JP2007046281A - サッシ防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 防水層の立ち上がり部の施工スペースを確保しつつ、その立ち上がり部に雨水などが飛散するのを防止できるサッシ防水構造を提供する。
【解決手段】 バルコニー1に設けられる窓用のサッシ7の防水構造16において、バルコニー1の床面2の上方に位置するサッシ7の下枠8に、後付水切り部材24を設けており、この後付水切り部材24は、下方に垂れ下がる垂下部25と、下枠8の下面に当接する転び防止部26とを備えた断面逆L字状の板材にて構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サッシの防水構造に係り、特に、バルコニーの窓に利用されるサッシの防水構造に関する。
一般に、窓に用いられるサッシは、一対の縦枠と上枠と下枠を備えており、下枠には前端部から下方に延出する板状の水切り部材が形成されている(例えば、特許文献1参照)。この水切り部材によって、サッシ前面から流れた雨水が、下枠から落下し、下枠の下面に流れ込むのを防止している。
ところで、前記構成と同様のサッシをバルコニーの窓用サッシとして利用した場合、サッシの下部の納まりは、図4に示すような構造となる。図示するように、サッシ51の下方には、水勾配が設けられたバルコニー52の床面53が形成されている。床面53は、板状の下地材54の表面に防水層55が敷設(または塗布)されて構成されている。防水層55は、バルコニー52の基端部56で、壁下地材57に沿って上方に立ち上がり、その上端部には、コーキング58などのシールが施されている。
特開平8−177332号公報(図1)
ところで、近年、バリアフリーの要請から、バルコニー52の床面53と、室内の床面59との段差を小さくすることが求められている。また、バルコニー52は、水勾配を必要とするため、基端側の床面53のレベルが高くなっている。そのため、サッシ51の下枠61とバルコニー52の床面(防水面)53との隔離寸法が小さいため、下枠61の下部の奥(バルコニー52の基端部56)に形成される防水層55の立ち上がり部62を施工する際のスペースが狭く、その施工作業が困難である。これによって、立ち上がり部62の施工(防水層55の敷設・接着(あるいは塗布)やコーキング58など)品質が一定となりにくく、品質にバラつきが発生してしまう問題があった。また、施工作業後の目視確認も難しく、品質確保上問題となっていた。
そのため、バルコニー52で用いられるサッシ51は、下枠61の下部に形成される水切り部材63の垂れ下がり長さを最小(例えば、15mm程度)にして、少しでも防水層55の立ち上がり部62の施工スペースを大きくして、防水層55の立ち上がり部62の品質のバラつきを小さくするようにしていた。
しかしながら、前記のサッシ51の構成では、台風などの強風時に、サッシ51の前面を流れた雨水やサッシ51の下方に降り注いだ雨水が、強風の風圧によって防水上の弱点部である防水層55の立ち上がり部62に飛散してしまい、好ましくなかった。特に、近年は、大面積のルーフバルコニーのニーズが高く、防水層55の立ち上がり部62は、風雨の影響をより受けやすい状況となっている。
そこで、本発明は、前記の問題を解決するためになされたものであり、防水層の立ち上がり部の施工スペースを確保しつつ、その立ち上がり部に雨水が飛散するのを防止できるサッシ防水構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、バルコニーに設けられる窓用のサッシの防水構造において、前記バルコニーの床面の上方に位置する前記サッシの下枠に、後付水切り部材を設けたことを特徴とするサッシ防水構造である。
前記構成によれば、防水層の立ち上がり部を施工した後に後付水切り部材を取り付けることによって、立ち上がり部の施工スペースを確保しつつ、その立ち上がり部に雨水が飛散するのを防止することができる。すなわち、立ち上がり部の施工時には、後付水切り部材は設けられていないので、防水層の施工が行いやすく、立ち上がり部62の品質を高めて均一化することができる。さらに、施工作業後の目視確認も容易に行うことができる。
請求項2に係る発明は、前記後付水切り部材が、下方に垂れ下がる垂下部と、前記下枠の下面に当接する転び防止部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のサッシ防水構造である。
バルコニーに設けられる掃き出し窓用のサッシ下部には、風圧がかかったり、人の足先がぶつかったりして、外力がかかることが想定されるが、前記構成によれば、転び防止部が下枠の下面に当接しているので、垂下部に外力がかかっても、外力を下枠の下面に伝えることができ、垂下部がバルコニーの基端側に転ぶのを防止できる。
