JP3223465U - インキ印刷ヘッドと放射乾燥装置と少なくとも１つの光トラップとを備える印刷機 - Google Patents

Abstract

【課題】放射乾燥装置の汚染を低減するかつ／または阻止することを可能にする印刷機を提供する。【解決手段】印刷機は、インキ印刷ヘッドと放射乾燥装置７と少なくとも１つの光トラップ９とを備え、インキ印刷ヘッドは、搬送されている被印刷物４上へインキを転移させる個別に制御可能なノズル１１を有し、放射乾燥装置７は、搬送されている被印刷物４上に転移させられたインキを少なくとも部分的に乾燥させるかつ／または硬化させる電磁放射線１３を生成する放射源１２を有する。光トラップ９は、インキ印刷ヘッドと放射乾燥装置との間に配置されていて、光トラップが反射放射および／または散乱放射に対するバリヤ１４を形成し、放射線からインキ印刷ヘッドを防護する。光トラップ９が、少なくとも１つのチャネル１７を有し、チャネル１７が、吸出装置に連結されており、吸出装置により、汚染された周囲空気を吸出し可能である。【選択図】図２

Description

本考案は、請求項１の構成を有する、インキ印刷ヘッドと放射乾燥装置と少なくとも１つの光トラップとを備える印刷機に関する。

技術分野および従来技術
本考案は、グラフィック産業の技術分野に、特にグラフィック産業におけるインキの転移および転移させられたインキの乾燥および／または硬化の分野に基づく。

インキの乾燥および／または硬化に際して、印刷後で後処理前にインキを最終乾燥する（たとえば水分の蒸発による）かつ／または最終硬化する（たとえば重合による）最終乾燥装置を使用することがすでに知られている。さらに、複数の印刷ヘッドを用いて印刷するとき、印刷ヘッドの間にいわゆる中間乾燥装置を装着することもすでに知られており、中間乾燥装置は、インキを中間乾燥させるかつ／または中間硬化させる（英語：ｐｉｎｎｅｎ）。最終乾燥装置および中間乾燥装置の両方が汚染され得るので、ときおりこれらの乾燥装置を洗浄する必要があり得る。ゆえに、たとえばＵＶ乾燥装置およびその保護ガラス板を洗浄のために機械の側方の開口を通して取り出すことがすでに知られている。さらに、印刷ヘッドとは別体の吸出装置によりインキミストが吸い出されることにより、生じ得る乾燥装置の汚染を低減するまたは阻止することもすでに知られている。

この場合、従来技術では、洗浄されるべき構成要素を機械から取り外すのが面倒であり、したがって多くの時間を要してしまうという問題が起こり得る。一方、機械内で乾燥装置を洗浄する場合には、不十分な洗浄しか可能でない、またはたとえば超音波洗浄などの有利な洗浄方法が全く実現できないという問題が起こり得る。これらの記載の問題は、別の問題を引き起こしてしまうことがある：たとえば、洗浄工程が不十分に実行されたことにより乾燥装置が故障するおそれがある。

課題
したがって本考案の課題は、特に放射乾燥装置の汚染を低減するまたは阻止することを可能にする、従来技術に対して改善された印刷機を提供することである。別の課題は、生じ得る汚染物を迅速にかつ満足できる程度に除去することであり得る。

考案による解決手段
この課題は、本考案によれば、請求項１の特徴を有する印刷機により解決される。本考案における有利であり、したがって好ましい発展形態は、従属請求項、明細書および図面の記載から明らかである。本考案の特徴、本考案の発展形態および本考案の例示的な形態は、相互に組み合わせても、本考案の有利な発展形態を成すものである。

