JPH07249605A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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Publication number
JPH07249605A
JPH07249605A JP4108894A JP4108894A JPH07249605A JP H07249605 A JPH07249605 A JP H07249605A JP 4108894 A JP4108894 A JP 4108894A JP 4108894 A JP4108894 A JP 4108894A JP H07249605 A JPH07249605 A JP H07249605A
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JP
Japan
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substrate
cleaning
pure water
brush
unit
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JP4108894A
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English (en)
Inventor
Yoshio Matsumura
吉雄 松村
Katsumi Shimaji
克己 嶋治
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理プロセスの数を増加させても装置全長を
長くすることなく、効率良く、しかも良好な洗浄効果を
得ることが可能な基板洗浄装置を提供する。 【構成】 搬送機構6により基板Wが起立姿勢のままで
上下方向に搬送されるとともに、基板Wの搬送経路Lに
沿ってブラシ洗浄部10、第1および第2超音波洗浄部
20,30および純水リンス部40が配置されているた
め、処理プロセスが増加したとしても装置全長は一定で
ある。第1および第2超音波洗浄部20,30および純
水リンス部40がブラシ洗浄部10の上方位置に配置さ
れるため、第1および第2超音波洗浄部20,30およ
び純水リンス部40で使用される純水がブラシ洗浄部1
0に自由落下で供給される。その結果、純水を効率良く
使用することができ、装置全体での純水使用量を抑制す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ、液晶用
ガラス角型基板、フォトマスク、カラーフィルタ用基板
及びプリント基板などの基板の少なくとも一方主面を洗
浄する基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の基板洗浄装置を示す図で
ある。従来の基板洗浄装置では、多数の搬送ローラが互
いに平行に配置されており、これらの搬送ローラにより
基板Wが水平状態に保持されながら所定の水平搬送経路
に沿って搬送されるようになっている。また、この水平
搬送経路に沿って、ブラシ洗浄ユニットBU、超音波洗
浄ユニットUU、スプレー洗浄ユニットSUおよび乾燥
ユニットAUが順次連設されている。
【0003】ブラシ洗浄ユニットBUには、搬送ローラ
81と洗浄ブラシ82が設けられ、搬送ローラ81によ
り基板Wが水平状態で搬送されるとともに、洗浄ブラシ
82で基板Wの両主面、すなわち表面および裏面が洗浄
される。また、ブラシ洗浄ユニットBUを通過してきた
基板Wは超音波洗浄ユニットUUに搬送され、超音波ノ
ズル83からの純水によって洗浄される。基板Wは、さ
らにスプレー洗浄ユニットSUに搬送され、スプレーノ
ズル84から純水の供給を受けて洗浄される。そして、
最後の乾燥ユニットAUでは、基板Wの表面および裏面
にエアーナイフ85からエアーが吹き付けられ、基板W
