JP4928892B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4928892B2 JP4928892B2 JP2006269250A JP2006269250A JP4928892B2 JP 4928892 B2 JP4928892 B2 JP 4928892B2 JP 2006269250 A JP2006269250 A JP 2006269250A JP 2006269250 A JP2006269250 A JP 2006269250A JP 4928892 B2 JP4928892 B2 JP 4928892B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- vacuum
- boiling point
- functional material
- deaeration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17556—Means for regulating the pressure in the cartridge
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/19—Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/0015—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
- B41J11/002—Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
- B41J11/0021—Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
- B41J11/00214—Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation using UV radiation
Description
ところが、インクジェットインクには中に気泡や溶存気体があると、吐出時にインクが十分圧縮されないために吐出性が低下し、安定したインク粒が発生できず、ドット抜けや印字不良を発生させインクジェット記録方法の信頼性が低下するという問題があった。
このため、特許文献1記載の発明や特許文献2記載の発明では、気泡や溶存気体を除去するためのインクジェットインクの脱気が一般に行われていた。
画像形成時には、曝露バルブ84を閉じると共に脱気機構82を作動させ、インク供給路80中の水性インクL’から脱気を行ってインクジェットヘッド58に供給する。脱気された水性インクL’は、ヘッドドライバ54の制御に基づいてインクジェットヘッド58から吐出されて被記録媒体S(図1)に着弾し、紫外線照射部56(図1)から紫外線が照射されて画像が形成される。
被記録媒体Sに着弾した水性インクL’は脱気されているので、インクジェットヘッド58内での泡発生が低減し、泡に起因する吐出不良が改善される、という効果が得られた。
ところが、ここで用いているインクは水性インクやソルベントインクを使用しており、これらのインクでは沸点が100℃程度の成分を含むため、沸点が100℃の成分であれば室温で0.1atm程度に減圧すると沸騰が起こってしまった。そして、沸騰が起こるとインク成分が変性を伴うので、0.1atm以下(例えば0.06atm以下)の高真空に脱気することは実質不可能であった。
一方、インク中の気体成分は整流拡散によって成長するため、特に長時間の連続吐出を行う場合、0.1atm程度の従来の脱気では泡が成長するので、吐出不良を起してしまい、不十分であり、長時間安定してインクジェット吐出を行う有効な手段がなかった。
(a)前記液状機能性材料の組成物を構成する化合物の沸点の最低値が110℃であるとき、前記真空脱気機構の脱気真空度が0.06atm前後であること。
(b)前記沸点の最低値が120℃前後のとき前記脱気真空度が0.04atm前後であること。
(c)前記沸点の最低値が130℃前後のとき前記脱気真空度が0.03atm前後であること。
(d)前記沸点の最低値が150℃前後のとき前記脱気真空度が0.02atm前後であること。
(e)前記沸点の最低値が200℃前後のとき前記脱気真空度が0.01atm前後であること。
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のインクジェット装置において、前記液状機能性材料の沸点の最低値に応じて前記脱気真空度を前記(a)〜(e)の関係から補間することを特徴としている。
そして、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載のインクジェット装置において、前記液状機能性材料が紫外線硬化性材料であることを特徴としている。
ここでは組成物を構成する化合物の沸点の最低値が110℃以上の活性エネルギー硬化型インクを用いた実施形態で説明するが、もちろん活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置に限定されるものではなく、組成物を構成する化合物の沸点の最低値が110℃以上の高沸点物質から成るインクであればどのようなものでもかまわない。
[実施形態1]
図1において、活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置10の筐体12内には、筐体12内下部で同一サイズのシート状の被記録媒体Sを複数枚重ねて収納する被記録媒体収納部20と、この収納部20から被記録媒体Sを取り出して収納部20の上方位置へ搬送する搬送部30と、収納部20の上方位置に配置されて搬送部30により搬入された被記録媒体Sを記録位置範囲で保持しつつ搬送を行う走査搬送部40と、走査搬送部40で保持移送されている被記録媒体Sにインクジェット画像記録走査と紫外光照射定着(本実施形態では紫外光利用しているが、活性エネルギーであればよい。)とを行う画像記録部50と、画像記録部50で記録済みとなった被記録媒体Sが送出されるトレイ60と、画像記録部50へ液状機能性材料(以下、インクとも言う)を供給するために接続される液状機能性材料供給部であるインク供給部70と、装置内部の換気を行う排気部90とが備えられている。
なお、ベルト搬送以外にもプラテン上の搬送やローラによる挟持搬送などの構成とすることもできる。
図2に示すように、液状機能性材料供給部70は、組成物を構成する化合物の沸点の最低値が110℃以上の液状機能性材料であるインクLを貯留するインクタンク72A、72Bを備える。インクタンク72A、72Bは、フィルタを備えたポンプ74を介して接続されており、必要に応じてインクタンク72Aに貯留されたインクLを、インクタンク72Bに供給する。また、下流側のインクタンク72Bは、送気機構であるパイプ75により外部と連通される。送気機構は、パイプ75にエアポンプを配設して強制的にインクタンク72Bに空気を供給するようにしてもよい。また、インクタンクは撹拌機構を有しているのが好ましい。
また、脱酸素・脱水は膜脱酸素・脱水、チューブ脱酸素・脱水に加え、必要に応じて超音波発振子により超音波振動を付与しても良い。また、脱気装置76前後にフィルターを有していても良い。
また、この数値にない沸点の最低値の時の脱気真空度は、その最低値に最も近い上下の既知の沸点の最低値の各脱気真空度を結ぶ勾配を基に比例配分する等の既知の補間法で求めることができる。
なお、インク組成物を構成する化合物の沸点の最低値の対象には5%以下の微量組成物や不純物や微量の溶存気体や水分を含まないようにしておく。
また、一般に高沸点のインクを用いると、乾燥・定着行程が困難になる。そのため、インクはここで用いている活性エネルギー線硬化型インクであることが好ましい。
溶存酸素量測定には例えば東亜ディーケーケー社製のDO−24PやDO−32Aが使用できる。ただし、水性インク以外で使用する場合は、有機溶媒対応電極を使用する必要がある。また、有機溶媒を用いた場合は溶存酸素量の絶対量を測定できないため、各インクの飽和溶存酸素量を100%とした時の相対溶存酸素量で評価する必要がある。上記の構成を用いた場合、溶存酸素量は5%以下となり、最適な構成では1%以下となる。
