JP7062412B2 - 電子機器および振動発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器および振動発生装置に関するものである。
従来、携帯電話等の電子機器には、着信や様々な情報等をユーザーに伝達する手段として振動が用いられている。この振動を発生するために振動発生装置(振動モータ)が使用されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の振動発生装置は、ロータと、ロータの回転を支持するステータと、これらロータおよびステータを収納するカバーとを備える。ロータは、ステータが有するシャフトに外挿されている。ロータは、ロータの重心を偏心させる偏心錘を有している。カバーは、その内面をシャフトの一端に当接させた状態でロータ及びステータを少なくとも軸方向の一方側および径方向の外側から覆っている。
特許第5921743号公報
ところで、近年では、振動発生装置を備える電子機器において、ロータが回転している様子をユーザーに視認させるという要望がある。しかしながら、特許文献1の振動発生装置では、カバーによりロータを覆っているため、ロータが回転している様子をユーザーに視認させることができない。また、ロータを覆うカバーを取り除くと、ロータがシャフトから抜け落ちる可能性がある。
そこで本発明は、振動発生装置のロータの脱落を防止しつつロータをユーザーに視認させることができる電子機器および振動発生装置を提供するものである。
本発明の電子機器は、ブラシレスモータであって、コイルおよびシャフトを備えるステータ、並びに前記シャフトに外挿されて前記シャフトに回転可能に支持され、前記コイルに吸引する磁石、および前記シャフトの中心軸線からずれた位置に重心を有する重錘を持つロータを有する振動発生装置と、前記シャフトの軸方向において前記ロータを挟んで前記コイルとは反対側に配置されるとともに、前記ロータを前記軸方向における前記コイルとは反対側に向けて露出させる開口部が形成された覆い部と、を備え、前記開口部の開口縁のうち少なくとも一部には、前記軸方向から見て前記ロータと重なる重なり部が形成されており、前記開口部は、前記軸方向から見て前記中心軸線を囲うように形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、覆い部には、ロータをシャフトの軸方向におけるコイルとは反対側に向けて露出させる開口部が形成されているので、開口部を通じてロータが外部から視認可能となる。しかも、開口部の開口縁には、軸方向から見てロータと重なる重なり部が形成されているので、軸方向に沿ってコイルから離間するようなロータの移動を規制できる。これにより、ロータがシャフトから抜け落ちることを防止できる。したがって、電子機器は、振動発生装置のロータの脱落を防止しつつロータをユーザーに視認させることができる。
上記の電子機器において、前記重なり部は、前記軸方向において前記ロータから離間している、ことが望ましい。
本発明では、振動発生装置がブラシレスモータであり、ステータとロータとの間に吸引力が発生するので、重なり部を軸方向においてロータから離間させることで、ロータの回転時にロータが重なり部に摺動することを防止できる。したがって、電子機器は、ロータの回転時における摺動音の発生を防止できる。また、ロータおよび重なり部の摩耗による電子機器の故障を防止できる。
上記の電子機器において、時計であって、前記覆い部は、文字板である、ことが望ましい。
本発明によれば、時計の文字板を用いてロータの脱落を防止できるので、振動発生装置を備える時計において、ロータの脱落を防止するための部品を新たに設ける必要がない。したがって、部品点数の増加を抑制できる。
本発明の振動発生装置は、コイルおよびシャフトを備えるステータ、並びに前記シャフトに外挿されて前記シャフトに回転可能に支持され、前記コイルに吸引する磁石、および前記シャフトの中心軸線からずれた位置に重心を有する重錘を持つロータを有するブラシレスモータと、前記シャフトの軸方向において前記ロータを挟んで前記コイルとは反対側に配置されるとともに、前記ロータを前記軸方向における前記コイルとは反対側に向けて露出させる開口部が形成された覆い部と、を備え、前記開口部の開口縁のうち少なくとも一部には、前記軸方向から見て前記ロータと重なる重なり部が形成されており、前記開口部は、前記軸方向から見て前記中心軸線を囲うように形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、覆い部には、ロータをシャフトの軸方向におけるコイルとは反対側に向けて露出させる開口部が形成されているので、開口部を通じてロータが外部から視認可能となる。しかも、開口部の開口縁には、軸方向から見てロータと重なる重なり部が形成されているので、軸方向に沿ったロータの移動を規制できる。これにより、ロータがシャフトから抜け落ちることを防止できる。したがって、振動発生装置は、ロータの脱落を防止しつつロータをユーザーに視認させることができる。
