の2個のコイル部品に交換してインダクタンス値を変
化させる方法は、コイル部品201,202の取り外し
作業が煩雑で自動化に対応することが困難であった。さ
らに、コイル部品201,202に可変コイルを使用し
て両者のインダクタンス値をバランスさせながら変化さ
せる方法は、コイル部品201,202のバランスを取
りながらインダクタンス値を調整する作業が煩雑で自動
化に対応することが困難であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、プリント基板上
での占有面積が抑えられ、かつ、インダクタンス値をバ
ランスよく安定して調整することが容易な少なくとも二
つのコイルを有する可変インダクタ素子を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る可変インダクタ素子は、 (a)絶縁性基板と、 (b)前記絶縁性基板に設けられた少なくとも二つのコ
イルと、 (c)前記絶縁性基板に設けられ、前記コイルのそれぞ
れの一端部間を電気的に接続した、インダクタンス値を
調整するためにトリミングされるインダクタンス調整部
と、 (d)前記絶縁性基板に設けられ、前記コイルのそれぞ
れの他端部に電気的に接続された入出力外部電極と、 (e)前記絶縁性基板に設けられ、前記インダクタンス
調整部の端部に電気的に接続された中間タップ電極と、
を備え、 (f)前記コイルのそれぞれは、前記インダクタンス調
整部を基準にして対称に配設されており、 (g)前記インダクタンス調整部は、複数の梯子状電極
を有していること、 を特徴とする。
【0007】ここに、コイルの形状はスパイラル状又は
螺旋状又は蛇行形状又は直線状のいずれかであり、梯子
状電極はインダクタンス調整部のU字状枠部に橋渡され
た複数本の横桟であったり、その両端部を各コイルの電
気的対称箇所に接続した複数本の横桟である。さらに、
梯子状電極は、中央部に縦桟を有していてもよい。ま
た、各コイルは、そのインダクタンス値が等しい場合、
各コイルの形状が異なる場合、あるいはインダクタンス
値が異なる場合がある。
【0008】コイルとインダクタンス調整部は、薄膜形
成法で絶縁性基板上に設けられたり、シート工法又は印
刷工法でシートの積層体からなる絶縁性基板の内部に設
けられたりする。また、コイルとインダクタンス調整部
は同一面上に並設され、コイルはインダクタンス調整部
を基準にして対称に配設されている。また、コイルとイ
ンダクタンス調整部は異なる面に配設され、例えばイン
ダクタンス調整部を絶縁性基板の表面に配設し、コイル
を絶縁性基板の内部に配設している。入出力外部電極側
からそれぞれ見た各コイルの終端は、互いに隣接するコ
イル側に位置している。コイルの形状がスパイラル状の
場合には、1.5ターン以上に設定する。
【0009】また、本発明に係る可変インダクタ素子
は、インダクタ調整部をトリミングすることにより、入
出力外部電極間のインダクタンス値及び入出力外部電極
と中間タップ電極間のインダクタンス値をそれぞれ可変
させることを特徴とする。あるいは、可変インダクタ素
子は、インダクタ調整部をトリミングすることにより、
入出力外部電極と中間タップ電極間のインダクタンス値
を維持した状態で、入出力外部電極間のインダクタンス
値を可変させることを特徴とする。このとき、各コイル
のインダクタンス値を一定の比率で可変させることが望
ましい。
【0010】また、本発明に係る可変インダクタ素子
は、入出力外部電極が絶縁性基板の長手方向端部に設け
られ、前記中間タップ電極が前記絶縁性基板の長手方向
中央部に設けられていることを特徴とする。あるいは、
可変インダクタ素子は、入出力外部電極が絶縁性基板の
長手方向の一方の端部に設けられ、前記中間タップ電極
が前記絶縁性基板の他方の端部に設けられていることを
特徴とする。
【0011】
【作用】インダクタ調整部をトリミングすることによ
り、少なくとも二つのコイルのインダクタンス値のバラ
ンスを崩すことなく、各コイルの入出力外部電極間のイ
ンダクタンス値、あるいは入出力外部電極と中間タップ
電極間のインダクタンス値が変化する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可変インダク
タ素子の実施形態について、その製造方法と共に、添付
図面を参照して説明する。
【0013】[第1実施形態、図1〜図7]図1に示す
ように、絶縁性基板1の上面を平滑な面になるように研
磨した後、厚膜印刷法、あるいはフォトリソグラフィ等
の薄膜形成法によりコイル2,3及びインダクタンス調
整部4を絶縁性基板1の上面に形成する。厚膜印刷法
は、例えば所望のパターン形状を有した開口を備えたマ
スキング材を絶縁性基板1の上面に被せた後、導電性ペ
ーストをマスキング材の上から塗布し、マスキング材の
開口から露出した絶縁性基板1の上面に、比較的膜厚の
厚い所望のパターン形状の導電体(第1実施形態の場
合、コイル2,3及びインダクタンス調整部4)を形成
する方法である。
【0014】また、フォトリソグラフィ法は、例えば以
下に説明する方法である。絶縁性基板1の上面の略全面
に比較的膜厚の薄い導電性膜を形成した後、レジスト膜
(例えば感光性樹脂膜等)をスピンコート又は印刷によ
り導電性膜の略全体に形成する。次に、レジスト膜の上
面に所定の画像パターンが形成されたマスクフィルムを
被せ、紫外線等を照射する等の方法により、レジスト膜
の所望の部分を硬化させる。次に、硬化した部分を残し
てレジスト膜を剥した後、露出した部分の導電性膜を除
去し、所望のパターン形状の導電体(コイル2,3及び
インダクタンス調整部4)を形成する。この後、硬化し
たレジスト膜を除去する。
【0015】さらに、別のフォトリソグラフィ法とし
て、絶縁性基板1の上面に感光性導電ペーストを塗布
し、その後、所定の画像パターンが形成されたマスクフ
