JP2000269656A - スピーカ内蔵電子機器 - Google Patents

スピーカ内蔵電子機器

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JP2000269656A
JP2000269656A JP11068742A JP6874299A JP2000269656A JP 2000269656 A JP2000269656 A JP 2000269656A JP 11068742 A JP11068742 A JP 11068742A JP 6874299 A JP6874299 A JP 6874299A JP 2000269656 A JP2000269656 A JP 2000269656A
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JP
Japan
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speaker
diaphragm
electronic device
built
case
Prior art date
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Pending
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JP11068742A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Nakayoshi
浩和 中吉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカの内蔵構造を簡素化し、薄型化や軽
量化を達成する。 【解決手段】 装置ケース110の内壁面には、スピー
カボックスを構成するリブ(突条部)130が形成さ
れ、装置ケース110の外周壁110Aと合流してい
る。リブ130の先端部及び外周壁110Aの中途部に
は、内周側に屈曲形成されたフランジ部140が設けら
れ、このフランジ部140にスピーカユニット200が
装着される。スピーカユニット200は、振動板210
と圧電素子220A、220Bとから構成されている。
振動板210は、接着剤230を介してフランジ部14
0に接着固定されている。振動板210と圧電素子22
0A、220Bは、リード線232A、232Bによ
り、配線基板116に接続され、この配線基板116に
搭載された駆動回路によって駆動される。スピーカ用の
ケースを排除でき、薄型化、軽量化を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置ケース内にス
ピーカを内蔵した電子機器に関し、特に携帯型の装置等
のように小型化が要請される電子機器に適用して有効な
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図6(A)(B)に示
す携帯電話機10の内部に設けられるスピーカ20とし
て、図7(A)〜(C)に示すような薄型円板状のもの
が提供されている。このスピーカ20は、図6(A)に
示すように、携帯電話機10の装置ケース10Aの内側
に装着されたものである。このスピーカ20は、円板状
のスピーカケース22の内部に、金属製の振動板24と
バイモルフを構成する圧電素子26A、26Bとを設け
たものである。
【0003】スピーカケース22は、多数の放音孔28
を形成した円板状の前面部22Aと、この前面部22A
の全周縁部に沿って環状に設けられた側板部22Bと、
この側板部22Bの先端部から内周側に屈曲形成された
フランジ部22Cとを有するものである。振動板24
は、スピーカケース22に対応する円板状に形成されて
おり、この振動板24の両面に、それぞれ板状に形成さ
れた圧電素子26A、26Bが接着等によって設けられ
ている。振動板24の外周部には接着剤30が設けら
れ、この接着剤30を介して振動板24がフランジ部2
2Cに接着固定されている。
【0004】各圧電素子26A、26Bは、ワイヤ34
によって接続されており、これら圧電素子26A、26
Bと振動板24には、半田付けによりリード線32A、
32Bが接続されており、このリード線32A、32B
を介して携帯電話機10内に設けられた配線基板12に
接続され、この配線基板12に搭載された駆動回路によ
って駆動される。すなわち、振動板24と各圧電素子2
6A、26Bとの間に、交流電圧源V1からの交流電圧
(例えば3Vp−p)を入力することにより、振動板2
4の両側の圧電素子26A、26Bに伸縮が生じ、振動
板24が振動するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置においては、携帯電話機10の装置ケース
10Aの内側に、さらにスピーカケース22を具備した
スピーカ20を配置しなければならず、ケースが二重構
造となっているため、装置の薄型化や軽量化を図る上で
障害となる。
【0006】そこで本発明の目的は、スピーカを内蔵す
るための構造を簡素化でき、薄型化や軽量化、さらには
部品点数の削減や部品実装やデザインの自由度を向上で
きるスピーカ内蔵電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、装置ケース内にスピーカを内蔵した電子機器
において、前記装置ケースの内壁面にスピーカボックス
を構成するスピーカ収納部を形成し、前記スピーカ収納
部に、振動板とその駆動体よりなるスピーカユニットを
装着するとともに、前記装置ケースのスピーカユニット