本考案に係る印刷機は、インキ印刷ヘッドと放射乾燥装置と少なくとも１つの光トラップとを備え、インキ印刷ヘッドは、搬送されている被印刷物上へインキを転移させる個別に制御可能なノズルを有し、放射乾燥装置は、搬送されている被印刷物上に転移させられたインキを少なくとも部分的に乾燥させる（たとえばインキおよび／または被印刷物から水分を蒸発させることにより）かつ／または硬化させる（たとえばインキを重合させることにより）電磁放射線を生成する放射源を有し、光トラップは、インキ印刷ヘッドと放射乾燥装置との間に配置されていて、光トラップが反射放射および／または散乱放射に対するバリヤを形成し、したがって放射線からインキ印刷ヘッドを防護し、この印刷機は、光トラップが、少なくとも１つのチャネルを有し、チャネルが、吸出装置に結合されており、吸出装置により、汚染された周囲空気を吸出し可能であることを特徴とする。

本考案は、好ましくは、放射乾燥装置の汚染を低減する／阻止することを可能にする。さらに本考案は、生じ得る汚染物を迅速にかつ満足できる程度に除去することが可能であり、極めてコンパクトな構造を有することが可能であるとともに、自動に連結可能であり得るかつ連結解除可能であり得るという利点を有する。

考案の発展形態
本考案の好ましい発展形態は、チャネルが貫通孔として構成されていることを特徴とすることができる。複数のチャネルまたは貫通孔が設けられてもよい。チャネルは、光トラップの平面に対して略垂直に向けられてよい。孔は、穿孔された孔であってよい。

本考案の好ましい一発展形態は、光トラップが、フレームに配置されており、フレームは、放射乾燥装置に配置されていることを特徴とすることができる。フレームにより、光トラップの取付けおよび取外しを容易にすることができる。

本考案の好ましい一発展形態は、光トラップまたはフレームが、別のチャネルを有する、または光トラップが、フレームとともに別のチャネルを形成し、別のチャネルは、チャネルと吸出装置との間に配置されていて、吸い出された周囲空気が、チャネルから別のチャネルに至り、そこから吸出装置に到達することを特徴とすることができる。この解決手段は、コンパクトな構造を可能にする。

本考案の好ましい一発展形態は、フレームが、吸出装置の連結装置の第１の連結具を有し、第１の連結具は、放射乾燥装置を下方へ移動させることにより、連結装置の第２の連結具に連結可能であり、放射乾燥装置を上方へ移動させることにより連結を解除可能であることを特徴とすることができる。このようにすると、連結が、乾燥装置（または乾燥装置がヘッドと一緒に移動させられる場合には印刷ヘッド）を移動させるための駆動装置を介して可能である；別の駆動装置は、不要である。

本考案の好ましい一発展形態は、光トラップが、フレームと一緒に、放射乾燥装置から取外し可能であることを特徴とすることができる。この解決手段は、オペレータが容易に取付けおよび取外しを行うことを可能にする。

本考案の好ましい一発展形態は、フレームに、放射線に対して透過性であるプレート、たとえばガラス板が配置されていることを特徴とすることができる。この解決手段は、オペレータが容易に取付けおよび取外しを行うことを可能にする：フレームと一緒に、光トラップ（または複数の光トラップ）およびプレートを機械から取り外すことができる。

本考案の好ましい一発展形態は、別の光トラップが設けられており、搬送されている被印刷物の方向に見て、光トラップは、プレートの上流側に配置されており、別の光トラップは、プレートの下流側に配置されていることを特徴とすることができる。上流側に配置された光トラップおよび光トラップのチャネルを介して、たとえばインキミストを吸い出すことができる。下流側に配置された光トラップおよび光トラップのチャネルを介して、たとえば蒸散物を吸い出すことができる。

本考案の好ましい一発展形態は、付加的な２つの吸出チャネルが設けられており、搬送されている被印刷物の方向に見て、一方の付加的な吸出チャネルは、光トラップの上流側に配置されており、搬送されている被印刷物の方向に見て、他方の付加的な吸出チャネルは、別の光トラップの下流側に配置されていることを特徴とすることができる。この解決手段は、白色のインキ用のまたは乾燥もしくは硬化に際してより強く蒸散する別のインキ用の印刷ヘッドの下流側の中間乾燥装置において有利である。

