JPH0732724Y2 - 外壁と屋根面との接合構造 - Google Patents
外壁と屋根面との接合構造Info
- Publication number
- JPH0732724Y2 JPH0732724Y2 JP1989023362U JP2336289U JPH0732724Y2 JP H0732724 Y2 JPH0732724 Y2 JP H0732724Y2 JP 1989023362 U JP1989023362 U JP 1989023362U JP 2336289 U JP2336289 U JP 2336289U JP H0732724 Y2 JPH0732724 Y2 JP H0732724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- roof
- side portion
- door
- roof surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は外壁と屋根面との接合構造に関し、さらに詳
しくは屋根面から二階部分が立ち上がっている箇所の流
れ壁際および平行壁際における、外壁と屋根面との接合
構造に関する。
しくは屋根面から二階部分が立ち上がっている箇所の流
れ壁際および平行壁際における、外壁と屋根面との接合
構造に関する。
家屋の屋根を瓦葺きする際、屋根面から二階部分が立ち
上がっている箇所の流れ壁際もしくは平行壁際では雨仕
舞いのため、二階部分の外壁と屋根面との接合部を防水
性を保って収まりをつける必要がある。
上がっている箇所の流れ壁際もしくは平行壁際では雨仕
舞いのため、二階部分の外壁と屋根面との接合部を防水
性を保って収まりをつける必要がある。
そのため従来では、第７図イに示すような平行壁際、或
いは第７図ロに示すような流れ壁際では図示のように屋
根野地面Ａに葺いた屋根材Ｂにモルタル面戸や“面戸の
し”のような面戸材Ｃをのせ、その上に貫Ｄを重ねると
共に、貫Ｄを覆ってかぶせた水切り材Ｅを、その上端で
二階壁下地Ｆに釘打ちＧし、下端を貫Ｄに釘打ちＨして
いた。
いは第７図ロに示すような流れ壁際では図示のように屋
根野地面Ａに葺いた屋根材Ｂにモルタル面戸や“面戸の
し”のような面戸材Ｃをのせ、その上に貫Ｄを重ねると
共に、貫Ｄを覆ってかぶせた水切り材Ｅを、その上端で
二階壁下地Ｆに釘打ちＧし、下端を貫Ｄに釘打ちＨして
いた。
しかるに上記従来構造は、貫Ｄが木材であるから、第７
図イ、ロ構造の使用寸法に合わせて現場で切断加工する
手間がかかり、また貫Ｄが木質であるから腐蝕等耐久性
に劣る欠点があった。また、水切り材Ｅを固定する釘Ｈ
は、防水上貫Ｄの側面から打ち込む必要があり、狭い屋
根上ではその打ち込み作業が非常に困難となる欠点があ
った。
図イ、ロ構造の使用寸法に合わせて現場で切断加工する
手間がかかり、また貫Ｄが木質であるから腐蝕等耐久性
に劣る欠点があった。また、水切り材Ｅを固定する釘Ｈ
は、防水上貫Ｄの側面から打ち込む必要があり、狭い屋
根上ではその打ち込み作業が非常に困難となる欠点があ
った。
しかも水切り材Ｅの止着強度を得るには釘Ｈの打ち込み
箇所もそれだけ増やす必要があるので施工が非常に面倒
となる欠点があった。
箇所もそれだけ増やす必要があるので施工が非常に面倒
となる欠点があった。
この考案は上記問題に鑑み、雨仕舞いのための接合施工
が容易で、しかも耐久性ある外壁と屋根面との接合構造
を提供することを目的としてなされたものである。
が容易で、しかも耐久性ある外壁と屋根面との接合構造
を提供することを目的としてなされたものである。
即ち、この考案の外壁と屋根面との接合構造は、屋根面
から立ち上がる外壁に沿って屋根野地面に葺かれた屋根
材上に、発泡体製の面戸材が敷かれ、該面戸材は板状の
抑え部材により上記屋根材表面に押さえ付けられ、この
抑え部材および面戸材を覆う斜辺部と上記壁面に沿う基
部立辺部よりなる水切り材が上記立辺部において壁面に
固定され前記斜辺部の先端折り返し辺を上記抑え部材に
係止固定してなることを特徴とするものである。
から立ち上がる外壁に沿って屋根野地面に葺かれた屋根
材上に、発泡体製の面戸材が敷かれ、該面戸材は板状の
抑え部材により上記屋根材表面に押さえ付けられ、この
抑え部材および面戸材を覆う斜辺部と上記壁面に沿う基
部立辺部よりなる水切り材が上記立辺部において壁面に