画像形成を行なう前に、まず使用するインクLの中に含まれる組成物を構成する化合物の沸点の最低値情報を入手して、その沸点の最低値に対応する脱気真空度となるように真空ポンプ78を設定する。沸点の最低値に対応する脱気真空度は、前述のようにして求める。
その結果、インクの組成物を構成する化合物の沸点の最低値が110℃であるとき、脱気真空度が0.06atm、120℃のとき真空度が0.04atm、130℃のとき0.03atm、150℃のとき0.02atm、200℃のとき0.01atmとすることで、インクが沸騰しないギリギリの高真空度が実現できるので、インク内の気泡や溶存気体が最も効率よく脱気されることとなるため安定したインク粒が得られ、したがってドット抜けや印字不良の発生しない高信頼性のインクジェット記録が行なわれることとなる。
[実施形態2]
さらに、脱気装置の真空度を測定する真空計を備えている。真空計は0.001〜1atm程度の真空度に対応している必要がある。真空計としては、例えばキヤノンアネルバ社製のクリスタル真空計 M−320XGがある。
真空計の測定値は制御用インターフェイスに送られる。真空計の測定値を受け取った制御用インターフェイスはこの測定値と目標値を比較し、測定値が目標値に一致するように真空ポンプを制御する。
なお、発明の予期せざる効果として、インクの乾燥に起因する吐出不良も低減できる。また、UV硬化性インクの場合、硬化性が向上する。
PB15:3(IRGALITE BLUE GLO;チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)160g、ジプロピレングリコールジアクリレート(DPGDA;ダイセル・サイテック(株)製)480g、及びソルスパース32000(ゼネカ(株)社製)160g混合し、スターラーで1時間攪拌した。攪拌後の混合物をアイガーミルにて分散し、顔料分散物P−1を得た。
ここで、分散条件は、直径0.65mmのジルコニアビーズを70%の充填率で充填し、周速を9m/sとし、分散時間1時間とした。
下記組成の成分を攪拌混合し溶解して、インクI−1〜I−4を調製した。
I−1
比較例1用 (沸点100℃のライトエステルMを含有)
・上記の顔料分散物P−1 …21.6g
・ライトエステルM …5 g
(共栄社化学製)
・ジプロピレングリコールジアクリレート(重合性化合物)…93.4g
(DPGDA;ダイセル・サイテック(株)製)
・下記重合開始剤Irg907 … 15g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・下記増感剤ダロキュアITX … 7.5g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・下記増感剤ダロキュアEDB … 7.5g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
実施例1用
(沸点110℃の溶解用溶媒トルエンを含有)
・上記の顔料分散物P−1 …21.6g
・トルエン …5 g
(アルドリッチ製)
・Dowanol TPM …93.4g
(Dow Chemical(株)製)
実施例2用 (沸点130℃のシクロペンタノンを含有)
・上記の顔料分散物P−1 …21.6g
・シクロペンタノン …5 g
(アルドリッチ製)
・ジプロピレングリコールジアクリレート(重合性化合物)…93.4g
(DPGDA;ダイセル・サイテック(株)製)
・下記重合開始剤Irg907 … 15g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・下記増感剤ダロキュアITX … 7.5g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・下記増感剤ダロキュアEDB … 7.5g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
実施例3用
・上記の顔料分散物P−1 …21.6g
・ジプロピレングリコールジアクリレート(重合性化合物)…98.4g
(DPGDA;ダイセル・サイテック(株)製)
・下記重合開始剤Irg907 … 15g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・下記増感剤ダロキュアITX … 7.5g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・下記増感剤ダロキュアEDB … 7.5g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
比較例I−1では脱気真空度を0.1 atom以下にすると、連続描画可能
時間が低下する。これは高真空により、ライトエステルMが蒸発し、インク状態が変化してしまうためと考えられる。
これに対して、実施例1〜3では、最低沸点成分の沸点に合わせて真空度を高くすることができ、沸点>150℃以上で8時間以上の描画が可能となる。
各沸点での真空度上限値は、アルドリッチ社のカタログに記載されている、Pressure−Temperature Nomograph等を用いて設定することができる。
この時、室温25℃の場合、真空度上限値は以下のようになる。
沸点100℃…0.08 atom
沸点110℃…0.05 atom
沸点120℃…0.04 atom
沸点130℃…0.02 atom
沸点140℃…0.015 atom
沸点150℃…0.008 atom
特に、本発明のインクジェット記録装置では、活性エネルギー照射が、発光波長ピークが390〜420nmであり、かつ、前記被記録媒体表面での最高照度が10〜1,000mW/cm2となる紫外線を発生する発光ダイオードから照射されることが好ましい。
更に、本発明のインクジェット記録装置では、インク組成物を一定温度に加温するとともに、インク組成物の被記録媒体への着弾から活性エネルギーの照射までの時間を、0.01〜0.5秒とすることが望ましく、好ましくは0.02〜0.3秒、更に好ましくは0.03〜0.15秒である。このようにインク組成物の被記録媒体への着弾から活性エネルギーの照射までの時間を極短時間に制御することにより、着弾したインク組成物が硬化前に滲むことを防止することが可能となる。
本発明のインク組成物を適用しうる被記録媒体としては、特に制限はなく、通常の非コート紙、コート紙などの紙類、いわゆる軟包装に用いられる各種非吸収性樹脂材料或いは、それをフィルム状に成形した樹脂フィルムを用いることができ、各種プラスチックフィルムとしては、例えば、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルム、PEフィルム、PPフィルム、TACフィルム等を挙げることができる。その他、被記録媒体材料として使用しうるプラスチックとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、ポリアセタール、PVA、ゴム類などが挙げられる。また、金属類や、ガラス類も被記録媒体として使用可能である。
本発明のインク組成物において、硬化時の熱収縮が少ない材料を選択した場合、硬化したインク組成物と被記録媒体との密着性に優れるため、インクの硬化収縮、硬化反応時の発熱などにより、フィルムのカール、変形が生じやすいフィルム、例えば、熱でシュリンク可能な、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルムなどにおいても、高精細な画像を形成しうるという利点を有する。
〔インク組成物〕
本発明に用いられるインク組成物は、活性エネルギーの照射により硬化可能なインク組成物であり、例えば、カチオン重合系インク組成物、ラジカル重合系インク組成物、水性インク組成物等が挙げられる。これら組成物について以下詳細に説明する。
カチオン重合系インク組成物は、(a)カチオン重合性化合物と、(b)活性エネルギーの照射により酸を発生する化合物、(c)着色剤を含有する。所望により、更に紫外線吸収剤、増感剤、酸化防止剤、褪色防止剤、導電性塩類、溶剤、高分子化合物、界面活性剤等を含有してもよい。
以下、カチオン重合系インク組成物に用いられる各構成成分について順次説明する。
