JP2010105387A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体収容室内に浮沈子のような攪拌子を何等入れることなく、簡単な構成で液体収容室内の液体を十分に攪拌することが可能な液体噴射装置を提供する。
【解決手段】プリンタ装置1は、インクIを収容するインクカートリッジ2と、該インクカートリッジ2内のインクIを減圧沸騰させる加減圧ポンプPと、減圧沸騰後にインクカートリッジ2内を大気開放させる大気開放弁V2とを備える。そして、インクカートリッジ2内のインクIを減圧沸騰させた後に急激にインクカートリッジ2内を大気開放させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、減圧沸騰による液体攪拌機能を備えた液体噴射装置に関する。
液体噴射装置の一種であるプリンタ装置には、溶剤に溶けない色成分あるいは溶剤に溶けにくい色成分を用いたインクを使用するものが知られている。例えば、顔料系インクは、水や石油系溶剤などの溶剤中に色成分である顔料の微細粒子が分散している状態であり、顔料が沈殿し易い。例えば、白色顔料は比重が4程度、金属系顔料は比重が2〜3程度であるのに対して、溶剤の比重は1未満であり、顔料と溶剤との比重差が1以上ある為、顔料が溶剤から分離して沈殿し易い。
また、不溶性あるいは難溶性の染料を色成分として使用したインクの場合も染料が沈殿し易い。このようにインクの色成分が沈殿すると、インクに濃淡が生じてしまって、均一濃度のインクをヘッドに供給できなくなり、インクの濃い部分がヘッドのノズルに詰まって該ノズルからインクが滴下されにくくなったり、ドットの輝度が変わってしまったりする等の不具合を生じる。
そこで、従来は、インク収容室の内部のインク中に存在させた浮沈子によって該インクを攪拌する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、この特許文献1では、インク収容室に、インクとともにインクの圧力変化に伴って体積が変化する浮沈子を収容し、該浮沈子がインク中で沈降したり浮上したりするように加圧ポンプによってインク収容室内の圧力を変化させることで、インクを攪拌している。
特開平2005−28686号公報
ところで、特許文献1の技術では、インク収容室内に浮沈子を通常複数個入れるので、この浮沈子の総体積の分だけインク収容室内のインク収容容積が小さくなる上、場合によっては浮沈子がインク排出口を塞いでしまうおそれがあり、信頼性に欠けるという問題があった。加えて、浮沈子がインク収容室内の隅部に十分に回らないおそれがあり、該隅部におけるインクの攪拌が十分に行えないおそれがあるという問題もある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、液体収容室内に浮沈子のような攪拌子を何等入れることなく、簡単な構成で液体収容室内の液体を十分に攪拌することが可能な液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、液体を収容する液体収容室を有する液体噴射装置において、前記液体収容室内の液体を減圧沸騰させる減圧手段と、減圧沸騰後に前記液体収容室内を大気開放させる大気開放弁とを備えた。
この発明によれば、減圧手段によって液体収容室内の液体を減圧沸騰させると、液体が気化して気泡が発生するため、該気泡が液体中を浮上することで液体収容室内の液体が攪拌される。すなわち、液体収容室内に浮沈子のような攪拌子を何等入れることなく、簡単な構成で液体収容室内の液体を十分に攪拌することが可能となる。また、液体の攪拌後に大気開放弁によって液体収容室を大気開放させることで、液体中の気泡を迅速になくすことが可能となる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体は、少なくとも一部が可撓性を有する液体収容部に収容されて前記液体収容室内に収納された。
この発明によれば、液体収容室内の液体を減圧沸騰させた後に該液体収容室内を大気開放させることで、液体収容部における可撓性を有する部分が収縮するので、液体の攪拌効果を高めることが可能となる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体収容部は、気体を透過しない非気体透過性部材である。
