JP3160301B2 - 酸洗装置 - Google Patents

酸洗装置

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JP3160301B2
JP3160301B2 JP54560199A JP54560199A JP3160301B2 JP 3160301 B2 JP3160301 B2 JP 3160301B2 JP 54560199 A JP54560199 A JP 54560199A JP 54560199 A JP54560199 A JP 54560199A JP 3160301 B2 JP3160301 B2 JP 3160301B2
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tank
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acid solution
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悦郎 平井
匠 古谷
成人 坂
信行 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、帯板の表面に形成された酸化スケールを酸
洗によって洗浄除去する酸洗装置に関する。
背景技術 一般に、帯鋼板の表面に形成された酸化スケールを除
去する場合、この帯鋼板をガイドロールによって酸洗が
満たされた酸洗槽内に導き、この酸液内を走行させるこ
とによって表面の酸化スケールを酸液によって洗浄除去
するようにしている。そして、この場合、酸洗槽を2つ
以上連結し、各酸洗槽に酸液濃度の異なる酸液を満た
し、帯鋼板を各酸洗槽内を順に走行させることで、表面
の酸化スケールを確実に除去するようにして酸洗装置が
ある。
第8図に従来の酸洗装置の側面視概略を示す。
従来の酸洗装置において、第8図に示すように、酸洗
槽本体101には仕切り壁102によって第1槽103と第2槽1
04に仕切られており、この第1槽103及び第2層104はほ
ぼ同様の構成となっている。即ち、第1層103及び第2
層104は上方が開口して帯鋼板Sを酸洗処理する濃度の
異なる酸液L1,L2が満たされており、酸洗槽本体101の上
部に蓋105が取付けられることで、第1槽103に入口部10
6が、第2層104に出口部107が形成されている。そし
て、この入口部106には空中デフレクタロール108と浸漬
デフレクタロール109が、出口部107には空中デフレクタ
ロール110と浸漬デフレクタロール111が、また、中間部
には空中デフレクタロール112と浸漬デフレクタロール1
13がそれぞれ取付けられている。
また、蓋105の下面には係止部114を介して第1槽103
及び第2槽104にそれぞ浸漬する天井板115,116が吊り下
げられており、この各天井板115,116には両側部の図示
しない連結板を介して底板117,118が垂下されている。
そして、各天井板115,116の下面には軸受部によってそ
れぞれ回転自在な浸漬ガイドロール119,120が帯鋼板S
の走行方向に沿って多数装着される一方、底板117,118
の上面には各浸漬ガイドロール119,120に対向する位置
に多数のスキッド121,122が取付けられている。
従って、帯鋼板Sは入口部106の空中デフレクタロー
ル108及び浸漬デフレクタロール109によってガイドされ
て第1槽103の酸液L1内に導かれ、各浸漬ガイドロール1
19とスキッド121との間をガイドされながら走行する。
このとき、帯鋼板Sの表面に形成されている酸化スケー
ルが酸液L1によって洗浄除去される。そして、帯鋼板S
は空中デフレクタロール112及び浸漬デフレクタロール1
13によってガイドされて仕切り壁102を越えて第2槽104
の酸液L2内に導かれ、各浸漬ガイドロール120とスキッ
ド122との間をガイドされながら走行する。このとき、
帯鋼板Sの表面に形成されている酸化スケールが酸液L2
によって洗浄除去される。その後、帯鋼板Sは出口部10
7の浸漬デフレクタロール111及び空中デフレクタロール
110によってガイドされて第2槽104から搬出される。
なお、このような従来の酸洗装置としては、例えば、
特開平5−78870号公報に開示されている。
上述した従来の酸洗装置にあっては、酸洗槽本体101
が仕切り壁102によって酸液L1,L2が混ざらないように仕
切られて第1槽103と第2槽104が構成されている。その
ため、帯鋼板Sが第1槽103から第2槽104に移るとき、
