JPH06120033A - コイル - Google Patents

コイル

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JPH06120033A
JPH06120033A JP29227792A JP29227792A JPH06120033A JP H06120033 A JPH06120033 A JP H06120033A JP 29227792 A JP29227792 A JP 29227792A JP 29227792 A JP29227792 A JP 29227792A JP H06120033 A JPH06120033 A JP H06120033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
terminals
coil
winding
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29227792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Iwatani
谷 英 俊 岩
Masato Fujino
野 正 人 藤
Masato Matsumoto
本 真 人 松
Chiyouichirou Fujii
居 長 一 朗 藤
Masaichi Kazama
間 政 一 風
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP29227792A priority Critical patent/JPH06120033A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線部と端子との接続を確実に行うことがで
き、プリント基板などに実装したときに十分な絶縁距離
を確保することができ、かつ小型化することが可能なコ
イルを得る。 【構成】 巻線部12を端子台24上に取り付ける。巻
線部12の引出電極22と端子台24の端子32とを、
はんだ付けなどによって接続する。巻線部12と端子台
24の両側から、コア38,40を取り付ける。外部回
路と接続する部分の端子32の幅を、引出電極22と接
続する部分の端子32の幅より小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコイルに関し、特にた
とえば、プリント基板などに実装されるトランスなどの
コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図7はこの発明の背景となる従来のコイ
ルの一例を示す分解斜視図である。コイル1は、巻線部
2を含む。巻線部2は、たとえば巻線パターンを形成し
たシートを積層することによって形成される。巻線部2
の外周部には、複数の引出電極3が形成される。各引出
電極3は、積層された各シートに形成された巻線パター
ンから引き出された引出部を重ねることによって形成さ
れる。巻線部2は、端子台4に保持される。端子台4の
外周部には、複数の端子5が形成される。そして、図8
に示すように、巻線部2の引出電極3が、スポット溶接
やはんだ付けなどによって端子5に接続される。また、
巻線部2および端子台4の両側から、コア6が取り付け
られ、さらにカバー7が取り付けられる。
【0003】このコイル1は、たとえばプリント基板上
に実装される。そして、プリント基板のパターン電極と
端子5とが、はんだ付けによって接続される。したがっ
て、端子5を介して、巻線部2と外部回路とが接続され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、引出電極3
は、各シートから引き出された引出部を重ねることによ
って形成されているため、図9に示すように、積層ずれ
が生じても引出部相互を電気的に接合するのに必要な積
層幅cを確保するために、各シートから引き出された引
出部の幅をaとすると、積層ずれが発生したときの引出
電極3全体の幅はbとなり、aとbとはa≦bの関係と
なる。したがって、この引出電極3に接続される端子5
の幅は、各シートから引き出された引出部の積層ずれを
含む幅b以上にする必要がある。そのため、端子5の幅
は、各シートから引き出された引出部の幅aより大きく
なる。
【0005】このコイル1をプリント基板などに実装す
る場合、図10に示すように、端子5とプリント基板の
パターン電極8とが一致するように配置されると、隣接
するパターン電極間距離Bが絶縁距離となる。したがっ
て、プリント基板のパターン電極8間距離Bを絶縁のた
めに必要な最小限の距離に設定すれば、端子間距離A1
もパターン電極間距離Bに等しくすることができる。
【0006】ところが、図11に示すように、コイル1
をプリント基板に実装する際に、端子5とパターン電極
8との間にずれが生じる。そのため、実質上、端子5と
それに隣接するパターン電極8との間の距離A2 が絶縁
距離となる。したがって、端子5とパターン電極8との
間の距離A2 を、最低限必要な絶縁距離とする必要があ
る。したがって、隣接する端子5間の距離A1 は、必要
最小限の絶縁距離とすることができず、ずれを考慮した
距離にしなければならない。そのため、端子台をその分
大きくしなければならず、コイルを小型化することがで
きなかった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、巻
線部と端子との接続を確実に行うことができ、プリント
基板などに実装したときに十分な絶縁距離を確保するこ
とができ、かつ小型化することが可能なコイルを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、巻線部と、