請求項3に係る発明は、前記後付水切り部材が、その前面が前記下枠の前面と面一になるように形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサッシ防水構造である。
前記構成によれば、サッシの下枠と後付水切り部材とで一体感を得ることができ、意匠性を向上させることができる。
請求項4に係る発明は、前記後付水切り部材が、前記サッシの下枠の材料と同質もしくは同等の耐久性を有する金属材料あるいは樹脂材料にて構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のサッシ防水構造である。
さらに、請求項5に係る発明は、前記後付水切り部材が、前記サッシの下枠の材料と同質もしくは近似する色および質感となるように形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサッシ防水構造である。
請求項4および請求項5に係る発明によれば、サッシの下枠と後付水切り部材とでさらなる一体感を得ることができ、意匠性を大幅に向上させることができる。
請求項6に係る発明は、前記後付水切り部材が、前記下枠に着脱自在に固定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のサッシ防水構造である。
前記構成によれば、経年変化時のメンテナンスによる再施工時に、後付水切り部材を取り外すことで、立ち上がり部の施工スペースを確保することができ、防水層の立ち上がり部の施工後に後付水切り部材を取り付けることで、立ち上がり部に雨水が飛散するのを防止することができる。
請求項7に係る発明は、前記後付水切り部材は、ビスによって前記下枠に固定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のサッシ防水構造である。
前記構成によれば、後付水切り部材をサッシの下枠に強固に固定できるので、後付水切り部材にかかる外力に対抗することができる。さらに、ビスによって固定しているので、後付水切り部材の着脱が容易となるとともに、経年変化時のメンテナンスによる再施工時に、後付水切り部材を取り外すことで、立ち上がり部の施工スペースを確保することができ、防水層の立ち上がり部の施工後に後付水切り部材を取り付けることで、立ち上がり部に雨水が飛散するのを防止することができる。
本発明によれば、サッシの下方のバルコニー防水層の立ち上がり部の施工スペースを確保しつつ、その立ち上がり部に雨水が飛散するのを防止できるといった優れた効果を発揮する。
[第1実施形態]
本発明を実施するための最良の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るサッシ防水構造を実施するための最良の第1の実施の形態を示した断面図である。なお、本実施の形態では、バルコニーに掃き出し窓用のサッシが設けられた場合を例に挙げて説明する。
まず、サッシの下方のバルコニーの防水層の構成について説明する。
図1に示すように、バルコニー1は、壁面から延出した片持ち梁(図示せず)に支持された板状の床下地材3を備えている。床下地材3は、水勾配を備えるべく、バルコニー1の先端側が下がるように傾斜されて片持ち梁に固定されている。床下地材3の表面には、シート状の防水層4が敷設されて床面2が形成されている。防水層4は、下地層である第一防水層4aと、第一防水層4aの上面に敷設される第二防水層4bとで構成される。第二防水層4bは仕上げ層となる。なお、本実施の形態では、防水層4は、下地層と仕上げ層からなる二層タイプとなっているが、これに限られるものではなく、要求される防水性能に応じて三層以上の層を有するものであってもよい。
第一防水層4aは、バルコニー1の床面全体に亘って床下地材3を覆うとともにバルコニー1の基端側の壁面に沿って立ち上がるように敷設・接着されて形成されている。第一防水層4aの立ち上がり部5aは、板状の外壁下地材6に接着されている。第二防水層4bは、第一防水層4aの上面に敷設・接着されて形成されている。第二防水層4bの立ち上がり部5bは、第一防水層4aの立ち上がり部5aの表面に接着されている。第一防水層4aの立ち上がり部5aおよび第二防水層4bの立ち上がり部5bは、後記するサッシ7の下枠8の取付プレート9を覆う位置まで立ち上げられており、第一防水層4aの立ち上がり部5aは、取付プレート9の表面に接着されている。第一防水層4aの立ち上がり部5aおよび第二防水層4bの立ち上がり部5bは、固定用押え板11およびビス12を介して、外壁下地材6および下地受材14に固定されている。各立ち上がり部5a,5bの上端部には、サッシ7の下枠8の下端面の内側端部を覆うようにコーキング15が施されている。
