JPH0731194Y2 - 扇形表示輪列修正機構 - Google Patents

扇形表示輪列修正機構

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JPH0731194Y2
JPH0731194Y2 JP6786189U JP6786189U JPH0731194Y2 JP H0731194 Y2 JPH0731194 Y2 JP H0731194Y2 JP 6786189 U JP6786189 U JP 6786189U JP 6786189 U JP6786189 U JP 6786189U JP H0731194 Y2 JPH0731194 Y2 JP H0731194Y2
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pointer
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健男 武藤
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は指針扇形表示時計の扇形表示輪列修正機構に関
するものである。
〔従来の技術〕
近年の電子時計は電子産業の発展と共に、多面的な市場
ニーズに合わせて多種多様な商品が普及品から廉価なも
のまで多岐にわたり出始めている。
とりわけ、機能性を重要視されているデジタル時計に対
して、指針表示式時計においても時計の多様化の要求が
強く、クロノグラフや多針表示式カレンダー、月齢表示
等を付加したもの、さらに、時針、分針を扇形駆動させ
て時刻表示をする斬新なデザインの電子時計なども出現
している。
前記指針扇形表示式電子時計は時、分針が回転駆動する
通常の時刻表示方式が可能な基本モジュールの上に従来
の機械式時計に見られた扇形駆動機構ブロックを積層配
置させたモジュール構造となっている。すなわち、前記
時計モジュールは、すでに周知の電気機械変換機である
ステップモーターより減速輪列を介して1時間で1回転
する2番車と12時間で1回転する筒車を有し、該両車軸
には扇形駆動機構を構成する分作動カム、時作動カムが
それぞれ固着されており、分作動カムには分車駆動レバ
ー、時作動カムには時車駆動レバーがバネ性を有する側
圧バネ部材の押圧力により常時係合状態を保ちながら各
作動カムは回転駆動し、前記分車駆動レバーは60分間、
時車駆動レバーは12時間で1往復動作を繰返すことによ
り時分針の扇形表示を行なっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上述べた従来例によれば扇形表示を実現するために、
通常の時計モジュールに作動カム、駆動レバー、側圧バ
ネ部材等、専用の部品をいくつか追加しなければならな
いため、平面的、断面的スペースが必要となり、時計と
しての薄型・小型化が難しくなると共に、時計全体とし
てのコストが高くなるという欠点が生じる。
そこで、特公昭62−43148号公報に記載の正逆回転可能
なステップモーターと指針輪列を組合わせて、電気的制
御により指針を扇形駆動させる方式が考えられる。しか
し、該指針扇形駆動方式では、例えば、電池交換した際
に、IC論理回路が暴走を起こした場合、指針はランダム
な回転動作をしてしまうので、指針の回転可能な範囲
に、指針の回転を妨げる部材、例えば、時計ケースの化
粧リング、文字板に植設される植字等があると、指針と
前記回転阻止部材が干渉した際に次のような現象を生じ
て、指針の逆回転不可状態となる危険がある。
すなわち、特公昭62−43148号公報によると、ローター
の逆転動作は、逆転用駆動パルスの第1パルスで次の安
定点に吸引されない程度にローターを正転方向に回転さ
せ、該短時間の駆動の後に前の安定点に戻るローターの
回転運動を引き続きバックアップして、逆転方向に回転
させる第2パルスの印加でローターを逆回転させてい
る。
このため、前記第1パルス印加によるローターの正転方
向の回転を阻止するような外部干渉があると、ローター
の逆転方向の回転助走ができなくなり、第2パルスを印
加してもローターは逆転せず、結果として指針の逆回転
不可状態となる。
本考案の目的はローターが逆回転不可状態になっても外
部操作部材の簡単な操作で脱出できる機構を検討しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成させるために、本考案は次のような構