上記の振動発生装置において、前記重なり部は、前記軸方向において前記ロータから離間している、ことが望ましい。
本発明によれば、ステータおよびロータはブラシレスモータを構成しており、ステータとロータとの間に吸引力が発生するので、重なり部を軸方向においてロータから離間させることで、ロータの回転時にロータが重なり部に摺動することを防止できる。したがって、振動発生装置は、ロータの回転時における摺動音の発生を防止できる。また、ロータおよび重なり部の摩耗による振動発生装置の故障を防止できる。
上記の振動発生装置において、前記ロータを収容するケースを備え、前記覆い部は、前記ケースの一部である、ことが望ましい。
本発明によれば、ロータを収容するケースに開口部を形成することで、ロータを外部から視認可能とすることができるとともに、ケースを用いてロータの脱落を防止できる。したがって、ロータを収容するケースを備える振動発生装置において、ロータをユーザーに視認させることが可能となるとともに、ロータの脱落を防止するための部品を新たに設けることなくケースによりロータの脱落を防止できる。
本発明によれば、振動発生装置のロータの脱落を防止しつつロータをユーザーに視認させることができる。
第1の実施形態の時計の平面図である。 第1の実施形態の時計の内部構造を示す断面図である。 第2の実施形態の時計の内部構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の時計1(電子機器)について説明する。
図1は、第1の実施形態の時計の平面図である。
図1に示すように、時計1は、腕時計型のアナログ式電子時計である。時計1は、時計本体11と、時計本体11に取り付けられたバンド12と、を備える。
時計本体11は、時計ケース13と、時計ケース13内に設けられたムーブメント(不図示)、振動発生装置2および文字板16(覆い部)と、を備える。時計ケース13は、胴14、ガラス15および裏蓋(不図示)を備える。ガラス15と文字板16との間には、複数の針8(時針、分針および秒針)が配置されている。なお、本実施形態では、裏蓋に対してガラス15が位置する側を表側と定義するとともに、その反対側を裏側と定義して説明する。ムーブメントは、駆動ユニット及びバッテリ等を備え、複数の針8の駆動を制御する。
図2は、第1の実施形態の時計の内部構造を示す断面図である。
図2に示すように、振動発生装置2は、ブラシレスモータである。振動発生装置2は、ステータ3と、ロータ4と、を備える。
ステータ3は、ベース部31と、シャフト32と、コイル33と、駆動部34と、を備える。
ベース部31は、時計ケース13(図1参照)内に配置された回路基板等に取り付けられている。ベース部31は、平板状に形成されている。ベース部31の中央部には、シャフト支持孔37が形成されている。
シャフト32は、ベース部31のシャフト支持孔37に挿通され、ベース部31に対して回転不能に固定されている。シャフト32は、ベース部31の第1主面31aからベース部31の第1主面31aの法線方向に沿って延びている。シャフト32の延びる方向は、時計1における表裏方向と一致している。シャフト32は、時計1における表側に向かって延びている。なお、以下の説明では、シャフト32の中心軸線C方向を軸方向と称するとともに符号Zを付し、軸方向Zに直交して中心軸線Cから放射状に延びる方向を径方向と称するとともに符号Rを付す。また、中心軸線C回りの周方向を単に周方向と称する。
コイル33は、ベース部31の第1主面31a上において、シャフト32の周囲に設けられている。
駆動部34は、ベース部31の第1主面31a上に設けられている。駆動部34は、外部電源に接続されている。駆動部34は、コイル33に電気的に接続されている。駆動部34は、図示しないホール素子を有し、そのホール素子によりロータ4に設けられた後述する磁石43の極性を検知し、検知した極性に応じて外部電源から供給された電流を制御してコイル33に供給する。
ロータ4は、ステータ3のシャフト32に外挿されて回転可能に支持された回転体である。ロータ4は、軸受41と、バックヨーク42と、磁石43と、重錘44と、を備える。
軸受41は、例えば含油軸受等のすべり軸受である。軸受41は、円筒状に形成されている。軸受41は、ステータ3のシャフト32に外挿され、シャフト32に相対回転可能に設けられている。軸受41とベース部31との間には、摺動リング6が介在している。摺動リング6は、円環状に形成されている。摺動リング6の外径は、軸受41における摺動リング6に対向する端面の外径以下に設定されている。摺動リング6は、シャフト32に挿通されている。摺動リング6は、軸受41の回転を滑らかにする部材である。具体的に摺動リング6は、ポリアセタールやナイロン等の滑り性を有する樹脂材料単体、または前記樹脂に例えばポリテトラフルオロエチレンや超高分子ポリエチレン等の固体潤滑剤が添加された材料により形成されている。