次に、本実施の形態に係るサッシ防水構造16の構成について説明する。
サッシ7は、アルミニウムやステンレスなどの材質で構成された一対の縦枠(図示せず)と上枠(図示せず)と下枠8とを備えている。下枠8の下面は、前側に向かうに連れて下方に下がるように傾斜して形成されている。なお、下枠8の下面は水平であってもよい。下枠8の下面の後端部(室内側端部)には、外壁下地材6に当接する取付プレート9が形成されており、ビス17などの締結手段により、下枠8を外壁下地材6および下地受材14に固定するようになっている。
下枠8の下面の前端部には、下方に延出する板状の水切り板18が形成されている。水切り板18は、サッシ7の幅全長(下枠8の全長)に亘って形成されている。水切り板18は、その前面が下枠8の前面と面一となるように構成されている。水切り板18の垂れ下がり長さは、例えば、15mm程度となっており、サッシ7のガラス面などから流れた雨水や外壁洗浄時の水など(以下、単に「雨水」という)を、バルコニー1の防水層4上に落下させるようになっている。本実施の形態では、水切り板18は、後記する後付水切り部材24を固定する役目も果たす。
なお、下枠8の上面には、サッシ7の幅方向に延びるガイドレール19が複数形成されており、これらのガイドレール19上には、窓21と網戸22が、それぞれスライド自在に設けられている。なお、図1中、23は、室内の床材を示す。
ところで、本発明は、サッシ7の下枠8に、後付水切り部材24を設けたことを特徴とする。後付水切り部材24は、サッシ7の取付時には、取り付けられておらず、サッシ7を壁面に取り付けて、下枠8の下方のバルコニー1の防水層4の施工を行った後に、下枠8の下面に取り付けられる。
後付水切り部材24は、下方に垂れ下がる垂下部25と、下枠8の下面に当接する転び防止部26とを備えた断面逆L字状の板材にて構成されている。垂下部25と転び防止部26との屈曲角度は、下枠8の下面と水切り板18とが成す角度と同等となっている。後付水切り部材24は、下枠8に着脱自在に固定されている。具体的には、垂下部25が、ビス27によって下枠8の水切り板18に固定されている。ビス27は、水切り板18の前面から螺合されており、後付水切り部材24の取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。
垂下部25は、例えば、50mm程度の垂れ下がり長さを有しており、雨水が、下枠8の下方のバルコニー1の床面2との隙間から吹き込んでも、防水層4の立ち上がり部5a,5bの上端には、飛散しないように構成されている。転び防止部26は、所定の幅を有して、下枠8の下面に当接している。後付水切り部材24の垂下部25には、風圧がかかったり、人の足先がぶつかったりして、外力がかかることが想定される。このような場合、後付水切り部材24は、ビス27の接合部を中心に内側へ回転しようとするが、転び防止部26が下枠8の下面に当接しているので、垂下部25にかかった外力を下枠の下面に伝えることができ、後付水切り部材24がバルコニーの基端側に転ぶのを防止できる。
後付水切り部材24は、サッシ7の下枠8の材料(サッシ7全体の材料)と同質もしくは同等の耐久性を有する金属材料あるいは樹脂材料にて構成されている。例えば、サッシ7がステンレスにて形成されている場合は、後付水切り部材24もステンレスで形成される。後付水切り部材24は、ステンレス製板材を屈曲させて形成されるか、あるいはステンレス製の押出形材にて形成される。なお、後付水切り部材24を、ステンレスと同等の耐久性を有する樹脂材料で構成してもよい。
後付水切り部材24は、サッシ7の下枠8の材料(サッシ7全体の材料)と同質もしくは近似する色および質感となるように形成されている。例えば、サッシ7がブラウン色のヘアライン仕上げの場合は、後付水切り部材24もブラウン色のヘアライン仕上げとする。なお、後付水切り部材24を、サッシ7と同系のブラウン色で濃さを変えて形成してもよい。また、後付水切り部材24を、壁面あるいはバルコニー1の床面2と同系の色および質感としてもよい。さらに、後付水切り部材24の色を、サッシ7や壁面などの色と全く変えて、デザイン上のアクセントとするようにしてもよい。
次に、前記構成のサッシ防水構造16の構築手順を説明しながら、サッシ防水構造16の作用を説明する。