この発明によれば、液体中に溶存していた気体が減圧沸騰によって液体から分離した場合でも、該気体が液体収容部を透過して該液体収容部外に放出されない。このため、液体収容室内の液体を減圧沸騰させた後に該液体収容室内を大気開放させることで、液体収容室内で気泡になっていた気体は液体中に急激に溶存状態となる。この結果、液体中に流れが生じ、かつ、液体収容部が収縮するので、該液体を効果的に攪拌することが可能となる。
本発明の液体噴射装置において、液体を噴射する液体噴射ヘッドと液体供給路を介して接続されるとともに前記液体を収容する液体収容室を備えた液体噴射装置において、前記液体収容室内の前記液体中に気体を溶存させるための気体透過部と、前記液体収容室内の前記液体中に溶存した気体を気泡にするために前記液体収容室内を減圧する減圧手段と、減圧後に前記液体収容室内を大気開放させる大気開放弁とを備えた。
この発明によれば、減圧手段によって液体収容室内の液体を減圧させると、気体透過部から液体中に気体が取り込まれて溶存状態になるとともに該液体中の溶存状態の気体が気泡となるため、該気泡が液体中を浮上することで液体収容室内の液体が攪拌される。すなわち、液体収容室内に浮沈子のような攪拌子を何等入れることなく、簡単な構成で液体収容室内の液体を十分に攪拌することが可能となる。また、液体の攪拌後に大気開放弁によって液体収容室を大気開放させることで、液体中の気泡を迅速になくすことができ、液体収容室と液体供給路を介して接続される液体噴射ヘッドから液体を良好に噴射させることが可能となる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体供給路の途中位置には該液体供給路を開閉可能な開閉弁が設けられ、前記液体供給路における前記液体収容室と前記開閉弁との間の部分は前記気体透過部を構成し、前記液体供給路における前記液体噴射ヘッドと前記開閉弁との間の部分は気体を透過させない非気体透過部を構成している。
この発明によれば、液体供給路における液体収容室と開閉弁との間の部分が気体透過部を構成するため、該気体透過部の液体に溶存した気体が拡散されて液体収容室内の液体に溶存される。このため、液体収容室内を減圧して該液体収容室内の液体に溶存した気体を気泡にすることにより、該気泡によって該液体収容室内の液体を効果的に攪拌することが可能となる。また、液体供給路における液体噴射ヘッドと開閉弁との間の部分は気体を透過させない非気体透過部を構成するため、液体噴射ヘッド近傍の液体供給路において液体に気体が溶存することを抑制することが可能となる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体は前記液体収容室内に収容される少なくとも一部が気体を透過させる気体透過性部材からなる液体収容部に収容され、前記液体収容部における前記気体透過性部材からなる部分は前記気体透過部の一部を構成する。
この発明によれば、液体収容部内の液体への気体溶存量を増加させることができるので、減圧によって液体中に気泡を発生させたときの該液体の攪拌効果を向上させることが可能となる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体収容室内を加圧する加圧手段を備え、該加圧手段によって前記液体収容室内を加圧した後に、前記減圧手段は前記液体収容室内の前記液体中に溶存した気体を気泡にするために前記液体収容室内を減圧する。
この発明によれば、液体収容室内の加圧によって気体透過部からの液体収容部内の液体への気体の溶存量を増加させた後に、液体収容室内が減圧されて液体収容部内の液体中の溶存気体が気泡となるため、該気泡発生による液体収容部内の液体の攪拌効果を向上させることが可能となる。
プリンタ装置の構成を示す図(実施形態)。 制御手段と制御対象との関係を示すブロック図(実施形態)。 インクカートリッジの詳細図(実施形態)。 収容袋体の斜視図(実施形態)。 攪拌制御を説明した図(実施形態)。 インクカートリッジ、ヘッドの断面図(実施形態)。 加減圧ポンプの一例を示す断面図(実施形態)。 プリンタ装置の平面図(他の形態)。 インクカートリッジの断面図(他の形態)。 プリンタ装置の構成を示す図(他の形態)。 プリンタ装置の構成を示す図(他の形態)。 インクカートリッジの断面図(他の形態)。 プリンタ装置の構成を示す図(他の形態)。 プリンタ装置の構成を示す図(他の形態)。 インク量減少に伴う沸騰圧力の変化を示す図(他の形態)。
