JPH0851026A - 積層型コイル - Google Patents

積層型コイル

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JPH0851026A
JPH0851026A JP6187097A JP18709794A JPH0851026A JP H0851026 A JPH0851026 A JP H0851026A JP 6187097 A JP6187097 A JP 6187097A JP 18709794 A JP18709794 A JP 18709794A JP H0851026 A JPH0851026 A JP H0851026A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
extraction electrode
electrode
width
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6187097A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kaneko
弘之 兼子
Masato Fujino
正人 藤野
Chiyouichirou Fujii
長一朗 藤居
Hidetoshi Iwatani
英俊 岩谷
Masaichi Kazama
政一 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH0851026A publication Critical patent/JPH0851026A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル用導体の端部相互の電気的接続を確実
に行うことができると共に、プリント基板等に実装した
ときに十分な絶縁距離を確保することができ、かつ小型
化することが可能な積層型コイルを得る。 【構成】 コイル部10は、コイル用導体を表面に設け
た絶縁体シートを積層して構成したものである。コイル
部10の側面からは、コイル用導体の端部を重ねてスポ
ット溶接等の手段により電気的に接続させると共に一体
化して構成した引出し電極22が導出している。この引
出し電極22は、外部回路と接続する部分22bの幅
が、コイル用導体の端部相互を接続する部分22aの幅
より小さく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層型コイル、特に、
プリント基板等に実装されるトランスやフィルタ等の積
層型コイルに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】一般に、積層型コイルは、コイル
用導体を表面に形成した絶縁体シートを積層してコイル
部を構成し、各コイル用導体相互を絶縁体シートに設け
た電気的接続手段を介して接続している。ここに、電気
的接続手段として、各絶縁体シートの縁部から突出した
コイル用導体の端部を重ね、この重ねられた端部相互を
スポット溶接や半田付け等によって電気的に接続して構
成した引出し電極が考えられる。さらに、この引出し電
極をプリント基板のパターン電極に半田付けすることに
よって積層型コイルがプリント基板上に実装される。
【0003】ところで、コイル用導体の幅は、絶縁体シ
ートの積層ずれが生じてもコイル用導体の端部相互の電
気的接続が確実に行われるように設計する必要がある。
そのため、コイル用導体の幅はスポット溶接や半田付け
に必要な幅より大きくしなければならず、引出し電極の
幅も大きくなる傾向にあった。一方、積層型コイルをプ
リント基板等に実装する場合、引出し電極とプリント基
板のパターン電極との間に位置ずれが生じても引出し電
極とそれに隣接する引出し電極に対応するパターン電極
との電気的絶縁が十分確保できるように設計する必要が
ある。そのため、隣接する引出し電極間の距離は必要最
小限の絶縁距離より大きくしなければならなかった。こ
の結果、コイル部の外寸は積層ずれや位置ずれを考慮し
た分大きくなり、積層型コイルを小型化することができ
なかった。
【0004】そこで、本発明の課題は、コイル用導体の
端部相互の電気的接続を確実に行うことができると共
に、プリント基板等に実装したときに十分な絶縁距離を
確保することができ、かつ小型化することが可能な積層
型コイルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る積層型コイルは、各絶縁体シー
トの縁部からそれぞれ突出したコイル用導体の端部を重
ねて構成した引出し電極が、外部回路と電気的に接続す
る部分の幅を、前記コイル用導体の端部相互を電気的に
接続する部分の幅より小さく設定されていることを特徴
とする。
【0006】以上の構成により、外部回路と電気的に接
続する部分の引出し電極間距離が、コイル用導体の端部
相互を電気的に接続する部分の引出し電極間距離より大
きくなる。従って、外部回路と電気的に接続する部分の
引出し電極間距離を、位置ずれが生じても引出し電極と
それに隣接する引出し電極に対応するプリント基板等の
パターン電極との電気的絶縁が十分確保される大きな寸