この帯鋼板Sは空中デフレクタロール112及び浸漬デフ
レクタロール113によって湾曲するようにガイドされ、
一度、第1槽103から外に出されてから第2槽104内に導
入されることとなる。このとき、帯鋼板Sには大きな曲
げ応力が作用することとなり、酸洗装置全体での帯鋼板
Sの張力が増大してしまい、操業動力が大きくなってし
まうという問題がある。
また、帯鋼板Sが第1槽103から第2槽104に移ると
き、空中デフレクタロール112及び浸漬デフレクタロー
ル113にガイドされることから、この各ロール112,113は
酸液L1との接触が避けられず、常時、出し入れなどのメ
ンテナンスが必要となり、ランニングコストが高くなっ
てしまうという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するものであって、装
置の低コスト化を図ると共に帯板酸洗処理の効率化を図
った酸洗装置を提供することを目的とする。
発明の開示 本発明は、帯板を浸漬ガイドロール及びスキッドによ
ってガイドしながら酸洗を満たした酸洗槽内に走行させ
ることで該帯板を酸洗処理する酸洗装置において、前記
酸洗槽を2槽以上隣接して濃度の異なる酸液を満たし、
該隣接部に該酸洗槽内を走行する前記帯板の表面に対し
て前記酸洗槽内の酸液を噴出するクッションノズルを有
する液シールを設けた。
従って、帯板を複数の酸洗槽間で直線状に支持するこ
とができ、帯板に大きな曲げ応力が作用することはな
く、装置全体での帯板の張力を低減して操業動力の増大
を防止することができると共に、隣接する酸洗槽間にロ
ールが存在せず、このロールのメンテナンスが不要とな
り、ランニングコストを低減することができ、その結
果、装置の低コスト化を図ると共に帯板酸洗処理の効率
化を図ることができる。
また、本発明は、酸洗装置において、前記隣接部に
は、前記酸洗槽内を走行する前記帯板の下方に位置して
仕切り壁が設けられると共に、該仕切り壁の上部に前記
スキッドとほぼ同じ高さに設けられた固定スキッドが設
けられる一方、前記酸洗槽内を走行する前記帯板の上方
に位置して前記クッションノズルが設けられた。
従って、一つの酸洗槽本体を仕切り壁で仕切ることで
複数の酸洗槽を形成し、この仕切り壁の方に固定スキッ
ド及びクッションノズルを設けたことで、容易に帯板を
直線状に支持しながら酸洗処理する酸洗槽を形成するこ
とができる。
また、本発明は、酸洗装置において、前記隣接部に
は、前記酸洗槽内を走行する前記帯板の下方に位置して
仕切り壁が設けられると共に、該仕切り壁の上部に下側
クッションノズルが設けられる一方、前記酸洗槽内を走
行する前記帯板の上方に位置して上側クッションノズル
が設けられた。
従って、酸洗槽内を走行する前記帯板の上面及び下面
に各クッションノズルから酸液が噴出されることとな
り、隣接する酸洗槽内の酸液が互いに混合することな
く、確実に液シールすることができる。
また、本発明は、酸洗装置において、前記クッション
ノズルは、隣接した一方の酸洗槽内の酸液を噴出する第
1噴出ノズルと、他方の酸洗槽内の酸液を噴出する第2
噴出ノズルとを有する。
従って、第1噴出ノズルから噴出した酸液は帯板の表
面に衝突した後に一方の酸洗槽内に流れ込み、第2噴出
ノズルから噴出した酸液は帯板の表面に衝突した後に他
方の酸洗槽内に流れ込むこととなり、各酸洗槽内の酸液
は互いに混合することがない。
また、本発明は、酸洗装置において、前記第1噴出ノ
ズルと前記第2噴出ノズルは、各噴出ノズルから噴出す
る酸液の第1噴流と第2噴流とが互いに衝突する方向に
位置する。
従って、各噴出ノズルから噴出する酸液の第1噴流と
第2噴流とは帯板の表面に衝突すると共に互いに衝突す
ることとなり、両者は混合せずに自身の酸洗槽側に流れ
る。
また、本発明は、酸洗装置において、前記クッション
ノズルは、前記浸漬ガイドロールあるいは前記スキッド
とほぼ同じ高さに設けられた。
従って、帯板を複数の酸洗槽間で直線状に支持すして
帯板に大きな曲げ応力を作用させることなく良好に搬送
できる。
また、本発明は、酸洗装置において、前記酸洗槽を上
部を覆う酸洗槽蓋を、その中央部分が前記酸洗槽内の酸
液面より低位置となって前記酸液の自由表面を覆うよう
に配設した。
従って、酸洗槽内の酸液の表面積は従来に比べて狭く
なり、蒸発による酸の損失を抑制して酸洗による帯板の
酸化スケールの洗浄除去を確実に行うことができる。
また、本発明は、酸洗装置において、前記酸洗槽蓋に
前記浸漬ガイドロールを設けると共に前記クッションノ
ズルを設ける一方、前記酸洗槽の底部に設置した支持ブ