の乾燥処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の基板洗浄装置では、要求される処理プロセスの数に
よってユニット数が決定されてしまうので、処理プロセ
スの数を増加させると装置の全長が長くなってしまうと
いう欠点がある。
【0005】また、同図への図示を省略したが、ブラシ
洗浄ユニットBUでは、洗浄ブラシ82による基板Wの
洗浄を行うために洗浄ブラシ82に向けて純水を供給す
る必要があり、このことから専用の純水供給ノズルを設
ける必要がある。ここで、超音波洗浄ユニットUUやス
プレー洗浄ユニットSUで使用した純水を洗浄ブラシ8
2に供給するようにすれば、洗浄ブラシ82用の純水供
給ノズルが不要となり、構成が簡素化されるとともに、
節水を図ることができるが、上記のように各ユニットが
水平配置された基板洗浄装置では、超音波洗浄ユニット
UUやスプレー洗浄ユニットSUから洗浄ブラシ82に
純水を供給するための機構が必要となり、装置の複雑化
および大型化を招くといった問題が生じる。
【0006】また、洗浄ブラシ82による洗浄によっ
て、基板Wに付着していたパーティクルは基板Wから剥
離するが、従来の基板洗浄装置では、この状態のまま次
のユニット、つまり超音波洗浄ユニットUUに搬送する
ようにしているので、当該搬送中にパーティクルが基板
Wに再付着してしまうという問題もある。
【0007】さらに、超音波洗浄ユニットUUおよびス
プレー洗浄ユニットSUでは、ノズル83,84から基
板Wに向けての純水供給を停止した後においてノズル8
3,84から純水のしずくが基板Wに落ちる、いわゆる
ボタ落ちが生じ、洗浄効果を低減させてしまう。
【0008】本発明は、上述のような問題に鑑みてなさ
れたものであって、処理プロセスの数を増加させても装
置全長を長くすることなく、効率良く、しかも良好な洗
浄効果を得ることが可能な基板洗浄装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、基板を起立姿勢に保持しつつ上下
方向に搬送させる搬送手段と、前記搬送手段による基板
の搬送経路に沿って設けられ、前記搬送手段によって搬
送される基板の少なくとも一方主面に洗浄ブラシを接触
させて当該主面を洗浄するブラシ洗浄手段と、前記ブラ
シ洗浄手段の上方位置で、しかも前記搬送経路に沿って
設けられ、前記搬送手段によって搬送される前記基板の
前記主面に純水を供給して前記主面を洗浄する純水洗浄
手段と、を備えている。
【0010】さらに、請求項2では、搬送される基板に
対して気体を吐出して乾燥させる乾燥手段を備えてい
る。また、請求項3では、純水洗浄手段が、搬送される
基板に対して純水を吐出する純水リンス部と、搬送され
る基板に対して超音波振動を与えられた純水を吐出する
超音波洗浄部とから構成されている。また、請求項4で
は、ブラシ洗浄手段は、搬送される基板に対して接離自
在な構成である。
【0011】
【作用】請求項1の装置では、搬送手段により基板が起
立姿勢のままで上下方向に搬送されるとともに、その基
板搬送経路に沿ってブラシ洗浄手段および純水洗浄手段
が配置される。したがって、処理プロセスの増加、例え
ば純水洗浄手段を追加した場合であっても、装置全長は
一定のままであり、装置全長を長くする必要はない。
【0012】また、前記純水洗浄手段は前記ブラシ洗浄
手段の上方位置に配置され、前記純水洗浄手段で使用し
た純水が自由落下により前記ブラシ洗浄手段に供給され
るため、純水を効率良く使用することができ、装置全体
での純水使用量を抑制することができる。また、前記純
水洗浄手段から前記ブラシ洗浄手段への純水供給が行わ
れるため、前記ブラシ洗浄手段に専用の純水供給機構を
設ける必要がなくなる。
【0013】また、基板は、前記ブラシ洗浄手段による
基板洗浄が行われた後、直ちに前記純水洗浄手段による
