JP2537618B2 - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JP2537618B2
JP2537618B2 JP62082411A JP8241187A JP2537618B2 JP 2537618 B2 JP2537618 B2 JP 2537618B2 JP 62082411 A JP62082411 A JP 62082411A JP 8241187 A JP8241187 A JP 8241187A JP 2537618 B2 JP2537618 B2 JP 2537618B2
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train wheel
wheel
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setting lever
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和美 鴨井
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は指針表示式の電子時計の規正構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、指針表示式の電子時計の規正構造においては、
実開昭54−24376に示されるように、規正レバーに弾性
部を有し、輪列車を弾性部のばね力により規正するも
の、あるいは、実開昭51−67760に示すように外部操作
部材の動きに連動して動く規正レバーの、輪列車を規正
する部分が規正レバー弾性部の先端に付いているもの
等、種々の構造が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、実開昭54−24376に示される構造においては
規正レバーの弾性部において輪列を規正するばね力を発
生し、しかも規正解除時には規正時以上のたわみを加え
てもヘタリを生じないだけのばね性が必要とされる。こ
のため、規正レバーはヤング率10,000kg/mm2、ばね限界
応力70kg/mm2程度の金属ばね材料を使わざるを得ないこ
とになる。又、実開昭51−67760において、規正時には
弾性部において輪列を規正するだけのばね力を発生し、
規正解除時には弾性部の先端に有る規正部が解除の位置
まで戻り、落下や振動の衝撃が加えられても輪列に接触
しないだけの剛性が必要とされる。このため、やはり規
正レバーは金属ばね材料を使わざるを得ないのが現状で
ある。
近年、時計輪列のコストダウンと輪列の慣性低減によ
るモータ消費電流の削減のために、合成樹脂材料による
輪列車を導入して来ている。しかし前述したように規正
レバーが金属ばね材料であるため、規正される輪列車も
規正されることによる歯型の変形、つぶれ、削れ等を防
ぐ為に、規正レバー以上の硬度を持つ材料とする必要が
ある。よって、必然的にこの輪列車はHv300以上の金属
製の歯車を用い、合成樹脂化は不可とされていた。
このため、規正レバーも高価な金属ばね材料を使い、
製造方式も高価な型を用いたプレス加工か、単価の高く
なるエッチング加工が主とされていた。又、規正される
輪列も金属性で高価となり、しかも多くの消費電流を必
要とするモータを用いるため、大型の電池を必要とし、
時計体の小型化を損うものであった。
本発明は、かかる問題点を解決するもので、その目的
は、ファッショナブルで小型、しかも長寿命の時計を安
価に市場へ提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の電子時計は、少なくとも時刻を指針によって
表示する時刻表示部、該指針を動かすための輪列、前記
時刻表示部の表示状態を修正するための外部操作部材、
表示状態の修正時に前記輪列と係合する規制レバーを有
し、 前記規制レバーは、テープ状の合成樹脂よりなること
を特徴する。
また、前記規制レバーは弾性を有することを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明の上記の構成によれば、規正レバーを合成樹脂
材料とすることにより、規正を受ける輪列も、合成樹脂
化が可能となる。これによりモータ消費電流の低減が実
現し、小型の電池で長寿命の時計体が実現できる。すな
わち、外装デザイン上の自由度が増し、ファッショナブ
ルで小振りの愛される商品を生み出すことが出来るので
ある。しかも、輪列および規正レバーの合成樹脂化によ
り射出成形、あるいは、安価な型によるシート状の合成
樹脂のプレス加工というコスト的には最も安い方法で部
品加工できることにより、付加価値の高い商品を安価に
消費者に提供できるものである。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面にもとづいて詳細に説明する。
第1図は本実施例における規正構造平面図である。1は
規正レバーであり、材質は、回路基板等に使われるポリ
イミドテープである。規正レバー1はステップモータの
磁心2より半抜き加工により形成した磁心ピン2aを中心
に回転する。巻真11を引き出した時には、係合している
おしどり3がおしどり軸3bを中心に反時計回わりに回転
し、おしどりピン3aが係合する規正レバー1と共に回転
移動し、中間車4を係合規正する。なお規正レバー1は
前記磁心ピン2aとおしどりピン3aの周辺部にのみ銅箔パ
ターンを接着してあり、軸係合部分の補強を計ってい
る。かんぬき9は巻真11の軸方向にスライド可能なつづ
み車10と係合しており、おしどり3が反時計回わりに回
転すると、おしどり軸3cと係合するかんぬきクリック部
のカム形状に従って、かんぬき軸9aを中心に回転移動
し、つづみ車10を小鉄車21とかみ合うように構成してい
る。すなわち、巻真11を引き出すと、中間車4は規正レ
バー1により回転規制され、かみ合う秒針車12が回転し
ないようになる。これと同時につづみ車10が小鉄車21と
かみ合い、係合する分針車,時針車を修正できるように
なるのである。又、かんぬき9は巻真11を押し込むとか
んぬきばね9bのばね力によりつづみ車10を小鉄車21から
切り離す方向に移動する。なお、かんぬきばね9bは水晶