以下、本発明をプリンタ装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1,図3はプリンタ装置の構成を示す。
図1,図3に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ装置1は、液体としてのインクI(以下、符号を付さずにインクという)を収容する液体収容室としてのインクカートリッジ2(以下、カートリッジという)と、液体噴射ヘッドとしてのヘッド3と、カートリッジ2とヘッド3とを連通させる液体供給路としてのインク供給路4と、加圧手段及び減圧手段としての加減圧ポンプPと、出口弁V1と、大気開放弁V2と、制御手段5とを備える。
カートリッジ2は、プリンタ装置1の基体に着脱可能に取り付けられる。カートリッジ2は、圧力室6を形成する容器7と、圧力室6内に設けられた液体収容部としての収容袋体8(図4参照)とを備える。容器7は、硬質プラスチックのような硬質材料により形成され、後述する袋側インク出入口部12を保持する容器側インク出入口部9と、圧力室6内を外部と連通可能とする空気給排口部10と、圧力室6内を外部と連通可能とする空気排出口部11とを備える。
収容袋体8は、ブチルゴム、多硫化ゴム、エピクロロヒドリンゴム、高ニトリルゴム、フッ素ゴムなどのように、可撓性を有し、かつ、気体を透過させない非気体透過性を有した材料(非気体透過性部材)により形成されたインク収容容積可変の薄形の袋より成り、袋側インク出入口部12を備える。袋側インク出入口部12は、容器側インク出入口部9を通過して容器7の外部に臨むように容器7に固定されている。インク供給路4の一端側と収容袋体8の袋側インク出入口部12とは連結されており、インク供給路4と収容袋体8とは連通している。
なお、カートリッジ2は未使用状態においては袋側インク出入口部12が図示しない封止膜により封止されている。また、インク供給路4の一端側には図示しないインク供給針が設けられている。そして、カートリッジ2がプリンタ装置1に取付けられた場合には、インク供給針が封止膜を破ることで、カートリッジ2の収容袋体8内のインクがインク供給針の中空路及びインク供給路4を経由してヘッド3に供給される。
インク供給路4の途中位置には出口弁V1が設けられており、該出口弁V1の調節により、カートリッジ2からヘッド3へのインクの供給を遮断したりカートリッジ2からヘッド3へのインクの供給量を調整したりすることが可能になっている。出口弁V1は、後述するように、収容袋体8内のインクを減圧沸騰させる時やカートリッジ2の交換時に、制御手段5により閉じられる。
空気給排路15は、一端側が空気給排口部10と連結されるとともに、他端側が加減圧ポンプPの一方口部16と連結されている。また、加減圧ポンプPの他方口部17は大気に開放されている。そして、加減圧ポンプPの駆動により、圧力室6に対する空気給排路15を介した空気(気体)の供給及び排気が可能となっている。
空気排出路18は、一端側が空気排出口部11と連結されるとともに、他端側が大気開放されている。空気排出路18の途中位置には大気開放弁V2が設けられており、該大気開放弁V2の調節により、圧力室6内を大気に開放させたり大気と遮断させたりすることが可能になっている。
図6はインクカートリッジ及びヘッドの断面を示す。
図6に示すように、カートリッジ2をキャリッジ50に設置するタイプのプリンタ装置1では、ヘッド3は、インク室24と、圧力室25と、ノズル28と、アクチュエータ30とを備える。インク室24の一端側の開口部には、インク供給路4の他端側が連通状態で接続されている。圧力室25は、一端側の開口部がインク室24と連通しているとともに、他端側の開口部がノズル28と連通している。
アクチュエータ30は、圧力室25の壁に設けられるピエゾ素子やヒータ素子などにより構成される。ヘッド3では、インク室24から圧力室25内に供給されたインクがノズル28の出口にインクの凹面(メニスカス)を形成し、アクチュエータ30の作用によってノズル28内のインクを押し出してドロップを形成し、該ドロップが紙などの印刷対象物に付着することによって印刷が行われる。なお、図6における33は、キャリッジ50を主走査方向に移動させるためのキャリッジモータである。
図2は制御手段と制御対象との関係を表すブロック図である。
