JPH10319146A - 振動モータを有する電子機器 - Google Patents

振動モータを有する電子機器

Info

Publication number
JPH10319146A
JPH10319146A JP9128536A JP12853697A JPH10319146A JP H10319146 A JPH10319146 A JP H10319146A JP 9128536 A JP9128536 A JP 9128536A JP 12853697 A JP12853697 A JP 12853697A JP H10319146 A JPH10319146 A JP H10319146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration motor
back cover
module
fixing member
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9128536A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sonoda
▼ひろ▲行 園田
Tadashi Sakurazawa
正 櫻澤
Mitsuo Matsunaga
光夫 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9128536A priority Critical patent/JPH10319146A/ja
Publication of JPH10319146A publication Critical patent/JPH10319146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定時刻を振動によって告知するための振動
モータを機器ケースに簡単に、がたつきのない状態で固
定でき、しかも振動を裏蓋に確実に伝達できる構造とす
る。 【解決手段】 回路基板4を有したモジュール2が内部
に設けられる機器ケース1と、機器ケース1の裏側に取
り付けられる裏蓋3と、裏蓋3に載置されモジュール2
によって駆動が制御される振動モータ10と、振動モー
タ10が裏蓋3と接触するように裏蓋3に押さえ付けて
固定する固定部材11とを備える。固定部材11によっ
て振動モータ10をがたつきのない状態で固定でき、裏
蓋3と接触しているため、振動を確実に伝達できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻等の情報を振
動によって報知するための振動モータを備えた電子機器
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子腕時計や腕時計型無線機、電子手帳
等の小型電子機器では、設定された時刻や、設定された
時間が経過したことを振動によって告知する構造のもの
が開発されている。振動による告知では、無音のため騒
音とならず、又、街頭、工事現場等の騒がしい場所での
聞き洩らしがないためである。
【0003】このような電子機器は、機器ケース内に振
動モータが配置されていると共に、機器ケースの裏側に
裏蓋が取り付けられており、裏蓋が手首に接触するよう
に着用され、振動モータの振動が裏蓋を介して手首に伝
達されるようになっている。
【0004】電子腕時計等の従来における機器ケースへ
の振動モータの固定は、振動モータをモジュールに直
接、半田付けしたり、振動モータを緩衝材によって包
み、この覆い状態で緩衝材を機器ケースに固定すること
によって間接的に固定している。又、実開平6−129
90号公報では、機器ケース内に設けられるモジュール
と、裏蓋に取り付けられたパッドとによって振動モータ
を挟むことによって固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、振動モ
ータをモジュールに半田付けする取り付け構造では、面
倒な半田付け作業が必要となっているばかりでなく、振
動モータの振動が裏蓋に直接に伝達しにくく、明確な振
動の告知ができない問題を有している。振動モータを緩
衝材で包む構造においても、振動モータの振動が緩衝材
によって吸収されて減衰するため、振動による明確な告
知ができない同様の問題を有している。
【0006】実開平6−12990号公報の構造では、
モジュールとの間で振動モータを挟み込むパッドの保持
力が充分でなく、振動モータががたつくと共に、振動モ
ータが故障し易い問題を有している。又、振動モータが
機器ケース内で移動することによって、振動モータとモ
ジュールとの接続が切れ、振動モータが駆動できなくな
る問題も有している。さらに、振動モータの厚みが加わ
るため、電子機器が厚くなる問題を有している。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、振動モータを機器ケース内に
簡単に固定することができると共に、振動モータの振動
を裏蓋に確実に伝達でき、さらには、がたつきのない固
定が可能な振動モータを有する電子機器を提供すると共
