JPH08138939A - 積層型コイル - Google Patents

積層型コイル

Info

Publication number
JPH08138939A
JPH08138939A JP27144594A JP27144594A JPH08138939A JP H08138939 A JPH08138939 A JP H08138939A JP 27144594 A JP27144594 A JP 27144594A JP 27144594 A JP27144594 A JP 27144594A JP H08138939 A JPH08138939 A JP H08138939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
terminal
recess
electrically connected
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27144594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Iwatani
英俊 岩谷
Masato Fujino
正人 藤野
Chiyouichirou Fujii
長一朗 藤居
Hiroyuki Kaneko
弘之 兼子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP27144594A priority Critical patent/JPH08138939A/ja
Publication of JPH08138939A publication Critical patent/JPH08138939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル用導体相互の電気的接続及びコイル用
導体と端子との電気的接続が確実で、しかも製造コスト
が安価な積層型コイルを得る。 【構成】 絶縁体シートの端部から突出したコイル用導
体の端部を重ねて構成した引出し電極6を、端子台20
に設けた凹部24に挿入する。端子26はその端部26
aが凹部24に露出している。従って、凹部24に注入
された導電性接着材29を介して端子26の端部26a
と引出し電極24とが電気的に接続されると共に、コイ
ル用導体相互も電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層型コイル、特にト
ランスやフィルタ等として使用される積層型コイルに関
する。
【0002】
【従来の技術と課題】一般に、積層型コイルは、コイル
用導体を表面に設けた絶縁体シートを積層してコイル部
を構成し、各コイル用導体相互を絶縁体シートに設けた
電気的接続手段を介して接続している。通常、電気的接
続手段としては、絶縁体シートに設けられたスルーホー
ルが用いられる。
【0003】しかしながら、スルーホールによる接続
は、絶縁体シートに予め穴を設ける工程が必要であるた
め、その分製造コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明の課題は、コイル用導体相互の電気的接
続及びコイル用導体と端子との電気的接続が確実で、し
かも製造コストが安価な積層型コイルを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る積層型コイルは、(a)コイル
用導体を表面に設けた絶縁体シートを複数積層して構成
したコイル部と、(b)端子とこの端子の一方の端部が
露出している凹部を設けた、前記コイル部を載置する端
子台とを備え、(c)前記各絶縁体シートの端部からそ
れぞれ突出した前記コイル用導体の端部を重ねて構成し
た引出し電極を、前記端子台の凹部に挿入し、凹部に入
れられた導電性接着材にて前記引出し電極と前記端子の
端部を電気的に接続したこと、を特徴とする。
【0005】以上の構成により、スルーホールを用いる
ことなく、コイル用導体と端子台に設けられた端子が電
気的に接続されると共に、コイル用導体相互が電気的に
接続される。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る積層型コイルの一実施例
について添付図面を参照して説明する。以下の実施例
は、トランスとして使用される積層型コイルについて説
明する。図1に示すように、積層型コイルは、コイル部
10、このコイル部10を載置する端子台20、コア片
40,50を接合して構成した磁性体コア51及び樹脂
製カバー30a,30bからなる。
【0007】コイル部10は、図2(A),(B)に例
示した絶縁体シート1を含む複数枚の絶縁体シート1を
積層したものである。図2(A),(B)に示した絶縁
体シート1の中央部には、コア51を挿通するための穴
1aが設けられている。シート1上には穴1aを中心と
して渦巻状のコイル用導体2が形成されている。コイル
用導体2の両端部3はシート1の縁部から突出してお
り、特に、一方の端部3はコイル用導体2の表面に形成
した絶縁膜5を利用してシート1の中央部から縁部に引
き回されている。
【0008】さらに、シート1の縁部からはコイル用導
体2に接続されないダミー導体4が突出している。ここ
に、ダミー導体4は、コイル用導体2の端部3相互を接
続する際等に、一定の作業条件にて行うことができるよ