に対向する領域に放音孔を形成したことを特徴とする。
【0008】本発明のスピーカ内蔵電子機器では、振動
板とその駆動体よりなるスピーカユニットが、電子機器
の装置ケースの内壁面に直接形成されたスピーカ収納部
に装着されている。そして、スピーカ収納部をスピーカ
ボックスとして、スピーカユニットが駆動し、電子機器
の装置ケースに形成された放音孔より音響出力を行う。
したがって、このスピーカ内蔵電子機器では、電子機器
の装置ケースによってスピーカのケースを兼用すること
ができ、従来のような二重構造のケースを設けることな
く、スピーカを配置できるので、スピーカを内蔵するた
めの構造を簡素化でき、薄型化や軽量化、さらには部品
点数の削減や部品実装やデザインの自由度を向上するこ
とが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるスピーカ内蔵
電子機器の実施の形態について説明する。図1(A)
は、本発明によるスピーカ内蔵電子機器の一例としての
携帯電話機の一部外観を示す斜視図であり、図1(B)
は、図1(A)のX−X線断面図である。本例の携帯電
話機100は、図1(A)に示すように、装置ケース1
10のアンテナ114等が設けられる上端部近傍部にス
ピーカを内蔵したスピーカ収納部120を設けたもので
あり、装置ケース110のスピーカ収納部120に対応
する部分には、多数の放音孔112が形成されている。
【0010】また、装置ケース110のスピーカ収納部
120には、スピーカケースを排除した状態でスピーカ
ユニット200が直接組み込まれている。以下、スピー
カ収納部120の構造を説明すると、まず、装置ケース
110の内壁面には、スピーカボックスを構成するため
のリブ(突条部)130が形成されている。このリブ1
30は、例えば合成樹脂の成形品よりなる装置ケース1
10の成形時に、同時成形によって一体に形成されるも
のであり、一部が装置ケース110の上端部を構成する
外周壁110Aと合流している。そして、このようなリ
ブ130と装置ケース110の外周壁110A、及び前
面壁110Bとにより、一定の音響空間を有するスピー
カボックスが構成されている。
【0011】また、リブ130の先端部及び外周壁11
0Aの中途部には、内周側に屈曲形成されたフランジ部
140が設けられている。そして、このフランジ部14
0にスピーカユニット200が装着される。次に、スピ
ーカユニット200は、金属製(例えばFe−Ni合
金)の振動板210と圧電セラミックス等の圧電素子2
20A、220Bとから構成されている。
【0012】振動板210は、リブ130及び外周壁1
10Aによって形成されるスピーカボックスに対応する
例えば円板状に形成されており、この振動板210の両
面に、それぞれ板状に形成された圧電素子220A、2
20Bが接着等によって設けられている。振動板210
の外周部には接着剤230が設けられ、この接着剤23
0を介して振動板210がフランジ部140に接着固定
されている。
【0013】なお、図1(B)に示すように、スピーカ
ユニット200は、フランジ部140の内側に設けられ
ており、このような構造を容易に得るには、例えばフラ
ンジ部140の一部を装置ケース110と別部品として
形成し、このフランジ部140にスピーカユニット20
0を接合した後、このフランジ部140をリブ130及
び外周壁110Aに接着等によって接合するようにすれ
ばよい。
【0014】また、各圧電素子220A、220Bは、
それぞれNi処理等による電極端子を有し、各電極端子
がワイヤ234によって接続されている。また、一方の
圧電素子220Aの電極端子と振動板210の電極端子
には、半田付けによりリード線232A、232Bが接
続されており、このリード線232A、232Bを介し
て携帯電話機100内に設けられた配線基板116に接
続され、この配線基板116に搭載された駆動回路によ
って駆動される。
【0015】図2(A)〜(C)は、圧電スピーカの駆
動原理を示す説明図である。図2(A)に示すように、
振動板210と各圧電素子220A、220Bとの間
に、交流電圧源V1からの交流電圧(例えば3Vp−
p)を印加することにより、振動板210と各圧電素子
220A、220Bが図C(B)、(C)に示すように
振動する。以上説明したように、本例の携帯電話機10
0では、装置ケース110によってスピーカのケースを
兼用することができ、従来のような二重構造のケースを
設けることなく、スピーカを配置できるので、スピーカ
を内蔵するための構造を簡素化でき、薄型化や軽量化、
さらには部品点数の削減や部品実装やデザインの自由度
を向上することが可能となる。
【0016】図3は、本発明を適用した携帯電話機の他
の例を示す図1(A)のX−X線断面図である。本例の
携帯電話機100’は、装置ケース110’の内壁面に
配線パターン150を直接設けたものであり、この配線
パターン150に、スピーカユニット200からのリー
ド線232A、232Bを接続したものである。このよ
うな構成により、リード線232A、232Bの配線長
を短縮することが可能となる。なお、その他の構成は、
図1に示す例と同様であるので、説明は省略する。
【0017】図4、図5は、以上のようなスピーカを設
ける電子機器の他の例を示す斜視図である。図4に示す
電子機器は、例えば液晶TV等のLCD表示器であり、
装置ケース300の前面中央部にLCDパネル310を
設けたものである。そして、装置ケース300における
LCDパネル310の額縁部の内側に、上述した図1に
示す例と同様のスピーカ収納部を設け、このスピーカ収