ィルムを被せて露光し、現像する方法でもよい。
【0016】インダクタンス調整部4は、略U字状枠部
15とこのU字状枠部15の二つの腕部に橋渡された複
数本の横桟16とで構成された梯子状電極であり、絶縁
性基板1の中央部に配設されている。インダクタンス調
整部4の一方の端部4aは絶縁性基板1の奥側の辺に露
出している。このインダクタンス調整部4を間にして、
同じ寸法のスパイラル形状のコイル2,3がそれぞれ絶
縁性基板1の左右に配設されている。コイル2の一方の
端部2aは絶縁性基板1の左辺に露出し、コイル3の一
方の端部3aは絶縁性基板1の右辺に露出している。イ
ンダクタンス調整部4は左右対称の線対称形であり、こ
のインダクタンス調整部4の線対称軸Lを基準にして、
コイル2とコイル3が対称に配設されている。コイル2
とコイル3のそれぞれのインダクタンス値は等しくなる
ように設定されている。
【0017】絶縁性基板1の材料としては、ガラス、ガ
ラスセラミックス、アルミナ、フェライト等が使用され
る。コイル2,3及びインダクタンス調整部4の材料と
しては、Ag,Ag−Pd,Cu,Au,Ni,Al等
が使用される。次に、図2に示すように、開口部5a〜
5dを有した絶縁保護膜5がフォトリソグラフィにより
形成される。すなわち、液状の絶縁性材料を絶縁性基板
1の上面の全面にスピンコート又は印刷等により塗布、
乾燥して絶縁保護膜5を形成する。絶縁性材料には、例
えば感光性ポリイミド樹脂等のフォトリソグラフィに適
した材質のものが使用される。次に、絶縁保護膜5の上
面に所定の画像パターンが形成されたマスクフィルムを
被せ、紫外線等を照射する等の方法により、絶縁保護膜
5の所望の部分を硬化させる。次に、絶縁保護膜5の未
硬化部分を除去し、開口部5a〜5d形成する。開口部
5a,5bには、それぞれスパイラル状コイル2,3の
内側に位置している端部2b,3bが露出している。開
口部5c,5dには、それぞれインダクタンス調整部4
の他方の端部4b,4cが露出している。
【0018】次に、図3に示すように、中継電極6,7
が、コイル2,3等を形成した場合と同様に厚膜印刷法
あるいはフォトリソグラフィ等の薄膜形成法により形成
される。中継電極6は、絶縁保護膜5の開口部5a,5
cを介して、コイル2の端部2bとインダクタンス調整
部4の端部4bを電気的に接続している。中継電極7
は、絶縁保護膜5の開口部5b,5dを介して、コイル
3の端部3bとインダクタンス調整部4の端部4cを電
気的に接続している。
【0019】次に、図4に示すように、液状の絶縁性材
料を絶縁性基板1の上面側全面にスピンコート又は印刷
等により塗布、乾燥して中継電極6,7を被覆した絶縁
保護膜5とする。次に、図5に示すように、絶縁性基板
1の長手方向の左右の両端部にそれぞれ入出力外部電極
10,11を設ける。入出力外部電極10はコイル2の
端部2aに電気的に接続し、入出力外部電極11はコイ
ル3の端部3aに電気的に接続している。さらに、絶縁
性基板1の長手方向中央部の奥側側面部及び手前側側面
部に、それぞれ中間タップ電極12及び半田付補強用ダ
ミー電極13を設ける。中間タップ電極12はインダク
タンス調整部4の端部4aに電気的に接続している。こ
れらの電極10〜13は、Ag,Ag−Pd等の導電性
ペーストを塗布、焼付けたり、乾式メッキしたりするこ
とによって形成される。
【0020】こうして得られた可変インダクタ素子20
は、絶縁性基板1上に、二つのコイル2,3とこの二つ
のコイル2,3の間に配設されたインダクタンス調整部
4とが中継電極6,7を介して電気的に接続されている
回路を有している。そして、この可変インダクタ素子2
0を、プリント基板等に実装した後、インダクタンス調
整部4をトリミングする。すなわち、パルス状のレーザ
ビームを可変インダクタ素子20の上面側から照射する
等して、図6及び図7に示すように、可変インダクタ素
子20に溝21を形成すると共に、インダクタンス調整
部4の横桟16を外側から順に一本ずつ切断する(図6
は2本の横桟16が切断されている状態を示してい
る)。これにより、入出力外部電極10−中間タップ電
極12間のインダクタンス値、並びに入出力外部電極1
1−中間タップ電極12間のインダクタンス値を変化さ
せないで、入出力外部電極10−入出力外部電極11間
のインダクタンス値を段階的に変化させることができ
る。
【0021】なお、インダクタンス調整部4のトリミン
グはレーザビームに限らず、サンドブラスト等いかなる
手段で行ってもよく、また、溝21は必ず形成される必
要はなく、横桟16が電気的に切断されれば、溝21は
物理的に存在していなくともよい。以下、各実施形態に
おいて、同様である。
【0022】従って、入出力外部電極10,11間のイ
ンダクタンス値が所望のピッチで変化するように、予め
インダクタンス調整部4の横桟16を配置させておくこ
とにより、入出力外部電極10−中間タップ電極12間
のインダクタンス値と入出力外部電極11−中間タップ
電極12間のインダクタンス値のバランスを崩すことな
く、入出力外部電極10−入出力外部電極11間のイン
ダクタンス値を段階的に調整することができる可変イン
ダクタ素子20が得られる。
【0023】また、この可変インダクタ素子20は、二
つのコイル2,3を内蔵しているので、2個のコイル部
品を回路パターンで電気的に接続する必要がなく、プリ
ント基板上の占有面積を小さくすることができる。例え
ば、第1実施形態の可変インダクタ素子20のサイズ
は、長さが3.2mm,幅が1.6mm,高さが0.5
mmである。
【0024】[第2実施形態、図8]図8に示すよう
に、可変インダクタ素子30は、絶縁性基板31の上面
に、例えばフォトリソグラフィ等の薄膜形成法によりコ
イル32,33及びインダクタンス調整部34を形成し
たものである。インダクタンス調整部34は矩形状のベ