に、電子機器の厚みを薄くすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、回路基板を有したモジュールが
内部に設けられた機器ケースと、この機器ケースの裏側
に取り付けられた裏蓋と、この裏蓋に載置され、前記モ
ジュールによって駆動が制御される振動モータと、この
振動モータを前記裏蓋と接触するように裏蓋に押さえ付
けて固定する固定部材と、を備えていることを特徴とす
る。
【0009】この構造では、固定部材が振動モータを裏
蓋に押さえ付けて固定するため、裏蓋との接触状態で振
動モータを固定することができる。このため、振動モー
タの振動が直接に裏蓋に伝達され、振動による告知を明
確に行うことができる。
【0010】又、固定部材は振動モータを裏蓋に押え付
けるため、振動モータを確実に固定でき、がたつきこと
がなくなる。さらには、半田付けが不要のため、簡単に
固定できる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記固定部材は、前記振動モータを覆うフード
部と、このフード部に連設され前記裏蓋に接するフラン
ジ部とを有し、このフランジ部と裏蓋とが相互に係合さ
れることを特徴とする。
【0012】フード部が振動モータを覆った状態で、フ
ランジ部が裏蓋に係合されることにより、固定部材は振
動モータを裏蓋に押え付けて固定する。このため、簡単
で、がたつきのない固定ができ、しかも裏蓋への振動の
伝達を確実に行うことができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記固定部材は、前記振動モータの周囲を囲む
ように裏蓋に設けられた立壁部と、前記モジュールに取
り付けられ振動モータを上方から裏蓋に押圧する弾性体
からなる押圧部と、を備えていることを特徴とする。
【0014】立壁部が振動モータの周囲を囲むため、振
動モータが変位することがない。又モジュール側の押圧
部は振動モータを裏蓋に押圧するため、裏蓋に振動を良
好に伝達することができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項2記載の発明で
あって、前記裏蓋及び固定部材が金属によって形成され
ており、固定部材のフランジ部がスポット溶接によって
裏蓋に固着されていることを特徴とする。
【0016】裏蓋及び固定部材が共に金属によって形成
されるため、大きな強度で振動モータを固定することが
でき、変形等を防止することができる。
【0017】請求項5の発明は、請求項2記載の発明で
あって、前記裏蓋及び固定部材のいずれか一方又は双方
が樹脂によって形成されており、裏蓋と固定部材のフラ
ンジ部とが樹脂の溶着によって固着されていることを特
徴とする。
【0018】裏蓋又は固定部材の少なくとも一方が樹脂
によって形成されることにより、軽量化ができ、携帯性
及び着用性が向上する。
【0019】請求項6の発明は、回路基板を有したモジ
ュールが内部に設けられた機器ケースと、凹み部が形成
され、前記機器ケースの裏側に取り付けられた裏蓋と、
前記凹み部及びモジュールのハウジングに挟まれること
によって固定され、前記モジュールによって駆動が制御
される振動モータと、を備えていることを特徴とする。
【0020】この構造では、裏蓋に形成した凹部とモジ
ュールのハウジングとよって振動モータが挟まれるた
め、振動モータは凹部に落ち込んだ状態で固定される。
このため、振動モータを確実に固定でき、がたつくこと
がない。又、振動モータの振動を直接に裏蓋に伝達する
ことができ、振動の告知を明確に行うことができる。さ
らに、振動モータが凹部に落ち込んだ状態で固定される
ため、振動モータの厚さが吸収され、その分、機器ケー
スを薄くすることができる。
【0021】請求項7の発明は、請求項6記載の発明で
あって、前記振動モータの外面に沿った形状の保持面を
有した保持する保持プレートが前記裏蓋の凹み部に設け
られていることを特徴とする。
【0022】保持プレートの保持面が振動モータの外面
に沿って形状となっているため、振動モータと確実に接
触し、がたつきのない固定を行うことができる。
【0023】請求項8の発明は、請求項6記載の発明で
あって、前記裏蓋の凹み部は、前記振動モータの外面に
沿った形状で窪んでいることを特徴とする。
【0024】凹み部が振動モータの外面に沿った形状と
なっているため、振動モータが凹部に嵌め込まれた状態
で、凹部内に落ち込む。従って、振動モータをさらに、
強固に固定することができる。
【0025】請求項9の発明は、請求項6〜8のいずれ
かに記載の発明であって、前記モジュールによって表示
が制御される表示パネルが前記機器ケースの内部に設け
られており、この表示パネル及び前記振動モータはそれ
ぞれの端部が干渉することなく、上下方向で少なくとも
一部が重なり合う位置となるように配置されていること
を特徴とする。
【0026】表示パネルの端部と振動モータの端部とが
干渉することなく、上下方向で重なり合った状態では、
表示パネルの端部を振動モータの上方に位置させること
ができる。このため、その分、表示パネルの面積を広く
