JP3705318B2 - 返し庇の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、住宅の切妻の妻壁側の軒先部に設けられる返し庇の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅の軒先部に返し庇を設けることによって、住宅の屋根の外観に変化を持たせ、意匠性を向上させることが考えられている。
【0003】
かかる返し庇は、軒先の妻壁側の端部に庇用の骨組を組み、これに屋根部分を構成するカバーや軒裏材を固定し、更に、軒先屋根と庇屋根との間に外壁板を張付けて施工される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の返し庇であって特に木造住宅に設けられるものにおいては、数多くの作業工程が必要であって、屋根全体から見ると小さな部分であっても、手間と時間を要する欠点があった。
【0005】
この発明は、このような従来の欠点を解消して、主に木造住宅に用いられる返し庇を、より簡単で且つ短時間で施工できるようにすることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、軒先部をその妻壁側へ折返すようにして設けられる返し庇であって、軒先の屋根部下方において、予め一体形成され且つその一辺が屋根の傾斜方向に沿った直角三角形状の下地フレームが、垂直な他の一辺において建物躯体の垂直面へ固定されて、この下地フレームを軒先方向へ突出させて設け、この下地フレームの外側に、軒先の先端の第1の軒先母屋と、木造柱の妻側の側面にその一端を固定される第2の軒先母屋と、それら第1の軒先母屋と第2の軒先母屋の先端間に固定された第3の軒先母屋とによって前記返し庇の外周に沿った外周フレームを構成し、この軒先母屋によって囲まれる外周フレーム内の空間を覆うようにして返し庇カバーを取付けている。
【0007】
そして、このカバーの上部側において、前記下地フレームには妻壁に連続するようにして三角形状の外壁板を張付け、更に、前記軒先母屋の外側面に設けた鼻隠板の外側に沿って軒樋を取り付けてなることを特徴とする。
【0008】
また、木造住宅においては、通常、上記下地フレームは、木材からなるものである。
【0009】
更に、上記外壁板の裏側において、返し庇カバーの端部を前記下地フレームへ固定するものが提供される。
【0010】
また、前記外壁板には、妻壁と連続するようにして吹付け塗装を施すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、木造住宅の軒先部における返し庇(1)を妻壁正面方向から見た外観側面図、図2は、同じく垂直断面を示している。
【0012】
図2において、(2)は建物の構造躯体を構成する木造柱、(3)は、その木造柱(2)の上端に架設された軒桁である。(4)はその軒桁(3)上を通って軒先まで突出した垂木を示している。
【0013】
(5)は、返し庇(1)を構成する返し庇下地フレームであって、この返し庇下地フレーム(5)は、三辺を形成する木枠材(6)(7)(8)を予め一体に接合した直角三角形状をなしており、その斜辺部を構成する木枠材(8)が前記垂木(4)の下面に沿うようにして、屋根傾斜面と同傾斜で傾斜した状態で、前記軒桁(3)及び木造柱(2)等からなる構造躯体の外側に当接して取り付けられている。以下、この返し庇下地フレーム(5)の取り付けからほぼ完成までの行程を図3以下に従って順次説明する。
【0014】
まず、図3において、返し庇下地フレーム(5)は、その垂直辺を構成する木枠材(7)を、木造柱(2)の上端部外側面へ当接して釘打ちして取り付けられ、その後、この返し庇下地フレーム(5)を囲むようにして、軒先母屋(9)(10)(11)が施工される。
【0015】
(9)は桁行方向に沿って軒先の先端に取り付けられる第1の軒先母屋であって、前記図2で示すように、垂木(4)の先端に固定されている。(10)は同じく桁行方向ではあるが、木造柱(2)の妻側の側面にその一端を固定される第2の軒先母屋であって、先にこの木造柱(2)の側面へ釘打ちされた下地木(12)を利用してその側面に釘打ちされる。そして、これら第1と第2の軒先母屋(9)(10)の先端間に跨って、第3の軒先母屋(11)が固定されて、妻壁よりも外方へ突出した返し庇の外周フレームを構成する。
【0016】
次に、妻壁の破風部を構成する破風下地木(13)が、その先端を第3の軒先母屋(11)の軒先方向の先端部上面へ固定するようにして取り付けられる。そして、この破風下地木(13)の先端部分と緩衝しないようにしてアルミニウム材或いはその他の材料からなる破風カバー(14)が、第2、第3の軒先母屋(10)(11)の上面へビス止め或いは釘止めして固定され、軒先母屋(9)(10)(11)の内側の空間部を、必要な範囲だけ被覆する。これによって、返し庇(1)の屋根部分が形成されることになる。また、返し庇カバー(14)の奥側の端部が上方に立ち上げられ、この立ち上げ片(15)が、前記返し庇下地フレーム(5)の下辺を構成する水平な木枠材(6)の側面へ、釘打ち等によって固定される。
【0017】
次に、図5において、破風下地木(13)には化粧材としての破風板材(16)と、その破風板材(16)の上端側を覆う水切りカバー(17)が取り付けられ、妻壁と前記返し庇下地フレーム(5)の外側面に、外壁サイディング材(18)が連続するようにして打ち付けられる。さらに、このサイディング材(18)の外表面に吹き付け塗装が行われる。
【0018】
なお、図1において、軒先母屋(9)(10)(11)の外側面には、鼻隠板(19)が設けられ、また、その外側に沿って、軒樋(20)が取り付けられている。また、図2で示すように、軒先先端部分の軒先母屋(9)と外壁側とに跨って、軒裏野縁(21)が固定され、その下側に軒裏板(図示せず)が張りつけられる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、予め一体に形成された下地フレームを軒先方向へ突出させて建物へ躯体へ固定して、この下地フレームと軒先母屋との間に庇カバーを取り付け、また、下地フレームには外壁板を張り付けてなるものであるから、逐次、この返し庇の骨組を構成するための木材等を現場で打ち付けて構成する必要がなく、作業工数が大幅に削減され、施工時間を短縮し、コストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】返し庇部分を妻壁正面工法から見た外観側面図である。
【図2】返し庇部分の垂直断面図である。
【図3】返し庇下地フレームと軒先母屋の取付け構造を示す要部の分解斜視図である。
【図4】返し庇カバーの取付け方法を示す要部の分解斜視図である。
【図5】妻壁と返し庇部分への外壁サイディング材の張り付け方法を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
(1) 返し庇
(2) 木造柱
(3) 軒桁
(5) 返し庇下地フレーム
(9)(10)(11) 軒先母屋
(14) 返し庇カバー
(18) 外壁サイディング材

Claims (4)

  1. 軒先部をその妻壁側へ折返すようにして設けられる返し庇であって、軒先の屋根部下方において、予め一体形成され且つその一辺が屋根の傾斜方向に沿った直角三角形状の下地フレームが、垂直な他の一辺において建物躯体の垂直面へ固定されて、この下地フレームを軒先方向へ突出させて設け、この下地フレームの外側に、軒先の先端の第1の軒先母屋と、木造柱の妻側の側面にその一端を固定される第2の軒先母屋と、それら第1の軒先母屋と第2の軒先母屋の先端間に固定された第3の軒先母屋とによって前記返し庇の外周に沿った外周フレームを構成し、この軒先母屋によって囲まれる外周フレーム内の空間を覆うようにして返し庇カバーを取付け、このカバーの上部側において、前記下地フレームには妻壁に連続するようにして三角形状の外壁板を張付け、更に、前記軒先母屋の外側面に設けた鼻隠板の外側に沿って軒樋を取り付けてなることを特徴とする返し庇の構造。
  2. 上記下地フレームは、木材からなるものである請求項記載の返し庇の構造。
  3. 上記外壁板の裏側において、返し庇カバーの端部を前記下地フレームへ固定してなる請求項1又は2記載の返し庇の構造。
  4. 前記外壁板には、妻壁と連続するようにして吹付け塗装を施してなる請求項1から3のいずれかに記載の返し庇の構造。
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