JPH017824Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサツシ枠の附属品である皿板の端を塞
ぐブロツクに関するものである。

サツシの下枠に取付けられる皿板の端面を板状
若しくはブロツク状の閉塞材で塞ぐことは従来周
知であるが、施工上若しくは取付け上の不備や経
年変化等が原因で、皿板の端面の水密閉塞が不十
分となり、皿板の上面に吹き付けられた雨水が皿
板の端から裏側に廻つて、雨仕舞上、問題になる
ことが多い。

本考案は、皿板端面閉塞ブロツクに水切り溝を
設けることにより、前記問題点の解決を図つたも
のであつて、以下、図示の一実施例に基いてその
詳細を説明する。

第１図において、１は半外付けサツシの下枠で
あつて、その下側に前半部を前方へ突出させて皿
板２が取付けられている。

図示の場合、皿板２には前後方向の中間に段部
３があり、この部分で下枠の前縁部垂下片にビス
止めされているが、皿板２の形状は任意であり、
例えば、本体を平らにして段部３の位置に立上が
り壁を設ける場合もある。

図中、４で示す本考案の皿板端面閉塞ブロツク
は皿板２の端に取付けられており、その構造は第
２図と第３図に示すとおりである。

皿板端面閉塞ブロツク４の本体５の外側縁と後
側縁にはそれぞれ立上がり壁６，７があり、本体
５の内側部８の上面は皿板２の下面形状に合致す
る形状になつている。

本体５の外側部９は内側部８よりも低く、この
外側部９の上面が底面になつている水切り溝１０
が、立上がり壁６の基部内側に形成されている。

図示の実施例では、立上がり壁７の基部前側に
も水切り溝１０に連通する溝１１が形成されてい
るが、この溝１１は必要に応じて設けるものであ
る。

また、図示の実施例では、本体５の内側部８に
皿板２の段部３に対応する段部１２があり、皿板
端面閉塞ブロツク４の取付けがこの段部１２を利
用してビスでなされるようになつているが、段部
を具えていない皿板用の場合には、本体５の内側
部８の上面を接着剤で皿板の裏面に接着すること
になる。

皿板２の端面は立上がり壁６の内面に接当する
ようになつているが、この接当部において皿板２
の表側から裏側に廻ろうとする雨水は、水切り溝
１０に入り、前方へ流下する。

したがつて、本考案の皿板端面閉塞ブロツクを
用いると、皿板の端面が水密に閉塞されていなく
ても雨仕舞の点で何等、問題は生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図はサツシ下枠附近の断面図、第２図は本
考案の一実施例の斜視図、第３図は第２図のＸ−
Ｘ線断面図である。 図中、２……皿板、４……皿板端面閉塞ブロツ
ク、５……本体、６，７……立上がり壁、８……
内側部、９……外側部、１０……水切り溝、…
…。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体の外側縁と後側縁にそれぞれ立上がり壁を
   設け、本体の内側部の上面は皿板の下面形状に合
   致する形状とし、本体の外側部は内側部より低く
   して外側縁の立上がり壁の基部内側に水切り溝を
   形成したことを特徴とする皿板端面閉塞ブロツ
   ク。