固定され前記斜辺部の先端折り返し辺を上記抑え部材に
係止固定してなることを特徴とするものである。
次にこの考案の実施例を説明する。
第１図はこの考案の実施例の、平行壁際の断面図であ
る。
る。
第１図の接合構造は、二階壁１から軒先に向かい傾斜す
る屋根野地面２に葺いた屋根材３のうち、壁１に沿って
葺かれた最上段の屋根材３の後端部上に樹脂発泡体製の
面戸材４が敷かれ、その上に載置した抑え部材５から釘
６が面戸材４、屋根材３、瓦桟７を通し屋根野地面２に
打たれ、これで面戸材４が圧縮状態で固定され、さらに
面戸材４および抑え部材５を覆って水切り材７が配置さ
れる。この水切り材７は第２図に示すように立辺部7aと
斜め下方へ傾斜する斜辺部7bを有する金属部材であっ
て、斜辺部7bの先端に下面側に折り返したフック部８が
形成されており、該フック部８を前記抑え部材５に引っ
掛けた状態で立辺部7aが二階壁１の下地に釘９にて留め
付けられる。
る屋根野地面２に葺いた屋根材３のうち、壁１に沿って
葺かれた最上段の屋根材３の後端部上に樹脂発泡体製の
面戸材４が敷かれ、その上に載置した抑え部材５から釘
６が面戸材４、屋根材３、瓦桟７を通し屋根野地面２に
打たれ、これで面戸材４が圧縮状態で固定され、さらに
面戸材４および抑え部材５を覆って水切り材７が配置さ
れる。この水切り材７は第２図に示すように立辺部7aと
斜め下方へ傾斜する斜辺部7bを有する金属部材であっ
て、斜辺部7bの先端に下面側に折り返したフック部８が
形成されており、該フック部８を前記抑え部材５に引っ
掛けた状態で立辺部7aが二階壁１の下地に釘９にて留め
付けられる。
尚、前記の抑え部材５は第３図のように略Ｌ字形に成形
された金属板であって、釘打ちのための長穴10が要所々
々に開設されている。
された金属板であって、釘打ちのための長穴10が要所々
々に開設されている。
第４図はこの考案の実施例の、流れ壁際の断面図であ
る。
る。
二階壁１に沿って葺かれた屋根傾斜方向に位置する屋根
材３の上に樹脂発泡体製の面戸材４が敷かれる一方、二
階壁１と屋根野地面２とのコーナー部に第５図に示す抑
え部材11が配置され、かつ釘12で二階壁１の下地に固定
される。抑え部材11は変形のコ字形形状を呈し、下辺部
11aに屋根材下面を支える折曲部13が設けられ、上辺部1
1bは弾性の生じやすい逆山形に屈曲され、この上辺部11
bが上記面戸材４に上から当て付けられる。
材３の上に樹脂発泡体製の面戸材４が敷かれる一方、二
階壁１と屋根野地面２とのコーナー部に第５図に示す抑
え部材11が配置され、かつ釘12で二階壁１の下地に固定
される。抑え部材11は変形のコ字形形状を呈し、下辺部
11aに屋根材下面を支える折曲部13が設けられ、上辺部1
1bは弾性の生じやすい逆山形に屈曲され、この上辺部11
bが上記面戸材４に上から当て付けられる。
面戸材４および抑え部材11を覆う水切り材14は第６図に
示すように、立辺部14aと斜辺部14bとを有し、斜辺部14
bの先端を下面側に折り返して舌片15が形成されてい
る。水切り材14はその舌片15を、面戸材４と抑え部材上
辺部11bとの間に挿入され、かつ立辺部14aが二階壁１の
下地に釘９にて留め付けられる。そして抑え部材上辺部
11bの弾性力で面戸材４が圧縮されると共に、水切り材
舌片15が面戸材４と上辺部11bとの間に挟み付けられ
る。
示すように、立辺部14aと斜辺部14bとを有し、斜辺部14
bの先端を下面側に折り返して舌片15が形成されてい
る。水切り材14はその舌片15を、面戸材４と抑え部材上
辺部11bとの間に挿入され、かつ立辺部14aが二階壁１の
下地に釘９にて留め付けられる。そして抑え部材上辺部
11bの弾性力で面戸材４が圧縮されると共に、水切り材
舌片15が面戸材４と上辺部11bとの間に挟み付けられ
る。
この考案の外壁と屋根面との接合構造によれば、第１
図、第４図のいずれの場合でも木質の貫を用いることな
く接合でき、しかも発泡体製面戸材４、これを屋根材３
押し付ける抑え部材５、11およびこれら両者４、５、11
を覆う水切り材７、14によって、接合部の防水性を高め
ることができる。
図、第４図のいずれの場合でも木質の貫を用いることな
く接合でき、しかも発泡体製面戸材４、これを屋根材３
押し付ける抑え部材５、11およびこれら両者４、５、11
を覆う水切り材７、14によって、接合部の防水性を高め
ることができる。