洗浄処理を受けるため、前記ブラシ洗浄手段により基板
の一方主面から剥離したパーティクルが前記純水洗浄手
段により洗い流される。しかも、そのパーティクルは純
水とともに下方に運ばれ、基板から完全に除去される。
【0014】また、前記純水洗浄手段での純水供給を停
止させ、ボタ落ちが生じたとしても、純水のしずくは下
方に自由落下するため、しずくの基板への落下が防止さ
れる。
【0015】請求項2の装置では、搬送される基板に対
して気体を吐出して乾燥させる乾燥手段をさらに備えて
いるので、より効率的にかつ、良好な洗浄が可能とな
る。また、請求項3の装置では、純水洗浄手段が、搬送
される基板に対して純水を吐出する純水リンス部と、搬
送される基板に対して超音波振動を与えられた純水を吐
出する超音波洗浄部とから構成されているので、より良
好な洗浄が可能となる。また、請求項4の装置では、ブ
ラシ洗浄手段は、搬送される基板に対して接離自在な構
成であるので、フレキシブルな洗浄が可能となる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明にかかる基板洗浄装置の一
実施例を示す斜視図である。また、図2は図1の基板洗
浄装置の概略構成を示すブロック図である。この基板洗
浄装置では、図1に示すように、基台1上に基板Wを起
立状態で収容可能なポットスペースを有するポット部2
が設けられている。
【0017】また、このポット部2の上方位置に基板W
に対して所定の洗浄および乾燥処理を行う処理槽3が配
置されている。この処理槽3の底部には、配管4aを介
して下部タンク4が接続されており、後述するようにし
て基板Wの洗浄処理を行った際に生じる使用済の純水お
よび基板Wから除去したパーティクルなどを回収するよ
うに構成されている。なお、処理槽3内の構成について
は、後で詳説する。
【0018】さらに、この装置では、基台1、ポット部
2、処理槽3および処理槽3の上方空間SPを覆うよう
に、カバー5が設けられている。そして、このカバー5
内に基板Wを上下方向、特に本実施例では垂直方向に搬
送するための搬送機構6が配置されている。この搬送機
構6は、側面から見ると略L字形状をしたアーム61
と、そのアーム61から伸びる4つの基板ホルダ62
と、アーム61を垂直方向に移動させるための上下駆動
部63と、基板ホルダ62を往復移動させて基板Wを適
宜保持するホルダ駆動部64とで構成されている。この
ため、図示を省略する基板搬送機構により基板Wを処理
槽3の上方空間SPに待機されたアーム61の位置まで
移動させた後、装置全体を制御する制御部7からの信号
にしたがってホルダ駆動部64で基板ホルダ62を駆動
すると、図1の実線に示すように基板Wが基板ホルダ6
2に保持される。そして、この状態のままで制御部7か
らの信号に応じて上下駆動部63によりアーム61を駆
動すると、基板Wは垂直方向に移動する。例えば、空間
SPに位置するアーム61を下方に移動させると、基板
Wはアーム61とともに下方移動し、処理槽3を通過
し、ポット部2のポットスペース内にアーム61の先端
部とともに収容される(図1の1点鎖線を参照)。ま
た、逆移動させると、処理部3を通過し、元の位置に戻
る。この実施例では、4つの基板ホルダ62により基板
Wを保持するようにしているが、基板ホルダ62の数や
配置、ならびに基板保持方法は任意である。
【0019】次に、図2を参照しながら処理槽3内の構
成について説明する。この実施例にかかる基板洗浄装置
では、基板Wの両主面(表面および裏面)に対してブラ
シ洗浄処理と、キロヘルツ帯の超音波振動が加えられた
純水による第1超音波洗浄処理と、メガヘルツ帯の超音
波振動が加えられた純水による第2超音波洗浄処理と、
純水リンス処理と、エアーによる乾燥処理とをこの順序
で行うために、下方位置から上方位置に向けてブラシ洗
浄部10、第1超音波洗浄部20、第2超音波洗浄部3
0、純水リンス部40および乾燥部50がこの順序で基