前記構成のサッシ防水構造16を構築するに際しては、まず、サッシ7を壁面に取り付けた後に、バルコニー1の防水層4を施工する。ここで、サッシ7の下枠8には、後付水切り部材24が後付けされるので、後付水切り部材24を取り付けるための最小寸法の水切り板18が形成されていればよい。したがって、下枠8とバルコニー1の床面2との隔離寸法を最大限大きくすることができる。そして、防水層4の施工時には、下枠8に、後付水切り部材24は取り付けられていないので、下枠8の下方に、防水層4の立ち上がり部5a,5bの施工スペースを確保することができる。これによって、防水層4の施工性が高くなり、立ち上がり部5a,5bの品質を高めて均一化することができる。さらに、施工作業後に、防水層4の立ち上がり部5a,5bの仕上がり状態を目視確認することができるので、万一、施工不具合があった場合には、発見・補修することができ、防水層4の品質向上に寄与することができる。
防水層4の施工が終了したならば、下枠8に後付水切り部材24を取り付ける。下枠8とバルコニー1の床面2との隙間から、後付水切り部材24を、下枠8の下方へと挿入し、ビス27によって水切り板18へと固定する。このとき、後付水切り部材24の転び防止部26が下枠8の下面に当接するとともに、垂下部25が水切り板18の裏面(壁面側の面)に当接することで、後付水切り部材24の位置合わせを容易に行うことができる。また、ビス27を水切り板18の前面側から螺合させるので、取付作業が容易である。さらに、ビス27によって固定しているので、後付水切り部材24は容易に着脱することができる。よって、新築時は勿論のこと、経年変化時のメンテナンスによる再施工時にも、後付水切り部材24を容易に取り外すことができ、防水層4の立ち上がり部5a,5bの施工スペースを確保することができる。
サッシ7の下枠8の下部に後付水切り部材24を取り付けたことによって、下枠8の下方に垂れ下がる水切りの長さが長くなるので、台風などの強風時に、サッシ7の前面に風圧がかかっても、雨水が防水層4の立ち上がり部5a,5bに飛散することはない。したがって、サッシ7の下部の防水性を高めることができる。そして、サッシ7の下方への雨水の飛散による防水上の負荷をなくすことで、バルコニー1の設計の自由度を高めてバリアフリー設計を維持しながら、安定した防水品質を確保することができる。
特に、本発明によれば、防水層4の品質向上と、立ち上がり部5a,5bへの雨水の飛散の防止といった作用を同時に得られるので、壁面内への雨水の浸入を確実に防止でき、サッシ7の下部の防水性が大幅に向上する。
また、後付水切り部材24は、垂下部25と転び防止部26とを備え、転び防止部26が下枠8の下面に当接しているので、垂下部25に、風圧がかかったり、人の足先がぶつかったりして、外力がかかっても、その外力を下枠8の下面に伝えることができ、ビス27にかかる応力を低減できる。したがって、後付水切り部材24が、下枠8から外れて、バルコニー1の基端側に転ぶのを防止できる。
後付水切り部材24は、サッシ7の下枠8の材料と同質もしくは同等の耐久性を有する金属材料あるいは樹脂材料にて構成され、さらに、下枠8の材料と同質もしくは近似する色および質感となるように形成されているので、下枠8と後付水切り部材24とで一体感を得ることができ、意匠性を大幅に向上させることができる。また、下枠8と後付水切り部材24は、万一、汚れや傷が発生したとしても、同等の汚れや傷となるので、一体感を継続的に確保することができる。
[第2実施形態]
図2は、本発明に係るサッシ防水構造を実施するための最良の第2の実施の形態を示した要部拡大斜視図である。
図示するように、かかるサッシ防水構造31は、後付水切り部材32の垂下部33に段差が形成されており、垂下部33の前面が、下枠8の前面と面一になるように形成されたことを特徴とする。詳しくは、垂下部33の上端から水切り板18の垂れ下がり長さ離れた位置に段差が形成されている。段差は水切り板18の厚さと同等の段を有している。
後付水切り部材32は、ステンレス製板材あるいはアルミニウム製板材などを屈曲させて形成されるか、あるいはステンレス製あるいはアルミニウム製の押出形材にて形成される。
なお、その他の構成については、前記した第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付して、説明を省略する。
かかるサッシ防水構造31によれば、下枠8と後付水切り部材32とで一体感を得ることができ、意匠性を向上させることができる。特に、後付水切り部材32の前面と下枠8の前面とを面一にすることは、後付水切り部材32を、下枠8の材料と同質もしくは同等の耐久性を有する金属材料あるいは樹脂材料にて構成するとともに、下枠8の材料と同質もしくは近似する色および質感となるように形成することと相俟って、意匠性を大幅に向上することができる。
[第3実施形態]
