JP2577250Y2 - 玄関床用防水パネル - Google Patents

玄関床用防水パネル

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JP2577250Y2
JP2577250Y2 JP1992057855U JP5785592U JP2577250Y2 JP 2577250 Y2 JP2577250 Y2 JP 2577250Y2 JP 1992057855 U JP1992057855 U JP 1992057855U JP 5785592 U JP5785592 U JP 5785592U JP 2577250 Y2 JP2577250 Y2 JP 2577250Y2
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panel
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floor
waterproof
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雅昭 立住
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、玄関床の仕上げ工期を
大幅に短縮できる防水機能に優れた玄関床用防水パネル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、玄関床の施工方法としては、床地
材に防水マットを敷設してモルタルを張り、その表面を
化粧タイルで仕上げる湿式工法が一般に採用されてい
た。けれども最近では、合成樹脂製パネルを床地材にビ
ス止めし、その表面を化粧シート等で仕上げるパネル工
法を採用することも多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の湿式工法で玄関
床を施工する場合は、モルタルの乾燥やタイル張り作業
に時間を要するため工期が長くなり、しかも、ドアフレ
ームまわりや玄関床周囲の立上がり部分から漏水しやす
いという問題がある。一方、パネル工法で玄関床を施工
する場合は工期を短縮できるという利点を有するが、や
はりドアフレームまわりから漏水しやすく、特に、パネ
ルを床地材にビス止めするため、防水パッキン等を使用
してもビス孔からの漏水を完全には防止できないという
問題があった。
【0004】本考案は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、工期を大幅に短縮するこ
とができ、しかも漏水を完全に防止することができる玄
関床用防水パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の玄関床用防水パネルは、合成樹脂製パネル
の前端縁に、ドアフレームの下枠が嵌め込まれるドアフ
レーム装着用の凹段部を前方に突き出して一体形成する
と共に、この凹段部を除いてパネル周囲に立上がり壁を
一体形成し、この立上がり壁の上部にビス孔を穿設した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の玄関床用防水パネルは玄関の床地材の
上に載置され、ビス孔を利用して立上がり壁を周りの床
桟等にビス止めして取付けられる。そして、パネル上面
には化粧シート等が貼付けられ、パネル前端縁の凹段部
には玄関のドアフレームの下枠が嵌め込まれる。このよ
うに、本考案の玄関床用防水パネルは、これを床地材に
載置して立上がり壁をビス止めし、化粧シートを貼付け
るだけの簡単な作業で玄関床を施工できるものであるか
ら、従来の湿式工法に比べると工期を大幅に短縮するこ
とができる。
【0007】しかも、この玄関床用防水パネルは周囲に
立上がり壁を一体形成した継ぎ目のない合成樹脂製パネ
ルであって、ビス孔を立上がり壁上部に穿設したもので
あるため、周囲から漏水する心配がなく、更にドアフレ
ーム装着用の凹段部も継ぎ目なく一体形成されているた
め、従来のようにドアフレームまわりから漏水する心配
もない。
【0008】また、本考案の防水パネルのようにドアフ
レーム装着用の凹段部が前方に突き出して一体形成され
ていると、ドアフレームの下枠を凹段部に嵌め込むこと
によって、ドアフレームがパネルの内側へ侵入しないよ
うに、且つ、下枠の上面とパネルの上面との間に段差が
殆ど生じないように、ドアフレームを簡単且つ体裁良く
取付けることができ、凹段部でドアフレームを確実に支
持してドアフレームまわりの防漏性を高めることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳述
する。
【0010】図1は本考案の玄関床用防水パネルの一実
施例を示す斜視図、図2は同パネルを用いて施工した玄
関床の断面図、図3は同パネルの凹段部にドアフレーム
を取付けた状態を示す部分断面図である。
【0011】図例の玄関床用防水パネルは、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂を射出成形したも
の、或は不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂等で成形
したものであって、図1に示すように、この合成樹脂製
パネル1の前端縁中間部1aが前方へ突出しており、こ
の中間部1aの先端に一段低いドアフレーム装着用の凹
段部1bが一体形成されている。そして、この凹段部1
bを除くパネル周囲に立上がり壁1cが一体形成され、
その上部に長円形のビス孔1dが適当間隔をあけて複数
穿設されている。
【0012】このパネル1は略正方形の平面形状をして
いるが、パネルの形状や大きさは特に限定されるもので
はなく、一般的な玄関の形状や床面積を考慮して適宜決
定すればよい。このパネル1の厚さは約3mm以上とす
るのが望ましく、これより薄くなると強度や剛性が小さ
くなり、荷重を受けたときパネル1が凹んでベコツキを
生じる恐れが出てくる。
【0013】パネル周囲の立上がり壁1cは薄くてもよ
いが、この立上がり壁1cはパネル周囲からの漏水を防
止する役目を果たすものであるから、その高さを約30
mm以上としてパネル上面からビス孔1dまで少なくと
も約20mmのクリアランスを確保することが望まし
い。また、凹段部1bの段差はドアフレームの下枠の高
さより少し浅く設定し、図3に示すようにドアフレーム
3の下枠3aを嵌め込んだとき、該下枠3aの上面とパ
ネル上の化粧シート4の表面が面一となるようにして歩
行者がつまずくのを防止することが望ましい。
【0014】以上のような構成の玄関床用防水パネルを
用いて玄関床を施工する場合は、まず、図2に示すよう
に該パネル1を根太等の床地材2の上に載置し、立上が
り壁1cのビス孔からビス5を周りの床桟6にねじ込ん
で立上がり壁1cを固定すると共に、接着剤等を用いて
パネル1の中央部を床地材2に固定する。次いで、框材
8や壁材9を取付けて立上がり壁1cの上端を被覆し、
更に化粧シート4をパネル1上面に貼付けると共に、図
3に示すようにドアフレーム3の下枠3aを凹段部1b
に嵌め込んで、玄関の床工事を完了する。
【0015】上記のように、この玄関床用防水パネル
は、ビス5と接着剤でパネル1を固定する作業と、化粧
シート4を貼付ける作業と、ドアフレーム3を嵌め込ん
で取付ける作業を行うだけで、簡単に玄関の床工事を完
了することができ、従来の湿式工法のように、防水マッ
トを敷設することも、モルタルを流して乾燥させること
も、表面タイルを張ることも、周囲に立上げ部材を設け
てコーキングシールすることも全て不要となるため、工
期を大幅に短縮することが可能となる。
【0016】しかも、このパネル1は周囲に立上がり壁
1cを一体形成した継ぎ目のない合成樹脂製パネルであ
って、ビス孔1dを立上がり壁1cの上部に穿設したも
のであるため、周囲から漏水する心配がなく、またドア
フレーム装着用の凹段部1bも継ぎ目なく一体形成され
ているため、従来のようにドアフレームまわりから漏水
する心配もない。従って、このパネル1を用いて施工し
た玄関床は、優れた防水効果を発揮することができる。
また、このパネル1のようにドアフレーム装着用の凹段
部1bが前方に突き出して一体形成されていると、ドア
フレーム3の下枠3aを凹段部1bに嵌め込むことによ
って、ドアフレーム3がパネル1の内側へ侵入しないよ
うに、且つ、下枠3aの上面とパネル上面の化粧シート
4の表面とが面一となるように、ドアフレーム3を簡単
且つ体裁良く取付けることができ、凹段部1bでドアフ
レーム3を確実に支持してドアフレームまわりの防漏性
を高めることができる。
【0017】図4は本考案の他の実施例に係る玄関床用
防水パネルを用いて施工した玄関床の断面図である。
【0018】この実施例の玄関床用防水パネルは2階以
上の玄関床に適用されるもので、合成樹脂製パネル1の
裏面中央部に複数本のボルト1eがインサート成形され
ている。その他の構成は前記実施例の防水パネルと同様
であるので、図4において同一部材に同一符号を付し、
説明を省略する。
【0019】このような構成の防水パネルは、裏面のボ
ルト1eをナット7で締付けてパネル中央部が浮き上が
らないように根太等の床地材2に簡単に固定できるた
め、前記実施例の防水パネルよりも作業性が更に良くな
るという利点がある。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の玄関床用防水パネルは、施工性が良く工期を大幅に短
縮でき、しかも優れた防水効果を発揮し、ドアフレーム
がパネルの内側へ浸入しないように、且つ、ドアフレー
ムの下枠の上面とパネルの上面との間に段差が殆ど生じ
ないように、ドアフレームの取付を簡単且つ体裁良く行
うことができ、凹段部でドアフレームを確実に支持して
ドアフレームまわりの防漏性も高めることができる等、
顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の玄関床用防水パネルの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】同パネルを用いて施工した玄関床の断面図であ
る。
【図3】同パネルの凹段部にドアフレームを取付けた状
態を示す部分断面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る玄関床用防水パネル
を用いて施工した玄関床の断面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製パネル 1b 凹段部 1c 立上がり壁 1d ビス孔 1e ボルト
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製パネルの前端縁に、ドアフレー
    ムの下枠が嵌め込まれるドアフレーム装着用の凹段部を
    前方に突き出して一体形成すると共に、この凹段部を除
    いてパネル周囲に立上がり壁を一体形成し、この立上が
    り壁の上部にビス孔を穿設して成る玄関床用防水パネ
    ル。
JP1992057855U 1992-07-24 1992-07-24 玄関床用防水パネル Expired - Fee Related JP2577250Y2 (ja)

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JPH0614338U JPH0614338U (ja) 1994-02-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61130551A (ja) * 1984-11-26 1986-06-18 松下電工株式会社 玄関装置

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JPH0614338U (ja) 1994-02-22

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