JP6072380B2 - 液体供給システム - Google Patents

液体供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP6072380B2
JP6072380B2 JP2016548797A JP2016548797A JP6072380B2 JP 6072380 B2 JP6072380 B2 JP 6072380B2 JP 2016548797 A JP2016548797 A JP 2016548797A JP 2016548797 A JP2016548797 A JP 2016548797A JP 6072380 B2 JP6072380 B2 JP 6072380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
gas
pressure
flow path
common
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016548797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016042993A1 (ja
Inventor
雅樹 片岡
雅樹 片岡
柴田 博司
博司 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6072380B2 publication Critical patent/JP6072380B2/ja
Publication of JPWO2016042993A1 publication Critical patent/JPWO2016042993A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/18Ink recirculation systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/19Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、液体供給システムに関する。
下記特許文献1には、複数の吐出ヘッドにインクを供給する分配タンクを備え、分配タンクの側面に設けられたダンパー部によって分配タンク内のインクの圧力変動を緩和する画像形成装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、複数の吐出モジュールにインクを供給する供給側マニホールドから分岐する分岐路に緩衝器を設け、緩衝器によって供給側マニホールド内の圧力変動を緩和する液体供給機構が開示されている。
特許第5293309号公報 特開2013−10219号公報
上記特許文献1に開示された画像形成装置では、吐出ヘッドにおけるインクの流動方向と直交する方向に弾性シートが設けられているため、印字時のインクの圧力変動を十分に緩和することができず、ダンパー性能が十分に得られない。
一方、上記特許文献2に開示された液体供給機構では、供給側マニホールド外に緩衝器が設けられているため、複数の吐出モジュールにおけるインクの圧力変動を均一に緩和することは困難であり、均一なダンパー性能が得られない。
本発明は上記事実を考慮し、複数のヘッドモジュールの全てにおいて均一なダンパー性能を得ることができる液体供給システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1実施態様に係る液体供給システムは、複数のヘッドモジュールにそれぞれ連通する複数の個別流路が並列に接続され、ヘッドモジュールに前記個別流路を介して液体を供給する、又はヘッドモジュールから前記個別流路を介して液体を回収する共通流路と、共通流路内を弾性部材によって仕切ることにより、共通流路に平行かつ個別流路に対向する位置に設けられた気体室と、を備えている。
第1実施態様に係る液体供給システムによれば、共通流路内を弾性部材によって仕切ることにより設けられた気体室が、共通流路に平行かつ個別流路に対向する位置に設けられている。
このため、ヘッドモジュールから液体が噴射される際に個別流路の液体の流動方向に発生する圧力変動を、圧力変動方向に設けられている気体室によって直接的に緩和することができ、気体室により十分なダンパー性能を得ることができる。また、気体室は各々の個別流路に対向する位置に設けられているため、全てのヘッドモジュールにおいて均一なダンパー性能を得ることができる。
本発明の第2実施態様に係る液体供給システムは、第1実施態様に係る液体供給システムにおいて、気体室の内部の気体を保持及び排出する気体保持手段を有している。
第2実施態様に係る液体供給システムによれば、気体保持手段によって気体室の内部の気体を保持することができる。このため、気体室が大気に開放されている場合に比べ、弾性部材の弾性と気体室の内部の気体の圧力とによって液体の圧力変動を緩和することができる。
本発明の第3実施態様に係る液体供給システムは、第2実施態様に係る液体供給システムにおいて、気体保持手段は、気体室と大気とを連通する連通路と、連通路を開閉制御する開閉制御手段と、を備えている。
第3実施態様に係る液体供給システムによれば、気体室と大気とを連通する連通路と、連通路を開閉制御する開閉制御手段とによって気体室の内部の気体を保持することができる。この場合、気体室の内部の気体の圧力を調整する気体ポンプや圧力センサ等が不要であるため、気体保持手段を安価に提供することができる。
本発明の第4実施態様に係る液体供給システムは、第1実施態様〜第3実施態様のいずれか1つの実施態様に係る液体供給システムにおいて、気体室の内部の気体の圧力を制御する制御手段を備えている。
第4実施態様に係る液体供給システムによれば、制御手段により気体室の内部の気体の圧力を制御することができる。供給液体の圧力に応じて気体室の内部の気体の圧力を制御することができるため、気体室の内部の気体の圧力が制御できない構成と比べて高いダンパー性能を得ることができる。
本発明の第5実施態様に係る液体供給システムは、第4実施態様に係る液体供給システムにおいて、制御手段は、気体室の内部の気体の圧力を直接制御する気体圧力制御手段である。
第5実施態様に係る液体供給システムによれば、気体圧力制御手段によって気体室の内部の気体の圧力を直接制御することができる。
本発明の第6実施態様に係る液体供給システムは、第4実施態様に係る液体供給システムにおいて、制御手段は、共通流路内の液体の圧力を制御することにより気体室の内部の気体の圧力を制御する液体圧力制御手段である。
第6実施態様に係る液体供給システムによれば、液体圧力制御手段によって共通流路内の液体の圧力を制御することにより、気体室の内部の気体の圧力を制御することができる。
本発明の第7実施態様に係る液体供給システムは、第1実施態様〜第6実施態様のいずれか1つの実施態様に係る液体供給システムにおいて、ヘッドモジュールの噴射口から液体を噴射させる通常噴射時と、ヘッドモジュール内の液体を通常噴射時に比べ加圧して、ヘッドモジュールの噴射口から液体を排出させる加圧メンテナンス時とで、気体室の気体の圧力を変化させている。
第7実施態様に係る液体供給システムによれば、通常噴射時と加圧メンテナンス時とで、気体室の気体の圧力を変化させている。このため、通常噴射時と加圧メンテナンス時とで、気体室による液体の圧力変動の緩和の度合いを変化させることができる。
本発明の第8実施態様に係る液体供給システムは、第1実施態様〜第7実施態様のいずれか1つの実施態様に係る液体供給システムにおいて、ヘッドモジュールの噴射口から液体を噴射させる通常噴射時と、共通流路内の下流側に設けられた気泡抜き流路から気泡を排出させる気泡排出時とで、気体室の気体の圧力を変化させている。
第8実施態様に係る液体供給システムによれば、通常噴射時と気泡排出時とで、気体室の気体の圧力を変化させている。このため、通常噴射時と気泡排出時とで共通流路の流路断面積を変化させて、同一流量での液体の流速を変化させることができる。
本発明の第9実施態様に係る液体供給システムは、第8実施態様に係る液体供給システムにおいて、気泡排出時には、気体室の気体の圧力を周期的に変化させている。
第9実施態様に係る液体供給システムによれば、気泡排出時に気体室の気体の圧力を周期的に変化させることにより、気泡の排出を促し、効率的に気泡を排出することができる。
本発明の第10実施態様に係る液体供給システムは、第1実施態様〜第9実施態様のいずれか1つの実施態様に係る液体供給システムにおいて、共通流路は、ヘッドモジュールに液体を供給する共通供給流路と、ヘッドモジュールから液体を回収する共通回収流路と、を備え、共通供給流路と共通回収流路によって液体循環流路が形成されている。
第10実施態様に係る液体供給システムによれば、ヘッドモジュールに液体を供給する共通供給流路と、ヘッドモジュールから液体を回収する共通回収流路とを備える液体循環流路における液体の圧力変動についても、気体室によって緩和することができる。
本発明の第11実施態様に係る液体供給システムは、第10実施態様に係る液体供給システムにおいて、ヘッドモジュールの噴射口から液体を噴射させる通常噴射時において、共通供給流路の気体室の内部の気体の圧力は、共通回収流路の気体室の内部の気体の圧力に比べて高くされている。
第11実施態様に係る液体供給システムによれば、通常噴射時において、共通供給流路の気体室の内部の気体の圧力は、共通回収流路の気体室の内部の気体の圧力に比べて高くされている。これにより、共通供給流路内及び共通回収流路内の液体圧力と気体室の内部の気体の圧力とを略同様とした場合に、共通供給流路と共通回収流路との液体圧力の差により共通供給流路から共通回収流路へと液体が流れる。
本発明の第12実施態様に係る液体供給システムは、第11実施態様に係る液体供給システムにおいて、気体室と連通し、気体を保持する気体タンクが設けられ、共通供給流路の気体タンクの容量は、共通回収流路の気体タンクの容量に比べて大きくされている。
第12実施態様に係る液体供給システムによれば、共通供給流路の気体タンクの容量は、共通回収流路の気体タンクの容量に比べて大きくされている。これにより、共通供給流路内と共通回収流路内の気体室の大きさ及び構成が同じ場合でも、共通供給流路内の液体圧力を共通回収流路内の液体圧力より高くした状態で、気体室の内部の気体の圧力と液体圧力とを平衡状態とすることができる。つまり、弾性膜を張力がかかっていない状態で保持することができる。
本発明の第13実施態様に係る液体供給システムは、第1実施態様〜第12実施態様のいずれか1つの実施態様に係る液体供給システムにおいて、共通流路は、気体室がそれぞれ設けられた複数の共通流路構成部材が直列に連結されることにより構成されている。
