JPH021385Y2 - - Google Patents

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JPH021385Y2
JPH021385Y2 JP11898584U JP11898584U JPH021385Y2 JP H021385 Y2 JPH021385 Y2 JP H021385Y2 JP 11898584 U JP11898584 U JP 11898584U JP 11898584 U JP11898584 U JP 11898584U JP H021385 Y2 JPH021385 Y2 JP H021385Y2
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JP
Japan
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eaves
sheet
decorative board
decorative
eave
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JP11898584U
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JPS6132430U (ja
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Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軒先に施工された軒どいを覆い隠し
て外部から見えなくすることによつて、軒どいが
外部から見えることによつて生じる美感の低下を
防いで家屋の格調を高めることに役立つ軒先化粧
板に関する。
(従来の技術) この種の軒先化粧板として、従来、第3図に例
示したものがあつた(文献を示すことはできな
い)。
即ち同図明示のように、軒先化粧板1は底板1
1とこの底板11から立ち上げられた前板12と
を備えたもので、底板11と前板12とによる囲
繞部に配置された軒どい2を覆い隠して外部から
見えなくしている。
このように軒先化粧板1によつて軒どい2を覆
い隠す理由の一つとして、軒先に施工した軒どい
2が外部から見えると屋根材3の形状や家屋の外
観等との関係からその調和が保たれず、美観や格
調の低下を招くことがあるから、それを防ぐこと
が揚げられる。
ところで、軒どいの施工された軒先の美観や格
調を低下させないために、軒どいの前面を覆い隠
す化粧板が一体に設けられた軒どいがあるが、こ
れには次の難点がある。即ち、軒どいは主に屋根
から流れ落ちる雨水を受けて竪どいへ導く役目を
もつので、その施工にあたつては軒どいに所定の
水の流れ勾配を付与しておく必要があり、そのよ
うに水の流れ勾配を付与して軒どいを施工する
と、軒どいと一体に設けられている化粧板が必然
的に傾斜して配置される。そのため、水平な屋根
材の軒先縁と化粧板とが平行にならないから見苦
しく、満足のいく美観及び格調を得ることができ
ない。
そこで第1図に例示した軒先化粧板1のよう
に、軒どい2とは別体のものを使用することが余
儀なくされる訳である。
同図の軒先化粧板1において、底板11は軒先
の下方から軒どい2やその取付金具4等を見えな
くすることに役立ち、前板12は軒先の前方から
それらを見えなくすることに役立つので、軒どい
2や取付金具4が外部から見えないようにこれら
を覆い隠すには、前板12のみ或は底板11のみ
では不十分である。しかし、このような軒先化粧
板1で軒どい2を覆い隠す場合、軒どい2どうし
のつなぎ目に設けられる継手や取付金具4が軒ど
い2の前端21からその前方へわずかに突き出る
ことを避けられないことから前板12と軒どい2
との間に必ず間〓Lが生じ、この間〓Lから軒ど
い2の内部で飛びはねた雨滴や降雨が軒先化粧板
1の内部に落下して貯まつたり、貯まつた雨水が
軒先化粧板1から溢れ出たりすることがある。そ
のようになると、貯まつた雨水の重量で軒先化粧
板1が変形したり軒先から脱落したり、更には軒
先化粧板1から雨水が流れ落ちたりすることにな
つて軒どい2や軒先化粧板1を施工する初期の目
的を達成できなくなる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記のように軒先化粧板と軒どいと
の間に間〓を設けることを余儀なくされる場合で
あつても、その間〓から軒先化粧板の内部に雨滴
や降雨が浸入しないようにすることを解決すべき
問題点としている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段は、軒先化粧
板の前板に可撓性のシートを設け、このシートを
軒どいの内部に垂れ下げて上記した間〓を塞ぎ、
同時に、雨滴や降雨をシートを伝つて軒どいへ導
くことである。
(作用) 上記手段によると、軒先化粧板と軒どいとの間
の間〓がシートによつて塞がれるのでその間〓か
ら雨滴や降雨が軒先化粧板の内部へ浸入する事態
が未然に防がれるばかりでなく、雨滴や降雨がシ
ートを伝つて軒どいに導かれるので雨水を円滑に
竪どいへ導いて流下させられる。また、軒どいに
水の流れ勾配が付与されていてもシートは軒どい
の内部に垂れ下げられるものであるから、上記作
用が上記流れ勾配を軒どいに付与したことによつ
て阻害されない。更に、シートは可撓性であるか
ら、軒先化粧板に対する軒どいの配置位置が前後
に変動して上記間〓が変化しても、或はその配置
位置が上下に変動しても、上記シートをそれらの
変化・変動に充分に追随させ得る。
(実施例) 第1図に例示した軒先化粧板1にあつては、そ
の前板12の上端部に近い裏面に凹入溝13が長
手方向全長に亘つて設けられており、この凹入溝
13に、可撓性を備えた帯状のシート5の一端に
一体成形された円形断面の線状部51が嵌め込ま
れて保持されている。そして、このシート5が軒
どい2の前壁21に沿つてその内部に垂れ下げら
れている。ここにおいて、図示例のように軒どい
2が吊下げ式の取付金具4によつて吊持されてい
るときは、その取付金具4の軒どい抱持枠41が
シート5を垂れ下げるのにじやまになるが、その
場合でも、第1図及び第2図明示のようにシート
5の可撓性を利用して該シート5を上記軒どい抱
持部41に垂れ掛けておけば、シート5を設ける
ことの作用が阻害されることはない。
上記によれば、軒先化粧板1と軒どい2との間
に間〓Lが生じていても、その間〓Lはシート5
によつて完全に塞がれてしまうからこの間〓Lか
ら雨滴や降雨が軒先化粧板1の内部へ浸入するこ
とがない。また、屋根材3から流れ落ちた雨水が
軒どい2で飛びはねてシート5上に落下しても、
これは、シート5上に落下する降雨とともに軒ど
い2の内部へ導かれ、軒どい2を通して排水され
る。
また、軒どい2に水の流れ勾配が付与されてい
るのに対し、軒先化粧板1が水平に配置されてい
るとしても、シート5が軒どい2の内部に垂れ下
げられておりさえすればその垂れ下がり深さに関
係なく上記作用が奏されるので、上記のように軒
先化粧板1を水平に配置することによつて軒どい
2及び軒先化粧板1を施工する初期の目的が充分
に達成される。
なお、第1図において、軒先化粧板1が底板1
1を有することは第3図の場合と同様である。
本考案において、シート5は軟質塩化ビニルの
ような合成樹脂や軟質ゴムの成形品によつて容易
に構成できる。また、シート5を軒先化粧板1の
前板12に設ける手段としては、図示例以外の手
段、例えば熱融着、接着剤による貼着、軒先化粧
板1とシート5との一体的な同時押出成形その他
の手段を採り得る。
なお、図示実施例ではシート5が取付金具4の
軒どい抱持枠41に垂れ掛けられているが、該部
分のシート5を切り取ることにより、シート5を
軒どい2の前壁21の内部に垂れ下げられる。さ
らに、図示実施例の吊り下げ式の取付金具4に代
えて軒どい2を下方より支持する受金具を用いれ
ば、シート5は金具に邪魔されることなく前壁2
1の内部に垂れ下がることができる。
(考案の効果) 上記したところから明らかなように、本考案に
よる軒先化粧板によると、軒どいとの間に生じる
ことが避けられない間〓から軒先化粧板の内部に
雨滴や降雨が浸入することが完全に防がれるの
で、軒先化粧板の内部に貯まつた雨水の重量によ
る軒先化粧板の変形や脱落、或は、その内部に貯
まつた雨水が溢れ出て流れ落ちることの不都合を
未然に防止できる上、雨水の排水のために施工さ
れる軒どいの本来の作用を充分に発揮させること
ができるようになる。
また、上記効果は軒先化粧板を水平に配置して
その周囲の美的外観との調和を図つても充分に達
成されるので、水の流れ勾配を付与されて施工さ
れる軒どいを覆い隠すための軒先化粧板としての
本来の化粧効果を全く損うことのない汎用性のあ
る施工が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による軒先化粧板の使用例を示
す断面図、第2図はシートを軒どいに垂れ下げた
状態を示す横断平面図、第3図は従来の軒先化粧
板の使用例を示す断面図である。 1……軒先化粧板、11……底板、12……前
板、2……軒どい、5……シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板とこの底板から立ち上げられた前板とを備
    えた軒先化粧板において、上記底板と前板とによ
    る囲繞部に配置された軒どいの内部に垂れ下げら
    れる可撓性のシートを前記前板に設けたことを特
    徴とする軒先化粧板。
JP11898584U 1984-07-31 1984-07-31 軒先化粧板 Granted JPS6132430U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11898584U JPS6132430U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 軒先化粧板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11898584U JPS6132430U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 軒先化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6132430U JPS6132430U (ja) 1986-02-27
JPH021385Y2 true JPH021385Y2 (ja) 1990-01-12

Family

ID=30677862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11898584U Granted JPS6132430U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 軒先化粧板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6132430U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620818Y2 (ja) * 1987-07-28 1994-06-01 松下電工株式会社 排水機能を有する庇屋根

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6132430U (ja) 1986-02-27

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