JP3162007B2 - 道路標識柱 - Google Patents

道路標識柱

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JP3162007B2
JP3162007B2 JP31210497A JP31210497A JP3162007B2 JP 3162007 B2 JP3162007 B2 JP 3162007B2 JP 31210497 A JP31210497 A JP 31210497A JP 31210497 A JP31210497 A JP 31210497A JP 3162007 B2 JP3162007 B2 JP 3162007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路標識柱にかか
、さらに詳しくは、車道のセンターライン、車線変
更線、分離帯などに利用される、曲がるポールをもつ道
路標識柱に関している。
【0002】
【従来の技術】現在の高速道路および一般道路では、車
両が接触や衝突をなしたときに曲がるポールをもつ道路
標識柱が広く使用されている。
【0003】この種のものとして、実開平5−3221
1号には、ポールと着脱可能なベースとをもつものが記
載されている。ポールは、上端を閉塞され、下端を開放
された中空円筒パイプの形態をなし、下端開口の周囲に
フランジを一体に形成されている。ベースは、ポールの
下端開口の内部にはまる突起およびポールのフランジ下
面を受ける周縁をもつ基板と、ポールにはまる中央開口
およびポールのフランジ上面および路面に接触する周縁
もつ押さえリングとからなっていて、基板は中央にある
孔にアンカー部材ボルトを貫通させてポール下端にかん
合、かつ固定されている。設置は、アンカー部材ボルト
における基板の外に位置している部分を道路に埋設し、
押さえリングをポールにはめ、フランジを基板といっし
ょに挟持することによってなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この道路標識柱は、一
部が破損しても、破損した部材のみを交換することがで
きるため、保守を低コストでおこなえる。しかし、ポー
ルの着脱を簡単におこなる反面、押さえがポールのフ
ランジおよび基板の弾性変形によってこれらに装着され
ているため、自動車のタイヤが押さえリングに衝突する
と、押さえリングが外れ、また、自動車の一部がポール
に引っ掛かり、ポールが引っ張られると、押さえリング
もいっしょに引っ張られ、引っ張っている方向と反対側
が浮き上がって、押さえリングが簡単に外れる。押さえ
リングが外れると、ポールが倒れ、標識としての機能を
ただちにそう失する。
【0005】本発明の目的は、保守を低コストでおこな
うことができるばかりか、自動車などとの接触や衝突に
よって視線誘導標識としての機能をそう失しない、道路
標識柱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の道路標識柱は、車両などとの接触や衝突に
よって曲がるポールと、ポール下部に取り付けられたベ
ースと、道路に埋設されたアンカー部材と、ポールおよ
びベースをアンカー部材に結合する締結部材とをもつ道
路標識柱において、ポールおよびベースがたがいに独立
した部材からなり、ポールが、中空の形態をなしている
とともに、上下に貫通孔をもち、ベースがポール下部を
かん合させる凹みおよび凹みの底に貫通孔をもち、締結
部材が、ポール下部の貫通孔およびベースの貫通孔より
も径の小さなねじ軸と、これらの貫通孔よりも径が大き
く、かつポール上部の貫通孔よりも径の小さなヘッドと
をもつとともに、ポール内部にヘッドを位置させてねじ
軸をアンカー部材にねじ込まれている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の道路標識柱において、道
路への設置は、たとえば、道路にアンカー部材を埋設し
たあと、ベースを路面に置き、ポールをベースにはめ、
あるいは、さきにポールをベースにはめ、該組立物を路
面に置き、締結部材をポール上部にある貫通孔からポー
ル内部にいれ、ポール下部およびベースにある貫通孔を
通ってアンカー部材に結合することでなされる。
【0008】設置後に、自動車などがポールあるいはベ
ースもしくはこれら双方に接触や衝突しても、ポールお
よびベースがポール内部に配置され、かつベースを貫通
する締結部材によってアンカー部材に結合されている、
つまり、ポールおよびベースを結合する部材が外部に露
出していないため、これらが外れないばかりか、ポール
が自動車によって引っ張られても、ポールがベースから
分離せず、むしろ、ベースにある凹みを形成する壁がベ
ースからのポールの抜け出しを阻止するため、つねに標
識としての機能を維持する。また、これらの接触や衝突
によって、ポールあるいはベースが壊れても、ポールと