ロック上に前記スキッドを設けた。
従って、浸漬ガイドロール及びクッションノズルとス
キッドとを容易に設置することができる。
また、本発明は、酸洗装置において、前記酸洗槽蓋に
前記浸漬ガイドロールを設けると共に上側クッションノ
ズルを設ける一方、前記酸洗槽の底部に設置した支持ブ
ロック上に前記スキッドを設けると共に下側クッション
ノズルを設けた。
従って、浸漬ガイドロール及び上下のクッションノズ
ルとスキッドとを容易に設置4することができる。
また、本発明は、酸洗装置において、前記クッション
ノズルには各酸洗槽からの供給管が連結され、該供給管
に液ポンプ及び流量調整バルブが装着された。
従って、従来ポンプによって酸洗槽から供給管を介し
てクッションノズルに酸液を供給することができ、この
場合、流量調整バルブによりクッションノズルからの酸
液の噴出流量を調整することで、適量の酸液を噴出して
確実に液シールすることができる。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の第1実施形態に係る酸洗装置の側
面視概略図、第2図は、スキッドの支持構造を表す斜視
図、第3図は、液シールの斜視概略図、第4図は、液シ
ールの作用を表す概略図、第5図は、本発明の第2実施
形態に係る酸洗装置の側面視概略図、第6図は、本発明
の第3実施形態に係る酸洗装置の側面視概略図、第7図
は、本発明の第4実施形態に係る酸洗装置の側面視概略
図、第8図は、従来の酸洗装置の側面視概略図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて詳細に
説明する。
本実施形態の酸洗装置において、第1図に示すよう
に、酸洗槽本体11は仕切り壁12によって第1槽13と第2
槽14に仕切られており、この第1槽13及び第2槽14はほ
ぼ同様の構造となっている。即ち、第1槽13及び第2槽
14は上方が開口して帯鋼板Sを酸洗処理する濃度の異な
る酸液L1,L2が満たされており、酸洗槽本体11の上部に
蓋15が取付けられることで、第1槽13に入口部16が、第
2槽14に出口部17が形成されている。この蓋15は外周部
が酸洗槽本体11の受部に液密に嵌合し、中央部分に下方
に凹んだ被覆部15aが形成され、被覆部15aが第1槽13及
び第2槽14の各酸液L1,L2内に浸入し、その液面より低
位置となっている。
そして、入口部16には空中デフレクタロール18と浸漬
デフレクタロール19が、出口部17には空中デフレクタロ
ール20と浸漬デフレクタロール21がそれぞれ取付けられ
ている。また、第1槽13と第2槽14との間には酸液L1,L
2の混合を阻止する液シール22が設けられている。従っ
て、酸洗槽本体11内の第1槽13及び第2槽14の酸液L1,L
2の蓋15は被覆部15aによってその自由表面の大部分が覆
われることとなり、各酸液L1,L2は液シール22によって
その混合が阻止されている。
第1図及び第2図に示すように、蓋15の被覆部15aの
下面には金属(あるいは樹脂、カーボン、セラミック)
製の左右一対の軸受部23a〜23d,24a〜24dによって第1
槽13及び第2槽14に浸漬する浸漬ガイドロール25a〜25
d,26a〜26dが回動自在に装着されており、この複数の各
浸漬ガイドロール25a〜25d,26a〜26dは互いに平行をな
して帯鋼板Sの走行方向に沿って所定間隔で並設されて
いる。一方、第1槽13及び第2槽14の底面には複数の支
持ブロック27a〜27d,28a〜28dが帯鋼板Sの走行方向に
沿ってそれぞれ並設されており、この各支持ブロック27
a〜27d,28a〜28dの上部には底板29,30が各支持ブロック
27a〜27d,28a〜28dを連結するように固定されている。
そして、この底板29,30の上面には各浸漬ガイドロール2
5a〜25d,26a〜26dに対向する位置に複数のスキッド31a
〜31d,32a〜32dがそれぞれ固定されている。
なお、各支持ブロック27a〜27d,28a〜28dには酸液L
が流通可能な酸液用連通孔33a〜33d,34a〜34dが形成さ
れている。また、底板29,30には各スキッド31a〜31d,32
a〜32d間における帯鋼板Sの搬送方向下流側に位置して
酸液L1,L2が流通可能な酸液通路35a〜35c,36a〜36cが形
成されており、この酸液通路35a〜35c,36a〜36cはスリ
ット状、あるいは、円孔状、矩形状となっている。
また、第1図及び第3図に示すように、第1槽13と第
2槽14との連結部に設けられた液シール22において、仕