第13実施態様に係る液体供給システムによれば、共通流路は、複数の共通流路構成部材が直列に連結されることにより構成されている。複数の共通流路構成部材を直列に連結することにより、共通流路に接続されるヘッドモジュール数が異なる装置にも対応することが可能となる。
本発明の第14実施態様に係る液体供給システムは、第13実施態様に係る液体供給システムにおいて、気体室と大気とを連通する連通路が設けられ、連通路は、共通流路構成部材の連結方向と直交する方向にそれぞれ設けられている。
第14実施態様に係る液体供給システムによれば、気体室と大気とを連通する連通路が、共通流路構成部材の連結方向と直交する方向にそれぞれ設けられている。これにより、共通流路構成部材を確実に連結することができるとともに、気体室の気密性を容易に確保することができる。
本発明の実施態様に係る液体供給システムによれば、複数のヘッドモジュールの全てにおいて均一なダンパー性能を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る液体供給システムを備える画像記録装置を示す全体構成図である。 図2(A)は本発明の第1実施形態に係る液体供給システムを示す配管図であり、図2(B)はその部分拡大図である。 図3(A)、図3(B)は本発明の第1実施形態に係る液体供給システムの通常噴射時における共通流路を示す断面図である。 図4(A)、図4(B)は本発明の第1実施形態に係る液体供給システムの加圧メンテナンス時における共通流路を示す断面図である。 図5(A)〜(C)は本発明の第1実施形態に係る液体供給システムの加圧メンテナンス時における共通流路を示す断面図である。 図6(A)、図6(B)は本発明の第1実施形態に係る液体供給システムの気泡排出時における共通流路を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体供給システムを示す配管図である。 図8(A)〜(C)は本発明の第2実施形態に係る液体供給システムのそれぞれ通常噴射時、加圧メンテナンス時、気泡排出時における共通流路を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る液体供給システムを示す配管図である。 図9における共通供給流路及び共通回収流路を示す部分拡大図である。 本発明の第4実施形態に係る液体供給システムを示す分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る液体供給システムを示す断面図である。 図13(A)、図13(B)は本発明の第4実施形態に係る液体供給システムの気泡排出時における共通流路を示す断面図である。 図14(A)、図14(B)は本発明のその他の実施形態に係る液体供給システムの気泡排出時における共通流路を示す斜視断面図である。
<第1実施形態>
以下、添付の図面を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、光硬化型インクとして紫外線硬化型インクが使用される画像記録装置のインク供給システムに本発明を適用した例を説明する。なお、図面において同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
(画像記録装置の全体構成)
図1に示すように、本実施形態に係る画像記録装置10は、枚葉の記録媒体(用紙)Pに、光硬化型インクとしての水性紫外線インク(水性媒体を使用した紫外線硬化型インク)を用いてインクジェット方式により画像を記録する構成とされている。この画像記録装置10は、記録媒体Pを給紙する給紙部12と、記録媒体Pを搬送する搬送手段と、処理液付与部14と、処理液乾燥処理部16と、インク噴射手段としての画像記録部18と、乾燥処理部21及び光照射部22を含むインク定着手段としてのインク定着処理部20と、全体システムの制御を司る制御手段と、記録媒体Pを排紙する排紙部24とを主要部として備えている。
1.給紙部の構成
給紙部12は、給紙台30に積載された記録媒体Pを1枚ずつ処理液付与部14に給紙する構成とされている。給紙手段の一例としての給紙部12は、主として、給紙台30と、サッカー装置32と、給紙ローラ対34と、フィーダボード36と、前当て38と、給紙ドラム40とにより構成されている。
記録媒体Pは、多数枚が積層された束の状態で給紙台30に載置されている。給紙台30は、図示しない給紙台昇降装置によって昇降可能に設けられている。給紙台昇降装置では、給紙台30に積載された記録媒体Pの増減に連動して駆動が制御されており、束の最上位に位置する記録媒体Pが常に一定の高さに位置するように、給紙台30が昇降する構成とされている。
特に限定されないが、一般のオフセット印刷等において使用される汎用の印刷用紙(いわゆる上質紙、コート紙、アート紙等のセルロースを主体とする用紙)が記録媒体Pとして使用されている。
サッカー装置32では、給紙台30に積載されている記録媒体Pが、上から順に1枚ずつ取り上げて、給紙ローラ対34に給紙される。サッカー装置32は、昇降可能かつ揺動可能に設けられたサクションフット32Aを備えている。このサクションフット32Aによって記録媒体Pの上面が吸着保持され、記録媒体Pが給紙台30から給紙ローラ対34に搬送される。この際、サクションフット32Aは、束の最上位に位置する記録媒体Pの先端側の上面を吸着保持して記録媒体Pを引き上げ、引き上げた記録媒体Pの先端を給紙ローラ対34を構成する一対のローラ34A及びローラ34B間に挿入する構成とされている。
給紙ローラ対34は、互いに押圧当接された上下一対のローラ34A及びローラ34Bによって構成されている。上下一対のローラ34A及びローラ34Bは、一方を駆動ローラ(例えばローラ34A)、他方を従動ローラ(例えばローラ34B)としている。駆動ローラは、図示しないモータに接続され、このモータの回転により駆動されて回転する。モータは、記録媒体Pの給紙に連動して駆動され、サッカー装置32から記録媒体Pが給紙されると、そのタイミングに合わせて駆動ローラを回転させる。上下一対のローラ34A及びローラ34B間に挿入された記録媒体Pは、このローラ34A及びローラ34Bによりニップされて、フィーダボード36の設置方向へ送り出される。
フィーダボード36は、記録媒体幅に対応して形成され、給紙ローラ対34から送り出された記録媒体Pを前当て38まで導く構成とされている。このフィーダボード36は下方に向けて傾斜して設置されており、フィーダボード36の搬送路の搬送面上に載置された記録媒体Pは搬送面に沿って滑らせて前当て38まで導かれる。
フィーダボード36には、記録媒体Pを搬送しこの搬送方向を長手方向とするテープフィーダ36Aが幅方向に間隔をおいて複数設置されている。テープフィーダ36Aは、無端状に形成され、図示しないモータを駆動源として回転する構成とされている。フィーダボード36の搬送面に載置された記録媒体Pは、このテープフィーダ36Aによってフィーダボード36の上を搬送する。
また、フィーダボード36の上には、リテーナ36Bとコロ36Cとが設置される。リテーナ36Bは、記録媒体Pの搬送面に沿って前後に縦列して複数配置されている(本実施形態では2個配置されている)。このリテーナ36Bは、記録媒体幅に対応した幅を有する板バネによって構成されており、搬送面に押圧当接されている。テープフィーダ36Aによりフィーダボード36の上を搬送される記録媒体Pでは、リテーナ36Bを通過することによって凹凸が矯正される。コロ36Cは搬送方向に配置された上流側のリテーナ36Bと下流側のリテーナ36Bとの間に配設されている。このコロ36Cは、記録媒体Pの搬送面に押圧当接されている。リテーナ36B間を搬送される記録媒体Pはコロ36Cによって上面を押圧されながら搬送される。
前当て38は記録媒体Pの姿勢を矯正する構成とされている。この前当て38は板状に形成されており、記録媒体Pの搬送方向と直交して板状の面が配置される。また、前当て38は、図示しないモータに接続されており、このモータに駆動されて揺動可能とされている。フィーダボード36の上を搬送された記録媒体Pの先端が前当て38に当接された時点で、記録媒体Pの搬送姿勢が矯正される(いわゆる、スキュー防止がなされる)。前当て38は給紙ドラム40への記録媒体Pの給紙に連動して揺動され、搬送姿勢が矯正された記録媒体Pが給紙ドラム40に受渡される。
給紙ドラム40は、前当て38を介してフィーダボード36から給紙される記録媒体Pを受け取り、処理液付与部14へと搬送する。給紙ドラム40は、円筒状に形成され、図示しないモータに接続されており、このモータからの駆動により回転する構成とされている。給紙ドラム40の外周面上にはグリッパ40Aが備えられ、このグリッパ40Aによって記録媒体Pの先端が把持される。給紙ドラム40は、グリッパ40Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、記録媒体Pを周面上に巻き掛けながら、処理液付与部14へと記録媒体Pを搬送する。
2.処理液付与部の構成
処理液付与部14は、記録媒体Pの表面(画像記録面)に所定の処理液を付与する。この処理液付与部14は、主として、記録媒体Pを搬送する処理液付与ドラム42と、処理液付与ドラム42によって搬送される記録媒体Pの画像記録面に所定の処理液を付与する処理液付与ユニット44とによって構成される。記録媒体Pの表面に付与する処理液は、搬送方向の下流側に配設された画像記録部18において記録媒体Pに噴射(打滴)する光硬化型インク中の色材(顔料)を凝集させる機能を有する凝集剤である。このような処理液を記録媒体Pの表面に付与して光硬化型インクを噴射することにより、汎用の印刷用紙を用いた場合であっても、着弾干渉等を起こすことなく、高品位な画像記録(印刷)が可能とされる。
処理液付与ドラム42は、給紙部12の給紙ドラム40から搬送された記録媒体Pを処理液乾燥処理部16へ搬送する。処理液付与ドラム42は、円筒状に形成され、図示しないモータに接続されており、このモータの回転により駆動される構成とされている。処理液付与ドラム42の外周面上にはグリッパ42Aが備えられており、このグリッパ42Aによって記録媒体Pの先端が把持される構成とされている。処理液付与ドラム42は、このグリッパ42Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、記録媒体Pを周面上に巻き掛けながら、処理液乾燥処理部16へ記録媒体Pを搬送する。処理液付与ドラム42が1回転すると、1枚の記録媒体Pが搬送される。処理液付与ドラム42及び給紙ドラム40では、互いの記録媒体Pの受け取りと受け渡しのタイミングを一致させて、回転が制御される。すなわち、処理液付与ドラム42及び給紙ドラム40は、双方の周速度を一致させて駆動されると共に、双方のグリッパ40A及び42Aの位置を一致させて駆動されている。