タ電極であり、絶縁性基板31の中央部に配設されてい
る。インダクタンス調整部34の一方の端部は、絶縁性
基板31の奥側側面中央部に設けられた中間タップ電極
42に電気的に接続している。
【0025】同じ寸法の蛇行形状のコイル32,33
は、インダクタンス調整部34を間にして、絶縁性基板
31の左右に配設されている。コイル32の一方の端部
は、絶縁性基板31の左側端部に設けられた入出力外部
電極40に電気的に接続している。コイル33の一方の
端部は、絶縁性基板31の右側端部に設けられた入出力
外部電極41に電気的に接続している。コイル32,3
3の他方の端部は、それぞれインダクタンス調整部34
の他方の端部に電気的に接続している。インダクタンス
調整部34は左右対称の線対称であり、このインダクタ
ンス調整部34の線対称軸を基準にして、コイル32と
33が対称に配設されている。コイル32とコイル33
のそれぞれのインダクタンス値は等しく設定されてい
る。コイル32,33及びインダクタンス調整部34
は、絶縁性基板1の上面に形成された絶縁保護膜5によ
って被覆されている。なお、図8において、43は半田
付補強用ダミー電極である。
【0026】この可変インダクタ素子30は、前記第1
実施形態の可変インダクタ素子20と同様の作用効果を
奏すると共に、インダクタンス調整部34がベタ電極で
あるため、インダクタンス調整部34を無段階的にトリ
ミングすることができる。すなわち、レーザビームを可
変インダクタ素子30の上面側から照射する等して、可
変インダクタンス素子30に溝を形成すると共に、イン
ダクタンス調整部34を一部除去して入出力外部電極4
0−入出力外部電極41間のインダクタンス値を調整す
ることができる。このとき、インダクタンス調整部34
はベタ電極であるため、ベタ電極の除去量を連続的に変
えることができ、これにより入出力外部電極40−入出
力外部電極41間のインダクタンス値も連続的に変化さ
せることができる。なお、この第2実施形態のように、
コイル32,33を蛇行形状とした場合、第1実施形態
で用いられたような中継電極6,7が不要となって、製
造工程が簡単化できる。
【0027】[第3実施形態、図9〜図13]図9に示
すように、絶縁性基板51の上面に、厚膜印刷法、ある
いはフォトリソグラフィ等の薄膜形成法により、同じ寸
法のスパイラル状のコイル52,53を形成する。コイ
ル52は絶縁性基板51の奥側に配設され、その一方の
端部52aは絶縁性基板51の奥側の辺の左側に露出し
ている。コイル53は絶縁性基板51の手前側の辺の左
側に露出している。
【0028】次に、図10に示すように、開口部55a
〜55hを有した絶縁保護膜55がフォトリソグラフィ
等により形成される。開口部55a〜55dには、スパ
イラル状のコイル52の内側に位置している端部側52
bの一部分が露出している。開口部55e〜55hに
は、スパイラル状のコイル53の内側に位置している端
部側53bの一部分が露出している。
【0029】次に、図11に示すように、インダクタン
ス調整部54が厚膜印刷法、あるいはフォトリソグラフ
ィ等の薄膜形成法により形成される。インダクタンス調
整部54は、中央部に縦桟54aを有すると共に、この
縦桟54aに直交する横桟54b〜54eを有している
梯子状電極である。インダクタンス調整部54は絶縁性
基板51の中央部に配設され、横桟54b〜54eがス
パイラル状コイル52,53で囲んだそれぞれの内側
(内周側)の領域とオーバラップしている。
【0030】インダクタンス調整部54の一方の端部5
4fは絶縁性基板51の右辺に露出している。横桟54
bは絶縁保護膜55の開口部55a,55eを介して、
コイル52の端部側52bの所定の部分とコイル53の
端部側53bの所定の部分も電気的に接続している。同
様にして、横桟54c〜54eは、絶縁保護膜55の開
口部55b〜55d,55f〜55hを介して、それぞ
れコイル52の端部側52bの所定の部分とコイル53
の端部側53bの所定の部分を電気的に接続している。
インダクタンス調整部54は左右対称の線対称形であ
り、このインダクタンス調整部54の線対称軸を基準に
して、コイル52とコイル53が対称に配設されてい
る。コイル52とコイル53のそれぞれのインダクタン
ス値は等しくなるように設定されている。
【0031】次に、図12に示すように、例えば液状の
絶縁性材料を絶縁性基板51の上面側全面にスピンコー
ト又は印刷等により塗布、乾燥してインダクタンス調整
部54を被覆した絶縁保護膜55とする。この後、絶縁
性基板51の長手方向の左端部側の奥及び手前側側面に
それぞれ入出力外部電極60,61を設ける。入出力外
部電極60はコイル52の端部52aに電気的に接続
し、入出力外部電極61はコイル53の端部53aに電
気的に接続している。さらに、絶縁性基板51の長手方
向の右端部に中間タップ電極62を設ける。中間タップ
電極62はインダクタンス調整部54の端部54fに電
気的に接続している。
【0032】こうして得られた可変インダクタ素子70
は、絶縁性基板51上に、二つのコイル52,53の間
にオーバラップして配設されたインダクタンス調整部5
4を介して電気的に接続されている回路を有している。
そして、この可変インダクタ素子70を、プリント基板
等に実装した後、インダクタンス調整部54をトリミン
グする。すなわち、パルス状のレーザビームを可変イン
ダクタ素子70の上面側から照射する等して、図13に
示すように、インダクタンス調整部54の縦桟54a上
に溝71を形成すると共に、インダクタンス調整部54
の横桟54b〜54eを順に一本ずつ切断する(図13
は横桟54bが切断されている状態を示している)。こ
れにより、入出力外部電極60−中間タップ電極62間
のインダクタンス値、入出力外部電極61−中間タップ
電極62間のインダクタンス値及び入出力外部電極60