図2に示すように、制御手段5は、制御対象としての、ポンプモータ31、出口弁V1、大気開放弁V2、ヘッド3、紙送りモータ32、キャリッジモータ33をそれぞれ駆動する各ドライバ35a〜35fに制御信号を出力して、これら制御対象を制御するようになっている。即ち、図1に示すように、制御手段5が各ドライバ35d,35e,35fに制御信号を出力すると、ドライバ35dがポンプモータ31に対してポンプ駆動制御信号A3を出力することで加減圧ポンプPが駆動制御され、ドライバ35eが出口弁V1に対して開閉制御信号A1を出力することで出口弁V1が開閉制御され、ドライバ35fが大気開放弁V2に対して開閉制御信号A2を出力することで大気開放弁V2が開閉制御される。
図7は加減圧ポンプPを、チューブポンプを用いて構成した簡略図である。
上記加減圧ポンプPとしては、図7に示すようなチューブポンプ80が用いられる。チューブポンプ80は、チューブ81と、該チューブ81の外側方向への移動を規制する内周面を有したポンプフレーム82と、ポンプモータ31によって正逆両方向に回転されるポンプホイル83と、該ポンプホイル83の外周部に軸支されたローラ86,87とを備える。また、ポンプフレーム82とポンプホイル83との間の空間には、チューブ81がポンプフレーム82の内周面に沿って円を描くように配置されて巻回され、一部重なり部を含んだ状態で配置されている。
そして、ポンプモータ31の正転駆動によりポンプホイル83が正回転された場合には、ローラ86,87によりチューブ81内の空気がカートリッジ2側へ押し出されて、カートリッジ2の圧力室6が加圧される。一方、ポンプモータ31の逆転駆動によりポンプホイル83が逆回転された場合には、ローラ86,87によりチューブ81内の空気がカートリッジ2とは反対側へ押し出されて、カートリッジ2の圧力室6が減圧される。
ヘッド3へのインク供給制御は、制御手段5が、出口弁V1を開くとともに大気開放弁V2を閉じた状態でポンプモータ31を正転駆動することで、加減圧ポンプPにより圧力室6内を加圧する。これにより、収容袋体8が外側から押圧されて、収容袋体8内のインクがインク供給路4を介してヘッド3に供給されて印刷が行われる。
次に制御手段5によるインク攪拌制御について説明する。
制御手段5は、出口弁V1を閉じるとともに大気開放弁V2を閉じた状態で、ポンプモータ31を逆転駆動させることで、加減圧ポンプPによって収容袋体8内のインクが減圧沸騰を起こすまで圧力室6内を減圧し、その後、大気開放弁V2を開く。なお、インクが減圧沸騰を起こす減圧値は、インクの組成によって決まるので、インクの組成に対応した値を予め設定しておけば良い。減圧値は、圧力室6内または空気給排路15内に設けた図示しない圧力検出器で計測される。よって、制御手段5は、図示しない圧力計から入力される圧力値が予め設定された減圧値になったと判定した場合に、ポンプモータ31の停止により加減圧ポンプPの駆動を停止するとともに大気開放弁V2を瞬時に開ける。
収容袋体8内のインクが負圧を受けて減圧沸騰を起こすと、例えば水系インクであれば、インク中の水分が沸騰して水蒸気になることによりインク中から気泡が発生する。この発生した気泡が収容袋体8内の空間に放出されると、該収容袋体8が膨張する。そして、収容袋体8内の空間に放出された気体(水蒸気)は、大気開放弁V2が急激に開かれて圧力室6内が大気圧に戻ると再びインク中に急激に溶存状態となる。この気体の急激な溶存状態への復元及び、収容袋体8の体積の収縮により、収容袋体8内のインクが活発に流動して該インクが攪拌される。
そして、図5に示すように、減圧沸騰と大気開放とを1回だけではなく、複数回繰り返せば、インクの攪拌動作も繰り返されるので、インクの攪拌効果をさらに高めることができる。
つまり、図5に示すように、所定気圧まで減圧して、沸騰させ、この沸騰後、一挙に大気開放することで、1回目,2回目・・・と、複数回攪拌することにより、比重の大きい顔料を溶剤内にて分散させることができ、色むらのないインクが得られる。なお、攪拌制御は、制御手段5が、印刷指令を入力した後に印刷動作制御を行う前に実行したり、一定時間間隔で実行したりすればよい。攪拌制御を行なう実施時期は、自由に決めることができるが、例えば、攪拌を所定回数繰り返す為の攪拌制御は、ヘッド3がキャッピング位置にある時やヘッド3が休止状態にある時に24時間に1〜3回程度行ったり、あるいはヘッド3が長期間休止状態にある時に1日1回程度行ったりすることが好ましい。
以上、詳述した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)収容袋体8内のインクを減圧沸騰させた後に圧力室6を大気開放することによって、収容袋体8内のインクを攪拌できるので、インクの沈降を防止できる。
(2)圧力室6内を加圧してインクをヘッド3に供給する加減圧ポンプPによって圧力室6内を減圧することができるので、ヘッド3へのインク供給制御とインク攪拌制御とを1つのポンプを用いるだけで実現でき、経済的かつ小型化が可能となる。即ち、ヘッド3へのインク供給制御においては、ポンプモータ31を正転駆動して加減圧ポンプPを加圧ポンプとして機能させ、インク攪拌制御においては、ポンプモータ31を逆転駆動して加減圧ポンプPを減圧ポンプとして機能させることができるので、加圧ポンプと減圧ポンプとを別々に設ける場合に比べて、経済的かつ小型化が可能となる。
(3)インク収容部としての収容袋体8が、気体を透過しない非気体透過性部材により形成されたので、インクの液体成分が減圧沸騰によって気化した場合に、該気化によって生じる気体が収容袋体8を透過しての外部に放出されることはない。このため、収容袋体8内のインクを減圧沸騰させることによって発生させた気体を、圧力室6を大気開放して収容袋体8内を大気圧に戻すことで再びインクに溶解させることができる。これにより、インク中に流れを生じさせることができるため、インクを効果的に攪拌することができる。
(4)収容袋体8は可撓性を有する材料によって形成されているため、収容袋体8内のインクを減圧沸騰させることによって該インクより分離した気体が、圧力室6を大気開放して収容袋体8内を大気圧に戻すことで、再びインクに溶ける際に、収容袋体8が収縮する。この結果、インク中に流れが生じ、インクの攪拌効果を高めることができる。
(他の形態)
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・プリンタ装置1は、図8に示すように、各色の複数のカートリッジ2がケース51の固定部52に着脱可能に取付けられて、カートリッジ2がキャリッジ50と別体となったタイプのものであってもよい。
すなわち、このプリンタ装置1では、加減圧ポンプPがカートリッジ2の上部に配置されている。ヘッド3を搭載したキャリッジ50は、ガイド軸37を介して左右方向に移動可能に設けられ、かつ、一部がキャリッジモータ33の駆動により周回移動するタイミングベルト38に取り付けられている。そして、キャリッジモータ33の駆動力がタイミングベルト38を介してキャリッジ50に伝達されることによって、キャリッジ50がガイド軸37に沿って左右方向に移動する。
即ち、キャリッジ50は、タイミングベルト38を介してキャリッジモータ33に接続されている。キャリッジモータ33はケース51の背面に支持されており、キャリッジモータ33が駆動されることにより、タイミングベルト38を介してキャリッジ50がガイド軸37に沿って主走査方向である左右方向に往復移動される。
プラテン36は、ケース51内において、主走査方向に沿って架設されており、図示しない紙送り手段を介して送出される図示しない記録媒体を支持する為の部材である。ヘッド3は、キャリッジ50におけるプラテン36と対向する面上に設けられており、プラテン36側に向かって液体としてのインクを噴射させる為の複数の図示しないノズルを備えている。
バルブユニット39は、キャリッジ50上に搭載されており、一時貯留したインクを、圧力を調整した状態でヘッド3へと供給するようになっている。この場合、加減圧ポンプPの一方口部16に接続された空気給排路15中に圧力検出器40が介在されており、該圧力検出器40により加圧時の圧力と減圧時の圧力とが検出されるようになっている。一方口部16に接続された空気給排路15はこの圧力検出器40を介して分岐されて、各カートリッジ2に接続されている。
カートリッジ2の空気排出口部11と大気開放弁V2とは、チューブより成る空気排出路18によって接続されている。44,45は、インク供給路4を形成するチューブである。そして、ヘッド3へのインク供給量を制御する為にキャリッジ50に取り付けられたバルブユニット39とチューブ44の一端とが接続されるとともに、チューブ44の他端と出口弁V1とが接続されている。また、チューブ45の一端と出口弁V1とが接続されるとともに、チューブ45の他端と袋側インク出入口部12(図1及び図4参照)とが接続されている。さらに、ヘッド3とバルブユニット39とは、インク供給路4を形成する図示しないチューブにより接続されている。