処理液付与ユニット44では、処理液付与ドラム42によって搬送される記録媒体Pの表面に処理液がローラにより塗布される。この処理液付与ユニット44は、主として、記録媒体Pに処理液を塗布する塗布ローラ44Aと、処理液が貯留される処理液槽44Bと、処理液槽44Bに貯留された処理液を汲み上げて、塗布ローラ44Aに供給する汲み上げローラ44Cとで構成されている。
なお、本実施形態では、処理液がローラにより塗布される構成とされているが、処理液を付与する方法は、これに限定されるものではない。処理液の塗布には、他に、インクジェットヘッドを用いて塗布する方法や、スプレーを用いて塗布する方法が採用されてもよい。
3.処理液乾燥処理部の構成
処理液乾燥処理部16では、表面に処理液が付与された記録媒体Pが乾燥処理される。処理液乾燥処理部16は、主として、記録媒体Pを搬送する処理液乾燥処理ドラム46と、用紙搬送ガイド48と、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される記録媒体Pの画像記録面に乾燥風を吹き当てて乾燥させる処理液乾燥処理ユニット50とにより構成されている。
処理液乾燥処理ドラム46は、処理液付与部14の処理液付与ドラム42から記録媒体Pを受け取り、画像記録部18へ記録媒体Pを搬送する構成とされている。処理液乾燥処理ドラム46は、円筒状に組んだ枠体によって構成され、図示しないモータに接続されており、このモータの回転により駆動される。処理液乾燥処理ドラム46の外周面上にはグリッパ46Aが備えられており、このグリッパ46Aによって記録媒体Pの先端が把持される。処理液乾燥処理ドラム46は、このグリッパ46Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、画像記録部18へ記録媒体Pを搬送する。なお、本実施形態における処理液乾燥処理ドラム46は、外周面上の2カ所にグリッパ42Aが配設され、1回の回転により2枚の記録媒体Pを搬送する構成とされている。処理液乾燥処理ドラム46及び処理液付与ドラム42では、双方の記録媒体Pの受け取りと受け渡しのタイミングを一致させて回転が制御されている。すなわち、処理液乾燥処理ドラム46及び処理液付与ドラム42は、双方の周速度を一致させて駆動されると共に、互いのグリッパ42A及びグリッパ46Aの位置を一致させて駆動されている。
用紙搬送ガイド48は記録媒体Pの搬送経路に沿って処理液乾燥処理ドラム46の外周囲に配設されている。用紙搬送ガイド48は、処理液乾燥処理ドラム46(搬送経路)から外れないように記録媒体Pを導く。
処理液乾燥処理ユニット50は、処理液乾燥処理ドラム46の内側に設置され、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される記録媒体Pの表面に向けて乾燥風を吹き当てて乾燥処理する構成とされている。これにより、処理液中の溶媒成分が除去されて記録媒体Pの表面にインク凝集層が形成される。本実施形態では、2台の処理液乾燥処理ユニット50が、処理液乾燥処理ドラム内に配設されており、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される記録媒体Pの表面に向けて乾燥風を吹き当てる構成とされている。
4.画像記録部の構成
画像記録部18は、記録媒体Pの画像記録面にM、K、Y、Cの各色の光硬化型インクの液滴を噴射して、記録媒体Pの画像形成面にカラー画像を記録する(印刷又は描画)構成とされている。この画像記録部18は、主として、記録媒体Pを搬送する画像記録ドラム52と、画像記録ドラム52によって搬送される記録媒体Pを押圧して、記録媒体Pを画像記録ドラム52の周面に密着させる記録媒体押えローラ54と、記録媒体PにM、K、Y、Cの各色のインク滴を噴射する噴射ヘッドの一例としてのインクジェットヘッド56M、56K、56C、56Yと、記録媒体Pに記録された画像を読み取るインラインセンサ58と、インクミストを捕捉するミストフィルタ60と、ドラム冷却ユニット62とで構成される。なお、上記のように、各インクジェットヘッド56M、56K、56C、56Yから噴射させるインクには光硬化型インクが使用されている。光硬化型インクは、噴射後に、後に説明するインク定着手段により光(ここでは紫外線)を照射することにより硬化させて乾燥させる。
画像記録ドラム52は、処理液乾燥処理部16の処理液乾燥処理ドラム46から記録媒体Pを受け取り、インク定着処理部20へ記録媒体Pを搬送する構成とされている。画像記録ドラム52は、円筒状により形成され、図示しないモータに接続されており、このモータの回転により駆動される。画像記録ドラム52の外周面上にはグリッパ52Aが備えられており、このグリッパ52Aによって記録媒体Pの先端が把持される。画像記録ドラム52は、このグリッパ52Aによって記録媒体Pの先端を把持して回転することにより、記録媒体Pを周面に巻き掛けながら、インク定着処理部20へ記録媒体Pを搬送する。また、画像記録ドラム52の周面には図示を省略した多数の吸着穴(吸引穴)が所定のパターンで設けられている。画像記録ドラム52の周面に巻き掛けられた記録媒体Pは、この吸着穴を通して吸引されることにより、画像記録ドラム52の周面に吸着保持されながら搬送可能とされている。これにより、高い平滑性をもって記録媒体Pが搬送可能とされている。
なお、この吸着穴からの吸着は、一定の範囲でのみ実施され、所定の吸着開始位置から所定の吸着終了位置までの間において記録媒体Pを吸着させている。吸着開始位置は記録媒体押えローラ54の設置位置に設定されている。吸着終了位置は、インラインセンサ58の設置位置の下流側に設定されており、例えば、インク定着処理部20に記録媒体Pを受け渡す位置に設定されている。すなわち、少なくともインクジェットヘッド56M、56K、56C、56Yの設置位置(画像記録位置)とインラインセンサ58の設置位置(画像読取位置)では、記録媒体Pが画像記録ドラム52の周面に吸着保持されるように設定されている。また、吸着方法は、負圧による吸着方法に限らず、静電吸着による吸着方法であってもよい。
また、本実施形態における画像記録ドラム52は、外周面上の2カ所にグリッパ52Aが配設されており、1回の回転によって2枚の記録媒体Pを搬送可能とされている。画像記録ドラム52及び処理液乾燥処理ドラム46では、双方の記録媒体Pの受け取りと受け渡しのタイミングを一致させて、回転が制御されている。すなわち、画像記録ドラム52及び処理液乾燥処理ドラム46は、周速度を一致させて駆動されると共に、双方のグリッパ46A及びグリッパ52Aの位置を一致させて駆動されている。
記録媒体押えローラ54は、画像記録ドラム52の記録媒体Pの受取位置(処理液乾燥処理ドラム46から記録媒体Pを受け取る位置)の近傍に配設されている。この記録媒体押えローラ54は、例えばゴムローラによって構成され、画像記録ドラム52の周面に押圧当接させて設置されている。処理液乾燥処理ドラム46から画像記録ドラム52に受け渡された記録媒体Pは、この記録媒体押えローラ54を通過することによりニップされ、画像記録ドラム52の周面に密着させられる。
4台のインクジェットヘッド56M、56K、56C、及び56Yは、記録媒体Pの搬送経路に沿って画像記録ドラム52の外周面上に一定の間隔をもって配置されている。各インクジェットヘッド56M、56K、56C、56Yは記録媒体幅に対応したラインヘッドによって構成されており、噴射ノズル面が画像記録ドラム52の周面に対向して配置される構成とされている。各インクジェットヘッド56M、56K、56C、及び56Yは、噴射ノズル面に形成された複数の噴射口から画像記録ドラム52に向けて光硬化型インクの液滴を噴射することにより、画像記録ドラム52によって搬送される記録媒体Pに画像を記録する。
インラインセンサ58は、画像記録ドラム52による記録媒体Pの搬送方向に対して、最後尾のインクジェットヘッド56Yよりも下流側に設置されており、インクジェットヘッド56M、56K、56C、及び56Yによって記録された画像を読み取る構成とされている。このインラインセンサ58は例えばラインスキャナによって構成されている。
なお、インラインセンサ58の下流側には、インラインセンサ58に近接して設置された接触防止板59が設けられている。接触防止板59は、搬送の不具合等によって記録媒体Pに浮きや折れ等が生じた場合に、インラインセンサ58への記録媒体Pの接触を防止可能とされている。
ミストフィルタ60は、最後尾のインクジェットヘッド56Yとインラインセンサ58との間に配設されており、画像記録ドラム52の周辺の空気を吸引してインクミストを捕捉する。インクミストの捕捉により、インラインセンサ58へのインクミストの進入が防止され、画像の読み取り不良等の発生が効果的に防止される。
ドラム冷却ユニット62は、画像記録ドラム52に冷気を吹き当てて、画像記録ドラム52を冷却する構成とされている。このドラム冷却ユニット62は、主として、エアコン(図示せず)と、そのエアコンから供給される冷気を画像記録ドラム52の周面に吹き当てるダクト62Aとによって構成されている。ダクト62Aは、記録媒体Pの搬送領域以外の領域において画像記録ドラム52に冷気を吹き当てて、画像記録ドラム52を冷却する構成とされている。本実施形態では、画像記録ドラム52のほぼ上側半分の円弧状の外周面に沿って記録媒体Pが搬送されているので、ダクト62Aは、画像記録ドラム52のほぼ下側半分の領域に冷気を吹き当てて、画像記録ドラム52を冷却するようになっている。具体的には、ダクト62Aの図示を省略した吹出口が、画像記録ドラム52のほぼ下側半分を覆うように円弧状に配列されている。
5.インク定着処理部の構成
インク定着処理部20は、記録媒体Pの画像記録面に残存する液体成分が除去され、画像記録後の記録媒体Pを後処理する構成とされている。インク定着処理部20は、主として、画像が記録された記録媒体Pを搬送するチェーングリッパ64と、チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pにバックテンションを付与するバックテンション付与機構66と、チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pを定着処理するインク定着手段としての乾燥処理部21及び光照射部22とを備えている。
チェーングリッパ64は、乾燥処理部21、光照射部22及び排紙部24において共通して使用される搬送手段の一部としての媒体搬送機構であり、画像記録部18から受け渡された記録媒体Pを受け取って、排紙部24まで搬送する構成とされている。
