JPH0817745B2 - 厨房家具等の設置構造 - Google Patents

厨房家具等の設置構造

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JPH0817745B2
JPH0817745B2 JP63037743A JP3774388A JPH0817745B2 JP H0817745 B2 JPH0817745 B2 JP H0817745B2 JP 63037743 A JP63037743 A JP 63037743A JP 3774388 A JP3774388 A JP 3774388A JP H0817745 B2 JPH0817745 B2 JP H0817745B2
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furniture
kitchen furniture
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kitchen
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康徳 早田
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キッチンハウス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は厨房家具等の設置構造の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
例えばシステムキッチンにおける天板(ワークトップ
ともいう)付きキャビネットのような厨房家具又は天板
にシンクを取付けた洗面化粧台のような洗面家具を設置
場所の壁面に寄せた状態で設置する態様として、家具を
壁の下地に近接させると共に、家具の外方に露出する下
地にはタイルを貼るようにした構造がある。
その場合、壁面にタイルを貼った後に家具を設置する
という家具後づけ施工をすると、貼ったタイルに若干で
も寸法違いがあれば、タイル貼りをやり直さなければな
らず、その間、家具据付作業は中断せざるを得ない。逆
に、家具を設置した後に、タイルを貼るという家具先づ
け施工をする場合には、タイルの寸法合わせ、貼付等の
際に使用される工具等によってタイルに近接する家具の
外郭部が損傷を受け易い。また、前記外郭部とタイルと
の間には樹脂コーキング等による防水施工を通常行なう
が、この防水施工は、タイル貼り工事が完了してから行
なうことになるので、家具の設置という面からみれば、
2度手間の作業となる。従って、結局、いずれの施工手
順を踏むにせよ、厨房家具の設置コストは高くならざる
を得ない。
そこで、本願出願人は既に昭和62年特許願第184570号
(昭和63年特許出願公開第294807号)において、壁の下
地の表面に、前記表面に近接させて配置しようとする厨
房家具又は洗面家具等の家具の後端部又は側端部に対応
する境界部材を取付け、前記表面のうち前記境界部材の
一方の側にはタイルその他の表装材を、他の一方の側に
は前記家具の後端部又は側端部を近接させて配置するよ
うにした厨房家具等の設置構造を提案し、前述したよう
な作業効率の悪さ、家具の損傷等の問題の解決を図っ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、本願発明者は、厨房家具等は水を多量
に使用する環境に設置されるため、厨房家具等と前記表
装材との境界部分に完全な防水性を付与しなければ厨房
家具等の長期使用ができず、また、前記設置構造におい
ては前記境界部分に樹脂コーキング材が露出しているた
め美観上も難点があるという問題点に立脚し、前述の設
置構造について更に研究を重ねた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前述の問題を解決すべく為されたもので、本
発明によれば、壁の下地の表面に、前記表面に近接させ
て配置しようとする厨房家具又は洗面家具等の家具の後
端部又は側端部に対応する境界部材を取付け、前記表面
のうち前記境界部材の一方の側にはタイルその他の表装
材を、他の一方の側には前記家具の後端部又は側端部を
近接させて配置するようにした厨房家具等の設置構造に
おいて、前記境界部材の存在する前記家具の後端部又は
側端部と前記表装材との間隙を、前記間隙を覆う被覆部
及び前記被覆部と連なり且つ前記境界部材と係合する係
合部から成る密封部材によって封止したことを特徴とす
るものである。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示すもの
で、図中、符号1はベースキャビネット2上に水槽4付
きの天板3を載置した厨房家具である。この天板3は第
1図に示すようにパーティクルボードのような木製の芯
材5の後端部に合成樹脂成形層6を一体化させ、これら
の表面に耐水性の化粧シート例えばメラミン化粧シート
7を貼付けたものである。合成樹脂成形層6は、一方の
側を芯材5の木口5Aに含浸6Aさせて硬化させた、合成樹
脂から成り、その前後方向の厚さ即ち同図中左右方向の
厚さが、例えば、上端部の約15mmから下端部の約5mmま
