JP2601244Y2 - シートコイル装置 - Google Patents

シートコイル装置

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JP2601244Y2
JP2601244Y2 JP1991108372U JP10837291U JP2601244Y2 JP 2601244 Y2 JP2601244 Y2 JP 2601244Y2 JP 1991108372 U JP1991108372 U JP 1991108372U JP 10837291 U JP10837291 U JP 10837291U JP 2601244 Y2 JP2601244 Y2 JP 2601244Y2
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JP
Japan
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coil
sheet
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sheet coil
terminal
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茂之 中居
賢 齋藤
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Tabuchi Electric Co Ltd
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Tabuchi Electric Co Ltd
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、絶縁シートの両面ま
たは片面に導体箔でもってコイルが形成されているシー
トコイルを、端子台の上面に複数枚積層して取り付けた
シートコイル装置に関し、主として表面実装用のトラン
スやチョークコイルに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】このシートコイル装置を用いたトランス
やチョークは、小形かつ薄形にできるので、近年広く用
いられつつある。図6は、先に本出願人が特許出願した
(特願平2−83144号)シートコイル装置の側面
図、図7は、その分解斜視図で、図7の端子台1には複
数のL字型のピン端子2がモールドされており、シート
コイル3に周知のパターン印刷技術により導体箔でコイ
ル6が形成されており、シートコイル3に形成されてい
る端子孔4にこれらのピン端子2が挿通された状態でも
って、図6のように複数枚のシートコイル3が積層され
る。
【0003】図7のシートコイル3には、絶縁シート5
の表面および裏面にそれぞれ導体箔で形成されたコイル
6が設けられ、そのコイル6の上面に、図示していない
絶縁フイルムが貼付けられている。コイル6の外端部に
は端子孔4が、また内端部にはスルホール7が形成され
ており、表面と裏面の2つのコイル6が接続されて、2
ターンのコイルを形成している。
【0004】端子台1上に積層されたシートコイル3
は、ハンダ8でピン端子2にハンダ付けされてシートコ
イル装置9を構成している。そして、端子台1に設けた
挿通孔10およびシートコイル3に設けた挿通孔11
に、2分割されたEコア12,13の中脚が挿入され、
端子台1に形成されている切欠き部14にEコア12の
ヨーク部が嵌り込んで、トランス全体が組み立てられ
る。
【0005】この先行技術に係るシートコイル装置9
は、ピン端子2の下方の接続端子21が、図示しない配
線基板の配線パターン上に位置するように位置決めして
載置され、ハンダ付けによって接続される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記先行技術に係るシ
ートコイル装置9は、端子台1にピン端子2をモールド
しているので、その分だけ端子台1が大形となる。ま
た、ピン端子2の接続端子21が、左右に変形している
と、配線パターンの間隔が狭いときに短絡が生じ易く、
また、下方または上方に変形しているときは、配線パタ
ーンとのハンダ付の信頼性が損なわれるという問題点が
あった。
【0007】この考案は上記先行技術の持つ問題点を解
消し、より小形で、配線基板上への実装を容易、かつ確
実に行うことのできるシートコイル装置を得ることを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、パターン印刷により導体箔で構成され
ているコイルの引出線を絶縁シートの端縁よりも外方に
所定の長さに引き出し、配線パターンに接続される接続
端子が側面から下面にわたって形成された端子台上に
ートコイルを積層したとき、引出線を端子台の少なくと
も側面に沿うように折り曲げて上記接続端子にハンダ付
けにより固着した構成としたものである。
【0009】
【作用】この考案によれば、コイルの引出線を端子台の
少なくとも側面に沿うように折り曲げて端子台に固着し
たので、先行技術で用いたピン端子が不要となり、その
分だけ端子台の小形化が図れる。また、導体箔で構成さ
れているコイルの引出線は端子台の角に沿って折り曲げ
ることができるので、引出線の端子台への固着位置が正
確となる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面にしたがって
説明する。図1〜図4は、第1の実施例であるトランス
を示し、図1は一部破断斜視図、図2は分解斜視図、図
3はシートコイルの平面図、図4はスルーホールの断面
図である。
【0011】図1および図2において、樹脂製の端子台
1の側面1bから下面1cにわたって、導体箔からなる
接続端子30がメッキされている。また、端子台1の上
面1aと側面1bの角、および側面1bと下面1cの角
の部分は、コイル6の後述する引出線61,62を面に
沿って折り曲げ易いように、適当な曲面に形成されてい
る。
【0012】シートコイル3は、図3に示すように、絶
縁シート5の両面にコイル6が導体箔でもって形成され
ており、図4に明示するように、スルーホール7を介し
て両面のコイル6の内端部同士が接続されて、2ターン