ベースとがたがいに独立した部材からなっているため、
破損した部材のみを交換するだけで、もとの状態に復帰
をおこなえ、部品コストが低いばかりか、交換作業も、
締結部材をはずすだけで、分解をおこなえ、締結部材を
アンカー部材にねじ込むことによって再設置をおこな
え、作業も簡単であるため、保守を低コストでおこなえ
る。そして、ポールおよびベースに機械的強さや耐候性
などが異なるものを複数種類用意しておくことによっ
て、復旧に際してばかりか、新たな設置に際しても、設
置環境の各々に応じた最適な性能もつものを簡単に、
かつ低コストで得られる。
【0009】本発明のある実施の形態において、ポール
は下部領域を上部領域よりも弾性復元力の高い材料によ
って構成された中空の一体成形物からなっているととも
に、上下に貫通孔をもち、ベースはポール下部をかん合
させる凹みおよび凹みの底に貫通孔をもち、締結部材は
ポール下部の貫通孔およびベースの貫通孔よりも径の小
さい部分と、これらの貫通孔よりも径が大きく、かつポ
ール上部の貫通孔よりも径の小さな部分とをもつととも
に、ポール内部に後者の部分を位置させて、前者の部分
をアンカー部材に結合されている。
【0010】本発明の他の実施の形態において、ポール
は中空の形態をなし、上下に貫通孔をもつ本体と、本体
下部をかん合させる凹みおよび凹みの底に貫通孔をも
つ、本体下部にかん合、かつ固定された本体よりも弾性
復元力の大きな受け体とからなり、ベースは受け体の下
部をかん合させる凹みおよび凹みの底に貫通孔をもち、
締結部材はポール下部の貫通孔、ベースの貫通孔および
受け体の貫通孔よりも径の小さい部分と、これらの貫通
孔よりも径が大きく、かつポール上部の貫通孔よりも径
の小さな部分とをもつとともに、ポール内部に後者の部
分を位置させて、前者の部分をアンカー部材にねじ込ま
れている。
【0011】本発明のさらに他の実施の形態において、
ポールは中空の形態をなし、上下に貫通孔をもつ本体
と、中空の形態をなし、上下に貫通孔をもつ、本体下部
に結合された本体よりも弾性復元力の大きな連結体とか
らなるとともに、該結合を本体下部の貫通孔のまわりに
ある結合部と連結体上部の貫通孔のまわりにある結合部
とによってなされ、ベースは連結体下部をかん合させる
凹みおよび凹みの底にポールの孔と同軸に位置する貫通
孔をもち、締結部材はベース下部にある貫通孔より径の
小さい部分と、該貫通孔より径が大きく、かつポール上
部の貫通孔および連結体上部の貫通孔よりも径が小さい
部分とをもつとともに、連結体内部に後者の部分を位置
させ、前者の部分をアンカー部材にねじ込まれている。
【0012】本発明の道路標識柱の実施例は、以下に、
図面を参照して説明する。
【0013】この道路標識柱は、図1および図2に示す
ように、ポール10、ポール下部がはまるベース20お
よびこれらを道路に設置する部材30からなっている。
【0014】ポール10は中空円筒パイプの形態をなす
本体11を具備している。本体11は、上部開口をヘッ
ド12によって、下部開口を底壁13によって閉塞され
ている。ヘッド12は曲率の大きな球面をなすもので、
本体11と一体に形成されているとともに、中央に貫通
孔14を設けられている。キャップ15が貫通孔14に
はめ込まれている。キャップ15は、貫通孔14にはま
る浅い円筒をなす部分と、ヘッド12における貫通孔1
4のまわりの領域に圧着される貫通孔14よりも直径の
大きな円盤をなす部分とからなっている。底壁13は、
本体11の長手方向中心軸と直角に位置する平行平面壁
からなっており、本体11と一体に形成され、中央に貫
通孔14と同軸に貫通孔16を設けられている。本体1
1の周面壁には、図1に示すように、三つの反射体17
がたがいに間隔をおき、かつ長手方向に沿って設けられ
ている。反射体自体は再帰性反射シートをテープの形態
に切断し、本体11の周面壁に巻き付け、かつこれに接
着することによって、あるいは蛍光塗料を本体11の周
面壁に塗布することによって形成されている。
【0015】さらに、この道路標識柱において、ポール
本体11は、ヘッド12を含む上部領域11aと底壁1
3を含む下部領域11bとが異なる樹脂によって構成さ
れた一体成形物からなっている。下部領域11bは、た
とえば弾性復元力のあるポリウレタン樹脂からなってお
り、上部領域11aは硬い樹脂からなっている、たとえ
ば日本工業規格にもとづくショア硬さが95(JIS
Hs95)以上の値をもつEVA(エチレン酢酸ビニル
共重合体)樹脂からなっている。
【0016】ベース20は、ほぼ円錐台の形態をなすも
ので、ポール下部がはまる円筒形をなす凹み21が設け
られている。凹み21の底部には、ポール10にある貫
通孔16と同じ内径をもつ貫通孔22が設けられてい
る。製造はポリウレタン樹脂、EVA樹脂、ゴムなどを
射出成形、ブロー成形、注型成形することによってなさ
れているが、ここではポリウレタン樹脂の射出成形物か
らなっている。
