JP3188166B2 - 屋根水切り構造及び該構造に使用される水切り板 - Google Patents

屋根水切り構造及び該構造に使用される水切り板

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根水切り構造及び該
構造に使用される水切り板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の壁と、この壁から突出し
た屋根又は廂の野地板との角部は、建造物内に雨水、雪
解け水等(以下、「雨水等」という。)の入を防止す
る水切り構造になっている。この水切り構造は、図7に
示すように、壁Wと野地板Bとの角部Cに取付けられた
水切り板11の表面に、ルーフィング12が押え板13
によって密着させられた構成になっている。ルーフィン
グ12は、布にアスファルトをしみ込ませたシートであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
水切り構造10は、押え板13を隠すため、さらに、別
のルーフィング14によって押え板13の表面を覆わな
ければならず、構成が複雑になるとともに、全体的に厚
みが厚くなるという問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、建造
物の壁と前記壁から突出した屋根又は廂の野地板との角
部に取付けられ壁被取付け部と野地板被取付け部とを有
する水切り板と、前記水切り板を覆うルーフィングとを
具えた屋根水切り構造において、前記水切り板の壁被取
付け部の上部には、前記ルーフィングを前記壁被取付け
部に圧接させる弾性を有するルーフィング押えが下向き
に突出形成されている屋根水切り構造により、第2に、
建造物の壁と前記壁から突出した屋根又は廂の野地板と
の角部に取付けられ壁被取付け部と野地板被取付け部と
を有する水切り板と、前記水切り板を覆うルーフィング
とを具え、前記水切り板の壁被取付け部が前記壁の前面
に配設されたパネルと前記壁との間に位置する屋根水切
り構造において、前記壁被取付け部の上部には、前記パ
ネルに押圧されて前記ルーフィングを前記壁被取付け部
に圧接させるルーフィング押えが下向きに突出形成さ
れ、前記パネルと前記ルーフィング押えが当接している
屋根水切り構造により、さらに、建造物の壁と前記壁か
ら突出した屋根又は廂の野地板との角部に取付けられる
横断面がL字状の水切り板であって、壁被取付け部と野
地板被取付け部とを具え、前記壁被取付け部の上部に下
方に延びるルーフィング押さえが一体成形されている水
切り板によって、前記の課題を解決した。
【0005】
【作用】第1の屋根水切り構造においては、ルーフィン
グ押え自体の弾力によって、ルーフィング押えと壁被取
付け部とでルーフィングが挟持される。一方、第2の屋
根水切り構造においては、パネルと壁との間に介在する
ルーフィング押えがパネルに押圧されることによって、
ルーフィング押えと壁被取付け部とでルーフィングが挟
持される。従って、第1、第2の屋根水切り構造のルー
フィングは、従来の押え板を使用しないで水切り板に設
けられる。
【0006】一方、第2の水切り構造においては、ルー
フィング押えと壁被取付け部とが壁とパネルとに挟まれ
てルーフィング押えがパネルに押圧されているので、壁
とパネルとの間の隙間を埋めて、この隙間に吹き込まれ
る雨水等の入を防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至6図に基づ
いて説明する。まず、図1乃至図3に示す水切り構造2
0を説明する。水切り板21は、建造物の壁Wとこの壁
Wから突出した屋根(又は、廂)の野地板Bとの角部C
に取付けられて、角部Cへの雨水等の入を防止する横
断面L字状の長尺の板である。水切り板21の壁被取付
け部22は壁Wに釘で打ち付けられ、野地板被取付け部
23も野地板Bに釘で打ち付けられるようになってい
る。
【0008】壁被取付け部22の上部には、下方に向い
たルーフィング押え24が一体に突出形成されている。
ルーフィング押え24は、水切り板21の全長に亘って
形成されているが、部分的に形成されていてもよい。ま
た、ルーフィング押え24は、弾性を有しており、ルー
フィング25を壁被取付け部22に密着させることがで
きる。水切り板21は、鉄板であり、ロールフォーミン
グによって横断面L字状に折り曲げられている。
【0009】次に、水切り板21とルーフィング25と
を建造物の角部Cに取付ける順序を説明する。先ず、水
切り板21の壁被取付け部22を壁Wに釘で打ち付け
る。次に、ルーフィング25をルーフィング押え24と
壁被取付け部22との間に差し込み、ルーフィング25
と水切り板21とに挟持させる。そして、ルーフィング
25と野地板被取付け部23を野地板Bに釘で打ち付け
る。最後に、ルーフィング押え24の前面にパネルPを
配設してルーフィング押え24を隠す。壁Wが下地材で
あるのに対して、パネルPは仕上材である。
【0010】このように、図1に示す水切り構造20
は、ルーフィング押え24の自体の弾力によって、ルー
フィング25を壁被取付け部22に圧接させ、ルーフィ
ング押え24と壁被取付け部22とでルーフィング25
を挟持する。従って、図1に示す水切り構造20は、従
来必要とされた押え板13(図7参照)と、押え板13
を覆うルーフィング14とを省略することができ、構成
を簡単にして、全体の厚みを薄くすることができる。
【0011】なお、水切り板は、図3に示すように、全
体をポリプロピレン等の樹脂製にし、壁被取付け部12
2と野地板被取付け部123とに鉄板からなる補強板1
26を埋め込んだ水切り板121であってもよい。ルー
フィング押え124には補強板が埋め込まれていない。
そして、ルーフィング押えは、後述する図6のルーフィ
ング押え24のように、壁被取付け部の上端よりやや
下の位置から突出形成されていてもよい。
【0012】次に、図4、図5に示す水切り構造220
は、他の実施例の水切り構造であって、図1、図2に示
す水切り構造20とはルーフィング押えの形状が異なっ
ている。この水切り構造220において、図1、図2に
示す水切り構造20と同一の部分については図1、図2
の符号の先頭に2を付して示し、その同一部分の説明は
省略することとする。
【0013】ルーフィング押え224は、水切り板22
1の壁被取付け部222の上部から下方に向けて壁被取
付け部222に一体に突出成形されており、弾性を有し
ている。ルーフィング押え224は、水切り板221の
全長に亘って形成されているが、部分的に形成されてい
てもよい。
【0014】また、このルーフィング押え224は、角
部Cへの水切り板221の非取付け状態において図5に
示すように壁被取付け部222から離れており、角部C
への水切り板221の取付け状態において図4に示すよ
うに壁Wの前面に配設されたパネルPに押圧されてルー
フィング225を壁被取付け部222に圧接させるよう
になっている。なお、水切り板221は、ポリプロピレ
ン等の樹脂からなる押出成形品である。
【0015】ルーフィング225は、図5に示す状態の
水切り板221のルーフィング押え224と壁被取付け
部222との間に挿入され、図4に示す角部Cへの水切
り板221の取付け状態において、ルーフィング押え2
24と壁被取付け部222との間に挟持され
【0016】このように、図4に示す水切り構造220
は、パネルPに押圧されたルーフィング押え224の弾
力によって、ルーフィング225を壁被取付け部222
に圧接させ、ルーフィング押え224と壁被取付け部2
22とでルーフィング225を挟持する。従って、図4
に示す水切り構造220は、従来必要とされた押え板1
3(図7参照)と、押え板13を覆うルーフィング14
とを省略することができ、構成を簡単にして、全体の厚
みを薄くすることができる。
【0017】さらに、この水切り構造220は、図4に
示すように、ルーフィング押え224と壁被取付け部2
22とが壁WとパネルPとの間に挿入され、且つ、ルー
フィング押え224がパネルPに押圧されているため、
壁WとパネルPとの間の隙間を埋めて、この隙間に吹き
込まれる雨水等の入を防止することができる。
【0018】なお、水切り板は、図6に示すように、壁
被取付け部322と野地板被取付け部323とに鉄板か
らなる補強板326を埋め込んだ水切り板321であっ
てもよい。ルーフィング押え324には補強板が埋め込
まれていない。
【0019】
【発明の効果】請求項1,2の水切り構造は、ルーフィ
ング押えと壁被取付け部とが一体化されており、これら
でルーフィングを弾性的に挟持する構成になっているた
め、従来必要とした押え板と、この押え板を覆うルーフ
ィングとが不要になり、構成を簡単にして、全体の厚み
を薄くすることができる。そして、請求項2の水切り構
造は、ルーフィング押えと壁被取付け部とが壁とパネル
との間に挿入され、且つ、ルーフィング押えがパネルに
押圧されるため、壁とパネルとの間の隙間を埋めて、こ
の隙間に吹き込まれる雨水等の入を防止することがで
きる。また、請求項3のように、水切り板全体を樹脂製
にして、壁被取付け部と野地板被取付け部とに補強板を
埋め込むと、水切り板の剛性を高めることができる。
お、請求項4の水切り板は上記の水切り構造に使用され
るもので、部品点数が少なくて薄型の水切り構造を可能
にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の水切り構造の横断面図。
【図2】 図1の水切り構造に組込まれる水切り板の横
断面図。
【図3】 図1の水切り構造に組込まれる他の実施例の
水切り板の横断面図。
【図4】 他の実施例の水切り構造の横断面図。
【図5】 図4の水切り構造に組込まれる水切り板の横
断面図。
【図6】 図4の水切り構造に組込まれる他の実施例の
水切り板の横断面図。
【図7】 従来の水切り構造の横断面図。
【符号の説明】
W 壁 B 野地板 C 角部 P パ
ネル 20,220 水切り構造 21,121,22
1,321 水切り板 22,122,222,322 壁被取付け部 23,123,223,323 野地板被取付け部 24,124,224,324 ルーフィング押え 25,225 ルーフィング 126,326 補強