このチェーングリッパ64は、主として、画像記録ドラム52側に近接して設置された第1スプロケット64Aと、排紙部24側に設置された第2スプロケット64Bと、第1スプロケット64Aと第2スプロケット64Bとに巻き掛けられる無端状の搬送路としてのチェーン64Cと、チェーン64Cの走行をガイドする図示を省略した複数のチェーンガイドと、チェーン64Cに一定の間隔をもって取付けられる複数のグリッパ64Dとを備えて構成されている。第1スプロケット64A、第2スプロケット64B、チェーン64C及びチェーンガイドは、記録媒体Pの搬送幅方向の両側に一対で構成されている。グリッパ64Dは一対のチェーン64Cに各々設けられている。第1スプロケット64Aは、図示を省略したモータに接続されており、このモータの回転により駆動されている。第2スプロケット64Bは従属回転可能とされている。
バックテンション付与機構66は、チェーングリッパ64によって先端を把持されながら搬送される記録媒体Pにバックテンションを付与する構成とされている。バックテンション付与機構66は、詳細な図示を省略しているが、主として、ガイドプレート72と、ガイドプレート72に形成された多数の吸着穴から空気を吸引する吸着手段としての複数の吸着ファン70Aと、を備えている。また、ガイドプレート72の下面には、吸引した空気を吐き出すための多数の穴が設けられている。チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pでは、ガイドプレート72の吸着穴を通して吸着ファン70Aにより吸引されることにより、バックテンションが付与される。
(1)乾燥処理部の構成
乾燥処理部21は、チェーングリッパ64の搬送方向の上流側であってこのチェーングリッパ64の内部に設けられ、搬送方向に沿って配列された複数の乾燥処理ユニット68を備えている。乾燥処理ユニット68は記録媒体Pの画像記録面に乾燥風(例えば熱風)を吹付ける構成とされている。乾燥処理ユニット68により乾燥風が吹付けられると、光硬化型インク中の水分量が、光照射部22による光(紫外線)の照射前に減少される。これにより、この後の光照射によって光硬化型インクの硬化性が確保される。
(2)光照射部の構成
光照射部22は、光硬化型インクを用いて記録された画像に、本実施形態では光として紫外線(UV)を照射して、画像を定着させる構成とされている。光照射部22は、主として、記録媒体Pを搬送するチェーングリッパ64と、記録媒体Pにバックテンションを付与すると共に吸着手段としてのバックテンション付与機構66と、記録媒体Pに光を照射する照射ユニット74とを備えて構成されている。
照射ユニット74は、チェーングリッパ64の搬送方向の乾燥処理部21よりも下流側であってこのチェーングリッパ64の内部に設けられ、搬送方向に沿って複数配列されている。照射ユニット74は図示を省略した光源としての紫外線ランプを備えている。バックテンション付与機構66は、主として、ガイドプレート72と、ガイドプレート72に形成された多数の吸着穴から空気を吸引する吸着手段としての複数の吸着ファン70Bと、を備えている。また、ガイドプレート72の下面には、吸引した空気を吐き出すための多数の穴が設けられている。チェーングリッパ64によって搬送される記録媒体Pでは、ガイドプレート72の吸着穴を通して吸着ファン70Bにより吸引されることによって、バックテンションが付与される。なお、光照射部22では、乾燥処理部21よりも搬送方向の下流側に配置された排紙部24の高さが高いので、搬送位置を調整するために、チェーングリッパ64、ガイドプレート72等の構成要素が下方から上方に傾斜された構成とされている。
6.排紙部の構成
排紙部24は一連の画像記録処理が行われた記録媒体Pを回収する構成とされている。排紙部24は、主として、光照射により光硬化型インクが定着された記録媒体Pを搬送するチェーングリッパ64と、記録媒体Pを積み重ねて回収する排紙台76とを備えて構成されている。図示を省略しているが、排紙台76には、記録媒体Pを整然と積み重ねるための用紙当て(前用紙当て、後用紙当て、横用紙当て等)が設けられている。また、排紙台76には、図示を省略した排紙台昇降装置が記録媒体Pを昇降可能に設けられている。排紙台昇降装置では、排紙台76に回収される記録媒体Pの増減に連動して、昇降の駆動が制御されており、最上位に位置する記録媒体Pが常に一定の高さに位置するように調整されている。
7.光硬化型インク
ここで、本実施形態における光硬化型インクとしては、例えば光としての紫外線の照射により硬化する水性紫外線インクが使用されている。水性紫外線インクには、顔料と、ポリマー粒子と、活性エネルギー線により重合する水溶性の重合性化合物と、光重合開始剤とが含まれることが好ましい。このような水性紫外線インクでは、紫外線が照射されて硬化されると、画像の耐擦性が優れ、画像の膜強度が高い。なお、色材としては染料が含まれてもよい。
(インク供給システムの構成)
次に、液体供給システムの一例として、インクジェットヘッド56M、56K、56C、及び56Yに光硬化型インクを供給するインク供給システムの構成について説明する。なお、各インクジェットヘッド56M、56K、56C、及び56Yの構成は共通しているため、以下、これらを代表してインクジェットヘッド56と表し、インクジェットヘッド56に対応するインク供給システム100を例に説明する。
図2(A)〜(B)に示すように、インク供給システム100は、主に、インクタンク102と、インク圧力制御タンク108と、共通流路124と、個別流路134と、を含んで構成されている。
インクタンク102は光硬化型インクが貯蔵されているメインタンクである。また、インクタンク102は、液体圧力制御手段としてのインクポンプ104が設けられた供給管106によってインク圧力制御タンク108との間において光硬化型インクが流通可能とされている。
インク圧力制御タンク108は、圧力変動を緩和する弾性膜110によって内部が仕切られた二室構造となっており、下側の空間がインク室108A、上側の空間が気体室108Bとされている。インク室108Aには、インクタンク102と連通する供給管106、及び共通流路124と連通する供給管112がそれぞれ連結されている。
インク室108A内のインクの圧力変動を緩和するダンパーとしての気体室108Bには、気体室108Bとエアタンク(気体タンク)114とを連通する連通路116が連結されている。また、エアタンク114には、エアタンク114と大気とを連通する連通路118が連結されている。なお、連通路116、118には、連通路116、118を開閉制御する開閉バルブ120、122がそれぞれ設けられている。
共通流路124は中空の円筒状の部材であり、圧力変動を緩和するダンパーとしての弾性膜(弾性部材)126によって、内部が長手方向に平行に仕切られて二室構造となっている。また、二室に仕切られた空間のうち、下側の空間は光硬化型インクが流通するインク流路124Aとされ、下側の空間より狭い上側の空間は気体室124Bとされている。
インク流路124Aの長手方向一端部である上流側端部には、供給管112が連結されている。また、長手方向他端部である下流側端部には、インク流路124A内を流通する光硬化型インクの圧力を検出するインク圧力センサ128が設けられている。
さらに、インク流路124Aの下流側端部には、インク流路124Aとインクタンク102とを連通する気泡抜き流路130が連結されている。なお、気泡抜き流路130には、気泡抜き流路130を開閉制御する開閉バルブ132が設けられている。
インク流路124Aの気体室124Bに対向する下面には、複数の個別流路134が並列して接続されている。また、各個別流路134には、個別流路134を開閉制御する開閉バルブ136がそれぞれ設けられている。なお、インクジェットヘッド56は複数の並設されたヘッドモジュール138を備えており、各ヘッドモジュール138に各個別流路134がそれぞれ連結されている。
インク流路124A内のインクの圧力変動を緩和するダンパーとしての気体室124Bには、気体室124Bとエアタンク140とを連通する連通路142が連結されている。また、エアタンク140には、エアタンク140と大気とを連通する連通路144が連結されており、連通路144には、連通路144を開閉制御する開閉制御手段としての開閉バルブ146が設けられている。気体室124Bは、気体保持手段としての連通路142と開閉バルブ146によって、内部の気体が保持及び排出可能とされている。
(インク供給システムによるインク供給手順)
次に、印字時(通常噴射時)、加圧メンテナンス時、及び気泡排出時における、インク供給システム100によるインク供給手順についてそれぞれ説明する。
1.印字時(通常噴射時)
以下、インクジェットヘッド56から光硬化型インクの液滴を噴射して記録媒体Pに画像を記録する印字時におけるインク供給手順について説明する。印字時には、まず、個別流路134の開閉バルブ136、及び気泡抜き流路130の開閉バルブ132をそれぞれ閉じた状態で、連通路144の開閉バルブ146を開く。
その後、インクポンプ104を作動させ、インクタンク102に貯蔵されている光硬化型インクをインク圧力制御タンク108のインク室108Aを経て共通流路124のインク流路124Aへ供給する。
このとき、インクポンプ104によってインク流路124A内のインク圧力を所定の圧力P1まで加圧し、図3(A)に示すように、インク圧力によって弾性膜126を押し上げる。なお、所定の圧力P1は、印字時のインク供給圧、及び気体室124Bとエアタンク140の容量によって定められる。
その後、図2(A)に示す連通路144の開閉バルブ146を閉じ、インクポンプ104によってインク流路124A内のインク圧力を所定の圧力P1より低い印字圧力P2まで減圧する。なお、本実施形態において印字圧力P2は負圧とされている。
インク流路124A内のインク圧力を圧力P1から印字圧力P2まで減圧すると、図3(B)に示すように、インク圧力によって押し上げられていた弾性膜126が引き下げられる。このとき、図2(A)に示す連通路144の開閉バルブ146は閉じられているため、気体室124Bの内部の気体(この場合は空気)が減圧される。
気体室124Bの内部の気体の圧力がインク流路124A内のインク圧力と同じ印字圧力P2となると、弾性膜126は共通流路124内において張力がかかっていない状態で保持される。
インク流路124A内のインク圧力、及び共通流路124内における弾性膜126の位置を調整した後、個別流路134の開閉バルブ136を開いて各ヘッドモジュール138に光硬化型インクを供給する。以上の手順によって、インクジェットヘッド56から光硬化型インクの液滴を噴射して記録媒体Pに画像を記録することが可能となる。