このような構成において、加圧時は、ポンプモータ31を正転駆動することで、圧力検出器40、空気給排路15を介して各カートリッジ2が加減圧ポンプPによって加圧されるので、インクが押し出され、袋側インク出入口部12から予め開状態に設定されている出口弁V1、チューブ44、及びバルブユニット39を経由してヘッド3にインクが供給される。このとき、大気開放弁V2は閉弁状態となっている。
一方、攪拌時は、出口弁V1を閉弁し、ポンプモータ31を逆転駆動することで、圧力検出器40、空気給排路15を介してカートリッジ2が加減圧ポンプPによって減圧される。そして、カートリッジ2内が減圧されて所定の圧力まで減圧されると、インクが沸騰する。このとき、大気開放弁V2を開放すると、減圧沸騰によって発生していた気泡が再びインクに溶けてインクに流れが生じることでインクが攪拌される。
この場合、圧力検出器40も空気給排路15の途中に配しているので、この圧力検出器40の信号に基づき減圧沸騰時の圧力を適正な値に設定できる。
なお、本形態では各カートリッジ2を介して減圧沸騰する構成となっているが、溶剤との比重差が大きい顔料を用いたタイプのカートリッジ2のみを選択的に減圧沸騰するように構成してもよい。
・図9に示すように、収容袋体8は、非気体透過性を有した硬質樹脂などにより形成された硬質部分91(太線部分)と、非気体透過性及び可撓性を有した材料により形成された軟質部分92とにより形成してもよい。即ち、少なくとも一部が非気体透過性及び可撓性を有した材料により形成された収容袋体8を用いてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
・図10に示すように、空気給排路15に該空気給排路15と連通するように空気排出路15Aを接続し、該空気排出路15Aに大気開放弁V2を設けるようにしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
・図11に示すように、カートリッジ2のインクを収容するインク収容体を硬質材料により形成された容器60により構成してもよい。即ち、収容袋体8を用いずに容器60内にインクを直接収容する構成としてもよい。この場合、容器60内の空間が圧力室として機能する。さらに、この場合、図12に示すように、容器60の内壁に非気体透過性を有した材料61をラミネートすることで気密性を確保することが好ましい。なお、インクは、インク漏れ防止の為、空気給排口部10及び空気排出口部11よりも下位に充填する必要がある。
・図13に示すように、アキュムレータのような負圧貯留部71を設け、インクをヘッド3に供給する場合以外の時に、ポンプモータ31を逆転駆動することで加減圧ポンプPにより負圧貯留部71内に負圧を溜めておき(真空引きしておき)、この負圧貯留部71の負圧を用いて収容袋体8内のインクを減圧沸騰させるようにしてもよい。即ち、負圧貯留部71を空気給排路15に接続路70を介して連通するように接続し、空気給排路15と接続路70との連通部75と空気給排口部10との間の空気給排路15に開放弁V3を設け、さらに接続路70にも開放弁V4を設ける。
そして、インクをヘッド3に供給する場合以外の時に、開放弁V3を閉じて開放弁V4を開けた状態でポンプモータ31を逆転駆動することで加減圧ポンプPにより負圧貯留部71内を負圧にした後に開放弁V4を閉じる。そして、インク攪拌制御の際に、各開放弁V3,V4を開けることで、負圧貯留部71内の負圧で圧力室6を負圧にする。このように、負圧貯留部71に負圧を予め貯留しておくことで、必要に応じて短時間でインクを減圧沸騰させることが可能となる。
・図14に示すように、加減圧ポンプPはピストン型のものを用いてもよい。
即ち、本形態のプリンタ装置は、シリンダ53、ピストン54、ラック55、ギア56、減速モータ57、大気開放弁としての孔58とを備えている。そして、ピストン54がシリンダ53の底部63側に移動するように減速モータ57を駆動すると、シリンダ53内の空気圧が高まり、該空気圧により収容袋体8が押圧されて、該収容袋体8内のインクがインク供給路4を介してヘッド3に供給される。一方、ピストン54がシリンダ53の開口62側に移動するように減速モータ57を駆動すると、シリンダ53内が減圧されるので、圧力室6内も減圧される。さらに、ピストン54が大気開放弁を構成する孔58を通過し、シリンダ53内が大気開放されると、圧力室6も大気開放される。このようにしても、上記実施形態と同様のインク攪拌制御を行なうことができる。
