JPH0740576Y2 - 水切り板 - Google Patents
水切り板Info
- Publication number
- JPH0740576Y2 JPH0740576Y2 JP10818290U JP10818290U JPH0740576Y2 JP H0740576 Y2 JPH0740576 Y2 JP H0740576Y2 JP 10818290 U JP10818290 U JP 10818290U JP 10818290 U JP10818290 U JP 10818290U JP H0740576 Y2 JPH0740576 Y2 JP H0740576Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- accessory
- vertical piece
- sectional shape
- drainage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は水切り板に関し、詳しくは屋根面の壁取り合
い部において使用する水切り板の改良に関する。
い部において使用する水切り板の改良に関する。
従来、屋根面から2階部分の壁立ち上がる壁取り合い部
における屋根葺き施工は、第8図に示すように野地板A
にルーフィングシートBを敷き、壁際に受け桟Cを配設
して捨て水切り役物Dを壁下地Eと野地板Aとにわたる
状態でかぶせると共に、捨て水切り役物Dの上に屋根材
Fを葺き、さらに屋根材Fを笠木Gによって押さえて、
その上に雨押さえ役物Hをかぶせ、該役物Hの一端は屋
根材Fに当て付けると共に、他端を壁材Iと壁下地Eと
の間に挟み付けるように施工して、壁際の雨仕舞いを施
工していた。
における屋根葺き施工は、第8図に示すように野地板A
にルーフィングシートBを敷き、壁際に受け桟Cを配設
して捨て水切り役物Dを壁下地Eと野地板Aとにわたる
状態でかぶせると共に、捨て水切り役物Dの上に屋根材
Fを葺き、さらに屋根材Fを笠木Gによって押さえて、
その上に雨押さえ役物Hをかぶせ、該役物Hの一端は屋
根材Fに当て付けると共に、他端を壁材Iと壁下地Eと
の間に挟み付けるように施工して、壁際の雨仕舞いを施
工していた。
しかし、上記の屋根葺き施工は、屋根材Fの他に木質材
である受け桟Cや笠木G、板金である各役物D,Hとを複
合使用した施工となるから、構造が複雑になって施工に
手数が掛かる欠点があり、大工、板金職、屋根職などの
複数職の手を要するのでロス時間が大きく、施工が長引
く傾向にあった。また壁取り合い部に受け桟Cや笠木G
などの木質材が多く使われているので、雨水によるこれ
らの木質材の腐蝕の恐れがある欠点があった。
である受け桟Cや笠木G、板金である各役物D,Hとを複
合使用した施工となるから、構造が複雑になって施工に
手数が掛かる欠点があり、大工、板金職、屋根職などの
複数職の手を要するのでロス時間が大きく、施工が長引
く傾向にあった。また壁取り合い部に受け桟Cや笠木G
などの木質材が多く使われているので、雨水によるこれ
らの木質材の腐蝕の恐れがある欠点があった。
この考案は上記の問題点に鑑み、受け桟や笠木などの木
質材の使用をさけることができ、しかも簡便かつ作業性
のよい屋根葺き施工が行なえる水切り板を提供すること
を目的としてなされたものである。
質材の使用をさけることができ、しかも簡便かつ作業性
のよい屋根葺き施工が行なえる水切り板を提供すること
を目的としてなされたものである。
即ち、この考案の水切り板は、断面形状において縦片部
の下端から横片部が一体に連設されると共に、縦片部に
横片部側に屈曲された突曲部が形成されている捨て水切
り役物と、断面形状において縦片部の下端から斜め下方
に斜片部が一体に連設されると共に、縦片部に斜片部側
に屈曲されることにより反対面に上記突曲部が嵌合可能
な凹曲部が形成されている雨押さえ役物とからなること
を特徴とするものであり、いま一つの考案は、断面形状
において縦片部の下端から横片部が一体に連設された補
助捨て役物と、断面形状において縦片部の下端から斜め
下方に斜片部が一体に連設されると共に、縦片部に斜片
部側に屈曲されることにより反対面に上記補助捨て役物
の横片部と嵌合可能な凹曲部が形成されている雨押さえ
役物とからなることを特徴とするものである。
の下端から横片部が一体に連設されると共に、縦片部に
横片部側に屈曲された突曲部が形成されている捨て水切
り役物と、断面形状において縦片部の下端から斜め下方
に斜片部が一体に連設されると共に、縦片部に斜片部側
に屈曲されることにより反対面に上記突曲部が嵌合可能
な凹曲部が形成されている雨押さえ役物とからなること
を特徴とするものであり、いま一つの考案は、断面形状
において縦片部の下端から横片部が一体に連設された補
助捨て役物と、断面形状において縦片部の下端から斜め
