JP3224229B2 - 無音アラーム付き時計 - Google Patents

無音アラーム付き時計

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JP3224229B2
JP3224229B2 JP50214693A JP50214693A JP3224229B2 JP 3224229 B2 JP3224229 B2 JP 3224229B2 JP 50214693 A JP50214693 A JP 50214693A JP 50214693 A JP50214693 A JP 50214693A JP 3224229 B2 JP3224229 B2 JP 3224229B2
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秀隆 土屋
伸幸 上原
福田  正己
全雄 真舩
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B25/00Indicating the time by other means or by combined means
    • G04B25/02Indicating the time by other means or by combined means by feeling; Clocks or watches for blind persons
    • G04B25/04Alarm clocks or watches with devices stimulating the skin
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G13/00Producing acoustic time signals
    • G04G13/02Producing acoustic time signals at preselected times, e.g. alarm clocks
    • G04G13/021Details

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、指針によって時刻を表示するとともに、
設定した報知時刻が到来したときに、偏心錘の回転振動
で時刻を知らせる無音アラーム付きの腕時計に関し、特
に、偏心錘の動力源をぜんまいとすることによって、時
計としての消費電流を大きくすることなく、無音アラー
ム機能の付加を可能とした無音アラーム付き腕時計に関
する。
背景技術 従来、無音アラーム機能を有する腕時計として、報知
時刻がきたことを、音のかわりに人の肌を突いたり、振
動によって知らせるようにしたものがいくつか提案され
ている。
例えば、実開平2−6291号公報には、圧電素子を接着
した振動体により駆動されるロータに偏心した錘部を設
け、報知時刻になるとロータにより回転された錘部の振
動によって時刻を知らせるものが提案されている。
また、実開平2−107089号公報には、錘部を時計表示
部に露出させることによって、錘部が裏蓋(腕時計の携
帯者の腕の表面)よりも遠くになるようにして振動効果
を拡大し、錘の動きを直接見えるようにしたものも提案
されている。
しかし、上記実開平2−6291号公報及び実開平2−10
7089号公報に記載されているものは、錘の駆動が圧電素
子やロータであるため、駆動源として電池を用いなけれ
ばならず、その消費電流が大きくなって、電池寿命が大
幅に低下するという欠点を有している。
また、電池寿命を高めるために大きな電池を用いた
り、複数の電池を使用したりする方法もあるが、その場
合にはムーブメントが大型化、かつ厚型化してしまう。
さらに、圧電素子を接着した振動体により駆動されるロ
ータに偏心した錘部を設けるため、駆動源と錘部を重ね
る構造となってしまうので厚いムーブメントしか得られ
ないという欠点を有している。
したがって、本発明の目的は、上述したような欠点の
ない、時計としての消費電流を大きくすることなく、さ
らにムーブメントを薄型化し、デザイン性の優れた無音
アラーム付き腕時計を提供することにある。
発明の開示 本発明は、振動で報知時刻を知らせる無音アラーム付
きの腕時計において、この時計の時刻駆動領域を電気的
な駆動により駆動するとともに、アラーム駆動領域を機
械的な駆動源により駆動する構成としてある。
