JPH09213525A - 積層シ−トコイル装置 - Google Patents
積層シ−トコイル装置Info
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- JPH09213525A JPH09213525A JP1683496A JP1683496A JPH09213525A JP H09213525 A JPH09213525 A JP H09213525A JP 1683496 A JP1683496 A JP 1683496A JP 1683496 A JP1683496 A JP 1683496A JP H09213525 A JPH09213525 A JP H09213525A
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- coil
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
- H05K1/182—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with components mounted in the printed circuit board, e.g. insert mounted components [IMC]
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/303—Surface mounted components, e.g. affixing before soldering, aligning means, spacing means
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層シ−トコイルにコアを装着した際に、
コアの肉厚に起因した段差が生じない積層シ−トコイル
装置を提供する。 【解決手段】 積層シ−トコイルの一方の表面には、
コアの肉厚よりも厚い支持部が一体に設けられる。コア
は、積層シ−トコイルに装着され、積層シ−トコイル装
置は支持部を介して配線基板に載置される。
コアの肉厚に起因した段差が生じない積層シ−トコイル
装置を提供する。 【解決手段】 積層シ−トコイルの一方の表面には、
コアの肉厚よりも厚い支持部が一体に設けられる。コア
は、積層シ−トコイルに装着され、積層シ−トコイル装
置は支持部を介して配線基板に載置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアを装着した積
層シ−トコイル装置に関するものである。
層シ−トコイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化を図るため、電
子回路を構成する電子部品の高密度化が飛躍的に進んで
おり、トランスやインダクタ等のコイル装置についても
低背化・小型化が望まれている。このため、コイルパタ
−ンが絶縁基板の表裏両面あるいは片面に形成されたシ
−トコイルを複数積層した積層シ−トコイルが種々開発
されている。
子回路を構成する電子部品の高密度化が飛躍的に進んで
おり、トランスやインダクタ等のコイル装置についても
低背化・小型化が望まれている。このため、コイルパタ
−ンが絶縁基板の表裏両面あるいは片面に形成されたシ
−トコイルを複数積層した積層シ−トコイルが種々開発
されている。
【0003】トランスやインダクタのようなコイル装置
では、大きなインダクタンスを得るため、一般にコアが
装着して用いられる。コアは、一方がI字形、他方がE
字形のコアを組み合わせたEIコア、一対のE字形のコ
アを組み合わせたEEコア等の形状のものが種々用いら
れる。積層シ−トコイルにおいても大きなインダクタン
スを得るため、同様にコアが装着されて使用される。積
層シ−トコイルにコアを装着した場合は、コアの肉厚に
よって段差が生じ、積層シ−トコイルを配線基板の所定
端子に密着して載置することができない。このため、積
層シ−トコイルに設けられた接続用端子と所定端子を直
接半田付けするためには、積層シ−トコイルと配線基板
の間に端子台を設ける等の工夫が必要となる。
では、大きなインダクタンスを得るため、一般にコアが
装着して用いられる。コアは、一方がI字形、他方がE
字形のコアを組み合わせたEIコア、一対のE字形のコ
アを組み合わせたEEコア等の形状のものが種々用いら
れる。積層シ−トコイルにおいても大きなインダクタン
スを得るため、同様にコアが装着されて使用される。積
層シ−トコイルにコアを装着した場合は、コアの肉厚に
よって段差が生じ、積層シ−トコイルを配線基板の所定
端子に密着して載置することができない。このため、積
層シ−トコイルに設けられた接続用端子と所定端子を直