【0017】設置用部材30はアンカー部材32および
これに締結される部材31からなっている。締結部材3
1はねじ軸およびこれよりも直径の大きなヘッドをもつ
もので、たとえば六角頭付きのステンレス鋼ボルトなど
からなっている。アンカー部材32は、アルミニウムな
どの金属を成形することによってあるいはこれを機械加
工することによってつくられた、全体がほぼ円筒形をな
すもので、下端周面に環状溝33を設けられているとと
もに、中心に締結部材31に対応するねじをもつねじ孔
34を設けられている。
【0018】この道路標識柱は、路面に一定間隔をおい
て設置することによって、車道のセンターライン、車線
変更線、分離帯などを形成させられる。
【0019】設置は、たとえば、道路に穴40を掘り、
ここにアンカー部材32をいれ、エポキシ樹脂系接着剤
などの接着剤41によってアンカー部材32を路床に固
定したあと、ポール10の下部をベース20にはめ、該
組立物をアンカー部材32の上に位置して路面に配置
し、図3に示すように、ツール45を使って、締結部材
31をアンカー部材32にねじ込むことによってなされ
る。ツール45は保持部46、ロッド47およびハンド
ル48からなっている。保持部46はポール10のヘッ
ド12にある貫通孔14よりも小さな外径をもつもの
で、締結部材31のヘッドをかん合させる六角穴49を
もっている。ロッド47は、保持部46よりも小さな外
径をもつもので、下端を保持部46に、上端をハンドル
45にそれぞれ結合されている。ハンドル48は、ポー
ルヘッド12にある貫通孔14よりも大きな長さをもつ
もので、ロッド47にたいして直角配置されている。ね
じ込みは、たとえば、保持部46の六角孔49に締結部
材31の頭をはめ、ポールヘッド12にあるキャップ1
5をはずし、保持部46を締結部材31とともにポール
10の内部にいれ、締結部材31のねじ軸を貫通孔1
6,22に通し、ハンドル48を回転させ、締結部材3
1におけるベース20から突出している部分をアンカー
部材32にねじ込んだあと、ツール45を抜き、キャッ
プ15をヘッド12にはめ込むことによってなされる。
ねじ込みがなされると、ポール10およびベース20が
締結部材31によってアンカー部材32に共締めされ、
しっかりと道路に固定される。
【0020】このようにして設置された道路標識柱の各
々は、反射体17によって太陽、車両の前照灯などから
の光線をよく反射して、車両が遠方にあっても、運転者
に存在を視認させる。
【0021】自動車がこの道路標識柱のポール10に接
触や衝突すると、ポール10が曲って衝撃を吸収し、自
動車の運転者および同乗者を怪我させず、自動車も損傷
させない。負荷がなくなると、ポール10はただちに弾
性復元する。このときに、ポール10の下部領域11b
が曲るが、下部領域11bは上部領域11aよりも弾性
復元力が大きいため、ポール10はつねに確実に復元す
る。加えて、下部領域11bが曲がるときに接触や衝突
による衝撃を吸収するため、ベース20、締結部材31
およびアンカー部材32の破損も最小にすることができ
る。さらに、自動車がこの道路標識柱のどこに接触や衝
突しても、ポール10およびベース20は、ポール10
の内部に配置され、かつ底壁13および凹み21の底部
を貫通する締結部材31によってアンカー部材32に結
合されている、つまりポール10およびベース20を結
合する締結部材31が外部に露出していないため、ポー
ル10およびベース20がアンカー部材32から分離せ
ず、また、ポール10が自動車によって引っ張られて
も、これらが外れないばかりか、むしろベース20にあ
る深い凹み21を形成する周壁がポール10の抜け出し
を阻止するため、ポール10の復元が確実になされるこ
とと相俟って、視線誘導標識としての機能をつねに維持
することができる。
【0022】また、ポール10が自動車にぶつかり、こ
の道路標識柱が想定荷重よりも大きな力を受け、たとえ
ばポール10が破損したとしても、ポールヘッド12の
キャップ15をはずし、ツール45によって締結部材3
1をアンカー部材32からはずしたあと、破損したポー
ル10を新たなそれに交換し、再設置をおこなうことに
よって、車道のセンターライン、車線変更線、分離帯な
どとしての機能をただちに発揮する。復旧は、このよう
に、破損した部材のみを交換するだけでおこなえるの
で、部品および作業コストが低いばかりか、部品点数が
少ないため、ポールとベースとが一体に形成されている
従来の道路標識柱に比べて保管スペースも小さくなり、
保管や輸送などの保守に関連するコストも低い。
【0023】なお、この道路標識柱において、ポール1
0は上部領域11aがJIS Hs95以上の硬さをも
つEVA樹脂から、下部領域11bが弾性復元力のある
ポリウレタン樹脂からなっているが、他の樹脂の組み合
わせであってもよい。たとえば、上部領域11aを硬さ
がJIS Hs95以上のLDPE(低密度ポリエチレ
