JP2504267Y2 - 厨房室の内装材取付構造 - Google Patents
厨房室の内装材取付構造Info
- Publication number
- JP2504267Y2 JP2504267Y2 JP1991097410U JP9741091U JP2504267Y2 JP 2504267 Y2 JP2504267 Y2 JP 2504267Y2 JP 1991097410 U JP1991097410 U JP 1991097410U JP 9741091 U JP9741091 U JP 9741091U JP 2504267 Y2 JP2504267 Y2 JP 2504267Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interior material
- groove
- receiving
- draining
- cooking table
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、調理台の後部上方の
壁に内装材を取付ける厨房室の内装材取付構造に関する
ものである。
壁に内装材を取付ける厨房室の内装材取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房室の内装材取付構造は、調理
台の後部の壁に内装材を接着剤またはタッピングねじ等
により貼着し、内装材の表面と調理台の裏面とを当接す
るとともに、両者の間にコーキングを施していた。
台の後部の壁に内装材を接着剤またはタッピングねじ等
により貼着し、内装材の表面と調理台の裏面とを当接す
るとともに、両者の間にコーキングを施していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来この種の厨房室の
内装材取付構造では、施工の際に内装材を壁へ固定する
間、この内装材を外部から支持する必要があった。すな
わち内装材が落下しないように、仮固定しなければなら
なず施工が煩雑であった。また、内装材の下端部が外部
に露出することにより外観の見栄えを損なわないよう
に、内装材の下端部を調理台の裏側に隠蔽する必要があ
った。このため、内装材の下端部が壁の装飾には役立た
ずに無駄であった。
内装材取付構造では、施工の際に内装材を壁へ固定する
間、この内装材を外部から支持する必要があった。すな
わち内装材が落下しないように、仮固定しなければなら
なず施工が煩雑であった。また、内装材の下端部が外部
に露出することにより外観の見栄えを損なわないよう
に、内装材の下端部を調理台の裏側に隠蔽する必要があ
った。このため、内装材の下端部が壁の装飾には役立た
ずに無駄であった。
【0004】この考案の目的は、施工性ならびに水密性
に優れ、内装材を有効利用でき、かつ低コストである厨
房室の内装材取付構造を提供することである。
に優れ、内装材を有効利用でき、かつ低コストである厨
房室の内装材取付構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、調理台の後
縁部に沿って水切り兼受け金物を設け、この水切り兼受
け金物で支持して調理台の後部上方の壁に内装材を取付
けた厨房室の内装材取付構造であって、水切り兼受け金
物は、上向きの溝部の後部フランジに背板部を上方に延
設してなる受け部と、溝部の下面より垂下し下端に後方
に屈曲してなる段部を形成した水切部とからなり、水切
部を調理台の上に載置するとともに、背板部を壁に固定
し、溝部内に水密材を介装して内装材を載置し、段部と
調理台の上面とで形成される凹部にコーキング材を装填
したことを特徴とするものである。
縁部に沿って水切り兼受け金物を設け、この水切り兼受
け金物で支持して調理台の後部上方の壁に内装材を取付
けた厨房室の内装材取付構造であって、水切り兼受け金
物は、上向きの溝部の後部フランジに背板部を上方に延
設してなる受け部と、溝部の下面より垂下し下端に後方
に屈曲してなる段部を形成した水切部とからなり、水切
部を調理台の上に載置するとともに、背板部を壁に固定
し、溝部内に水密材を介装して内装材を載置し、段部と
調理台の上面とで形成される凹部にコーキング材を装填
したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この考案の構成によれば、水切り兼受け金物の
水切部を調理台の上に載置するとともに、受け部の背板
部を壁に固定しているため、施工に際して受け部の溝部
に内装材を載置するだけで、内装材の位置決めおよび仮
置きが成される。また、内装材は下端面を調理台の上方
に位置するため、表面の略全体が壁の装飾に役立つ。ま
た、水切部の段部と調理台の上面とで形成される凹部に
コーキング材を充填したので、少ない量のコーキング材
で水切部と調理台の間の水密性を確保できる。さらに、
受け部の溝部内に水密材を介装して内装材を載置してお
り、受け部と内装材の間の水密性が向上する。
水切部を調理台の上に載置するとともに、受け部の背板
部を壁に固定しているため、施工に際して受け部の溝部
に内装材を載置するだけで、内装材の位置決めおよび仮
置きが成される。また、内装材は下端面を調理台の上方
に位置するため、表面の略全体が壁の装飾に役立つ。ま
た、水切部の段部と調理台の上面とで形成される凹部に
コーキング材を充填したので、少ない量のコーキング材
で水切部と調理台の間の水密性を確保できる。さらに、
受け部の溝部内に水密材を介装して内装材を載置してお
り、受け部と内装材の間の水密性が向上する。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例の厨房室の内装材取付構