でき、表示パネルが表示する表示内容が見易くなる。
【0027】請求項10の発明は、請求項6〜9のいず
れかに記載の発明であって、前記機器ケース及びモジュ
ールのハウジングにおける振動モータの上方部分に窓部
が開口されていることを特徴とする。
【0028】窓部を介して機器ケース内部の振動モータ
及びその駆動状態を見ることができ、使用上の趣味性が
向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、電子腕時計に適用したそれ
ぞれの実施形態を参照して本発明を説明する。
【0030】図1及び図2は、本発明の第1の実施形態
であり、腕時計型の機器ケース1内にモジュール2が配
置されると共に、機器ケース1の裏側に裏蓋3が取り付
けられている。
【0031】モジュール2は、時計全体の制御を行う回
路基板4及び回路基板4によって時刻、その他の情報の
表示が制御される液晶表示パネル5を備え、さらに表示
パネル5と回路基板4とを接続するインターコネクタ
(いずれも図示省略)や電池を備えている。これらの各
部材はアッパーハウジング6およびロアハウジング7に
よって組み付けられ、図示を省略した地板をハウジング
に係止させることによってモジュール2が組立状態とな
る。
【0032】裏蓋3は、機器ケース1の下面を覆うよう
に取り付けられる。この裏蓋3は、金属によって形成さ
れており、機器ケース1の下面の外周側に配置されたシ
ールリング9に外周側が密着した状態で、ねじ止めされ
ることによって機器ケース1の下面を覆うように固定さ
れる。かかる裏蓋3には、振動モータ10が固定部材1
1によって固定されている。
【0033】振動モータ10は、固定子、回転子等が内
部に配置されたモータケース12と、このモータケース
12の外側に設けられた錘13とを備えている。錘13
はモータケース12の外部に引き出された回転軸12a
に取り付けられて回転軸12aと一体的に回転する。錘
13は半円形に成形されており、その回転により回転軸
12aの回転振動を増幅して振動を発生する。
【0034】この振動モータ10を配置するため、モジ
ュール2のロアハウジング7には、切欠部7aが形成さ
れており、振動モータ10は切欠部7a内に挿入される
ように設けられている。このようにロアハウジング7に
形成した切欠部7a内に振動モータ10が挿入されるこ
とによって、モジュール2と振動モータ10とが機器ケ
ース1の厚さ方向で重複し合って振動モータ10の厚さ
を吸収することができる。このため機器ケース1を薄く
することができるメリットがある。
【0035】かかる振動モータ10は、設定されたアラ
ーム時刻となったときにモジュール2の回路基板4から
信号が入力され、この信号の入力によって駆動する。こ
の振動モータ10と回路基板4との接続を行うため、図
2に示すように、出力電極及び入力電極(図示省略)が
パターン形成されている補助基板14が裏蓋3に取り付
けられている。そして、この補充基板14の出力電極に
振動モータ10からの端子15が半田16によって接続
されている。一方、回路基板4の電極(図示省略)と補
充基板14の入力電極との間には、コイルスプリングか
らなる接続部材17が介挿されている。接続部材17
は、導電性金属線が巻回されて形成されることにより弾
性力が付与されており、これにより回路基板4と補助基
板14とが電気的に接続される。
【0036】固定部材11は、金属板によって全体が形
成されており、フード部18とフランジ部19とが連設
された形状となっている。フード部18は、コの字形断
面に形成されることによって振動モータ10の外面を覆
っている。フランジ部19はフード部18の両端部を水
平に屈曲させることによってフード部18と一体的に形
成されると共に、裏蓋3に接合されている。フランジ部
19と裏蓋3との接合は、これらをスポット溶接するこ
とによって行われる。このような固定部材11は、フラ
ンジ部19が裏蓋3に接合されることにより、フード部
18が振動モータ10を裏蓋3に押え付けるように作用
する。このため、振動モータ10と裏蓋3とが密に接触
した状態となる。
【0037】20は、振動モータ10及び補助基板14
を裏蓋3に固定するための両面接着テープであり、必要
がない場合は省略することができる。又、21は、機器
ケース1の上面に嵌め込まれた時計ガラスであり、周辺
部分を溶着、接着するようによって機器ケース1に固定
されている。
【0038】このような実施形態において、固定部材1
1は、そのフード部18が振動モータ10を覆うことに
よって、振動モータ10を裏蓋3に押え付けるように作
用するため、振動モータ10が確実に固定され、がたつ
くことがなくなる。又、振動モータ10と裏蓋3とが密
に接触することができ、このため振動モータ10の振動
を裏蓋3に直接に伝達することができる。従って、振動
による告知を確実に行うことができる。
【0039】図3及び図4は、本発明の第2の実施形態
を示す。この実施形態では、裏蓋3が樹脂によって形成
されていると共に、振動モータ10の周囲に対応する部
分に係止突起22が形成されている。一方、固定部材1
1のフランジ部19には、係止孔23が形成されてお