本考案の好ましい一発展形態は、放射乾燥装置が、ＵＶ放射線を生成するＬＥＤ乾燥装置として構成されていることを特徴とすることができる。

本考案の好ましい一発展形態は、放射乾燥装置が、ＵＶ硬化型インキをセットさせる中間乾燥装置であることを特徴とすることができる。

図面および考案の例示的な形態
以下、本考案および本考案の好ましい発展形態を、図面、つまり図１〜図７を参照して、好ましい例示的な形態に基づき詳説する。複数の図面において、相互に対応する構成には、同一の符号が付されている。

本考案に係る印刷機の好ましい一実施の形態の側面図を示す。 図１の一部を示す。 図１の考案による放射乾燥装置、フレームおよび２つの光トラップの断面図を示す。 図３の光トラップを有するフレームの斜視図を示す。 図３の光トラップを有するフレームの別の斜視図を示す。 図１の考案による吸出装置の透視図を示す。 図１の考案の別の好ましい実施の形態を示す。

図１は、印刷機１、特にインキ印刷機１の好ましい一実施の形態の側面図を示している。印刷機１は、複数のインキ印刷ヘッド２を有する：白色のインキ（不透明ホワイト）を転移させる１つのインキ印刷ヘッド２ａ（またはそのようなインキ印刷ヘッドを有する印刷機構）、および被印刷物４、特に、たとえば紙またはプラスチックフィルムから成るウェブの搬送方向３に見てインキ印刷ヘッド２ａの下流側に配置された、黒色のインキおよび／またはカラーのインキ、たとえば知られた色Ｋ ＣＭＹ ＯＧＶを転移させる複数のインキ印刷ヘッド２ｂ（またはそのような複数のインキ印刷ヘッドを有する印刷機構）。インキ印刷ヘッド２は、機械１の、少なくとも操作側の側壁５に、上下動可能に支持されている（図示されていない駆動装置によって）。側壁は、開口６を有する。インキ印刷ヘッドは、好ましくは、インキ滴を吐出する個別に制御可能な多数のノズルを有するそれぞれ１つのノズルプレートを具備する。

図２は、インキ印刷ヘッド２ｂの領域で図１の一部を示す。インキ印刷ヘッドに隣り合って、放射乾燥装置７（略して乾燥装置）が配置されている。放射乾燥装置７は、好ましくはインキ印刷ヘッドにまたはインキ印刷ヘッド用のホルダに配置されており、たとえば取り付けられており、好ましくはインキ印刷ヘッドとともに上下動可能である。乾燥装置にフレーム８が配置されており、フレーム８には、少なくとも１つの光トラップ９、好ましくは２つの光トラップ９ａ，９ｂが配置されていることもさらに示されている。印刷ヘッド２、乾燥装置７および光トラップ９ａ，９ｂのいずれも、搬送方向３に対して略横方向で、被印刷物４の幅にわたって延在している。放射乾燥装置は、いわゆる中間乾燥装置として構成されていて、好ましくはＵＶ硬化型インキの部分硬化（いわゆるセット（Ｐｉｎｎｅｎ））に用いられる。さらに被印刷物４および被印刷物用の変向ローラ１０が認められる。

インキ印刷ヘッド２ｂは、複数の印刷ヘッドを有してよく、特にいわゆる印刷バー（英語：ｐｒｉｎｔ ｂａｒ）であってよい。インキ印刷ヘッド２ｂは、好ましくは、インキを転移させる多数のノズル１１を有する。放射乾燥装置７は、複数の放射源１２、好ましくはＬＥＤ、特に好ましくはＵＶ−ＬＥＤを有するとともに、放射源１２により、電磁放射線１３、好ましくはＵＶ放射線を生成する。

