JPH04215878A - 液中ジェット洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents
液中ジェット洗浄方法及び洗浄装置Info
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- JPH04215878A JPH04215878A JP1029491A JP1029491A JPH04215878A JP H04215878 A JPH04215878 A JP H04215878A JP 1029491 A JP1029491 A JP 1029491A JP 1029491 A JP1029491 A JP 1029491A JP H04215878 A JPH04215878 A JP H04215878A
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Landscapes
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- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板、液晶パネル
、半導体ウェーハー等に代表される平板状の部材、ある
いは金属部品、プラスチック部品に代表される小形部品
を洗浄するための洗浄方法及び洗浄装置に関する。さら
に詳しくは、本発明は、洗浄液中において洗浄液の噴流
を形成し、この噴流を利用して上記の各種部品の洗浄を
行う液中ジェット洗浄方法及び洗浄装置に関する。
、半導体ウェーハー等に代表される平板状の部材、ある
いは金属部品、プラスチック部品に代表される小形部品
を洗浄するための洗浄方法及び洗浄装置に関する。さら
に詳しくは、本発明は、洗浄液中において洗浄液の噴流
を形成し、この噴流を利用して上記の各種部品の洗浄を
行う液中ジェット洗浄方法及び洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回路基板、液晶パネル、半導体ウェーハ
ー等に代表される平板状の部材、あるいは金属部品、プ
ラスチック部品に代表される小形部品は、それぞれ形状
及び処理量を考慮して、連続式あるいはバッチ式の洗浄
装置によって洗浄される。
ー等に代表される平板状の部材、あるいは金属部品、プ
ラスチック部品に代表される小形部品は、それぞれ形状
及び処理量を考慮して、連続式あるいはバッチ式の洗浄
装置によって洗浄される。
【0003】例えば、回路基板、液晶パネル、半導体ウ
ェーハー等の平板状の部材を連続的に洗浄する従来の洗
浄装置としては、以下に説明する装置が利用されており
、この装置の構造を、図16及び図17を参照して、説
明する。
ェーハー等の平板状の部材を連続的に洗浄する従来の洗
浄装置としては、以下に説明する装置が利用されており
、この装置の構造を、図16及び図17を参照して、説
明する。
【0004】図16は、従来の洗浄装置の洗浄槽の斜視
図、図17はこの洗浄装置全体の断面図であり、洗浄装
置101の洗浄槽102には洗浄液103が貯留されて
いる。洗浄槽102の上方には、搬送ベルト104が配
置され、平板状の被洗浄部材105を洗浄液103の直
上にまで、順次、連続的に搬送可能になっている。さら
に、洗浄液103の直上には、配管106′に接続され
た噴射ノズル106が、被洗浄部材105の上下面に向
けてそれぞれ6個ずつ配置されており、これらの噴射ノ
ズル106は、洗浄液フィルター107及び加圧ポンプ
108を介して、洗浄槽102の洗浄液103と接続さ
れている。これにより洗浄時には、加圧ポンプ108か
ら圧送された洗浄液103が、噴射ノズル106から、
大気中で、被洗浄部材105の上下面に向けてジェット
噴射される。
図、図17はこの洗浄装置全体の断面図であり、洗浄装
置101の洗浄槽102には洗浄液103が貯留されて
いる。洗浄槽102の上方には、搬送ベルト104が配
置され、平板状の被洗浄部材105を洗浄液103の直
上にまで、順次、連続的に搬送可能になっている。さら
に、洗浄液103の直上には、配管106′に接続され
た噴射ノズル106が、被洗浄部材105の上下面に向
けてそれぞれ6個ずつ配置されており、これらの噴射ノ
ズル106は、洗浄液フィルター107及び加圧ポンプ
108を介して、洗浄槽102の洗浄液103と接続さ
れている。これにより洗浄時には、加圧ポンプ108か
ら圧送された洗浄液103が、噴射ノズル106から、
大気中で、被洗浄部材105の上下面に向けてジェット
噴射される。
【0005】一方、金属部品、プラスチック部品等の小
形部品を洗浄するための従来のバッチ式洗浄装置を、図
18を参照して、説明する。
形部品を洗浄するための従来のバッチ式洗浄装置を、図
18を参照して、説明する。
【0006】図18は洗浄装置の断面図であり、洗浄装
置111の洗浄槽112にはヒーター113が備えられ
、洗浄液114を加温可能になっている。洗浄液114
の液面上には、小形部品である被洗浄部材115が、一
括して、収容された洗浄カゴ116が吊り下げられてい
る。この洗浄カゴ116の側方には、一対の噴射ノズル
117が配置されており、これらの噴射ノズル117は
、洗浄液フィルター118及び加圧ポンプ119を介し
て、洗浄槽112の洗浄液114に接続され、洗浄時に
は、これらの噴射ノズル117から、大気中で、洗浄カ
ゴ116に向けて洗浄液114がジェット噴射される。
置111の洗浄槽112にはヒーター113が備えられ
、洗浄液114を加温可能になっている。洗浄液114
の液面上には、小形部品である被洗浄部材115が、一
括して、収容された洗浄カゴ116が吊り下げられてい
る。この洗浄カゴ116の側方には、一対の噴射ノズル
117が配置されており、これらの噴射ノズル117は
、洗浄液フィルター118及び加圧ポンプ119を介し
て、洗浄槽112の洗浄液114に接続され、洗浄時に
は、これらの噴射ノズル117から、大気中で、洗浄カ
ゴ116に向けて洗浄液114がジェット噴射される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の洗浄
装置においては、以下の問題点を有している。
装置においては、以下の問題点を有している。
【0008】
■ 大気中で被洗浄部材に対して洗浄液をジェット噴
射するため、被洗浄部材において、洗浄液が直接に噴射
された部分は洗浄されるが、洗浄液が直接噴射されない
部分は、未洗浄あるいは洗浄不足の状態になる。
射するため、被洗浄部材において、洗浄液が直接に噴射
された部分は洗浄されるが、洗浄液が直接噴射されない
部分は、未洗浄あるいは洗浄不足の状態になる。
【0009】
■ 洗浄効果を高める目的に、洗浄液を加温する場合
があるが、被洗浄部材は、洗浄液と接触している時間、
接触した部分のみ加温され、被洗浄部材全体は加温され
ない。従って、洗浄液の加温による効果が充分に発揮さ
れない。
があるが、被洗浄部材は、洗浄液と接触している時間、
接触した部分のみ加温され、被洗浄部材全体は加温され
ない。従って、洗浄液の加温による効果が充分に発揮さ
れない。
【0010】
■ 大気中でのジェット噴射によって、洗浄液のミス
トが発生し、空気中に飛散するため、洗浄液の消費が多
い。また、洗浄液が臭気を有している場合には、作業環
境の著しい低下を招き、特に洗浄液が引火性を有してい
る場合には、安全性が問題になる。
トが発生し、空気中に飛散するため、洗浄液の消費が多
い。また、洗浄液が臭気を有している場合には、作業環
境の著しい低下を招き、特に洗浄液が引火性を有してい
る場合には、安全性が問題になる。
【0011】以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、洗
浄液中に形成した洗浄液の噴流を利用して、洗浄効率が
高く、洗浄液のミストが発生しない洗浄方法及び洗浄装
置を提供することにある。
浄液中に形成した洗浄液の噴流を利用して、洗浄効率が
高く、洗浄液のミストが発生しない洗浄方法及び洗浄装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、洗浄する被洗浄部材を、順次
、あるいは一括して、洗浄槽内の洗浄液の中に浸漬し、
浸漬した状態の被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き
付けるようにしている。
めに、本発明においては、洗浄する被洗浄部材を、順次
、あるいは一括して、洗浄槽内の洗浄液の中に浸漬し、
浸漬した状態の被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き
付けるようにしている。
【0013】また、一括して複数枚の被洗浄部材を洗浄
液の中に浸漬する場合には、相互に隙間をもたせて洗浄
液の中に浸漬し、これらの被洗浄部材の隙間に向けて洗
浄液の噴流を噴射することが好ましい。
液の中に浸漬する場合には、相互に隙間をもたせて洗浄
液の中に浸漬し、これらの被洗浄部材の隙間に向けて洗
浄液の噴流を噴射することが好ましい。
【0014】ここで、これらの隙間を、洗浄液の噴流の
入口側が出口側がよりも広くなるように設定することが
好ましい。
入口側が出口側がよりも広くなるように設定することが
好ましい。
【0015】次に、本発明の洗浄装置は、洗浄液を貯留
した洗浄槽と、洗浄すべき被洗浄部材を、順次あるいは
一括して、洗浄槽内の洗浄液の中に浸漬させると共に、
そこから引き上げる搬送手段と、洗浄液の中に浸漬され
た被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き付ける噴流形