ン)樹脂やHDPE(高密度ポリエチレン)樹脂などに
より、下部領域11bを弾性復元力のあるポリウレタン
樹脂によって構成してもよく、さらに、この道路標識柱
を交通量が少なく、かつ自動車などとの接触や接触する
ことが少ない場所に設置するのであれば、領域11bを
EVA樹脂やゴムなどによって構成してもよい。
【0024】図4および図5は本発明の道路標識柱の他
の実施例を示している。この道路標識柱もポール10、
ベース20および設置部材30からなっている。
【0025】ポール10は本体11および受け体50を
具備している。本体11は、中空円筒パイプの形態をな
し、上端にヘッド12を、下端に底壁13を一体に設け
られている。ヘッド12は、曲率の大きな球面をなすも
ので、中央に貫通孔14を設けられている。キャップ1
5が貫通孔14にはめ込まれている。キャップ15は貫
通孔14にはまる部分とヘッド12における貫通孔14
のまわりの領域に圧着される貫通孔14よりも直径の大
きな部分とからなっている。底壁13は、ポール10の
長手方向中心軸と直角に位置する平行平面壁からなって
おり、図5によく示されているように、貫通孔16が貫
通孔14と同軸に設けられている。本体11の周面壁に
は、図1および図2に関連して説明した道路標識柱と同
様に、反射体17がたがいに間隔をおき、かつ長手方向
に沿って設けられている。受け体50は、円筒の形態を
なすもので、中央にポール10の下部がはまる内径をも
つ円筒形の凹み51が設けられている。凹みの底部52
にはポール10の底壁13にある貫通孔16と同じ内径
をもつ貫通孔53が設けられている。この受け体は本体
11の下部に圧入され、接着やリベットなどによって本
体11に固定されている。
【0026】ポール10の製造はEVA樹脂、LDPE
樹脂、HDPE樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹
脂などの合成樹脂あるいはこれらの樹脂のリサイクル材
などをブロー成形や射出成形で成形することによってな
されるが、この道路標識柱では本体11をキャップ15
および底壁13といっしょにEVA樹脂によって構成
し、かつブロー成形によって一体に形成して、高い機械
的強さを確保するとともに、低コストで製造をおこなえ
るようにさせている。また、受け体50は、ポリウレタ
ン樹脂、EVA樹脂、ゴムなどの材料を採用することが
できるが、ポール10の復元に重要な部品であるため、
ここでは機械的強さが高いポリウレタン樹脂を採用して
いる。成形は射出成形、ブロー成形、注型成形などによ
ってなさている。
【0027】ベース20は、ほぼ円錐台の形態をなすも
ので、円筒形をなす凹み21が設けられている。凹み2
1の底部中央には、貫通孔16と同じ内径をもつ貫通孔
22が設けられている。製造は、ポリウレタン樹脂、E
VA樹脂、ゴムなどを射出成形、ブロー成形、注型成形
することによってなされるが、ここではポリウレタン樹
脂を射出成形することによって製造されている。
【0028】設置用部材は締結部材31とアンカー部材
32とからなっている。これらは図1および図2に関連
して説明したものと同じに構成されている。
【0029】設置は、たとえば、道路に穴40を掘り、
ここにアンカー部材32をいれるとともに、エポキシ樹
脂系接着剤などの接着剤41によって路床に固定したあ
と、ポール10と受け体50との組立物における受け体
下部をベース20にはめ、図3に示すツール45を使用
して、締結部材31のねじ軸を貫通孔16,22に通っ
てアンカー部材32にねじ込み、それから、ツール45
を抜き出し、キャップ15をヘッド12にはめ込むこと
によってなされる。設置がなされると、ポール10およ
びベース20が締結部材31によってアンカー部材32
に共締めされ、しっかり路面に固定される。
【0030】設置された各々の道路標識柱は、反射体1
7が太陽、車両の前照灯などからの光線を反射し、車両
が遠方にあっても、運転者に道路標識柱の存在を視認さ
せることができる。
【0031】自動車がこの道路標識柱のポール10に接
触や衝突すると、ポール10が曲って衝撃を吸収し、自
動車の運転者および同乗者を怪我させず、自動車も損傷
させない。負荷がなくなると、ポール10は弾性復元
し、視線誘導標識としての機能をただちに回復する。こ
れらに際して、ポール10およびベース20はポール内
部に配置され、かつ本体11、受け体50およびベース
20を貫通している締結部材31によってアンカー部材
32に結合されている、つまり、ポール10およびベー
ス20を結合している締結部材31が外部に露出してい
ないため、自動車がこの道路標識柱のどこに接触や衝突
をなしても、ポール10およびベース20がアンカー部
材32から外れず、ポール10が自動車によって引っ張
られても、これらが外れないばかりか、ポール10がベ
ース20にある凹み21を形成する周壁によってベース
20からの抜け出しを阻止されているため、つねに視線