そして、より具体的には、前記時刻駆動領域には、
時,分,秒,アラーム時刻を表示する針を取り付けた筒
車,分車,秒車,アラーム車と、これらの各車を駆動す
るためのモータと、このモータの駆動源となる電池と、
報知すべき時刻を設定するためのアラーム車とを有し、
また、前記アラーム駆動領域には、上記筒車と係合する
アラーム車と、上記筒車と係合し、筒車をアラーム車側
に付勢するアラームレバーと、偏心位置を回転自在に支
持された偏心錘と、この偏心錘に形成され前記アラーム
レバーの先端と係止可能な係止部と、前記偏心錘の始動
や停止を制御する外部操作部材と、前記偏心錘の回転の
動力源となるぜんまいと、このぜんまいの駆動力を伝達
する輪列とで構成され、予め設定された報知時刻に達し
たときに、前記筒車が前記アラーム車と係合して前記偏
心錘の始動を可能な状態にするとともに、前記ぜんまい
の動力を前記輪列を介して前記偏心錘に伝達することに
より前記偏心錘を回転させて振動を伝達する構成として
ある。
これによって、時計としての消費電力を大きくするこ
となく、振動による無音アラーム機能を備えた無音アラ
ーム付き腕時計を実現できる。
また、本発明は、上記無音アラーム付き時計のぜんま
い巻きを、巻真によって巻き伝え輪列を介して行ない、
前記ぜんまいのほどきを前記偏心錘へ伝える錘駆動輪列
を介して行なう構成とし、前記巻真と前記ぜんまいと前
記偏心錘とをほぼ同一断面高さに配置するとともに、前
記巻き伝え輪列と前記錘駆動輪列を前記ぜんまいに対し
て文字板と反対側へ設けた構成としてある。
これによって、腕時計のムーブメントを薄型化でき
る。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の腕時計の一実施形態における裏蓋
側から見た要部の平面図である。
第2図は、本発明の腕時計の一実施形態における文字
板側から見た要部の平面図である。
第3図は、本発明の腕時計の一実施形態におけるムー
ブメントのアラーム修正伝え輪列の構成を示した断面図
である。
第4図は、第3図の部分拡大断面図である。
第5図は、本発明の腕時計の一実施形態におけるムー
ブメントの巻き伝え輪列と錘駆動輪列の構成を示す断面
図である。
第6図は、プッシュプル釦の構成を示す拡大図断面図
である。
第7図は、本発明の腕時計の一実施形態における発停
レバーとストッパ及び偏心錘の関係を示す断面図であ
る。
第8図は、本発明の腕時計の一実施形態における偏心
錘とアラームレバーとの関係を示す断面図である。
第9図は、本発明の腕時計の一実施形態におけるムー
ブメントの巻き伝え輪列の構成を示す断面図である。
第10図は、本発明の腕時計の一実施形態におけるムー
ブメントの錘駆動輪列の構成を示す断面図である。
第11図は、本発明の腕時計の一実施形態における完成
時計の外観図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の好ましい形態を図面にもとづいて説明
する。
まず、第1図〜第8図によって、時刻駆動領域とアラ
ーム駆動領域の説明を行なう。
図面に示す腕時計は、時刻を表示するための時刻駆動
領域1と、アラーム駆動領域2を有しており、これら時
刻駆動領域1とアラーム駆動領域2の各部品は地板3に
載置してある。
時刻駆動領域1には、時刻を表示するための通常のモ
ジュールを使用している。すなわち、時計を駆動するた
めの電池11、駆動信号の出力等の電気系統の制御を行な
うIC12、基準信号を発生する水晶振動子13、及びコイル
14a,ステータ14b,ロータ14cからなり電気信号を機械的
運動に変えるモーター14を使用している。上記モーター
14の運動を減速する輪列15の動力は、秒車16,分車17,日
の裏車18を介して筒車19へと伝達される。
筒車19には突起19bの形成されたアラーム数19aが固定
されている(第3図参照)。秒車16から分車17へは、図
示しない三番車を介して動力が伝えられる。
なお、このモジュールにおいては、時刻駆動領域にお
ける筒車19と電池11の間にモータ14の一部を配置した構
成としてあるので、時刻駆動領域における部品配置を効
率よく行なえ、またアラーム駆動領域における部品配置
のためのスペースを広く確保することができる。
巻真20は、通常の時計と同様であり、2段引き位置で
は通常時刻の修正、1段引き位置でカレンダの修正が可
能で、0段引き位置が通常携帯位置となる。