巻線部と外部回路とを接続するために巻線部に接続され
る複数の端子とを含むコイルにおいて、外部回路と接続
する部分の端子の幅を、前記巻線部と接続する部分の前
記端子の幅より小さくしたことを特徴とする、コイルで
ある。
【0009】
【作用】端子の幅を変えることによって、外部回路と接
続する部分の端子間距離が、巻線部と接続する部分の端
子間距離より大きくなる。したがって、外部回路と接続
する部分の端子間の距離を、パターン電極と端子との位
置ずれを考慮に入れて大きく設定しても、巻線部と接続
する部分の端子間距離を小さくすることができる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、巻線部と接続する部
分の端子の幅を、従来と同じにしておけば、引出電極と
端子との接続を確実に行うことができる。さらに、外部
回路と接続する部分の端子間距離を、位置ずれがおこっ
ても十分な絶縁が得られる距離に設定しても、巻線部と
接続する部分の端子間距離を小さくすることができる。
したがって、この部分の端子間距離を従来のコイルより
小さくすることができる。そして、巻線部と接続する部
分の端子の幅は、従来のコイルの端子の幅と同じである
ため、端子台の大きさを従来より小さくすることがで
き、コイルを小型化することができる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す分解斜視図
である。このコイル10は、巻線部12を含む。巻線部
12は、複数のシート14を積層することによって形成
される。シート14は、たとえばポリイミド基板などの
絶縁材料が用いられる。各シート14の中央部には、コ
アを挿通するための孔16が形成される。さらに、シー
ト14上には、孔16を中心として、渦巻状の巻線パタ
ーン18が形成される。
【0013】1つのシート14では、図2(A)に示す
ように、巻線パターン18に接続された引出部20a
と、巻線パターン18に接続されない複数のダミー用引
出部20bとが形成される。また、別のシート14で
は、図2(B)に示すように、図2(A)に示すシート
とは別の位置に、巻線パターン18に接続された引出部
20aが形成される。これらのシート14が積層され、
スルーホール21などを介して、2つの巻線パターンが
接続される。したがって、2つのシート14に形成され
た引出部20a間にインダクタンスが形成される。
【0014】複数のシート14が積層された状態で、各
シート14から引き出された引出部20aおよびダミー
用引出部20bが重ねられ、さらに折り曲げられて引出
電極22が形成される。巻線部12のインダクタンス
は、1つだけ形成してもよいし、複数形成してトランス
などとして使用してもよい。また、各シート14に形成
された巻線パターン18の接続方法を変えることによ
り、複数のインダクタンスを直列または並列に接続する
こともできる。
【0015】巻線部12には、端子台24が取り付けら
れる。端子台24は、板状部26を含む。板状部26の
中央部には、コアを挿通するための孔28が形成され
る。板状部26の対向する端部には、端子保持部30が
形成される。端子保持部30は板状部26に直交するよ
うに形成され、この端子保持部30の巻線部12が配置
される側が分割されている。端子保持部30には、その
分割された部分に複数の端子32が形成される。端子3
2は、端子保持部30の外側に、間隔を隔てて形成され
る。したがって、巻線部12が配置される側において
は、端子保持部30と端子32とが段差をもって形成さ
れる。そして、端子32は外側に露出するように形成さ
れ、端子32の上部は内側にも露出するように形成され
る。これらの端子32は、その上部の幅が広く、下部の
幅が狭くなるように、たとえばテーパ状に形成される。
端子台24の板状部26の両端には、切欠き部34が形
成される。さらに、端子保持部30の両端部には、それ
ぞれ溝36が形成される。
【0016】端子台24上には、巻線部12が取り付け
られる。この場合、巻線部12の孔16と板状部26の
孔28とが合うように配置され、引出電極22が端子保
持部30と端子32との段差部に嵌め込まれる。そし
て、巻線部12の引出電極22と端子台24の端子32
とが、たとえば溶接やはんだ付けなどによって接続され
る。
【0017】さらに、巻線部12と端子台24の両側か
ら、断面E字状のコア38と断面I字状のコア40とが
取り付けられる。このとき、コア38の中央の脚部が巻
線部12の孔16および端子台24の孔28に挿通され
る。そして、コア38の両側の脚部は、板状部26の切
欠き部34に嵌め込まれる。この状態で、2つのコア3
8,40が突き合わされ、テープ46などで固定され
る。また、コア38の両側には、カバー42,44が取
り付けられる。カバー42,44は、断面コ字状に形成
され、その端部には内側に向かって突起が形成される。
そして、この突起が端子保持部30の溝36に嵌め込ま
れ、カバー42,44が固定される。なお、図1では、
コア38の中央部の幅が狭くなっており、カバー42,
44もそれに合わせた形状に形成されているが、コア3
8は均一な幅に形成されてもよい。その場合、カバー4
2,44も、均一な幅に形成される。さらに、カバー4
2,44は必ずしも必要ではなく、埃などが少ないとこ
ろでコイルを使用する場合には、カバー42,44を省
略することができる。
【0018】このコイル10は、図3に示すように、た
とえばプリント基板48などに実装される。このとき、
端子32とプリント基板48のパターン電極50とが、
はんだ付けなどにより接続される。このコイル10で