−入出力外部電極61間のインダクタンス値を段階的に
変化させることができる。
【0033】このとき、二つのコイル52と53のそれ
ぞれのインダクタンス値の比率(言換えると、入出力外
部電極60−中間タップ電極62間のインダクタンス値
と入出力外部電極61−中間タップ電極62間のインダ
クタンス値の比率)は、インダクタンス調整部54をト
リミングしても一定となる。なぜならば、二つのコイル
52と53はインダクタンス調整部54を基準にして対
称であるため、コイル52と53のインダクタンス値は
等しい。しかも、インダクタンス調整部54が、二つの
コイル52,53のそれぞれに対して電気的に等価に接
続しているので、インダクタンス調整部54の横桟54
b〜54dを順にして切断すると、二つのコイル52と
53のインダクタンス値は等しく変化するからである。
【0034】このように、可変インダクタ素子70にあ
っては、二つのコイル52と53のそれぞれのインダク
タンス値の比率がインダクタンス調整部54をトリミン
グしても一定となるように設定される。従って、仮に、
二つのコイル52と53のインダクタンス値が異なる仕
様の場合には、インダクタンス調整部54のコイル5
2,53のそれぞれに対する接続位置も異ならせる必要
がある。つまり、インダクタンス調整部54の横桟54
b〜54dを縦桟54aを基準にして非対称形に設計
し、横桟54b〜54dを順に切断した際に、二つのコ
イル52と53のインダクタンス値のそれぞれの変化量
を異ならせて二つのコイル52と53のインダクタンス
値の比が常に一定になるようにする。
【0035】以上の結果から、各インダクタンス値が所
望のピッチで変化するように、予めインダクタンス調整
部54の横桟54b〜54dを配置させておくことによ
り、入出力外部電極60−中間タップ電極62間のイン
ダクタンス値と入出力外部電極61−中間タップ電極6
2間のインダクタンス値のバランスを崩すことなく、入
出力外部電極60−入出力外部電極61間のインダクタ
ンス値を段階的に調整することができる可変インダクタ
素子70が得られる。
【0036】[第4実施形態、図14及び図15]図1
4に示されている可変インダクタ素子80は、インダク
タンス調整部81と入出力外部電極82,83を残して
前記第3実施形態の可変インダクタ素子70(図12参
照)と同様のものである。ただし、素子80はインダク
タンス調整部81を絶縁保護膜55で覆っていない。イ
ンダクタンス調整部81は、前記第3実施形態のインダ
クタンス調整部54の縦桟54aを省略したものと略同
様の構造をしており、四本の横桟81a〜81dを有し
ている梯子状電極である。横桟81dの両端から引き出
された、インダクタンス調整部81の一方の端部81
e,81fは、中間タップ電極62にそれぞれ直接接続
してもよいが、図14に示されているように、共通の引
出し部81gを介して中間タップ電極62に電気的に接
続されている。横桟81a〜81dは絶縁保護膜55の
開口部55a〜55d,55f〜55h(図10参照)
を介して、コイル52の端部52b側の所定の部分とコ
イル53の端部53b側の所定の部分を電気的に接続し
ている。
【0037】入出力外部電極82,83は、絶縁性基板
51の長手方向の左端面部の奥側及び手前側にそれぞれ
設けられている。これにより、入出力外部電極82,8
3の間隔は、前記第3実施形態の入出力外部電極60,
61の間隔より更に狭くすることができる。
【0038】この可変インダクタ素子80を、プリント
基板等に実装した後、インダクタンス調整部81をトリ
ミングする。すなわち、パルス状のレーザビームを可変
インダクタ素子80の上面側から照射する等して、可変
インダクタ素子80に溝を形成すると共に、インダクタ
ンス調整部81の横桟81a〜81dを順に一本ずつ切
断する。これにより、入出力外部電極82−中間タップ
電極62間のインダクタンス値、並びに入出力外部電極
83−中間タップ電極62間のインダクタンス値を変化
させないで、入出力外部電極82−入出力外部電極83
間のインダクタンス値を段階的に変化させることができ
る。従って、入出力外部電極82,83間のインダクタ
ンス値が所望のピッチで変化するように、予めインダク
タンス調整部81の横桟81a〜81dを配置させてお
くことにより、入出力外部電極82−中間タップ電極6
2間のインダクタンス値と入出力外部電極83−中間タ
ップ電極62間のインダクタンス値のバランスを崩すこ
となく、入出力外部電極82−入出力外部電極83間の
インダクタンス値を段階的に調整することができる可変
インダクタ素子80が得られる。
【0039】なお、図15に示すように、中間タップ電
極62への接続は、横桟81dの両端からでなく、中央
から引き出された1本の引出し部81hによって行って
もよい。ただし、両端で接続する方が、コイル52,5
3のインダクタンスが大きくできる。この可変インダク
タ素子80Aを、プリント基板等に実装した後、インダ
クタンス調整部81をトリミングする。すなわち、パル
ス状のレーザビームを可変インダクタ素子80Aの上面
側から照射する等して、可変インダクタ素子80Aに溝
を形成すると共に、インダクタンス調整部81の横桟8
1a〜81cを順に一本ずつ切断する。これにより、入
出力外部電極82−中間タップ電極62間のインダクタ
ンス値、並びに入出力外部電極83−中間タップ電極6
2間のインダクタンス値を変化させないで、入出力外部
電極82−入出力外部電極83間のインダクタンス値を
段階的に変化させることができる。
【0040】[第5実施形態、図16]図16に示され
ている可変インダクタ素子90は、コイル92,93と
インダクタンス調整部94を残して、前記第3実施形態
の可変インダクタ素子70(図12参照)と同様のもの
である。同じ寸法のスパイラル状コイル92,93の一
方の端部92a,93aは、それぞれ入出力外部電極6
0,61に電気的に接続されている。さらに、コイル9
2は、入出力外部電極60側から見た終端部側92bが
コイル93側に位置するように形成されている。同様
に、スパイラル状のコイル93は、入出力外部電極61
側から見た終端部側93bがコイル92側に位置するよ
うに形成されている。このとき、コイル92,93の巻
回数は1.5ターン以上、より詳しくは(1.5+n)
ターンとする。ここに、nは整数(0,1,2……)で
ある。これにより、インダクタンス調整部94が、スパ
イラル状コイル92,93で囲んだそれぞれの内側(内
周側)の領域とオーバラップしない。
【0041】インダクタンス調整部94は、中央部に縦
桟94aを有すると共に、この縦桟94aに直交する横
桟94b〜94eを有している梯子状電極である。イン
ダクタンス調整部94は絶縁性基板51の中央部に配設
され、一方の端部94fは中間タップ電極62に電気的
に接続されている。横桟94b〜94eは、絶縁保護膜
55の開口部(図示せず)を介して、コイル92の端部
側92bの所定の部分とコイル93の端部側93bの所
定の部分を電気的に接続している。
【0042】この可変インダクタ素子90は、前記第3
実施形態の可変インダクタ素子70と同様の作用効果を
奏すると共に、インダクタンス調整部94がスパイラル
状コイル92,93で囲んだそれぞれの内側の領域をオ
ーバラップしない構造であるため、コイル92,93の
それぞれの内側の領域を通る磁束をインダクタンス調整
部94が遮らず、高Q値を得ることができる。
【0043】[第6実施形態、図17及び図18]図1
7に示されている可変インダクタ素子100は、コイル
102,103とインダクタンス調整部104を残し
て、前記第4実施形態の可変インダクタ素子80(図1
4参照)と同様のものである。
【0044】さらに、コイル102は、入出力外部電極
82側から見た終端部側102bがコイル103側に位
置するように形成されている。同様に、コイル103
は、入出力外部電極83側から見た終端部側103bが
コイル102側に位置するように形成されている。この
とき、コイル102,103の巻回数は1.5ターン以
上、より詳しくは(1.5+n)ターンとする。ここ
に、nは整数(0,1,2……)である。これにより、
インダクタンス調整部104が、スパイラル状コイル1
02,103で囲んだそれぞれの内側(内周側)の領域
とオーバラップしない。スパイラル状コイル102,1
03の一方の端部102a,103aは、それぞれ入出
力外部電極82,83に電気的に接続されている。
【0045】インダクタンス調整部104は、四本の横
桟104a〜104dを有している梯子状電極である。
インダクタンス調整部104は絶縁性基板51の中央部
に配設され、横桟104dの両端から引き出された、イ
ンダクタンス調整部104の一方の端部104e,10
4fは中間タップ電極62にそれぞれ電気的に接続され
ている。横桟104a〜104dは、絶縁保護膜55に
形成された開口部(図示せず)を介して、コイル102
の端部102b側の所定の部分とコイル103の端部1
03b側の所定の部分を電気的に接続している。
【0046】この可変インダクタ素子100は、前記第
4実施形態の可変インダクタ素子80と同様の作用効果
を奏すると共に、インダクタンス調整部104がスパイ
ラル状コイル102,103で囲んだそれぞれの内側の
領域をオーバラップしない構造であるため、コイル10
2,103のそれぞれの内側の領域を通る磁束をインダ
クタンス調整部104が遮らず、高Q値を得ることがで
きる。
【0047】なお、図18に示すように、中間タップ電
極62への接続は、横桟104dの両端からでなく、中
央から引き出された1本の引出し部104hによって行
う可変インダクタ素子100Aであってもよい。ただ
し、両端で接続する方が、コイル102,103のイン
ダクタンスが大きくできる。
【0048】[第7実施形態、図19及び図20]第7
実施形態は積層型可変インダクタ素子について説明す
る。図19に示すように、積層型可変インダクタ素子1
11は、インダクタンス調整部125を表面に設けた絶
縁性シート112、コイル導体113,114,11
5,116をそれぞれ設けた絶縁性シート112、保護
用及び中間層用絶縁性シート112等にて構成されてい
る。
【0049】コイル導体114は、その引出し部114
aが絶縁性シート112の左辺に露出している。。コイ
ル導体116は、その引出し部116aが絶縁性シート
112の右辺に露出している。そして、コイル導体11
3とコイル導体114は、シート112に設けたビアホ
ール130bを介して電気的に接続され、螺旋状(ソレ
ノイド状)コイル121を構成している。同様に、コイ
ル導体115とコイル導体116は、シート112に設
けたビアホール131dを介して電気的に接続され、螺
旋状コイル122を構成している。
【0050】インダクタンス調整部125は、U字状枠
部125aとこのU字状枠部125aの二つの腕部に橋
渡された複数本の横桟125bとで構成された梯子状電
極である。インダクタンス調整部125の一方の端部1
25cはシート112の手前側の辺に露出している。イ
ンダクタンス調整部125の他方の端部の左側部125
dは、シート112に設けたビアホール130aを介し
て、コイル121の一端(具体的にはコイル導体113
の一端部)に電気的に接続される。同様に、インダクタ
ンス調整部125の他方の端部の右側部125eは、シ
ート112に設けたビアホール131a,131b,1
31cを介して、コイル122の一端(具体的にはコイ
ル導体115の一端部)に電気的に接続される。インダ
クタンス調整部125やコイル導体113〜116は、
Ag,Ag−Pd,Cu等の導電性ペーストを用いて、
それぞれシート112上に印刷等の方法にて形成され
る。
【0051】これらの各絶縁性シート112は、積み重
ねられて一体的に焼成され、図20に示すように、積層
体とされる。なお、必要により、インダクタンス調整部
125の表面に、さらに保護用絶縁性シート112が積
み重ねられる。次に、この積層体の左右の両端部にそれ
ぞれ入出力外部電極135,136が設けられ、手前側
側面部に中間タップ電極137が設けられる。入出力外
部電極135はコイル導体114の引出し部114aに
電気的に接続し、入出力外部電極136はコイル導体1
16の引出し部116aに電気的に接続している。中間
タップ電極137はインダクタンス調整部125の端部
125cに電気的に接続している。これらの電極135
〜137は、Ag,Ag−Pd等の導電性ペーストを塗
布、焼付けたり、Ni−CrやCu合金を乾式めっきし
たりすることによって形成される。
【0052】こうして得られた積層型インダクタ素子1
11は、二つのコイル121,122がインダクタンス
調整部125を介して電気的に接続されている回路を有
している。この積層型可変インダクタ素子111は、前
記第1実施形態の可変インダクタ素子20と同様の作用
効果を奏すると共に、コイル121,122及びインダ
クタンス調整部125を積み重ねる構造であるため、プ
リント基板上の占有面積を更に小さくすることができ
る。
【0053】[第8実施形態、図21及び図22]第8
実施形態はさらに別の積層型可変インダクタ素子につい
て説明する。図21に示すように、積層型可変インダク
タ素子141は、インダクタンス調整部155を表面に
設けた絶縁性シート142、コイル導体143〜148
をそれぞれ設けた絶縁性シート142、保護用及び中間
層用絶縁性シート142等にて構成されている。
【0054】コイル導体145は、その引出し部145
aが絶縁性シート142の手前側の辺の右側に露出して
いる。。コイル導体148は、その引出し部148aが
絶縁性シート142の奥側の辺の右側に露出している。
そして、コイル導体143〜145は、シート142に
設けたビアホール160b,160cを介して電気的に
接続され、螺旋状コイル151を構成している。同様
に、コイル導体146〜148は、シート142に設け
たビアホール161e,161fを介して電気的に接続
され、螺旋状コイル152を構成している。
【0055】インダクタンス調整部155は、U字状枠
部155aとこのU字状枠部155aの二つの腕部に橋
渡された複数本の横桟155bとで構成された梯子状電
極である。インダクタンス調整部155の一方の端部1
55cはシート142の左辺に露出している。インダク
タンス調整部155の他方の端部の手前側部155d
は、シート142に設けたビアホール160aを介し
て、コイル151の一端(具体的にはコイル導体143
の一端部)に電気的に接続される。同様に、インダクタ
ンス調整部155の他方の端部の奥側部155eは、シ
ート142に設けたビアホール161a〜161dを介
して、コイル152の一端(具体的にはコイル導体14
6の一端部)に電気的に接続される。
【0056】これらの各絶縁性シート142は、積み重
ねられて一体的に焼成され、図22に示すように、積層
体とされる。なお、必要により、インダクタンス調整部
125の表面に、更に保護用絶縁性シートを積層しても
よい。次に、この積層体の右端部の手前側側面及び奥側
側面にそれぞれ入出力外部電極165,166が設けら
れ、積層体の左端部に中間タップ電極167が設けられ
る。入出力外部電極165はコイル導体145の引出し
部145aに電気的に接続し、入出力外部電極166は
コイル導体148の引出し部148aに電気的に接続し
ている。中間タップ電極167はインダクタンス調整部
155の端部155cに電気的に接続している。
【0057】こうして得られた積層型インダクタ素子1
41は、前記第7実施形態の可変インダクタ素子111
と同様の作用効果を奏する。
【0058】[他の実施形態]なお、本発明に係る可変
インダクタ素子は前記実施形態に限定するものではな
く、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
前記実施形態は個産の場合を例にして説明しているが、
量産する場合には、複数の可変インダクタ素子を備えた
マザー基板(ウエハ)の状態で製造し、最終工程でダイ
シング、スクライブブレイク等の工法により製品サイズ
毎に切り出す方法が効果的である。
【0059】また、積層型可変インダクタ素子を製造す
る場合、前記第7及び第8実施形態のように、それぞれ
導体パターンが形成された絶縁性シートを積み重ねた
後、一体的に焼成する工法、いわゆるシート工法に必ず
しも限定されない。絶縁性シートは予め焼成されたもの
を用いてもよい。また、以下に説明する印刷工法によっ
て積層型可変インダクタ素子を作成してもよい。すなわ
ち、印刷等の手段によりペースト状の絶縁性材料にて絶
縁層を形成した後、その絶縁層の表面にペースト状の導
電性材料を塗布して任意のパターンを形成する。次に、
ペースト状の絶縁性材料を前記パターンの上から塗布し
てパターンが内蔵された絶縁層とする。同様にして、順
に重ね塗りすることにより積層構造を有する可変インダ
クタ素子が得られる。
【0060】また、二つのコイルは、インダクタンス調
整部を基準にして必ずしも対称形に配設される必要はな
く、例えば図23に示すように、前記第1実施形態の可
変インダクタ素子20(図6参照)のスパイラル状コイ
ル2の替わりに直線状コイル172を用い、二つのコイ
ル3,172が異なる形状及び異なるインダクタンス値
を有するように設定した可変インダクタ素子171であ
ってもよい。
【0061】また、前記第3〜第6実施形態の可変イン
ダクタ素子70,80,90,100は、入出力外部電
極が絶縁性基板の長手方向の一方の端部に設けられ、中
間タップ電極が絶縁性基板の他方の端部に設けられてい
るが、必ずしもこの配置に限定されるものではない。例
えば、第5実施形態の可変インダクタ素子90(図16
参照)の入出力外部電極60,61と中間タップ電極6
2の配置を変えて、図24に示すように、入出力外部電
極60,61をそれぞれ絶縁性基板51の長手方向の両
端部に設け、かつ、中間タップ電極62を絶縁性基板5
1の長手方向中央部側面に設けた可変インダクタ素子9
0Aであってもよい。このように外部電極を配置する
と、素子のサイズがより小型になっても、各外部電極間
の耐絶縁性を低下させることなく外部電極を形成するこ
とができる。図24の実施例においても、インダクタン
ス調整部94上に更に絶縁性層を形成してもよいことは
もちろんである。
【0062】また、前記第7、第8実施形態の可変イン
ダクタ素子111,141では、コイル121,122
及び151,152が積層方向に重ねられたものである
が、例えばコイル導体113,115及び114,11
6を同じシート上に形成し、積層体内でコイル121,
122及び151,152を並設させるようにしてもよ
い。
【0063】また、可変インダクタ素子は三つ以上のコ
イルを有していてもよく、この場合、隣接する二つのコ
イル間にそれぞれインダクタンス調整部が設けられ、各
インダクタンス調整部の一端部は一つの中間タップ電極
に電気的に接続される。
【0064】また、上記第2実施形態でのみ、コイルを
蛇行形状としているが、他の実施形態にも蛇行形状のコ
イルを用いてもよく、逆に、第2実施形態にスパイラル
状コイルを用いてもよい。更に、図23の実施形態のよ
うな直線状コイルであってもよい。本発明では、その趣
旨を逸脱しない範囲で各実施形態の構成を適宜組み合わ
せてもよいことを付言しておく。
【0065】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、少なくとも二つのコイルをインダクタンス調整
部を介して電気的に接続したので、インダクタンス調整
部をトリミングすることにより、各コイルのインダクタ
ンス値のバランスを崩すことなく、各コイルの入出力外
部電極間のインダクタンス値、あるいは入出力外部電極
と中間タップ電極間のインダクタンス値を変化させるこ
とができる。
【0066】また、この可変インダクタ素子は、少なく
とも二つのコイルを内蔵しているので、2個のコイル部
品をプリント基板上に形成した回路パターンで電気的に
接続する必要がなく、プリント基板上の占有面積を小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変インダクタ素子の第1実施形
態を示す斜視図。
【図2】図1に続く製造工程を示す斜視図。
【図3】図2に続く製造工程を示す斜視図。
【図4】図3に続く製造工程を示す斜視図。
【図5】図4に続く製造工程を示す斜視図。
【図6】図5に示した可変インダクタ素子のインダクタ
ンス調整方法を示す斜視図。
【図7】図6に示した可変インダクタ素子の一部断面
図。
【図8】本発明に係る可変インダクタ素子の第2実施形
態を示す斜視図。
【図9】本発明に係る可変インダクタ素子の第3実施形
態を示す斜視図。
【図10】図9に続く製造工程を示す斜視図。
【図11】図10に続く製造工程を示す斜視図。
【図12】図11に続く製造工程を示す斜視図。
【図13】図12に示した可変インダクタ素子のインダ
クタンス調整方法を示す斜視図。
【図14】本発明に係る可変インダクタ素子の第4実施
形態を示す斜視図。
【図15】図14に示した可変インダクタ素子の変形例
を示す斜視図。
【図16】本発明に係る可変インダクタ素子の第5実施
形態を示す斜視図。
【図17】本発明に係る可変インダクタ素子の第6実施
形態を示す斜視図。
【図18】図17に示した可変インダクタ素子の変形例
を示す斜視図。
【図19】本発明に係る可変インダクタ素子の第7実施
形態を示す分解斜視図。
【図20】図19に示した可変インダクタ素子の外観を
示す斜視図。
【図21】本発明に係る可変インダクタ素子の第8実施
形態を示す分解斜視図。
【図22】図21に示した可変インダクタ素子の外観を
示す斜視図。
【図23】他の実施形態を示す斜視図。
【図24】別の他の実施形態を示す斜視図。
【図25】従来の実施形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1,31…絶縁性基板 2,3,32,33…コイル 4,34…インダクタンス調整部 10,11,40,41…入出力外部電極 12,42…中間タップ電極 16…横桟 20,30…可変インダクタ素子 51…絶縁性基板 52,53,92,93,102,103…コイル 54,81,94,104…インダクタンス調整部 54a,94a…縦桟 54b〜54e,81a〜81d,94b〜94e,1
04a〜104d…横桟 60,61,82,83…入出力外部電極 62…中間タップ電極 70,80,90,100…可変インダクタ素子 112…絶縁性シート 121,122,151,152…コイル 125,155…インダクタンス調整部 135,136,165,166…入出力外部電極 137,167…中間タップ電極 111,141…可変インダクタ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 正彦 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 実開 昭50−20156(JP,U) 実開 平4−131908(JP,U) 実開 平6−11320(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/00,21/06,21/12 H01F 27/29,41/04

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板に設けられた少なくとも二つのコイル
    と、 前記絶縁性基板に設けられ、前記コイルのそれぞれの一
    端部間を電気的に接続した、インダクタンス値を調整す
    るためにトリミングされるインダクタンス調整部と、 前記絶縁性基板に設けられ、前記コイルのそれぞれの他
    端部に電気的に接続された入出力外部電極と、 前記絶縁性基板に設けられ、前記インダクタンス調整部
    の端部に電気的に接続された中間タップ電極と、を備
    え、 前記コイルのそれぞれは、前記インダクタンス調整部を
    基準にして対称に配設されており、 前記インダクタンス調整部は、複数の梯子状電極を有し
    ていること、 を特徴とする可変インダクタ素子。
  2. 【請求項2】 前記梯子状電極は、インダクタンス調整
    部のU字状枠部に橋渡された複数本の横桟であることを
    特徴とする請求項1記載の可変インダクタ素子。
  3. 【請求項3】 前記梯子状電極は、その両端部を各コイ
    ルの電気的対称箇所に接続した複数本の横桟であること
    を特徴とする請求項1記載の可変インダクタ素子。
  4. 【請求項4】 前記梯子状電極は、インダクタンス調整
    部の中央部に設けた縦桟上に電気的に接続された複数本
    の横桟であることを特徴とする請求項3記載の可変イン
    ダクタ素子。
  5. 【請求項5】 前記コイルと前記インダクタンス調整部
    が前記絶縁性基板上に設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の可変インダクタ素子。
  6. 【請求項6】 前記コイルと前記インダクタンス調整部
    が薄膜形成法で形成されていることを特徴とする請求項
    記載の可変インダクタ素子。
  7. 【請求項7】 前記絶縁性基板が複数のシートの積層体
    からなり、前記コイルと前記インダクタンス調整部が
    記積層体内のシート上に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の可変インダクタ素子。
  8. 【請求項8】 前記コイルと前記インダクタンス調整部
    が、シート工法又は印刷工法のいずれかで形成されてい
    ることを特徴とする請求項7記載の可変インダクタ素
    子。
  9. 【請求項9】 前記コイルと前記インダクタンス調整部
    が同一面に並設されていることを特徴とする請求項1記
    載の可変インダクタ素子。
  10. 【請求項10】 前記コイルと前記インダクタンス調整
    部が異なる面に配設されていることを特徴とする請求項
    1記載の可変インダクタ素子。
  11. 【請求項11】 前記絶縁性基板が複数のシートの積層
    体からなり、前記インダクタンス調整部が前記積層体
    表面に配設され、前記コイルが前記積層体内のシート上
    に配設されていることを特徴とする請求項10記載の可
    変インダクタ素子。
  12. 【請求項12】 前記コイルのそれぞれのインダクタン
    ス値が等しいことを特徴とする請求項1記載の可変イン
    ダクタ素子。
  13. 【請求項13】 前記コイルのそれぞれの形状が、スパ
    イラル状又は螺旋状又は蛇行形状又は直線状のいずれか
    であることを特徴とする請求項1記載の可変インダクタ
    素子。
  14. 【請求項14】 前記入出力外部電極が前記絶縁性基板
    の長手方向端部に設けられ、前記中間タップ電極が前記
    絶縁性基板の長手方向中央部に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の可変インダクタ素子。
  15. 【請求項15】 前記入出力外部電極が前記絶縁性基板
    の長手方向の一方の端部に設けられ、前記中間タップ電
    極が前記絶縁性基板の他方の端部に設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の可変インダクタ素子。
  16. 【請求項16】 前記入出力外部電極側からそれぞれ見
    た前記各コイルの終端が、互いに隣接するコイル側に位
    置していることを特徴とする請求項1記載の可変インダ
    クタ素子。
  17. 【請求項17】 前記各コイルの形状が巻回数1.5タ
    ーン以上のスパイラル状であり、前記入出力外部電極側
    からそれぞれ見た前記各コイルの終端が、互いに隣接す
    るコイル側に位置していることを特徴とする請求項1記
    載の可変インダクタ素子。
  18. 【請求項18】 前記インダクタンス調整部をトリミン
    グすることにより、前記各コイルの、前記入出力外部電
    極間のインダクタンス値及び前記入出力外部電極と前記
    中間タップ電極間のインダクタンス値をそれぞれ可変さ
    せることを特徴とする請求項1記載の可変インダクタ素
    子。
  19. 【請求項19】 前記インダクタンス調整部をトリミン
    グすることにより、前記入出力外部電極と前記中間タッ
    プ電極間のインダクタンス値を維持した状態で、前記各
    コイルの入出力外部電極間のインダクタンス値を可変さ
    せることを特徴とする請求項1記載の可変インダクタ素
    子。
  20. 【請求項20】 前記インダクタンス調整部をトリミン
    グすることにより、前記各コイルのインダクタンス値を
    一定の比率で可変させることを特徴とする請求項1記載
    の可変インダクタ素子。
  21. 【請求項21】 前記各コイルは少なくとも形状又はイ
    ンダクタンス値のいずれか一方が異なっていることを特
    徴とする請求項1記載の可変インダクタ素子。
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