JPH0810152Y2 - ドア枠の下辺隅部構造 - Google Patents

ドア枠の下辺隅部構造

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Publication number
JPH0810152Y2
JPH0810152Y2 JP1990084635U JP8463590U JPH0810152Y2 JP H0810152 Y2 JPH0810152 Y2 JP H0810152Y2 JP 1990084635 U JP1990084635 U JP 1990084635U JP 8463590 U JP8463590 U JP 8463590U JP H0810152 Y2 JPH0810152 Y2 JP H0810152Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
airtight material
frame
material pocket
vertical
pocket portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990084635U
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English (en)
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JPH0442588U (ja
Inventor
順一 吉田
淳 田所
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は浴室やシャワールーム等の出入口に設けられ
るドア枠の下辺隅部構造に係り、特にドア枠の隅部から
の水の浸出を防止するように水密性が向上されたドア枠
の下辺隅部構造に関する。
[従来の技術] 第3図はドア枠の一例を示す正面図である。ドア枠10
は一対の竪枠12と水平な下枠14及び上枠16とを有した方
形枠状のものであり、ドア18がその枠内側部分に配置さ
れる。このドア10が浴室出入口に設けられる場合は、次
に述べる第2図の符号20側が浴室側となり、21側が更衣
室側となるように設置される。
第2図にこのドア枠の下辺隅部構造を示す。この竪枠
12には上下方向に竪枠気密材ポケット部22が設けられて
おた、下枠14には下枠気密材ポケット部24が設けられて
いる。この下枠気密材ポケット部24は、下枠14の縦面14
bから前方に突出しており、この下枠気密材ポケット部2
4の下方かつ縦面14bの前方には空間部Bが形成されてい
る。竪枠気密材ポケット22は平板状プレート部26を介し
て竪枠12の本体部12aの枠内側の側面に沿って設けられ
ている。竪枠気密材ポケット部22はプレート部26の前面
よりも前方に突出し、これによって本体部分12a、プレ
ート部26及び竪枠気密材ポケット部22によって三方が囲
まれた空間部Aが形成されている。
竪枠気密材ポケット部22の前面と下枠気密材ポケット
部24の前面とは、図示の通り、面一状に揃った状態とな
っている。
下枠14の長手方向一端は竪枠12の本体部12aの下端の
枠内側の側面にパッキン(図示略)を介して当接してい
る。
第2図の如く、従来は、竪枠気密材ポケット部22及び
プレート部26の下端面は下枠気密材ポケット部24の上面
に当接している。この竪枠気密材ポケット部22及びプレ
ート部26と下枠気密材ポケット部24との当接面にはパッ
キンを介在できないので、そのままの状態とするか又は
当接部位にシリコンコーキングを施すことが行なわれて
いる。
[考案が解決しようとする課題] 第2図に示したドア枠の下辺隅部構造においては、竪
枠本体部12a、プレート部26及び竪枠気密材ポケット部2
2で囲まれる空間部Aに入り込んだシャワー飛散水や、
結露水などは、これら竪枠本体部12a、プレート部26、
竪枠気密材ポケット部22の該空間部Aに面する縦面に沿
って流れ下り、該空間部Aの下部の下枠気密材ポケット
部24上に溜まる。
しかして、竪枠気密材ポケット部22及びプレート部26
と下枠気密材ポケット部24との当接面にパッキンが介在
されていないところから、この空間部Aの下部に溜った
水は該当接面を通過して更衣室側21に浸出してしまう。
該当接面にシリコンコーキングを施せば、この水の浸
出は防止できるが、見栄えが悪いと共に、カビが付着し
易い等の問題がある。また、長期間経過すると、シリン
コンコーキングが剥れたりして水が浸出するようにな
る。
[課題を解決するための手段] 本考案のドア枠の下辺隅部構造は、竪枠12の本体部12
aの下端の枠内側の側面に下枠14の長手方向の一端面が
当接しており、該竪枠本体部12aの枠内側の側面には竪
枠長手方向に平板状のプレート部26を介して竪枠気密材
ポケット部22が延設されており、該竪枠気密材ポケット
部22は該プレート部26の前面よりも前方に突出し、これ
によって竪枠本体部12a、プレート部26及び竪枠気密材
ポケット部22で三方が囲まれた空間部Aが形成されてお
り、該下枠14には下枠長手方向に下枠気密材ポケット部
24が延設されており、該竪枠気密材ポケット部22の前面
と下枠気密材ポケット部24の前面とは面一状となってお
り、該下枠気密材ポケット部24は該下枠14の縦面14bか
ら前方に突設され、これにより、該下枠気密材ポケット
部24の下方かつ該縦面14bの前方に空間部Bが形成され
ており、該竪枠気密材ポケット部22の下端と下枠気密材
ポケット部24の長手方向一端とが係合しているドア枠の
下辺隅部構造において、下枠気密材ポケット部24の該長
手方向一端に切欠部を設け、該プレート部26及び縦枠気
密材ポケット部22の下端を該切欠部に嵌合させ、前記空
間部Aを空間部Bに連通させたことを特徴とするもので
ある。
[作用] かかる本考案のドア枠の下辺隅部構造にあっては、竪
枠の本体部とプレート部及び竪枠気密材ポケット部とで
囲まれた空間部Aの下部が下枠気密材ポケット部を通り
抜けて空間部Bに連通した構成となる。従って、該空間
部Aの下部に水が溜まることがなく、更衣室などへの水
の浸出も解消される。
[実施例] 第1図は実施例に係るドア枠の下辺隅部構造の斜視図
であり、下枠気密材ポケット部24の一端側に切欠部30が
設けられ、この切欠部30に竪枠気密材ポケット部22及び
プレート部26の下端が嵌合されている。竪枠気密材ポケ
ット部22及びプレート部26の下端は、図示の通り、下枠
気密材ポケット部24の下面と略同一高さにまで達してい
る。なお、下枠14のリブ14aには透口32が設けられてい
る。
その他の構成は第2図と同様であり、同一符号は同一
部分を示している。
かかる本実施例のドア枠の下辺隅部構造にあっては、
竪枠12の本体部12aとプレート部26及び竪枠気密材ポケ
ット部22とで囲まれた空間部Aの下部が下枠気密材ポケ
ット部24を通り抜けて空間部Bに連通した構成となる。
従って、空間部Aに入り込んだ水はそのまま下枠気密材
ポケット部22の下側の空間部Bに通り抜けるようにな
り、該空間部Aの下部に水が溜まることはなく、更衣室
側21への水の浸出も解消される。なお、下枠気密材ポケ
ット部24の下方に落下した水は透口32から浴室20内へ流
出される。
また、本実施例ではコーキングがないから、施工が簡
単であると共に、見栄えも良い。もちろん、耐久性も極
めて良好である。
[効果] 以上の通り、本考案のドア枠の下辺隅部構造にあって
は、竪枠気密材ポケット部と下枠気密材ポケット部との
交叉隅部付近からの水の浸出が確実に解消される。ま
た、シリコンコーキングが不要で施工が簡便であると共
に、見栄えも良好である。さらに、耐久性も極めて良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係るドア枠の下辺隅部構造の斜視図、
第2図は従来例に係るドア枠の下辺隅部構造の斜視図、
第3図はドア枠の正面図である。 10……ドア枠、12……竪枠、12a……竪枠本体部、22…
…竪枠気密材ポケット部、24……下枠気密材ポケット
部、26……プレート部、30……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】竪枠12の本体部12aの下端の枠内側の側面
    に下枠14の長手方向の一端面が当接しており、 該竪枠本体部12aの枠内側の側面には竪枠長手方向に平
    板状のプレート部26を介して竪枠気密材ポケット部22が
    延設されており、 該竪枠気密材ポケット部22は該プレート部26の前面より
    も前方に突出し、これによって竪枠本体部12a、プレー
    ト部26及び竪枠気密材ポケット部22で三方が囲まれた空
    間部Aが形成されており、 該下枠14には下枠長手方向に下枠気密材ポケット部24が
    延設されており、 該竪枠気密材ポケット部22の前面と下枠気密材ポケット
    部24の前面とは面一状となっており、 該下枠気密材ポケット部24は該下枠14の縦面14bから前
    方に突設され、これにより、該下枠気密材ポケット部24
    の下方かつ該縦面14bの前方に空間部Bが形成されてお
    り、 該竪枠気密材ポケット部22の下端と下枠気密材ポケット
    部24の長手方向一端とが係合しているドア枠の下辺隅部
    構造において、 下枠気密材ポケット部24の該長手方向一端に切欠部を設
    け、該プレート部26及び竪枠気密材ポケット部22の下端
    を該切欠部に嵌合させ、前記空間部Aを空間部Bに連通
    させたことを特徴とするドア枠の下辺隅部構造。
JP1990084635U 1990-08-10 1990-08-10 ドア枠の下辺隅部構造 Expired - Lifetime JPH0810152Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0442588U JPH0442588U (ja) 1992-04-10
JPH0810152Y2 true JPH0810152Y2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=31633245

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842423A (ja) * 1971-10-04 1973-06-20
JPS5844390U (ja) * 1981-09-17 1983-03-25 ワイケイケイ株式会社 サツシの気密装置

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JPH0442588U (ja) 1992-04-10

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