り、係止孔23と係止突起22とが係合することによっ
て、固定部材11が裏蓋3に固定される。
【0040】この固定状態では、固定部材11のフード
部18が振動モータ10を裏蓋3に押え付けるため、が
たつきのない固定を簡単に行うことができると共に、振
動モータ10の振動を裏蓋3に確実に伝達することがで
きる。この実施形態では、裏蓋3が樹脂によって形成さ
れるため、腕時計を軽量とすることができ、しかもソフ
トな装着感で装着することができる。
【0041】かかる樹脂製の裏蓋3の機器ケース1への
取り付けは、裏蓋3に係合片24を一体的に形成すると
共に、機器ケース1の内面に係合凹部25を形成し、こ
の係合凹部25に係合片24の係合突起24aを係合さ
せることによって行われる。この場合、シールリング9
は係合片24と機器ケース1の内面との間に挟み込まれ
ることによって、裏蓋3と機器ケース1との間の密閉を
行っている。
【0042】図5及び図6は、本発明の第3の実施形態
を示し、裏蓋3が樹脂によって形成されている。又、フ
ード部18及びフランジ部19からなる固定部材11も
樹脂によって形成されている。
【0043】裏蓋3への固定部材11の固定は、固定部
材11のフランジ部19及び裏蓋3の対応部分に凹凸を
形成して相互に噛み込ませ、この噛み込み状態で超音波
溶着することによって行われる。又、超音波溶着に限ら
ず、接着剤を用いた固定を行っても良い。
【0044】この実施形態では、上述した第2の実施形
態と同様の作用を有するのに加えて、固定部材11も樹
脂によって形成されるため、さらに軽量とすることがで
きる。
【0045】図7及び図8は、第4の実施形態を示し、
立壁部26及び押圧部27によって固定部材11が形成
されている。立壁部26は、樹脂製の裏蓋3から上方に
一体的に立ち上がるように形成されており、この立ち上
がりによって振動モータ10の周囲を囲んで振動モータ
10の側面を固定し、その横ずれを防止している。
【0046】一方、押圧部27は、モジュール2のロア
ハウジング7下面に固定されている。この押圧部27
は、弾性体によって平板状に形成されており、その弾性
によって振動モータ10を上方から押圧し、この押圧に
よって振動モータ10を裏蓋3に押え付けている。従っ
て、振動モータ10が裏蓋3と密に接触でき、振動を裏
蓋3に確実に伝達することができる。
【0047】この実施形態では、立壁部26内に振動モ
ータ10を収容した状態で、裏蓋3を機器ケース1に取
り付けるだけで、立壁部26及び押圧部27により振動
モータ10を固定することができる。このためスポット
溶接、係合、溶着等を行う必要がなく、振動モータ10
を簡単に固定することができる。
【0048】図9は、本発明の第5の実施形態を示す。
回路基板4及び液晶表示パネル5がアッパーハウジング
6及びロアハウジング7の間に固定され、さらにアッパ
ーハウジング6及びロアハウジング7に地板28が係合
することによってモジュール2が組み付けられている。
地板28はロアハウジング下面から上方に延びており、
そのフック穴28aがアッパーハウジング6のフック突
起6aに係合することによって組み付け状態を維持する
ようになっている。
【0049】又、機器ケース1の上面と時計ガラス21
との間には、カバー部材29が設けられている。このカ
バー部材29における液晶表示パネル5に対応した部分
には、開口部29aが形成され、この開口部29aから
液晶表示パネル5の表示を見ることができるようになっ
ている。
【0050】この実施形態の裏蓋3は金属によって形成
されており、ねじ30によって機器ケース1の裏側に固
定されている。裏蓋3は大部分が平板状に形成されてい
るが、下方に窪んだ凹み部31が一部分に形成されてお
り、この凹み部31に振動モータ10が配置される。
【0051】32は、裏蓋3の凹み部31上に溶接、接
着等によって設けられた保持プレートであり、振動モー
タ10の外面に沿った形状に成形されている。
【0052】振動モータ10はこの保持プレート32
と、モジュール2とに挟まれることによって固定され
る。この場合、モジュール2においては、振動モータ1
0が挿入される切欠部7aがロアハウジング7に形成さ
れると共に、アッパーハウジング6の下面には、押圧凹
部33が形成されている。押圧凹部33は保持プレート
32と同様に、振動モータ10の外面に沿って形状に成
形されており、この押圧凹部33と保持プレート32と
の間で振動モータ10を挟み込むことによって、その固
定を行っている。
【0053】なお、保持プレート32と振動モータ10
との間及び押圧凹部3と振動モータ10との間には、弾
性体からなる薄いスペーサシート34、35がそれぞれ
介挿されているが、必要がない場合は省いても良い。
【0054】このような実施形態では、裏蓋3側の保持
プレート32と、モジュール2側におけるアッパーハウ
ジング6の押圧凹部33とによって振動モータ10が挟
まれることによって固定されるため、振動モータ10を
簡単に固定できる。又、保持プレート32及び押圧凹部
33が振動モータ10の外面に沿った形状となってお
り、振動モータ10を嵌合状態で固定するため、強固に
