JPH0746660Y2 - 取付金具 - Google Patents
取付金具Info
- Publication number
- JPH0746660Y2 JPH0746660Y2 JP1989082110U JP8211089U JPH0746660Y2 JP H0746660 Y2 JPH0746660 Y2 JP H0746660Y2 JP 1989082110 U JP1989082110 U JP 1989082110U JP 8211089 U JP8211089 U JP 8211089U JP H0746660 Y2 JPH0746660 Y2 JP H0746660Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting bracket
- fitting
- fixed
- roof plate
- fitting piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、屋根板等の止着に用いられる取付金具に関す
るものである。
るものである。
(ロ)従来の技術 第3図により従来の取付金具について説明するが、これ
は、縦葺屋根板(15)の止着を示している。
は、縦葺屋根板(15)の止着を示している。
その取付金具は、上部(8)・上部(8)の両端縁を折
り下げた起立部(10)・起立部(10)より切り起こされ
下向きに羽根のように開いたスプリング片(9)・起立
部(10)をそれぞれ外側方向に折り曲げた水平板(11)
から成っている。
り下げた起立部(10)・起立部(10)より切り起こされ
下向きに羽根のように開いたスプリング片(9)・起立
部(10)をそれぞれ外側方向に折り曲げた水平板(11)
から成っている。
このように、スプリング片(9)は起立部(10)から三
方が切り離されることで設けられ、それ自身のスプリン
グバックを得やすくなっている。
方が切り離されることで設けられ、それ自身のスプリン
グバックを得やすくなっている。
この取付金具をたる木に固定し、その上から比較的薄い
0.35〜0.5mm位の縦葺屋根板(15)に嵌めると、スプリ
ング片(9)は、両方とも縦葺屋根板(15)に押されて
一旦内側に入り、次いで、スプリング片(9)のスプリ
ングバックにより、ある程度は戻った状態で嵌合する。
0.35〜0.5mm位の縦葺屋根板(15)に嵌めると、スプリ
ング片(9)は、両方とも縦葺屋根板(15)に押されて
一旦内側に入り、次いで、スプリング片(9)のスプリ
ングバックにより、ある程度は戻った状態で嵌合する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来の取付金具は、起立部から三方を切り離してスプリ
ング片を形成しているため、それ自身のスプリングバッ
クが得やすくなっている。
ング片を形成しているため、それ自身のスプリングバッ
クが得やすくなっている。
このため、比較的厚い0.8〜1.0mm位の屋根板を嵌合させ
た場合、スプリング片が内側に曲がったままになり、屋
根板と密着せずにガタついたり外れやすかったりした。
た場合、スプリング片が内側に曲がったままになり、屋
根板と密着せずにガタついたり外れやすかったりした。
本考案の取付金具はこのような問題点を解決するための
ものであり、屋根板等を嵌合させるときに、嵌合片が固
定していて動かないことを特徴とする。
ものであり、屋根板等を嵌合させるときに、嵌合片が固
定していて動かないことを特徴とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の取付金具は、これまで述べた問題点を解決する
ために、次のような構成になっている。
ために、次のような構成になっている。
上面と、上面の左右から下向きに開いて形成された嵌合
片を設ける。嵌合片は、その両側に形成された側面を介
して、上面の左右を折り下げて形成された支持部に固定
されている。
片を設ける。嵌合片は、その両側に形成された側面を介
して、上面の左右を折り下げて形成された支持部に固定
されている。
さらに、それぞれの支持部を略直角に外側方向に折り曲
げ、固定面を形成している。
げ、固定面を形成している。
(ホ)作用 この取付金具の固定面を下地材に止着し、次に屋根板等
の係合部を取付金具の上面にかぶせ、足で踏みつける等
して嵌める。このとき、取付金具の嵌合片は、その両側
に形成された側面を介して支持部に固定されているため
動かない。
の係合部を取付金具の上面にかぶせ、足で踏みつける等
して嵌める。このとき、取付金具の嵌合片は、その両側
に形成された側面を介して支持部に固定されているため
動かない。
一方、屋根板等の係合部は一旦広がるものの、スプリン
グバックの働きにより元の形状に戻り、取付金具の嵌合
片にしっかり嵌まる。
グバックの働きにより元の形状に戻り、取付金具の嵌合
片にしっかり嵌まる。
(ヘ)実施例 第1図及び第2図により、本考案の第一実施例について
説明する。
説明する。
第1図に見られるように、この取付金具(1)は、上面
(2)と、上面(2)の左右から下向きに開いて形成さ
れた嵌合片(3)とを有しており、嵌合片(3)は、そ
の両側に形成された側面(14)を介して支持部(4)に
固定され、支持部(4)は、それぞれ外側方向に折り曲
げて固定面(5)を形成している。
(2)と、上面(2)の左右から下向きに開いて形成さ
れた嵌合片(3)とを有しており、嵌合片(3)は、そ
の両側に形成された側面(14)を介して支持部(4)に
固定され、支持部(4)は、それぞれ外側方向に折り曲
げて固定面(5)を形成している。
そして、本実施例の場合には、取付金具(1)をたる木
に取り付けて用いるため、固定面(5)の一方に爪
(6)を、もう一方に穴(7)を設けている。爪(6)
は、取付金具(1)がたる木から外れるのを防ぐととも
に、穴(7)の設けられた固定面(5)を止着する際の
ずれ止めにもなっている。
に取り付けて用いるため、固定面(5)の一方に爪
(6)を、もう一方に穴(7)を設けている。爪(6)
は、取付金具(1)がたる木から外れるのを防ぐととも
に、穴(7)の設けられた固定面(5)を止着する際の
ずれ止めにもなっている。
次に、第4図により、本考案の取付金具(1)の取付状
態を説明するが、これは横葺きの屋根板(12)を施工し
た状態を表している。
態を説明するが、これは横葺きの屋根板(12)を施工し
た状態を表している。
まず、屋根板(12)のピッチに応じて爪穴のあけられた
金属たる木(13)を配設し、その爪穴に取付金具(1)
の爪(6)を嵌入する。次いで穴(7)に止着具を入れ
て取付金具(1)を金属たる木(13)に止着する。この
ようにして固定された取付金具(1)の上面(2)に屋
根板(12)の係合部をかぶせ、その上から足で踏みつけ
て屋根板(12)を取付金具(1)に嵌める。
金属たる木(13)を配設し、その爪穴に取付金具(1)
の爪(6)を嵌入する。次いで穴(7)に止着具を入れ
て取付金具(1)を金属たる木(13)に止着する。この
ようにして固定された取付金具(1)の上面(2)に屋
根板(12)の係合部をかぶせ、その上から足で踏みつけ
て屋根板(12)を取付金具(1)に嵌める。
しかし、この取付金具(1)の嵌合片(3)は、その両
側に形成された側面(14)を介して支持部(4)に固定
され、支持部(4)と一体化しているため、上から足で
踏みつけたとしても固定したまま動かない。
側に形成された側面(14)を介して支持部(4)に固定
され、支持部(4)と一体化しているため、上から足で
踏みつけたとしても固定したまま動かない。
一方、屋根板(12)の係合部は、取付金具(1)の嵌合
片(3)に押されて一旦両外側方向に広がるものの、ス
プリングバックの働きにより元の状態に戻りしっかり嵌
合する。
片(3)に押されて一旦両外側方向に広がるものの、ス
プリングバックの働きにより元の状態に戻りしっかり嵌
合する。
また、第二実施例については図面を略すが、第一実施例
の取付金具(1)とほとんど同じ構成になっており、上
面(2)と、上面(2)の左右から下向きに開いて形成
された嵌合片(3)とを有しており、嵌合片(3)は、
その両側に形成された側面(14)を介して支持部(4)
に固定され、支持部(4)は、それぞれ外側方向に折り
曲げて固定面(5)を形成している。
の取付金具(1)とほとんど同じ構成になっており、上
面(2)と、上面(2)の左右から下向きに開いて形成
された嵌合片(3)とを有しており、嵌合片(3)は、
その両側に形成された側面(14)を介して支持部(4)
に固定され、支持部(4)は、それぞれ外側方向に折り
曲げて固定面(5)を形成している。
しかし、第一実施例と異なり固定面(5)には爪(6)
が設けられておらず、双方の固定面(5)を止着具等で
止着したり、溶接したりして固着するようになってい
る。このため、第二実施例の取付金具(1)は、爪穴の
ある特殊な金属たる木(13)に限らず、通常の金属たる
木(13)や野地板等の下地材及び母屋に対しても取り付
け可能なものである。
が設けられておらず、双方の固定面(5)を止着具等で
止着したり、溶接したりして固着するようになってい
る。このため、第二実施例の取付金具(1)は、爪穴の
ある特殊な金属たる木(13)に限らず、通常の金属たる
木(13)や野地板等の下地材及び母屋に対しても取り付
け可能なものである。
また、この取付金具を用いて屋根板等を取り付けるなら
ば、足で踏み付ける等の簡単な作業で嵌めることができ
るので、施工時間の短縮にもつながる。
ば、足で踏み付ける等の簡単な作業で嵌めることができ
るので、施工時間の短縮にもつながる。
さらに、この取付金具は、あらかじめ下地材等に止着し
て用いるので、横葺きの屋根板を葺く際には、上からも
下からも葺くことができるという利点もある。
て用いるので、横葺きの屋根板を葺く際には、上からも
下からも葺くことができるという利点もある。
そのうえ、フープ材を用いてプレス成型で簡単に作るこ
とができる。
とができる。
(ト)効果 本考案の取付金具の大きな特徴は、上面と、上面の左右