第1図及び第2図において、ツヅミ車21は、巻真20の
2段引き位置で小鉄車22を介して分車17や筒車19を回転
させて時刻の修正をする。オシドリ23,カンヌキ24及び
裏押え25で、通常の裏回り部品を形成している。
以上により時刻駆動領域1を構成する。
次に、アラーム駆動領域2の構成について説明する。
第1図及び第5図において偏心車30は、ピニオン30b
を一体化した真30aに偏心錘30cをかん合して同時に回転
するようになっている。ぜんまい31は偏心車30の駆動源
であり、こはぜ40aによって逆転が防止されている。ぜ
んまい31から偏心車30へは、第一駆動仲介車32、第二駆
動仲介車33及びピニオン30bを介して回転力が伝えられ
る。アラーム巻真34は、押し込み位置と引き出し位置の
二つの位置をとる。
第3図に示すように、アラーム修正車26は、アラーム
巻真34の引き出し位置(1段引き位置)でアラーム巻真
34の角部34cとかん合して回転可能となる。アラーム修
正車26は、第一〜第三アラーム修正仲介車27a〜27cを介
してアラーム車29へ回転力を伝えアラーム時刻の修正を
行なう。アラーム車29には筒車19の突起19bと係合する
係合穴29aが設けてある(第4図参照)。
なお、第4図に示すように、筒車19の二箇所(180度
の間隔)をアラームレバー39によってアラーム車29側に
付勢するとともに、アラーム車29の全外周をアラーム押
えばね29bによって筒車19側に付勢する構成とすると、
アラーム車29の安定性がよくなって筒車19の上下方向の
動作がスムーズになり、時針の回転時におけるふれが少
なくなる。
第二ツヅミ車36は、アラーム巻真34の押し込み位置(0
段位置)でアラーム巻真34の角部34bと係合して回転可
能となり、アラーム巻真34の引き出し位置ではその角部
34bとの係合が外れて自由に回転できるように形成され
ている。ツヅミ車36は、第一伝え車37、第二伝え車38を
介してぜんまい31に回転力を伝える。
発停レバー35は、地板3に埴設されているピン3aを回
転中心として回転可能であり、その一端35aは、第1,6,7
図に示すようにプッシュプル釦60の溝部60aに係合して
おり、その他端35bはストッパ61と当接している。した
がって、プッシュプル釦60を押し込むと、発停レバー35
は、第7図に示すようにストッパ61を偏心錘30c側に移
動させ、このストッパ61を偏心錘30cと係合させて偏心
車30の回転を停止させる。また、プッシュプル釦60を引
き出すと、発停レバー35は、ストッパ61を偏心錘30cよ
り遠ざけ、ストッパ61を偏心錘30cの回転軌跡の外側に
位置させ偏心車30を回転可能な状態にする。
第1,3,4,8図に示すように、アラームレバー39は、地
板3にネジ3bでもって保持される保持部39aを有すると
ともに、ほぼ中間に位置する係合部39bを筒車19の上面
と係合してある。このアラームレバーはばね性を有し、
筒車19を常時下方へ付勢している。また、アラームレバ
ー39の先端部39cは、アラーム時刻以外は偏心錘30cの係
止部30dと係合し、アラーム時刻が到来すると係止部30d
との係合が外れて偏心錘30cを回転させるように構成さ
れている。
なお、偏心錘30cは、第7図及び第8図に示すよう
に、アラームレバー39の先端部39cと係合する係止部30d
を除いて、その周縁下部を切欠いた形状としてある。
次に、上記構成からなる腕時計の動作について説明す
る。
上記時刻駆動領域1は、従来の時計とほぼ同様の動作
を行なうので、説明は省略する。
アラーム駆動領域2の説明を行なう。
まず、アラーム時刻のセット方法について説明する。
アラーム巻真34を1段引き位置に引き出し、アラーム巻
真34を回転してアラーム修正車26第一〜第三アラーム修
正仲介車27a〜27cを介してアラーム車29を回転してアラ
ーム針(図示せず)を所定の時刻、例えば6時に合わせ
る。
次に、アラーム巻真34を押し込んだ0段位置で回転さ
せ、第二ツヅミ車36,第一伝え車37,第二伝え車38を介し
てぜんまい31を巻き上げる。これで準備が完了する。
この状態で前述のアラーム時刻である6時にアラーム
を鳴らそうとするときは、プッシュプル釦60を1段位置
に引き出して偏心錘30cを回転可能な状態としておく。
そして、時刻が進みやがて図示しない時針が6時を表
示する。すると、筒車19に形成されている突起19bがア
