JPH0634449Y2 - 浴室床構造 - Google Patents
浴室床構造Info
- Publication number
- JPH0634449Y2 JPH0634449Y2 JP15042387U JP15042387U JPH0634449Y2 JP H0634449 Y2 JPH0634449 Y2 JP H0634449Y2 JP 15042387 U JP15042387 U JP 15042387U JP 15042387 U JP15042387 U JP 15042387U JP H0634449 Y2 JPH0634449 Y2 JP H0634449Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathroom
- floor
- waterproof pan
- present
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は浴室床構造に関するもので特に既設のスペース
と浴槽を有する浴室の浴室床構造に関するものである。
と浴槽を有する浴室の浴室床構造に関するものである。
(従来の技術) 従来のユニット浴槽及び浴室床材はその大きさは例えば
定められた規格的の寸法L等により製造され、浴室床材
には周辺の立上り部分も一体となって工場で量産生産が
行なわれていた。
定められた規格的の寸法L等により製造され、浴室床材
には周辺の立上り部分も一体となって工場で量産生産が
行なわれていた。
この種従来の浴室床材としては実開昭60−139863号公報
に示された考案(以下従来技術Aという)であり、第2
図(a)にその断側面図を示す。第2図(a)におい
て、立上り5は、湯水の漏水を防ぐために、床平面6と
一体で規格的の寸法により、工場生産され、壁パネル7
と接合されている。
に示された考案(以下従来技術Aという)であり、第2
図(a)にその断側面図を示す。第2図(a)におい
て、立上り5は、湯水の漏水を防ぐために、床平面6と
一体で規格的の寸法により、工場生産され、壁パネル7
と接合されている。
次に洗い場部分のみの防水床が設けられた従来の浴室床
材9があったが、この種従来の浴室床材としては、実開
昭60−137894号公報に示された考案(以下従来技術Bと
いう)があり第2図(b)にその断面図を示す。この従
来技術Bは、浴室内に設置した浴室床材に切欠部を形成
し、この浴室床材の切欠部に浴槽10を嵌め込んで浴槽を
浴室内に設置すると共に浴槽10の上端部より外側下方へ
折り曲げて形成したエプロン12を浴室床材9の上面に載
せて成る浴室構造であって、第2図(b)に示す如く、
浴槽10のエプロン12は浴室床材9の端部に接合され洗い
場のみの床平面であった。
材9があったが、この種従来の浴室床材としては、実開
昭60−137894号公報に示された考案(以下従来技術Bと
いう)があり第2図(b)にその断面図を示す。この従
来技術Bは、浴室内に設置した浴室床材に切欠部を形成
し、この浴室床材の切欠部に浴槽10を嵌め込んで浴槽を
浴室内に設置すると共に浴槽10の上端部より外側下方へ
折り曲げて形成したエプロン12を浴室床材9の上面に載
せて成る浴室構造であって、第2図(b)に示す如く、
浴槽10のエプロン12は浴室床材9の端部に接合され洗い
場のみの床平面であった。
(考案の解決しようとする問題点) 従来技術による浴室構造においては、前記の通りユニッ
ト浴槽及び浴室床材の大きさは定められた規格的の寸法
により製造され、浴室床材には周辺の立上り部分も一体
となって工場で量産生産が行なわれているため、自由な
大きさの浴室を既存浴室の構成から改修するには少なか
らざる附属作業が必要であるという欠点があった。すな
わち従来技術Aにおいては、第2図(a)に示される如
く立上り5は湯水の漏水を防ぐために、床平面6と一体
であって、壁パネル7と接合され、この立上り5が一体
成形されているために既存浴室が大きい室であると壁パ
ネル7と既存壁8とのむだな空間が大きくなってしまう
し、又既存浴室が小さい面積の室であると前記ユニット
バス及び浴室床材自体を使用できなくなるという欠点が
あった。また、立上りを有する規格化された浴室床材を
製作するには高価な型代を必要とする欠点があった。
ト浴槽及び浴室床材の大きさは定められた規格的の寸法
により製造され、浴室床材には周辺の立上り部分も一体