切り壁12の上端部には各スキッド31a〜31d,32a〜32dと
ほぼ同じ高さに固定スキッド37が取付けられている。一
方、蓋15の下面には固定スキッド37に対向して第1槽13
及び第2槽14内の酸液L1,L2を噴出するクッションノズ
ル38が設けられている。このクッションノズル38は、第
1槽13用の噴射室39aと第2槽14用の噴射室39bがらそれ
ぞれ傾斜してスリットノズル40a,40bが形成されてな
る。そして噴射室39aには第1槽13からの供給管41aが連
結され、この供給管41aには液ポンプ42aと流量調整バル
ブ43aが装着される一方、噴射室39bには第2槽13からの
供給管41bが連結され、この供給管41bには液ポンプ42b
と流量調整バルブ43bが装着されている。なお、この液
ポンプ42a,22bと流量調整バルブ43a,43bは図示しない制
御装置によって任意に調整可能となっている。
この場合、第4図に示すように、スリットノズル40a,
40bの幅をt、スリットノズル40a,40bの傾き角θ、スリ
ットノズル40a,40bと帯鋼板Sとの距離をh、噴流F1,F2
の流速をv、酸液L1,L2の密度をρとすると、発生する
静圧Pは下記式によって求められる。
従って、帯鋼板Sは入口部16の空中デフレクタロール
18及び浸漬デフレクタロール19によってガイドされて第
1槽13の酸液L1内に導かれ、複数の浸漬ガイドロール25
a〜25dと複数のスキッド31a〜31dとの間をガイドされな
がら走行する。このとき、帯鋼板Sの表面に形成されて
いる酸化スケールが酸液L1によって洗浄除去される。そ
して、帯鋼板Sは液シール22における固定スキッド37と
クッションノズル38との間を通って第2槽14の酸液L2
に導かれる。
このとき、液シール22のクッションノズル38におい
て、液ポンプ42aによって第1槽13の酸液L1が供給管41a
を通って噴射室39aに導かれ、スリットノズル40aから噴
射される一方、液ポンプ42bによって第2槽14の酸液L2
が供給管41bを通って噴射室39bに導かれ、スリットノズ
ル40bから噴射されている。このスリットノズル40aから
の噴流F1とスリットノズル40からの噴流F2は帯鋼板Sの
表面に衝突すると共に互いに衝突することで、混合せず
に自身の酸洗槽側に流れる。即ち、噴流F1は第1槽13側
に流動して酸液L1となり、噴流F2は第2槽14側に流動し
て酸液L2となり、混合することなく、この噴流F1,F2
固定スキッド37によって帯鋼板Sを支持しながら第1槽
13と第2槽14との液シールを行うことができる。
そして、液シール22を通って第2槽14の酸液L2内に導
かれた帯鋼板Sは、複数の浸漬ガイドロール26a〜26dと
複数スキッド32a〜32dとの間をガイドされながら走行す
る。このとき、帯鋼板Sの表面に形成されている酸化ス
ケールが酸液L2によって洗浄除去される。その後、帯鋼
板Sは出口部17の浸漬デフレクタロール21及び空中デフ
レクタロール20によってガイドされ、第2槽14から搬出
される。
このように本実施形態の酸洗装置では、第1槽13と第
2槽14との間に酸液に浸漬するように液シール22を設
け、この液シール22を固定スキッド37とクッションノズ
ル38によって構成している。そのため、帯鋼板Sを第1
槽13と第2槽14との間で直線状に支持することができ、
帯鋼板Sに大きな曲げ応力が作用することはなく、酸洗
装置全体での帯鋼板Sの張力を低減して操業動力の増大
を防止できる。そして、クッションノズル38は第1槽13
及び第2槽14の各酸液L1,L2を帯鋼板Sに向けて噴射し
ており、第1槽13及び第2槽14の各酸液L1,L2は循環さ
れてよどみがなくなる。また、第1槽13と第2槽14との
間にロールが存在しないので、ロールのメンテナンスが
不要となり、ランニングコストが低下する。
また、本実形態の酸洗装置では、蓋12は中央部分の被
覆部12aが第1槽13及び第2槽14内の酸液L1,L2内に浸入
してその液面より低位置となっており、酸洗槽11内の酸
液L1,L2はその自由表面の大部分が覆われることとな
る。そのため、第1槽13及び第2槽14内の酸液L1,L2
表面積は従来に比べて小さくなり、蒸発による酸の損失
を抑制して酸洗による帯鋼板Sの酸化スケールの状除去
を確実に行うことができる。
更に、上述したように、蓋12の被覆部12aが第1槽13
及び第2槽14内の酸液L内に浸入することで、酸液L1,L
2の自由表面を強制的に抑え込んでいるため、液面レベ
ルは一定に保持される。また、各支持ブロック27a〜27
d,28a〜28dには酸液L1,L2が流通可能な酸液用連通孔33a