成としている。すなわち、1ステップの駆動パルスで18
0°回転するステップモーターのローターから扇形表示
部の指針車までの減速輪列のいずれかに回転用部材を設
け、外部操作部材と連動する修正部材によりステップモ
ーターが正回転から逆回転に回転変更する方向に回転用
部材を回動できるようになっている。
〔作用〕 以上の構成によって、機能として確実に扇形表示を行な
うには電池交換時のIC論理回路の暴走等が発生し、ステ
ップモーターが正回転して何らかの回転規制を受け、該
回転規制がステップモーターの逆回転に不都合を生じた
場合、前述の外部操作部材を操作して修正部材により回
転用部材をステップモーター逆回転方向へ回動させるこ
とにより確実に指針を逆転方向に戻すことができる。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の実施例による指針扇形表示輪列修正機
構を示す要部平面図、第2図は指針扇形表示を用いた時
計の外観図、第3図は扇形駆動する指針部の時計の要部
断面図、第4図は指針扇形表示輪列の断面図、第5図は
第1図の要部断面図である。第1図から第5図において
同一番号は同一構成要素を示す。
第2図、第3図において、1は12時間で1回転する時
針、2は60分間で1回転する分針、3は24時間で1回転
する24時間針、4は1秒運針で60秒間で1回転する秒針
であり、これらはいづれも通常時刻を表示し、1ステッ
プモーター(図示せず)により指針輪列を介して駆動す
る。
さらに、カレンダーを表示する指針としては、11時方向
に配置した年針5、時計中央に配置し12カ月で1回転す
る月針6、6時方向に配置した日針7、回転中心を8時
方向に配置し扇形状に表示する曜針8が設けられてい
る。9は通常時刻修正等の操作を行なうリューズ、10、
11、12は、外部操作部材であるプッシュボタン1、2、
3(以下各々PB1、PB2、PB3と略す)である。該PB3(1
2)は第5図に示すスイッチ29を構成しているスイッチ
バネ27と連動し、押操作することによりIC30に信号を入
力する。前記PB1(10)、PB2(11)は前記PB3(12)と
同様の構造を有する。
13は前記月針6の運針に対応した月表示等が刻まれてい
る化粧リングであり、文字板14と風防ガラス15の断面的
中空部に配置され、前記曜針8と断面的に重なってい
る。
扇形表示する曜針8は、通常表示状態においては電気的
制御により1曜/1ステップの運針で時計回転方向に6ス
テップ歩進した後、次の1曜は32Hzの曜ステップモータ
ー16の早送りで6ステップ分(6曜分)反時計方向に戻
る往復運針を1週間で行なう。
次に、第1図、第4図、第5図により曜針8扇形表示輪
列機構と修正機構について説明する。尚、第1図は文字
板側より見た要部平面図である。
16は電気制御により曜針8を扇形駆動させる曜ステップ
モーター、17は曜コイル18、曜ヨーク19と共に曜ステッ
プモーター16を構成する曜ローター、該曜ローター17は
時計基台である地板20を貫通して、断面的に地板20の上
下面と中空部を保つように配設されている輪列受21と下
受22により軸支されている。また、地板20の上面側には
スペーサ部材であるヨーク支持台23と共に、曜ヨーク1
9、曜コイル18が積層配置されている。曜針8を取付け
る曜車24は、減速輪列である曜中間車(I)25、(II)
26を介して曜ローター17より駆動力が伝わる。曜車24
は、曜針8を取付ける曜車真24aと回転力を受ける合成
樹脂より成る曜歯車24bとから構成されている。曜歯車2
4bには、地板20に明けた異形の長穴20aと断面的に重な
り、曜車24の回転規制するときのストッパーとなるスト
ッパーダボ24cが一体成形されている。また、曜歯車24b
に対して前記ストッパーダボ24cと断面的反対側の面に
は、PB3(12)と連動して作動するスイッチバネ27の一
部に設けた修正部材である曜車修正ツメ27aと係合する
回転用部材である曜車送りツメ24dが曜歯車24bと一体で
成形されている。曜車24が正・逆回転したときに、前記
ストッパーダボ24cが地板の異形穴20aの両端部20b、20c
に当接して回転規制される角度は、曜針8と化粧リング
13が当接しない角度となっている。すなわち、前記スト