本発明に用いられる(a)カチオン重合性化合物は、後述する(b)活性エネルギーの照射により酸を発生する化合物から発生する酸により重合反応を生起し、硬化する化合物であれば特に制限はなく、光カチオン重合性モノマーとして知られる各種公知のカチオン重合性のモノマーを使用することができる。カチオン重合性モノマーとしては、例えば、特開平6−9714号、特開2001−31892、同2001−40068、同2001−55507、同2001−310938、同2001−310937、同2001−220526などの各公報に記載されている、エポキシ化合物、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物などが挙げられる。
芳香族エポキシドとしては、少なくとも1個の芳香族核を有する多価フェノール或いはそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒドリンとの反応によって製造されるジ又はポリグリシジルエーテルが挙げられ、例えば、ビスフェノールA或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジルエーテル、水素添加ビスフェノールA或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジルエーテル、並びにノボラック型エポキシ樹脂等が挙げられる。ここで、アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド等が挙げられる。
本発明に用いうる単官能エポキシ化合物の例としては、例えば、フェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、1,2−ブチレンオキサイド、1,3−ブタジエンモノオキサイド、1,2−エポキシドデカン、エピクロロヒドリン、1,2−エポキシデカン、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、3−メタクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−アクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−ビニルシクロヘキセンオキサイド等が挙げられる。
具体的には、単官能ビニルエーテルの例としては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ノニルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルメチルビニルエーテル、4−メチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、ジシクロペンテニルビニルエーテル、2−ジシクロペンテノキシエチルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、ブトキシエチルビニルエーテル、メトキシエトキシエチルビニルエーテル、エトキシエトキシエチルビニルエーテル、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル、テトラヒドロフリフリルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ポリエチレングリコールビニルエーテル、クロルエチルビニルエーテル、クロルブチルビニルエーテル、クロルエトキシエチルビニルエーテル、フェニルエチルビニルエーテル、フェノキシポリエチレングリコールビニルエーテル等が挙げられる。
本発明のインク組成物に使用しうるオキセタン環を有する化合物としては、その構造内にオキセタン環を1〜4個有する化合物が好ましい。このような化合物を使用することで、インク組成物の粘度をハンドリング性の良好な範囲に維持することが容易となり、また、硬化後のインク組成物と被記録媒体との高い密着性を得ることができる。
本発明で使用するオキセタン化合物の中でも、インク組成物の粘度と粘着性の観点から、オキセタン環を1個有する化合物を使用することが好ましい。
インク組成物中の(a)カチオン重合性化合物の含有量は、組成物の全固形分に対し、10〜95質量%が適当であり、好ましくは30〜90質量%、更に好ましくは50〜85質量%の範囲である。
本発明のインク組成物は、活性エネルギーの照射により酸を発生する化合物(以下、適宜、「光酸発生剤」と称する。)を含有する。
本発明に用いうる光酸発生剤としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、或いはマイクロレジスト等に使用されている光(400〜200nmの紫外線、遠紫外線、特に好ましくは、g線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光)、ArFエキシマレーザー光、電子線、X線、分子線又はイオンビームなどの照射により酸を発生する化合物を適宜選択して使用することができる。
インク組成物中の(b)光酸発生剤の含有量は、インク組成物の全固形分換算で、0.1〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは1〜7質量%である。
本発明のインク組成物は、着色剤を添加することで、可視画像を形成することができる。例えば、平版印刷版の画像部領域を形成する場合などには、必ずしも添加する必要はないが、得られた平版印刷版の検版性の観点からは着色剤を用いることも好ましい。
ここで用いることのできる着色剤には、特に制限はなく、用途に応じて公知の種々の色材、(顔料、染料)を適宜選択して用いることができる。例えば、耐候性に優れた画像を形成する場合には、顔料が好ましい。染料としては、水溶性染料及び油溶性染料のいずれも使用できるが、油溶性染料が好ましい。
本発明に好ましく使用される顔料について述べる。
顔料としては、特に限定されるものではなく、一般に市販されているすべての有機顔料及び無機顔料、又は顔料を、分散媒として不溶性の樹脂等に分散させたもの、或いは顔料表面に樹脂をグラフト化したもの等を用いることができる。また、樹脂粒子を染料で染色したもの等も用いることができる。
これらの顔料としては、例えば、伊藤征司郎編「顔料の辞典」(2000年刊)、W.Herbst,K.Hunger「Industrial Organic Pigments」、特開2002−12607号公報、特開2002−188025号公報、特開2003−26978号公報、特開2003−342503号公報に記載の顔料が挙げられる。
オレンジ色を呈する顔料として、C.I.ピグメントオレンジ66(イソインドリンオレンジ)の如きイソインドリン系顔料、C.I.ピグメントオレンジ51(ジクロロピラントロンオレンジ)の如きアントラキノン系顔料が挙げられる。
白色顔料の具体例としては、塩基性炭酸鉛(2PbCO3Pb(OH)2、いわゆる、シルバーホワイト)、酸化亜鉛(ZnO、いわゆる、ジンクホワイト)、酸化チタン(TiO2、いわゆる、チタンホワイト)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3、いわゆる、チタンストロンチウムホワイト)などが利用可能である。
顔料の分散を行う際に分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリアクリレート、脂肪族多価カルボン酸、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキル燐酸エステル、顔料誘導体等を挙げることができる。また、Zeneca社のSolsperseシリーズなどの市販の高分子分散剤を用いることも好ましい。
また、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。これらの分散剤及び分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。
顔料粒子の平均粒径を上記好ましい範囲となるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を設定する。この粒径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制し、インクの保存安定性、インク透明性及び硬化感度を維持することができる。
本発明に用いる染料は、油溶性のものが好ましい。具体的には、25℃での水への溶解度(水100gに溶解する色素の質量)が1g以下であるものを意味し、好ましくは0.5g以下、より好ましくは0.1g以下である。従って、所謂、水に不溶性の油溶性染料が好ましく用いられる。