法に設定しても、コイル用導体の端部相互を電気的に接
続する部分の引出し電極間距離が従来より小さくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る積層型コイルの一実施例
について添付図面を参照して説明する。以下の実施例
は、トランスとして使用される積層型コイルについて説
明する。図1に示すように、積層型コイル1はコイル部
10及びコア片40,45を接合して構成した磁性体コ
ア46からなる。
【0008】コイル部10は、図2(A),(B)に例
示した絶縁体シート14を含む複数枚の絶縁体シート1
4を積層したものである。図2(A),(B)に示した
絶縁体シート14の中央部には、コア46を挿通するた
めの穴16が設けられている。シート14上には穴16
を中心として、渦巻状のコイル用導体18が形成されて
いる。シート14には、例えばポリイミド基板等の絶縁
材料が使用される。また、シート14の縁部からコイル
用導体18の端部20と、コイル用導体18に接続され
ない複数のダミー導体21とが突出している。ここに、
ダミー導体21は、コイル用導体18の端部20相互を
接続する際等に、一定の作業条件にてスポット溶接また
は半田付けを実行することができるようにするためのも
のである。従って、ダミー導体21を必ずしも設ける必
要はない。
【0009】端部20及びダミー導体21は、端部20
相互を電気的に接続する部分20a,21aと外部回路
と電気的に接続する部分20b,21bを有している。
外部回路と接続する部分20b,21bの幅は、端部2
0相互を接続する部分20a,21aの幅より小さく設
定されている。そして、端部20相互を接続する部分2
0a,21aの幅は、従来の積層型コイルと等しい幅に
設定している。これらのシート14が積層された状態で
は、コイル用導体18はスルーホール28を介して電気
的に接続されてインダクタを形成することになる。
【0010】絶縁体シート14を積層して構成したコイ
ル部10の中央部には各シート14に設けた穴16にて
構成された穴10aが設けられている。端部20及びダ
ミー導体21は重なり合った状態でコイル部10の側面
から突出している。重なり合った端部20及びダミー導
体21は、端部20相互を接続する部分20a,21a
をスポット溶接等の手段により電気的に接続されると共
に、一体化された後、折り曲げられて引出し電極22と
される。この引出し電極22は、外部回路と接続する部
分22bの幅が、端部20相互を接続する部分22aの
幅より小さく形成される。端部20及びダミー導体21
は、端部20相互を接続する部分20a,21aの幅を
従来の積層型コイルと等しい幅に設定しているため、絶
縁体シート14の積層ずれがあっても、端部20相互を
確実に接続することができる。こうして、コイル用導体
18相互を電気的に接続して構成されたインダクタがコ
イル部10に内蔵されることになる。
【0011】コイル部10のインダクタは一つだけ形成
してもよいし、複数形成してトランス等として使用して
もよい。また、各絶縁体シート14に設けられたコイル
用導体18の接続方法を変えることにより、複数のイン
ダクタを直列または並列に接続することもできる。さら
に、断面E字状のコア片40及び断面I字状のコア片4
5が取り付けられる。コア片40は中央部に中脚部4
2、両端部に外脚部44a,44bを有している。中脚
部42はコイル部10の穴10aに挿通される。コア片
40と45は突き合わされた状態で図3に示すように、
絶縁テープ47等で固定され、コア46を構成してい
る。以上の構成からなる積層型コイル1は、例えばプリ
ント基板48等に実装される。このとき、引出し電極2
2とプリント基板48のパターン電極50とが半田付け
等により接続される。
【0012】ここに、積層型コイル1をプリント基板4
8に実装した際の引出し電極22の作用効果について図
4及び図5を参照して説明する。なお、比較のため、従
来の積層型コイルの引出し電極32も併せて点線にて表
示している。この従来の引出し電極32は一定の電極幅
を有したものである。図4に示すように、積層型コイル
1がプリント基板48に位置ずれなく実装された場合、
隣接するパターン電極50間の距離Bが絶縁距離とな
る。これに対して、従来の引出し電極32の場合も隣接
するパターン電極50間の距離Bが絶縁距離となる。
【0013】ところが、図5に示すように、積層型コイ
ル1がプリント基板48に位置ずれして実装された場合
は、引出し電極22の下部、すなわち外部回路と電気的
に接続する部分22bの幅が小さいため、引出し電極2
2の部分22bと隣のパターン電極50との間の距離A
2が絶縁距離となる。これに対して、従来の引出し電極
32の場合は引出し電極32の下部と隣のパターン電極
50との間の距離A4が絶縁距離となる。距離A2は距離
4より明らかに大きい。従って、プリント基板48に
対して積層型コイル1が位置ずれをおこしても、引出し
電極22と隣のパターン電極50との絶縁距離が従来の
積層型コイルのように小さくならない。この結果、引出
し電極22とパターン電極50との位置ずれが最大にな
る場合のことを考慮に入れて、引出し電極22と隣のパ
ターン電極50との距離A2を必要最小限になるように