ッパーダボ24cが回転規制される前に曜針8と化粧リン
グ13が当接すると、時計ケースから指針、文字板付きの
時計モジュールを裏ブタ28側より取出す際に化粧リング
13に曜針8が干渉し破損する恐れがある。また、前記指
針、文字板付き時計モジュールを組込む場合でも化粧リ
ング13に曜針8が干渉し破損させる恐れが多分にある。
尚、前記ストッパーダボ24cと地板の異形穴20aの関係
は、通常作動状態においては当接することなく曜車が往
復駆動をするようになっており、電池投入直後に行なう
IC論理回路と曜針の位置合わせ操作状態でも常に隙間を
保った状態で駆動する。
前述の曜車修正ツメ27aと曜車送りツメ24dの位置関係
は、また、前述の曜車修正ツメ27aと曜車送りツメ27dの
位置関係は、仮に電池投入後にIC論理回路が暴走を起こ
し曜ローター17が正回転駆動で曜車24が回転し、前記ス
トッパーダボ24cが地板の異形穴20aの片側20cに当接し
て回転規制を受けたときに、曜ローター17の回転角度で
約90°以内に収まるような隙間を設けている。さらに前
記ストッパーダボ24cが回転規制を受けた後、電気的制
御により曜ローター17が正回転から逆回転に回転変更し
ようとして、逆回転不可になった場合は、外部操作部材
であるPB3(12)を押操作することにより、このPB3(1
2)にスイッチバネ27が連動し、スイッチバネ27に一体
形成されている曜車修正ツメ(修正部材に相当)27aが
曜車送りツメ(回転用部材に相当)24dを曜ローター17
の回転角度に換算して約360°分回転させる。これによ
って曜ローター17は正転から逆転方向に回転変更が可能
となる。
すなわち、特公昭62−43148号公報のローター逆回転駆
動方式では、逆転用駆動パルスの第1パルスによるロー
ターの正転方向の回転角が約90°以内であるので、前記
曜車修正ツメ27aによる曜車送りツメ24dの修正量を確保
することにより、曜ローター17の逆回転は何ら支障なく
回転することができる。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように本考案によれば、正逆回
転可能なモーターを付加し、該モーターで駆動する指針
輪列の一部に回転用部材と、外部操作部材に連動する修
正部材を設けることにより、従来のメカ式の指針扇形表
示式時計に比べて時計全体のコストを低減させることが
でき、さらに、電池投入の際、仮にIC論理回路が暴走を
起こした場合や、外部衝撃などにより指針車がズレて針
位置不良となった場合でも外部操作により容易に指針修
正が可能であり信頼性の高い指針扇形表示式電子時計を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部平面図、第2図は時
計の外観正面図、第3図は第2図の要部断面図、第4
図、第5図は第1図の要部断面図である。 8……曜針、12……プッシュボタン、13……化粧リン
グ、17……曜ローター、20……地板、22……下受、24…
…曜車、24c……ストッパーダボ、24d……曜車送りツ
メ、27……スイッチバネ、27a……曜車修正ツメ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローターを備えたステップモーターを正逆
    回転させて、指針により扇形表示を行う指針扇形表示式
    電子時計において、前記指針を取り付ける指針車と、該
    指針車と前記ローターとの間に介在する減速輪列と、前
    記ローターや前記指針車を含む減速輪列の一部には、前
    記ローターが正回転で駆動して回転規制を受けたとき
    に、外部操作部材と連動する修正部材によって、前記ロ
    ーターを正回転から逆転方向に回転変更を変更可能とす
    る回転用部材を設けたことを特徴とする扇形表示輪列修
    正機構。
JP6786189U 1989-06-09 1989-06-09 扇形表示輪列修正機構 Expired - Lifetime JPH0731194Y2 (ja)

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JPH038789U JPH038789U (ja) 1991-01-28
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