成手段とを有することを基本的な特徴としている。
した洗浄槽と、洗浄すべき被洗浄部材を、順次あるいは
一括して、洗浄槽内の洗浄液の中に浸漬させると共に、
そこから引き上げる搬送手段と、洗浄液の中に浸漬され
た被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き付ける噴流形
成手段とを有することを基本的な特徴としている。
【0016】また、一括して複数枚の平板状の被洗浄部
材を洗浄液の中に浸漬する場合には、洗浄液を貯留した
洗浄槽と、洗浄すべき被洗浄部材を複数枚担持可能な担
持手段と、この担持手段により担持された複数枚の被洗
浄部材を洗浄液の中に浸漬すると共に、そこから引き上
げる搬送手段と、洗浄液中に浸漬された被洗浄部材に対
して、洗浄液の噴流を吹き付ける噴流形成手段とを有し
、担持手段は、隣接する被洗浄部材の間に隙間が形成さ
れた状態に、複数枚の被洗浄部材を担持しており、噴流
形成手段は、隣接する被洗浄部材の間に形成された各隙
間に向けて洗浄液の噴流を噴射することが好ましい。
材を洗浄液の中に浸漬する場合には、洗浄液を貯留した
洗浄槽と、洗浄すべき被洗浄部材を複数枚担持可能な担
持手段と、この担持手段により担持された複数枚の被洗
浄部材を洗浄液の中に浸漬すると共に、そこから引き上
げる搬送手段と、洗浄液中に浸漬された被洗浄部材に対
して、洗浄液の噴流を吹き付ける噴流形成手段とを有し
、担持手段は、隣接する被洗浄部材の間に隙間が形成さ
れた状態に、複数枚の被洗浄部材を担持しており、噴流
形成手段は、隣接する被洗浄部材の間に形成された各隙
間に向けて洗浄液の噴流を噴射することが好ましい。
【0017】ここに、洗浄液の噴流が被洗浄部材の面に
垂直方向の物理力を与えるように、被洗浄部材の配列方
向が洗浄液の噴流に対して一定の角度を形成しているこ
とが好ましい。
垂直方向の物理力を与えるように、被洗浄部材の配列方
向が洗浄液の噴流に対して一定の角度を形成しているこ
とが好ましい。
【0018】また、担持手段は、被洗浄部材の間の隙間
が、洗浄液の噴流の入口側が出口側に比べて広くなるよ
うに、被洗浄部材を担持していることが望ましい。
が、洗浄液の噴流の入口側が出口側に比べて広くなるよ
うに、被洗浄部材を担持していることが望ましい。
【0019】ここに、洗浄液の噴流が被洗浄部材の隙間
から逸れないように、洗浄液の噴流通路としての被洗浄
部材の隙間が、被洗浄部材と、その外周縁側に配置され
た遮蔽部材とによって区画され、閉じ断面状態になって
いることが効果的である。
から逸れないように、洗浄液の噴流通路としての被洗浄
部材の隙間が、被洗浄部材と、その外周縁側に配置され
た遮蔽部材とによって区画され、閉じ断面状態になって
いることが効果的である。
【0020】また、担持手段は、複数枚の被洗浄部材を
乗せる底面と、被洗浄部材の両端縁を保持する一対の保
持部を有し、寸法の異なる被洗浄部材を洗浄できるよう
に、これらの保持部の対向距離が調整可能になっている
ことが好ましい。
乗せる底面と、被洗浄部材の両端縁を保持する一対の保
持部を有し、寸法の異なる被洗浄部材を洗浄できるよう
に、これらの保持部の対向距離が調整可能になっている
ことが好ましい。
【0021】次に、本発明の洗浄装置において、さらに
、洗浄液の噴流に対向する洗浄槽の側壁側には、この側
壁に衝突する噴流を洗浄槽外に導き出して、この噴流に
よって発生する洗浄液の液面の波立ちを緩和する緩和手
段を有していることが好ましく、このような緩和手段は
、例えば、洗浄槽の側壁からオーバーフローするもの、
あるいは洗浄槽の側壁側の位置で、噴流を洗浄槽外に吸
い出すものである。
、洗浄液の噴流に対向する洗浄槽の側壁側には、この側
壁に衝突する噴流を洗浄槽外に導き出して、この噴流に
よって発生する洗浄液の液面の波立ちを緩和する緩和手
段を有していることが好ましく、このような緩和手段は
、例えば、洗浄槽の側壁からオーバーフローするもの、
あるいは洗浄槽の側壁側の位置で、噴流を洗浄槽外に吸
い出すものである。
【0022】さらに、本発明の洗浄装置が、洗浄液の中
から引き上げられる被洗浄部材に対して、空気を噴射す
る噴射空気流発生手段を有していることが好ましい。
から引き上げられる被洗浄部材に対して、空気を噴射す
る噴射空気流発生手段を有していることが好ましい。
【0023】
【作用】本発明による液中ジェット洗浄方法及び洗浄装
置では、洗浄すべき被洗浄部材を洗浄液槽内の洗浄液の
中に浸漬し、浸漬した状態の被洗浄部材に対して洗浄液
の噴流を吹き付ける。また、洗浄すべき平板状の複数の
被洗浄部材を、隙間をもって洗浄液槽内の洗浄液の中に
浸漬し、これらの被洗浄部材の隙間に対して洗浄液の噴
流を噴射する。従って、被洗浄部材の汚れを、洗浄液の
化学洗浄力と噴流による物理力によって洗浄できるので
、洗浄効率が高い。しかも、被洗浄部材全体は、洗浄中
、常に洗浄液に接しているので、洗浄液の噴流を直接受
けない部分があっても、その部分は洗浄液の化学洗浄力
によって洗浄される。ここに、洗浄液は噴流によって攪
拌され、洗浄液中には渦流が発生しているため、上記の
部分も洗浄液の物理力を受けて洗浄されるので、被洗浄
部材全体を確実に洗浄できる。また、洗浄液中で噴流を
形成するため、洗浄液がミストになって飛散することが
ない。
置では、洗浄すべき被洗浄部材を洗浄液槽内の洗浄液の
中に浸漬し、浸漬した状態の被洗浄部材に対して洗浄液
の噴流を吹き付ける。また、洗浄すべき平板状の複数の
被洗浄部材を、隙間をもって洗浄液槽内の洗浄液の中に
浸漬し、これらの被洗浄部材の隙間に対して洗浄液の噴
流を噴射する。従って、被洗浄部材の汚れを、洗浄液の
化学洗浄力と噴流による物理力によって洗浄できるので
、洗浄効率が高い。しかも、被洗浄部材全体は、洗浄中
、常に洗浄液に接しているので、洗浄液の噴流を直接受
けない部分があっても、その部分は洗浄液の化学洗浄力
によって洗浄される。ここに、洗浄液は噴流によって攪
拌され、洗浄液中には渦流が発生しているため、上記の
部分も洗浄液の物理力を受けて洗浄されるので、被洗浄
部材全体を確実に洗浄できる。また、洗浄液中で噴流を
形成するため、洗浄液がミストになって飛散することが
ない。
【0024】また、洗浄液の中に浸漬された複数の平板
状の被洗浄部材が、洗浄液の噴流の入口側の隙間が出口
側の隙間に比べて広い状態になっている場合には、噴流
の出口側で、洗浄液の流速が低下しないので、噴流の出
口側も確実に洗浄できる。
状の被洗浄部材が、洗浄液の噴流の入口側の隙間が出口
側の隙間に比べて広い状態になっている場合には、噴流
の出口側で、洗浄液の流速が低下しないので、噴流の出
口側も確実に洗浄できる。
【0025】さらに、本発明の洗浄装置が、洗浄液の噴
流が衝突する洗浄槽の側壁側には、噴流を洗浄槽外に導
き出して、この噴流によって発生する洗浄液の液面の波
立ちを緩和する緩和手段、例えば、洗浄液の噴流が衝突
する洗浄槽の側壁からオーバーフローするもの、あるい
は洗浄液の噴流が衝突する洗浄槽の側壁側で、この噴流
を洗浄槽外に吸い出すものを有している場合には、噴流
が洗浄槽の側壁に衝突して、波立ち、空気を巻き込むこ
とを防止できる。従って、洗浄液が発泡して、洗浄槽か
ら溢れることがなく、さらに、噴流が気泡を巻き込まな
いので、噴射圧力が低下しない。
流が衝突する洗浄槽の側壁側には、噴流を洗浄槽外に導
き出して、この噴流によって発生する洗浄液の液面の波
立ちを緩和する緩和手段、例えば、洗浄液の噴流が衝突
する洗浄槽の側壁からオーバーフローするもの、あるい
は洗浄液の噴流が衝突する洗浄槽の側壁側で、この噴流
を洗浄槽外に吸い出すものを有している場合には、噴流
が洗浄槽の側壁に衝突して、波立ち、空気を巻き込むこ
とを防止できる。従って、洗浄液が発泡して、洗浄槽か
ら溢れることがなく、さらに、噴流が気泡を巻き込まな
いので、噴射圧力が低下しない。
【0026】さらに、本発明の洗浄装置が、洗浄液の中
から引き上げられる被洗浄部材に向けて空気流を噴射す
る噴射空気流発生手段を有している場合には、この空気
流によって、被洗浄部材は洗浄液の液面上で液切りされ
るので、洗浄液の持ち出しを抑制できる。
から引き上げられる被洗浄部材に向けて空気流を噴射す
る噴射空気流発生手段を有している場合には、この空気
流によって、被洗浄部材は洗浄液の液面上で液切りされ
るので、洗浄液の持ち出しを抑制できる。
【0027】
実施例1
次に、本発明の実施例1に係る洗浄装置を、図1を参照
して、説明する。
して、説明する。
【0028】図1は、実施例1に係る洗浄装置の基本構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【0029】同図において、1は洗浄装置の本体であり
、その洗浄槽2の内部には洗浄液3が貯留されている。 この洗浄液3の中を通過するように、ネット状の搬送ベ
ルト4が配置され、洗浄液3の中にある搬送ベルト4の
両側には、搬送ベルト4の上下面に先端を向ける一対の
噴射ノズル5が2個ずつ配置されている。これらの噴射
ノズル5は、洗浄液フィルター6と加圧ポンプ7を介し
て洗浄槽2の内部の洗浄液3に接続されており、洗浄液
フィルター6によって、洗浄液3から夾雑物、混入物を
除去可能になっている。また、加圧ポンプ7によって、
洗浄槽2から圧送された洗浄液3は、噴射ノズル5から
噴射されて、洗浄液3の液中で噴流を形成可能になって
おり、噴射された洗浄液3は洗浄槽2に戻って循環する
。
、その洗浄槽2の内部には洗浄液3が貯留されている。 この洗浄液3の中を通過するように、ネット状の搬送ベ
ルト4が配置され、洗浄液3の中にある搬送ベルト4の