油溶化基としては、長鎖、分岐アルキル基、長鎖、分岐アルコキシ基、長鎖、分岐アルキルチオ基、長鎖、分岐アルキルスルホニル基、長鎖、分岐アシルオキシ基、長鎖、分岐アルコキシカルボニル基、長鎖、分岐アシル基、長鎖、分岐アシルアミノ基長鎖、分岐アルキルスルホニルアミノ基、長鎖、分岐アルキルアミノスルホニル基及びこれら長鎖、分岐置換基を含むアリール基、アリールオキシ基、アリールオキシカルボニル基、アリールカルボニルオキシ基、アリールアミノカルボニル基、アリールアミノスルホニル基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げられる。
また、カルボン酸、スルホン酸を有する水溶性染料に対して、長鎖、分岐アルコール、アミン、フェノール、アニリン誘導体を用いて油溶化基であるアルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルアミノスルホニル基、アリールアミノスルホニル基に変換することにより染料を得てもよい。
また、退色、特にオゾンなどの酸化性物質に対する耐性や硬化特性を向上させるために、酸化電位が貴である(高い)ことが望ましい。このため、本発明で用いる油溶性染料として、酸化電位が1.0V(vsSCE)以上であるものが好ましく用いられる。酸化電位は高いほうが好ましく、酸化電位が1.1V(vsSCE)以上のものがより好ましく、1.15V(vsSCE)以上のものが特に好ましい。
特に好ましい染料は、特開2004−250483号公報の段落番号[0034]に記載されている一般式(Y−II)〜(Y−IV)で表される染料であり、具体例として特開2004−250483号公報の段落番号[0060]から[0071]に記載の化合物が挙げられる。尚、該公報記載の一般式(Y−I)の油溶性染料はイエローのみでなく、ブラックインク、レッドインクなどのいかなる色のインクに用いてもよい。
特に好ましい染料は、特開2002−121414号公報の段落番号[0084]から[0122]に記載されている一般式(M−1)〜(M−2)で表されるアゾ染料であり、具体例として特開2002−121414号公報の段落番号[0123]から[0132]に記載の化合物が挙げられる。尚、該公報記載の一般式(3)、(4)、(M−1)〜(M−2)の油溶性染料はマゼンタのみでなく、ブラックインク、レッドインクなどのいかなる色のインクに用いてもよい。
特に好ましい染料は、特開2002−121414号公報の段落番号[0133]から[0196]に記載されている一般式(C−I)、(C−II)で表されるフタロシアニン染料であり、更に一般式(C−II)で表されるフタロシアニン染料が好ましい。この具体例としては、特開2002−121414号公報の段落番号[0198]から[0201]に記載の化合物が挙げられる。尚、前記式(I)〜(IV)、(IV−1)〜(IV−4)、(C−I)、(C−II)の油溶性染料はシアンのみでなく、ブラックインクやグリーンインクなどのいかなる色のインクに用いてもよい。
本発明のインク組成物には、前記の必須成分に加え、目的に応じて種々の添加剤を併用することができる。これらの任意成分について説明する。
本発明においては、得られる画像の耐候性向上、退色防止の観点から、紫外線吸収剤を用いることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、特開昭58−185677号公報、同61−190537号公報、特開平2−782号公報、同5−197075号公報、同9−34057号公報等に記載されたベンゾトリアゾール系化合物、特開昭46−2784号公報、特開平5−194483号公報、米国特許第3214463号等に記載されたベンゾフェノン系化合物、特公昭48−30492号公報、同56−21141号公報、特開平10−88106号公報等に記載された桂皮酸系化合物、特開平4−298503号公報、同8−53427号公報、同8−239368号公報、同10−182621号公報、特表平8−501291号公報等に記載されたトリアジン系化合物、リサーチディスクロージャーNo.24239号に記載された化合物やスチルベン系、ベンズオキサゾール系化合物に代表される紫外線を吸収して蛍光を発する化合物、いわゆる蛍光増白剤、などが挙げられる。
添加量は目的に応じて適宜選択されるが、一般的には、固形分換算で0.5〜15質量%程度である。
本発明のインク組成物には、光酸発生剤の酸発生効率の向上、感光波長の長波長化の目的で、必要に応じ、増感剤を添加してもよい。増感剤としては、光酸発生剤に対し、電子移動機構又はエネルギー移動機構で増感させるものであれば、何れでもよい。好ましくは、アントラセン、9,10−ジアルコキシアントラセン、ピレン、ペリレンなどの芳香族多縮環化合物、アセトフェノン、ベンゾフェノン、チオキサントン、ミヒラーケトンなどの芳香族ケトン化合物、フェノチアジン、N−アリールオキサゾリジノンなどのヘテロ環化合物が挙げられる。添加量は目的に応じて適宜選択されるが、一般的には、光酸発生剤に対し0.01〜1モル%、好ましくは0.1〜0.5モル%で使用される。
インク組成物の安定性向上のため、酸化防止剤を添加することができる。酸化防止剤としては、ヨーロッパ公開特許、同第223739号公報、同309401号公報、同第309402号公報、同第310551号公報、同第310552号公報、同第459416号公報、ドイツ公開特許第3435443号公報、特開昭54−48535号公報、同62−262047号公報、同63−113536号公報、同63−163351号公報、特開平2−262654号公報、特開平2−71262号公報、特開平3−121449号公報、特開平5−61166号公報、特開平5−119449号公報、米国特許第4814262号明細書、米国特許第4980275号明細書等に記載のものを挙げることができる。
添加量は目的に応じて適宜選択されるが、一般的には、固形分換算で0.1〜8質量%程度である。
本発明のインク組成物には、各種の有機系及び金属錯体系の褪色防止剤を使用することができる。前記有機系の褪色防止剤としては、ハイドロキノン類、アルコキシフェノール類、ジアルコキシフェノール類、フェノール類、アニリン類、アミン類、インダン類、クロマン類、アルコキシアニリン類、ヘテロ環類、などが挙げられる。前記金属錯体系の褪色防止剤としては、ニッケル錯体、亜鉛錯体、などが挙げられ、具体的には、リサーチディスクロージャーNo.17643の第VIIのI〜J項、同No.15162、同No.18716の650頁左欄、同No.36544の527頁、同No.307105の872頁、同No.15162に引用された特許に記載された化合物や、特開昭62−215272号公報の127頁〜137頁に記載された代表的化合物の一般式及び化合物例に含まれる化合物を使用することができる。
添加量は目的に応じて適宜選択されるが、一般的には、固形分換算で0.1〜8質量%程度である。
本発明のインク組成物には、射出物性の制御を目的として、チオシアン酸カリウム、硝酸リチウム、チオシアン酸アンモニウム、ジメチルアミン塩酸塩などの導電性塩類を添加することができる。
本発明のインク組成物には、被記録媒体との密着性を改良するため、極微量の有機溶剤を添加することも有効である。
溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトン系溶剤、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1−プロパノール、1−ブタノール、tert−ブタノール等のアルコール系溶剤、クロロホルム、塩化メチレン等の塩素系溶剤、ベンゼン、トルエン等の芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソプロピルなどのエステル系溶剤、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル系溶剤、などが挙げられる。
この場合、耐溶剤性やVOCの問題が起こらない範囲での添加が有効であり、その量はインク組成物全体に対し0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3質量%の範囲である。