造は、図1および図2に示すように、水切部1の上に受
け部2を一体形成して水切り兼受け金物3を構成し、こ
の水切り兼受け金物3の水切部1を調理台4の上に載置
するとともに受け部2を壁5に取付け、受け部2に内装
材6を載置し、水切部1と調理台4との間および受け部
2と内装材6との間にコーキングを施したものである。
造は、図1および図2に示すように、水切部1の上に受
け部2を一体形成して水切り兼受け金物3を構成し、こ
の水切り兼受け金物3の水切部1を調理台4の上に載置
するとともに受け部2を壁5に取付け、受け部2に内装
材6を載置し、水切部1と調理台4との間および受け部
2と内装材6との間にコーキングを施したものである。
【0008】水切部1は、幅方向に屈曲成形した長尺物
の板材で、下端付近に段部1aおよび上端付近に水平部
1bを各々有している。受け部2は、溝部2aと溝部2
aの一方のフランジより上方に延設した背板部2bから
なる。背板部2bは、ねじ挿通孔9を穿設している。水
切り兼受け金物3は、受け部2の溝部2aの下面に水切
部1の水平部1bの上面を溶接することによって、水切
部1と受け部2を連結したものである。調理台4は、図
2に示すように上部にシンク11を設け内部を収納庫と
したものである。内装材6は、端部が溝部2aに進入可
能な厚み寸法を有する発泡セラミック板であり、表面側
に化粧仕上げを施している。なお、12は厨房用キャビ
ネットを示す。
の板材で、下端付近に段部1aおよび上端付近に水平部
1bを各々有している。受け部2は、溝部2aと溝部2
aの一方のフランジより上方に延設した背板部2bから
なる。背板部2bは、ねじ挿通孔9を穿設している。水
切り兼受け金物3は、受け部2の溝部2aの下面に水切
部1の水平部1bの上面を溶接することによって、水切
部1と受け部2を連結したものである。調理台4は、図
2に示すように上部にシンク11を設け内部を収納庫と
したものである。内装材6は、端部が溝部2aに進入可
能な厚み寸法を有する発泡セラミック板であり、表面側
に化粧仕上げを施している。なお、12は厨房用キャビ
ネットを示す。
【0009】施工の際には、水切部1の下端面を調理台
4の上面に当接し、受け部2の背板部2bのねじ挿通孔
9に木ねじ(図示せず)を挿通するとともにこの木ねじ
を壁5にねじ込んで、水切り兼受け金物3を固定する。
壁5の表面に接着剤13を塗布する。受け部2の溝部2
aの内周部に水密材7を塗布する。壁5の表面に内装材
6の裏面6cを当接するとともに受け部2の溝部2aの
底面に下端面6aが当接するようにして、水密材7を介
して内装材6を溝部2aに載置する。このように、内装
材6を溝部2aに嵌合するようにして載置するので、内
装材6の下端面6a全体が溝部2aにて支持され、内装
材6の位置決めおよび仮置きが確実に成され、接着剤1
3が硬化するまでの間、内装材6を支持する必要がな
く、施工が容易である。しかも、内装材6は下端面6a
を単に溝部2aに載置するだけでよく、より一層施工性
に優れる。また、内装材6は下端面6aを調理台4の上
方に位置するため、表面6bの略全体が壁5の装飾に役
立つ。このため、内装材6を有効利用することができ
る。
4の上面に当接し、受け部2の背板部2bのねじ挿通孔
9に木ねじ(図示せず)を挿通するとともにこの木ねじ
を壁5にねじ込んで、水切り兼受け金物3を固定する。
壁5の表面に接着剤13を塗布する。受け部2の溝部2
aの内周部に水密材7を塗布する。壁5の表面に内装材
6の裏面6cを当接するとともに受け部2の溝部2aの
底面に下端面6aが当接するようにして、水密材7を介
して内装材6を溝部2aに載置する。このように、内装
材6を溝部2aに嵌合するようにして載置するので、内
装材6の下端面6a全体が溝部2aにて支持され、内装
材6の位置決めおよび仮置きが確実に成され、接着剤1
3が硬化するまでの間、内装材6を支持する必要がな
く、施工が容易である。しかも、内装材6は下端面6a
を単に溝部2aに載置するだけでよく、より一層施工性
に優れる。また、内装材6は下端面6aを調理台4の上
方に位置するため、表面6bの略全体が壁5の装飾に役
立つ。このため、内装材6を有効利用することができ
る。
【0010】次いで、水切部1の段部1aと調理台4の
上面とにより形成される凹部15、および溝部2aの他
方のフランジの先端部と内装材6の表面6bとの間にコ
ーキング材8,14を各々装填し、水切部1と調理台4
および受け部2と内装材6との間の水密性を確保する。
これによって、水切部1と調理台4および受け部2と内
装材6との一体感が得られて、外観の見栄えも向上す
る。しかも、溝部2a内に水密材7を介装したので、受
け部2と内装材6との間の水密性がより一層向上する。
また、水切部1の段部1aと調理台4の上面とにより形
成される凹部15にコーキング材8を装填したので、少
ない量のコーキング材8で水切部1と調理台4の間の水
密性を確保でき、コストの低減を図ることができる。
上面とにより形成される凹部15、および溝部2aの他
方のフランジの先端部と内装材6の表面6bとの間にコ
ーキング材8,14を各々装填し、水切部1と調理台4
および受け部2と内装材6との間の水密性を確保する。
これによって、水切部1と調理台4および受け部2と内
装材6との一体感が得られて、外観の見栄えも向上す
る。しかも、溝部2a内に水密材7を介装したので、受
け部2と内装材6との間の水密性がより一層向上する。
また、水切部1の段部1aと調理台4の上面とにより形
成される凹部15にコーキング材8を装填したので、少
ない量のコーキング材8で水切部1と調理台4の間の水
密性を確保でき、コストの低減を図ることができる。
【0011】
【考案の効果】この考案の構成によれば、水切り兼受け