となって工場で量産生産が行なわれているため、自由な
大きさの浴室を既存浴室の構成から改修するには少なか
らざる附属作業が必要であるという欠点があった。すな
わち従来技術Aにおいては、第2図(a)に示される如
く立上り5は湯水の漏水を防ぐために、床平面6と一体
であって、壁パネル7と接合され、この立上り5が一体
成形されているために既存浴室が大きい室であると壁パ
ネル7と既存壁8とのむだな空間が大きくなってしまう
し、又既存浴室が小さい面積の室であると前記ユニット
バス及び浴室床材自体を使用できなくなるという欠点が
あった。また、立上りを有する規格化された浴室床材を
製作するには高価な型代を必要とする欠点があった。
次に従来技術Bにおける如き洗い場部分のみの浴室床材
を設ける第2図(b)においては、図示の如く浴槽10の
下方に防水工事及び配管工事等が必要であり、又浴室床
材9の壁ユニットパネル側に設ける補強リブ15は壁が専
用ユニットパネルでないと納まらないという欠点があっ
た。又第2図(b−1)に示す浴室床材9と補強リブ15
との取合い部分のシール11が湯水によって汚れる欠点が
あった。又浴槽10はエプロン12がないと浴室床材9が納
まらず既存浴槽のエプロン無しのものの再使用は困難で
あった。またこの浴室床材9を使用するには、浴槽下部
分とともに防水工事、配管工事が必要となるので、工期
及び費用がかかる欠点があった。以上の通り諸欠点を有
する問題点があった。
を設ける第2図(b)においては、図示の如く浴槽10の
下方に防水工事及び配管工事等が必要であり、又浴室床
材9の壁ユニットパネル側に設ける補強リブ15は壁が専
用ユニットパネルでないと納まらないという欠点があっ
た。又第2図(b−1)に示す浴室床材9と補強リブ15
との取合い部分のシール11が湯水によって汚れる欠点が
あった。又浴槽10はエプロン12がないと浴室床材9が納
まらず既存浴槽のエプロン無しのものの再使用は困難で
あった。またこの浴室床材9を使用するには、浴槽下部
分とともに防水工事、配管工事が必要となるので、工期
及び費用がかかる欠点があった。以上の通り諸欠点を有
する問題点があった。
本考案は水漏れのない、浴室床材の広さを自由に設けた
浴室構造を提供することにある。
浴室構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため本考案は浴室床材とその立上
り及び水切りの所定形状、寸法の部材を夫々別体に製作
して準備し、所定の浴室床構造に、工事現場で組立てる
手段をとるものですなわち、FRPの表面とベニヤ下地が
一枚物となっている部材と該部材の下部に形成した補強
材とよりなる浴室床材(以下床防水パンという)と該床
防水パンに連続して側壁を形成する別体の立上り部と、
側壁と既存壁との間に設けた水切り部材とを夫々別体に
製作すると共に、現場で接着剤を用いて組立て浴室床構
造を構成するものである。
り及び水切りの所定形状、寸法の部材を夫々別体に製作
して準備し、所定の浴室床構造に、工事現場で組立てる
手段をとるものですなわち、FRPの表面とベニヤ下地が
一枚物となっている部材と該部材の下部に形成した補強
材とよりなる浴室床材(以下床防水パンという)と該床
防水パンに連続して側壁を形成する別体の立上り部と、
側壁と既存壁との間に設けた水切り部材とを夫々別体に
製作すると共に、現場で接着剤を用いて組立て浴室床構
造を構成するものである。
(作用) 前記の通り浴室床構造を構成し、浴室の床防水パンはFR
Pの表面とベニヤ下地が一枚物となっている部材で周囲
には一体の立上りが設けてない部材であるので、自由な
広さとすることができ、又下部に補強材を設けたので必
要な強度を床防水パンは持っており又別体とした立上り
部と水切り部材を接着剤を以て組立てるようにして所定
の形に形成できると共に水漏れのない浴室を構成できる
のである。
Pの表面とベニヤ下地が一枚物となっている部材で周囲
には一体の立上りが設けてない部材であるので、自由な
広さとすることができ、又下部に補強材を設けたので必
要な強度を床防水パンは持っており又別体とした立上り
部と水切り部材を接着剤を以て組立てるようにして所定
の形に形成できると共に水漏れのない浴室を構成できる
のである。
(実施例) 本考案の一実施例を図面と共に説明する。第1図(a)
は本考案の一実施例の斜視図、第1図(b)は第1図
(a)の平面説明図、第1図(c)は第1図(a)の側