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の壁と前記壁から突出した屋根又
    は廂の野地板との角部に取付けられ壁被取付け部と野地
    板被取付け部とを有する水切り板と、前記水切り板を覆
    うルーフィングとを具えた屋根水切り構造において、 前記水切り板の壁被取付け部の上部には、前記ルーフィ
    ングを前記壁被取付け部に圧接させる弾性を有するルー
    フィング押えが下向きに突出形成されていることを特徴
    とする、 屋根水切り構造。
  2. 【請求項2】 建造物の壁と前記壁から突出した屋根又
    は廂の野地板との角部に取付けられ壁被取付け部と野地
    板被取付け部とを有する水切り板と、前記水切り板を覆
    うルーフィングとを具え、前記水切り板の壁被取付け部
    が前記壁の前面に配設されたパネルと前記壁との間に位
    置する屋根水切り構造において、 前記壁被取付け部の上部には、前記パネルに押圧されて
    前記ルーフィングを前記壁被取付け部に圧接させるルー
    フィング押えが下向きに突出形成され、前記パネルと前
    記ルーフィング押えが当接していることを特徴とする、 屋根水切り構造。
  3. 【請求項3】 前記水切り板は樹脂製であり、且つ該水
    切り板の壁被取付け部と野地板被取付け部とに補強板が
    埋め込まれている、請求項1又は2の屋根水切り構造。
  4. 【請求項4】 建造物の壁と前記壁から突出した屋根又
    は廂の野地板との角部に取付けられる横断面がL字状の
    水切り板であって、 壁被取付け部と野地板被取付け部とを具え、 前記壁被取付け部の上部に下方に延びるルーフィング押
    さえが一体成形されていることを特徴とする、 水切り板。
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