下方に斜片部が一体に連設されると共に、縦片部に斜片
部側に屈曲されることにより反対面に上記補助捨て役物
の横片部と嵌合可能な凹曲部が形成されている雨押さえ
役物とからなることを特徴とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の実施例における捨て水切り役物の断
面図、第2図は実施例における雨押さえ役物の断面図、
第3図は実施例における補助捨て役物の断面図、第4図
は実施例の使用状態の斜視図、第5図は第4図の断面
図、第6図は他の使用状態図、第7図は更に他の使用状
態図である。
面図、第2図は実施例における雨押さえ役物の断面図、
第3図は実施例における補助捨て役物の断面図、第4図
は実施例の使用状態の斜視図、第5図は第4図の断面
図、第6図は他の使用状態図、第7図は更に他の使用状
態図である。
この考案の水切り板は、断面形状において縦片部1aの下
端から横片部1bが一体に連設されると共に、縦片部1aに
横片部1b側に屈曲された突曲部1cが形成されている捨て
水切り役物1と、断面形状において縦片部2aの下端から
斜め下方に斜片部2bが一体に連設されると共に、縦片部
2aに斜片部2b側に屈曲されることにより反対面に上記突
曲部1cが嵌合可能な凹曲部2cが形成されている雨押さえ
役物2とから構成されている。
端から横片部1bが一体に連設されると共に、縦片部1aに
横片部1b側に屈曲された突曲部1cが形成されている捨て
水切り役物1と、断面形状において縦片部2aの下端から
斜め下方に斜片部2bが一体に連設されると共に、縦片部
2aに斜片部2b側に屈曲されることにより反対面に上記突
曲部1cが嵌合可能な凹曲部2cが形成されている雨押さえ
役物2とから構成されている。
いま一つの水切り板は、上記雨押さえ役物2とこの雨押
さえ役物2に嵌合可能な補助捨て役物3とからなり、こ
の補助捨て役物3は、断面形状において上記雨押さえ役
物2の凹曲部2cに係合可能な横片部3aに上方へ延出する
縦片部3bを一体に連設されて構成されている。
さえ役物2に嵌合可能な補助捨て役物3とからなり、こ
の補助捨て役物3は、断面形状において上記雨押さえ役
物2の凹曲部2cに係合可能な横片部3aに上方へ延出する
縦片部3bを一体に連設されて構成されている。
上記において各役物1,2,3はいずれも板金製であると共
に、捨て水切り役物1の縦片部1aと横片部1bのそれぞれ
先端、および雨押さえ役物2の縦片部2aと斜片部2bのそ
れぞれ先端には水返し部4…が折り返し形成されてい
る。
に、捨て水切り役物1の縦片部1aと横片部1bのそれぞれ
先端、および雨押さえ役物2の縦片部2aと斜片部2bのそ
れぞれ先端には水返し部4…が折り返し形成されてい
る。
上記構造の捨て水切り役物1と雨押さえ役物2を使用す
れば、第4図および第5図のように捨て水切り役物1を
壁下地5と野地板6とのコーナー部にこれらに密着して
位置させると共に、この捨て水切り役物1の突曲部1cを
雨押さえ役物2の凹曲部2cに嵌合させて、捨て水切り役
物1に雨押さえ役物2を連結し、両役物1,2の横片部1b
と斜片部2bとの間に屋根材7を挿入させた状態で両役物
1,2を釘8,9で壁下地5に固定することにより、屋根材7
を屋根面に取付けることができる。
れば、第4図および第5図のように捨て水切り役物1を
壁下地5と野地板6とのコーナー部にこれらに密着して
位置させると共に、この捨て水切り役物1の突曲部1cを
雨押さえ役物2の凹曲部2cに嵌合させて、捨て水切り役
物1に雨押さえ役物2を連結し、両役物1,2の横片部1b
と斜片部2bとの間に屋根材7を挿入させた状態で両役物
1,2を釘8,9で壁下地5に固定することにより、屋根材7
を屋根面に取付けることができる。
従って壁取り合い部における受け桟等の木質材の使用払
拭できる。また屋根面7の上面から両役物1,2の間に浸
入した雨水は、捨て水切り役物1の横片部1b(捨て板部
分)を流れ落ちることになるから壁取り合い部の防水性
が損なわれることがない。
拭できる。また屋根面7の上面から両役物1,2の間に浸
入した雨水は、捨て水切り役物1の横片部1b(捨て板部
分)を流れ落ちることになるから壁取り合い部の防水性
が損なわれることがない。
また、第6図のように雨押さえ役物2と補助捨て役物3
を使用する場合は、補助捨て役物3を釘10によって壁下
地5に固定し、該役物3の突片3aを雨押さえ役物2の凹
曲部2cに係合させた状態で雨押さえ役物2を釘11によっ
て壁下地5に固定し、かつ該雨押さえ役物2の斜片部2b
によって屋根材7を野地板6に押さえ付けて固定するだ
けでよく、この場合も上記と同じ作用が得られる。
を使用する場合は、補助捨て役物3を釘10によって壁下
地5に固定し、該役物3の突片3aを雨押さえ役物2の凹
曲部2cに係合させた状態で雨押さえ役物2を釘11によっ
て壁下地5に固定し、かつ該雨押さえ役物2の斜片部2b