設定すれば、隣接する引出し電極22間の距離A3を従
来の積層型コイルより小さくすることができる。
【0014】なお、本発明に係る積層型コイルは前記実
施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々
に変形することができる。前記実施例は、絶縁体シート
の中央部にコアの中脚部を挿入するための穴を設けたも
のについて説明したが、このような穴を設けないもので
あってもよい。この場合、コアは中脚部を有さないタイ
プが用いられる。また、トランス以外に、フィルタとし
て使用される積層型コイルであってもよいし、コアを有
さないものであってもよい。
【0015】さらに、引出し電極の形状はテーパ状に限
るものではなく、例えば図6に示すようにステップ状に
することもできる。この場合、電流が集中しないよう
に、電極幅が変化する部分を曲線状にすることが望まし
い。さらに、引出し電極は、前記実施例のように積層型
コイルの外方向へ延設したものに限るものではなく、例
えば図7に示すように積層型コイルの内方向へ折り返し
たものであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、外部回路と電気的に接続する部分の引出し電極
の幅を、コイル用導体の端部相互を電気的に接続する部
分の引出し電極の幅より小さくしたので、外部回路と接
続する部分の引出し電極間距離を、位置ずれが発生して
も十分な絶縁が得られる大きな寸法に設定しても、端部
相互を接続する部分の引出し電極間距離を小さくするこ
とができる。そして、端部相互を接続する部分の引出し
電極の幅を従来と等しい幅に設定すれば、端部相互の接
続を確実に行うことができると共に、コイル部の外寸を
従来より小さくすることができ、積層型コイルを小型化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型コイルの一実施例を示す分
解斜視図。
【図2】(A)及び(B)は、図1に示した積層型コイ
ルのコイル部に用いられる絶縁体シートの一例を示す平
面図。
【図3】図1に示した積層型コイルをプリント基板に実
装した状態を示す斜視図。
【図4】図1に示した積層型コイルがプリント基板に位
置ずれなく実装された状態の引出し電極とパターン電極
の位置関係を示す正面図。
【図5】図1に示した積層型コイルがプリント基板に位
置ずれして実装された状態の引出し電極とパターン電極
の位置関係を示す正面図。
【図6】他の実施例を示す引出し電極の正面図。
【図7】他の実施例を示す積層型コイルの分解斜視図。
【符号の説明】
1…積層型コイル 10…コイル部 14…絶縁体シート 18…コイル用導体 20…コイル用導体端部 22…引出し電極 22a…コイル用導体端部相互接続部分 22b…外部回路との接続部分
フロントページの続き (72)発明者 岩谷 英俊 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 風間 政一 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル用導体を表面に設けた絶縁体シー
    トを複数積層して構成したコイル部を備えた積層型コイ
    ルにおいて、 前記各絶縁体シートの縁部からそれぞれ突出した前記コ
    イル用導体の端部を重ねて構成した引出し電極が、外部
    回路と電気的に接続する部分の幅を、前記コイル用導体
    の端部相互を電気的に接続する部分の幅より小さく設定
    されていること、 を特徴とする積層型コイル。
JP6187097A 1994-08-09 1994-08-09 積層型コイル Pending JPH0851026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6187097A JPH0851026A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 積層型コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6187097A JPH0851026A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 積層型コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0851026A true JPH0851026A (ja) 1996-02-20

Family

ID=16200059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6187097A Pending JPH0851026A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 積層型コイル

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Effective date: 20061220

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