固定でき、振動モータ10ががたつくことがない。さら
に、振動モータ10は裏蓋3に形成されている凹み部3
1に落ち込んだ状態となっているため、振動モータ10
の厚さが凹み部31によって吸収される。このため、機
器ケース1を薄くすることができる。
【0055】図10は、本発明の第6の実施形態を示
す。この実施形態では、裏蓋3の凹み部31が振動モー
タ10の外面に沿った凹み形状となっており、この凹み
部31が振動モータ10に直接に当接している。そし
て、裏蓋3の凹み部31とアッパーハウジング6の押圧
凹部33とによって振動モータ10を挟み込んで固定し
ている。
【0056】この実施形態では、裏蓋3の凹み部31が
振動モータ10の外面に沿った形状となっていることに
より、凹み部31が振動モータ10を確実に保持するこ
とができる。このため、図9の実施形態に比べて保持プ
レート32が不要となり、部品点数が減じて構造が簡単
となると共に、機器ケース1をさらに薄くすることがで
きる。
【0057】図11は、第7の実施形態を示し、図10
と同様に、裏蓋3の凹み部31が振動モータ10の外面
に沿った形状に成形されることによって、凹み部31が
直接に振動モータ10に当接している。
【0058】これに加え、アッパーハウジング6におけ
る押圧凹部33成形部位の肉厚が厚くなっており、その
分、振動モータ10が裏蓋3側に変位した状態で固定さ
れている。又、液晶表示パネル5は、端部が振動モータ
10側に延びており、この端部5aと振動モータ10の
対向した端部とが干渉することなく、上下方向で少なく
とも一部が重なり合った状態となっている。このような
構造では、液晶表示パネル5の面積を広くすることがで
き、その表示内容が見易くなる。又、この場合において
も、振動モータ10は、裏蓋3に形成した凹み部31に
落ち込んで保持されるため、機器ケース1を薄くするこ
とができる。
【0059】図12は、第8の実施形態を示す。この実
施形態では、アッパーハウジング6における振動モータ
10との対応部分が開口されることによって窓部37が
形成されていると共に、機器ケース1の一部となってい
るカバー部材29における振動モータ10との対応部分
が開口されることによって、同様に窓部38が形成され
ている。さらに、これらの窓部37、38は連通するよ
うに形成されており、これにより機器ケース1内の振動
モータ10を機器ケース1の外部から見ることができ
る。又、モータ10のケース12に穴を明けて回転子等
を目視できるようにしたり、錘13を着色することによ
って報知を目によっても確認できるようにすることがで
きる。このため使用上の趣味性が向上する。
【0060】この実施形態では、弾性体からなる押え部
材39が振動モータ10の上方に配置されている。押え
部材39は内方側に延びる機器ケース1の鍔部40の下
面に設けられると共に、アッパーハウジング6の内部に
侵入している。これにより押え部材39は、その弾性に
よって振動モータ10を裏蓋3の凹み部31に押し付け
て固定している。
【0061】このような固定構造では、押え部材39が
アッパーハウジング6の内部から振動モータ10に当接
して固定するため、振動モータ10の上部がアッパーハ
ウジング6を突き出た状態で固定することができる。こ
のため、その分、機器ケース1を薄くすることができ
る。
【0062】本発明は、以上の実施形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能であり、例えば電子手帳、無線
機、その他の電子機器に同様に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば振
動モータを簡単に機器ケースに固定することができると
共に、がたつきのない確実な固定が可能となる。又、本
発明では、振動モータの振動を裏蓋に確実に伝達でき、
振動による告知を良好に行うことができる。さらに、裏
蓋に凹み部を設け、この凹み部に振動モータを配置する
ことにより、電子機器を薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の断面図である。
【図2】第1の実施形態の別の断面図である。
【図3】第2の実施形態の断面図である。
【図4】第2の実施形態の別の断面図である。
【図5】第3の実施形態の断面図である。
【図6】第3の実施形態の別の断面図である。
【図7】第4の実施形態の断面図である。
【図8】第4の実施形態の別の断面図である。
【図9】第5の実施形態の断面図である。
【図10】第6の実施形態の断面図である。
【図11】第7の実施形態の断面図である。
【図12】第8の実施形態の断面図である。
【符号の説明】
1 機器ケース 2 モジュール 3 裏蓋 4 回路基板 5 液晶表示パネル 10 振動モータ 11 固定部材 31 凹み部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板を有したモジュールが内部に設
    けられた機器ケースと、 この機器ケースの裏側に取り付けられた裏蓋と、 この裏蓋に載置され、前記モジュールによって駆動が制