図3は、本発明に係るサッシ防水構造を実施するための最良の第3の実施の形態を示した要部拡大斜視図である。図3は、サッシ7の下枠8の側端部を斜め上方から見た図である。
図示するように、かかるサッシ防水構造35は、サッシ7の側面に、サッシ7の前後方向に延びる水切り部材36を設けたことを特徴とする。この水切り部材36は、サッシ7の縦枠29の上下方向に延びる側面を伝って流下してくる雨水が、縦枠29の下端部から下枠8の下面へ流れ込むのを防止するものである。なお、図中、30は縦枠29の前端に側方に張り出すように形成され、サッシ7の前面を流れる雨水が縦枠29の側面に流れ込むのを防止するための前面プレートである。
水切り部材36は、後付水切り部材24と同質もしくは同等の耐久性を有する金属材料あるいは樹脂材料にて構成された板材からなる。この板材は、サッシ7の材料と同質もしくは近似する色および質感となるように形成されている。水切り部材36は、例えば、後付水切り部材24の転び防止部26の端部を切り欠いて、その部分に前記板材を溶接あるいは接着剤などで固定することで形成される。水切り部材36は、下枠8の前端面から外壁の仕上げ面37の位置まで延びて形成されている。なお、水切り部材36は、プレス加工などにより後付水切り部材24と一体的に形成してもよい。
前記構成のサッシ防水構造35によれば、サッシ7の前面からの雨水の飛散を防止できるのみならず、サッシ7の側面からの雨水の浸入を防止できるので、サッシ7周りの防水性が大幅に向上する。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、後付水切り部材24,32は、垂下部25,33と転び防止部26とで構成したが、垂下部25,33のみで構成するようにしてもよい。この場合、後付水切り部材の転びを防止するために、ビスの本数を増やしたり、あるいは接着性の高い接着剤で取り付けたりする。しかし、これでは後付水切り部材の固定手間が増加するので、前記実施の形態のように、転び防止部26を設けるのが好ましい。
また、前記実施の形態では、掃き出し窓用のサッシを例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、通常の引き違い窓や嵌め殺し窓であっても、本発明を適用できるのは勿論である。
本発明に係るサッシ防水構造を実施するための最良の第1の実施の形態を示した断面図である。 本発明に係るサッシ防水構造を実施するための最良の第2の実施の形態を示した要部拡大断面斜視図である。 本発明に係るサッシ防水構造を実施するための最良の第3の実施の形態を示した要部拡大斜視図である。 従来のサッシ防水構造を示した断面図である。
符号の説明
1 バルコニー
2 床面
7 サッシ
8 下枠
16 サッシ防水構造
24 後付水切り部材
25 垂下部
26 転び防止部
27 ビス
31 サッシ防水構造
32 後付水切り部材
33 垂下部
35 サッシ防水構造

Claims (7)

  1. バルコニーに設けられる窓用のサッシの防水構造において、
    前記バルコニーの床面の上方に位置する前記サッシの下枠に、後付水切り部材を設けた
    ことを特徴とするサッシ防水構造。
  2. 前記後付水切り部材は、下方に垂れ下がる垂下部と、前記下枠の下面に当接する転び防止部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のサッシ防水構造。
  3. 前記後付水切り部材は、その前面が前記下枠の前面と面一になるように形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサッシ防水構造。
  4. 前記後付水切り部材は、前記サッシの下枠の材料と同質もしくは同等の耐久性を有する金属材料あるいは樹脂材料にて構成された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のサッシ防水構造。
  5. 前記後付水切り部材は、前記サッシの下枠の材料と同質もしくは近似する色および質感となるように形成された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサッシ防水構造。
  6. 前記後付水切り部材は、前記下枠に着脱自在に固定された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のサッシ防水構造。
  7. 前記後付水切り部材は、ビスによって前記下枠に固定された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のサッシ防水構造。
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