金物の水切部を調理台の上に載置するとともに、受け部
の背板部を壁に固定しているため、施工に際して受け部
の溝部に内装材を載置するだけで、内装材の位置決めお
よび仮置きが成される。したがって、壁と内装材とを固
定する接着剤が硬化するまでの間、内装材が落下しない
ように支持する必要がなく、しかも内装材は下端面を単
に溝部に載置するだけでよく、施工性に優れる。また、
内装材は下端面を調理台の上方に位置するため、その表
面の略全体で壁を装飾することになり、内装材の有効利
用が図れる。また、水切部の段部と調理台の上面とで形
成される凹部にコーキング材を装填したので、水切部と
調理台との一体感が得られ、外観の見栄えが向上する。
また、受け部の溝部内に水密材を介装して内装材を載置
しており、受け部と内装材の間の水密性が向上する。さ
らに、水切部の段部と調理台の上面とにより形成される
凹部にコーキング材を装填したので、少ない量のコーキ
ング材で水切部と調理台の間の水密性を確保でき、コス
トの低減を図ることができる。
金物の水切部を調理台の上に載置するとともに、受け部
の背板部を壁に固定しているため、施工に際して受け部
の溝部に内装材を載置するだけで、内装材の位置決めお
よび仮置きが成される。したがって、壁と内装材とを固
定する接着剤が硬化するまでの間、内装材が落下しない
ように支持する必要がなく、しかも内装材は下端面を単
に溝部に載置するだけでよく、施工性に優れる。また、
内装材は下端面を調理台の上方に位置するため、その表
面の略全体で壁を装飾することになり、内装材の有効利
用が図れる。また、水切部の段部と調理台の上面とで形
成される凹部にコーキング材を装填したので、水切部と
調理台との一体感が得られ、外観の見栄えが向上する。
また、受け部の溝部内に水密材を介装して内装材を載置
しており、受け部と内装材の間の水密性が向上する。さ
らに、水切部の段部と調理台の上面とにより形成される
凹部にコーキング材を装填したので、少ない量のコーキ
ング材で水切部と調理台の間の水密性を確保でき、コス
トの低減を図ることができる。
【図1】この考案の一実施例の厨房室の内装材取付構造
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図2】この考案の一実施例の厨房室の内装材取付構造
を示す外観斜視図。
を示す外観斜視図。
1 水切部 2 受け部 3 水切り兼受け金物 4 調理台 5 壁 6 内装材
Claims (1)
- 【請求項1】 調理台の後縁部に沿って水切り兼受け金
物を設け、この水切り兼受け金物で支持して調理台の後
部上方の壁に内装材を取付けた厨房室の内装材取付構造
であって、 前記水切り兼受け金物は、上向きの溝部の後部フランジ
に背板部を上方に延設してなる受け部と、前記溝部の下
面より垂下し下端に後方に屈曲してなる段部を形成した
水切部とからなり、前記水切部を前記調理台の上に載置
するとともに、前記背板部を前記壁に固定し、 前記溝部内に水密材を介装して前記内装材を載置し、前
記段部と前記調理台の上面とで形成される凹部にコーキ
ング材を装填した ことを特徴とする厨房室の内装材取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991097410U JP2504267Y2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 厨房室の内装材取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991097410U JP2504267Y2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 厨房室の内装材取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596270U JPH0596270U (ja) | 1993-12-27 |
JP2504267Y2 true JP2504267Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=14191723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991097410U Expired - Lifetime JP2504267Y2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 厨房室の内装材取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504267Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01182448A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-20 | Matsushita Electric Works Ltd | コーキング材の目隠し構造 |
JPH0817745B2 (ja) * | 1988-02-20 | 1996-02-28 | キッチンハウス株式会社 | 厨房家具等の設置構造 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP1991097410U patent/JP2504267Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0596270U (ja) | 1993-12-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960319 |