本発明のインク組成物には、膜物性を調整するため、各種高分子化合物を添加することができる。高分子化合物としては、アクリル系重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シェラック、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類、その他の天然樹脂等が使用できる。また、これらは2種以上併用してもかまわない。これらのうち、アクリル系のモノマーの共重合によって得られるビニル系共重合が好ましい。更に、高分子結合材の共重合組成として、「カルボキシル基含有モノマー」、「メタクリル酸アルキルエステル」、又は「アクリル酸アルキルエステル」を構造単位として含む共重合体も好ましく用いられる。
本発明のインク組成物には、界面活性剤を添加してもよい。
界面活性剤としては、特開昭62−173463号、同62−183457号の各公報に記載されたものが挙げられる。例えば、ジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、脂肪酸塩類等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、アセチレングリコール類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類等のノニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩類、第4級アンモニウム塩類等のカチオン性界面活性剤が挙げられる。なお、前記界面活性剤の代わりに有機フルオロ化合物を用いてもよい。前記有機フルオロ化合物は、疎水性であることが好ましい。前記有機フルオロ化合物としては、例えば、フッ素系界面活性剤、オイル状フッ素系化合物(例、フッ素油)及び固体状フッ素化合物樹脂(例、四フッ化エチレン樹脂)が含まれ、特公昭57−9053号(第8〜17欄)、特開昭62−135826号の各公報に記載されたものが挙げられる。
タッキファイヤーとしては、具体的には、特開2001−49200号公報の5〜6pに記載されている高分子量の粘着性ポリマー(例えば、(メタ)アクリル酸と炭素数1〜20のアルキル基を有するアルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数3〜14の脂環属アルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数6〜14の芳香属アルコールとのエステルからなる共重合物)や、重合性不飽和結合を有する低分子量粘着付与性樹脂などである。
ラジカル重合系インク組成物は、(d)ラジカル重合性化合物と(e)重合開始剤、(f)着色剤を含有する。所望により、更に、増感色素、共増感剤等を含有してもよい。
以下、ラジカル重合系インク組成物に用いられる各構成成分について順次説明する。
ラジカル重合性化合物としては、例えば、以下に挙げるような付加重合化能なエチレン性不飽和結合を有する化合物が含まれる。
本発明のインク組成物に用い得る付加重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物としては、例えば、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、上記不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド等があげられる。
また、特開昭51−37193号に記載されているようなウレタンアクリレー卜類、特開昭48−64183号、特公昭49−43191号、特公昭52−30490号公報に記載されているようなポリエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させたエポキシアクリレート類等の多官能のアクリレートやメタクリレートをあげることができる。さらに日本接着協会誌vol.20、No.7、300〜308ぺージ(1984年)に光硬化性モノマー及びオリゴマーとして紹介されているものも使用することができる。本発明において、これらのモノマーはプレポリマー、すなわち2量体、3量体およびオリゴマー、またはそれらの混合物ならびにそれらの共重合体などの化学的形態で使用しうる。
次に本発明のラジカル重合系インク組成物に使用される光重合開始剤について説明する。
本発明における光重合開始剤は光の作用、または、増感色素の電子励起状態との相互作用を経て、化学変化を生じ、ラジカル、酸および塩基のうちの少なくともいずれか1種を生成する化合物である。
カチオン重合系インク組成物に記載した(c)着色剤と同じものを利用することができる。
本発明のインク組成物には、前記の必須成分に加え、目的に応じて種々の添加剤を併用することができる。これらの任意成分について説明する。
〔増感色素〕
本発明においては、光重合開始剤の感度を向上させる目的で、増感色素を添加しても良い。好ましい増感色素の例としては、以下の化合物類に属しており、かつ350nmから450nm域に吸収波長を有するものを挙げることができる。
多核芳香族類(例えば、ピレン、ペリレン、トリフェニレン)、キサンテン類(例えば、フルオレッセイン、エオシン、エリスロシン、ローダミンB、ローズベンガル)、シアニン類(例えばチアカルボシアニン、オキサカルボシアニン)、メロシアニン類(例えば、メロシアニン、カルボメロシアニン)、チアジン類(例えば、チオニン、メチレンブルー、トルイジンブルー)、アクリジン類(例えば、アクリジンオレンジ、クロロフラビン、アクリフラビン)、アントラキノン類(例えば、アントラキノン)、スクアリウム類(例えば、スクアリウム)、クマリン類(例えば、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン)。
さらに本発明のインクには、感度を一層向上させる、あるいは酸素による重合阻害を抑制する等の作用を有する公知の化合物を共増感剤として加えても良い。
この他に、必要に応じて公知の化合物を用いることができ、例えば、界面活性剤、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類等を適宜選択して用いることができる。また、ポリオレフィンやPET等の被記録媒体への密着性を改善するために、重合を阻害しないタッキファイヤーを含有させることも好ましい。具体的には、特開2001−49200号公報の5〜6pに記載されている高分子量の粘着性ポリマー(例えば、(メタ)アクリル酸と炭素数1〜20のアルキル基を有するアルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数3〜14の脂環属アルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数6〜14の芳香属アルコールとのエステルからなる共重合物)や、重合性不飽和結合を有する低分子量粘着付与性樹脂などである。
水性インク組成物は、重合性化合物と活性エネルギーの作用によってラジカルを生成する水溶性光重合開始剤を含有する。所望により、更に、色材、等を含有してもよい。
本発明の水性インク組成物に含まれる重合性化合物としては、公知の水性インク組成物に含まれる重合性化合物を用いることができる。
水性インク組成物は、硬化速度、密着性、柔軟性などのエンドユーザー特性を考慮した処方を最適化するために、反応性材料を加えることができる。このような反応性材料としては、(メタ)クリレート(即ち、アクリレート及び/又はメタクリレート)モノマー及びオリゴマー、エポキサイド並びにオキセタンなどが用いられる。
アクリレートモノマーの例としては、フェノキシエチルアクリレート、オクチルデシルアクリレート、テトラヒドロフリルアクリレート、イソボルニルアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート(例えば、テトラエチレングリコールジアクリレート)、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリ(プロピレングリコール)トリアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ビス(ペンタエリスリトール)ヘキサアクリレート、エトキシ化又はプロポキシ化グリコール及びポリオールのアクリレート(例えば、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート)、及びこれらの混合物が挙げられる。
