JP2536379Y2 - 浴 室 - Google Patents

浴 室

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JP2536379Y2
JP2536379Y2 JP10768491U JP10768491U JP2536379Y2 JP 2536379 Y2 JP2536379 Y2 JP 2536379Y2 JP 10768491 U JP10768491 U JP 10768491U JP 10768491 U JP10768491 U JP 10768491U JP 2536379 Y2 JP2536379 Y2 JP 2536379Y2
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JP
Japan
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bathroom
piece
floor pan
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wall panel
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JP10768491U
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JPH0554766U (ja
Inventor
敏行 佐藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴室に関し、詳しくは
躯体はそのままで浴室スペースを広げ、かかる場合の施
工において隙間が生じるのをなくし、かつ施工性を高め
ようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、浴槽11、床
パン1、浴室壁パネル4、シャワー12等を備えた浴室
が知られている。つまり、床パン1の立ち上げ段部2に
浴室壁パネル4、ドア枠などを載設し、浴室壁パネル4
にシャワー12等を設けて浴室が構成されるのである。
そして、床パン1、浴槽11等に数種のサイズが用意さ
れており、ユーザーの要望に対処することができるもの
である。図中26は配管である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのような構
成のものにおいては、床パン1の立ち上げ段部2に浴室
壁パネル4、ドア枠などを載設し、浴室壁パネル4にシ
ャワー12等を設けて、浴室壁パネル4と建物躯体9と
の間に配管スペースSを構成するのであり、このよう
に、配管スペースSが上下に高く形成され、浴室壁パネ
ル4が建物躯体9から内側に寄せられ、このため、浴室
スペースが狭くなるという問題があった。
【0004】本考案はこのような問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、配管スペース
を充分に構成しながら、浴室壁パネルを建物躯体側に近
接させることができ、浴室スペースが狭くなるのを回避
し、特に本考案においては、その施工に際して、浴室拡
張部材とこれを載設する床パンとの間に隙間が生じるの
を阻止し、充分なシール性を確保し、加えて、床パンと
建物躯体との所定間隔を容易に割り出し、施工性を高め
ることができる浴室を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、床パン1の立
ち上げ段部2に浴室拡張部材3が載設され、浴室拡張部
材3に浴室壁パネル4が載設されて浴室拡張部材3の背
部と建物躯体9間に配管スペースSを構成する浴室であ
って、立ち上げ段部2よりも外側における立ち上げ片5
に略L字型の押さえ片6が取付けられ、押さえ片6にて
浴室拡張部材3の下片7を立ち上げ段部2に押圧すると
ともに下片7と立ち上げ段部2間にシール剤8を介装し
て成ることを特徴とするものである。
【0006】また、押さえ片6の上端から外方に向けて
建物躯体9に至るスペース片10を延出して成ることを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように、床パン1の立ち上げ段部2に浴室
拡張部材3が載設され、浴室拡張部材3に浴室壁パネル