両側には、搬送ベルト4の上下面に先端を向ける一対の
噴射ノズル5が2個ずつ配置されている。これらの噴射
ノズル5は、洗浄液フィルター6と加圧ポンプ7を介し
て洗浄槽2の内部の洗浄液3に接続されており、洗浄液
フィルター6によって、洗浄液3から夾雑物、混入物を
除去可能になっている。また、加圧ポンプ7によって、
洗浄槽2から圧送された洗浄液3は、噴射ノズル5から
噴射されて、洗浄液3の液中で噴流を形成可能になって
おり、噴射された洗浄液3は洗浄槽2に戻って循環する
。
【0030】このような洗浄装置1において、未洗浄の
平板状の被洗浄部材8は、他工程との間に配置された搬
送装置4′から搬送ベルト4に移動されて、1枚ずつ洗
浄槽2に向けて降下していき、洗浄液3の中に浸漬され
、この状態のまま、噴射ノズル5によって形成された洗
浄液3の噴流を横切る。ここで、被洗浄部材8に吹き付
けられた洗浄液3の噴流によって、被洗浄部材8の上下
面に付着している汚れが除去される。さらに、洗浄され
た被洗浄部材8は、搬送ベルト4によって洗浄液3の液
面上に搬送され、次工程に接続された搬送装置4″に移
動していく。
平板状の被洗浄部材8は、他工程との間に配置された搬
送装置4′から搬送ベルト4に移動されて、1枚ずつ洗
浄槽2に向けて降下していき、洗浄液3の中に浸漬され
、この状態のまま、噴射ノズル5によって形成された洗
浄液3の噴流を横切る。ここで、被洗浄部材8に吹き付
けられた洗浄液3の噴流によって、被洗浄部材8の上下
面に付着している汚れが除去される。さらに、洗浄され
た被洗浄部材8は、搬送ベルト4によって洗浄液3の液
面上に搬送され、次工程に接続された搬送装置4″に移
動していく。
【0031】このように、本実施例に係る洗浄装置にお
いては、洗浄液3の中に洗浄液3の噴流が形成されてお
り、この噴流が形成されている位置に、搬送ベルト4に
よって被洗浄部材8が搬送されてくるものである。よっ
て、被洗浄部材8は、洗浄液3の噴流を直接受けない位
置を移動しているときにも常に洗浄液3と接し、洗浄液
3の化学洗浄力によって洗浄される。ここに、洗浄液3
は、その噴流によって攪拌され、液中には渦流が発生し
ているので、渦流による物理力を受ける。よって、被洗
浄液3の洗浄力が高められており、洗浄液3の化学洗浄
力を最大限に活用できる。一方、洗浄液3の噴流を受け
る位置を移動しているときには、さらに噴流の物理力に
よる洗浄力が直接に加わる。従って、高い洗浄効果が得
られると共に、均一な洗浄が実現できる。
いては、洗浄液3の中に洗浄液3の噴流が形成されてお
り、この噴流が形成されている位置に、搬送ベルト4に
よって被洗浄部材8が搬送されてくるものである。よっ
て、被洗浄部材8は、洗浄液3の噴流を直接受けない位
置を移動しているときにも常に洗浄液3と接し、洗浄液
3の化学洗浄力によって洗浄される。ここに、洗浄液3
は、その噴流によって攪拌され、液中には渦流が発生し
ているので、渦流による物理力を受ける。よって、被洗
浄液3の洗浄力が高められており、洗浄液3の化学洗浄
力を最大限に活用できる。一方、洗浄液3の噴流を受け
る位置を移動しているときには、さらに噴流の物理力に
よる洗浄力が直接に加わる。従って、高い洗浄効果が得
られると共に、均一な洗浄が実現できる。
【0032】また、噴射ノズル5は、洗浄液3の液中で
ジェット噴流を形成しているので、洗浄液3のミストが
発生しない。そのため、洗浄液3がミストとなって飛散
しないので、洗浄液3の消費を抑えることができる。ま
た、洗浄液3が臭気を有していても、作業環境の低下を
最小限に止めることもでき、また引火性を有していても
、洗浄液3の大気濃度を低く抑えることができ、安全性
が高い。
ジェット噴流を形成しているので、洗浄液3のミストが
発生しない。そのため、洗浄液3がミストとなって飛散
しないので、洗浄液3の消費を抑えることができる。ま
た、洗浄液3が臭気を有していても、作業環境の低下を
最小限に止めることもでき、また引火性を有していても
、洗浄液3の大気濃度を低く抑えることができ、安全性
が高い。
【0033】
実施例2
次に、実施例1に係る洗浄装置の構成を基本にした実施
例2に係る平板状の被洗浄部材対応の連続式洗浄装置に
ついて、図2を参照して、説明する。
例2に係る平板状の被洗浄部材対応の連続式洗浄装置に
ついて、図2を参照して、説明する。
【0034】図2は、実施例2に係る洗浄装置の断面図
である。
である。
【0035】同図において、11は洗浄装置の本体であ
り、その洗浄槽12にはヒーター13が設置され、内部
の洗浄液14を加温可能になっている。この洗浄液14
の中を通過するように、ネット状の搬送ベルト15が配
置されており、液中の搬送ベルト15の上下両側には、
それぞれ2本の噴射ノズル16が、搬送されてくる平板
状の被洗浄部材17の移動中心に向って配置されている
。これらの噴射ノズル16は、実施例1に係る洗浄装置
と同様に、洗浄液フィルター18と加圧ポンプ19を介
して洗浄槽12の洗浄液14に接続されており、加圧ポ
ンプ19により圧送された洗浄液14は、噴射ノズル1
6によって、被洗浄部材17に対して洗浄液14のジェ
ット噴流を吹き付け可能になっている。さらに、搬送ベ
ルト15の洗浄液14からの出側には、一対のエアーノ
ズル20が配置されており、エアーノズル20は、圧力
4kg/cm2 、エアー流量700リットル/分の空
気流を噴射して、洗浄液14の液中から出てくる搬送ベ
ルト15及び被洗浄部材17から、洗浄液14を液切り
可能になっている。
り、その洗浄槽12にはヒーター13が設置され、内部
の洗浄液14を加温可能になっている。この洗浄液14
の中を通過するように、ネット状の搬送ベルト15が配
置されており、液中の搬送ベルト15の上下両側には、
それぞれ2本の噴射ノズル16が、搬送されてくる平板
状の被洗浄部材17の移動中心に向って配置されている
。これらの噴射ノズル16は、実施例1に係る洗浄装置
と同様に、洗浄液フィルター18と加圧ポンプ19を介
して洗浄槽12の洗浄液14に接続されており、加圧ポ
ンプ19により圧送された洗浄液14は、噴射ノズル1
6によって、被洗浄部材17に対して洗浄液14のジェ
ット噴流を吹き付け可能になっている。さらに、搬送ベ
ルト15の洗浄液14からの出側には、一対のエアーノ
ズル20が配置されており、エアーノズル20は、圧力
4kg/cm2 、エアー流量700リットル/分の空
気流を噴射して、洗浄液14の液中から出てくる搬送ベ
ルト15及び被洗浄部材17から、洗浄液14を液切り
可能になっている。
【0036】このような洗浄装置11において、被洗浄
部材17は、実施例1に係る洗浄装置と同様に、搬送ベ
ルト15に載置されて、洗浄槽12に向けて、順次搬送
される。さらに、被洗浄部材17は、洗浄液14の液中
を搬送されて、浸漬し、この状態で、噴射ノズル16に
よって形成された洗浄液14の噴流の中を横切っていく
。ここに、被洗浄部材17の上下面にそれぞれ2本ずつ
配置された4本の噴射ノズル16によって、洗浄液14
の噴流は2か所に形成されており、この2か所で、被洗
浄部材17は洗浄液13の噴流を吹き付けられて洗浄さ
れる。次に、洗浄された被洗浄部材17は、搬送ベルト
15に載置された状態のままで洗浄液14の液面上に搬
送され、ここで、濡れた状態の搬送ベルト15及び被洗
浄部材17は、エアーノズル20から噴射される空気流
によって、液切りされて、洗浄槽12から外部へ移動し
ていく。
部材17は、実施例1に係る洗浄装置と同様に、搬送ベ
ルト15に載置されて、洗浄槽12に向けて、順次搬送
される。さらに、被洗浄部材17は、洗浄液14の液中
を搬送されて、浸漬し、この状態で、噴射ノズル16に
よって形成された洗浄液14の噴流の中を横切っていく
。ここに、被洗浄部材17の上下面にそれぞれ2本ずつ
配置された4本の噴射ノズル16によって、洗浄液14
の噴流は2か所に形成されており、この2か所で、被洗
浄部材17は洗浄液13の噴流を吹き付けられて洗浄さ
れる。次に、洗浄された被洗浄部材17は、搬送ベルト
15に載置された状態のままで洗浄液14の液面上に搬
送され、ここで、濡れた状態の搬送ベルト15及び被洗
浄部材17は、エアーノズル20から噴射される空気流
によって、液切りされて、洗浄槽12から外部へ移動し
ていく。
【0037】このように、本例に係る洗浄装置において
は、洗浄液14の中には、2か所に噴流が形成されてお
り、この2か所で噴流の物理力を受けて洗浄される。し
かも、被洗浄部材17は、移動中も洗浄液14に浸漬さ
れた状態にあるため、加温された洗浄液14から熱伝導
を受ける。従って、被洗浄部材17は、均一に加温され
た状態になるため、より高い洗浄効果が得られ、洗浄処
理に要する時間を短縮できる。
は、洗浄液14の中には、2か所に噴流が形成されてお
り、この2か所で噴流の物理力を受けて洗浄される。し
かも、被洗浄部材17は、移動中も洗浄液14に浸漬さ
れた状態にあるため、加温された洗浄液14から熱伝導
を受ける。従って、被洗浄部材17は、均一に加温され
た状態になるため、より高い洗浄効果が得られ、洗浄処
理に要する時間を短縮できる。
【0038】また、洗浄液14によって濡れた状態の搬
送ベルト15及び被洗浄部材17は、エアーノズル20
によって形成された噴射空気流によって、液切りされて
、移動する。従って、この洗浄工程の後工程に、洗浄槽
12の洗浄液14が持ち込まれず、また洗浄液14の持
ち出しによる消費を抑えることができる。
送ベルト15及び被洗浄部材17は、エアーノズル20
によって形成された噴射空気流によって、液切りされて
、移動する。従って、この洗浄工程の後工程に、洗浄槽