〜33d,34a〜34dが形成され、底板底板29,30には酸液L1,
L2が流通可能な酸液通路35a〜35c,36a〜36cが形成され
ている。そのため、帯鋼板Sが浸漬ガイドロール25a〜2
5d,26a〜26dとスキッド31a〜31d,32a〜32dとの間をガイ
ドされながら走行するとき、帯鋼板Sの移動に伴って酸
液L1,L2が追従し、帯鋼板Sの走行方向下流側への酸液L
1,L2の流れが生じるのが、液面の蓋15の被覆部15aによ
って押さえ込まれているために波立たず、この酸液L1,L
2の流れは連通孔33a〜33d,34a〜34dや酸液通路35a〜35
c,36a〜36cを通って第1槽13及び第2槽14内を循環し、
よどみがなくなると共に液圧力が開放されることとな
る。従って、出口部17側の酸液L2の表面が急激に高くな
って外部にオーバーフローすることはなく、また、第1
槽13及び第2槽14内の液圧力が開放されて高くならない
ので、蓋15の強度を低減できる。
そして、蓋15の垂下された複数の浸漬ガイドロール25
a〜25d,26a〜26dに対向して、第1槽13及び第2槽14の
底面に固定した複数の支持ブロック27a〜27d,28a〜28d
上の底板29,30に複数のスキッド31a〜31d,32a〜32dを固
定している。そのため、蓋15に大重量物を吊下げる必要
がなくなり、蓋15の剛性力を低減して軽量化が図れる。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて詳細に
鮮明する。なお、前述した実施形態で説明したものと同
様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する
説明は省略する。
本実施形態の酸洗装置において、第5図に示すよう
に、酸洗槽本体11は仕切り壁12にて第1槽13と第2槽14
に仕切られており、この第1槽13及び第2槽14には帯鋼
板Sを酸洗処理する濃度の異なる酸液L1,L2が満たさ
れ、上部に蓋15が取付けられている。そして、第1槽13
と第2槽14との間には酸液L1,L2の混合を阻止する液シ
ール51が設けられている。即ち、蓋15の被覆部15aの下
面には第1槽13及び第2槽14に浸漬する浸漬ガイドロー
ル25a〜25d,26a〜26dが装着されている。一方、第1槽1
3及び第2槽14の底面には複数の支持ブロック27a〜27d,
28a〜28dが並設され、この各支持ブロック27a〜27d,28a
〜28dの上部には底板29,30を介して複数のスキッド31a
〜31d,32a〜32dが固定されている。
また、第1槽13と第2槽14との連結部に設けられた液
シール51において、仕切り壁12の上端部には各スキッド
31a〜31d,32a〜32dとほぼ同じ高さに第1槽13及び第2
槽14内の酸液L1,L2を噴出する下側クッションノズル52
が設けられている。一方、蓋15の下面には下側クッショ
ンノズル52に対向して上側クッションノズル53が設けら
れている。そして、各クッションノズル52,53には各槽1
3,14からの供給管41a,41bが連結され、この供給管41a,4
1bに液ポンプ42a,42bと流量調整バルブ43a,43bがそれぞ
れ装着されている。なお、この各クッションノズル52,5
3は、第1実施形態のクッションノズル38と同様である
ため、詳細な説明は省略する。
従って、帯鋼板Sは入口部16から第1槽13の酸液L1
に導かれ、浸漬ガイドロール25a〜25dとスキッド31a〜3
1dとの間をガイドされながら走行する。このとき、帯鋼
板Sの表面に形成されている酸化スケールが酸液L1によ
って洗浄除去される。そして、帯鋼板Sは液シール51を
通って第2槽14の酸液L2内に導かれる。このとき、液シ
ール51にて、液ポンプ42aによって第1槽13の酸液L1
供給管41aを通ってクッションノズル52,53にに導かれて
噴射される一方、液ポンプ42bによって第2槽14の酸液L
2が供給管41bを通ってクッションノズル52,53に導かれ
て噴射される。このクッションノズル52,53からの噴流F
1とF2は帯鋼板Sの表面及び裏面に衝突すると共に互い
に衝突することで、混合せずに自身の酸洗槽側に流れる
こととなり、噴流F1,F2によって帯鋼板Sを支持しなが
ら第1槽13と第2槽14との液シールが行うことができ
る。その後、液シール51を通って第2槽14の酸液L2内に
導かれた帯鋼板Sは、浸漬ガイドロール26a〜26dとスキ
ッド32a〜32dとの間を走行しながら、酸化スケールが酸