2.加圧メンテナンス時
(1)インクポンプによって加圧する手順
以下、ヘッドモジュール138の噴射口から加圧した光硬化型インクを排出することにより、気泡や増粘した光硬化型インクを排出(パージ)する加圧メンテナンス時のインク供給手順のうち、インクポンプ104によって光硬化型インクの圧力を調整する場合の手順について説明する。
まず、個別流路134の開閉バルブ136、及び気泡抜き流路130の開閉バルブ132をそれぞれ閉じた状態で、連通路144の開閉バルブ146を開く。その後、インクポンプ104を作動させ、インクタンク102に貯蔵されている光硬化型インクをインク圧力制御タンク108のインク室108Aを経て共通流路124のインク流路124Aへ供給する。
このとき、インクポンプ104によってインク流路124A内のインク圧力を、気泡や増粘した光硬化型インクを排出することのできるパージ圧力P3まで加圧し、インク圧力によって弾性膜126を押し上げる。パージ圧力P3は所定の圧力P1や印字圧力P2より高いため、弾性膜126は押し上げられて、図4(A)に示すように、気体室124Bの内壁に押し付けられる。
その後、図2(A)に示す連通路144の開閉バルブ146を閉じることにより、弾性膜126を気体室124Bの内壁に押し付けた状態で保持する。インク流路124A内のインク圧力、及び共通流路124内における弾性膜126の位置を調整した後、個別流路134の開閉バルブ136を開いてインクポンプ104によって各ヘッドモジュール138に光硬化型インクを供給する。以上の手順によって、ヘッドモジュール138の噴射口から加圧した光硬化型インクを排出することにより、気泡や増粘した光硬化型インクを排出(パージ)することが可能となる。
(2)弾性膜の弾性によって加圧する手順
以下、ヘッドモジュール138の噴射口から加圧した光硬化型インクを排出することにより、気泡や増粘した光硬化型インクを排出(パージ)する加圧メンテナンス時のインク供給手順のうち、弾性膜126の弾性によって光硬化型インクの圧力を調整する場合の手順について説明する。
まず、個別流路134の開閉バルブ136、及び気泡抜き流路130の開閉バルブ132をそれぞれ閉じた状態で、連通路144の開閉バルブ146を開く。その後、インクポンプ104を作動させ、インク流路124A内の光硬化型インクをインク圧力制御タンク108のインク室108Aを経てインクタンク102へと戻す。
このとき、インクポンプ104によってインク流路124A内のインク圧力を負圧である圧力P4まで減圧し、図5(A)に示すように、弾性膜126を引き下げる。その後、図2(A)に示す連通路144の開閉バルブ146を閉じると、弾性膜126は引き下げられた状態で保持される。
その後、インクポンプ104によってインク流路124A内のインク圧力をパージ圧力P3まで加圧すると、図5(B)に示すように、インク圧力によって引き下げられていた弾性膜126が押し上げられる。このとき、図2(A)に示す連通路144の開閉バルブ146は閉じられているため、気体室124Bの内部の気体の圧力はパージ圧力P3まで加圧される。
気体室124Bの内部の気体の圧力を調整した後、インクポンプ104を停止させ、個別流路134の開閉バルブ136を開いて各ヘッドモジュール138に光硬化型インクを供給する。すると、図5(C)に示すように、気体室124Bの内部の気体の圧力とインク圧力との圧力差によって弾性膜126が引き下げられ、気体室124Bの内部の気体の圧力がパージ圧力P3から大気圧へと下がる。
気体室124Bの内部の気体の圧力がパージ圧力P3から大気圧へと下がる間、すなわち弾性膜126が、図5(B)に示す位置から図5(C)に示す位置まで下がる間、インク流路124A内の光硬化型インクは弾性膜126の弾性によって加圧される。
以上の手順によって、ヘッドモジュール138の噴射口から加圧した光硬化型インクを排出することにより、気泡や増粘した光硬化型インクを排出(パージ)することが可能となる。
3.気泡排出時
以下、気泡抜き流路130からインク流路124A内の気泡を排出させる気泡排出時におけるインク供給手順について説明する。気泡排出時には、まず、個別流路134の開閉バルブ136、及び気泡抜き流路130の開閉バルブ132をそれぞれ閉じた状態で、連通路144の開閉バルブ146を開く。
その後、インクポンプ104を作動させ、インク流路124A内の光硬化型インクをインク圧力制御タンク108のインク室108Aを経てインクタンク102へと戻す。
このとき、インクポンプ104によってインク流路124A内のインク圧力を負圧である圧力P4まで減圧し、図6(A)に示すように、弾性膜126を引き下げる。その後、図2(A)に示す連通路144の開閉バルブ146を閉じると、弾性膜126は引き下げられた状態で保持される。
その後、気泡抜き流路130の開閉バルブ132を開き、インクポンプ104によって一定流量の光硬化型インクをインク流路124Aへ供給する。以上の手順によって、インク流路124Aの断面積を減少させてインク流路内124Aでの光硬化型インクの流速を上げる事により、インク流路124A内の気泡を気泡抜き流路130を介してインクタンク102へ排出することが容易となる。
(本実施形態の作用及び効果)
本実施形態に係るインク供給システム100では、弾性膜126によって仕切られた気体室124Bが、共通流路124内においてインク流路124Aに平行かつ個別流路134に対向する位置に設けられている。また、印字時において、弾性膜126は共通流路124内において張力がかかっていない状態で保持されている。
このため、印字時において、特に光硬化型インクの噴射開始時等に急激に光硬化型インクが消費された場合、弾性膜126がインク流路124A側に膨らむことにより、各個別流路134に生じる圧力変動を緩和することができる。一方、特に光硬化型インクの噴射停止時等に光硬化型インクの消費量が急激に減少した場合、弾性膜126が気体室124B側に膨らむことにより、各個別流路134に生じる圧力変動を緩和することができる。
つまり、印字時における個別流路134の光硬化型インクの流動方向に発生する圧力変動を、圧力変動方向に設けられている気体室124B及び弾性膜126によって直接的に緩和することができる。なお、気体室124Bは各々の個別流路134に対向する位置に設けられているため、全てのヘッドモジュール138において均一なダンパー性能を得ることができる。
また、連通路144の開閉バルブ146を開閉させるとともにインクポンプ104によってインク流路124A内のインク圧力を調整することにより、気体室124Bの内部の気体の圧力を間接的に制御して、弾性膜126の保持位置を調整している。
このため、弾性膜126の弾性と気体室124Bの内部の気体の圧力とを用いて光硬化型インクの圧力変動を緩和することができる。したがって、弾性膜126の弾性のみに依存することがないため、気体室124Bが大気に開放されている場合に比べて高いダンパー性能を得ることができる。また、気体室124Bの内部の気体の圧力を直接調整する気体ポンプや圧力センサ等が不要であり、安価な方法によって気体室124Bの内部の気体の圧力を調整することができる。
また、加圧メンテナンス時において、弾性膜126は気体室124Bの内壁に押し付けられた状態で保持されている。このため、印字時に比べ、気体室124Bによる光硬化型インクの圧力変動の緩和の度合いが低くなる。したがって、加圧された光硬化型インクは、気体室124Bによってほとんど圧力が吸収されることなくヘッドモジュール138の噴射口から排出されるため、効率よく加圧メンテナンスを行うことができる。
また、気泡排出時において、弾性膜126は引き下げられた状態で保持されており、インク流路124Aの断面積が狭くなっている。この状態でインク流路124Aへ光硬化型インクを供給すると、印字時に比べ、気体室124Bによる光硬化型インクの圧力変動の緩和の度合いは低くなり、また、少ない流量でも光硬化型インクの流速が速くなる。このため、インクポンプ104の駆動力を小さくすることができ、インクポンプ104を小型化することができる。
<第2実施形態>
以下、添付の図面を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。なお、インク供給システム以外の構成は第1実施形態と同様のため、説明を省略する。また、図面において第1実施形態と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
(インク供給システムの構成)
図7に示すように、第1実施形態のインク供給システム100とは異なり、本実施形態のインク供給システム150には、気体室124Bの内部の気体の圧力を制御する気体圧力制御手段としての気体ポンプ152が設けられている。
具体的には、連通路142によって気体室124Bと連結されたエアタンク140に、エアタンク140と気体ポンプ152とを連通する連通路154が連結されている。なお、連通路154には、連通路154を開閉制御する開閉バルブ156が設けられており、また、エアタンク140には、エアタンク140内の気体の圧力を検出する気体圧力センサ158が設けられている。
(インク供給システムによるインク供給手順)
印字時においてインク供給システム150によって光硬化型インクを供給する場合には、気体ポンプ152によって気体室124Bの内部の気体の圧力をインク流路124A内のインク圧力と同じ印字圧力P2に調整する。すると、図8(A)に示すように、弾性膜126が共通流路124内において張力がかかっていない状態で保持される。その後、第1実施形態と同様に、個別流路134の開閉バルブ136を開いて各ヘッドモジュール138に光硬化型インクを供給する。
加圧メンテナンス時においてインク供給システム150によって光硬化型インクを供給する場合には、気体ポンプ152によって気体室124Bの内部の気体を減圧し、図8(B)に示すように、弾性膜126を気体室124Bの内壁に押し付けた状態で保持する。その後、第1実施形態と同様に、個別流路134の開閉バルブ136を開き、インクポンプ104を駆動させることにより各ヘッドモジュール138に光硬化型インクを供給する。
気泡排出時においてインク供給システム150によって光硬化型インクを供給する場合には、気体ポンプ152によって気体室124Bの内部の気体を加圧し、図8(C)に示すように、弾性膜126を押し下げた状態で保持する。その後、第1実施形態と同様に、気泡抜き流路130の開閉バルブ132を開き、インクポンプ104によって一定流量の光硬化型インクをインク流路124Aへ供給することによって、インク流路124A内の気泡をインクタンク102へ排出する。
(本実施形態の作用及び効果)