接半田付けするためには、積層シ−トコイルと配線基板
の間に端子台を設ける等の工夫が必要となる。
【0004】図4を用いて、特開平3−283404号
公報に記載された端子台を備えた積層コイル装置につい
て説明する。
公報に記載された端子台を備えた積層コイル装置につい
て説明する。
【0005】積層コイル装置は、端子台1と、積層シ−
トコイル2と、コア3とから構成される。
トコイル2と、コア3とから構成される。
【0006】端子台1は、台座4と、ピン型端子5とか
ら形成される。台座4は直方体の形状をなし、樹脂のよ
うな絶縁材料を用いて形成される。台座4の一方の短辺
縁にはピン型端子5A、5B、5C、5Dが、また他方
の短辺縁にはピン型端子5E、5F、5G、5Hが一列
に植設される。ピン型端子5の上端は台座4の上面から
上方へ突設し、下端は折り曲げられて、台座4の短辺側
面の下部から外部に突設する。また、台座4の底面に
は、コア装着部6が設けられる。コア装着部6は、台座
4の長辺側面を貫く、断面形状が長方形の凹部である。
また、コア装着部6の天面中央部には、台座4を貫通す
るコア挿通孔7が設けられる。
ら形成される。台座4は直方体の形状をなし、樹脂のよ
うな絶縁材料を用いて形成される。台座4の一方の短辺
縁にはピン型端子5A、5B、5C、5Dが、また他方
の短辺縁にはピン型端子5E、5F、5G、5Hが一列
に植設される。ピン型端子5の上端は台座4の上面から
上方へ突設し、下端は折り曲げられて、台座4の短辺側
面の下部から外部に突設する。また、台座4の底面に
は、コア装着部6が設けられる。コア装着部6は、台座
4の長辺側面を貫く、断面形状が長方形の凹部である。
また、コア装着部6の天面中央部には、台座4を貫通す
るコア挿通孔7が設けられる。
【0007】端子台1の表面には、6枚のシ−トコイル
8、9、10、11、12、13を積層して形成した積
層シ−トコイル2が配置される。シ−トコイル8、9、
10により一次側コイルが構成され、シ−トコイル1
1、12、13により二次側シ−トコイルが構成され
る。なお、シ−トコイル8、9の間にはシ−トコイル1
1が、シ−トコイル9、10の間にはシ−トコイル12
が、シ−トコイル10と台座4の間にはシ−トコイル1
3が配置される。
8、9、10、11、12、13を積層して形成した積
層シ−トコイル2が配置される。シ−トコイル8、9、
10により一次側コイルが構成され、シ−トコイル1
1、12、13により二次側シ−トコイルが構成され
る。なお、シ−トコイル8、9の間にはシ−トコイル1
1が、シ−トコイル9、10の間にはシ−トコイル12
が、シ−トコイル10と台座4の間にはシ−トコイル1
3が配置される。
【0008】シ−トコイル8、9、10、11、12、
13の詳細を、一次側コイルを構成するシ−トコイル
8、9、10を代表として、図5(a)乃至(c)に示
す。図5において、シ−トコイル8、9、10の表面を
左側の列に図示し、裏面を右側の列に図示する。なお、
右側の列に図示された裏面は、左側の列の表面図との関
連を明確にするために表面側からみた図面として示し、
さらに図面の明確化のために実線で示す。シ−トコイル
8、9、10は、樹脂製の絶縁シ−ト14の表裏面14
A、14Bにコイルを形成するコイルパタ−ン15、1
6をエッチングのような手段で設け、その上から絶縁フ
ィルム(図示せず)を貼り付けたものである。表裏面の
コイルパタ−ン15、16は、その内端部に設けられた
スル−ホ−ル17を介して電気的に接続され、表裏一対
で一つのコイル体が構成される。
13の詳細を、一次側コイルを構成するシ−トコイル
8、9、10を代表として、図5(a)乃至(c)に示
す。図5において、シ−トコイル8、9、10の表面を
左側の列に図示し、裏面を右側の列に図示する。なお、
右側の列に図示された裏面は、左側の列の表面図との関
連を明確にするために表面側からみた図面として示し、
さらに図面の明確化のために実線で示す。シ−トコイル
8、9、10は、樹脂製の絶縁シ−ト14の表裏面14
A、14Bにコイルを形成するコイルパタ−ン15、1
6をエッチングのような手段で設け、その上から絶縁フ
ィルム(図示せず)を貼り付けたものである。表裏面の
コイルパタ−ン15、16は、その内端部に設けられた
スル−ホ−ル17を介して電気的に接続され、表裏一対
で一つのコイル体が構成される。
【0009】他方、各シ−トコイル8、9、10には、
端子孔用の突部8A、9A、10Aが設けられ、これら
突部8A、9A、10Aにまで延出したコイルパタ−ン
15、16の端部に、端子孔18、19、20、21、
22、23が設けられる。つまり、表裏一対のコイルパ
タ−ン15、16によって構成される各コイル体の両端
部に、端子孔が一つずつ設けられる。ここで、シ−トコ
イル8の端子孔19とシ−トコイル9の端子孔20と、
シ−トコイル9の端子孔21と、シ−トコイル9の端子
孔21とシ−トコイル10の端子孔22は、それぞれ重
なるように配置される。
端子孔用の突部8A、9A、10Aが設けられ、これら
突部8A、9A、10Aにまで延出したコイルパタ−ン
15、16の端部に、端子孔18、19、20、21、
22、23が設けられる。つまり、表裏一対のコイルパ
タ−ン15、16によって構成される各コイル体の両端
部に、端子孔が一つずつ設けられる。ここで、シ−トコ
イル8の端子孔19とシ−トコイル9の端子孔20と、
シ−トコイル9の端子孔21と、シ−トコイル9の端子
孔21とシ−トコイル10の端子孔22は、それぞれ重
なるように配置される。
【0010】従って、3枚のシ−トコイル8、9、10
を積層して、ピン型端子5に取り付けると、シ−トコイ
ル8の一方の端子孔18にはピン型端子5Aが挿入さ
れ、シ−トコイル8の他方の端子孔19とシ−トコイル
9の一方の端子孔20にはピン型端子5Bが挿入され、
シ−トコイル9の他方の端子孔21とシ−トコイル10
の一方の端子孔22にはピン型端子5Cが挿入され、シ
−トコイル10の他方の端子孔23にはピン型端子5D
が挿入される。こうして、一次側のシ−トコイル8、
9、10は積層されて端子台1に載置される。このよう
に端子台1にシ−トコイル8、9、10を積層した後、
ピン型端子5A、5B、5C、5Dの上部から溶融した
半田を流すと、ピン型端子5A、5B、5C、5Dと端
子孔18、19、20、21、22、23とが半田付け
により接合される。こうして、シ−トコイル8、9、1
0がピン型端子5A、5B、5C、5Dを介して電気的
に接続され、一連のコイルである一次側コイルが形成さ
れる。なお、絶縁シ−ト14の中央部には四角状の貫通
孔24が、コア挿通孔7と重なるように配置形成され
る。また、二次側コイルも、一次側コイルと同様に形成
される。
を積層して、ピン型端子5に取り付けると、シ−トコイ
ル8の一方の端子孔18にはピン型端子5Aが挿入さ
れ、シ−トコイル8の他方の端子孔19とシ−トコイル
9の一方の端子孔20にはピン型端子5Bが挿入され、
シ−トコイル9の他方の端子孔21とシ−トコイル10
の一方の端子孔22にはピン型端子5Cが挿入され、シ
−トコイル10の他方の端子孔23にはピン型端子5D
が挿入される。こうして、一次側のシ−トコイル8、
9、10は積層されて端子台1に載置される。このよう
に端子台1にシ−トコイル8、9、10を積層した後、
ピン型端子5A、5B、5C、5Dの上部から溶融した
半田を流すと、ピン型端子5A、5B、5C、5Dと端
子孔18、19、20、21、22、23とが半田付け
により接合される。こうして、シ−トコイル8、9、1
0がピン型端子5A、5B、5C、5Dを介して電気的
に接続され、一連のコイルである一次側コイルが形成さ
れる。なお、絶縁シ−ト14の中央部には四角状の貫通
孔24が、コア挿通孔7と重なるように配置形成され
る。また、二次側コイルも、一次側コイルと同様に形成
される。
【0011】このように、積層シ−トコイル2と端子台
1を一体に形成した後、一対のE字形のコア3が取り付
けられる。一方のコア3は、端子台1のコア装着部6に
はめ合わされる。このとき、コア3の中脚3Aは、コア
挿通孔7と貫通孔24に挿通され、コア3の外脚3Bは
端子台1の側面およびシ−トコイル8、9、10、1
1、12、13の側面に接触するように装着される。ま
た、他方のコア3は、中脚3Aおよび外脚3Bの端面が
一方のコア3の中脚3Aおよび外脚3Bの端面と衝合す
るように取り付けられる。
1を一体に形成した後、一対のE字形のコア3が取り付
けられる。一方のコア3は、端子台1のコア装着部6に
はめ合わされる。このとき、コア3の中脚3Aは、コア
挿通孔7と貫通孔24に挿通され、コア3の外脚3Bは
端子台1の側面およびシ−トコイル8、9、10、1
1、12、13の側面に接触するように装着される。ま
た、他方のコア3は、中脚3Aおよび外脚3Bの端面が
一方のコア3の中脚3Aおよび外脚3Bの端面と衝合す
るように取り付けられる。
【0012】従って、このような積層コイル装置では、
コア3の肉厚による段差が生じないため、積層コイル装
置を配線基板の所定端子に密着して載置することができ
る。この結果、ピン型端子5を、配線基板の所定端子に
直接半田付けすることができる。
コア3の肉厚による段差が生じないため、積層コイル装
置を配線基板の所定端子に密着して載置することができ
る。この結果、ピン型端子5を、配線基板の所定端子に
直接半田付けすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
積層コイル装置を配線基板に載置する場合は、コアの肉
厚に起因する段差を補うために端子台が必要不可欠とな
る。このため、積層シ−トコイル装置は、端子台の厚み
分だけ背が高くなり、また部品点数が増え、結果的に積
層コイル装置が割り高となっていた。
積層コイル装置を配線基板に載置する場合は、コアの肉
厚に起因する段差を補うために端子台が必要不可欠とな
る。このため、積層シ−トコイル装置は、端子台の厚み
分だけ背が高くなり、また部品点数が増え、結果的に積
層コイル装置が割り高となっていた。
【0014】そこで、本発明は、上記問題を解決した積
層シ−トコイル装置を提供することを目的とする。
層シ−トコイル装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の積層シ−トコイ
ル装置は、上記目的を達成するために次のように構成さ
れる。すなわち、第一に、コイルパタ−ンが形成された
シ−トコイルを複数枚積層してなる積層シ−トコイル
と、該積層シ−トコイルに装着されるコアを備えた積層
シ−トコイル装置において、前記積層シ−トコイルには
コア挿通孔が設けられるとともに一方の表面には前記コ
アの肉厚以上の厚みを有する支持台が一体に設けられ、
前記コアは前記コア挿通孔を介して前記積層シ−トコイ
ルに装着され、前記積層シ−トコイルは前記支持台を介
して配線基板に載置されるものである。
ル装置は、上記目的を達成するために次のように構成さ
れる。すなわち、第一に、コイルパタ−ンが形成された
シ−トコイルを複数枚積層してなる積層シ−トコイル
と、該積層シ−トコイルに装着されるコアを備えた積層
シ−トコイル装置において、前記積層シ−トコイルには
コア挿通孔が設けられるとともに一方の表面には前記コ
アの肉厚以上の厚みを有する支持台が一体に設けられ、
前記コアは前記コア挿通孔を介して前記積層シ−トコイ
ルに装着され、前記積層シ−トコイルは前記支持台を介
して配線基板に載置されるものである。
【0016】コアは、積層シ−トコイルに一体に設けら
れた支持台の底面から露出することなく、積層シ−トコ
イルに直接装着される。このため、コアの肉厚に起因す
る段差が生じないため、積層シ−トコイル装置を配線基
板に密着して載置することができる。
れた支持台の底面から露出することなく、積層シ−トコ
イルに直接装着される。このため、コアの肉厚に起因す
る段差が生じないため、積層シ−トコイル装置を配線基
板に密着して載置することができる。
【0017】第二に、第一の発明において、積層シ−ト
コイルおよび支持台の側面には、コイルパタ−ンと電気
的に接続された半割り形状のスル−ホ−ルを備え、該ス
ル−ホ−ルを接続用端子として用いるものである。
コイルおよび支持台の側面には、コイルパタ−ンと電気
的に接続された半割り形状のスル−ホ−ルを備え、該ス
ル−ホ−ルを接続用端子として用いるものである。
【0018】半割り形状のスル−ホ−ルは、積層シ−ト
コイルおよび支持台の外側の側面に形成され、シ−トコ
イルに形成されたコイルパタ−ンと接続される。スル−
ホ−ルの内壁に形成される導体層は、積層シ−トコイル
装置の接続用端子として用いられる。
コイルおよび支持台の外側の側面に形成され、シ−トコ
イルに形成されたコイルパタ−ンと接続される。スル−
ホ−ルの内壁に形成される導体層は、積層シ−トコイル
装置の接続用端子として用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1および図2を用いて、本発明
に係る積層シ−トコイル装置について説明する。なお、
積層シ−トコイルについては、従来例で説明したので説
明は簡略化する。
に係る積層シ−トコイル装置について説明する。なお、
積層シ−トコイルについては、従来例で説明したので説
明は簡略化する。
【0020】積層シ−トコイル装置は、積層シ−トコイ
ル25と、支持台26と、コア27とから構成される。
ル25と、支持台26と、コア27とから構成される。
【0021】積層シ−トコイル25は、コイルパタ−ン
が絶縁基板の表裏両面あるいは片面に形成されたシ−ト
コイルを複数枚積層して形成された多層基板である。積
層シ−トコイル25の裏面の両端部には、一対の支持台
26A、26Bが一体に設けられる。なお、支持台26
A、26Bは長方体であり、高さはコア27の肉厚より
も厚く設定される。一対の支持台26A、26Bを介し
て、配線基板29の所定端子(図示せず)に積層シ−ト
コイルを載置すると、積層シ−トコイル25と一対の支
持台26A、26Bによって空間部30が形成される。
なお、積層シ−トコイル25の中央部には開口形が四角
状のコア挿通孔28が設けられる。
が絶縁基板の表裏両面あるいは片面に形成されたシ−ト
コイルを複数枚積層して形成された多層基板である。積
層シ−トコイル25の裏面の両端部には、一対の支持台
26A、26Bが一体に設けられる。なお、支持台26