アクリレートオリゴマーの例としては、エトキシ化ポリエチレングリコール、エトキシ化トリメチロールプロパンアクリレート及びポリエーテルアクリレート及びそのエトキシ化物、及びウレタンアクリレートオリゴマーが挙げられる。
メタクリレートの例としては、ヘキサンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、及びこれらの混合物が挙げられる。
オリゴマーの添加量は、インク組成物全重量に対して1〜80重量%が好ましく、1〜10重量%がより好ましい。
本発明のインク組成物に用いることができる重合開始剤について説明する。一例としては、例えば、波長400nm前後までの光重合開始剤が挙げられる。このような光重合開始剤としては、例えば、長波長領域に官能性、即ち、紫外線を受けてラジカルを生成する感受性を持つ物質である下記一般式で表される光重合開始剤(以下、TX系と略称する)が挙げられ、本発明においては、これらの中から適宜に選択して使用することが特に好ましい。
上述した水溶性重合性化合物は、上記したような色材を含有させることなく、透明な水性インクの形態とすることで、クリアインクとすることができる。特に、インクジェット記録特性を有するように調製すれば、水性光硬化型のインクジェット記録用のクリアインクが得られる。かかるインクを用いれば、色材を含有していないので、クリアな皮膜を得ることができる。色材を含有しないクリアインクの用途としては、画像印刷への適性を被記録材に付与するためのアンダーコート用としたり、或いは、通常のインクで形成した画像の表面保護、更なる装飾や光沢付与等を目的としたオーバーコート用としての用途等が挙げられる。クリアインクには、これらの用途に応じて、着色を目的としない無色の顔料や微粒子等を分散して含有させることもできる。これらを添加することによって、アンダーコート、オーバーコートいずれにおいても、印刷物の画質、堅牢性、施工性(ハンドリング性)等の諸特性を向上させることができる。
上述した水溶性重合性化合物を色材を含有するインクに利用する場合には、含有させた色材の吸収特性に合わせて、インク中における重合開始剤と重合性物質の濃度を調節することが好ましい。前記したように、配合量としては、水或いは溶剤の量を、質量基準で、40%〜90%の範囲、好ましくは60%〜75%の範囲とする。更に、インク中における重合性化合物の含有量は、インク全量に対して、質量基準で1%〜30%の範囲、好ましくは、5%〜20%の範囲とする。重合開始剤は、重合性化合物の含有量に依存するが、概ね、インク全量に対して、質量基準で0.1〜7%、好ましくは、0.3〜5%の範囲である。
本発明のインク組成物は、射出性を考慮し、射出時の温度において、インク粘度が20mPa・s以下であることが好ましく、更に好ましくは10mPa・s以下であり、上記範囲になるように適宜組成比を調整し決定することが好ましい。
このインクにより得られた印刷物は、画像部が紫外線などの活性エネルギー照射により硬化しており、画像部の強度に優れるため、インクによる画像形成以外にも、例えば、平版印刷版のインク受容層(画像部)の形成など、種々の用途に使用しうる。
50 画像記録部
52 ヘッドユニット
58 インクジェットヘッド
70 インク供給部
72A、72B インクタンク
74 フィルタを備えたポンプ
75 送気機構
76 脱気(脱酸素)装置
78 真空ポンプ
80 インク供給路
80a 分岐路
84 曝露バルブ
L 沸点の最低値が110℃以上のインク
S 被記録媒体
Claims (4)
- 液状機能性材料を画像信号に基づき被記録媒体に向けてノズルから吐出するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドと対向する位置に前記被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段と、
前記インクジェットヘッドに前記液状機能性材料を供給する供給経路と、前記供給経路に連通され、前記液状機能性材料を貯留する貯蔵器と、
前記インクジェットヘッド又は前記供給経路もしくは前記貯蔵器中に設けられる真空脱気機構と、を有するインクジェット装置において、
前記液状機能性材料の組成物を構成する化合物の沸点の最低値が110℃以上であり、かつ、その時の前記真空脱気機構の脱気真空度が(a)〜(e)のいずれかに該当することを特徴とするインクジェット装置。
(a)前記液状機能性材料の組成物を構成する化合物の沸点の最低値が110℃であるとき、前記真空脱気機構の脱気真空度が0.06atm前後であること。
(b)前記沸点の最低値が120℃前後のとき前記脱気真空度が0.04atm前後であること。
(c)前記沸点の最低値が130℃前後のとき前記脱気真空度が0.03atm前後であること。
(d)前記沸点の最低値が150℃前後のとき前記脱気真空度が0.02atm前後であること。
(e)前記沸点の最低値が200℃前後のとき前記脱気真空度が0.01atm前後であること。 - 前記沸点の最低値対前記脱気真空度の関係を示したテーブルを備えた制御用インターフェイス(PC)と、前記脱気装置の真空度を測定する真空計と、前記真空ポンプを制御する圧力コントローラと、を備え、前記真空計の測定値を前記制御用インターフェイスに送り、前記制御用インターフェイスは前記測定値と目標値を比較し、前記測定値が目標値に一致するように前記圧力コントローラを介して前記真空ポンプを動作させるインクジェット装置であって、前記制御用インターフェイスは前記目標値を前記液状機能性材料の組成物を構成する化合物の沸点の最低値から前記テーブルを基に決定することを特徴とする請求項1記載のインクジェット装置。
- 前記液状機能性材料の沸点の最低値に応じて前記脱気真空度を前記(a)〜(e)の関係から補間することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット装置。
- 前記液状機能性材料が紫外線硬化性材料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006269250A JP4928892B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | インクジェット記録装置 |
DE602007010220T DE602007010220D1 (de) | 2006-09-29 | 2007-09-25 | Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung |
EP07018801A EP1905597B1 (en) | 2006-09-29 | 2007-09-25 | Inkjet recording apparatus |
US11/863,386 US7909443B2 (en) | 2006-09-29 | 2007-09-28 | Inkjet recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006269250A JP4928892B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008087273A JP2008087273A (ja) | 2008-04-17 |
JP4928892B2 true JP4928892B2 (ja) | 2012-05-09 |
Family
ID=38765463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006269250A Expired - Fee Related JP4928892B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | インクジェット記録装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7909443B2 (ja) |
EP (1) | EP1905597B1 (ja) |
JP (1) | JP4928892B2 (ja) |