で、上端から下端に向って漸次薄くなるような断面形状
に形成してある。この合成樹脂としては、例えば、反応
硬化型樹脂が使用される(後述する別の実施例において
も同様)。厨房家具1を設置する厨房の正面壁9及び側
面壁10の壁面9A,10A即ち下地9B及び10Bの表面には、水
平方向に延びる境界部材としての仕切金具11がネジ12に
よりそれぞれ取付けられている。仕切金具11は、前記壁
面9A,10Aのうち厨房家具1の占有領域以外の下地に表装
材例えばタイルを被着する場合に、この占有領域に対応
してタイルの被着領域を画定するためのもので、第3図
に詳しく示すように、壁9,10の下地9B,10Bに固定される
垂直部11Aと、壁面9Aに対し垂直部11Aから直角に突出す
る水平部11Bとから成っている。この垂直部11Aには、上
下方向の径を大きくして壁面9A,10Aへの取付位置を調整
できるようにした、前記ネジ12の挿通孔11Cが適宜の部
位に複数個設けられている。また、前記水平部11Bに
は、水平方向に延びる凹部11Dが形成され、且つ、その
上下各面には水平方向に延びる複数本(例えば3〜5
本)の断面略半円形の溝11Eがそれぞれ刻設されてい
る。この仕切金具11は、厨房家具1における後端部1A又
は側端部1Bが水平部11Bの下方に収まるように、床面15
からの前記後端部1A又は側端部1Bの高さH(第2図)よ
りも若干高い位置に水平部11Bの下面11Fを位置させて、
壁面9A,10Aに取付けられる。このような仕切金具11を境
界として、その上方には、第1図に示すように、タイル
14がセメント16を介して且つ仕切金具11に従って下地9
B,10Bに貼付けられている。また、仕切金具11の下方に
は、厨房家具1が、その後端部1A及び側端部1Bを壁面9
A,10Aに近接させるようにして、配置されている。厨房
家具1の天板3の後端部及び側端部とタイル14と仕切金
具11とによって形成される間隙には、シリコン樹脂等の
コーキング材17が注入され、更に、メラミン化粧シート
7の後端部(側端部についても同様)とタイル14との間
隙を、密封部材としてのモール19によって封止してあ
る。モール19は、防水性の素材例えば合成樹脂製で、メ
ラミン化粧シート7の後端部とタイル14の下端部とにま
たがって両部分を覆う被覆部19A、及び、被覆部19Aと連
なり且つ被覆部19Aの水平方向即ち長手方向に延びると
共に上下両面にそれぞれ仕切金具11の溝11Eに嵌合可能
な複数本の水平方向の突条19Bを形成した係合部19Cから
成っており、係合部19Cを金具11の凹部11Dに挿入し突条
19Bと溝11Eとを噛合わせた状態で、被覆部19Aをメラミ
ン化粧シート7とタイル14の各表面に密着させるように
したものである。
このような設置構造によれば、後述する施工手順から
明らかなように、壁面9A,10Aに対する厨房家具1の設置
と、タイル14の貼付けを簡単且つ正確に行うことができ
る。また、天板3の後端部とタイル14との間は、合成樹
脂成形層6、コーキング材17及びモール19によって完全
な防水構造となっているから、水槽4の使用に伴って跳
ねた水が天板3の後端木部又はベースキャビネット2の
後面部に浸入してこれらを腐蝕させることがない。しか
も、厨房家具1とタイル14との境界部分は、モール19に
よってコーキング材17が隠蔽されるため美観上極めてす
っきりしたものとなっている。更に、モール19と仕切金
具11とは突条19Bと溝11Eとの噛合い位置が変えられるか
ら、異った厚みのタイル等を使用する場合にも容易に対
応することができる。
厨房家具1の厨房への設置時の施工手順は例えば次の
ようなものである。まず、厨房家具1の高さHに従って
仕切金具11を壁面9A,10Aにネジ12により取付固定してか
ら、仕切金具11により画定された範囲にタイル14を貼付
け、その後に、厨房家具1を第2図図示の状態から移動
させ、壁面9A,10Aに寄せて設置する。更に、天板3の後
端部とタイル14の下端部と仕切金具11とによって形成さ
れる空隙にコーキング材17を注入する。あるいは、施工
手順を逆にして、前述のように仕切金具11を壁面9A,10A
に固定してから、厨房金具1を、各壁面9A,10Aに近接さ
せて配置した後、コーキング材17を注入する作業を済ま
せ、最後に、タイル14を仕切金具11に従って貼るように
してもよい。いずれの施工手順にせよ、タイル14は壁面
9A,10Aに貼る前に仕切金具11を取付けたときに、その位
置に従って採寸し施工個所に最適な寸法のものを用意し
ておくことができるから、正確に貼ることができるう
え、前記採寸ないし貼付に伴って切断、調整等の必要が
なくなり、厨房家具1を損傷させることがない。また、
コーキング材17による防水施工も、厨房家具1を仕切金
具11側に寄せて配置した段階で直ちに行うことができ
る。このようにしてタイル14の貼付及びコーキング材17
を注入した後、モール19を仕切金具11と係合させながら
メラミン化粧シート7及びタイル14に押付けるようにし
て、取付ければ、厨房家具1の設置は完了する。
第6図ないし第8図は前記実施例の場合と異る構造の
天板を有する厨房家具の設置構造を示す図であり(同図
において前述の実施例中の要素と同一のものには同一の