振動子13と地板17との間に配置し、平面スペースを少な
くしている。又、かんぬき9はリセット端子部9cを有し
ており、回路基板16のリセットパターンと接触してリセ
ット信号を取っている。ここで、かんぬき9は電池プラ
ス端子から水晶振動子13を通してプラス導通を取ってい
る。尚、5は中間車と係合するロータ、6はステータ、
7は磁心に接着され、コイル8の巻線両端を圧着した銅
箔パターンを有するコイルリード基板、14は固定ねじ、
19は集積回路で回路基板16にハンダ付けにより実装され
ている。
規正レバー1は磁心ピン2aとおしどりピン3aの中間位
置で中間車4を規制するため、両端支持の梁曲げ構造と
なり、ポリイミドテープの様に剛性の少ない材料でも十
分な規制力を確保できると共に、規制解除時に振動や落
下等の衝撃力が加えられても中間車4に接触してステッ
プモータの動きを止めてしまうという問題点を防止でき
る。又、ロータ5に係合している中間車4を合成樹脂化
して慣性を低下させたため、ロータ5が180゜回転する
時の慣性力が低下し、回転角速度が上昇する。これによ
りコイル8に発生する逆誘起電流が多くなり、ステップ
モータの消費電流が下がる。中間車4を金属から合成樹
脂に変えることで本実施例では約0.05μA消費電流が下
がった。
第2図は、第1図における中間車4と規正レバー1と
の高さ関係を示す断面図である。規正レバー1との中間
車4との係合部は、中間車4の歯車とほぼ同一高さに、
地板17と輪列受け20により、作動可能なスキマを確保し
て挾持され、おしどりピン3aとの係合部近傍では回路基
板16にハンダ付けによってフリップチップ実装された集
積回路19によりおしどりピン3aからはずれないように押
え込んでいる。ここで地板17と輪列受20はガラス繊維入
りの合成樹脂材料より成っており、中間車4もガラスビ
ーズ入りの合成樹脂で出来ている。15は電池プラス端子
であり、回路基板16の押えも兼ねている。
第3図は、第1図における磁心2と規正レバー1との
高さ関係を示す断面図である。磁心ピン2aはポリイミド
テープより成るコイルリード基板7よりも高く設定し、
同一材料で作られた規正レバー1が回転できるだけのス
キマを確保している。又、回路基板16も、同一のポリイ
ミドテープにより作られており、これら3部品は同一の
長尺テープから同時に加工して作られる。すなわち材料
の共通化により同時加工を可能とし、コストダウンを計
っているものである。規正レバー1は磁心2の上面から
徐々に曲げられ、集積回路19の下面で押えることにより
おしどりピン3aとの係合はずれを防止している。尚、18
は地板17に立てられたねじピンであり、ステータ6と磁
心2との磁気的結合を取ると同時に、コイルリード基板
7と回路基板16の間で、ステップモータへの出力信号の
導通も取れるように電池プラス端子15を介して固定ねじ
14により締め付け固定している。
第4図は本発明の別の実施例の平面図である。規正レ
バー1は磁心2に接着してコイルリード基板の役割りも
果しており、組み込み時や、アフターサービス時に非常
に取り扱い易くしている。この他の機能は基本的に前述
の実施例と同一で、おしどりの動きにより中間車4を規
制するように構成している。尚、規正レバーの材料とし
て本実施例ではポリイミドテープを用いたが、規正力を
生み出すだけの性質を持っていれば何んでも良く、ポリ
エステルでもポリプロピレンでもビニール系でも合成樹
脂なら何んでもかまわない。又、中間車を規制する構造
を取っているが、ロータ規制でも秒針車規制でも、秒針
車の無い時計の場合でもかまわない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、輪列と係合する
規正レバーを合成樹脂材料とすることにより、規制を受
ける輪列も合成樹脂化が可能となる。これにより時計用
ステップモータの消費電流を低減でき、小型,薄型の電
池を使用した小振りの時計体を実現できる。又、合成樹
脂化により、規制レバーおよび輪列のコストダウンが可
能となる。
近年時計のファッション化は著しく、特に婦人用腕時
計の分野ではブレスレットと大差の無い時計を求められ
ている。本発明によれば、時計体を小振りにした分、外
装デザイン上の自由度が増しよりファッショナブルで小
振り、その上価格的にもブレスレット等と大差の無い低
価格の時計を市場に提供することが可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は規正構造平面図。 第2図は中間車と規正レバーの断面図。 第3図は磁心と規正レバーの断面図。 第4図は本発明の別の実施例の平面図。 1……規正レバー 2……磁心 2a……磁心ピン 3……おしどり 3a……おしどりピン 3b……おしどり軸 3c……おしどり軸 4……中間車 5……ロータ 6……ステータ 7……コイルリード基板 8……コイル 9……かんぬき 9a……かんぬき軸 9b……かんぬきばね 9c……リセット端子 10……つづみ車 11……巻真 12……秒針車 13……水晶振動子 14……固定ねじ 15……電池プラス端子 16……回路基板 17……地板 18……ねじピン 19……集積回路 20……輪列受け 21……小鉄車

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも時刻を指針によって表示する時
    刻表示部、該指針を動かすための輪列、前記時刻表示部
    の表示状態を修正するための外部操作部材、表示状態の
    修正時に前記輪列と係合する規制レバーを有し、 前記規制レバーは、テープ状の合成樹脂よりなることを
    特徴する電子時計。
  2. 【請求項2】前記規制レバーは弾性を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の電子時計。
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JPS59189186U (ja) * 1983-06-02 1984-12-15 塩尻工業株式会社 プラスチツク番車用規正構造

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