は、従来のコイルと同様に端子32の上部の幅が広く形
成されているため、各シート14の引出部20の積層ず
れがあっても、引出電極22と端子32とを確実に接続
することができる。
【0019】端子32とパターン電極50とが、図4に
示すように位置ずれなく配置された場合、端子32の下
部の間の距離A3 よりパターン電極50間の距離Bのほ
うが短くなる。したがって、隣接するパターン電極50
間の距離Bが絶縁距離となる。また、図5に示すよう
に、端子32とパターン電極50とが位置ずれした状態
で配置された場合、端子32の下部と隣のパターン電極
50との間の距離A4 が絶縁距離となる。ところが、こ
の発明のコイル10では、端子32の下部の幅が狭くな
るように形成されているため、端子32とパターン電極
50とが位置ずれをおこしても、端子32下部と隣のパ
ターン電極50との距離A4 が従来のコイルのように小
さくならない。したがって、端子32とパターン電極5
0との位置ずれが最大になる場合のことを考慮に入れ
て、端子32と隣のパターン電極50との距離A4 を必
要最小限になるように設定すれば、隣接する端子32間
の距離A5 を小さくすることができる。
【0020】したがって、この発明によれば、従来のコ
イルに比べて、隣接する端子32間の距離A5 を小さく
することができ、コイル10の小型化が可能となる。
【0021】なお、端子32の両端の幅を変えるには、
テーパ状に限らず、図6に示すようなステップ状にする
こともできる。この場合、電流が集中しないように、幅
が変化する部分を曲線状にすることが望ましい。このよ
うに、端子32の幅を変化させる方法としては、テーパ
状だけでなく、他のあらゆる形状を用いることができ
る。また、コア38,40としては、断面E字状のコア
と断面I字状のコアとを組み合わせたが、両方とも断面
E字状のコアとすることができる。さらに、巻線部12
としては、積層タイプのものに限らず、導線を巻回した
ものであってもよい。
【0022】端子32と端子保持部30とを段差をもっ
て形成したのは、この段差部に巻線部12の引出電極2
2を嵌め込んで保持するためであるが、このような段差
部は必ずしも形成する必要はない。このような場合、端
子32と端子保持部30とが、たとえばモールド成形な
どによって、一体的に形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】(A)および(B)は、図1に示すコイルの巻
線部に用いられるシートの一例を示す平面図である。
【図3】図1に示すコイルをプリント基板に実装すると
きの状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示すコイルをプリント基板に実装したと
きに、端子とパターン電極とが一致した状態を示す図解
図である。
【図5】図1に示すコイルをプリント基板に実装したと
きに、端子とパターン電極とが位置ずれした状態を示す
図解図である。
【図6】この発明のコイルの端子の変形例を示す図解図
である。
【図7】この発明の背景となる従来のコイルの一例を示
す分解斜視図である。
【図8】コイルの引出電極と端子との接続を説明するた
めの図解図である。
【図9】コイルの引出部の積層ずれを説明するための図
解図である。
【図10】図7に示す従来コイルをプリント基板に実装
したときに、端子とパターン電極とが一致した状態を示
す図解図である。
【図11】図7に示す従来のコイルをプリント基板に実
装したときに、端子とパターン電極とが位置ずれした状
態を示す図解図である。
【符号の説明】
10 コイル 12 巻線部 22 引出電極 24 端子台 32 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤 居 長 一 朗 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 風 間 政 一 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線部、および前記巻線部と外部回路と
    を接続するために前記巻線部に接続される複数の端子を
    含むコイルにおいて、 前記外部回路と接続する部分の前記端子の幅を、前記巻
    線部と接続する部分の前記端子の幅より小さくしたこと
    を特徴とする、コイル。
JP29227792A 1992-10-05 1992-10-05 コイル Pending JPH06120033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29227792A JPH06120033A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29227792A JPH06120033A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06120033A true JPH06120033A (ja) 1994-04-28

Family

ID=17779670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29227792A Pending JPH06120033A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 コイル

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JP (1) JPH06120033A (ja)

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