バックヨーク42は、環状に形成されたヨーク本体45と、ヨーク本体45の内周縁から延びる嵌合筒部46と、ヨーク本体45の外周縁から延びる取付部47と、を備え、これらが一体形成されている。ヨーク本体45は、軸方向Zに直交する円環板状に形成され、シャフト32の中心軸線Cと同軸に配置されている。ヨーク本体45は、軸方向Zにおいて軸受41を挟んでステータ3のベース部31とは反対側に配置されている。嵌合筒部46は、ヨーク本体45の内周縁から軸方向Zにおけるステータ3のベース部31側に向かって延びている。嵌合筒部46は、円筒状に形成されている。嵌合筒部46内には、軸方向Zにおける軸受41の端部が嵌合されている。取付部47は、ヨーク本体45の外周縁の一部から径方向Rの外側に向かって延びている。取付部47は、重錘44の形状に対応して形成され、中心角が約180°の扇状に形成されている(図1参照)。
磁石43は、バックヨーク42のヨーク本体45におけるステータ3のベース部31に対向する主面上に設けられている。磁石43は、径方向Rにおいてステータ3のコイル33と同じ位置に配置されている。
重錘44は、バックヨーク42の取付部47におけるステータ3のベース部31に対向する主面47a上に設けられている。重錘44は、磁石43よりも径方向Rの外側に設けられている。重錘44は、中心軸線Cを中心とする扇状に形成されている。重錘44は、軸方向Zから見た中心角が例えば約180°となるように形成されている。これにより重錘44は、中心軸線Cからずれた位置に重心を有する。重錘44の軸方向Zにおける寸法は、磁石43の軸方向Zにおける寸法と略一致している。重錘44の材質としては、比重の高い金属であるタングステンが使用されている。重錘44は、取付部47に対し、例えば接着剤や溶接等により固定されている。
振動発生装置2では、ステータ3のコイル33に電流が供給されると、コイル33に磁力が発生する。ロータ4の磁石43は、コイル33に発生した磁力と磁石43の磁力との相互作用により、コイル33に吸引および反発する。これにより、ロータ4は、ステータ3に対して中心軸線Cを中心にして回転する。その結果、ロータ4には、重錘44の遠心力が作用して振動が発生する。
文字板16は、軸方向Zにおいてロータ4を挟んでステータ3のコイル33とは反対側に配置されている。図1に示すように、文字板16は、外部からガラス15を介して視認可能となっており、ムーブメント(不図示)および振動発生装置2を覆っている。文字板16には、時刻を表示するための数字等が明示されている。
図1および図2に示すように、文字板16には、開口部18が形成されている。開口部18は、ロータ4を軸方向Zにおけるステータ3のコイル33とは反対側に向けて露出させる。開口部18は、軸方向Zから見て、中心軸線Cを囲うように形成されている。開口部18は、軸方向Zから見て中心軸線Cを中心とする円形状に形成されている。開口部18の内径は、ロータ4の最大半径の2倍よりも小さい。図示の例では、開口部18の内径は、バックヨーク42のヨーク本体45の半径の2倍よりも大きく、取付部47の半径の2倍よりも小さい。これにより、開口部18の開口縁18aには、軸方向Zから見てロータ4と重なる重なり部19が形成されている。重なり部19は、軸方向Zから見て、ロータ4の回転位置によらず、少なくとも一部がロータ4と重なるように設けられている(図1参照)。本実施形態では、重なり部19は、円環状に形成されている。重なり部19は、軸方向Zにおいてロータ4から離間している。
このように、本実施形態によれば、文字板16には、ロータ4を軸方向Zにおけるコイル33とは反対側に向けて露出させる開口部18が形成されているので、開口部18を通じてロータ4を外部から視認可能となる。しかも、開口部18の開口縁18aには、軸方向から見てロータ4と重なる重なり部19が形成されているので、軸方向Zに沿ってコイル33から離間するようなロータ4の移動を規制できる。これにより、ロータ4がシャフト32から抜け落ちることを防止できる。したがって、時計1は、振動発生装置2のロータ4の脱落を防止しつつロータ4をユーザーに視認させることができる。
しかも、開口部18は、軸方向Zから見て、中心軸線Cを囲うように形成されている。このため、軸方向Zから見てシャフト32と重なる位置に重なり部が形成される構成と比較して、ロータ4をより広い面積で視認させることできる。