この考案は以上説明したように、木製の貫を使わないの
で現場での採寸切断等の手間が省略でき、さらに水切り
材はフック部８又は舌片15部分で抑え部材５又は抑え部
材上辺部11bにより係止され、他辺を壁１に釘打ち固定
すれば良いので、従来のような貫部分のような狭い箇所
への釘打ち作業が無くなり施工が容易となる。
で現場での採寸切断等の手間が省略でき、さらに水切り
材はフック部８又は舌片15部分で抑え部材５又は抑え部
材上辺部11bにより係止され、他辺を壁１に釘打ち固定
すれば良いので、従来のような貫部分のような狭い箇所
への釘打ち作業が無くなり施工が容易となる。
また、水切り材と屋根面との間の隙間は発泡体製面戸材
４で充填されるため防水性も良く、さらに上記固定構造
により止着強度が強く耐久性にも優れるなど種々の実用
的効果を有する。
４で充填されるため防水性も良く、さらに上記固定構造
により止着強度が強く耐久性にも優れるなど種々の実用
的効果を有する。
第１図はこの考案の実施例の平行壁際の断面図、第２図
は水切り材の斜視図、第３図は抑え部材の斜視図、第４
図は流れ壁際の断面図、第５図抑え部材の斜視図、第６
図は水切り材の斜視図、第７図イ、ロは従来例の断面図
である。
は水切り材の斜視図、第３図は抑え部材の斜視図、第４
図は流れ壁際の断面図、第５図抑え部材の斜視図、第６
図は水切り材の斜視図、第７図イ、ロは従来例の断面図
である。
Claims (1)
- 【請求項１】屋根面から立ち上がる外壁に沿って屋根野
地面に葺かれた屋根材上に、発泡体製の面戸材が敷か
れ、該面戸材は板状の抑え部材により上記屋根材表面に
押さえ付けられ、この抑え部材および面戸材を覆う斜辺
部と上記壁面に沿う基部立辺部よりなる水切り材が上記
立辺部において壁面に固定され前記斜辺部の先端折り返
し辺を上記抑え部材に係止固定してなることを特徴とす
る外壁と屋根面との接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989023362U JPH0732724Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 外壁と屋根面との接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989023362U JPH0732724Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 外壁と屋根面との接合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02113638U JPH02113638U (ja) | 1990-09-11 |
| JPH0732724Y2 true JPH0732724Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31242283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989023362U Expired - Lifetime JPH0732724Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 外壁と屋根面との接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732724Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2573449Y2 (ja) * | 1991-11-28 | 1998-05-28 | 三和シヤッター工業株式会社 | 屋根材の壁納まり構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519774U (ja) * | 1978-07-27 | 1980-02-07 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1989023362U patent/JPH0732724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02113638U (ja) | 1990-09-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |