JPH11307366A - 薄型トランス用コイル - Google Patents
薄型トランス用コイルInfo
- Publication number
- JPH11307366A JPH11307366A JP10117131A JP11713198A JPH11307366A JP H11307366 A JPH11307366 A JP H11307366A JP 10117131 A JP10117131 A JP 10117131A JP 11713198 A JP11713198 A JP 11713198A JP H11307366 A JPH11307366 A JP H11307366A
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- JP
- Japan
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- coil
- coil pattern
- pattern
- insulating base
- thin transformer
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- Pending
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Abstract
果の影響が小さく、かつ磁気結合が高く、変換効率の良
好な薄型トランス用コイルを提供する。 【解決手段】絶縁基材1の両面にプリントコイル2、3
を形成すると共に、該プリントコイル2、3を形成した
絶縁基材1にコアを組み付ける。入力コイルパターン2
と出力コイルパターン3を、絶縁基材1の同一面におい
て互いに隣り合うように配置する。入力コイルパターン
2と出力コイルパターン3を、絶縁基材1の表裏面にお
いて対向する位置に配置する。
Description
置に用いられる薄型トランス用コイルに係り、特にスイ
ッチング電源用DC−DCコンバータに用いられる薄型
トランス用コイルに関する。
い、電源用トランス等においても、薄型化並びに高周波
化が要求されている。このような要求に応えるべく、プ
リント配線によりコイルを構成した多層プリントコイル
基板に、磁性コアを組み付けて構成される各種の薄型ト
ランスが、巻線ワイヤーを使用するトランスに代わって
使用されてきている。
ーン間に必要な厚みの絶縁層を挟んで積層され、各コイ
ルパターンの端末間を接続してコイルを構成するもので
あり、巻線ワイヤーを使用するトランスと比較して薄型
化が容易である。この種のトランスの外観図を図5
(A)に、またその断面図を図5(B)に示し、層構成
を図6に示す。これらの図に示すトランスは、特開平6
−215962号に開示されたもので、1つの絶縁基材
1の表裏面に入力コイルパターン2または出力コイルパ
ターン3となるコイルパターンが形成され、これらがコ
イルパターン2、3の内端のスルーホール4、5を介し
て接続されてそれぞれコイルユニット6、7を構成し、
これらのコイルユニット6、7を絶縁材8を介して積層
して一体化し、前記コイルパターン2、3の外端は、積
層後に形成されるスルーホール9を介して接続される。
て積層し一体化された積層体10のスルーホール9には
端子11が貫挿し固着され、積層体10の中心に設けら
れた貫通穴(図示せず)に、例えばE型コアでなるコア
12の中心の足部を嵌めて装着される。
おいては、一般に、各コイルユニット6、7が、絶縁基
材1に入力コイルパターン2または出力コイルパターン
のいずれか1つのコイルパターン2、3が形成されてお
り、これらのコイルユニット6、7を積層して組立てら
れている。このため、トランスの結合を上げるため、入
力コイルユニット6と出力コイルユニットを複数枚準備
してそれらを交互に積層する必要があった。このため、
積層数が多くなり、コスト高になっていた。
スにおいては、高周波駆動時の表皮効果によるワイヤー
抵抗の増加という現象が発生し、これに対する対策の必
要が生じるが、プリントコイルを用いた薄型トランスに
おいては、この影響は少なく、他に近接効果による高周
波抵抗の増加現象があることが知られている。これは、
近くの導体を流れる電流の影響を受けて交流抵抗が増大
する現象であり、隣接する導体に同方向に電流が流れた
場合に顕著に発生する。
領域におけるコイルパターン間の近接効果の影響が小さ
く、かつ磁気結合が高く、変換効率の良好な薄型トラン
ス用コイルを提供することを目的とする。
め、本発明の請求項1の薄型トランス用コイルは、絶縁
基材の両面にプリントコイルを形成すると共に、該プリ
ントコイルを形成した絶縁基材にコアを組み付けてなる
薄型トランス用コイルにおいて、入力コイルパターンと
出力コイルパターンを、前記絶縁基材の同一面において
互いに隣り合うように配置すると共に、前記入力コイル
パターンと前記出力コイルパターンを、前記絶縁基材の
表裏面において対向する位置に配置したことを特徴とす
る。
イルパターンとが同層において隣り合い、かつ絶縁基材
の表裏面においても入力コイルパターンと出力コイルパ
ターンとがそれぞれ対向する配置となっているので、高
周波領域におけるコイルパターン間の近接効果の影響が
小さく、かつ磁気結合が高く、変換効率の良好な薄型ト
ランスが得られる。
いて、前記絶縁基材のコイルパターンの内周部分に巻数
調整用のスペースを設け、該スペースに入力コイルパタ
ーンまたは出力コイルパターンのいずれか一方を延長し
て形成したことを特徴とする。
ーンと出力コイルパターンを有する薄型トランスにおい
ても、結合度の高い薄型トランスを提供することができ
る。
により説明する。図1は本発明のコイルユニットの一例
を示す斜視図、図2はその分解斜視図、図3(A)は該
コイルユニットを中央において切断して示す斜視図、図
3(B)は本例のコイルユニットの断面図である。
いて、1は樹脂等でなる絶縁基材、2、3はそれぞれ該
絶縁基材1の表裏面にプリントコイルとして形成された
入力コイルパターン、出力コイルパターン、21は絶縁
基材1の表裏面に形成されたパッドである。
ン3は、絶縁基材1の同一面において互いに隣り合うよ
うに配置する。また、前記入力コイルパターン2と前記
出力コイルパターン3は、前記絶縁基材1の表裏面にお
いて対向する位置に配置する。
パターン3はそれぞれ5ターンのものであり、入力コイ
ルパターン2は表面に3ターン、裏面に2ターン形成
し、出力コイルパターン3は表面に2ターン、裏面に3
ターン形成している。
端末どうしは、スルーホール4により接続し、また、表
裏面の出力コイルパターン3の内周側端末どうしはスル
ーホール5により接続される。絶縁基材1には、コアを
挿着するための開口部22が設けられる。
コイルパターン3とが同層と表裏面で隣り合うことによ
り、高周波領域におけるコイルパターン2、3間の近接
効果の影響が小さく、かつ磁気結合が高く、特に高周波
スイッチング電源において、変換効率の高いトランスが
得られる。
あり、本例のトランスは、入力コイルが8ターン、出力
コイルが4ターンのものであり、絶縁基材1の表裏面に
それぞれ2ターンずつ隣り合うようにコイルパターン
2、3を設けると共に、巻数の多い入力コイルパターン
2はさらにコイルパターン内周部の巻数調整用スペース
25内の表裏面にそれぞれ2ターンずつ延長させて形成
されている。この構成により、巻数の異なるコイルパタ
ーンどうしでも前記同様に結合度の高いコイルユニット
23および薄型トランスを形成することができる。
リントコイルを形成すると共に、該プリントコイルを形
成した絶縁基材にコアを組み付けてなる薄型トランス用
コイルにおいて、入力コイルパターンと出力コイルパタ
ーンを、前記絶縁基材の同一面において互いに隣り合う
ように配置すると共に、前記入力コイルパターンと前記
出力コイルパターンを、前記絶縁基材の表裏面において
対向する位置に配置したので、入力コイルパターンと出
力コイルパターンとが同層と表裏面で隣り合うことによ
り、高周波領域におけるコイルパターン間の近接効果の
影響が小さく、かつ磁気結合が高く、変換効率の良好な
薄型トランスが得られる。
項1において、前記絶縁基材のコイルパターンの内周部
分に巻数調整用のスペースを設け、該スペースに入力コ
イルパターンまたは出力コイルパターンのいずれか一方
を延長して形成したので、巻数の異なる入力コイルパタ
ーンと出力コイルパターンを有する薄型トランスにおい
ても、結合度の高い薄型トランスを提供することができ
る。
ある。
して示す斜視図、(B)は本例のコイルユニットの断面
図である。
視図である。
(B)はその断面図である。
る。
ルパターン、4、5:スルーホール、21:パッド、2
2:開口部、23:コイルユニット、25:巻数調整用
スペース
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁基材の両面にプリントコイルを形成す
ると共に、該プリントコイルを形成した絶縁基材にコア
を組み付けてなる薄型トランス用コイルにおいて、 入力コイルパターンと出力コイルパターンを、前記絶縁
基材の同一面において互いに隣り合うように配置すると
共に、 前記入力コイルパターンと前記出力コイルパターンを、
前記絶縁基材の表裏面において対向する位置に配置した
ことを特徴とする薄型トランス用コイル。 - 【請求項2】請求項1において、 前記絶縁基材のコイルパターンの内周部分に巻数調整用
のスペースを設け、 該スペースに入力コイルパターンまたは出力コイルパタ
ーンのいずれか一方を延長して形成したことを特徴とす
る薄型トランス用コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10117131A JPH11307366A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 薄型トランス用コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10117131A JPH11307366A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 薄型トランス用コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11307366A true JPH11307366A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14704220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10117131A Pending JPH11307366A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 薄型トランス用コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11307366A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002071422A1 (fr) * | 2001-03-05 | 2002-09-12 | Tdk Corporation | Bobine plane et transformateur plan |
JP2008130970A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Fdk Corp | 積層インダクタ |
JP2009246141A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Casio Comput Co Ltd | コイル状電子部品 |
JP2011077157A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Murata Mfg Co Ltd | 積層型コイル装置 |
JP2020194817A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | 株式会社Soken | 磁気部品及びこれを備えた電力変換装置 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP10117131A patent/JPH11307366A/ja active Pending
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CN113874970A (zh) * | 2019-05-24 | 2021-12-31 | 株式会社电装 | 磁性部件和包括该磁性部件的电力转换装置 |
CN113874970B (zh) * | 2019-05-24 | 2023-12-05 | 株式会社电装 | 磁性部件和包括该磁性部件的电力转换装置 |
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