4が載設されて浴室拡張部材3の背部と建物躯体9間に
配管スペースSを構成することによって、浴室拡張部材
3の背部に配管スペースSが構成され、浴室拡張部材3
の上に載設させる浴室壁パネル4は建物躯体9に近接さ
せ、浴室壁パネル4を建物躯体9から遠ざける必要がな
く、建物躯体9はそのままで浴室スペースを広くするよ
うにし、そして特に本考案においては、床パン1の立ち
上げ段部2よりも外側における立ち上げ片5に略L字型
の押さえ片6が取付けられ、押さえ片6にて浴室拡張部
材3の下片7を立ち上げ段部2に押圧するとともに下片
7と立ち上げ段部2間にシール剤8を介装することによ
って、押さえ片6にて浴室拡張部材3の下片7をシール
剤8を介して床パン1の立ち上げ段部2に押圧し、床パ
ン1に人が乗る荷重にて、床パン1と浴室拡張部材3と
の間に隙間が生じるのをなくし、シール性を充分なもの
にしたものである。
【0008】また、押さえ片6の上端から外方に向けて
建物躯体9に至るスペース片10を延出することによっ
て、スペース片10を建物躯体9に当接させるだけで、
床パン1と建物躯体9間の間隔を所定間隔になし、所定
間隔の割り出しが容易になり施工性を高めるようにした
ものである。
【0009】
【実施例】図1(c)に示すように、床パン1は洗い場
部分13と浴槽側部分14とから構成され、床パン1は
浴室スペースに設置され、浴槽側部分14に浴槽11が
設置され、床パン1の周部には立ち上げ段部2が形成さ
れ、この立ち上げ段部2の外側には立ち上げ片5が立ち
上げられている。床パン1の立ち上げ段部2には背方が
開放されて断面が略コ字型の浴室拡張部材3が載設さ
れ、浴室拡張部材3の上に浴室壁パネル4が載設されて
浴室拡張部材3の背部と建物躯体9間に配管スペースS
を構成してある。そして浴室拡張部材3には浴室壁パネ
ル4やドア枠(図示せず)が載設固定され、かかる場
合、配管スペースSは浴室拡張部材3の背方に構成され
ていて、従来のように、建物躯体9と浴室壁パネル4と
の間に無駄なスペースを構成しなくてもよく、浴室壁パ
ネル4は建物躯体9に近接して配置させることができ、
浴室壁パネル4を浴槽11や洗い場部分13から離すこ
とができ、浴室スペースを広げることができるようにし
てある。
【0010】そして、本考案においては、床パン1に人
が乗る荷重にて、床パン1と浴室拡張部材3との間に隙
間が生じようとするが、かかる問題がないようにしてあ
る。以下その構成を詳述する。図1に示すように、略L
字型の押さえ片6の上端には下方が開口した挟持部16
が一連に形成され、この挟持部16を床パン1の立ち上
げ片5の上端に係止するとともに押さえ片6をその取付
孔17においてビス18にて立ち上げ片5に固定してあ
る。かかる場合、押さえ片6としては、図4に示すよう
に、押さえ片6の上端から外方に向けて建物躯体9に至
るスペース片10を延出した請求項2における押さえ片
6aが浴室拡張部材3の長さ方向の中間部に使用されて
いて、押さえ片6aのスペース片10を建物躯体9に当
接させるだけで、床パン1と建物躯体9間の間隔を所定
間隔になし、所定間隔の割り出しが容易になり施工性を
高めている。
【0011】そして、押さえ片6,6aにて浴室拡張部
材3の下片7をシール剤8を介して床パン1の立ち上げ
段部2に押圧し、床パン1に人が乗る荷重にて、床パン
1と浴室拡張部材3との間に隙間が生じるのをなくし、
シール性を充分なものにしている。図5は浴室拡張部材
3のコーナー部材3aを示していて、直線状の長尺な浴
室拡張部材3をコーナー部において接続するものであ
る。かかるコーナー部材3aは幅の広い凹溝19が形成
され、凹溝19の底部にはバックアップ剤となるパッキ
ン20が貼着されている。そして、長尺な浴室拡張部材
3の背面には長さ方向に間隔を隔ててリブ21が突出さ
れている。そしてこの長尺な浴室拡張部材3は長さ方向
において切断が可能で、種々の形状の床パン1に対処で
きるようにしてある。つまり、浴室拡張部材3をリブ2
1を端部に残すように切断し、端部のリブ21を凹溝1
9に挿合し、幅の広い凹溝19において寸法調整をおこ
ない、図5(b)に示すように、シール剤22を充填し
て、浴室拡張部材3とコーナー部材3aとの接続箇所を
面一にするとともにこの箇所におけるシール性を高めて
ある。そして、浴室拡張部材3には段差部24が形成さ
れ、浴室壁パネル4を伝い下りる水滴をより確実に床パ
ン1内に導くようにしてある。図6は混合水栓25を設
ける箇所の断面図を示していて、浴室拡張部材3の背部
に配された配管26に混合水栓25を接続し、浴室拡張
部材3の背部の配管スペースSを有効に利用している。
図7は浴室拡張部材3の点検口27を形成し、この点検
口27に点検蓋28をパッキン29を挿合してビス30
にて固定し、かつ点検蓋28の上縁に沿ってシール剤3
1を充填し、かつ、点検蓋28を凹型に形成して、水切
り性を高めている。この点検蓋28を外すことで、配管
スペースS部分のメンテナンスをおこなえる。
【0012】
【考案の効果】本考案は上述のように、床パンの立ち上
げ段部に浴室拡張部材が載設され、浴室拡張部材に浴室
壁パネルが載設されて浴室拡張部材の背部と建物躯体間
に配管スペースを構成するから、浴室拡張部材の背部に
配管スペースが構成され、浴室拡張部材の上に載設させ
る浴室壁パネルは建物躯体に近接させることができ、浴
室壁パネルを建物躯体から遠ざける必要がなく、建物躯
体はそのままで浴室スペースを広くすることができると
いう利点を有するものでありながら、特に本考案におい
ては、床パンの立ち上げ段部よりも外側における立ち上
げ片に略L字型の押さえ片が取付けられ、押さえ片にて
浴室拡張部材の下片を立ち上げ段部に押圧するとともに
下片と立ち上げ段部間にシール剤を介装するから、押さ
え片にて浴室拡張部材の下片をシール剤を介して床パン
の立ち上げ段部に押圧し、床パンに人が乗る荷重にて、
床パンと浴室拡張部材との間に隙間が生じるのをなく
し、シール性を充分なものにできるという利点がある。
【0013】また、押さえ片の上端から外方に向けて建
物躯体に至るスペース片を延出するから、スペース片を
建物躯体に当接させるだけで、床パンと建物躯体間の間
隔を所定間隔にでき、所定間隔の割り出しが容易になり
施工性を高めることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、(a)は部分断面
図、(b)は部分断面図、(c)は床パンの施工を示す
斜視図である。
【図2】同上の一部破断した斜視図である。
【図3】同上の押さえ片を示し、(a)は斜視図、
(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図4】同上の押さえ片の他の実施例を示し、(a)は
斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図5】(a)は浴室拡張部材のコーナー部品と長尺部
品を示す斜視図、(b)は接続状態の断面図、(c)は
建物躯体への取付け状態を示す断面図、(d)は長尺部
材の斜視図である。
【図6】同上の混合水栓の取付け箇所における断面図で
ある。
【図7】(a)は点検口における分解斜視図、(b)は
断面図、(c)は他の施工例の断面図である。
【図8】従来例を示し、(a)は破断斜視図、(b)は
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 床パン 2 立ち上げ段部 3 浴室拡張部材 4 浴室壁パネル 5 立ち上げ片 6 押さえ片 7 下片 8 シール剤 9 建物躯体 10 スペース片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パンの立ち上げ段部に浴室拡張部材が
    載設され、浴室拡張部材に浴室壁パネルが載設されて浴
    室拡張部材の背部と建物躯体間に配管スペースを構成す
    る浴室であって、立ち上げ段部よりも外側における立ち
    上げ片に略L字型の押さえ片が取付けられ、押さえ片に
    て浴室拡張部材の下片を立ち上げ段部に押圧するととも
    に下片と立ち上げ段部間にシール剤を介装して成る浴
    室。
  2. 【請求項2】 押さえ片の上端から外方に向けて建物躯
    体に至るスペース片を延出して成ることを特徴とする請
    求項1記載の浴室。
JP10768491U 1991-12-27 1991-12-27 浴 室 Expired - Lifetime JP2536379Y2 (ja)

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