さらに、振動発生装置2は、ブラシレスモータなので、ステータ3とロータ4との間に吸引力が発生する。このため、コイル33から離間する方向へのロータ4の移動を常時規制する必要はなく、軸方向Zにおけるコイル33とは反対側からロータ4に常時接触してロータ4の抜け落ちを規制する部材をシャフト32に設ける必要がない。したがって、ブラシ付モータ等、ロータに常時接触してロータの抜け落ちを規制する部材がシャフトに設けられた振動発生装置と比較して、部品点数を削減することができる。
また、重なり部19は、軸方向Zにおいてロータ4から離間している。本実施形態では、振動発生装置2がブラシレスモータであり、ステータ3とロータ4との間に吸引力が発生するので、重なり部19を軸方向Zにおいてロータ4から離間させることで、ロータ4の回転時にロータ4が重なり部19に摺動することを防止できる。したがって、ロータ4の回転時における摺動音の発生を防止できる。また、ロータ4および重なり部19の摩耗による時計1の故障を防止できる。
そして、本実施形態では、時計1の文字板16を用いてロータ4の脱落を防止できるので、振動発生装置を備える時計において、ロータ4の脱落を防止するための部品を新たに設ける必要がない。したがって、部品点数の増加を抑制できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の振動発生装置102について説明する。
図3は、第2の実施形態の時計の内部構造を示す断面図である。
図3に示すように、振動発生装置102は、ステータ3およびロータ4を有するブラシレスモータ105と、ケース106と、を備える。ブラシレスモータ105は、第1の実施形態の振動発生装置2と同様に形成されている。ケース106は、ロータ4を収容する。ケース106は、ステータ3のベース部31とカバー120とにより形成されている。
カバー120は、ロータ4を径方向Rの外側、および軸方向Zにおけるステータ3のベース部31とは反対側から覆うように設けられている。具体的に、カバー120は、ロータ4を径方向Rの外側から覆う側壁121と、ロータ4を軸方向Zにおけるステータ3のベース部31とは反対側から覆う天壁122と、を備える箱状に形成されている。
天壁122には、開口部123が形成されている。開口部123は、ロータ4を軸方向Zにおけるステータ3のコイル33とは反対側に向けて露出させる。開口部123は、軸方向Zから見て、中心軸線Cを囲うように形成されている。開口部123は、軸方向Zから見て中心軸線Cを中心とする円形状に形成されている。開口部123の内径は、ロータ4の最大半径の2倍よりも小さい。図示の例では、開口部123の内径は、バックヨーク42のヨーク本体45の半径の2倍よりも大きく、取付部47の半径の2倍よりも小さい。これにより、開口部123の開口縁123aには、軸方向Zから見てロータ4と重なる重なり部124が形成されている。重なり部124は、軸方向Zから見て、ロータ4の回転位置によらず、少なくとも一部がロータ4と重なるように設けられている。本実施形態では、重なり部124は、円環状に形成されている。重なり部124は、軸方向Zにおいてロータ4から離間している。
このように、本実施形態によれば、カバー120の天壁122には、ロータ4を軸方向Zにおけるコイル33とは反対側に向けて露出させる開口部123が形成されているので、開口部123を通じてロータ4を外部から視認可能となる。しかも、開口部123の開口縁123aには、軸方向から見てロータ4と重なる重なり部124が形成されているので、軸方向Zに沿ってコイル33から離間するようなロータ4の移動を規制できる。これにより、ロータ4がシャフト32から抜け落ちることを防止できる。したがって、振動発生装置102は、ロータ4の脱落を防止しつつロータ4をユーザーに視認させることができる。
しかも、開口部123は、軸方向Zから見て、中心軸線Cを囲うように形成されている。このため、軸方向Zから見てシャフト32と重なる位置に重なり部が形成される構成と比較して、ロータ4をより広い面積で視認させることできる。
さらに、振動発生装置102は、ブラシレスモータなので、ステータ3とロータ4との間に吸引力が発生する。このため、コイル33から離間する方向へのロータ4の移動を常時規制する必要はなく、軸方向Zにおけるコイル33とは反対側からロータ4に常時接触してロータ4の抜け落ちを規制する部材をシャフト32に設ける必要がない。したがって、ブラシ付モータ等、ロータに常時接触してロータの抜け落ちを規制する部材がシャフトに設けられた振動発生装置と比較して、部品点数を削減することができる。
また、重なり部124は、軸方向Zにおいてロータ4から離間している。本実施形態では、ステータ3およびロータ4はブラシレスモータ105を構成しており、ステータ3とロータ4との間に吸引力が発生するので、重なり部124を軸方向Zにおいてロータ4から離間させることで、ロータ4の回転時にロータ4が重なり部124に摺動することを防止できる。したがって、ロータ4の回転時における摺動音の発生を防止できる。また、ロータ4および重なり部124の摩耗による振動発生装置102の故障を防止できる。