液L2によって洗浄除去され、出口部17から搬出される。
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて詳細に
説明する。
本実施形態の酸洗装置において、第6図に示すよう
に、酸洗槽本体61は仕切り壁62にて第1槽63と第2槽64
に仕切られ、第1槽63及び第2槽64には帯鋼板Sを酸洗
処理する濃度の異なる酸液L1,L2が満たされており、上
部に蓋65が取付けられることで、第1槽63に入口部66
が、第2槽64に出口部67が形成されている。この蓋65は
中央部分に被覆部65aが形成され、この被覆部65aが第1
槽63及び第2槽64の各酸液L1,L2内に浸入してその液面
より低位置となっており、第1槽63及び第2槽64の酸液
L1,L2はその自由表面の大部分が覆われることとなる。
そして、入口部66には空中デフレクタロール68と浸漬デ
フレクタロール69が、出口部67には空中デフレクタロー
ル70の浸漬デフレクタロール71が取付けられている。ま
た、第1槽63と第2槽64との間には酸液L1,L2の混合を
阻止する液シール72が設けられ、この混合が阻止されて
いる。
蓋65の被覆部65aの下面には軸受部73a〜73d,74a〜74d
によって第1槽63及び第2槽64に浸漬する浸漬ガイドロ
ール75a〜75d,76a〜76dが回転自在に装着されており、
互いに平行をなして帯鋼板Sの走行方向に沿って所定間
隔で並設されている。一方、第1槽63及び第2槽64の底
面には複数の支持ブロック77a〜77d,78a〜78dが帯鋼板
Sの走行方向に沿ってそれぞれ並設されており、この上
部には底板79,80が各支持ブロック77a〜77d,78a〜78dを
連結するように固定されている。そして、この底板79,8
0の上面には各浸漬ガイドロール75a〜75d,76a〜76dに対
向する位置に複数のスキッド81a〜81d,82a〜82dがそれ
ぞれ固定されている。
なお、各支持ブロック77a〜77d,78a〜728dには酸液L
が流通可能な酸液用連通孔83a〜83d,84a〜84dが形成さ
れている。また、底板79,80には各スキッド81a〜81d,82
a〜82d間における帯鋼板Sの搬送方向上流側に位置して
酸液L1,L2が流通可能な酸液通路85a〜85c,86a〜86cが形
成されており、この酸液通路85a〜85c,86a〜86cはスリ
ット状、あるいは、円孔状、矩形状となっている。
また、前述した液シール72において、仕切り壁62の上
端部には固定スキッド87が取付けられる一方、蓋65の下
面には固定スキッド87に対向して第1槽63及び第2槽64
内の酸液L1,L2を噴出するクッションノズル88が設けら
れている。このクッションノズル88には各槽63,64から
の供給管91a,91bが連結され、この球管91a,91bに液ポン
プ92a,92bと流量調整バルブ93a,93bがそれぞれ装着され
ている。なお、この各クッションノズル88は、第1実施
形態のクッションノズル38と同様であるため、詳細な説
明は省略する。
従って、帯鋼板Sは入口部66の空中デフレクタロール
68及び浸漬デフレクタロール69によってガイドされて第
1槽69の酸液L1内に導かれ、複数の浸漬ガイドロール75
a〜75dと複数のスキッド81a〜81dとの間をガイドされな
がら走行し、帯鋼板Sの表面に形成されている酸化スケ
ールが酸液L1によって洗浄除去さっる。そして、帯鋼板
Sは液シール72における固定スキッド87とクッションノ
ズル88との間を通って第2槽64の酸液L2内に導かれる。
このとき、液シール72において、液ポンプ92a,92bに
よって各槽63,64の酸液L1,L2が供給管91a,91bを通って
クッションノズル88に供給され、噴流F1と噴流F2が帯鋼
板Sの表面に衝突すると共に互いに衝突することで、混
合せずに自身の酸洗槽側に流れることとなり、この噴流
F1,F2と固定スキッド87によって帯鋼板Sを支持しなが
ら第1槽63と第2槽64との液シールを行うことができ
る。
そして、液シール72を通って第2槽64の酸液L2内に導
かれた帯鋼板Sは、複数の浸漬ガイドロール76a〜76dと
複数のスキッド82a〜82dとの間をガイドされながら走行
し、帯鋼板Sの表面に形成されている酸化スケールが酸
液L2によって洗浄除去される。その後、帯鋼板Sは出口
部67の浸漬デフレクタロール71及び空中デフレクタロー
ル70によってガイドされ、第2槽64から搬出される。
このように本実施形態の酸洗装置では、第1槽63と第
2槽64との間に酸液に浸漬するように液シール72を設