12の洗浄液14が持ち込まれず、また洗浄液14の持
ち出しによる消費を抑えることができる。
【0039】このような水切り機構としては、エアーノ
ズルによるエアーブローに代えて、エアーナイフを利用
してもよい。
ズルによるエアーブローに代えて、エアーナイフを利用
してもよい。
【0040】
実施例3
次に、実施例3に係る平板状の被洗浄部材対応のバッチ
式洗浄装置を、図3〜図5を参照して、説明する。図3
は、本例に係る洗浄装置の洗浄槽の構造を示す一部切欠
斜視図であり、図4はその装置本体の断面図であり、図
5はその装置本体の平面図である。
式洗浄装置を、図3〜図5を参照して、説明する。図3
は、本例に係る洗浄装置の洗浄槽の構造を示す一部切欠
斜視図であり、図4はその装置本体の断面図であり、図
5はその装置本体の平面図である。
【0041】これらの図において、21は本例に係る洗
浄装置であり、その洗浄槽22の内部には、ヒーター2
3が設置されており、洗浄液24を加温可能になってい
る。
浄装置であり、その洗浄槽22の内部には、ヒーター2
3が設置されており、洗浄液24を加温可能になってい
る。
【0042】この洗浄液24の中には、5枚の平板状の
被洗浄部材25が収納されたカセット26が浸漬され、
このカセット26の釣手部26aは、上下搬送ロボット
27の搬送アーム27aに接続されている。洗浄槽22
の内部には、噴射角50°の充円錐型の噴射ノズル28
が、上下2列に、6個ずつ30mmピッチで配置されて
おり、配管28′で接続されている。これらの噴射ノズ
ル28に対向する洗浄槽22の側壁22aには、噴射ノ
ズル28の位置に対応してスリット22bが形成されて
おり、その背後の空間が洗浄液24の吸込口22cにな
っている。この吸込口22cは、洗浄液フィルター29
を介して加圧ポンプ30に接続しており、加圧ポンプ3
0により圧送された洗浄液24が、噴射ノズル28から
ジェット噴流を形成可能になっていると共に、洗浄液2
4が循環するようになっている。
被洗浄部材25が収納されたカセット26が浸漬され、
このカセット26の釣手部26aは、上下搬送ロボット
27の搬送アーム27aに接続されている。洗浄槽22
の内部には、噴射角50°の充円錐型の噴射ノズル28
が、上下2列に、6個ずつ30mmピッチで配置されて
おり、配管28′で接続されている。これらの噴射ノズ
ル28に対向する洗浄槽22の側壁22aには、噴射ノ
ズル28の位置に対応してスリット22bが形成されて
おり、その背後の空間が洗浄液24の吸込口22cにな
っている。この吸込口22cは、洗浄液フィルター29
を介して加圧ポンプ30に接続しており、加圧ポンプ3
0により圧送された洗浄液24が、噴射ノズル28から
ジェット噴流を形成可能になっていると共に、洗浄液2
4が循環するようになっている。
【0043】一方、洗浄液24の液面直上には、複数の
エアーノズル31が配置されており、圧力4kg/cm
2 、エアー流量700リットル/分の空気流を噴射し
て、洗浄液24の液面に向かう空気流が形成されている
。
エアーノズル31が配置されており、圧力4kg/cm
2 、エアー流量700リットル/分の空気流を噴射し
て、洗浄液24の液面に向かう空気流が形成されている
。
【0044】ここで、噴射ノズル28と被洗浄部材25
の位置関係、及びカセット26の構造について、図6を
参照して、説明する。
の位置関係、及びカセット26の構造について、図6を
参照して、説明する。
【0045】図6は、5枚の被洗浄部材25を、整列し
た状態で収納するカセット26の斜視図であり、カセッ
ト26は、対向する一対の2面が開放状態にある角形筒
状のものであって、その上板内面26a及び下板内面2
6bには、それぞれ5条の溝26a′,26b′が、平
行に、30mmピッチで形成されている。ここで、上板
内面21aの溝26a′と、下板内面21bの溝26b
′の距離は、被洗浄部材25の縦寸法と略同寸法になっ
ており、対応する溝に被洗浄部材25の両端縁を挿入し
て、スライドさせることによって、5枚の被洗浄部材2
5を平行に整列させて、担持可能になっている。この状
態にある被洗浄部材25の隙間に向けて、洗浄液24の
噴流を噴射可能な位置に噴射ノズル28が配置されてい
る。
た状態で収納するカセット26の斜視図であり、カセッ
ト26は、対向する一対の2面が開放状態にある角形筒
状のものであって、その上板内面26a及び下板内面2
6bには、それぞれ5条の溝26a′,26b′が、平
行に、30mmピッチで形成されている。ここで、上板
内面21aの溝26a′と、下板内面21bの溝26b
′の距離は、被洗浄部材25の縦寸法と略同寸法になっ
ており、対応する溝に被洗浄部材25の両端縁を挿入し
て、スライドさせることによって、5枚の被洗浄部材2
5を平行に整列させて、担持可能になっている。この状
態にある被洗浄部材25の隙間に向けて、洗浄液24の
噴流を噴射可能な位置に噴射ノズル28が配置されてい
る。
【0046】このような構造からなる洗浄装置21にお
いて、被洗浄部材25をカセット26に整列させて収納
し、上方に移動した状態にある上下搬送ロボット27の
搬送アーム27aに接続する。次に、搬送アーム27a
を下降させ、カセット26を洗浄槽22に配置されたカ
セットガイド31に沿って、被洗浄部材25の隙間と噴
射ノズル28が一致するように下降させる。そして、カ
セット26が完全に洗浄液24の中に浸漬した状態で停
止させる。この状態で、カセット26に収納された被洗
浄部材25の隙間には、洗浄液24の噴流がジェット噴
射されており、この噴流によって、被洗浄部材25の表
面に付着している汚れは除去される。さらに、被洗浄部
材25の隙間を通過した洗浄液24はスリット22bを
通過して、吸込口22cから吸引され、洗浄液フィルタ
ー29によって夾雑物等が除去され、清浄化された後に
、再び加圧ポンプ30によって循環される。さらに、所
定の洗浄時間が経過した後に、搬送アーム27aは7c
m/秒で上昇し、カセット26は上昇していく。そして
、所定の位置で停止して、カセット26は次工程(すす
ぎ工程あるいは乾燥工程等)へ移送される。ここで、カ
セット26が洗浄液24の液面から上昇するときに、エ
アーノズル31によって形成された噴射空気流が、カセ
ット26及び被洗浄部材25に吹きつけられ、これらに
付着している洗浄液24を液切りする。この液切りによ
って、カセット26及び被洗浄部材25からは洗浄液2
4の約2/3の液量が除去され、液切りされた洗浄液は
、再び洗浄槽22に戻される。
いて、被洗浄部材25をカセット26に整列させて収納
し、上方に移動した状態にある上下搬送ロボット27の
搬送アーム27aに接続する。次に、搬送アーム27a
を下降させ、カセット26を洗浄槽22に配置されたカ
セットガイド31に沿って、被洗浄部材25の隙間と噴
射ノズル28が一致するように下降させる。そして、カ
セット26が完全に洗浄液24の中に浸漬した状態で停
止させる。この状態で、カセット26に収納された被洗
浄部材25の隙間には、洗浄液24の噴流がジェット噴
射されており、この噴流によって、被洗浄部材25の表
面に付着している汚れは除去される。さらに、被洗浄部
材25の隙間を通過した洗浄液24はスリット22bを
通過して、吸込口22cから吸引され、洗浄液フィルタ
ー29によって夾雑物等が除去され、清浄化された後に
、再び加圧ポンプ30によって循環される。さらに、所
定の洗浄時間が経過した後に、搬送アーム27aは7c
m/秒で上昇し、カセット26は上昇していく。そして
、所定の位置で停止して、カセット26は次工程(すす
ぎ工程あるいは乾燥工程等)へ移送される。ここで、カ
セット26が洗浄液24の液面から上昇するときに、エ
アーノズル31によって形成された噴射空気流が、カセ
ット26及び被洗浄部材25に吹きつけられ、これらに
付着している洗浄液24を液切りする。この液切りによ
って、カセット26及び被洗浄部材25からは洗浄液2
4の約2/3の液量が除去され、液切りされた洗浄液は
、再び洗浄槽22に戻される。
【0047】以上のとおり、本例の洗浄装置21におい
ては、洗浄液24の中に浸漬した状態で、被洗浄部材2
5の隙間に対して洗浄液24の噴流を噴射するものであ
るので、洗浄液24のミストが発生することなく、洗浄
できる。しかも、被洗浄部材25は、カセット26に収
納されているので、複数の被洗浄部材25を、一括して
、浸漬及び引上げすることができる。しかも、すべての
被洗浄部材25の隙間に対して洗浄液24の噴流が形成
されているので、被洗浄部材25の表面に付着している
汚れは確実に、均一に洗浄される。また、被洗浄部材2
5は、洗浄液24に浸漬された状態にあるので、常に洗
浄液24と接触している。また、洗浄液24は噴流によ
って攪拌され、渦流が形成されている。従って、被洗浄
部材25が、回路基板のように部品が搭載されて、凹凸
を有する場合であっても、凹部にも洗浄液24は行き渡
り、均一な洗浄を実現できる。しかも、被洗浄部材25
は、洗浄液24から熱伝導を受けて同等の温度にまで加
温されている。さらに、洗浄液24の噴流通路は、カセ
ット26の四方壁面により、周囲から区画形成されてい
るので、周囲へ噴流が逸れない。よって、高い洗浄効率
を実現できる。そして、洗浄液24の噴流は、対向する
洗浄槽22の側壁22aに激しく衝突することなく、ス
リット22bを通って、洗浄槽22の外に吸い出される
。従って、洗浄液24の噴流が側壁22aに衝突して、
液面が波打ち、洗浄液24が洗浄槽22から溢れたり、
洗浄液24が発泡して、泡が溢れたりすることがない。
ては、洗浄液24の中に浸漬した状態で、被洗浄部材2
5の隙間に対して洗浄液24の噴流を噴射するものであ