から下向きに開いて形成された嵌合片が設けられ、その
嵌合片が、その両側に形成された側面を介して、上面の
左右から折り下げて形成された支持部に固定されている
ことで、強度のあるものになったことである。
から下向きに開いて形成された嵌合片が設けられ、その
嵌合片が、その両側に形成された側面を介して、上面の
左右から折り下げて形成された支持部に固定されている
ことで、強度のあるものになったことである。
このような構成を有する取付金具を用いて屋根板等を取
り付けるならば、その係合部を上からかぶせて足で踏み
つけることで、屋根板を取付金具にしっかり嵌めること
ができる。
り付けるならば、その係合部を上からかぶせて足で踏み
つけることで、屋根板を取付金具にしっかり嵌めること
ができる。
さらに説明を加えると、この取付金具の効果は、その嵌
合片の方は固定していて動かず、屋根板等の係合部の方
がスプリングバックの働きにより一旦両外側方向に広が
ったのちに、再び元の形状に戻って嵌合することを生か
したのである。このため、厚物の屋根板を取付金具に嵌
合させても、嵌合片が内側に曲がってしまい外れ易くな
ってしまうという問題が生じることは無くなる。
合片の方は固定していて動かず、屋根板等の係合部の方
がスプリングバックの働きにより一旦両外側方向に広が
ったのちに、再び元の形状に戻って嵌合することを生か
したのである。このため、厚物の屋根板を取付金具に嵌
合させても、嵌合片が内側に曲がってしまい外れ易くな
ってしまうという問題が生じることは無くなる。
第1図は本考案の第一実施例を示す斜視図、第2図は本
考案の第一実施例を表す側面図、第3図は従来技術の取
付状態を表す説明図、第4図は第一実施例の取付状態を
表す説明図である。 (1)取付金具、(2)上面 (3)嵌合片、(4)支持部 (5)固定面、(6)爪 (7)穴、(8)上部 (9)スプリング片、(10)起立部 (11)水平板、(12)屋根板 (13)金属たる木、(14)側面 (15)縦葺屋根板
考案の第一実施例を表す側面図、第3図は従来技術の取
付状態を表す説明図、第4図は第一実施例の取付状態を
表す説明図である。 (1)取付金具、(2)上面 (3)嵌合片、(4)支持部 (5)固定面、(6)爪 (7)穴、(8)上部 (9)スプリング片、(10)起立部 (11)水平板、(12)屋根板 (13)金属たる木、(14)側面 (15)縦葺屋根板
Claims (1)
- 【請求項1】上面と、上面の左右から下向きに開いて形
成された嵌合片が設けられた取付金具であって、前記嵌
合片が、その両側に形成された側面を介して、上面の左
右を折り下げて形成された支持部に固定され、それぞれ
の支持部が外側方向に折り曲げられて固定面が設けられ
ていることを特徴とする取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989082110U JPH0746660Y2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | 取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989082110U JPH0746660Y2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | 取付金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0324520U JPH0324520U (ja) | 1991-03-13 |
JPH0746660Y2 true JPH0746660Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31628636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989082110U Expired - Lifetime JPH0746660Y2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | 取付金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746660Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734259Y2 (ja) * | 1977-07-08 | 1982-07-28 | ||
JPS6238319U (ja) * | 1985-08-26 | 1987-03-06 |
-
1989
- 1989-07-12 JP JP1989082110U patent/JPH0746660Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0324520U (ja) | 1991-03-13 |
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