光トラップ９ａ，９ｂは、被印刷物４においてかつ／または印刷機１の、光トラップとは反対の側に位置する要素において反射されたかつ／または散乱された放射線１３に対する、好ましくは複数の（支持面またはその平面に対して）突出するバリヤ１４、特にリブをそれぞれ有する。したがって光トラップには、好ましくはひだ状にリブが形成されてよい。図２の断面図において、光トラップが横断面で見て（搬送方向３に対して平行に）櫛状に構成されてよいことが看取される。反射した放射線および／または散乱した放射線は、光トラップの個々のセグメントにより元の方向へ（したがって印刷ヘッド２ｂから離反する方向へ）反射される。反射した放射線および／または散乱した放射線を、光トラップにより付加的に吸収してもよい。

放射乾燥装置７がこれに対応付けられたインキ印刷ヘッド２のすぐ傍に配置されていることが看取される。したがって光トラップ９、特に光トラップ９ａにより、反射した放射線および／または散乱した放射線１３がノズル１１に至り、そこでインキを硬化させ、これによりインキ印刷ヘッド２が損なわれることを阻止することが有利である。

図３は、放射乾燥装置７、フレーム８および光トラップ９，９ａ，９ｂの断面図を示している。フレームは、プレート１５を支持し、プレート１５は、放射線１３に対して透過性であり、好ましくはガラス板である。プレート１５は、インキミストの堆積または蒸散による放射乾燥装置７または放射乾燥装置７自体のガラス板１６の汚染を阻止する。したがって好ましくは、このような構造は、２枚のガラス板を有し、そのうちの１枚を機械１から取り外して洗浄することができる。

図３において、光トラップ９ｂが（組み込まれた）チャネル１７（「鉛直の」チャネル）を有することが看取される。チャネル１７は、貫通孔として（光トラップの支持面またはその平面に）形成されてよく、２つのバリヤ、特にリブの間に開口してよい。複数のチャネルが設けられてもよく、たとえば横方向（搬送方向３に対して横向き）に相互間隔を有してよいかつ／または縦方向（搬送方向３に対して平行）に相互間隔を有してよい。

チャネル１７は、吸出装置２４（図６参照）に結合されていて、チャネルを通して、汚染された周囲空気１８を吸出し可能である。汚染物は、インキミストおよび／または乾燥させられるべきかつ／または硬化（重合）させられるべきインキの蒸散に起因し得る。そのような汚染物が光トラップ９または乾燥装置７に沈降することは阻止されるべきであり、このようにして洗浄に係る手間が削減されるべきである。

図３に示されたフレーム８は、光トラップ９ｂと協働して、別のチャネル１９（「水平の」チャネル）を形成する。周囲空気１８は、チャネル１７を通して別のチャネル１９内に吸い込まれ、そこから吸出装置２４へとガイドされる。これらのチャネルが相俟ってチャネルシステムを形成する。

図４には、図３の実施の形態、つまりフレーム８および光トラップ９の斜視図が示されている（「上」から見た）。フレームは、放射乾燥装置７から容易に取外し可能であり、フレームとともに光トラップ９が取外し可能である。これにより、印刷機１の外側で光トラップの洗浄が可能になる。

たとえば、インキ印刷ヘッド２が「上方」へ（印刷位置とは異なる休止位置へ）移動させられることが想定されてよい。印刷ヘッドと一緒に、放射乾燥装置７、フレーム８および光トラップ９を移動させることができる。これにより、放射乾燥装置と被印刷物４との間に、取外し用のスペースが提供される。フレームおよび光トラップの取外しは、たとえば側方の開口６（図１参照）を通して行うことができる。取外しに際して、ロック２０が、好ましくは手動で開かれる。次いで、フレームが操作側で下方へ揺動させられ、フレームの懸架部２１が、駆動側で外される。そこでフレームを、機械から取り外すことができる。

取り外された、光トラップ９とガラス板１５とを有するフレーム８（まとめて「防護装置」）は、印刷機１の外側で、たとえば超音波洗浄装置（超音波浴）において洗浄することが可能である。洗浄中、印刷機１は、好ましくは交換用防護装置を用いて運転することが可能である。このようにすると、長い停止時間を回避することができる。