るので、洗浄液24のミストが発生することなく、洗浄
できる。しかも、被洗浄部材25は、カセット26に収
納されているので、複数の被洗浄部材25を、一括して
、浸漬及び引上げすることができる。しかも、すべての
被洗浄部材25の隙間に対して洗浄液24の噴流が形成
されているので、被洗浄部材25の表面に付着している
汚れは確実に、均一に洗浄される。また、被洗浄部材2
5は、洗浄液24に浸漬された状態にあるので、常に洗
浄液24と接触している。また、洗浄液24は噴流によ
って攪拌され、渦流が形成されている。従って、被洗浄
部材25が、回路基板のように部品が搭載されて、凹凸
を有する場合であっても、凹部にも洗浄液24は行き渡
り、均一な洗浄を実現できる。しかも、被洗浄部材25
は、洗浄液24から熱伝導を受けて同等の温度にまで加
温されている。さらに、洗浄液24の噴流通路は、カセ
ット26の四方壁面により、周囲から区画形成されてい
るので、周囲へ噴流が逸れない。よって、高い洗浄効率
を実現できる。そして、洗浄液24の噴流は、対向する
洗浄槽22の側壁22aに激しく衝突することなく、ス
リット22bを通って、洗浄槽22の外に吸い出される
。従って、洗浄液24の噴流が側壁22aに衝突して、
液面が波打ち、洗浄液24が洗浄槽22から溢れたり、
洗浄液24が発泡して、泡が溢れたりすることがない。
【0048】このような洗浄装置21を用いて、フロー
ディップ法によってはんだ付けされた回路基板を被洗浄
部材25とし、1個当たりの噴射ノズル28からの噴射
圧力と、洗浄液24の流量とを変えて、洗浄結果との関
係を調査した。ここで、噴射ノズル28から噴射される
洗浄液24の噴射角は、被洗浄部材25の面に対して4
5°以下の角度に設定して洗浄した。洗浄液24には、
高級アルコール系洗浄液又はケン化剤を含む洗浄液を使
用した。
ディップ法によってはんだ付けされた回路基板を被洗浄
部材25とし、1個当たりの噴射ノズル28からの噴射
圧力と、洗浄液24の流量とを変えて、洗浄結果との関
係を調査した。ここで、噴射ノズル28から噴射される
洗浄液24の噴射角は、被洗浄部材25の面に対して4
5°以下の角度に設定して洗浄した。洗浄液24には、
高級アルコール系洗浄液又はケン化剤を含む洗浄液を使
用した。
【0049】このような条件下において、洗浄時間1分
で、はんだ付けにより付着したフラックスの除去された
度合いで評価した結果、図7において斜線領域で示す条
件において、良好な洗浄結果が得られた。斜線領域以外
の条件では、洗浄時間をより長時間必要とする、または
回路基板にはんだ付けされた部品の損傷を招く等の問題
を有している。さらに、ベアチップ実装された回路基板
及びリフローソルダリング法によりはんだ付けされた回
路基板を被洗浄部材として、洗浄を行ったが、いずれの
基板に対しても、噴射ノズル28からの噴射圧力と、洗
浄液24の流量とを設定することにより、均一な洗浄が
可能であった。
で、はんだ付けにより付着したフラックスの除去された
度合いで評価した結果、図7において斜線領域で示す条
件において、良好な洗浄結果が得られた。斜線領域以外
の条件では、洗浄時間をより長時間必要とする、または
回路基板にはんだ付けされた部品の損傷を招く等の問題
を有している。さらに、ベアチップ実装された回路基板
及びリフローソルダリング法によりはんだ付けされた回
路基板を被洗浄部材として、洗浄を行ったが、いずれの
基板に対しても、噴射ノズル28からの噴射圧力と、洗
浄液24の流量とを設定することにより、均一な洗浄が
可能であった。
【0050】このような洗浄装置21において、さらに
洗浄液24の液中でカセット26を揺動または回転させ
る機構を付加することによって、より均一な洗浄を実現
できる。さらに、カセット26の溝26a′,26b′
を、噴流に対して角度をもつように形成してもよく、こ
の場合には、噴流は被洗浄部材25の面に角度をもって
当たるので、垂直な物理力を与えることができ、洗浄能
力が高まる。
洗浄液24の液中でカセット26を揺動または回転させ
る機構を付加することによって、より均一な洗浄を実現
できる。さらに、カセット26の溝26a′,26b′
を、噴流に対して角度をもつように形成してもよく、こ
の場合には、噴流は被洗浄部材25の面に角度をもって
当たるので、垂直な物理力を与えることができ、洗浄能
力が高まる。
【0051】
実施例3の変形例
上記のバッチ式洗浄装置は、図8に示す構造を有してい
てもよい。
てもよい。
【0052】図8は、実施例3に係る洗浄装置の別の構
造を有する洗浄装置の構造を示す断面図である。
造を有する洗浄装置の構造を示す断面図である。
【0053】同図において、41は洗浄装置であり、そ
の洗浄槽42の内部には、両側に噴射ノズル43a,4
3bが配置され、これらの噴射ノズル43a,43bは
、配管43a′,43b″で接続されている。これらの
噴射ノズル43a,43bに対向する洗浄槽42の側壁
42a,42bには、噴射ノズル43a,43bの位置
に対応して、スリット42a′,42b′が形成されて
いる。ここで、噴射ノズル43aは電磁バルブ44aを
介して、また噴射ノズル43bは電磁バルブ44bを介
して加圧ポンプ45に接続されている。一方、スリット
42a′の背面側の吸込口42cは電磁バルブ44dを
介して、またスリット42b′の背面側の吸込口42d
は電磁バルブ44cを介して加圧ポンプ45に接続され
ている。
の洗浄槽42の内部には、両側に噴射ノズル43a,4
3bが配置され、これらの噴射ノズル43a,43bは
、配管43a′,43b″で接続されている。これらの
噴射ノズル43a,43bに対向する洗浄槽42の側壁
42a,42bには、噴射ノズル43a,43bの位置
に対応して、スリット42a′,42b′が形成されて
いる。ここで、噴射ノズル43aは電磁バルブ44aを
介して、また噴射ノズル43bは電磁バルブ44bを介
して加圧ポンプ45に接続されている。一方、スリット
42a′の背面側の吸込口42cは電磁バルブ44dを
介して、またスリット42b′の背面側の吸込口42d
は電磁バルブ44cを介して加圧ポンプ45に接続され
ている。
【0054】ここで、電磁バルブ44aと電磁バルブ4
4cは同一状態で、開放、閉鎖状態に周期的に切り換わ
っており、一方電磁バルブ44bと電磁バルブ44dは
いずれも、電磁バルブ44aと電磁バルブ44cとは逆
の状態にある。従って、洗浄液46のジェット噴流の方
向は、周期的に切り換わるようになっている。その他の
構造は実施例3に係る洗浄装置と同様である。
4cは同一状態で、開放、閉鎖状態に周期的に切り換わ
っており、一方電磁バルブ44bと電磁バルブ44dは
いずれも、電磁バルブ44aと電磁バルブ44cとは逆
の状態にある。従って、洗浄液46のジェット噴流の方
向は、周期的に切り換わるようになっている。その他の
構造は実施例3に係る洗浄装置と同様である。
【0055】このような洗浄装置41においては、被洗
浄部材47がカセット48に収納されて、洗浄液46に
浸漬され、被洗浄部材47の隙間に対して、噴射ノズル
43a,43bから、交互に洗浄液46の噴流が形成さ
れる。従って、被洗浄部材47の幅方向(噴流の噴射方
向)において、均一な洗浄を行うことができる。
浄部材47がカセット48に収納されて、洗浄液46に
浸漬され、被洗浄部材47の隙間に対して、噴射ノズル
43a,43bから、交互に洗浄液46の噴流が形成さ
れる。従って、被洗浄部材47の幅方向(噴流の噴射方
向)において、均一な洗浄を行うことができる。
【0056】また、実施例3の洗浄装置に使用したカセ
ット構造に代えて、図9〜図10に示す構造のカセット
を採用してもよい。
ット構造に代えて、図9〜図10に示す構造のカセット
を採用してもよい。
【0057】図9は、カセットを洗浄槽内の洗浄液中に
浸漬した状態を示す一部切欠斜視図であり、図10はカ
セットの構造を示す斜視図である。
浸漬した状態を示す一部切欠斜視図であり、図10はカ
セットの構造を示す斜視図である。
【0058】これらの図において、51はカセットであ
り、上板51a及び下板51bのいずれにも、平板状の
被洗浄部材52がスライドして、収納されるための6条
の溝51a′,51b′が形成されている。これらの溝
51a′,51b′によって被洗浄部材52の上下端縁
部が保持されて、収納されるものである。ここで、側板
51c,51dには、それぞれ上下方向に2条の長穴5
1c′,51c″、51d′,51d″が形成されてお
り、これらの長穴51c′,51c″,51d′,51
d″を介して取り付けられたボルト53′,53″によ
って、上板51aは側板51c,51dに固定され、上
板51aと下板51bとが、被洗浄部材52の縦長さに
対応する距離に保持されている。
り、上板51a及び下板51bのいずれにも、平板状の
被洗浄部材52がスライドして、収納されるための6条
の溝51a′,51b′が形成されている。これらの溝
51a′,51b′によって被洗浄部材52の上下端縁
部が保持されて、収納されるものである。ここで、側板
51c,51dには、それぞれ上下方向に2条の長穴5
1c′,51c″、51d′,51d″が形成されてお
り、これらの長穴51c′,51c″,51d′,51
d″を介して取り付けられたボルト53′,53″によ
って、上板51aは側板51c,51dに固定され、上
板51aと下板51bとが、被洗浄部材52の縦長さに
対応する距離に保持されている。
【0059】ここに、カセット51は、洗浄槽54のカ
セットガイド55に沿って洗浄液56に浸漬され、位置
決めされる。この状態で被洗浄部材52の隙間に、配管
57に接続された噴射ノズル58によって、洗浄液56
