JPH05315152A - 積層型コイル - Google Patents

積層型コイル

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Publication number
JPH05315152A
JPH05315152A JP14005692A JP14005692A JPH05315152A JP H05315152 A JPH05315152 A JP H05315152A JP 14005692 A JP14005692 A JP 14005692A JP 14005692 A JP14005692 A JP 14005692A JP H05315152 A JPH05315152 A JP H05315152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
insulating sheet
hole
laminated
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP14005692A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Saito
藤 彰 斎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14005692A priority Critical patent/JPH05315152A/ja
Publication of JPH05315152A publication Critical patent/JPH05315152A/ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル用導体の接続信頼性が高く、しかも薄
型化や小型化を実現した積層型コイルを提供する。 【構成】 磁性体コアを挿通するための孔16a,16
bを有する各絶縁シート14a,14b上にコイル用導
体20a,20bがそれぞれ形成される。そして、2枚
1組の絶縁シート14a,14b上に形成された2つの
コイル用導体20a,20bの一端部が、2つのコイル
用導体20a,20b間の絶縁シート14aに形成され
たスルーホール18aを介して、電気的に接続される。
さらに、コイル用導体20a,20bの他端部が、絶縁
シート14a,14bの外側に引出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は積層型コイルに関し、
特にたとえばスイッチングトランスなどの各種電子回路
に使用される積層型コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積層型コイルは、渦巻き状のコイ
ル用導体を表面に形成した絶縁シートを複数枚積層し、
絶縁シートに設けたスルーホールを介して各コイル用導
体相互間を直列に接続することにより製造されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絶縁シ
ートの枚数が増加するとスルーホールによるコイル用導
体の接続は不確実となり、コイル用導体の接続部分で抵
抗値が増加しやすいという問題があった。
【0004】これに対し、積層型コイルとして、スルー
ホールを使用することなくコイル用導体の引出し部を作
製し、引出し部を重ねて接続することで、上記問題の解
決を図ることが提案されている。この方式では、積層型
コイルの作製が容易で信頼性が高く、かつ、低コストに
なる点で優れているものの、積層型コイルそのものの薄
型化や小型化には不向きであった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、コ
イル用導体の接続信頼性が高く、しかも装置全体を薄型
化や小型化することのできる積層型コイルを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、磁性体コア
を挿通するための孔を有する各絶縁シート上にコイル用
導体がそれぞれ形成され、2枚1組の絶縁シート上に形
成された2つのコイル用導体の一端部が、2つのコイル
用導体間の絶縁シートに形成されたスルーホールを介し
て、電気的に接続され、コイル用導体の他端部が、絶縁
シートの外側に引出された、積層型コイルである。
【0007】
【作用】2つずつのコイル用導体の一端部は、スルーホ
ールを介して、直接電気的に接続され、コイル用導体の
他端部は、絶縁シートの外側で直接電気的に接続される
ので、接続による抵抗値の増加が少ない。そのため、コ
イル用導体の接続信頼性が高い。
【0008】さらに、2つずつコイル用導体の一端部が
それらの間の絶縁シートのスルーホールを介して接続さ
れるので、絶縁シートにおいて、磁性体コアを挿通する
ための孔の近傍に、引出し部を設ける必要がなくなる。
そのため、積層型コイルとして薄型化や小型化を実現す
ることができる。また、磁性体コアに対して切欠部等を
設ける必要がなく、コアによる損失が増すこともないの
である。
【0009】
【発明の効果】この発明にかかる積層型コイルでは、コ
イル用導体の接続信頼性が高い。しかも、この発明にか
かる積層型コイルでは、薄型化や小型化を実現すること
ができるとともに、磁性体コアによる損失も小さい。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す分解斜視図
である。積層型コイル10は積層体12を含む。積層体
12は、絶縁体としてのたとえば複数の矩形の絶縁シー
トなどを積み重ねることによって形成される。これらの
絶縁シートとしては、たとえば厚みが25μmのポリイ
ミド基板などが使用される。
【0012】この実施例では、積層される複数の絶縁シ
ートが同様に形成され、かつ、積層される各組の絶縁シ
ート上にコイル用導体などが同様に形成されるので、特
に、積層される1組の絶縁シートなどについて詳細に説
明する。
【0013】積層される1組の絶縁シートのうち上の絶
縁シート14aには、たとえば図2(A)に示すよう
に、その中央にたとえば矩形の孔16aが形成される。
この孔16aは、そこに磁性体コアを挿通するためのも
のである。さらに、絶縁シート14aには、孔16aの
近傍に、たとえば矩形のスルーホール18aが形成され
る。このスルーホール18aは、後述のコイル用導体2
0aおよび20bの一端部を接続する際に用いられる。
【0014】この絶縁シート14a上には、孔16aの
周囲に、たとえば渦巻き状のコイル用導体20aが形成
される。この場合、コイル用導体20aの一端部は、ス
ルーホール18aを塞ぐようにして、その幅が広く形成
される。また、コイル用導体20aの他端部は、絶縁シ
ート14aの一端に延びて形成される。
【0015】さらに、この絶縁シート14a上には、た
とえば8つの引出し部22が形成される。4つの引出し
部22は、絶縁シート14aの一端から外側に突き出す
ように形成され、他の4つの引出し部22は、絶縁シー
ト14aの他端から外側に突き出すように形成される。
絶縁シート14aの一端側の端の1つの引出し部22
は、コイル用導体20aの他端部から延びて形成され、
導体引出し部24aとして用いられる。また、他の7つ
の引出し部22は、ダミー引出し部26aとして用いら
れる。なお、これらの引出し部22は、コイル用導体2
0aとともに、絶縁シート14a上に、たとえばエッチ
ングなどの方法によって形成される。
【0016】絶縁シート14aの下に積層される絶縁シ
ート14bにも、たとえば図2(B)に示すように、そ
の中央にたとえば矩形の孔16bが形成される。さら
に、この絶縁シート14bには、孔16bの近傍にたと
えば矩形のスルーホール18bが形成される。このスル
ーホール18bは、コイル用導体20aの一端部と後述
のコイル用導体20bの一端部とをたとえばスポット溶
接する際に用いられる。この絶縁シート14b上には、
孔16bの周囲に、たとえば渦巻き状のコイル用導体2
0bが形成される。このコイル用導体20bにおいて、
その一端部は、スルーホール18bを塞ぐようにその幅
が広く形成され、その他端部は、絶縁シート14bの他
端に延びて形成される。なお、コイル用導体20bは、
コイル用導体20aと逆回りになるように形成される。
さらに、この絶縁シート14b上にも、その一端側から
突き出すように4つの引出し部22が形成され、その他
端側から突き出すように4つの引出し部22が形成され
る。この場合、絶縁シート14bの他端側の端の1つの
引出し部22は、コイル用導体20bの他端部から延び
て形成され、導体引出し部24bとして用いられる。ま
た、他の7つの引出し部22はダミー引出し部26bと
して用いられる。
【0017】これらの絶縁シート14aおよび14bは
重ね合わされ、コイル用導体20aおよび20bの一端
部が、スルーホール18aを介して、たとえばスポット
溶接によって電気的に接続される。なお、この実施例で
は、コイル用導体20aおよび20bの一端部をスポッ
ト溶接によって接続するために、絶縁シート14bにス
ルーホール18bを形成したが、コイル用導体20aお
よび20bの一端部をはんだ付けによって接続する場合
には、スルーホール18bは形成されなくてもよい。
【0018】同様にして、他の組の絶縁シートにも、そ
れぞれ、磁性体コアを挿通するための孔と、コイル用導
体を接続するためのスルーホールとが形成される。さら
に、これらの絶縁シート上にも、それぞれ、たとえば渦
巻き状などの所定形状のコイル用導体と、たとえば8個
の引出し部とが形成される。この場合、コイル用導体の
形状と、導体引出し部およびダミー引出し部の位置と
は、積層コイル10の使用目的などに応じて、図2
(A)あるいは図2(B)に示す絶縁シート14aある
いは14b上のものと同一になるようにまたは異なるよ
うに選ばれる。なお、1番上の絶縁シート上には、コイ
ル用導体や引出し部は形成されない。
【0019】上述の各絶縁シート上のダミー引出し部
は、各絶縁シート上のコイル用導体を直列や並列に接続
する際、一定の作業条件でスポット溶接などを行いやす
くするためのものである。
【0020】上述の各絶縁シートは、各引出し部が重な
るように積層される。この場合、各絶縁シートの孔によ
って、1つの孔28が構成される。なお、引出し部など
を有しない絶縁シートが一番上に積層される。そして、
重なり合った引出し部は、絶縁シートの主面に直交する
方向に折り曲げられる。したがって、これらの引出し部
は、積層体12から外側に突出することになる。
【0021】さらに、各絶縁シート上の各コイル用導体
は、引出し部の先端部をスポット溶接,はんだ付けある
いはかしめなどによって、並列あるいは直列に電気的に
接続される。この場合、引出し部が積層体12の外側に
突出しているので、スポット溶接,はんだ付けあるいは