また、本実施形態では、ロータ4を収容するケース106(カバー120)に開口部123を形成することで、ロータ4を外部から視認可能とすることができるとともに、ケース106を用いてロータ4の脱落を防止できる。したがって、ロータ4を収容するケース106を備える振動発生装置102において、ロータ4をユーザーに視認させることが可能となるとともに、ロータ4の脱落を防止するための部品を新たに設けることなくケース106によりロータ4の脱落を防止できる。
なお、第2の実施形態の振動発生装置102を第1の実施形態の振動発生装置2に代えて、時計1に搭載してもよい。これにより、第1の実施形態の時計1と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、振動発生装置を備える電子機器として、時計を例に挙げて説明したが、これに限定されず、電子機器はスマートフォンやタブレットPC等、振動による通知機能を有する機器であればよい。
また、上記実施形態では、開口部18,123の開口縁18a,123aの全体が重なり部19,124であり、重なり部19,124は円環状に形成されているが、これに限定されない。重なり部は、ロータ4がシャフト32から抜け落ちることを防止できればよく、軸方向Zから見てロータ4の回転位置によらず少なくとも一部がロータ4と重なるように設けられていればよい。すなわち、例えば、重なり部は周方向における一部に形成されていてもよい。
また、ロータのバックヨークおよび重錘の形状は、上記実施形態の形状に限定されるものではない。重錘は、ロータの重心を中心軸線Cに対してずらすように形成されていればよい。例えば、重錘は、バックヨークを挟んで磁石とは反対側に設けられていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、上述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1…時計(電子機器) 2,102…振動発生装置 3…ステータ 4…ロータ 16…文字板(覆い部) 18,123…開口部 18a,123a…開口縁 19,124…重なり部 32…シャフト 33…コイル 43…磁石 44…重錘 105…ブラシレスモータ 106…ケース

Claims (6)

  1. ブラシレスモータであって、コイルおよびシャフトを備えるステータ、並びに前記シャフトに外挿されて前記シャフトに回転可能に支持され、前記コイルに吸引する磁石、および前記シャフトの中心軸線からずれた位置に重心を有する重錘を持つロータを有する振動発生装置と、
    前記シャフトの軸方向において前記ロータを挟んで前記コイルとは反対側に配置されるとともに、前記ロータを前記軸方向における前記コイルとは反対側に向けて露出させる開口部が形成された覆い部と、
    を備え、
    前記開口部の開口縁のうち少なくとも一部には、前記軸方向から見て前記ロータと重なる重なり部が形成されており、
    前記開口部は、前記軸方向から見て前記中心軸線を囲うように形成されている、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記重なり部は、前記軸方向において前記ロータから離間している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 時計であって、
    前記覆い部は、文字板である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. コイルおよびシャフトを備えるステータ、並びに前記シャフトに外挿されて前記シャフトに回転可能に支持され、前記コイルに吸引する磁石、および前記シャフトの中心軸線からずれた位置に重心を有する重錘を持つロータを有するブラシレスモータと、
    前記シャフトの軸方向において前記ロータを挟んで前記コイルとは反対側に配置されるとともに、前記ロータを前記軸方向における前記コイルとは反対側に向けて露出させる開口部が形成された覆い部と、
    を備え、
    前記開口部の開口縁のうち少なくとも一部には、前記軸方向から見て前記ロータと重なる重なり部が形成されており、
    前記開口部は、前記軸方向から見て前記中心軸線を囲うように形成されている、
    ことを特徴とする振動発生装置。
  5. 前記重なり部は、前記軸方向において前記ロータから離間している、
    ことを特徴とする請求項4に記載の振動発生装置。
  6. 前記ロータを収容するケースを備え、
    前記覆い部は、前記ケースの一部である、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の振動発生装置。
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