ラーム車29の係合穴29aに落ち込む。このため、筒車19
の上面に接していたアラームレバー39の係合部39bが筒
車19とともに下方へ移動し、先端部39cは第8図の細線
で示した位置(先端部39cで表示)へ落ちる。これによ
って、アラームレバー39の先端部39cと偏心錘30cの係止
部30dとの係止が外れ、偏心車30は自由に回転可能とな
る。
ここでぜんまい31は巻き上げられているので、ぜんま
い31の力が第一駆動仲介車32、第二駆動仲介車33を介し
て偏心車30を回転させる。これによって偏心車30と一体
の偏心錘30cが回転して振動を発生し、この振動を腕が
感知してアラーム時刻を知らせる。
偏心錘30cの回転を止めるときは、プッシュプル釦60
を押し込んで発停レバー35の他端35bを偏心錘30c側に移
動させ、ストッパ61を偏心錘30cに係合させることによ
って回転を止める。
次に、第1,5図及び第9図〜第11図によってムーブメ
ント内の各部品配置構造について説明する。
ここで説明する腕時計は、指針により時刻を表示する
とともに、日付を表示可能とし、かつ設定した報知時刻
が到来したときに偏心錘の回転振動で時刻を知らせる無
音アラーム付きの腕時計において、日板を駆動する輪列
や日付を修正する日付修正輪列、前記偏心錘の動力源と
してのぜんまい、このぜんまい巻きを巻真から伝達する
巻き伝え輪列、前記ぜんまいのほどきを前記偏心錘へ伝
える錘駆動輪列により構成され、前記日板駆動輪列や日
付修正輪列と、前記巻き伝え輪列や前記錘駆動輪列を平
面的に重合しない位置に配置した構造としてある。
第9図は、巻き伝え輪列の構成を表わした要部断面図
である。この巻き伝え輪列は、アラーム巻真34,ぜんま
い巻車36,第一伝え車37,第二伝え車38,角穴車40及び香
箱車41で構成されている。前記ぜんまい巻車36が前記ア
ラーム巻真34と0段引き位置で係合してぜんまい巻状態
となる。前記第一伝え車37と前記第二伝え車38は、それ
ぞれ軸37a,軸38aでぜんまい31に対して文字板4と反対
側にある輪列受42に固定されている。前記香箱車41は、
ぜんまい31,香箱43,香箱真44,香箱蓋45により構成さ
れ、地板3と輪列受42に軸支されている。
第10図は、錘駆動輪列の構成を表わした要部断面図で
ある。この錘駆動輪列は、前記香箱車41,第一駆動仲介
車32,第二駆動仲介車33及び偏心車30で構成され、地板
3と輪列受42に軸支されている。前記ぜんまい31の動力
は、香箱43,第一及び第二駆動仲介車32,33を介して偏心
車30に伝達され、この偏心車30を構成している前記偏心
錘30cを回転駆動させる。前記第一駆動仲介車32を構成
している歯車32aと、前記第二駆動仲介車33を構成して
いる歯車33aは、前記輪列受42側(ぜんまい31,偏心錘30
cに対して文字板4と反対側)に配置されている。
前記香箱蓋45と、前記文字板4及び前記地板3のぜん
まい31、偏心錘30cに対応する位置には第11図に示すよ
うに切欠き窓7,8を設け、この切欠き窓7,8からぜんまい
31や偏心錘30cを通し視可能としている。また、第5図
に示すように前記巻き伝え輪列37,38と前記錘駆動輪列3
2,33は、ほぼ同一断面高さに配置されている。
第2図は、ムーブメントを文字板側から見た平面図で
ある。同図において、秒車16,分車17,筒車19は、秒針,
分針,時針を駆動する主輪列である。また、日回し伝え
車51,日回し車52及び日回し爪53を有し、日回し爪53は
日板6を駆動する。躍制レバー54は、前記日板6の位置
決めを行なって、さらに、早修正車55,第一早修正伝え
車56及び第二早修正伝え車57を有し、この第二早修正伝
え車57が前記巻真20と1段引き位置で係合して日付修正
状態となる。
第3図は、前記アラーム巻真34から前記アラーム車29
へのアラーム車修正伝え輪列27a,27b,27cの構成とムー
ブメントの中心部を表わした断面図である。アラーム車
29とアラーム車修正伝え輪列27a,27b,27cは地板3の文
字板4側に配置され、アラーム車押え板58で押えられて
いる。また、日板6,日回し伝え車51,日回し車52,躍制レ
バー54の日板駆動輪列と、早修正車55,早修正伝え車56
の日付修正輪列も地板3の文字板4側に配置されている
(断面図なし)。
前記アラーム車修正伝え輪列27a,27b,27c,前記日板駆
動輪列,前記日付修正輪列は、それぞれ前記ぜんまい31