のコイルを形成している。図3の各コイル6の引出端
(外端部)は、コイル6を形成している導体箔がそのま
ま絶縁シート5の端縁から所定の長さに引き出されて、
引出線61,62を構成している。なお、図3(b)は
裏面のコイル6の形状を示した透視図で、図3(a)に
示したシートコイル3の裏面に、図3(b)に示したコ
イル6が形成されている。
【0013】このシートコイル3は、図2に示すよう
に、引出線の向きを変えて4枚が端子台1の上面1aに
積層され、Eコア15の中脚が、端子台1の挿通孔10
およびシートコイル3の挿通孔11にそれぞれ挿通さ
れ、上からIコア16が重ねられて、全体が固着されて
いる。
【0014】引出線61,62はそれぞれ、図1に示す
ように端子台1の側面1bから下面1cに沿うように折
り曲げられ、側面1bおよび下面1cの接続端子30に
面接触状態でハンダ付けにより固着されている。このと
き、薄板状の引出線61,62が端子台1の角部に線接
触状態で当たるので、折り曲げ部の位置が正確に決まる
から、折り曲げられた引出線の先端側が、左右方向32
にずれることなく、正確に位置決めされる。
【0015】したがって、引出線61,62を誤って隣
の接続端子30に接続するミス接続や、隣接する引出線
61,62同士の接触による短絡が防止される。また、
引出線61,62にずれがないことから、側面1bまた
は下面1cに回り込んだ引出線61,62が不測に変形
して接続端子30と配線基板の配線パターン(図示せ
ず)との接合不良を引き起こすおそれがない。なお、引
出線61,62を下面1cに達しないように短くして、
側面1bのみにハンダ付けしてもよい。
【0016】図5は第2実施例を示し、絶縁シート5に
延出部51,52を設けて、これら延出部51,52に
引出線61,62を形成している。このように、引出線
61,62も絶縁シート上に形成する場合には、絶縁シ
ート本体5にコイル6を形成するのと同一の工程で、引
出線61,62を形成できるので、生産性の向上が期待
される。この場合、引出線61,62は、図2の接続端
子30への接続と、下方の配線基板の導電パターンへの
接続のために、延出部51,52の表裏両面に形成され
て、スルーホール7Aにより表裏が電気的に接続されて
いる。
【0017】上記実施例と同様に、引出線61,62は
接続端子30にハンダ付けされている。
【0018】なお、上記実施例では、EコアおよびIコ
アを備えたトランスを例に説明したが、この考案は、コ
アのないトランスにも同様に適用できる。また、チョー
クコイルやフィルタにも適用でき、さらに、絶縁シート
の片面のみに導体箔でコイルを形成したシートコイルに
も適用できる。
【0019】
【考案の効果】この考案によれば、図4および図5に示
した先行技術で用いた、ピン端子2を設ける必要が無い
ので、その分だけ小形にできる。また、導体箔によって
コイルと一体に形成した引出線を、端子台の少なくとも
側面に沿うように折り曲げて固着した構成としたので、
端子台の正確な位置に引出線を固着することができるの
で、ミス接続や短絡、配線基板の導体パターンとの接続
不良などが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の一部破断斜視図であ
る。
【図2】同実施例の分解斜視図である。
【図3】同実施例のシートコイルの平面図である。
【図4】同シートコイルのスルーホールを示す拡大断面
図である。
【図5】第2実施例を示すシートコイルの平面図であ
る。
【図6】先行技術に係るトランスの側面図である。
【図7】この先行例のトランスの分解斜視図である。
【符号の説明】
1…端子台、1b…側面、1c…下面、3…シートコイ
ル、5…絶縁シート、6…コイル、7…スルーホール、
9…シートコイル装置、10…挿通孔、11…挿通孔、
61,62…引出線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−61313(JP,U) 実開 昭57−134813(JP,U) 実開 平2−42409(JP,U) 実開 平2−52408(JP,U) 実開 平2−72507(JP,U) 実開 昭57−59410(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 27/29 H01F 17/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁シートの少なくとも片面にパターン
    印刷により導体箔でコイルが形成されているシートコイ
    ルが端子台上に載置されてなり、配線基板上の配線パタ
    ーンに接続されるシートコイル装置において、上記配線パターンに接続される接続端子が上記端子台の
    側面から下面にわたって形成されており、 上記コイルの
    端部が上記絶縁シートの端縁よりも外方に引き出されて
    引出線を形成しており、その引出線が、上記端子台の側
    面と下面のうちの少なくとも側面に沿うように折り曲げ
    られて、上記接続端子にハンダ付けにより固着されてい
    ることを特徴とするシートコイル装置。
JP1991108372U 1991-12-03 1991-12-03 シートコイル装置 Expired - Fee Related JP2601244Y2 (ja)

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JPH0550708U JPH0550708U (ja) 1993-07-02
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JPS57134813U (ja) * 1981-02-16 1982-08-23
JPH0242409U (ja) * 1988-09-19 1990-03-23
JPH0252408U (ja) * 1988-10-11 1990-04-16
JPH0541532Y2 (ja) * 1988-11-21 1993-10-20
JP3061313U (ja) * 1999-02-08 1999-09-17 正道 志賀 常夜灯付きの照明具

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