    御される振動モータと、 この振動モータを前記裏蓋と接触するように裏蓋に押さ
    え付けて固定する固定部材と、を備えていることを特徴
    とする振動モータを有する電子機器。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は、前記振動モータを覆う
    フード部と、このフード部に連設され前記裏蓋に接する
    フランジ部とを有し、このフランジ部と裏蓋とが相互に
    係合されることを特徴とする請求項1記載の振動モータ
    を有する電子機器。
  3. 【請求項3】 前記固定部材は、前記振動モータの周囲
    を囲むように裏蓋に設けられた立壁部と、前記モジュー
    ルに取り付けられ振動モータを上方から裏蓋に押圧する
    弾性体からなる押圧部と、を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の振動モータを有する電子機器。
  4. 【請求項4】 前記裏蓋及び固定部材が金属によって形
    成されており、固定部材のフランジ部がスポット溶接に
    よって裏蓋に固着されていることを特徴とする請求項2
    記載の振動モータを有する電子機器。
  5. 【請求項5】 前記裏蓋及び固定部材のいずれか一方又
    は双方が樹脂によって形成されており、裏蓋と固定部材
    のフランジ部とが樹脂の溶着によって固着されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の振動モータを有する電子
    機器。
  6. 【請求項6】 回路基板を有したモジュールが内部に設
    けられた機器ケースと、 凹み部が形成され、前記機器ケースの裏側に取り付けら
    れた裏蓋と、 前記凹み部及びモジュールのハウジングに挟まれること
    によって固定され、前記モジュールによって駆動が制御
    される振動モータと、を備えていることを特徴とする振
    動モータを有する電子機器。
  7. 【請求項7】 前記振動モータの外面に沿った形状の保
    持面を有した保持する保持プレートが前記裏蓋の凹み部
    に設けられていることを特徴とする請求項6記載の振動
    モータを有する電子機器。
  8. 【請求項8】 前記裏蓋の凹み部は、前記振動モータの
    外面に沿った形状で窪んでいることを特徴とする請求項
    6記載の振動モータを有する電子機器。
  9. 【請求項9】 前記モジュールによって表示が制御され
    る表示パネルが前記機器ケースの内部に設けられてお
    り、この表示パネル及び前記振動モータはそれぞれの端
    部が干渉することなく、上下方向で少なくとも一部が重
    なり合う位置となるように配置されていることを特徴と
    する請求項6〜8のいずれかに記載の振動モータを有す
    る電子機器。
  10. 【請求項10】 前記機器ケース及びモジュールのハウ
    ジングにおける振動モータの上方部分に窓部が開口され
    ていることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載
    の振動モータを有する電子機器。
JP9128536A 1997-05-19 1997-05-19 振動モータを有する電子機器 Pending JPH10319146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9128536A JPH10319146A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 振動モータを有する電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9128536A JPH10319146A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 振動モータを有する電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10319146A true JPH10319146A (ja) 1998-12-04

Family

ID=14987190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9128536A Pending JPH10319146A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 振動モータを有する電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10319146A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1347350A2 (en) * 2002-03-20 2003-09-24 Kabushiki-Kaisya Tokyo shinyu Wrist watch with vibration function