や前記偏心錘30cと平面的に重合しない位置に配置され
ている(図4に図示)。
産業上の利用可能性 以上のように本発明にかかる無音アラーム付き腕時計
は、各種腕時計に適用でき、特に薄型・小型の腕時計に
用いるのに適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 正己 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチ ズン時計株式会社内 (72)発明者 真舩 全雄 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチ ズン時計株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−50758(JP,A) 特開 昭49−21172(JP,A) 実開 平2−107089(JP,U) 実開 平2−93793(JP,U) 実開 平2−9894(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 25/04 G04C 3/00 G04C 23/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計の時刻駆動領域を電気的な駆動源によ
    り駆動するとともに、報知時刻を知らせるアラーム駆動
    領域を機械的な駆動源により駆動する構成とした無音ア
    ラーム付き腕時計であって、 前記時刻駆動領域には、少なくとも時,分を表示する針
    を取り付けた筒車,分車と、これらの各車を駆動するた
    めのモータと、このモータの駆動源となる電池と、アラ
    ーム時刻を表示する針を取り付け前記筒車と係合し報知
    すべき時刻を設定するためのアラーム車とを有し、 前記アラーム駆動領域には偏心位置を回転自在に支持さ
    れた偏心錘と、この偏心錘の回転の動力源となるぜんま
    いと、このぜんまいの駆動力を伝達する輪列と、前記ぜ
    んまいを巻き上げるための外部操作部材とを有し、 予め設定した報知時刻に達したときに、前記外部操作部
    材で巻き上げられた前記ぜんまいの動力を前記輪列を介
    して前記偏心錘に伝達することにより、前記偏心錘を回
    転させて振動を伝達する構成とした無音アラーム付き腕
    時計。
  2. 【請求項2】先端部が偏心錘に形成された係止部と係止
    可能であり、係合部において上記筒車とアラーム車間を
    付勢状態とさせ、予め設定された報知時刻に達したとき
    に、前記筒車と前記アラーム車を係合させて前記偏心錘
    の始動を可能な状態にするアラームレバーを有した請求
    項1記載の無音アラーム付き腕時計。
  3. 【請求項3】前記ぜんまいを巻き上げるための外部操作
    部材がアラーム巻真であって、前記アラーム駆動領域に
    おいて、前記アラーム巻真と前記ぜんまいと前記偏心錘
    とをほぼ同一断面高さに配置するとともに、前記ぜんま
    い巻を行なうための巻伝え輪列と、前記ぜんまいのほど
    きを前記偏心錘へ伝える錘駆動輪列を、前記ぜんまいに
    対して文字板と反対側へ配置する構成とした請求項2記
    載の無音アラーム付き腕時計。
  4. 【請求項4】文字板及び地板の偏心錘に対応する位置に
    穴又は切欠きを設け、この穴又は切欠きから偏心錘を通
    し視可能な構成とした請求項1〜3のいずれかに記載の
    無音アラーム付き腕時計。
  5. 【請求項5】前記アラーム巻真が、前記ぜんまいを巻き
    上げる巻伝え輪列と係合するとともに、前記アラーム車
    を修正するアラーム車修正伝え輪列とも係合する構成と
    した請求項1〜4のいずれかに記載の無音アラーム付き
    腕時計。
  6. 【請求項6】日板を駆動する輪列及び日付を修正する日
    付修正輪列からなる日付け機構を付加した構成とした請
    求項1〜5のいずれかに記載の無音アラーム付き腕時
    計。
  7. 【請求項7】時刻駆動領域において、前記筒車と前記電
    池の間に前記モータの一部を配置した構成の請求項1〜
    6のいずれかに記載の無音アラーム付き腕時計。
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