図５は、図３による実施の形態の別の斜視図を示している（ここでは「下」から見た）。フレーム８、突出したバリヤ１４を有する２つの光トラップ９ａ，９ｂおよびガラス板１５が認められる。さらに吸出装置２４（図６参照）の連結装置２３の第１の連結具２３ａが認められる。最後に、ロック２０またはラッチが認められる。

図６には、吸出装置２４の透視図が示されている。吸出装置２４は、連結装置２３の第１の連結具２３ａおよび第２の連結具２３ｂと、管路２５、たとえばチューブとを有し、管路２５は、好ましくは、図示されていないポンプ（弁およびセパレータを含む）に通じる。２つの連結具の間にシール２６が配置されている。放射乾燥装置７およびフレーム８が上方へ移動させられると、連結の解除（２つの連結具の分離）が成され、下方へ移動させられると、連結（２つの連結具の結合）が成される。

図６には、センサ２９が示されている。センサ２９は、フレーム８および／または光トラップ９を検知し、すなわちセンサ２９は、その都度の取り外された状態を検出し、機械がその状態で運転されるまたは印刷が行われるのを阻止する、またはその逆である。

図７の描画は、本考案の別の実施の形態を示している。ここでは放射乾燥装置７は、フレーム８および光トラップ９と一緒に、支持体２７に配置されている。さらに支持体に、付加的な２つの（好ましくは水平の）吸出チャネル２８ａ，２８ｂが配置されている：（好ましくはインキミストを吸い出すための）一方のチャネル２８ａが、光トラップ９ａの上流側に配置されていて、（好ましくはインキの蒸散物を吸い出すための）他方のチャネル２８ｂが、光トラップ９ｂの下流側に配置されている。その際、この記載の配置は、それぞれ搬送方向３に関する。付加的な両方の吸出チャネルは、好ましくは、吸出チャネル自体の連結装置を介して吸出装置２４に結合されている。

本実施の形態は、特に白色のインキ用の印刷機構において用いられる。というのも、そこではインキ塗布量が多いことに基づき、インキミストおよび蒸散物の吸出しの特に高い要求が課せられているからである。そのために好ましくは、それぞれの吸出チャネルの吸引能力を高めるために別のチャネル１７が設けられてよい。

印刷ヘッド２ａの下流側の中間乾燥装置は、好ましくは、たとえば約１０ワット／ｃｍ^２超で運転することが可能であり、印刷ヘッド２ｂの下流側の中間乾燥装置は、好ましくは、たとえば約１０ワット／ｃｍ^２未満で運転することが可能である。

光トラップ９に、放射線１３を吸収するたとえば黒色の被覆が設けられてよい。

１ 印刷機
２ インキ印刷ヘッド
２ａ 白色のインキ用のインキ印刷ヘッド
２ｂ 黒色および／またはカラーのインキ用のインキ印刷ヘッド
３ 搬送装置
４ 被印刷物
５ 側壁
６ 開口
７ 放射乾燥装置
８ フレーム
９ 光トラップ
９ａ，９ｂ 光トラップ
１０ 変向ローラ
１１ ノズル
１２ 放射源
１３ 放射
１４ バリヤ
１５ ガラス板
１６ ガラス板
１７ チャネル
１８ 周囲空気
１９ 別のチャネル
２０ ロック
２１ 懸架部
２２ 絞り
２３ 連結装置
２３ａ 連結装置の第１の連結具
２３ｂ 連結装置の第２の連結具
２４ 吸出装置
２５ 管路
２６ シール
２７ 支持体
２８ａ，２８ｂ 付加的な吸出チャネル
２９ センサ

Claims (12)