A、26Bは長方体であり、高さはコア27の肉厚より
も厚く設定される。一対の支持台26A、26Bを介し
て、配線基板29の所定端子(図示せず)に積層シ−ト
コイルを載置すると、積層シ−トコイル25と一対の支
持台26A、26Bによって空間部30が形成される。
なお、積層シ−トコイル25の中央部には開口形が四角
状のコア挿通孔28が設けられる。
【0022】コア27はE字コア部31とI字コア部3
2とから構成され、積層シ−トコイル25に装着され
る。E字コア部31は、支持台26A、26Bの間に配
置され、E字コア部31の中脚31Aはコア挿通孔28
に挿通され、E字コア部31の外脚31Bは積層シ−ト
コイル25の側面に接触するように装着される。I字コ
ア部32は、E字コア部31の中脚31Aと外脚31B
の端面と衝合するように設けられる。E字コア部31と
I字コア部32は、両者を衝合した状態で絶縁性の粘着
テ−プを巻いて固定するか、あるいは、接着剤を用いて
固定される。積層シ−トコイル装置を配線基板29に載
置した場合、E字コア部31は空間部30の内部に収容
された状態となるため、コア27の肉厚による段差が生
じない。このため、積層シ−トコイル装置は配線基板2
9の所定端子と密着して載置することができる。なお、
コア27を積層シ−トコイル25に装着する場合は、I
字コア部32を支持台26A、26Bの間に配置し、I
字コア部32とE字コア部31の中脚31Aと外脚31
Bの端面を衝合するようにしても良い。
2とから構成され、積層シ−トコイル25に装着され
る。E字コア部31は、支持台26A、26Bの間に配
置され、E字コア部31の中脚31Aはコア挿通孔28
に挿通され、E字コア部31の外脚31Bは積層シ−ト
コイル25の側面に接触するように装着される。I字コ
ア部32は、E字コア部31の中脚31Aと外脚31B
の端面と衝合するように設けられる。E字コア部31と
I字コア部32は、両者を衝合した状態で絶縁性の粘着
テ−プを巻いて固定するか、あるいは、接着剤を用いて
固定される。積層シ−トコイル装置を配線基板29に載
置した場合、E字コア部31は空間部30の内部に収容
された状態となるため、コア27の肉厚による段差が生
じない。このため、積層シ−トコイル装置は配線基板2
9の所定端子と密着して載置することができる。なお、
コア27を積層シ−トコイル25に装着する場合は、I
字コア部32を支持台26A、26Bの間に配置し、I
字コア部32とE字コア部31の中脚31Aと外脚31
Bの端面を衝合するようにしても良い。
【0023】積層シ−トコイル25の裏面に一対の支持
台26A、26Bを一体に設けるためには、例えば次の
ような方法が行われる。積層シ−トコイル25を形成す
ると同時に、積層シ−トコイル25の裏面の両端部に接
着層を介して長方形の複数の絶縁基板を重ねて配置し、
既に確立した多層基板の積層技術を用いて一体に積層形
成する。なお、積層シ−トコイル25を形成した後、積
層シ−トコイル25の裏面の両端部に接着剤を用いて一
対の支持台26A、26Bを一体に固定しても良い。
台26A、26Bを一体に設けるためには、例えば次の
ような方法が行われる。積層シ−トコイル25を形成す
ると同時に、積層シ−トコイル25の裏面の両端部に接
着層を介して長方形の複数の絶縁基板を重ねて配置し、
既に確立した多層基板の積層技術を用いて一体に積層形
成する。なお、積層シ−トコイル25を形成した後、積
層シ−トコイル25の裏面の両端部に接着剤を用いて一
対の支持台26A、26Bを一体に固定しても良い。
【0024】次に、図3を用いて、本発明に係る積層シ
−トコイル装置の積層シ−トコイル25を、配線基板2
9の所定端子と電気的に接続し、かつ固定する方法につ
いて説明する。
−トコイル装置の積層シ−トコイル25を、配線基板2
9の所定端子と電気的に接続し、かつ固定する方法につ
いて説明する。
【0025】積層シ−トコイル25および支持台26A
の外側の側面には断面が半円形状の凹部が形成され、凹
部の内壁には導体層33、34、35、36が設けられ
る。導体層33、34は、コイルパタ−ンを直列に接続
して形成された一次側コイルの両端と電気的に接続さ
れ、導体層35、36は、コイルパタ−ンを直列に接続
して形成された二次側コイルの両端と電気的に接続され
る。導体層33、34、35、36は、接続用端子とし
て用いられ、導体層33、34、35、36は配線基板
29の所定端子と半田付けされる。
の外側の側面には断面が半円形状の凹部が形成され、凹
部の内壁には導体層33、34、35、36が設けられ
る。導体層33、34は、コイルパタ−ンを直列に接続
して形成された一次側コイルの両端と電気的に接続さ
れ、導体層35、36は、コイルパタ−ンを直列に接続