DE (1) | DE602007010220D1 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105387A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-05-13 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
JP2011042104A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | インクジェット画像形成方法 |
JP5531597B2 (ja) * | 2009-12-11 | 2014-06-25 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット画像形成方法 |
JPWO2011136079A1 (ja) * | 2010-04-28 | 2013-07-18 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 脱気システム |
JP5707752B2 (ja) * | 2010-07-06 | 2015-04-30 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置 |
WO2012029335A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 液体供給装置、および気体調整素子の交換時期判定方法 |
JP2012056155A (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-22 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置、及び、コンピュータープログラム |
EP2644405B1 (en) | 2012-03-28 | 2015-06-17 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method and ink jet recording apparatus |
US10029483B2 (en) | 2012-04-25 | 2018-07-24 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method, ultraviolet-ray curable ink, and ink jet recording apparatus |
JP6236768B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2017-11-29 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 |
CN102729640B (zh) * | 2012-07-17 | 2014-07-09 | 深圳市润天智数字设备股份有限公司 | 一种喷墨印刷机和喷墨墨水的脱气方法 |
JP6104560B2 (ja) * | 2012-10-23 | 2017-03-29 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷装置、インク供給装置、及び印刷方法 |
JP6098264B2 (ja) | 2013-03-21 | 2017-03-22 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP6212939B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2017-10-18 | セイコーエプソン株式会社 | 紫外線硬化型インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
JP6268849B2 (ja) * | 2013-09-20 | 2018-01-31 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置および同装置の加減圧方法 |
JP6447803B2 (ja) * | 2014-03-19 | 2019-01-09 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット方法、インクジェット装置、及びインクジェット組成物収容体 |
JP2016168808A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-23 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット方法及びインクジェット装置 |
JP6930115B2 (ja) * | 2017-01-20 | 2021-09-01 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置 |
DE102019209327A1 (de) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Druckmaschine mit einem Tintendruckkopf, einem Strahlungstrockner und wenigstens einer Lichtfalle |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4301459A (en) * | 1978-11-16 | 1981-11-17 | Ricoh Company, Ltd. | Ink ejection apparatus comprising entrained air removal means |
JPS61278577A (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 紫外線硬化型インキ組成物 |
JPH0517712A (ja) | 1991-07-08 | 1993-01-26 | Seiko Epson Corp | インクジエツト記録用インクの脱気方法 |
JP3178091B2 (ja) | 1992-06-29 | 2001-06-18 | 住友化学工業株式会社 | 光重合性組成物及び光制御板の製造方法 |
JPH10138507A (ja) * | 1996-11-14 | 1998-05-26 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置用インクカートリッジの製造方法 |
JP2000509912A (ja) | 1997-03-03 | 2000-08-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 白色光発光ダイオード |
EP0894631B1 (en) * | 1997-08-01 | 2004-02-25 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet recording apparatus |
US6203146B1 (en) * | 1998-03-09 | 2001-03-20 | Hewlett-Packard Company | Printing system with air accumulation control means enabling a semipermanent printhead without air purge |
JP3726568B2 (ja) | 1999-07-23 | 2005-12-14 | 東洋インキ製造株式会社 | 紫外線硬化型塗料組成物及びその利用 |
JP2001040068A (ja) | 1999-07-27 | 2001-02-13 | Asahi Denka Kogyo Kk | 光重合性組成物 |
JP4358375B2 (ja) | 1999-08-19 | 2009-11-04 | 関西ペイント株式会社 | 活性エネルギー線硬化性組成物およびその被膜形成方法 |
JP2001310938A (ja) | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Showa Denko Kk | 重合性組成物、その硬化物と製造方法 |