面説明図、第3図は本考案の一実施例の立上り近傍拡大
図、第4図は本考案の一実施例の床防水パン隅部の斜視
図、第5図は本考案の他の実施例の側断面図、第6図は
本考案のその他の実施例の側断面図である。
は本考案の一実施例の斜視図、第1図(b)は第1図
(a)の平面説明図、第1図(c)は第1図(a)の側
面説明図、第3図は本考案の一実施例の立上り近傍拡大
図、第4図は本考案の一実施例の床防水パン隅部の斜視
図、第5図は本考案の他の実施例の側断面図、第6図は
本考案のその他の実施例の側断面図である。
第1図、(a)(b)(c)において、10は浴槽、22は
補強材、25は床防水パン、27は立上り、28は水切りであ
る。
補強材、25は床防水パン、27は立上り、28は水切りであ
る。
第1図(a)(b)(c)に示す如く、図示しない浴室
内にて浴槽10は、床防水パン25の段差の下面の浴槽置場
に配置され段差の上面の部分には洗い場部分が配置され
ている。
内にて浴槽10は、床防水パン25の段差の下面の浴槽置場
に配置され段差の上面の部分には洗い場部分が配置され
ている。
第1図(c)に示す如く床防水パン25の周囲の壁側は立
上り27と立上り27の上部に水切り28が他端が壁側に接し
て設けられ床防水パン25が構成されている。床防水パン
25の表面は、FRP、すなわち繊維強化プラスチック材を
ベニヤ下地に1枚物として構成し、周辺部は浴室の寸法
に合わせて切断して形成する。また床防水パン25の下面
には変形防止用補強材22が一体に設けられている。
上り27と立上り27の上部に水切り28が他端が壁側に接し
て設けられ床防水パン25が構成されている。床防水パン
25の表面は、FRP、すなわち繊維強化プラスチック材を
ベニヤ下地に1枚物として構成し、周辺部は浴室の寸法
に合わせて切断して形成する。また床防水パン25の下面
には変形防止用補強材22が一体に設けられている。
第3図、第4図に示す如く、立上り27、水切り28は床防
水25と夫々別体に例えば作業場で所定の寸法に夫々の部
材を製作しておき例えば立上り27は水漏れしないように
シリコンシール30及びゴム系両面テープ32を施工し、な
おかつ湯水等でシリコンシール30が汚れないように見付
け部分以外で施工したのである。
水25と夫々別体に例えば作業場で所定の寸法に夫々の部
材を製作しておき例えば立上り27は水漏れしないように
シリコンシール30及びゴム系両面テープ32を施工し、な
おかつ湯水等でシリコンシール30が汚れないように見付
け部分以外で施工したのである。
水切り28は立上り27及び床防水パン25の裏側に湯水が侵
入しないように又既存壁の施工不良による歪みをカバー
するために設けたものである。
入しないように又既存壁の施工不良による歪みをカバー
するために設けたものである。
第5図の本考案の他の実施例は浴室床材がスノコ板等の
場合を本考案浴室床構造に改修した態様である。床防水
パン25に、立上り27及び水切り28を取付けるだけで浴室
床を在来のスノコ板等からFRPの床防水パン25に改修で
きる構造であって、床防水パン25は在来の浴室の広さに
あわせて自由な平面を構成できたのである。
場合を本考案浴室床構造に改修した態様である。床防水
パン25に、立上り27及び水切り28を取付けるだけで浴室
床を在来のスノコ板等からFRPの床防水パン25に改修で
きる構造であって、床防水パン25は在来の浴室の広さに
あわせて自由な平面を構成できたのである。
第6図の本考案のその他の実施例は浴室がユニット式の
場合を本考案浴室床構造に改修した態様である。既在壁
8の関係で水切り28は防水接続部材29を用いたが他の点
は第5図の本考案の他の実施例の構造と同様で在来のユ
ニット式からFRPの床防水パン25の構造に改修したので
ある。
場合を本考案浴室床構造に改修した態様である。既在壁
8の関係で水切り28は防水接続部材29を用いたが他の点
は第5図の本考案の他の実施例の構造と同様で在来のユ
ニット式からFRPの床防水パン25の構造に改修したので
ある。
(考案の効果) 本考案を前記の通り構成したので従来技術による浴室床
材の欠点を解消することができ、既設の浴室床構造を、
自由な広さと安直な工法による床防水パンによる構造
に、低廉な費用と短期間で改修することができる等の効
果がある。
材の欠点を解消することができ、既設の浴室床構造を、