の噴流が形成され、被洗浄部材52が洗浄される。
セットガイド55に沿って洗浄液56に浸漬され、位置
決めされる。この状態で被洗浄部材52の隙間に、配管
57に接続された噴射ノズル58によって、洗浄液56
の噴流が形成され、被洗浄部材52が洗浄される。
【0060】このようなカセット51において、上板5
1aは、ボルト53′,53″を緩めることによって、
上下方向に長穴51c′,51c″,51d′,51d
″の範囲内で昇降することができ、上板51aと下板5
1bとの対面距離は可変構造になっているので、収納さ
れる被洗浄部材52の縦方向の長さに応じて設定可能で
ある。従って、異なる縦方向の長さを有する被洗浄部材
を収納する場合にも、別の寸法のカセットを使用する必
要がない。
1aは、ボルト53′,53″を緩めることによって、
上下方向に長穴51c′,51c″,51d′,51d
″の範囲内で昇降することができ、上板51aと下板5
1bとの対面距離は可変構造になっているので、収納さ
れる被洗浄部材52の縦方向の長さに応じて設定可能で
ある。従って、異なる縦方向の長さを有する被洗浄部材
を収納する場合にも、別の寸法のカセットを使用する必
要がない。
【0061】さらに、被洗浄部材の整列位置は、図11
に示すものであってもよい。
に示すものであってもよい。
【0062】図11はさらに別の構造の洗浄装置におけ
る被洗浄部材の整列位置を示す断面図であり、整列した
被洗浄部材61の隙間に対して、噴射ノズル62a,6
2bによって洗浄液の噴流が吹き付けられている。ここ
で、被洗浄部材61の隙間は、洗浄液の噴流の入口側が
30mmに、出口側が10mmに設定されており、噴流
の入口側の隙間が出口側の隙間に比べて広くなっている
。
る被洗浄部材の整列位置を示す断面図であり、整列した
被洗浄部材61の隙間に対して、噴射ノズル62a,6
2bによって洗浄液の噴流が吹き付けられている。ここ
で、被洗浄部材61の隙間は、洗浄液の噴流の入口側が
30mmに、出口側が10mmに設定されており、噴流
の入口側の隙間が出口側の隙間に比べて広くなっている
。
【0063】この整列状態で洗浄液の噴流を形成すると
、被洗浄部材61の表面に対して、噴流が一定の傾斜で
衝突する。従って、被洗浄部材61の面に対して垂直方
向の噴流による物理的作用力が及ぶ。この結果、被洗浄
部材61の面に付着した汚れがより確実に除去される。 さらに、出口側では噴流通路としての隣接する被洗浄部
材61の隙間が狭くなっているため、噴流は出口側にお
いてもその流速が低下しない。従って、出口側でも高い
洗浄能力を維持できるので、被洗浄部材61の幅方向(
噴流方向)における洗浄を均一化できる。この被洗浄部
材61の隙間は、基板の形状、材質、汚れの付着状態、
汚れの種類などに応じて、最適な値に調整すべき性質の
ものである。
、被洗浄部材61の表面に対して、噴流が一定の傾斜で
衝突する。従って、被洗浄部材61の面に対して垂直方
向の噴流による物理的作用力が及ぶ。この結果、被洗浄
部材61の面に付着した汚れがより確実に除去される。 さらに、出口側では噴流通路としての隣接する被洗浄部
材61の隙間が狭くなっているため、噴流は出口側にお
いてもその流速が低下しない。従って、出口側でも高い
洗浄能力を維持できるので、被洗浄部材61の幅方向(
噴流方向)における洗浄を均一化できる。この被洗浄部
材61の隙間は、基板の形状、材質、汚れの付着状態、
汚れの種類などに応じて、最適な値に調整すべき性質の
ものである。
【0064】
実施例4
次に、実施例4に係る小形部品洗浄対応のバッチ式洗浄
装置を、図12を参照して、説明する。図12は、本例
に係る洗浄装置の洗浄槽の構造を示す断面図である。
装置を、図12を参照して、説明する。図12は、本例
に係る洗浄装置の洗浄槽の構造を示す断面図である。
【0065】同図において、71は本例に係る洗浄装置
であり、その洗浄槽72の内部には、ヒーター73が設
置され、洗浄液74を加温可能になっている。この洗浄
液74には、小形部品からなる被洗浄部材75が一括し
て収納された洗浄カゴ76が浸漬されており、この洗浄
カゴ76の釣手部76aは、上下搬送ロボット77の搬
送アーム77aに接続されている。ここで、洗浄槽72
の内部には、噴射角50°の充円錐形状の噴射ノズル7
8が配置されており、この噴射ノズル78には、配管7
8′を介して洗浄液フィルター79及び加圧ポンプ80
が接続されている。この加圧ポンプ80は10〜50k
g/cm2 の高圧ポンプであって、これにより圧送さ
れた洗浄液74が、噴射ノズル78から、洗浄カゴ76
に向って噴流を形成するようになっている。ここで、噴
射ノズル78の1個当たりの流量は、約10リットル/
分である。
であり、その洗浄槽72の内部には、ヒーター73が設
置され、洗浄液74を加温可能になっている。この洗浄
液74には、小形部品からなる被洗浄部材75が一括し
て収納された洗浄カゴ76が浸漬されており、この洗浄
カゴ76の釣手部76aは、上下搬送ロボット77の搬
送アーム77aに接続されている。ここで、洗浄槽72
の内部には、噴射角50°の充円錐形状の噴射ノズル7
8が配置されており、この噴射ノズル78には、配管7
8′を介して洗浄液フィルター79及び加圧ポンプ80
が接続されている。この加圧ポンプ80は10〜50k
g/cm2 の高圧ポンプであって、これにより圧送さ
れた洗浄液74が、噴射ノズル78から、洗浄カゴ76
に向って噴流を形成するようになっている。ここで、噴
射ノズル78の1個当たりの流量は、約10リットル/
分である。
【0066】以上のとおり、本例の洗浄装置71におい
ては、被洗浄部材75を洗浄液74に浸漬した状態で、
被洗浄部材75に対して噴流を吹き付けるので、洗浄中
に洗浄液74のミストが発生しにくい。しかも、被洗浄
部材75は、洗浄カゴ76に収納されているので、それ
らを一括して、浸漬、引上げすることが容易である。
ては、被洗浄部材75を洗浄液74に浸漬した状態で、
被洗浄部材75に対して噴流を吹き付けるので、洗浄中
に洗浄液74のミストが発生しにくい。しかも、被洗浄
部材75は、洗浄カゴ76に収納されているので、それ
らを一括して、浸漬、引上げすることが容易である。
【0067】しかも、洗浄カゴ76の内部では、被洗浄
部材75が洗浄液74の噴流によって、舞い上げられて
それぞれ分離し、位置、姿勢を変えながら洗浄される。 従って、被洗浄部材75が凹凸を有する場合、または被
洗浄部材75同士が接触している場合にも、十分に均一
な洗浄が可能である。
部材75が洗浄液74の噴流によって、舞い上げられて
それぞれ分離し、位置、姿勢を変えながら洗浄される。 従って、被洗浄部材75が凹凸を有する場合、または被
洗浄部材75同士が接触している場合にも、十分に均一
な洗浄が可能である。
【0068】このような洗浄装置71において、さらに
噴射ノズル78に可動機構を付けて、噴流の方向を変化
させながら洗浄する構造を採用してもよい。
噴射ノズル78に可動機構を付けて、噴流の方向を変化
させながら洗浄する構造を採用してもよい。
【0069】さらに、洗浄槽72の内部に超音波を伝播
させ、噴流と併用すれば、さらに高い洗浄能力を得るこ
とができる。
させ、噴流と併用すれば、さらに高い洗浄能力を得るこ
とができる。
【0070】
実施例4の変形例
実施例4に係る洗浄装置71において、洗浄液の噴流を
形成すると、図13に示すように、噴流が洗浄槽72の
壁面に衝突して、洗浄液74の液面が波立つ。
形成すると、図13に示すように、噴流が洗浄槽72の
壁面に衝突して、洗浄液74の液面が波立つ。
【0071】この波立ちによって、洗浄液74の液中に
空気が巻き込まれ、洗浄液74が発泡する。このような
状態で、洗浄を行うと、洗浄槽72の内部に泡が充満し
、溢れる場合がある。また、洗浄液74は気液混合状態
になって、循環し、噴流圧力が低下する場合がある。 特に、界面活性剤等を含有する発泡性を有する洗浄液を
使用した場合に、上記の現象が顕著である。
空気が巻き込まれ、洗浄液74が発泡する。このような
状態で、洗浄を行うと、洗浄槽72の内部に泡が充満し
、溢れる場合がある。また、洗浄液74は気液混合状態
になって、循環し、噴流圧力が低下する場合がある。 特に、界面活性剤等を含有する発泡性を有する洗浄液を
使用した場合に、上記の現象が顕著である。
【0072】そこで、上記の問題を解消するために、実
施例4に係る洗浄装置の洗浄槽に代えて、図14に示す
洗浄槽の構造を採用してもよい。
施例4に係る洗浄装置の洗浄槽に代えて、図14に示す
洗浄槽の構造を採用してもよい。
【0073】図14は実施例4の変形例に係る洗浄槽の
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【0074】同図において、81は本例に係る洗浄装置
であり、その洗浄槽82は仕切り板83によって二重構
造になっている。洗浄槽82の内側の洗浄室82aでは
、被洗浄部材84が、洗浄カゴ85に収容された状態で
洗浄液86に浸漬されている。この洗浄カゴ85の両側
には、配管87,87′に接続された一対の噴射ノズル
87a,87bが配置されており、この噴射ノズル87
a,87bには、加圧ポンプ88によって、洗浄槽82
の外側のオーバーフロー室82bから吸い込まれた洗浄
液86が圧送され、洗浄液86のジェット噴流が形成さ
れる。ここに、噴射ノズル87a,87b,加圧ポンプ
88及びオーバーフロー室82bを結ぶ配管途中には4
つの電磁バルブ89a,89b,89c,89dが配置
されており、これらの開閉操作によって、周期的に切り
換えられた噴流が、噴射ノズル87a,87bから噴射