して形成された二次側コイルの両端と電気的に接続され
る。導体層33、34、35、36は、接続用端子とし
て用いられ、導体層33、34、35、36は配線基板
29の所定端子と半田付けされる。
【0026】次に、接続用端子の製造方法の概略を説明
する。
する。
【0027】既に確立したプリント配線板製造技術を用
い、コイルパタ−ンが形成された絶縁基板を複数枚積層
した積層基板を形成する。この後、積層基板にスル−ホ
−ルを設け、所定のコイルパタ−ン同士を電気的に直列
接続し、一次側コイルおよび二次側コイルを形成する。
さらに、積層基板の対向する両端縁には、一次側コイル
および二次側コイルのそれぞれの両端部と電気的に接続
するスル−ホ−ルが四つ形成される。この後、スル−ホ
−ルは、積層基板の厚み方向に切断され、半割り形状に
切断される。切断には、カッタ−等が使用される。この
結果、積層シ−トコイル25および支持台26A、6B
の側面には、スル−ホ−ルの内部に形成された導体層3
3、34、35、36が露出し、接続用端子が形成され
る。
い、コイルパタ−ンが形成された絶縁基板を複数枚積層
した積層基板を形成する。この後、積層基板にスル−ホ
−ルを設け、所定のコイルパタ−ン同士を電気的に直列
接続し、一次側コイルおよび二次側コイルを形成する。
さらに、積層基板の対向する両端縁には、一次側コイル
および二次側コイルのそれぞれの両端部と電気的に接続
するスル−ホ−ルが四つ形成される。この後、スル−ホ
−ルは、積層基板の厚み方向に切断され、半割り形状に
切断される。切断には、カッタ−等が使用される。この
結果、積層シ−トコイル25および支持台26A、6B
の側面には、スル−ホ−ルの内部に形成された導体層3
3、34、35、36が露出し、接続用端子が形成され
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のような構成であるから次
のような効果を有する。すなわち、積層シ−トコイルに
は、一体に支持部が形成される。このため、従来の積層
シ−トコイル装置ではコアの肉厚によって段差が生じて
いたが、本発明では支持台を介して積層シ−トコイルを
配線基板に載置するので段差が解消され、積層シ−トコ
イル装置を配線基板に密着して載置することができる。
従って、端子台が不要となり、積層シ−トコイル装置が
割安となる。また、端子台が不要となるため、端子台の
天面の厚みだけ低背化することができる。
のような効果を有する。すなわち、積層シ−トコイルに
は、一体に支持部が形成される。このため、従来の積層
シ−トコイル装置ではコアの肉厚によって段差が生じて
いたが、本発明では支持台を介して積層シ−トコイルを
配線基板に載置するので段差が解消され、積層シ−トコ
イル装置を配線基板に密着して載置することができる。
従って、端子台が不要となり、積層シ−トコイル装置が
割安となる。また、端子台が不要となるため、端子台の
天面の厚みだけ低背化することができる。
【0029】半割り形状に切断されたスル−ホ−ルを接
続用端子として用いた場合には、接続用端子は円弧状に
形成されるため、接続用端子と、積層シ−トコイル装置
を載置する配線基板の所定端子の間には半田フィレット
が確実に形成され、両者間の接続を確実に行うことがで
きる。シ−トコイルとスル−ホ−ル間の電気的接続は、
既に確立したプリント配線板製造技術を利用して接続さ
れるため、両者間の電気的接続は確実に行なわれ、積層
シ−トコイル装置の信頼性が向上する。
続用端子として用いた場合には、接続用端子は円弧状に
形成されるため、接続用端子と、積層シ−トコイル装置
を載置する配線基板の所定端子の間には半田フィレット
が確実に形成され、両者間の接続を確実に行うことがで
きる。シ−トコイルとスル−ホ−ル間の電気的接続は、
既に確立したプリント配線板製造技術を利用して接続さ
れるため、両者間の電気的接続は確実に行なわれ、積層
シ−トコイル装置の信頼性が向上する。
【図1】本発明に係る積層シ−トコイル装置を配線基板
に載置した状態の斜視図である。
に載置した状態の斜視図である。
【図2】本発明に係る積層シ−トコイル装置の分解斜視
図である。
図である。
【図3】本発明に係る積層シ−トコイル装置を配線基板
の所定端子と接続するための、積層シ−トコイルおよび
支持台の外側の側面に設けられた接続用端子を示す図で
ある。
の所定端子と接続するための、積層シ−トコイルおよび
支持台の外側の側面に設けられた接続用端子を示す図で
ある。
【図4】従来に係る積層コイル装置の斜視図である。
【図5】従来に係る積層コイル装置の積層シ−トコイル
を説明するための図である。
を説明するための図である。
25 積層シ−トコイル 26A、26B 支持部 27 コア 28 コア挿通孔 29 配線基板 30 空間部 31 E字コア 32 I字コア 33、34、35、36 導体層
