JPH0717037Y2 - 振動アラーム付腕時計 - Google Patents

振動アラーム付腕時計

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JPH0717037Y2
JPH0717037Y2 JP1989015692U JP1569289U JPH0717037Y2 JP H0717037 Y2 JPH0717037 Y2 JP H0717037Y2 JP 1989015692 U JP1989015692 U JP 1989015692U JP 1569289 U JP1569289 U JP 1569289U JP H0717037 Y2 JPH0717037 Y2 JP H0717037Y2
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JP
Japan
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eccentric weight
wheel
vibration
vibrating body
wristwatch
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JP1989015692U
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JPH02107089U (ja
Inventor
伸雄 ▲塚▼田
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セイコー電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振動アラーム付腕時計の構造に関するものであ
る。
〔従来の概要〕
本考案は回転軸に対して偏心した位置に重心を有する偏
心おもり車を回転させて振動を発生させる振動アラーム
付腕時計において、偏心おもり車を、偏心おもり車の駆
動部よりもガラス方向に配置し、前記偏心おもり車の少
なくとも一部を時計表示部に露出させるように構成し
た。これにより偏心おもりが裏蓋(腕時計の携帯者の腕
の表面)よりも遠くになるため、振動発生源としての偏
心おもりの力のモーメントが増加され振動が拡大され
る。さらにおもりの動きが直接見えるようになるため視
覚にうったえることができる。
〔従来の技術〕
従来の振動アラーム付腕時計は棒,打撃片,レバー等に
より皮膚に刺激を与えることにより報知する方式のもの
が種々開示されている。また振動式のものとしては第10
図に示すごとくギヤー22等により打撃バー23が作動し、
振動板24と直結する受撃片25を連打することにより振動
を発生させ、この振動の刺激を皮膚に伝えることにより
設定時刻を報知するものが実開昭57-188185号公報に開
示されている。
しかしながら、偏心おもりを回転させることにより振動
を発生させる方式のものはクロック,ポケットベル等の
比較的大きいサイズのものについては実施されている
が、腕時計においては実施例は無く、具体的な構造に関
する提案も行われていない。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の振動アラーム付腕時計の中で、棒,打撃片,レバ
ー等により皮膚に刺激を与える方式のものは、外装構造
に制約が出るため汎用性に欠け、防水機能の低下につな
がる恐れもあった。又、皮膚に刺激を与える方式のため
携帯者に不快感を与える恐れもあるなど数多くの課題を
有していた。又、第10図に示すような方式の場合、振動
式とは言っても基本的に棒等により刺激を与える方式の
もとの同等であり、刺激を小刻みに非常に数多く繰り返
し与えるようにしただけであり、同様な課題を有してい
る。さらに、この場合には打撃バーが受撃片を連打する
ため、打撃者が発生し無音報知とはならないという課題
をも有していた。これに対し偏心おもりを回転させるこ
とにより振動を発生させる方式のものは、皮膚との接触
部材により刺激を与えるものではなく、機器全体を振動
させることにより、振動エネルギーを腕に与えで報知す
るため、上記のような課題はなくなるが、直接的に皮膚
に刺激を与えられないため、いかに少ない駆動エネルギ
ーでいかに多くの振動エネルギーを腕に与えるかという
ことが課題となる。
そこで本考案の目的は、このような課題を解決し、少な
い駆動エネルギーでより多くの振動エネルギーを腕に与
えることが可能な効率の高い振動アラーム付腕時計を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案では偏心おもりの駆
動源として超音波モータを用い、偏心おもり車を駆動部
よりもガラス方向に配置し、例えば偏心おもり車を文字
板に近接させるとともに文字板に切欠を設けて偏心おも
り車を露出させるか又は偏心おもり車の一部又は全体を
文字板とガラスの間に配置させるようにした。
〔作用〕
上記のように構成された振動アラーム付腕時計は、超音
波モータを回転することにより伝達部を介して偏心おも
りが回転し、これにより腕時計全体が信号して報知する
ことができるが、偏心おもりが文字板に近接して配置さ
れているため、ムーブメントに内蔵された場合に比べて
腕からの距離が遠くなり、その分だけモーメントが大き
くなり、より大きな振動を発生させることが可能とな
る。又、偏心おもり車が露出しているため、振動による
報知とともに偏心おもりの回転を視覚でとらえることも