JP2014173959A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Casio Comput Co Ltd 電子機器
JP2015119911A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 セイコーエプソン株式会社 生体情報検出装置
JP2016104224A (ja) * 2016-02-04 2016-06-09 セイコーエプソン株式会社 生体情報検出装置
CN107621774A (zh) * 2016-07-15 2018-01-23 精工电子有限公司 机构模块、机芯以及钟表
JP2019095239A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 セイコーインスツル株式会社 電子機器および振動発生装置
CN115085437A (zh) * 2021-12-06 2022-09-20 荣耀终端有限公司 振动马达和终端设备

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1347350A2 (en) * 2002-03-20 2003-09-24 Kabushiki-Kaisya Tokyo shinyu Wrist watch with vibration function
US7050360B2 (en) * 2002-03-20 2006-05-23 Kabushiki-Kaisya Tokyo Shinya Wrist watch with vibration function
EP1347350A3 (en) * 2002-03-20 2007-09-12 Kabushiki-Kaisya Tokyo shinyu Wrist watch with vibration function
JP2014173959A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Casio Comput Co Ltd 電子機器
JP2015119911A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 セイコーエプソン株式会社 生体情報検出装置
JP2016104224A (ja) * 2016-02-04 2016-06-09 セイコーエプソン株式会社 生体情報検出装置
CN107621774A (zh) * 2016-07-15 2018-01-23 精工电子有限公司 机构模块、机芯以及钟表
CN107621774B (zh) * 2016-07-15 2020-12-25 精工电子有限公司 机构模块、机芯以及钟表
JP2019095239A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 セイコーインスツル株式会社 電子機器および振動発生装置
CN115085437A (zh) * 2021-12-06 2022-09-20 荣耀终端有限公司 振动马达和终端设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2872056B2 (ja) 弾性表面波デバイス
US7230885B2 (en) Wrist watch case, wrist watch with auto time adjusting function by electric wave, and wrist mountable electric device case
JPH10319146A (ja) 振動モータを有する電子機器
JP3955391B2 (ja) 無線制御式ムーブメントおよびその組立方法
JP4021218B2 (ja) 電子時計
JP5034347B2 (ja) 電子時計
JP2019164112A (ja) 電子時計
JPH09318774A (ja) 報音装置
US11474482B2 (en) Electronic watch
JPH0666969A (ja) 腕時計の構造
US4296488A (en) Watch movement construction
JPH11248546A (ja) 電子体温計のブザー取付構造
JP2004069622A (ja) モータ取付構造、モータ取付部材及びモータを備えた電子機器
JPS6310544Y2 (ja)
JPS6231906Y2 (ja)
JPH082637Y2 (ja) 小型指針表示式水晶時計
CN107621774B (zh) 机构模块、机芯以及钟表
JPS6210704Y2 (ja)
JPH09102681A (ja) フレーム・グラウンド接続構造
JP2000269656A (ja) スピーカ内蔵電子機器
JPS6231907Y2 (ja)
JP4116169B2 (ja) 電磁型発音体
JPH11281999A (ja) 電子機器の構造
CN115079548A (zh) 器件搭载部件、壳体以及钟表
JP2020034401A (ja) 時計用ムーブメントおよび時計

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051115