誘導標識としての機能を維持するとともに、受け体50
は曲がったときにベース20および設置部材30に加わ
る衝撃も吸収し、これらを破損させないため、耐久性も
すぐれている。
【0032】また、自動車がポール10に衝突したとき
に、想定荷重よりもはるかに大きな力を受け、この道路
標識柱を構成する部品が破損しても、ポールヘッド12
にあるキャップ15をはずし、図3に示すツール45を
ポール10の内部にいれ、保持部46を締結部材31の
頭にはめ、ハンドル48を逆回転して締結部材31をア
ンカー部材32からはずし、ポール10をベース20か
らはずし、あらたなポールに交換し、前述のようにして
再固定をおこなうことによって復旧をおこなえる。
【0033】図6は本発明による道路標識柱の他の実施
例を示している。この道路標識柱はポール10、ベース
20およびこれらを道路に設置する部材30からなって
いるが、ポール10の構成が異なっている。
【0034】ポール10は本体11および受け体50か
らなっている。本体11は両端にヘッド12および底壁
13をもつが、ヘッド12および底壁13は受け体50
とともに本体11と別な部材となっている。本体11
は、両端を開放された、中空円筒パイプの形態をなして
いる。ヘッド12は、曲率の大きな球面をなす上部と本
体11の上端開口にはまる円筒形の下部とを具備するも
ので、上部中央に貫通孔14を設けられ、本体11の上
端開口にかん合、かつ固定されている。キャップ15が
貫通孔14にはめ込まれている。キャップ15は、図1
および図2に関連して説明した道路標識柱と同じに、貫
通孔14に圧入される部分とヘッド12における貫通孔
14のまわりに圧着される部分とからなっている。底壁
13は本体11の内径よりも僅かに小さな外径をもつフ
ラットな円板の形態をなし、中央に貫通孔16をもつも
ので、本体11の下端開口内に配置されている。受け体
50は、円筒の形態をなすもので、中央にポール10の
下部がはまる内径をもつ円筒形の凹み51を設けられて
いる。凹みの底部52にはポールの底壁13にある貫通
孔16と同じ内径をもつ貫通孔53が設けられている。
この受け体50は、貫通孔16,53を一致させて底壁
13を凹み51の底部52に配置し、本体11を凹み5
1にはめるとともに、本体11に接着あるいはリベット
止されている。そして、本体11の周面壁には、三つの
反射体17がたがいに間隔をおき、かつ長手方向に沿っ
て配置されている。
【0035】設置は、ベース20を路面に置き、ポール
10、ヘッド12、底壁13および受け体50からなる
組立物の受け体下部をベース20の凹み21にはめ、図
3に示すツール45を使って、締結部材31のねじ軸を
道路の埋設されたアンカー部材32にねじ込み、それか
ら、ツール45を抜き出すことによってなされる。
【0036】設置された道路標識柱は、反射体17が太
陽、車両の前照灯などからの光線を反射し、車両が遠方
にあっても、運転者に存在を視認させることができ、自
動車がポール10に接触や衝突しても、ポール10が受
け体50から曲って衝撃を吸収し、自動車の運転者およ
び同乗者を怪我させず、自動車も損傷させず、荷重がな
くなると、ポール10が弾性復元し、視線誘導標識とし
ての機能をただちに回復する。そして、自動車が道路標
識柱のどこに衝突しても、ポール10、受け体50およ
びベース20を結合する締結部材31が外部に露出して
いないため、ポール10、受け体50およびベース20
がアンカー部材32から外れず、ポール10が自動車に
よって引っ張られても、分離しないばかりか、むしろポ
ール10が受け体50といっしょにベース20にある凹
み21を形成する周壁によってベース20からの抜け出
しを阻止されているため、つねに視線誘導標識としての
機能を維持する。そして、受け体50が曲がるときに接
触や衝突にもとづく衝撃を吸収するため、ベース20お
よび締結部材31も破損させない。
【0037】修復は、ポールヘッド12のキャップ15
をはずし、図3に示すツール45によって締結部材31
をアンカー部材32からはずし、破損した部材を取り替
え、前述のようにして再設置をおこなうことによってお
こなえ、破損した部材のみを交換するだけでよいので、
部品および作業コストが低く、保守を低コストでおこな
える。
【0038】これらの受け体が別になっている道路標識
柱において、受け体50にスリットあるいは窓などの開
口を設けて、弾性復元力をさらに向上させるようにして
もよい。図7ないし図9はそのような道路標識柱におけ
る受け体のみを示している。
【0039】図7において、受け体50は、図4および
図5に関連して説明した道路標識柱と同じに、上端が開
放され、かつ下端が閉塞された中空の円筒パイプの形態
をなし、ポール10の下部がはまる凹み51の底部に、
締結部材31のねじ軸を通すための貫通孔を具備してい
る。しかし、受け体50の円筒壁には、スリット55が