US6312119B1 (en) * | 2000-06-29 | 2001-11-06 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for foam removal in an ink container |
JP2002277622A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Canon Inc | カラーフィルターの製造方法及び製造装置 |
JP3800211B2 (ja) * | 2002-10-17 | 2006-07-26 | セイコーエプソン株式会社 | 液状体の吐出装置と液状体の吐出方法、電気光学装置とその製造方法、及び電子機器 |
JP2004196936A (ja) | 2002-12-18 | 2004-07-15 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェットインク及び記録方法 |
GB2402908B (en) * | 2003-06-16 | 2006-07-12 | Inca Digital Printers Ltd | Inkjet device and method |
US7357498B2 (en) * | 2003-12-24 | 2008-04-15 | Seiko Epson Corporation | Method of filling liquid into liquid containing member, liquid filling apparatus and method of inspecting liquid containing member |
JP3903074B2 (ja) * | 2004-02-19 | 2007-04-11 | 富士フイルム株式会社 | 画像形成装置及び液管理方法 |
US7344230B2 (en) * | 2004-09-07 | 2008-03-18 | Fujifilm Dimatix, Inc. | Fluid drop ejection system capable of removing dissolved gas from fluid |
JP4550545B2 (ja) * | 2004-10-13 | 2010-09-22 | 東芝テック株式会社 | インクジェット記録装置 |
US20060185587A1 (en) * | 2005-02-18 | 2006-08-24 | Applied Materials, Inc. | Methods and apparatus for reducing ink conglomerates during inkjet printing for flat panel display manufacturing |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2006269250A patent/JP4928892B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2007
- 2007-09-25 EP EP07018801A patent/EP1905597B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-09-25 DE DE602007010220T patent/DE602007010220D1/de active Active
- 2007-09-28 US US11/863,386 patent/US7909443B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1905597B1 (en) | 2010-11-03 |
EP1905597A3 (en) | 2009-08-12 |
EP1905597A2 (en) | 2008-04-02 |
US7909443B2 (en) | 2011-03-22 |
US20080079792A1 (en) | 2008-04-03 |
JP2008087273A (ja) | 2008-04-17 |
DE602007010220D1 (de) | 2010-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4928892B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4610528B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4719606B2 (ja) | インクジェットヘッド記録装置 | |
JP2008213471A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2006326929A (ja) | 活性エネルギー硬化型インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 | |
JP2008246793A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2008246794A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2007283716A (ja) | 印刷表面平滑化装置 | |
JP2008246993A (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2008265329A (ja) | 紫外線硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2008087272A (ja) | インクジェット描画装置及びインクジェット描画方法 | |
JP2007216418A (ja) | 活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2007210244A (ja) | 活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2008155464A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2006327048A (ja) | 活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2007098634A (ja) | 活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置 | |
JP4961150B2 (ja) | 活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2007083611A (ja) | 活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2006315289A (ja) | 光硬化型インクジェット記録装置 | |
JP5033448B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4928815B2 (ja) | インクジェット記録装置及び記録方法 | |
JP4977773B2 (ja) | デジタルラベル印刷装置 | |
JP2007223215A (ja) | 活性エネルギー硬化型インクジェット記録装置 | |
JP2008183727A (ja) | 紫外線硬化型インクジェット記録装置 | |
JP4701120B2 (ja) | デジタルラベル印刷装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110920 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111115 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20111117 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120213 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4928892 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |