JP2500825Y2 - 窯業系外装役物 - Google Patents

窯業系外装役物

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JP2500825Y2
JP2500825Y2 JP1989132812U JP13281289U JP2500825Y2 JP 2500825 Y2 JP2500825 Y2 JP 2500825Y2 JP 1989132812 U JP1989132812 U JP 1989132812U JP 13281289 U JP13281289 U JP 13281289U JP 2500825 Y2 JP2500825 Y2 JP 2500825Y2
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ceramic
exterior
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exterior accessory
rainwater
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敏次 奥
英郎 佐藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建物の外装をするとき化粧用の縁材として水
平に架設して取り付ける窯業系外装役物に関するもので
ある。
[従来の技術] 近年、建物の外壁の外装をするのに窯業系材料にて形
成された外装材を用いて施工されることが多くなってき
た。このような外壁の場合、窓等の開口部の下縁に化粧
や水仕舞いのために水平に窯業系外装役物が架設して取
り付けられる。従来の窯業系外装役物は断面略矩形状で
水平方向に長い長尺物であり、窯業系外装役物の施工し
た状態では窯業系外装役物の上面に沿って流れる雨水が
そのまま下面に伝い下面から外装材の外面に沿って流れ
るようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、窯業系外装役物の前面からそのまま下面に
雨水が流れて外装材の外面に沿って流れると、窯業系外
装役物の下面や外装材の外面が汚れるという問題があっ
た。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
考案の目的とするところは前面から下面に伝って雨水が
流れない窯業系外装役物を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案窯業系外装役物Aは、
窯業系材料にて水平に長い長尺に形成される共に下面の
前端に下方に突出する下突出部8が長手方向全長に亘っ
て設けられ、下突出部8の背面に水切り凹条9が長手方
向に亘って設けられ、さらに下面は背面側の端部から前
端部の下突出部8側に向けて徐々に下がる緩やかな傾斜
面にされたものである。
[作用] 窯業系外装役物Aは外装材11の外面に水平に架設され
るが、この施工状態で窯業系外装役物Aの前面に沿って
流れ落ちる雨水が下突出部8に流れて下突出部8下端か
ら下に落ちる。このとき水切り凹条9にて窯業系外装役
物Aの下面に雨水が流れるのが確実に防止される。また
雨水がたとえ下突出部8を越えたとしても傾斜面にてそ
れ以上雨水が行くのが阻止される。
[実施例] 窯業系外装役物Aは例えば繊維入りセメント系材料の
ような窯業系材料を押出成形して水平に長尺にしたもの
であって、第1図に示すように前面側には適宜断面形状
の模様状凹凸1を設けてあり、背面に長手方向に亘って
位置決め溝4を設けてある。この窯業系外装役物Aの上
面には後面側から前面側に向けて高さが低くなる緩やか
な傾斜面2が長手方向全長に亘って設けてある。かかる
傾斜面2は水平面に対して10〜15°の角度傾斜した傾斜
面である。窯業系外装役物Aの上面の後端には水平な平
面部5を長手方向全長に亘って設けてある。窯業系外装
役物Aの前端の上端には面取り3を長手方向全長に亘っ
て設けてある。この面取り3は図面に示すように断面円
弧状であっても略45°の角度に傾斜した面であってもよ
い。窯業系外装役物Aの前面の上部には前方に突出する
前上突出部6を設けてあり、前上突出部6の下面側の内
隅部には円弧状の水切り凹部7を長手方向全長に亘って
設けてある。窯業系外装役物Aの下面の前部には下方に
突出する下突出部8を設けてあり、下突出部8の背面の
内隅には円弧状の水切り凹条9を長手方向全長に亘って
設けてある。上記のように構成せる窯業系外装役物Aは
例えば第2図に示すように使用される。壁本体16には開
口部17を設けてあり、この開口部17にサッシ枠18をはめ
込んであり、サッシ枠18を柱19、間柱20、窓台21、上枠
22等に取り付けてある。開口部17の下方には外装材11の
外面側で水平に窯業系外装役物Aを架設してあり、固定
釘13にて窯業系外装役物Aを固定してある。このとき、
外装材11に予め位置決め釘26を打設してあり、位置決め
釘26の釘頭に位置決め溝4を嵌合して窯業系外装役物A
を位置決めし、固定釘13にて窯業系外装役物Aを固定す
る。開口部17の上方及び側方の外装材11の外面には窯業
系材料にて形成せる化粧縁23を配置してあり、化粧縁23
を固定釘13にて固定してある。しかして窯業系外装役物
Aの上面に落ちた雨水は上面の傾斜面2に沿って流れて
上面に溜まることがない。このとき傾斜面2が緩いので
勢いよく流れることがなく雨水が前方に飛び散ることが
ない。また上面の前端に面取り3があるので傾斜面2に
沿って流れた雨水が前上突出部6に沿って流れる。前上
突出部6に沿って流れた雨水は前上突出部6の下端から
垂れ落ちる。このとき水切り凹部7にて水切りされて窯
業系外装役物Aの前面に回ることがない。また窯業系外
装役物Aの前面に伝う雨水は下突出部8の下端から垂れ
落ちる。このとき水切り凹条9にて窯業系外装役物Aの
下面側に雨水が回り込むのを防止できる。
また窯業系外装役物Aを接続するにあたっては、第3
図に示すように一対の窯業系外装役物Aの長手方向の端
面間に両面テープ24を介在させて接合する。この両面テ
ープ24は発泡ポリエチレンの板材の両面に粘着剤を設け
たりしたものである。隣合う窯業系外装役物A間にでき
る隙間は必要に応じてパテ等で埋める。
窯業系外装役物Aを固定釘13で固定するとき、第4図
に示すように固定釘13の頭13aをポンチ25を打ち込んで
頭13aを埋設し、パテ28等で埋める。
[考案の効果] 本考案窯業系外装役物は叙述の如く下面の前端に下方
に突出する下突出部が長手方向全体に亘って設けられて
いるので、窯業系外装役物の前面を流れる雨水が下突出
部の下端から垂れ落ちるものであり、しかも下突出部の
背面に水切り凹条が長手方向に亘って設けられているの
で、水切り凹条で水切りして下突出部から窯業系外装役
物の下面に雨水が回り込むのが防止されるものであり、
従って窯業系外装役物の上面から下面に雨水が伝って流
れるのを確実に防止して窯業系外装役物の下面や外装材
が汚れるのを防止できるものである。また窯業系外装役
物の下面を背面側の端部から前端側の下突出部に向けて
徐々に下がる緩やかな傾斜面にしたので、前面を伝う雨
水がたとえ下突出部を越えても下面の前程下方に下がる
傾斜面にて雨水が背方に行くのを阻止でき、さらに窯業
系外装役物の下面にかかった雨水も下面の傾斜で前端の
下突出部に導くことができ、窯業系外装役物の下面や窯
業系外装役物を取り付けた外装材の外面が汚れるのを確
実に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案窯業系外装役物の一実施例の断面図、第
2図(a)は同上の他の使用状態の概略正面図、第2図
(b)(c)は第2図(a)の側断面図及び平断面図、
第3図(a)(b)は同上の窯業系外装役物の接続状態
の正面図及び側面図、第3図(c)は同上の斜視図、第
4図は同上の固定釘の打入を説明する断面図であって、
Aは窯業系外装役物、8は下突出部、9は水切り凹条で
ある。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窯業系材料にて水平に長い長尺に形成され
    ると共に下面の前端に下方に突出する下突出部が長手方
    向全長に亘って設けられ、下突出部の背面に水切り凹条
    が長手方向に亘って設けられ、さらに下面は背面側の端
    部から前端側の下突出部側に向けて徐々に下がる緩やか
    な傾斜面にされた窯業系外装役物。
JP1989132812U 1989-11-15 1989-11-15 窯業系外装役物 Expired - Lifetime JP2500825Y2 (ja)

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JPH0371044U JPH0371044U (ja) 1991-07-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037530U (ja) * 1983-08-24 1985-03-15 昭和電工建材株式会社 外壁水侵入防止構造
JPH0442405Y2 (ja) * 1986-04-14 1992-10-07

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JPH0371044U (ja) 1991-07-17

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