・通常、プリンタ装置は印刷時間の経過に伴ってインクの累積消費量が増加する為、収容袋体8内のインク量も印刷時間の経過に伴って徐々に減少する。この収容袋体8内のインク量の減少に伴ってインク溶剤中の気体も減少するため、インク量と沸騰圧力(沸騰に至る圧力)との関係は図15の特性Mで示すように変化する。即ち、インク量の減少に伴って沸騰圧力が次第に減少する。従って、特性Mに対応して収容袋体8のインク量の減少に伴って沸騰圧力が減少するように、制御手段5が減圧圧力を調整するようにしてもよい。
このようにすれば、減圧の圧力制御を適正に行うことができる。即ち、減圧を過剰に行った状態で大気開放したり、減圧不足のもとで大気開放したりしてしまうなどの、無駄な圧力制御がなされることを防止することができる。
また、本形態では、収容袋体8内のインク量を検出し、この検出したインク量に対応して減圧圧力を調整するようにしているが、収容袋体8内のインク量の検出には、収容袋体8自体の重量を検出する重量センサや収容袋体8自体の形状を検出する形状センサ、あるいはインクの液面を検出する液面センサを用いてもよい。
・圧力室6を加圧する加圧ポンプと圧力室6を減圧する減圧ポンプとを別々に設けてもよい。
・カートリッジ2において、袋側インク出入口部12を保持する容器側インク出入口部9と、圧力室6内を外部と連通可能とする空気給排口部10と、圧力室6内を外部と連通可能とする空気排出口部11は、すべて容器7の一方側(同じ側)に配置してもよい。このようにすれば、カートリッジ2をワンタッチで容易に着脱することができる。
・上記実施形態では減圧沸騰によってインクを気化させることでインク中に気泡を発生させるようにしていたが、減圧によってインク中に溶存する空気(気体)を気泡にするようにしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果が得られる。この場合、減圧する前のインク中に溶存する空気の量が多いほど発生する気泡の量も多くなる。
このため、図1に示すように、収容袋体8と連通するインク供給路4におけるカートリッジ2と出口弁V1との間の部分である上流部分4aを、気体透過性を有する材料(例えば、低密度ポリエチレンチューブやシリコーンチューブなど)で構成したり、収容袋体8の少なくとも一部を、気体透過性部材(例えば、ポリエチレンフィルムの1層構造、内側がポリエチレンフィルムで外側がポリアミドフィルムまたはポリエチレンテレフタレートの2層構造)で構成したりしてもよい。この場合、上流部分4a及び収容袋体8における気体透過性部材で構成された部分は、気体透過部を構成している。
このようにすれば、上流部分4a及び収容袋体8における気体透過性部材で構成された部分から大気が取り込まれるようになるため、収容袋体8内のインク中の空気溶存量を増加させることができる。この場合、上流部分4aから取り込まれた大気によって該上流部分4aのインク中に溶存した空気が拡散され、該拡散された空気が収容袋体8内のインクに溶存する。したがって、減圧による気泡発生を利用したインクの攪拌効果を向上させることができる。
さらにこの場合、圧力室6を加圧してから大気圧に戻した後に、該圧力室6を減圧することで、収容袋体8内のインク中の空気溶存量をさらに増加させた状態で該インクが減圧されるので、減圧による気泡発生を利用したインクの攪拌効果をより一層向上させることができる。なお、上記インクが水系インクである場合、インク中の水分を減圧沸騰させるためには、常温において約100kPaの減圧が必要となるが、インク中に溶存する空気を気泡にする場合、空気の溶存量が多ければ上記レベルまで減圧する必要はなく、比較的能力の低い安価なチューブポンプを採用することもできる。