設けられている。スリット55は、ポール10の長手方
向にそって延びる細長い形態をなし、受け体50の上端
において端部を開放されたもので、受け体50の長手方
向中心軸に関してたがいに角度90゜を形成して受け体
50の円筒壁に配置されている。
【0040】図8に示す道路標識柱においても、受け体
50は上端が開放され、下端が閉塞された中空円筒の形
態をなし、ポール10の下部がはまる凹み51の底部
に、締結部材31のねじ軸を通す貫通孔を具備している
が、受け体50の円筒壁には窓55’が設けられてい
る。窓55’は、ポール10の長手方向にそって延びる
長い楕円の形態をなし、受け体50の長手方向中心軸に
関してたがいに角度90゜を形成して受け体円筒壁に配
置されている。
【0041】図9に示す道路標識柱においても、受け体
50は上端が開放され、下端が閉塞された中空円筒の形
態をなし、ポール10の下部がはまる凹み51の底部
に、締結部材31のねじ軸を通す貫通孔を具備している
が、受け体50の円筒壁にはスリット55および窓5
5’の双方が設けられている。スリット55は受け体5
0の上端を開放され細長い形態をなし、窓55’は楕円
の形態をなしている。これらのスリット55および窓5
5’は、受け体50の長手方向中心軸に関してたがいに
角度90゜を形成して交互に受け体円筒壁に配置されて
いる。
【0042】これらのスリット55および窓55’は、
受け体50が曲げられたときに、これに加わる無理な力
にもとづく変形を逃がしあるいは吸収するため、受け体
50がよりスムーズに曲がり、耐久性が向上する。そし
て、受け体50をより硬い材料によって、たとえば硬さ
がJIS A95をこえる樹脂によって構成しても、必
要とする弾性復元力をもたせることができるため、受け
体50を構成する材料の選択範囲も拡がって、さらに低
いコストでもって道路標識柱の製造をおこなえる。な
お、図7において、スリット55は上端開口で開放され
ているが、上端まで貫通させなくてもよく、さらに、図
9においてスリット55および窓55’は交互に設けら
れているが、ランダムに配置されていてもよい。
【0043】また、このようなスリットあるいは窓はポ
ール10に設けてもよい。図10および図11はそのよ
うな道路標識柱における根元付近を示している。
【0044】図10に示す道路標識柱はポール11、ベ
ース20および設置部材30からなっている。ベース2
0および設置部材30を構成する締結部材31およびア
ンカー部材32は、図4および図5に関連して説明した
これらと同じに構成されている。
【0045】ポール10も、上端をヘッドによって、下
端を底壁13によって閉塞された、中空の円筒パイプの
形態をなす本体11と、本体11の下部にかん合、かつ
固定された受け体50とを備えている。しかし、本体1
1における受け体50にかん合している領域には四本の
スリット19が設けられている。各々のスリット19
は、ポール10の長手方向にそって延びる細長い形態を
なすもので、ポール10の長手方向中心軸に関して角度
90゜の角度間隔を形成して本体11の周面壁に設けら
れている。
【0046】また、図11に示す道路標識柱もポール1
1、ベース20および設置部材30からなっており、ベ
ース20および設置部材30を構成する締結部材31お
よびアンカー部材32も図4および図5に関連して説明
したこれらと同じに構成されている。
【0047】ポール10は上端をヘッドによって、下端
を底壁13によって閉塞された、中空円筒パイプの形態
をなす本体11と、本体11の下端にかん合、かつ固定
された受け体50とを備えているが、本体11における
受け体50にかん合している領域には四つの窓19’が
設けられている。窓19’は、ポール10の長手方向に
そって延びる細長い楕円の形態をなすもので、ポール1
0の長手方向中心軸に関して角度90゜の角度間隔を形
成して本体11の周面壁に設けられている。
【0048】これらのスリット19、窓19’などの開
口は、ポール10が曲げられたときに、これに加わる無
理な力にもとづく変形を逃がしあるいは吸収するため、
ポール10の耐久性が向上し、しかもポール10が硬い
材料からなっていても、必要とする弾性復元力をもつも
のとさせることができるので、材料の選択範囲が拡が
り、より低いコストでもって製造をおこなえ、保守部品
としてより低コストでユーザに提供をおこなえる。スリ
ット19および窓19’は、必要に応じて、ひとつのポ
ール10に交互にあるいはランダムに設けてもよい。ま
た、図示されていないが、ポール10にこれらのスリッ
ト19あるいは窓19’もしくはこれらの双方を設ける
とともに、受け体50にもスリット55あるいは窓5
5’もしくはこれらの双方を設け、ポール10および受
け体50の弾性復元力を大きくさせてもよい。
【0049】図12は本発明による道路標識柱の他の構
成を示している。
【0050】この道路標識柱もポール10、ベース2
0、それに、設置部材30からなっている。
【0051】ポール10は本体11とこれから分離した
連結体60とからなっている。ポール本体11は、たと
えば硬さがJIS Hs95以上のEVA樹脂によって
成形された中空円筒パイプの形態をなすもので、図示を
省略された上端にヘッドを、下端に底壁13を一体に形
成されている。ヘッドには貫通孔があり、キャップがは
め込まれている。底壁13には締結部材31のヘッドが
通る直径をもつ貫通孔16が設けられている。本体11
における底壁13の上部となる周面壁には、貫通孔16
と同軸に円筒溝18を設けられている。連結体60はベ
ースの凹み21よりも僅かに大きな外径をもつ中空円筒
の形態をなすもので、ポリウレタン樹脂などの弾性復元
力のある樹脂によって成形されている。底壁62にはベ
ース20の貫通孔22と同じ内径をもつ貫通孔63が設
けられている。上端壁にはポール10の円筒溝18にか
ん合する円筒突起66と、ポール10の下端付近に円筒
溝18によって形成される円筒突起がはまる円筒溝67
とを設けられている。円筒溝18を形成する下側に位置
する壁の中央にはポール本体11にある貫通孔16と同
じ内径をもつ貫通孔69を設けられている。これらの円
筒突起17,66および溝67は、本体11および連結
体60の結合部を構成している。連結体60は、円筒突
起66をポール10の円筒溝18に、円筒溝67をポー
ル10の下部に円筒溝18の形成によって残る円筒部分
を圧入することによって本体11に結合されている。
【0052】ベース20および設置部材30は図4およ
び図5に関連して説明した道路標識柱のこれらと同じに
構成されている。
【0053】道路への設置は、アンカー部材32を道路
にある穴40に埋設し、接着剤41によって固定したあ
と、ポール10と連結体60との結合物における連結体
下部をベース20にはめ、図3に示すツール45を使用
して、締結部材31をポール10のヘッドにある貫通孔
からポール10の貫通孔16および連結体60の貫通孔
69を通り抜けて連結体60の内部にいれ、ねじ軸を連
結体60の貫通孔63とベース20の貫通孔22とを通
してアンカー部材32のねじ孔34にねじ込んで、ポー
ル10と連結体60との結合物およびベース20をアン
カー部材32に共締めし、それから、ツール45を抜き
出すことによってなされる。
【0054】この道路標識柱においても、自動車がポー
ル10に接触や衝突をなすと、連結体60が曲がり、こ
れらにともなう衝撃を吸収するため、運転者や同乗者に
怪我させたり、自動車を損傷させないばかりか、連結体
60が曲がったときにベース20および設置部材30に
加わる衝撃も吸収するためこれらを破損させない。そし
て、自動車が道路標識柱のどこに接触や衝突をなして
も、ポール10と連結体60とからなる結合物とベース
20とを結合する締結部材31が外部に露出していない
ため、ポール10と連結体60との結合物およびベース
20がアンカー部材32から外れず、ポール10が自動
車によって引っ張られても、分離しないばかりか、ポー
ル10と連結体60との結合物がベース20にある凹み
21を形成する周壁によってベース20からの抜け出し
を阻止されるため、つねに視線誘導標識としての機能を
維持する。そして、ポール10が想定荷重を越える力を
受けて破損しても、締結部材31を外し、破損したポー
ル10と連結体60との結合物をベース20から抜き出
し、新しいこれをベース20に装着することによって復
旧をおこなえるため、低いコストで保守をおこなえる。
【0055】
【発明の効果】本発明の道路標識柱は、以上説明したよ
うに、ポールおよびベースがポール内部に配置された締
結部材によってアンカー部材に結合されているため、自
動車などが衝突しても、ポールおよびベースが外れず、
つねに視線誘導標識としての機能を維持するとともに、
ポールおよびベースがたがいに独立した部材からなり、
破損しても、破損した部品のみを交換すればよいため、
保守に要するコストも低減させることができる。更に
は、締結部材として螺子部材を用いているので、ポール
およびベースの着脱容易性をも向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標識柱の一実施例を示す、一部を
正面図としてあらわした断面図である。
【図2】平面図である。
【図3】図1に示す道路標識柱の設置過程を示す説明図
である。
【図4】本発明の道路標識柱の他の実施例を示す、一部
を正面図としてあらわした断面図である。
【図5】図4の道路標識柱における根元の拡大断面図で
ある。
【図6】本発明の道路標識柱の他の実施例を示す、一部
を正面図としてあらわした断面図である。
【図7】図4あるいは図5および図6に示す道路標識柱
における受け体の他の構成を示す斜視図である。
【図8】図4あるいは図5および図6に示す道路標識柱
における受け体の他の構成を示す斜視図である。
【図9】図4あるいは図5および図6に示す道路標識柱
における受け体の他の構成を示す斜視図である。
【図10】図4あるいは図5および図6に示す道路標識
柱の他の構成を示す、道路標識柱根元の断面図である。
【図11】図4あるいは図5および図6に示す道路標識
柱の他の構成の一部を示す、道路標識柱根元の断面図で
ある。
【図12】本発明の道路標識柱のさらにまた他の実施例
を示す、道路標識柱根元の断面図である。
【符号の説明】
10 …ポール 14,16…ポールの貫通孔 18 …ポールの結合部 20 …ベース 21 …ベースの凹み 22 …ベースの貫通孔 31 …締結部材 32 …アンカー部材 50 …受け体 52 …受け体の底部 53 …受け体の貫通孔 60 …連結体 61,62…連結体の貫通孔 66,67…連結体の結合部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両などとの接触や衝突によって曲がる
    ポールと、ポールの下部に取り付けられたベースと、
    道路に埋設されたアンカー部材と、前記ポールおよびベ
    ースを前記アンカー部材に締結する部材とをもつ道路標
    識柱において、前記 ポールおよびベースがたがいに独立した部材からな
    り、前記 ポール、中空の形態をなしているとともに、上下
    に貫通孔をもち、前記 ベースは、前記ポール下部をかん合させる凹みおよ
    当該凹みの底に貫通孔をもち、前記 締結部材前記ポール下部の貫通孔およびベース
    の貫通孔よりも径の小さな前記アンカー部材に保持され
    螺子部分と、これらの貫通孔よりも径が大きく且つ前
    ポール上部の貫通孔よりも径の小さな部分とをもつと
    ともに、前記ポール内部に後者の部分を位置させて、前
    者の螺子部分を前記アンカー部材に螺合すること、を特
    徴とする道路標識柱。
  2. 【請求項2】 前記ポールが、下部領域を、上部領域よ
    りも弾性復元力の高い材料によって構成された一体成形
    物からなっている請求項1に記載の道路標識柱。
  3. 【請求項3】 車両などとの接触や衝突によって曲がる
    ポールと、ポールの下部に取り付けられたベースと、
    道路に埋設されたアンカー部材と、前記ポールおよびベ
    ースを前記アンカー部材に締結する部材とをもつ道路標
    識柱において、前記 ポールおよびベースがたがいに独立した部材からな
    り、前記 ポール、中空の形態をなし且つ上下に貫通孔をも
    つ本体と、本体下部をかん合させる凹みおよび当該
    みの底に貫通孔をもつとともに前記本体下部にかん合
    且つ固定された弾性復元力が前記本体よりも大きな受け
    体とからなり、前記 ベースは、前記受け体の下部をかん合させる凹みお
    よび当該凹みの底に貫通孔をもち、前記 締結部材前記ポール下部の貫通孔、ベースの貫
    通孔および受け体の貫通孔よりも径の小さな前記アンカ
    ー部材に保持される螺子部分と、これらの貫通孔よりも
    径が大きく且つ前記ポール上部の貫通孔よりも径の小さ
    な部分とをもつとともに、前記ポール内部に後者の部分
    を位置させて、前者の螺子部分を前記アンカー部材に
    合すること、を特徴とする道路標識柱。
  4. 【請求項4】 前記受け体がスリットあるいは窓を具備
    している請求項3に記載の道路標識柱。
  5. 【請求項5】 前記ポールがスリットあるいは窓を具備
    している請求項3あるいは請求項4に記載の道路標識
    柱。
  6. 【請求項6】 車両などとの接触や衝突によって曲がる
    ポールと、ポールの下部に取り付けられたベースと、
    道路に埋設されたアンカー部材と、前記ポールおよびベ
    ースを前記アンカー部材に締結する部材とをもつ道路標
    識柱において、前記 ポールおよびベースがたがいに独立した部材からな
    り、前記 ポール、中空の形態をなし且つ上下に貫通孔をも
    つ本体と、中空の形態をなし且つ上下に貫通孔をもつ
    ともに前記本体下部に結合された弾性復元力が前記本
    体よりも大きな連結体とからなるとともに、該結合を本
    体下部の貫通孔のまわりにある結合部と連結体上部の貫
    通孔のまわりにある結合部とによってなされ、前記 ベースは、前記連結体下部をかん合させる凹みおよ
    当該凹みの底に前記ポールの孔と同軸に位置する貫通
    孔をもち、前記 締結部材は、前記ベース下部にある貫通孔より径の
    小さい部分と、該貫通孔より径が大きく且つ前記ポール
    上部の貫通孔および連結体上部の貫通孔よりも径が小さ
    い部分とをもつとともに、前記連結体内部に後者の部分
    を位置させ、前者の螺子部分を前記アンカー部材に螺合
    ること、を特徴とする道路標識柱。
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