1. 印刷機であって、
   インキ印刷ヘッドと、
   放射乾燥装置と、
   少なくとも１つの光トラップと、
   を備え、
   前記インキ印刷ヘッド（２）は、搬送されている被印刷物（４）上へインキを転移させる個別に制御可能なノズル（１１）を有し、
   前記放射乾燥装置（７）は、搬送されている前記被印刷物（４）上に転移させられたインキを少なくとも部分的に乾燥させるかつ／または硬化させる電磁放射線（１３）を生成する放射源（１２）を有し、
   前記光トラップ（９）は、前記インキ印刷ヘッドと前記放射乾燥装置との間に配置されていて、前記光トラップが反射放射および／または散乱放射に対するバリヤ（１４）を形成し、したがって前記インキ印刷ヘッドを前記放射線から防護する、印刷機において、
   前記光トラップ（９）は、少なくとも１つのチャネル（１７）を有し、該チャネル（１７）は、吸出装置（２４）に連結されており、該吸出装置（２４）により、汚染された周囲空気（１８）を吸出し可能であることを特徴とする、印刷機。
2. 前記チャネル（１７）は、貫通孔として構成されていることを特徴とする、請求項１記載の印刷機。
3. 前記光トラップ（９）は、フレーム（８）に配置されており、該フレームは、前記放射乾燥装置（７）に配置されていることを特徴とする、請求項１または２記載の印刷機。
4. 前記光トラップ（９）は、別のチャネル（１９）を有し、該別のチャネル（１９）は、前記チャネル（１７）と前記吸出装置（２４）との間に配置されていて、吸い出された周囲空気（１８）が、前記チャネルから前記別のチャネルに至り、そこから前記吸出装置に到達することを特徴とする、請求項１から３までのいずれか１項記載の印刷機。
5. 前記フレーム（８）は、別のチャネル（１９）を有する、または前記光トラップは、前記フレームとともに、別のチャネルを形成し、該別のチャネルは、前記チャネル（１７）と前記吸出装置（２４）との間に配置されていて、吸い出された周囲空気（１８）が、前記チャネルから前記別のチャネルに至り、そこから前記吸出装置に到達することを特徴とする、請求項３記載の印刷機。
6. 前記フレーム（８）は、前記吸出装置（２４）の連結装置（２３）の第１の連結具（２３ａ）を有し、該第１の連結具（２３ａ）は、前記放射乾燥装置（７）を下方へ移動させることにより、前記連結装置の第２の連結具（２３ｂ）に連結可能であり、前記放射乾燥装置を上方へ移動させることにより連結を解除可能であることを特徴とする、請求項３または５記載の印刷機。
7. 前記光トラップ（９）は、前記フレーム（８）と一緒に、前記放射乾燥装置（７）から取外し可能であることを特徴とする、請求項３、５または６記載の印刷機。
8. 前記フレーム（８）に、前記放射線（１３）に対して透過性であるプレート（１５）が配置されていることを特徴とする、請求項３、５、６または７記載の印刷機。
9. 別の光トラップ（９ｂ）が設けられており、搬送されている前記被印刷物（４）の方向に見て、前記光トラップ（９ａ）は、前記プレート（１５）の上流側に配置されており、前記別の光トラップ（９ｂ）は、前記プレート（１５）の下流側に配置されていることを特徴とする、請求項８記載の印刷機。
10. 付加的な２つの吸出チャネル（２８ａ，２８ｂ）が設けられており、搬送されている前記被印刷物（４）の方向（３）に見て、一方の前記付加的な吸出チャネル（２８ａ）は、前記光トラップ（９ａ）の上流側に配置されており、搬送されている前記被印刷物の方向に見て、他方の前記付加的な吸出チャネル（２８ｂ）は、前記別の光トラップ（９ｂ）の下流側に配置されていることを特徴とする、請求項９記載の印刷機。
11. 前記放射乾燥装置（７）は、ＵＶ放射線（１３）を生成するＬＥＤ乾燥装置（７）として構成されていることを特徴とする、請求項１から１０までのいずれか１項記載の印刷機。
12. 前記放射乾燥装置（７）は、ＵＶ硬化型インキをセットさせる中間乾燥装置（７）であることを特徴とする、請求項１１記載の印刷機。