Claims (2)
- 【請求項1】 コイルパタ−ンが形成されたシ−トコイ
ルを複数枚積層してなる積層シ−トコイルと、該積層シ
−トコイルに装着されるコアを備えた積層シ−トコイル
装置において、前記積層シ−トコイルにはコア挿通孔が
設けられるとともに一方の表面には前記コアの肉厚以上
の厚みを有する支持台が一体に設けられ、前記コアは前
記コア挿通孔を介して前記積層シ−トコイルに装着さ
れ、前記積層シ−トコイルは前記支持台を介して配線基
板に載置されることを特徴とする積層シ−トコイル装
置。 - 【請求項2】 積層シ−トコイルおよび支持台の側面に
は、コイルパタ−ンと電気的に接続された半割り形状の
スル−ホ−ルを備え、該スル−ホ−ルを接続用端子とし
て用いることを特徴とする請求項1記載の積層シ−トコ
イル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1683496A JPH09213525A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 積層シ−トコイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1683496A JPH09213525A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 積層シ−トコイル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09213525A true JPH09213525A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11927234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1683496A Pending JPH09213525A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 積層シ−トコイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09213525A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000068962A1 (en) * | 1999-05-11 | 2000-11-16 | Nokia Networks Oy | Method of manufacturing a magnetic power component and a magnetic power component |
EP1355328A1 (en) * | 2002-04-15 | 2003-10-22 | Magnetek S.p.A. | Support for the assembly of inductive electronic components |
JP2014138109A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Fdk Corp | 薄型トランス |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP1683496A patent/JPH09213525A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000068962A1 (en) * | 1999-05-11 | 2000-11-16 | Nokia Networks Oy | Method of manufacturing a magnetic power component and a magnetic power component |
US6489878B2 (en) | 1999-05-11 | 2002-12-03 | Nokia Networks Oy | Method of manufacturing a magnetic power component and a magnetic power component |
EP1355328A1 (en) * | 2002-04-15 | 2003-10-22 | Magnetek S.p.A. | Support for the assembly of inductive electronic components |
JP2014138109A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Fdk Corp | 薄型トランス |
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