される。
であり、その洗浄槽82は仕切り板83によって二重構
造になっている。洗浄槽82の内側の洗浄室82aでは
、被洗浄部材84が、洗浄カゴ85に収容された状態で
洗浄液86に浸漬されている。この洗浄カゴ85の両側
には、配管87,87′に接続された一対の噴射ノズル
87a,87bが配置されており、この噴射ノズル87
a,87bには、加圧ポンプ88によって、洗浄槽82
の外側のオーバーフロー室82bから吸い込まれた洗浄
液86が圧送され、洗浄液86のジェット噴流が形成さ
れる。ここに、噴射ノズル87a,87b,加圧ポンプ
88及びオーバーフロー室82bを結ぶ配管途中には4
つの電磁バルブ89a,89b,89c,89dが配置
されており、これらの開閉操作によって、周期的に切り
換えられた噴流が、噴射ノズル87a,87bから噴射
される。
【0075】このような洗浄槽82において、洗浄液8
6の噴流を形成すると、噴流は対向する仕切り板83の
内面壁83a,83bに衝突し、側壁83a,83bに
沿って上方に洗浄液86を押し上げる。ここに、押し上
げられた洗浄液86は、仕切り板83からオーバーフロ
ーして、オーバーフロー室82bに流れ込む。従って、
洗浄液86の跳ね返りが抑制されて、液面の波立ち及び
空気の巻き込みが抑制されるので、洗浄室82aで洗浄
液86の泡立ちを防止できる。また、洗浄液86には泡
が多量に混入しないため、噴射圧力が低下しない。よっ
て、洗浄力を高く維持できる。
6の噴流を形成すると、噴流は対向する仕切り板83の
内面壁83a,83bに衝突し、側壁83a,83bに
沿って上方に洗浄液86を押し上げる。ここに、押し上
げられた洗浄液86は、仕切り板83からオーバーフロ
ーして、オーバーフロー室82bに流れ込む。従って、
洗浄液86の跳ね返りが抑制されて、液面の波立ち及び
空気の巻き込みが抑制されるので、洗浄室82aで洗浄
液86の泡立ちを防止できる。また、洗浄液86には泡
が多量に混入しないため、噴射圧力が低下しない。よっ
て、洗浄力を高く維持できる。
【0076】ここで、オーバーフロー部の構成は、直立
した構造に限らず、オーバーフロー室82bの側に傾斜
しているものであってもよく、仕切り板を利用したもの
に限らず、噴流が洗浄槽の側壁に衝突する力を緩和する
ものであればよい。
した構造に限らず、オーバーフロー室82bの側に傾斜
しているものであってもよく、仕切り板を利用したもの
に限らず、噴流が洗浄槽の側壁に衝突する力を緩和する
ものであればよい。
【0077】また、オーバーフローを利用した上記の波
立ちを緩和する機構に代えて、図15に示す洗浄槽構造
を採用してもよい。
立ちを緩和する機構に代えて、図15に示す洗浄槽構造
を採用してもよい。
【0078】図15は波立ちの緩和機構を備える洗浄槽
の構造を示す平面図である。
の構造を示す平面図である。
【0079】同図において、洗浄槽91は、配管92′
に接続された噴射ノズル92が配置されている側から噴
射方向に向けて先細り構造を有しており、その先端には
、噴射ノズル92に洗浄液93を圧送する加圧ポンプ9
4が配置されている。
に接続された噴射ノズル92が配置されている側から噴
射方向に向けて先細り構造を有しており、その先端には
、噴射ノズル92に洗浄液93を圧送する加圧ポンプ9
4が配置されている。
【0080】このような構造の洗浄槽91においては、
洗浄液93の噴流は、被洗浄部材95の隙間を通過した
後は、洗浄槽91の先細り部分の側壁91aに案内され
て、加圧ポンプ94に吸い込まれる。従って、跳ね返る
ことがないので、洗浄液93の波立ちを抑制できる。
洗浄液93の噴流は、被洗浄部材95の隙間を通過した
後は、洗浄槽91の先細り部分の側壁91aに案内され
て、加圧ポンプ94に吸い込まれる。従って、跳ね返る
ことがないので、洗浄液93の波立ちを抑制できる。
【0081】以上の実施例に係る洗浄装置においては、
被洗浄部材または噴射ノズルを、上下左右に揺動する機
構、あるいは回転する機構を付加させてもよい。また、
液切り用のエアーノズルも、より液切り効果を高めるた
めに、被洗浄部材に対して、上下左右に揺動するもの、
あるいは回転するものであってもよい。そして、洗浄装
置は、洗浄槽を1槽に限らず複数の備えるものであって
もよい。
被洗浄部材または噴射ノズルを、上下左右に揺動する機
構、あるいは回転する機構を付加させてもよい。また、
液切り用のエアーノズルも、より液切り効果を高めるた
めに、被洗浄部材に対して、上下左右に揺動するもの、
あるいは回転するものであってもよい。そして、洗浄装
置は、洗浄槽を1槽に限らず複数の備えるものであって
もよい。
【0082】
【発明の効果】上記のとおり、本発明による洗浄方法及
び洗浄装置では、洗浄する被洗浄部材を順次、あるいは
一括して、洗浄液槽内の洗浄液の中に浸漬し、浸漬した
状態の被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き付ける。 従って、本発明によれば、被洗浄部材は、洗浄液の化学
洗浄力に加えて、噴流の物理力を受けて洗浄されるため
、高い洗浄効率を得ることができる。また、被洗浄部材
は、洗浄液に常時接しており、しかも、洗浄液は、噴流
によって攪拌されて、渦流ができている。従って、噴流
を直接受けない部分も、均一に洗浄される。また、噴流
は洗浄液中で形成されているため、洗浄液がミストにな
って飛散することを抑制できる。従って、洗浄液の消費
が抑制される。また、洗浄液が臭気を有していても、作
業環境の著しい低下を招かず、洗浄液が引火性を有して
も、引火する危険性が低い。
び洗浄装置では、洗浄する被洗浄部材を順次、あるいは
一括して、洗浄液槽内の洗浄液の中に浸漬し、浸漬した
状態の被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き付ける。 従って、本発明によれば、被洗浄部材は、洗浄液の化学
洗浄力に加えて、噴流の物理力を受けて洗浄されるため
、高い洗浄効率を得ることができる。また、被洗浄部材
は、洗浄液に常時接しており、しかも、洗浄液は、噴流
によって攪拌されて、渦流ができている。従って、噴流
を直接受けない部分も、均一に洗浄される。また、噴流
は洗浄液中で形成されているため、洗浄液がミストにな
って飛散することを抑制できる。従って、洗浄液の消費
が抑制される。また、洗浄液が臭気を有していても、作
業環境の著しい低下を招かず、洗浄液が引火性を有して
も、引火する危険性が低い。
【0083】また、本発明では、洗浄する平板状の複数
の被洗浄部材を、隙間をもって洗浄液槽内の洗浄液の中
に浸漬し、これらの被洗浄部材の隙間を主として流れる
洗浄液の噴流を形成するようにしている。このため、い
ずれの被洗浄部材の面も、洗浄液の噴流を受けるため、
確実に洗浄できる。
の被洗浄部材を、隙間をもって洗浄液槽内の洗浄液の中
に浸漬し、これらの被洗浄部材の隙間を主として流れる
洗浄液の噴流を形成するようにしている。このため、い
ずれの被洗浄部材の面も、洗浄液の噴流を受けるため、
確実に洗浄できる。
【0084】ここに、被洗浄部材が洗浄液の噴流に対し
て角度をもつように配列されたものである場合には、被
洗浄部材の面に垂直方向に洗浄剤の噴流の物理力が作用
するので、洗浄効果を高めることができる。
て角度をもつように配列されたものである場合には、被
洗浄部材の面に垂直方向に洗浄剤の噴流の物理力が作用
するので、洗浄効果を高めることができる。
【0085】さらに、配列された被洗浄部材の隙間が出
口側では狭くなっている場合には、噴流の出口側でも洗
浄液の流速は低下しないので、被洗浄部材における噴流
の出口側も確実に洗浄できる。
口側では狭くなっている場合には、噴流の出口側でも洗
浄液の流速は低下しないので、被洗浄部材における噴流
の出口側も確実に洗浄できる。
【0086】また、洗浄液の噴流通路は、平板状の被洗
浄部材と、その外周縁側に配置された遮蔽部材とによっ
て区画されている場合には、洗浄液の噴流が、被洗浄部
材から逸れないので、より確実に洗浄できる。
浄部材と、その外周縁側に配置された遮蔽部材とによっ
て区画されている場合には、洗浄液の噴流が、被洗浄部
材から逸れないので、より確実に洗浄できる。
【0087】ここに、担持手段が、対向距離を調整可能
な保持部を有する場合には、平板状の被洗浄部材の寸法
に合わせて、保持部の対向距離を調整可能にできるので
、寸法の異なる被洗浄部材を洗浄できる。
な保持部を有する場合には、平板状の被洗浄部材の寸法
に合わせて、保持部の対向距離を調整可能にできるので
、寸法の異なる被洗浄部材を洗浄できる。
【0088】本発明の洗浄装置が、洗浄液の噴流が衝突
する洗浄槽の側壁側に、噴流によって発生する洗浄液の
液面の波立ちを緩和する緩和手段、例えば、洗浄槽の側
壁からオーバーフローするもの、あるいは洗浄槽の側壁
側で、この噴流を洗浄槽外に吸い出すものを有している
場合には、噴流が洗浄槽の側壁に衝突して、波立ち、空
気を巻き込むことを抑制できる。従って、洗浄液が発泡
して、洗浄槽から溢れることがなく、さらに、噴流が気
泡を巻き込まないので、噴射圧力が低下することを防止
できる。
する洗浄槽の側壁側に、噴流によって発生する洗浄液の
液面の波立ちを緩和する緩和手段、例えば、洗浄槽の側
壁からオーバーフローするもの、あるいは洗浄槽の側壁
側で、この噴流を洗浄槽外に吸い出すものを有している
場合には、噴流が洗浄槽の側壁に衝突して、波立ち、空
気を巻き込むことを抑制できる。従って、洗浄液が発泡
して、洗浄槽から溢れることがなく、さらに、噴流が気
泡を巻き込まないので、噴射圧力が低下することを防止
できる。
【0089】さらに、被洗浄部材に噴射空気流発生手段