可能となる。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図及び第2図において振動体1には圧電素子2が接着さ
れ、振動体支持板3に設けられたピン4により支持され
ている。偏心おもり車5はピン4を回転中心とし、振動
体1のくし歯1aの外側に半円弧状の偏心おもり部5aを有
している。この偏心おもり車5は加圧ばね6、押え座
7、ねじ8により振動体1のくし歯1aに圧接され、超音
波モータのロータとしての機能を有している。偏心おも
り車5は、文字板9に設けた穴9aを貫通してガラス10の
方向に突出している。振動体支持板3は地板11にねじ8
で固定されている。筒車12、分車13は地板11および輪列
受14により支持され、それぞれ時針15、分針16を取付け
ている。裏蓋17は通常の時計と同様である。
次に動作について説明すると、圧電素子2に電気信号を
加えることにより、振動体1が機械的に振動し、これに
より偏心おもり車5が回転する。これにより回転軸から
偏心した位置にある重心(Gで示す点)が移動するた
め、その反動で腕時計全体が振動し、この振動エネルギ
ーを腕に与えて報知する。ここで腕時計の振動は偏心お
もり車5の回転により発生するわけであるが、裏蓋17は
腕に接しているため、固定側となりガラス10の方向が大
きな振巾を持つように動くため、偏心おもり車5と裏蓋
17との距離が大きい程ガラス10の方向を信号させるため
のモーメントが大きくなる。すなわち、偏心おもりがム
ーブメントに内蔵された場合の裏蓋と偏心おもりの重心
の距離をhとし、本考案の場合をHとするとH≫hとな
り、効率良く振動を発生させることが可能となる。
又、本考案の実施例では駆動源として超音波モータを用
いているが、これは通常の円筒型の電磁式モータに比べ
て板状部材の積み重ねにより構成されているため、薄型
となり腕時計自体が薄くできる他に、H/hの比率が大き
くなり振動効率の向上が発揮され易い使い方と言える。
しかしながら駆動源としては超音波モータに限らず通常
の電磁式モータでも、おもりを文字板方向に持ってくる
という効果は同じように得られる。さらに偏心おもり車
5がムーブメントに内蔵されていると、外からおもりの
動きが見えないが、第1図及び第2図のように偏心おも
り車5が文字板9の表側に出ていると、回転による動き
を直接見ることができるため、振動による報知の外に視
覚により知らせることも可能となる。
次に第3図及び第4図により他の実施例を説明する。圧
電素子2を接着して成る振動体1は、輪列受14に設けら
れたピン4により支持されてい。ロータ18は偏心おもり
を持たず円板状で、加圧ばね6及び止め輪19で振動体1
に圧接されている。またロータ18の外周には歯車が形勢
されておりピン4とは別軸に設けられた偏心おもり車5
と噛み合っている。偏心おもり車5は地板11及び輪列受
14により支持され、軸部5bが文字板9を貫通して表側に
突出しており、先端にはGの点に重心を有する偏心おも
り5aが固着されている。その他については第1図及び第
2図の場合と同様である。この場合は第1図の場合と同
様の効果を有するが、文字板9に偏心おもり5aより大き
い穴をあける必要がなく軸部5bを逃げるだけ済むため、
文字板9の変形が少なく加工しやすくなるとともに外観
もすっきりする。また歯車を介して増速伝達するため、
より強い振動を起こすことができるという効果を有す
る。
次に第5図および第6図により他の実施例を説明する。
地板11と輪列受14により筒車12、分車13が支持され、時
針15および分針16が駆動され時刻を表示する。地板11の
裏にはピン4が打込まれ、圧電素子2を接着して成る振
動体1を支持するとともにロータ18を案内している。ロ
ータ18の下には加圧ばね6及び止め輪19が組み込まれ、
ロータ19を振動体1に圧接している。ロータ18の外周に
は歯車が形成され、偏心おもり車5と噛み合っている。
偏心おもり車5は地板11に設けられた中心パイプ20に案
内され、針座21を介して地板11と文字板9の間で保持さ
れている。又、偏心おもり車5は筒部5bが文字板9を貫
通して表側に突出しており、先端にはGの点に重心を有
する偏心おもり5aが固着されている。裏蓋17、ガラス10
は通常の腕時計と同様に構成されている。
この場合も第1図の場合と同様の効果を有するが、偏心
おもり車5をムーブメント中心の指針車と同軸に設けて
あるため、外観はオーソドックスにまとめることができ
る。
次に、第7図により他の実施例を説明する。輪列受14に
中心パイプ20が設けられ、外周で案内された分車13と筒
車12は針座21を介して輪列受14と地板11の間に保持され
ている。偏心おもり車5は中心パイプ20の内周で案内さ
れ、止め輪19により支持されている。地板11の上方にピ
ン4が打込まれ、振動体1を支持するとともにロータ18
を案内している。ロータ18と偏心おもり車5は外周に設
けた歯車同志で噛み合っている。その他については第5
図と同様である。この場合も第5図の場合と同様の効果
を有するがも、時針15および分針16と偏心おもり5aの断
面的な位置が入れ換わっているため、アラームの視覚的
な報知にとっては目立ち易くより効果がある。又、裏蓋
17と偏心おもり5aとの距離Hもより大きくなり振動効率
の向上にも効果がある。ムーブメント内部の構造から考
えると、モータ部が地板11の上側に配置され、下側に出
っ張り部がないため、地板11の加工が容易になるととも
に組立性が向上するという効果もある。
次に第8図及び第9図により他の実施例を説明する。地
板11に設けられたピン4に案内された超音波モータのロ
ータ18と筒車12とが噛み合っている。分車13は別に設け