け、この液シール72を固定スキッド87とクッションノズ
ル88によって構成している。そのため、帯鋼板Sを第1
槽63と第2槽64との間で直線状に支持することができ、
帯鋼板Sに大きな曲げ応力が作用することはなく、酸洗
装置全体での帯鋼板Sの張力を低減して操業動力の増大
を防止できる。そして、 帯鋼板Sが浸漬ガイドロール75a〜75d,76a〜76dとス
キッド81a〜81d,82a〜82dとの間をガイドされながら走
行するとき、帯鋼板Sの移動に伴って各酸液L,L2が帯鋼
板Sの走行方向下流側への流れが生じるが、この酸液L,
L2の流れは酸液通路85a〜85c,86a〜86cを通って下降
し、更に連通孔83a〜83d,84a〜84dを通って帯鋼板Sの
搬送方向上流側に戻される。このとき、帯鋼板Sが浸漬
ガイドロール75a〜75d,76a〜76dとスキッド81a〜81d,82
a〜82dとの間を通過した直後に酸液通路85a〜85c,86a〜
86cがあるため、酸液Lの攪拌が促進され、酸洗槽31内
が循環されてよどみがなくなる。
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明に
説明する。なお、前述した実施形態で説明したものと同
様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する
説明は省略する。
本実施形態の酸洗装置において、第7図に示すよう
に、酸洗槽本体61は仕切り壁62にて第1槽63と第2槽64
に仕切られ、第1槽63及び第2槽64には帯鋼板Sを酸洗
処理する濃度の異なる酸液L1,L2が満たされており、上
部に蓋65が取付けられている。そして、第1槽63と第2
槽64との間には酸液L1,L2の混合を阻止する液シール96
が設けられている。即ち、蓋65の被覆部65aの下面には
第1槽63及び第2槽64に浸漬する浸漬ガイドロール75a
〜75d,76a〜76dが装着されている。一方、第1槽63及び
第2槽64の底面には複数の支持ブロック77a〜77d,78a〜
78dが並設され、この各支持ブロック77a〜77d,78a〜78d
の上部には底板79,80を介して複数のスキッド81a〜81d,
82a〜82dが固定されている。
また、第1槽63と第2槽64との連結部に設けられた液
シール96において、仕切り壁62の上端部には第1槽63及
び第2槽64の酸液L1,L2を噴出する下側クッションノズ
ル97が設けられる一方、蓋65の下面には上側クッション
ノズル98が設けられている。なお、この各クッションノ
ズル97,98は、第2実施形態のクッションノズル51と同
様であるため、詳細な説明は省略する。
従って、帯鋼板Sは入口部66から第1槽63の酸液L1
に導かれ、浸漬ガイドロール75a〜75dとスキッド81a〜8
1dとの間をガイドされながら走行し、帯鋼板Sの表面に
形成されている酸化スケールが酸液L1によって洗浄除去
される。そして、帯鋼板Sは液シール96を通って第2槽
64の酸液L2内に導かれるとき、液ポンプ92a,92bによっ
て各槽63,64の酸液L1,L2が供給管91a,91bを通ってクッ
ションノズル97,98に導かれて噴射される。このクッシ
ョンノズル97,98からの噴流F1とF2は帯鋼板Sの表面及
び裏面に衝突すると共に互いに衝突することで、混合せ
ずに自身の酸洗槽側に流れることとなり、噴流F1,F2
よって帯鋼板Sを支持しながら第1槽63と第2槽64との
液シールが行うことができる。その後、液シール96を通
って第2槽64の酸液L2内に導かれた帯鋼板Sは、浸漬ガ
イドロール76a〜76dとスキッド82a〜82dとの間を走行し
ながら、酸化スケールが酸液L2によって洗浄除去され、
出口部67から搬出される。
なお、上述の各実施形態において、酸洗槽本体11を仕
切り壁12によって第1槽13と第2槽14に仕切ったが、第
1槽13と第2槽14とを別々に形成して両者を連結し、側
壁を仕切り壁としてもよく、また、酸洗槽本体11内を3
つ以上の槽に仕切ってもよい。更に、蓋15の中央部分を
下方に凹ませて形成した被覆部12aに浸漬ガイドロール2
5a〜25d,26a〜26dを装着したが、従来と同様に、箱型の
発の下面に天井板と底板を垂下してここに浸漬ガイドロ
ール25a〜25d,26a〜26dとスキッド27a〜27d,28a〜28dを
設けてもよく、その数も実施形態に限定されるものでは
ない。
産業上の利用可能性 以上のように、本発明にかかる酸洗装置は、帯板を酸
洗槽に浸漬させることで、帯板の表面に形成された酸化