本実施形態に係るインク供給システム150では、第1実施形態のインク供給システム100と同様の作用及び効果を得ることができる。さらに、気体室124Bの内部の気体の圧力を気体圧力センサ158によって検出し、気体ポンプ152によって直接制御することができる。このため、印字時、加圧メンテナンス時、及び気泡排出時において、気体室124Bの内部の気体の圧力を簡単に最適な圧力に調整することができる。
<第3実施形態>
以下、添付の図面を参照しながら本発明の第3実施形態について説明する。なお、インク供給システム以外の構成は第1実施形態と同様のため、説明を省略する。また、図面において第1実施形態と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図9に示すように、本実施形態のインク供給システム160では、共通供給流路162と共通回収流路164によって液体循環流路としてのインク循環流路166が形成されている。
具体的には、各ヘッドモジュール138には、光硬化型インクが流入する入力ポート138Aと、光硬化型インクが排出される出力ポート138Bとが設けられている。入力ポート138Aには、共通供給流路162に連結された個別供給流路168が連結され、出力ポート138Bには、共通回収流路164に連結された個別回収流路170が連結されている。
個別供給流路168には、個別供給流路168を開閉制御する開閉バルブ172と、共通供給流路162から供給される光硬化型インクの圧力変動を緩和するダンパー174とが設けられている。また、個別回収流路170には、個別回収流路170を開閉制御する開閉バルブ176と、共通回収流路164へ回収される光硬化型インクの圧力変動を緩和するダンパー178とが設けられている。
共通供給流路162の長手方向一端部である上流側端部には、供給管180が連結されており、共通回収流路164の長手方向一端部である下流側端部には、供給管182が連結されている。また、共通供給流路162の長手方向他端部である下流側端部と、共通回収流路164の長手方向他端部である上流側端部との間には、第1流路184及び第2流路186が設けられている。
第1流路184には第1バルブ192が設けられ、第2流路186には第2バルブ194及びダンパー195が設けられている。第1流路184及び第2流路186は、共通供給流路162と共通回収流路164との間の圧力調整や光硬化型インクの流量調整等に用いられる。
さらに、共通供給流路162の下流側端部、及び共通回収流路164の上流側端部には、光硬化型インクの圧力を検出するインク圧力センサ188、190がそれぞれ設けられている。
また、共通供給流路162に連結された供給管180の他端は供給サブタンク196に連結されている。なお、供給サブタンク196は、第1実施形態におけるインク圧力制御タンク108と同様の構成とされている。
供給サブタンク196には、インクタンク102に連結されたバッファタンク198から光硬化型インクを引き込むための供給側主管200が連結されている。供給側主管200には、バッファタンク198から供給サブタンク196まで順番に、脱気モジュール202、一方向弁204、液体圧力制御手段としての供給ポンプ206、供給側フィルタ208、及び熱交換器210が設けられている。
脱気モジュール202は、一例として、2層構造の筒体(図示省略)を含んで構成されており、この筒体は、気体分子のみを透過させる膜によって形成されている。また、脱気モジュール202には、負圧の変更機能を有する真空ポンプ(図示省略)が接続されており、真空ポンプが動作することにより、脱気モジュール202内で減圧が行われ、光硬化型インクから脱気するようになっている。
供給ポンプ206の上流側には、供給側主管200とは別に分岐配管212の一端が連結されており、分岐配管212の他端は、一方向弁214を通ってバッファタンク198に連結されている。また、供給サブタンク196にはドレイン管216の一端が連結されており、ドレイン管216の他端はバッファタンク198に連結されている。なお、ドレイン管216には、ドレインバルブ218が設けられている。
供給サブタンク196は光硬化型インクを循環することによって流路内の気泡がトラップされる構造になっている。このため、ドレインバルブ218を開き、供給ポンプ206の駆動力によって供給サブタンク196内の気泡をバッファタンク198へ送ることにより、大気開放されているバッファタンク198から気泡が排出されるようになっている。
一方、共通回収流路164に連結された供給管182の他端は、回収サブタンク220に連結されている。なお、回収サブタンク220は、第1実施形態におけるインク圧力制御タンク108と同様の構成とされている。また、回収サブタンク220には、バッファタンク198へ光硬化型インクを引き込むための回収側主管222が連結されている。
回収側主管222には、液体圧力制御手段としての回収ポンプ224、及び一方向弁225が設けられており、回収ポンプ224の下流側と、供給側主管200における脱気モジュール202の下流側との間には、加圧パージ用配管226が設けられている。また、加圧パージ用配管226には、脱気モジュール202側から回収ポンプ224側まで順番に、一方向弁228、回収フィルタ230が設けられている。
バッファタンク198は、補充ポンプ232が設けられた補充管234によって、インクタンク102との間において光硬化型インクが流通可能となっている。さらに、バッファタンク198には、光硬化型インクを循環させるために必要なインク量が貯留されており、光硬化型インクの消費に応じて、インクタンク102から光硬化型インクが補充される構成となっている。
補充管234の一端(インクタンク102内)には、フィルタ236が設けられている。なお、バッファタンク198とインクタンク102との間には、オーバーフロー管238が設けられており、光硬化型インクの過剰補充時に、光硬化型インクがインクタンク102へ戻されるようになっている。
回収側主管222における回収ポンプ224よりも上流側には、分岐配管240の一端が接続されており、分岐配管240の他端は、オーバーフロー管238に接続されている。また、分岐配管240には、安全弁242が設けられている。
また、回収サブタンク220にはドレイン管244の一端が連結されており、ドレイン管244の他端は、ドレインバルブ246を通ってドレイン管216と繋がっている。
回収サブタンク220は、光硬化型インクを循環することによって流路内の気泡がトラップされる構造になっている。このため、ドレインバルブ246を開き、回収ポンプ224の駆動力によって回収サブタンク220内の気泡をバッファタンク198へ送ることにより、バッファタンク198から気泡が排出されるようになっている。
また、供給側主管200における供給側フィルタ208と熱交換器210との間には、分岐配管248の一端が接続されており、分岐配管248の他端は、オーバーフロー管238に接続されている。なお、分岐配管248には、安全弁250が設けられている。
また、図10に示すように、共通供給流路162及び共通回収流路164は、第1実施形態の共通流路124と同様に、弾性を有する弾性膜252、254によって、それぞれ内部が長手方向に平行に仕切られて二室構造となっている。また、二室に仕切られた空間のうち、下側の空間は光硬化型インクが流通するインク流路162A、164Aとされ、下側の空間より狭い上側の空間は気体室162B、164Bとされている。
気体室162B、164Bには、気体室162B、164Bとエアタンク256、258とをそれぞれ連通する連通路260、262が連結され、エアタンク256、258には、エアタンク256、258と大気とを連通する連通路264、266がそれぞれ連結されている。
また、連通路264、266には、連通路264、266をそれぞれ開閉制御する開閉バルブ268、270が設けられている。なお、共通供給流路162に連結されたエアタンク256の容量は、共通回収流路164に連結されたエアタンク258の容量に比べて大きくされている。
(インク供給システムによるインク供給手順)
本実施形態のインク循環流路166によって、印字時に各ヘッドモジュール138にインクを供給する場合、共通供給流路162のインク流路162A内のインク圧力P5を正圧とし、共通回収流路164のインク流路164A内のインク圧力P6を負圧とする。
つまり、共通供給流路162に供給される光硬化型インクを、インク圧力P6より高いインク圧力P5によって各ヘッドモジュール138へ供給し、ヘッドモジュール138へ供給された光硬化型インクを、インク圧力P6によって各ヘッドモジュール138から共通回収流路164へ回収する構造となっている。
ここで、ヘッドモジュール138内では、共通供給流路162側と共通回収流路164側の流路抵抗比に応じたインク圧力が掛かるが、このインク圧力が負圧になるようにインク圧力P5及びインク圧力P6を設定する事により、ヘッドモジュール138の噴射口に光硬化型インクが保持されるようになっている。そうすることにより、印字時において、インクジェットヘッド56から光硬化型インクの液滴を噴射して記録媒体Pに画像を記録することが可能となる。
なお、以上の手順において、共通供給流路162の気体室162Bの内部の気体の圧力は、インク流路162A内のインク圧力P5と同等となるよう調整される。そのため、弾性膜252は共通供給流路162内で張力がかかっていない状態で保持される。同様に、共通回収流路164の気体室164Bの内部の気体の圧力は、インク流路164A内のインク圧力P6と同等となるよう調整される。そのため、弾性膜254は共通回収流路164内で張力がかかっていない状態で保持される。
(本実施形態の作用及び効果)
本実施形態に係るインク供給システム160では、共通供給流路162及び共通回収流路164の双方にそれぞれ気体室162B、164Bを設けることにより、インク循環流路166にも本発明を適用することができる。このため、インク循環流路166における光硬化型インクの圧力変動についても、気体室162B、164Bによって緩和することができる。
また、印字時において、共通供給流路162の気体室162Bの内部の気体の圧力(P5)は、共通回収流路164の気体室164Bの内部の気体の圧力(P6)に比べて高くされている。これにより、共通供給流路162と共通回収流路164のインク圧力が異なる場合でも、良好な圧力変動緩和性能を得ることができる。
なお、気体室162Bの内部の気体の圧力(P5)を気体室164Bの内部の気体の圧力(P6)に比べて高くするため、共通供給流路162に連結されたエアタンク256の容量は共通回収流路164に連結されたエアタンク258の容量に比べて大きくされている。これにより、共通供給流路162内と共通回収流路164内の気体室162B、164Bの大きさ及び構成が同じでも、共通供給流路162内のインク圧力を共通回収流路164内のインク圧力より高くした状態で、気体室162B、164Bの内部の気体の圧力とインク圧力とを平衡状態とすることができる。つまり、弾性膜252、254を張力がかかっていない状態で保持することができる。
<第4実施形態>
以下、添付の図面を参照しながら本発明の第4実施形態について説明する。なお、インク供給システム以外の構成は第1実施形態と同様のため、説明を省略する。また、図面において第1実施形態と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
(インク供給システムの構成)
図11に示すように、本実施形態では、複数(図11では3つ)の共通流路構成部材272が直列に連結されることにより、1つの共通流路274が構成されている。共通流路構成部材272の長手方向の一端部に嵌合部276、他端部に被嵌合部278が形成され、共通流路構成部材272の被嵌合部278に、別の共通流路構成部材272の嵌合部276を嵌合させて固定することにより、それぞれの共通流路構成部材272が連結されている。
また、複数(図11では3つ)の共通流路構成部材272には、それぞれ独立した気体室280が設けられている。共通流路構成部材272は上部が切り欠かれており、図12に示すように、下面に弾性膜282が接合された別部材を共通流路構成部材272の切り欠かれた部分に嵌め込んで超音波融着によって一体化することにより、共通流路構成部材272内に気体室280が設けられている。
また、気体室280の上部には、共通流路構成部材272の連結方向と直交する方向に、それぞれ連通路284が連結されている。図11に示すように、それぞれの連通路284は共通のエアタンク286に連結されており、エアタンク286には、エアタンク286と大気とを連通する連通路288が連結されている。なお、連通路288には、連通路288を開閉制御する開閉バルブ290が設けられている。
また、共通流路構成部材272の気体室280に対向する下面には、個別流路292が3つずつ並列して接続されている。さらに、図13(A)及び(B)に示すように、最下流に配置される共通流路構成部材272の下流側端部には、気泡抜き流路294が連結されている。
(インク供給システムによるインク供給手順)
本実施形態の共通流路274において、印字時及び加圧メンテナンス時には、共通流路274内のインク圧力及び弾性膜282の位置を、第1実施形態と同様に調整した後、個別流路292に光硬化型インクを供給する。
一方、気泡排出時には、まず、第1実施形態と同様に、図13(A)に示すように、気体室280の気体の圧力を調整して弾性膜282を引き下げた状態で保持し、光硬化型インクを共通流路274へ供給して共通流路274内の気泡を気泡抜き流路130へ排出する。このとき、一部の気泡は、個別流路292側(下方向)に膨らんだ弾性膜282同士の間、すなわち共通流路構成部材272の連結部分に溜まる。
その後、図11に示す開閉バルブ290を開け、気体室280の気体の圧力を調整して弾性膜282を押し上げてから開閉バルブ290を閉じることにより、図13(B)に示すように、弾性膜282を押し上げた状態で保持する。そうすることにより、弾性膜282同士の間に溜まって互いに結合し、成長していた一部の気泡を、気泡抜き流路130へ排出する。以上の手順を、必要に応じて周期的に複数回繰り返すことにより、共通流路274内の気泡を気泡抜き流路130へと排出する。
(本実施形態の作用及び効果)
本実施形態では、複数の共通流路構成部材272が直列に連結されることにより、共通流路274が構成されている。このため、接続されるヘッドモジュール数が異なる装置にも対応可能となっている。
また、各共通流路構成部材272にそれぞれ気体室280が設けられ、各気体室280に連結された連通路284が、それぞれ共通流路構成部材272の連結方向と直交する方向に設けられている。このため、各気体室280の内部の気体の圧力を均一に調整することが容易となる。
さらに、気泡排出時において、気体室280の気体の圧力を周期的に変化させることにより、弾性膜282を上下させて共通流路274内の気泡を気泡抜き流路130へと排出する。
弾性膜282を引き下げることによって光硬化型インクの流速を速めて気泡の排出を促す手順と、弾性膜282を押し上げることによって弾性膜282同士の間に溜まった気泡を移動させる手順とを繰り返すことにより、気泡の排出を促し、効率的に気泡を排出することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、図14(A)に示すように、共通流路296の上部の内壁に厚肉部298を設け、弾性膜300によって仕切られた気体室296Bの幅をインク流路296Aの幅より狭くしてもよい。
そうすることにより、気泡排出時において弾性膜300が図14(A)の二点鎖線によって示す位置において保持された際に、第1実施形態の共通流路124における気泡排出時に比べて、弾性膜300と共通流路296の内壁との間に気泡が溜まり難い。このため、インク流路296A内において、光硬化型インクを淀みなく流通させることができ、効率的に気泡を排出することができる。
また、図14(B)に示すように、弾性膜304の共通流路302内における取付け位置を、第1実施形態の弾性膜126の取付け位置より上部とし、上方向に膨らんだ状態で配置してもよい。
そうすることにより、気泡排出時において弾性膜304が図14(B)の二点鎖線で示す位置において保持された際に、第1実施形態の共通流路124における気泡排出時に比べて、弾性膜304と共通流路302の内壁との間に気泡が溜まり難い。このため、インク流路302A内において、光硬化型インクを淀みなく流通させることができ、効率的に気泡を排出することができる。
さらに、上記第1実施形態〜第4実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、第3実施形態、第4実施形態において、第2実施形態のように、気体ポンプによって気体室162B、164B、280の内部の気体の圧力を制御してもよい。
100、150、160 インク供給システム
102 インクタンク
104 インクポンプ(液体圧力制御手段)
124B、162B、164B、280、296B 気体室
124、274、296、302 共通流路
126、252、254、282、300、304 弾性膜(弾性部材)
130、294 気泡抜き流路
134、292 個別流路
138 ヘッドモジュール
140、256、258、286 エアタンク
142、144、260、264、284、288 連通路
146、268、290 開閉バルブ(開閉制御手段)
152 気体ポンプ(気体圧力制御手段)
162 共通供給流路
164 共通回収流路
166 インク循環流路(液体循環流路)
206 供給ポンプ(液体圧力制御手段)
224 回収ポンプ(液体圧力制御手段)
272 共通流路構成部材

Claims (14)

  1. 複数のヘッドモジュールにそれぞれ連通する複数の個別流路が並列に接続され、前記ヘッドモジュールに前記個別流路を介して液体を供給する、又は前記ヘッドモジュールから前記個別流路を介して液体を回収する共通流路と、
    前記共通流路内を弾性部材によって仕切ることにより、前記共通流路に平行かつ前記個別流路に対向する位置に設けられた気体室と、
    を備える液体供給システム。
  2. 前記気体室の内部の気体を保持及び排出する気体保持手段を有する、請求項1に記載の液体供給システム。
  3. 前記気体保持手段は、前記気体室と大気とを連通する連通路と、前記連通路を開閉制御する開閉制御手段と、を備える、請求項2に記載の液体供給システム。
  4. 前記気体室の内部の気体の圧力を制御する制御手段を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体供給システム。
  5. 前記制御手段は、前記気体室の内部の気体の圧力を直接制御する気体圧力制御手段である、請求項4に記載の液体供給システム。
  6. 前記制御手段は、前記共通流路内の液体の圧力を制御することにより前記気体室の内部の気体の圧力を制御する液体圧力制御手段である、請求項4に記載の液体供給システム。
  7. 前記ヘッドモジュールの噴射口から液体を噴射させる通常噴射時と、前記ヘッドモジュール内の液体を前記通常噴射時に比べ加圧して、前記ヘッドモジュールの噴射口から液体を排出させる加圧メンテナンス時とで、前記気体室の気体の圧力を変化させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体供給システム。
  8. 前記ヘッドモジュールの噴射口から液体を噴射させる通常噴射時と、前記共通流路内の下流側に設けられた気泡抜き流路から気泡を排出させる気泡排出時とで、前記気体室の気体の圧力を変化させる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体供給システム。
  9. 前記気泡排出時には、前記気体室の気体の圧力を周期的に変化させる、請求項8に記載の液体供給システム。
  10. 前記共通流路は、前記ヘッドモジュールに液体を供給する共通供給流路と、前記ヘッドモジュールから液体を回収する共通回収流路と、を備え、
    前記共通供給流路と前記共通回収流路によって液体循環流路が形成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の液体供給システム。
  11. 前記ヘッドモジュールの噴射口から液体を噴射させる通常噴射時において、前記共通供給流路の前記気体室の内部の気体の圧力は、前記共通回収流路の前記気体室の内部の気体の圧力に比べて高くされる、請求項10に記載の液体供給システム。
  12. 前記気体室と連通し、気体を保持する気体タンクが設けられ、
    前記共通供給流路の前記気体タンクの容量は、前記共通回収流路の前記気体タンクの容量に比べて大きい、請求項11に記載の液体供給システム。
  13. 前記共通流路は、前記気体室がそれぞれ設けられた複数の共通流路構成部材が直列に連結されることにより構成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の液体供給システム。
  14. 前記気体室と大気とを連通する連通路が設けられ、
    前記連通路は、前記共通流路構成部材の連結方向と直交する方向にそれぞれ設けられている、請求項13に記載の液体供給システム。
JP2016548797A 2014-09-19 2015-08-26 液体供給システム Active JP6072380B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014190917 2014-09-19
JP2014190917 2014-09-19
PCT/JP2015/073977 WO2016042993A1 (ja) 2014-09-19 2015-08-26 液体供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6072380B2 true JP6072380B2 (ja) 2017-02-01
JPWO2016042993A1 JPWO2016042993A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=55533035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016548797A Active JP6072380B2 (ja) 2014-09-19 2015-08-26 液体供給システム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6072380B2 (ja)
DE (1) DE112015004254B4 (ja)
WO (1) WO2016042993A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6936010B2 (ja) * 2017-01-23 2021-09-15 株式会社Screenホールディングス インクジェット印刷装置
JP7103770B2 (ja) * 2017-09-25 2022-07-20 東芝テック株式会社 液体循環装置、及び液体吐出装置
KR20200051084A (ko) 2018-11-02 2020-05-13 세메스 주식회사 약액 공급 어셈블리
JP7247637B2 (ja) 2019-02-15 2023-03-29 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2020142413A (ja) 2019-03-05 2020-09-10 セイコーエプソン株式会社 ダンパーユニット、および、液体噴射装置
DE102020128254B4 (de) * 2020-10-27 2022-08-18 Marco Systemanalyse Und Entwicklung Gmbh Verteilerbalken

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753347U (ja) * 1980-08-07 1982-03-27
JP2006212781A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録ヘッド、及びインクジェット記録装置
JP2009000998A (ja) * 2006-11-30 2009-01-08 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2009096025A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Canon Inc 液体噴射装置の回復方法及び液体噴射装置
WO2009089563A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-23 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead with matched resonant damping structure
JP2009262360A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Konica Minolta Ij Technologies Inc インクジェットプリンタ
WO2009157139A1 (ja) * 2008-06-24 2009-12-30 株式会社マスターマインド 印刷装置
JP2010155422A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Jb Advanced Technology Corp インクシステム
JP2011056809A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP2014141032A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Fujifilm Corp 液体供給装置、液滴吐出装置、並びに液体充填方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1244558B1 (en) 2000-10-23 2013-02-27 Hewlett-Packard Industrial Printing Ltd. A closed ink delivery system with print head ink pressure control and method of same
JP5293309B2 (ja) 2009-03-18 2013-09-18 株式会社リコー 画像形成装置
JP5821326B2 (ja) 2011-06-28 2015-11-24 富士ゼロックス株式会社 液体供給機構及び画像形成装置
JP2014111334A (ja) 2012-12-05 2014-06-19 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753347U (ja) * 1980-08-07 1982-03-27
JP2006212781A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録ヘッド、及びインクジェット記録装置
JP2009000998A (ja) * 2006-11-30 2009-01-08 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2009096025A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Canon Inc 液体噴射装置の回復方法及び液体噴射装置
WO2009089563A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-23 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead with matched resonant damping structure
JP2009262360A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Konica Minolta Ij Technologies Inc インクジェットプリンタ
WO2009157139A1 (ja) * 2008-06-24 2009-12-30 株式会社マスターマインド 印刷装置
JP2010155422A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Jb Advanced Technology Corp インクシステム
JP2011056809A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP2014141032A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Fujifilm Corp 液体供給装置、液滴吐出装置、並びに液体充填方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016042993A1 (ja) 2016-03-24
JPWO2016042993A1 (ja) 2017-04-27
DE112015004254B4 (de) 2019-09-19
DE112015004254T5 (de) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6072380B2 (ja) 液体供給システム
JP6162344B2 (ja) 払拭機構、液滴吐出装置および払拭方法
JP5543988B2 (ja) 用紙搬送装置及びインクジェット記録装置
JP5762220B2 (ja) 搬送装置および画像形成装置
US8840219B2 (en) Image forming apparatus
WO2015029599A1 (ja) インク供給装置およびインク供給方法並びにインクジェット記録装置
WO2014136512A1 (ja) 画像形成装置
US9481534B2 (en) Conveyance device, image-forming device, and medium conveyance method
JP5783965B2 (ja) メディア保持装置、メディア搬送装置、及び、インクジェット記録装置
WO2015060060A1 (ja) インクジェット記録装置及び媒体搬送方法
JP5980622B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP6092488B2 (ja) 払拭部材、ノズル払拭ユニット、及び画像形成装置
JP5925716B2 (ja) 画像形成装置
JP6033150B2 (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP6092052B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2016168780A (ja) 液体供給装置及び画像形成装置
JP6114885B2 (ja) 払拭部材、ノズル払拭ユニット、及び画像形成装置
JP6092487B2 (ja) 液滴吐出装置およびノズル面の清掃方法
JP6324917B2 (ja) 液体供給装置及び画像形成装置
JP2014233952A (ja) インク供給装置及びインク供給方法、インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161017

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161017

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6072380

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250