またさらに、図1に示すように、インク供給路4における出口弁V1とヘッド3との間の部分である下流部分4b(非気体透過部)を、気体を透過させない材料で構成してもよい。すなわち、下流部分4bは、ヘッド3が固定タイプのものであれば、例えばステンレス鋼(SUS304など)などの金属管によって構成され、ヘッド3が可動タイプのものであれば、例えば2枚のポリエチレンフィルム間にEVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂)の薄膜またはPVDC(ポリ塩化ビニリデン)の薄膜を介在した3層構造の可撓性チューブによって構成される。EVOH及びPVDCは、一般にガスバリア性が高いとされている合成樹脂である。このようにすれば、下流部分4b内のインクに空気が溶存することを抑制することができるので、ヘッド3からのインクの噴射不良を低減することができる。
・上記実施形態は、インクジェット式のプリンタ装置を例として説明したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置と、その液体を収容した液体容器を採用してもよい。あるいは、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用してもよい。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出されるときの液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは上記実施形態で説明したような一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられて試料となる液体を噴射する液体噴射装置、あるいは捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
1…プリンタ装置(液体噴射装置)、2…インクカートリッジ(液体収容室)、3…ヘッド(液体噴射ヘッド)、4…インク供給路(液体供給路)、4a…上流部分(気体透過部)、4b…下流部分(非気体透過部)、5…制御手段、8…収容袋体(液体収容部)、71…負圧貯留部、P…加減圧ポンプ(減圧手段及び加圧手段)、V1…出口弁(開閉弁)、V2…大気開放弁、I…インク(液体)。

Claims (7)

  1. 液体を収容する液体収容室を有する液体噴射装置において、
    前記液体収容室内の液体を減圧沸騰させる減圧手段と、
    減圧沸騰後に前記液体収容室内を大気開放させる大気開放弁と
    を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記液体は、少なくとも一部が可撓性を有する液体収容部に収容されて前記液体収容室内に収納されたことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体収容部は、気体を透過しない非気体透過性部材であることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと液体供給路を介して接続されるとともに前記液体を収容する液体収容室を備えた液体噴射装置において、
    前記液体収容室内の前記液体中に気体を溶存させるための気体透過部と、
    前記液体収容室内の前記液体中に溶存した気体を気泡にするために前記液体収容室内を減圧する減圧手段と、
    減圧後に前記液体収容室内を大気開放させる大気開放弁と
    を備えたこと特徴とする液体噴射装置。
  5. 前記液体供給路の途中位置には該液体供給路を開閉可能な開閉弁が設けられ、
    前記液体供給路における前記液体収容室と前記開閉弁との間の部分は前記気体透過部を構成し、
    前記液体供給路における前記液体噴射ヘッドと前記開閉弁との間の部分は気体を透過させない非気体透過部を構成していることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記液体は前記液体収容室内に収容される少なくとも一部が気体を透過させる気体透過性部材からなる液体収容部に収容され、
    前記液体収容部における前記気体透過性部材からなる部分は前記気体透過部の一部を構成することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の液体噴射装置。
  7. 前記液体収容室内を加圧する加圧手段を備え、
    該加圧手段によって前記液体収容室内を加圧した後に、前記減圧手段は前記液体収容室内の前記液体中に溶存した気体を気泡にするために前記液体収容室内を減圧することを特徴とする請求項6に記載の液体噴射装置。
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