スケールを酸洗して洗浄除去するものであり、連続的に
走行する帯板を高速で処理する表面処理装置に用いて好
適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 信行 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−116791(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23G 3/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯板を浸漬ガイドロール及びスキッドによ
    ってガイドしながら酸洗を満たした酸洗槽内に走行させ
    ることで該帯板を酸洗処理する酸洗装置において、前記
    酸洗槽を2槽以上隣接して濃度の異なる酸液を満たし、
    該隣接部に該酸洗槽内を走行する前記帯板の表面に対し
    て前記酸洗槽内の酸液を噴出するクッションノズルを有
    する液シールを設けたことを特徴とする酸洗装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の酸洗装置において、前記隣
    接部には、前記酸洗槽内を走行する前記帯板の下方に位
    置して仕切り壁が設けられると共に、該仕切り壁の上部
    に前記スキッドとほぼ同じ高さに設けられた固定スキッ
    ドが設けられる一方、前記酸洗槽内を走行する前記帯板
    の上方に位置して前記クッションノズルが設けられたこ
    とを特徴とする酸洗装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の酸洗装置において、前記隣
    接部には、前記酸洗槽内を走行する前記帯板の下方に位
    置して仕切り壁が設けられると共に、該仕切り壁の上部
    に下側クッションノズルが設けられる一方、前記酸洗槽
    内を走行する前記帯板の上方に位置して上側クッション
    ノズルが設けられたことを特徴とする酸洗装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の酸洗装置において、前記ク
    ッションノズルは、隣接した一方の酸洗槽内の酸液を噴
    出する第1噴出ノズルと、他方の酸洗槽内の酸液を噴出
    する第2噴出ノズルとを有することを特徴とする酸洗装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の酸洗装置において、前記第
    1噴出ノズルと前記第2噴出ノズルは、各噴出ノズルか
    ら噴出する酸液の第1噴流と第2噴流とが互いに衝突す
    る方向に位置することを特徴とする酸洗装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の酸洗装置において、前記ク
    ッションノズルは、前記浸漬ガイドロールあるいは前記
    スキッドとほぼ同じ高さに設けられたことを特徴とする
    酸洗装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の酸洗装置において、前記酸
    洗槽を上部を覆う酸洗槽蓋を、その中央部分が前記酸洗
    槽内の酸液面より低位置となって前記酸液の自由表面を
    覆うように配設したことを特徴とする酸洗装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の酸洗装置において、前記酸
    洗槽蓋に前記浸漬ガイドロールを設けると共に前記クッ
    ションノズルを設ける一方、前記酸洗槽の底部に設置し
    た支持ブロック上に前記スキッドを設けたことを特徴と
    する酸洗装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の酸洗装置において、前記酸
    洗槽蓋に前記浸漬ガイドロールを設けると共に上側クッ
    ションノズルを設ける一方、前記酸洗槽の底部に設置し
    た支持ブロック上に前記スキッドを設けると共に下側ク
    ッションノズルを設けたことを特徴とする酸洗装置。
  10. 【請求項10】請求項7記載の酸洗装置において、前記
    クッションノズルには各酸洗槽からの供給管が連結さ
    れ、該供給管に液ポンプ及び流量調整バルブが装着され
    たことを特徴とする酸洗装置。
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