うにするためのものである。従って、ダミー導体4を必
ずしも設ける必要はない。シート1には、例えばポリイ
ミド基板等の絶縁材料が使用される。コイル用導体2と
ダミー導体4は、導電性材料、例えばCu,Ag,Ag
−Pd等からなり、エッチング又はスクリーン印刷等の
手段にて形成される。これらの絶縁体シート1は積層さ
れ、コイル部10とされる。
【0009】図1に示すように、コイル部10の中央部
には各絶縁体シート1に設けた穴1aにて構成された穴
10aが設けられている。コイル用導体2の端部3及び
ダミー導体4は重なり合った状態でコイル部10の側面
から突出し、下方に垂直に折り曲げられて引出し電極6
とされる。端子台20は、ベース部21の上面両側部に
一定の間隔でガイド突起22及び凹部24が配置されて
いる。ベース部21の下面両側部にはリード端子26の
一方の端部26a(図3及び図4参照)が一定の間隔で
モールドされ、凹部24に露出している。リード端子2
6の他方の端部はベース部21の下面を回り込んでベー
ス部21の側面に沿って延在し、前記ガイド突起22と
共に交互に千鳥状に配置されている。中央部にはコア5
1を挿通するための穴28が設けられている。さらに、
ベース部21の左右両端部には溝23a,23bが設け
られている。
【0010】コイル部10は端子台20にガイド突起2
2に案内されて載置される。この場合、コイル部10の
穴10aと端子台20の穴28とが合うように配置さ
れ、引出し電極6は凹部24に挿入される。次に、図4
に示すように、凹部24に導電性接着材29を注入し
て、コイル用導体2相互を電気的に接続すると共に、コ
イル用導体2とリード端子26の端部26aが電気的に
接続される。こうして、コイル用導体2はインダクタを
形成することになる。コイル部10のインダクタは一つ
だけ形成してもよいし、複数形成してもよい。また、各
絶縁体シート1に設けられたコイル用導体2の接続方法
を変えることにより、複数のインダクタを直列又は並列
に接続することもできる。導電性接着材29の材料とし
ては、例えばペースト状のAg含有接着剤や半田ペース
ト等が用いられる。
【0011】樹脂製カバー30a,30bはそれぞれ両
端部に爪32a,32bを有し、中央部には仕切板34
a,34bを有している。そして、この爪32a,32
bがベース部21の溝23a,23bに嵌め込まれ、カ
バー30a,30bが組み付けられる。なお、樹脂製カ
バー30a,30bは必ずしも必要ではなく、埃等が少
ないところで積層型コイルを使用する場合にはカバー3
0a,30bを省略することができる。
【0012】さらに、断面E字状のコア片40及び断面
I字状のコア片50が取り付けられる。コア片40は中
央部に中脚部42、両端部に外脚部44a,44bを有
している。中脚部42はコイル部10の穴10a及び端
子台20の穴28に挿通される。コア片40と50は突
き合わされた状態で、図3に示すように、絶縁テープ6
0等で固定され、コア51を構成している。
【0013】積層型コイルは、スルーホールを用いるこ
となく、コイル用導体2相互の電気的接続及びコイル用
導体2とリード端子26との電気的接続が確実に行われ
る。この結果、製造コストの安価な積層型コイルが得ら
れる。特に、接続作業量はコイル用導体の数に殆ど関係
なく一定であるため、大電流用積層型コイルのように、
コイル用導体の数が多くなるにつれて、コスト低減の効
果がより図られることになる。
【0014】なお、本発明に係る積層型コイルは前記実
施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々
に変形することができる。前記実施例は、コイル用導体
相互の電気的接続と同時に、コイル用導体と端子との電
気的接続も行うものであるが、端子がなくてコイル用導
体相互の電気的接続のみを行う場合は、端子が露出して
いない凹部に引出し電極を挿入し、凹部に入れられた導
電性接着材にてコイル用導体相互のみの電気的接続を行
うことになる。
【0015】また、図5及び図6に示すように、コイル
用導体2の端部3を凹凸状にすることによって、引出し
電極と導電性接着材の接続面積を大きくして電気的接続
をより確実なものにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、端子台に端子の一方の端部を露出させた凹部を
設け、この凹部にコイル用導体の端部を重ねて構成した
引出し電極を挿入し、凹部に入れられた導電性接着材に
て前記引出し電極と端子の端部とを電気的に接続したの
で、スルーホールを用いることなく、コイル用導体と端
子が電気的に確実に接続されると共に、コイル用導体相
互も電気的に確実に接続される。この結果、製造コスト
の安価な積層型コイルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型コイルの一実施例を示す分
解斜視図。
【図2】(A)及び(B)は図1に示した積層型コイル
のコイル部に用いられる絶縁体シートの一例を示す平面
図。
【図3】図1に示した積層型コイルの一部切欠き斜視
図。
【図4】端子と引出し電極の接続状態を示す断面図。
【図5】コイル用導体の引出し部の変形例を示す平面
図。
【図6】コイル用導体の引出し部の別の変形例を示す平
面図。
【符号の説明】
1…絶縁体シート 2…コイル用導体 3…端部 6…引出し電極 10…コイル部 20…端子台 24…凹部 26…リード端子 26a…端部 29…導電性接着材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼子 弘之 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル用導体を表面に設けた絶縁体シー
    トを複数積層して構成したコイル部と、 端子とこの端子の一方の端部が露出している凹部を設け
    た、前記コイル部を載置する端子台とを備え、 前記各絶縁体シートの端部からそれぞれ突出した前記コ
    イル用導体の端部を重ねて構成した引出し電極を、前記
    端子台の凹部に挿入し、凹部に入れられた導電性接着材
    にて前記引出し電極と前記端子の端部を電気的に接続し
    たこと、 を特徴とする積層型コイル。
JP27144594A 1994-11-04 1994-11-04 積層型コイル Pending JPH08138939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27144594A JPH08138939A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 積層型コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27144594A JPH08138939A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 積層型コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08138939A true JPH08138939A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17500128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27144594A Pending JPH08138939A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 積層型コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08138939A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014225618A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 富士通株式会社 トランス装置及びトランス装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014225618A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 富士通株式会社 トランス装置及びトランス装置の製造方法
US10453606B2 (en) 2013-05-17 2019-10-22 Fujitsu Limited Manufacturing method of transformer device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5386206A (en) Layered transformer coil having conductors projecting into through holes
US5251108A (en) Laminated electronic device with staggered holes in the conductors
JPH04113605A (ja) シート巻線パターンを使用した            多巻回低プロフィール磁気素子装置
JPH11265831A (ja) シートトランス
JPH06302437A (ja) 電力用コイル部品
JPH11307367A (ja) 薄型トランス
JPH1032129A (ja) 薄型コイル部品とその製造方法
US20040113739A1 (en) Low profile transformer
JPH056829A (ja) 薄型トランス
US5534838A (en) Low profile high power surface mount transformer
JP3409341B2 (ja) コイル
JPH07312313A (ja) トロイダル・トランス及びその組立方法
JPH08138939A (ja) 積層型コイル
JPH08293417A (ja) プリントコイル部品及びプリントコイル基板
JPH06151186A (ja) コイル
JPH08138940A (ja) 積層型コイル
JPH11307366A (ja) 薄型トランス用コイル
JPH066494Y2 (ja) プリントコイルトランス
JPH0817652A (ja) 積層型コイル
JPH09213525A (ja) 積層シ−トコイル装置
JP2601406Y2 (ja) コイル
JP2510787B2 (ja) 端子付コイルボビン
JP3387448B2 (ja) シートコイル部品
JPH04274305A (ja) 積層コイル
JPH0851026A (ja) 積層型コイル