納部に上述した図1に示す例と同様のスピーカユニット
を設ける。これにより、従来のスピーカケースを排除し
た状態でスピーカを設けることができ、LCD表示器の
薄型化、軽量化を図ることができる。
【0018】図5に示す電子機器は、例えばぺージャ等
のカード型機器であり、装置ケース400の前面上部に
小型のLCDパネル410を設けたものである。そし
て、装置ケース400の下部側に上述した図1に示す例
と同様のスピーカ収納部を設け、このスピーカ収納部に
上述した図1に示す例と同様のスピーカユニットを設け
る。これにより、従来のスピーカケースを排除した状態
でスピーカを設けることができ、カード型機器の薄型
化、軽量化を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスピーカ内
蔵電子機器では、装置ケースの内壁面にスピーカボック
スを構成するスピーカ収納部を形成し、このスピーカ収
納部に、振動板とその駆動体よりなるスピーカユニット
を装着するとともに、装置ケースのスピーカユニットに
対向する領域に放音孔を形成した。このため、電子機器
の装置ケースによってスピーカのケースを兼用すること
ができ、従来のような二重構造のケースを設けることな
く、スピーカを配置できるので、スピーカを内蔵するた
めの構造を簡素化でき、薄型化や軽量化、さらには部品
点数の削減や部品実装やデザインの自由度を向上するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明によるスピーカ内蔵電子機器
の一例としての携帯電話機の一部外観を示す斜視図であ
り、(B)は、(A)のX−X線断面図である。
【図2】圧電スピーカの駆動原理を示す説明図である。
【図3】本発明を適用した携帯電話機の他の例を示す図
1(A)のX−X線断面図である。
【図4】本発明を適用した電子機器の他の例を示す斜視
図である。
【図5】本発明を適用した電子機器のさらに他の例を示
す斜視図である。
【図6】(A)は従来の携帯電話機を示す斜視図であ
り、(B)は(A)に示す携帯電話機のスピーカ配置部
を示す部分斜視図である。
【図7】(A)は従来の薄型スピーカを示す外観正面
図、(B)は同薄型スピーカのスピーカユニットを示す
正面図、(C)は同薄型スピーカの構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
100……携帯電話機、110……装置ケース、110
A……外周壁、110B……前面壁、112……放音
孔、114……アンテナ、116……配線基板、120
……スピーカ収納部、130……リブ(突条部)、14
0……フランジ部、200……スピーカユニット、21
0……振動板、220A、220B……圧電素子、23
2A、232B……リード線。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置ケース内にスピーカを内蔵した電子
    機器において、 前記装置ケースの内壁面にスピーカボックスを構成する
    スピーカ収納部を形成し、 前記スピーカ収納部に、振動板とその駆動体よりなるス
    ピーカユニットを装着するとともに、前記装置ケースの
    スピーカユニットに対向する領域に放音孔を形成した、 ことを特徴とするスピーカ内蔵電子機器。
  2. 【請求項2】 前記装置ケース内にスピーカ駆動回路を
    搭載した配線基板を有し、前記スピーカユニットと配線
    基板とを結線手段によって接続したことを特徴とする請
    求項1記載のスピーカ内蔵電子機器。
  3. 【請求項3】 前記装置ケースの内壁面にスピーカ駆動
    回路を構成する配線パターンが形成され、前記スピーカ
    ユニットと配線パターンとを結線手段によって接続した
    ことを特徴とする請求項1記載のスピーカ内蔵電子機
    器。
  4. 【請求項4】 前記スピーカ収納部は、前記振動板の外
    周部に対応して前記装置ケースの内壁面から振動板側に
    突設された突条部と、前記突条部の先端部に連接されて
    突条部の内周側に屈曲形成されたフランジ部とを有し、 前記振動板の外周部には、接着材を塗布した接着部を有
    し、前記振動板が前記接着部を介して前記フランジ部に
    接着固定されていることを特徴とする請求項1記載のス
    ピーカ内蔵電子機器。
  5. 【請求項5】 前記突条部の一部は、前記装置ケースの
    外周壁を構成していることを特徴とする請求項4記載の
    スピーカ内蔵電子機器。
  6. 【請求項6】 前記駆動体は、振動板に固着された圧電
    素子であることを特徴とする請求項1記載のスピーカ内
    蔵電子機器。
  7. 【請求項7】 前記圧電素子は、板状に形成され、振動
    板の両面に固着されていることを特徴とする請求項6記
    載のスピーカ内蔵電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100357948C (zh) * 2003-11-27 2007-12-26 奥林巴斯株式会社 图像管理装置及图像管理方法
CN100365627C (zh) * 2003-11-27 2008-01-30 奥林巴斯株式会社 图像管理装置及图像管理方法
WO2017122257A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気音響変換器、表示装置

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