かしめなどによって、各コイル用導体を並列あるいは直
列に接続しやすい。
【0022】上述の積層体12は、磁性体コア30で保
持される。磁性体コア30は、平板部32を含み、平板
部32には、その中央に上方に延びる中足部34が形成
され、その両端部に上方に延びる外足部36aおよび3
6bがそれぞれ形成される。そして、磁性体コア30の
中足部34が、積層体12の孔28に挿通され、積層体
12が磁性体コア30の平板部32上に載置される。さ
らに、磁性体コア30の中足部34,外足部36aおよ
び36bの上面には、板状の磁性体コア38の下面に突
き合わされる。なお、これらの磁性体コア30および3
8は、フェライト粉末を焼成して形成される。
【0023】この積層型コイル10では、2つずつのコ
イル用導体の一端部が1枚の絶縁シートの1つのスルー
ホールのみを介して直接電気的に接続され、コイル用導
体の他端部から延びる引出し部は、直接、スポット溶
接,はんだ付けあるいはかしめなどによって接続され
る。そのため、接続による抵抗値の増加を少なくでき、
コイル用導体の接続信頼性が高い。
【0024】さらに、絶縁シートの孔の近傍に位置する
コイル用導体の一端部は、引出し部を設けずに、スルー
ホールを介して接続するので、積層型コイルとして薄型
化や小型化が実現でき、かつ、磁性体コアに切欠部等を
設ける必要がなく、磁性体コアによる損失も小さい。
【0025】なお、絶縁シート14aおよび14bに
は、上述の実施例ではダミー引出し部26aおよび26
bが形成されているが、図3(A)および図3(B)に
示すように、ダミー引出し部が形成されなくてもよい。
また、ダミー引出し部を設ける場合でも、ダミー引出し
部の数は任意に変更してもよい。
【0026】また、導体引出し部24aおよび24b
は、上述の実施例では絶縁シート14aおよび14bの
孔16aおよび16bの幅方向に設けられているが、図
4(A)および図4(B)に示すように、絶縁シート1
4aおよび14bの孔16aおよび16bの長手方向に
形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】(A)は図1に示す実施例に用いられる1つの
絶縁シートの一例を示す平面図であり、(B)は図1に
示す実施例に用いられる他の絶縁シートの一例を示す平
面図である。
【図3】(A)は図1に示す実施例に用いられる1つの
絶縁シートの他の例を示す平面図であり、(B)は図1
に示す実施例に用いられる他の絶縁シートの他の例を示
す平面図である。
【図4】(A)は図1に示す実施例に用いられる1つの
絶縁シートのさらに他の例を示す平面図であり、(B)
は図1に示す実施例に用いられる他の絶縁シートのさら
に他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 積層型コイル 14a,14b 絶縁シート 16a,16b 孔 18a,18b スルーホール 20a,20b コイル用導体 22 引出し部 30,38 磁性体コア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体コアを挿通するための孔を有する
    各絶縁シート上にコイル用導体がそれぞれ形成され、 2枚1組の前記絶縁シート上に形成された2つの前記コ
    イル用導体の一端部が、前記2つのコイル用導体間の前
    記絶縁シートに形成されたスルーホールを介して、電気
    的に接続され、 前記コイル用導体の他端部が、前記絶縁シートの外側に
    引出された、積層型コイル。
JP14005692A 1992-05-01 1992-05-01 積層型コイル Pending JPH05315152A (ja)

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JP14005692A JPH05315152A (ja) 1992-05-01 1992-05-01 積層型コイル

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JP (1) JPH05315152A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998054733A3 (en) * 1997-05-29 1999-05-14 Tdk Corp Of America Low profile pin-less planar magnetic devices and method of making same
US6073339A (en) * 1996-09-20 2000-06-13 Tdk Corporation Of America Method of making low profile pin-less planar magnetic devices

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US6073339A (en) * 1996-09-20 2000-06-13 Tdk Corporation Of America Method of making low profile pin-less planar magnetic devices
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