から空気が噴射されている場合には、この空気流によっ
て被洗浄部材が液切りされるので、洗浄液の持ち出しを
削減できる。
から空気が噴射されている場合には、この空気流によっ
て被洗浄部材が液切りされるので、洗浄液の持ち出しを
削減できる。
【図1】本発明の実施例1に係る洗浄装置の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例2に係る洗浄装置の断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例3に係る洗浄装置の洗浄槽の一
部切欠斜視図である。
部切欠斜視図である。
【図4】実施例3に係る洗浄装置本体の断面図である。
【図5】実施例3に係る洗浄装置本体の平面図である。
【図6】実施例3に係る洗浄装置に使用したカセットの
斜視図である。
斜視図である。
【図7】実施例3に係る洗浄装置における噴射圧力と洗
浄液流量の最適条件を示すグラフである。
浄液流量の最適条件を示すグラフである。
【図8】実施例3に係る洗浄装置の別の構造を有する洗
浄装置の断面図である。
浄装置の断面図である。
【図9】実施例3に係る洗浄装置の別の構造を有する洗
浄装置の洗浄槽内の一部切欠斜視図である。
浄装置の洗浄槽内の一部切欠斜視図である。
【図10】実施例3に係る洗浄装置の別の構造を有する
洗浄装置に使用したカセットの斜視図である。
洗浄装置に使用したカセットの斜視図である。
【図11】実施例3に係る洗浄装置のさらに別の構造の
洗浄装置における被洗浄部材の整列位置を示す断面図で
ある。
洗浄装置における被洗浄部材の整列位置を示す断面図で
ある。
【図12】本発明の実施例4に係る洗浄装置の洗浄槽の
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図13】実施例4に係る洗浄装置の洗浄槽の構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図14】実施例4の変形例に係る洗浄装置の洗浄槽の
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図15】実施例4の変形例に係る洗浄装置の洗浄槽の
構造を示す平面図である。
構造を示す平面図である。
【図16】従来の洗浄装置の斜視図である。
【図17】従来の洗浄装置の断面図である。
【図18】従来の別構造の洗浄装置の断面図である。
1,11,21,41,71,81・・・洗浄装置2,
12,22,42,54,72,82,91・・・洗浄
槽3,14,24,46,56,74,86,93・・
・洗浄液4,15・・・搬送ベルト(搬送手段)5,1
6,28,43a,43b,58,62,78,87a
,87b・・・噴射ノズル8,17,25,47,52
,61,75,84,95・・・被洗浄部材26,48
,51・・・カセット(担持手段)
12,22,42,54,72,82,91・・・洗浄
槽3,14,24,46,56,74,86,93・・
・洗浄液4,15・・・搬送ベルト(搬送手段)5,1
6,28,43a,43b,58,62,78,87a
,87b・・・噴射ノズル8,17,25,47,52
,61,75,84,95・・・被洗浄部材26,48
,51・・・カセット(担持手段)
Claims (14)
- 【請求項1】洗浄すべき被洗浄部材を洗浄液の中に浸漬
し、この状態の被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き
付けることを特徴とする液中ジェット洗浄方法。 - 【請求項2】洗浄すべき平板状の被洗浄部材を、隣接す
る被洗浄部材間に隙間が空いた状態となるように、複数
枚洗浄液の中に浸漬し、これらの被洗浄部材の各隙間を
流れる洗浄液の噴流を形成することを特徴とする液中ジ
ェット洗浄方法。 - 【請求項3】請求項2において、隣接する被洗浄部材の
間に形成された前記隙間は、洗浄液の噴流の入口側の方
がその出口側に比べて広くなっていることを特徴とする
液中ジェット洗浄方法。 - 【請求項4】洗浄液を貯留した洗浄槽と、洗浄すべき被
洗浄部材を前記洗浄槽内の洗浄液の中に浸漬すると共に
、そこから引き上げる搬送手段と、洗浄液の中に浸漬さ
れた被洗浄部材に対して洗浄液の噴流を吹き付ける噴流
形成手段とを有することを特徴とする液中ジェット洗浄
装置。 - 【請求項5】請求項4において、前記搬送手段は、複数
の被洗浄部材を一括して前記洗浄槽内の洗浄液の中に浸
漬可能であることを特徴とする液中ジェット洗浄装置。 - 【請求項6】洗浄液を貯留した洗浄槽と、洗浄すべき平
板状の被洗浄部材を複数枚担持可能な担持手段と、この
担持手段により担持された複数枚の被洗浄部材を洗浄液
の中に浸漬すると共に、そこから引き上げる搬送手段と
、洗浄液の中に浸漬された被洗浄部材に対して、洗浄液
の噴流を吹き付ける噴流形成手段とを有し、前記担持手
段は、隣接する被洗浄部材の間に隙間が形成された状態
に、複数枚の被洗浄部材を担持しており、前記噴流形成
手段は、隣接する被洗浄部材の間に形成された各隙間に
向けて洗浄液の噴流を噴射することを特徴とする液中ジ
ェット洗浄装置。 - 【請求項7】請求項6において、前記噴流の噴射方向と
、前記担持手段により担持された被洗浄部材の配列方向
とが、一定の角度を形成していることを特徴とする液中
ジェット洗浄装置。 - 【請求項8】請求項6または請求項7において、前記担
持手段は、隣接する被洗浄部材の間に形成されている各
隙間が、洗浄液の噴流の入口側の方が出口側に比べて広
くなるように、被洗浄部材を担持していることを特徴と
する液中ジェット洗浄装置。 - 【請求項9】請求項6乃至請求項8のいずれか1項にお
いて、隣接する被洗浄部材の間に形成された洗浄液の噴
流通路としての各隙間は、被洗浄部材と、その外周縁側
に配置された遮蔽部材とによって実質的に閉じ断面状態
となるように区画されていることを特徴とする液中ジェ
ット洗浄装置。 - 【請求項10】請求項6乃至請求項9のいずれか1項に
おいて、前記担持手段は、複数枚の被洗浄部材を乗せる
底面と、被洗浄部材の両端縁を保持する一対の保持部と
を有し、これらの保持部は、その対向距離を調整可能に
なっていることを特徴とする液中ジェット洗浄装置。 - 【請求項11】請求項1乃至請求項10のいずれか1項
において、さらに、洗浄液の噴流が衝突する前記洗浄槽
の側壁側には、この側壁に衝突する噴流を前記洗浄槽外
に導き出して、この噴流によって発生する洗浄液の液面
の波立ちを緩和する緩和手段を有していることを特徴と
する液中ジェット洗浄装置。 - 【請求項12】請求項11において、前記緩和手段は、
洗浄液の噴流を前記側壁からオーバーフローさせるもの
であることを特徴とする液中ジェット洗浄装置。 - 【請求項13】請求項11において、前記緩和手段は、
前記側壁側の位置で、洗浄液の噴流を前記洗浄槽外に吸
い出すものであることを特徴とする液中ジェット洗浄装
置。 - 【請求項14】請求項第1項乃至請求項13のいずれか
1項において、洗浄液の中から引き上げられる被洗浄部
材に対して空気を噴射する噴射空気流発生手段を有して
いることを特徴とする液中ジェット洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1029491A JPH04215878A (ja) | 1990-03-14 | 1991-01-31 | 液中ジェット洗浄方法及び洗浄装置 |
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---|---|---|---|
JP2-63865 | 1990-03-14 | ||
JP6386590 | 1990-03-14 | ||
JP22770190 | 1990-08-29 | ||
JP2-227700 | 1990-08-29 | ||
JP2-227701 | 1990-08-29 | ||
JP22770090 | 1990-08-29 | ||
JP2-318802 | 1990-11-22 | ||
JP2-318803 | 1990-11-22 | ||
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JP2-321784 | 1990-11-26 | ||
JP2-321785 | 1990-11-26 | ||
JP2-321787 | 1990-11-26 | ||
JP1029491A JPH04215878A (ja) | 1990-03-14 | 1991-01-31 | 液中ジェット洗浄方法及び洗浄装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=27455366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1029491A Pending JPH04215878A (ja) | 1990-03-14 | 1991-01-31 | 液中ジェット洗浄方法及び洗浄装置 |
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JP (1) | JPH04215878A (ja) |
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- 1991-01-31 JP JP1029491A patent/JPH04215878A/ja active Pending
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