た運針用モータ(図示せず)により駆動され、筒車12と
分車13は独立に駆動されている。筒車12の先端には時針
15が取付けられているが、平面形状は例えば第9図に示
すように中心軸から偏った位置Gに重心があるような形
状をしており、偏心おもりの効果を有するようになって
いる。これにより通常は時針15の先端部15aで時刻表示
を行い、アラーム設定時刻になると高速回転を開始し、
振動を発生させて報知する。報知終了後はまた時刻表示
位置に復帰するという動作を行う。これは常に慣性モー
メントの大きい時針を運針させなければならないため大
きいエネルギーを必要とするが、構造的には部品点数の
削減が可能で、時計の薄型化にも大きな効果がある。図
面は省略するが、時針15は通常の針で分針16に偏心おも
りの機能を持たせるようにすることも可能であることは
言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば偏心おもりの回転
軸が文字板を貫通し、偏心おもりが文字板の表側に配置
されるという構造により、少ない駆動エネルギーでより
多くの振動エネルギーを腕に与えることが可能となり、
さらに視覚により報知することもできるため、振動アラ
ーム付腕時計の設定時刻報知能力が大幅に向上するとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による振動アラーム付腕時計の断面図、
第2図は本考案による振動アラーム付腕時計の外観図、
第3図,第5図,第7図,第8図は本考案による他の実
施例を示す断面図、第4図,第6図,第9図は本考案に
よる他の実施例を示す外観図、第10図は従来の実施例を
示す断面図である。 1……振動体、2……圧電素子 3……振動体支持板、4……ピン 5……偏心おもり車、6……加圧ばね 7……押え座、8……ねじ 9……文字板、10……ガラス 11……地板、12……筒車 13……分車、14……輪列受 15……時針、16……分針 17……裏蓋、18……ロータ 19……止め輪、20……中心パイプ 21……針座、22……ギヤー 23……打撃バー、24……振動板 25……受撃片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕時計の腕に接触する側に配置した裏外装
    部材(17)と、 裏外装部材(17)のある側に配置した振動体支持板
    (3)と、 振動体支持板(3)に固定して、裏外装部材(17)とほ
    ぼ垂直に配置したピン(4)と、 中心部の付近をピン(4)に固定した振動体(1)と、 振動体(1)に固定した圧電素子(2)と、 振動体(1)に接触し、腕時計のガラス(10)側から見
    える位置に配置した偏心おもり車(5)と、 偏心おもり車(5)を振動体(1)に所定の圧力で加圧
    する加圧手段(6)とを有し、 アラームの設定した時刻になると偏心おもり車(5)が
    回転するように超音波モータの圧電素子(2)に駆動信
    号を出力することにより、偏心おもり車(5)の回転に
    よる振動で報知することを特徴とする振動アラーム付腕
    時計。
JP1989015692U 1988-06-27 1989-02-13 振動アラーム付腕時計 Expired - Lifetime JPH0717037Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989015692U JPH0717037Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 振動アラーム付腕時計
US07/369,732 US5023853A (en) 1988-06-27 1989-06-22 Electric apparatus with silent alarm
EP89306433A EP0349230B1 (en) 1988-06-27 1989-06-26 Alarm apparatus
DE68917656T DE68917656T2 (de) 1988-06-27 1989-06-26 Alarmvorrichtung.

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989015692U JPH0717037Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 振動アラーム付腕時計

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JPH02107089U JPH02107089U (ja) 1990-08-24
JPH0717037Y2 true JPH0717037Y2 (ja) 1995-04-19

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ID=31227958

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JP1989015692U Expired - Lifetime JPH0717037Y2 (ja) 1988-06-27 1989-02-13 振動アラーム付腕時計

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JPH02107089U (ja) 1990-08-24

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