自由な広さと安直な工法による床防水パンによる構造
に、低廉な費用と短期間で改修することができる等の効
果がある。
第1図(a)は本考案の一実施例の斜視図、第1図
(b)は第1図(a)の平面説明図、第1図(c)は第
1図(a)の側面説明図、第2図(a)は従来技術Aの
断側面図、第2図(b)は従来技術Bの断側面図、第2
図(b−1)は補強リブ部15−1の拡大図、第3図は本
考案の一実施例の立上り近傍拡大図、第4図は本考案の
一実施例の床防水パン隅部の斜視図、第5図は本考案の
他の実施例の側断面図、第6図は本考案のさらに他の実
施例の側断面図である。 5……立上り、6……床平面、7……壁パネル、8……
既存壁、9……浴室床材、10……浴槽、11……シール、
12……エプロン、15……補強リブ、22……補強材、25…
…床防水パン、27……立上り、28……水切り、29……防
水接続部材、30……シリコンシール、32……ゴム系両面
テープ、L……規格的の寸法。
(b)は第1図(a)の平面説明図、第1図(c)は第
1図(a)の側面説明図、第2図(a)は従来技術Aの
断側面図、第2図(b)は従来技術Bの断側面図、第2
図(b−1)は補強リブ部15−1の拡大図、第3図は本
考案の一実施例の立上り近傍拡大図、第4図は本考案の
一実施例の床防水パン隅部の斜視図、第5図は本考案の
他の実施例の側断面図、第6図は本考案のさらに他の実
施例の側断面図である。 5……立上り、6……床平面、7……壁パネル、8……
既存壁、9……浴室床材、10……浴槽、11……シール、
12……エプロン、15……補強リブ、22……補強材、25…
…床防水パン、27……立上り、28……水切り、29……防
水接続部材、30……シリコンシール、32……ゴム系両面
テープ、L……規格的の寸法。
Claims (1)
- 【請求項1】夫々別体に製作してあるFRPの表面とベニ
ヤ下地が一枚物となっている部材に該部材の下部に形成
した変形防止補強板を一体に形成した浴室の床防水パン
と、 該床防水パンに連続して側壁を形成する立上りと、 該立上りと既存壁との間に設けた水切りと、 を接着剤による接着手段で組立構成したことを特徴とす
る浴室床構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15042387U JPH0634449Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 浴室床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15042387U JPH0634449Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 浴室床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6457163U JPS6457163U (ja) | 1989-04-10 |
JPH0634449Y2 true JPH0634449Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31423554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15042387U Expired - Lifetime JPH0634449Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 浴室床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634449Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642054Y2 (ja) * | 1988-02-10 | 1994-11-02 | 株式会社イナックス | 浴室ユニット |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP15042387U patent/JPH0634449Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6457163U (ja) | 1989-04-10 |
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