によって屋根材7を野地板6に押さえ付けて固定するだ
けでよく、この場合も上記と同じ作用が得られる。
また、第7図に示すように補助捨て役物3を従来使用さ
れている捨て水切り板Dの上から釘10等で固定し以下上
記のようにして取りつけることもできる。
れている捨て水切り板Dの上から釘10等で固定し以下上
記のようにして取りつけることもできる。
なお、12はルーフィングシートである。
以上説明したように、この考案の水切り板を使用する屋
根面の壁取り合い部の屋根葺き施工においては、該施工
が木質材を使用することなく板金製の役物だけを使用し
て行なえるので、壁取り合い部の構造が簡単となり、施
工が簡便に、かつ短期間で済むと共に、木質材の腐蝕と
いった問題が払拭される等の種々の実用的効果を有す
る。
根面の壁取り合い部の屋根葺き施工においては、該施工
が木質材を使用することなく板金製の役物だけを使用し
て行なえるので、壁取り合い部の構造が簡単となり、施
工が簡便に、かつ短期間で済むと共に、木質材の腐蝕と
いった問題が払拭される等の種々の実用的効果を有す
る。
第1図はこの考案の実施例における捨て水切り役物の断
面図、第2図は実施例における雨押さえ役物の断面図、
第3図は実施例における補助捨て板の断面図、第4図は
実施例の使用状態の斜視図、第5図は第4図の断面図、
第6図は他の使用状態図、第7図は更に他の使用状態
図、第8図は従来例の断面図である。
面図、第2図は実施例における雨押さえ役物の断面図、
第3図は実施例における補助捨て板の断面図、第4図は
実施例の使用状態の斜視図、第5図は第4図の断面図、
第6図は他の使用状態図、第7図は更に他の使用状態
図、第8図は従来例の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】断面形状において縦片部の下端から横片部
が一体に連設されると共に、縦片部に横片部側に屈曲さ
れた突曲部が形成されている捨て水切り役物と、断面形
状において縦片部の下端から斜め下方に斜片部が一体に
連設されると共に、縦片部に斜片部側に屈曲されること
により反対面に上記突曲部が嵌合可能な凹曲部が形成さ
れている雨押さえ役物とからなることを特徴とする水切
り板。 - 【請求項2】断面形状において縦片部の下端から横片部
が一体に連設された補助捨て役物と、断面形状において
縦片部の下端から斜め下方に斜片部が一体に連設される
と共に、縦片部に斜片部側に屈曲されることにより反対
面に上記補助捨て役物の横片部と嵌合可能な凹曲部が形
成されている雨押さえ役物とからなることを特徴とする
水切り板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10818290U JPH0740576Y2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 水切り板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10818290U JPH0740576Y2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 水切り板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463734U JPH0463734U (ja) | 1992-05-29 |
JPH0740576Y2 true JPH0740576Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31855032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10818290U Expired - Lifetime JPH0740576Y2 (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 水切り板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740576Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4672929B2 (ja) * | 2001-08-31 | 2011-04-20 | 住友林業株式会社 | 棟瓦取付け構造 |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP10818290U patent/JPH0740576Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0463734U (ja) | 1992-05-29 |
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