符号を付してある。)、厨房家具20において、天板21の
芯材22の後端部の木口22Aには、芯材22の上面より上方
に延びて水切部21Aを構成する合成樹脂成形層23が、木
口22Aへの含浸23Aを伴なって一体に付設してある。この
合成樹脂成形層23、前記実施例のように例えば反応硬化
性の合成樹脂から成り、その上部前面がアール部23Bと
なるように、且つ、図中左右方向の厚さが上端から下端
に向って漸次薄くなるように形成されている。そして、
これら芯材22及びアール部23Bの表面にメラミン化粧シ
ート24が貼付けられている。そして、最初に述べた実施
例と同様に、天板21の後端部即ち水切部21Aとタイル14
と仕切金具11とによって形成される間隙にコーキング材
17が注入され、更に、水切部21Aとタイル14との間を密
封するモール25が取付けられる。モール25は、最初の実
施例のモール19と同様に、例えば合成樹脂を成形したも
ので、水切部21Aとタイル14の下端部とにまたがって両
部分を覆う被覆部25A及び被覆部25Aに連なり且つ突条25
Bを刻設した係合部25Cから成っており、係合部25Cと前
記仕切金具11の凹部11Dとを係合させた状態で前述の封
止を行なっている。
この実施例においては、コーキング材17と天板21の水
切部21Aとによって天板21の後端部における防水性が更
に高くなるうえ、水切部21Aが曲面になっているので、
ごみが溜りにくい。しかも、モール25によってタイル14
と水切部21Aとの間隙も封止されているから、両者間の
防水性は一層完全なものとなっており、且つ、最初の実
施例と同様にコーキング材17の隠蔽により美観上も優れ
ている。厨房家具20を設置する際の施工手順について
は、最初の実施例の場合と同様に考えればよい。
なお、本発明は、前述の天板付の厨房家具のみなら
ず、天井に寄せて取付ける上部キャビネット、洗面台を
具えた洗面家具等の家具の設置構造についても広く適用
することができるほか、厨房家具、洗面家具における天
板の形状、構造も前述したようなものに限定されない。
更に、前記合成樹脂成形層は前述の反応硬化型樹脂のほ
か、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂によって形成するこ
とができるが、その成形方法は各樹脂の性質に応じて注
入、射出等適宜選択すればよい。また、前記境界部材及
び密封部材の素材については、金属又は合成樹脂その他
を適宜選択又は併用することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、厨房家具等の据
付及び表装材の貼付並びに防水施工の全てを、正確且つ
能率的に行うことができるうえ、前記家具等を損傷させ
ることもなくなり、従って、その設置に伴うコストを大
巾に低下させることが可能になると共に厨房家具と表装
材との間隙部を極く簡単に封止してその防水性の完全化
及び美観の向上を図ることができるという優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明に係る厨房家具等の設置構
造の一実施例を示すもので、 第1図は前記設置構造の縦断面図、 第2図は厨房家具の設置途中の状態を示す斜視図、 第3図は仕切金具の拡大斜視図、 第4図はモールの拡大斜視図、 第5図は要部の拡大縦断面図、 第6図ないし第8図は厨房家具の設置構造の他の実施例
を示すもので、 第6図は前記構造の縦断面図、 第7図はモールの拡大斜視図、 第8図は要部の拡大縦断面図である。 1,20……厨房家具 1A……後端部 1B……側端部 9,10……壁 9A,10A……壁面 9B,10B……下地 11……仕切金具 11D……凹部 14……タイル 19,25……モール 19A,25A……被覆部 19C,25C……係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁の下地の表面に、前記表面に近接させて
    配置しようとする厨房家具又は洗面家具等の家具の後端
    部又は側端部に対応する境界部材を取付け、前記表面の
    うち前記境界部材の一方の側にはタイルその他の表装材
    を、他の一方の側には前記家具の後端部又は側端部を近
    接させて配置するようにした厨房家具等の設置構造にお
    いて、前記境界部材の存在する前記家具の後端部又は側
    端部と前記表装材との間隙を、前記間隙を覆う被覆部及
    び前記被覆部と連なり且つ前記境界部材と係合する係合
    部から成る密封部材によって封止したことを特徴とする
    厨房家具等の設置構造。
JP63037743A 1988-02-20 1988-02-20 厨房家具等の設置構造 Expired - Lifetime JPH0817745B2 (ja)

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KR101221241B1 (ko) * 2011-08-26 2013-01-11 린나이코리아 주식회사 실 팩킹 및 조리장치와 외부 설치구조물의 실 팩킹구조
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