板Wの搬送経路Lに沿って配置されている。
【0020】ブラシ洗浄部10は、基板Wの搬送経路L
を挟んで対向配置された1対のロールタイプの洗浄ブラ
シ11,11を有している。これらの洗浄ブラシ11に
はモータMが連結されており、モータ駆動部12によっ
てモータMが駆動されて洗浄ブラシ11が回転するよう
になっている。また、これらの洗浄ブラシ11は水平矢
印方向に移動自在となっており、ブラシ水平駆動部13
によって洗浄ブラシ11が相互に接離可能となってい
る。このため、同図の実線に示すように、洗浄ブラシ1
1,11が相互に近接されると、洗浄ブラシ11,11
が基板の両主面に当接し、この状態で洗浄ブラシ11,
11を回転させるとともに、基板Wを搬送機構6により
上方に移動させることで、基板Wに付着した約3μm以
上のパーティクルを基板Wの両主面から剥離することが
できる。逆に、洗浄ブラシ11,11を相互に離隔させ
ることで、同図の点線に示すように、洗浄ブラシ11,
11を基板Wから離すことができる。
【0021】第1超音波洗浄部20では、超音波振動子
を内蔵する超音波ノズル21,21が基板Wの搬送経路
Lを挟んで対向配置されている。そして、各超音波ノズ
ル21は、電磁弁22を介して純水タンク23と連結さ
れている。したがって、制御部7により電磁弁22の開
閉動作を制御することで、純水タンク23から超音波ノ
ズル21への純水供給が制御され、適宜基板Wに向けて
キロヘルツ帯の超音波振動が加えられた純水を吐出し
て、基板Wから1〜3μm程度のパーティクルを洗浄除
去することができる。
【0022】第2超音波洗浄部30は第1超音波洗浄部
20の上に配置されており、メガヘルツ帯の振動周波数
を有する超音波振動子を内蔵する超音波ノズル31,3
1が基板Wの搬送経路Lを挟んで対向配置されている。
そして、各超音波ノズル31,31は、電磁弁32を介
して純水タンク23と連結されている。したがって、制
御部7により電磁弁32の開閉動作を制御することで純
水タンク23から超音波ノズル31への純水の供給が制
御される。制御部7により電磁弁32を開放すると、純
水タンク23から超音波ノズル31へ純水が供給され、
超音波ノズル31から搬送経路Lに沿って搬送される基
板Wに向けてメガヘルツ帯の超音波振動が加えられた純
水を吐出させて、基板Wから1μm以下のパーティクル
を洗浄除去することができる。
【0023】純水リンス部40では、1対のリンスノズ
ル41,41が基板Wの搬送経路Lを挟んで対向配置さ
れるとともに、電磁弁42を介して純水タンク23に接
続されている。このため、制御部7からの信号に応じて
電磁弁42の開閉動作させることで、純水タンク23内
の純水がリンスノズル41から基板Wに向けて供給さ
れ、基板Wの最終洗浄仕上げを行うことができる。
【0024】乾燥部50は、基板Wの搬送経路Lを挟ん
で対向配置された1対のエアーナイフ51,51と、電
磁弁52と、電磁弁52を介してエアーナイフ51と接
続されたエアー供給源53とで構成されており、制御部
7からの信号により電磁弁52の開閉動作が制御され
て、エアーナイフ51から基板Wに向けてエアーが吹き
付けられ、基板Wの乾燥を行うことができるようになっ
ている。
【0025】次に、上記のように構成された基板洗浄装
置による基板Wの洗浄・乾燥処理について説明する。
【0026】まず、基板Wを搬入可能な状態に基板洗浄
装置をセットする。すなわち、アーム61を処理槽3の
上方空間SPに位置させるとともに、基板ホルダ62を
基板開放状態に設定する。なお、このとき、洗浄ブラシ
11,11については、相互に離隔しておく。
【0027】そして、外部から基板Wが図示を省略する
搬送機構により空間SPの所定位置(基板受渡し位置)
に搬送されてくると、基板ホルダ62を駆動して、図1
に示すように基板Wを保持する。
【0028】基板Wの搬入が完了すると、上下駆動部6
3によりアーム61を下方に移動させることで、基板W
を処理槽3を通過させ、ポット部2のポットスペースに
まで搬送する(図1の1点鎖線)。なお、当該基板搬送
時においては、処理槽3内の各部は停止状態に保たれて
いる。
【0029】次に、各電磁弁22,32,42,52を
開いてノズル21,31,41から純水を吐出させて、
第1および第2超音波洗浄処理と純水リンス処理が可能
となる。また、エアーナイフ51からエアーを吐出させ
て、乾燥処理が可能となる。さらに、洗浄ブラシ11,
11を相互に近接させるとともに、回転駆動する。ここ
で、この実施例では、上記のようにブラシ洗浄部10の
上方位置に超音波洗浄部20,30や純水リンス部40
などの純水洗浄手段を配置しているため、ノズル21,
31,41からの純水は重力により下方に自由落下し、
洗浄ブラシ11に供給される。したがって、この装置で
は、ブラシ洗浄部10に専用の純水供給手段を設けるこ
となく、ブラシ洗浄処理が可能となる。このように、こ
の実施例によれば、ノズル21,31,41からの純水
を利用するようにしているので、純水使用量を低減させ
ることができる。
【0030】上記のようにして洗浄および乾燥処理が可
能な状態になると、アーム61を上方に移動させ、基板
Wを搬送経路Lに沿って搬送させる。これにより、基板
Wの両主面の各部は、以下の処理を順次受ける。
【0031】(1)ブラシ洗浄処理:最初に洗浄ブラシ1
1,11によるブラシ洗浄処理を実行して、3μm以上
のパーティクルを基板Wから剥離する。
【0032】(2)第1超音波洗浄処理:キロヘルツ帯の
超音波振動が加えられた純水を基板Wの両主面に供給し
て、基板Wから1〜3μm程度のパーティクルを純水と
ともに下方に除去する。このとき、ブラシ洗浄部10で
剥離されたパーティクルも同時に純水とともに下方に除
去される。
【0033】(3)第2超音波洗浄処理:メガヘルツ帯の
超音波振動が加えられた純水を基板Wの両主面に供給し
て、基板Wから1μm以下のパーティクルを純水ととも
に下方に除去する。
【0034】(4)純水リンス処理:純水を基板Wの両主
面に吐出して、最終仕上げを行う。
【0035】(5)乾燥処理:エアーをエアーナイフ5
1,51から基板Wに向けて吹き付け、基板Wの両主面
上の水分を吹き飛ばす。
【0036】上記洗浄・乾燥処理を行う処理槽3を基板
Wが通過すると、処理槽3内の各部を停止する。すなわ
ち、ブラシ洗浄部10については、洗浄ブラシ11,1
1の回転を停止させ、それらを相互に離隔させる。ま
た、電磁弁22,32,42,52を閉じてノズル2
1,31,41からの純水の吐出およびノズル51から
のエアーの吐出をそれぞれ停止させる。
【0037】そして、アーム61が空間SPの所定位置
にまで移動し、基板ホルダ62により保持されている基
板Wの基板受渡しが可能となると、アーム61の移動を
停止させる。
【0038】最後に、アーム61から図示を省略する基
板搬送機構に基板Wを移載し、一連の処理を完了する。
【0039】以上のように、この実施例によれば、搬送
機構6により基板Wを起立姿勢のままで垂直方向に搬送
するとともに、基板Wの搬送経路Lに沿ってブラシ洗浄
部10と、第1および第2超音波洗浄部20,30と、
純水リンス部40とを配置して、基板Wに対する洗浄処
理を行うようにしているので、処理プロセス(ブラシ洗
浄処理、超音波洗浄処理等)の数とは無関係に装置全長
は一定である。このため、処理プロセスの数が増加した
としても、装置全長を長くする必要はなく、従来例に比
べてフットプリント(占有床面積)を小さくすることが
できる。
【0040】また、図2に示すように、ブラシ洗浄部1
0の直上位置に第1超音波洗浄部20を配置し、ブラシ
洗浄部10による基板洗浄を行った直後に、当該超音波
洗浄部20による超音波洗浄処理を行っているため、パ
ーティクルの再付着を防止し、基板Wを良好に洗浄する
ことができる。
【0041】さらに、第1および第2超音波洗浄部2
0,30ならびに純水リンス部40では、純水供給を停
止させると、停止直後では上記したように純水のしずく
が下方に自由落下するが、この実施例のように基板Wを
起立姿勢のままで垂直方向に搬送するようにしているの
で、基板Wへのボタ落ちを効果的に防止することができ
る。
【0042】なお、この実施例では、基板Wを起立状態
のままで垂直方向に搬送するようにしているので、従来
例の水平搬送に対して次のような効果がある。すなわ
ち、基板Wが大型化すると、水平搬送では基板Wの撓み
量が大きくなるため、搬送ローラの間に基板基板中央部
を支える手段、例えば支持ローラを設ける必要がある
が、このローラと接触する基板裏面領域でパーティクル
が発生したり、洗浄できない部分が生じるといった問題
があった。これに対し、本実施例のように、基板Wを起
立状態のままで垂直方向に搬送する場合には、基板Wの
撓みが生じないため、上記問題は発生しない。
【0043】ところで、上記実施例では、垂直方向に基
板Wを搬送するようにしているが、基板Wの搬送方向は
これに限定されるものではなく、所定の傾きで上下方向
に搬送するようにしてもよい。
【0044】また、上記実施例では、基板Wの両主面、
つまり表面および裏面側にブラシ洗浄部10、第1およ
び第2超音波洗浄部20,30、純水リンス部40を配
置して、両面洗浄するようにしているが、表面側あるい
は裏面側のみを洗浄するようにしてもよい。
【0045】また、上記においては、基板Wを一枚づつ
処理する、いわゆる枚葉式の基板洗浄装置を示したが、
この発明の適用対象はこのタイプの装置に限定されるも
のではなく、連続処理可能な装置にも適用することがで
きる。例えば、アーム61の代わりに、複数の基板Wを
それぞれ異なる箇所で保持しながらベルトコンベヤ方式
で基板Wを循環移動させることができる循環機構を設
け、処理槽3の下方スペース(上記実施例ではポット部
2を設けた空間)で基板Wを循環機構に移載した後、基
板Wを上方向に移動させることにより処理槽3を通過さ
せて洗浄処理を行い、その基板Wが適当な位置、例えば
上記空間SPに循環移動された時点で基板Wを搬出する
ようにすれば、基板Wの連続処理が可能となる。
【0046】また、上記実施例では、基板Wが処理槽3
を通過している間のみ純水およびエアーを吐出させてお
り、それ以外のときには停止して純水およびエアーの使
用量を抑えているが、純水供給経路でのバクテリヤの発
生を防止する等の観点から、純水を常時供給する、ある
いは純水供給が不要なときにはノズルからの吐出量を低
減させるなどの流出量調整を行うようにしてもよい。
【0047】また、上記実施例では、処理槽3内で、ブ
ラシ洗浄処理−第1超音波洗浄処理−第2超音波洗浄処
理−純水リンス処理−乾燥処理という処理シーケンスで
処理を行っているが、処理シーケンスはこれに限定され
るものではなく、適宜変更することが可能である。例え
ば、電磁弁22を常時閉じておくことにより、第1超音
波洗浄処理を省略することができ、この場合、ブラシ洗
浄処理−第2超音波洗浄処理−純水リンス処理−乾燥処
理という処理シーケンスで処理を行うことができる。こ
のように、この実施例によれば、制御部7による電磁弁
の動作制御により処理シーケンスを容易に変更すること
ができる。また、この実施例では、基板洗浄装置内に乾
燥部50を設けているが、当該乾燥部50を装置外部に
配置したり、リンスノズル41を介して基板Wに供給さ
れる純水を温めることにより乾燥部50のエアーナイフ
51による乾燥処理をよりスムーズにすることが可能で
ある。
【0048】また、ブラシ洗浄部10の上方位置に超音
波洗浄部20,30および純水リンス部40が配置さ
れ、これら超音波洗浄部20,30および純水リンス部
40により、純水洗浄手段が形成されているが、純水洗
浄手段の構成はこれに限定されるものでなく、それらを
任意に組み合わせたり、別の純水洗浄部、例えば高圧ジ
ェット水洗部を追加したりすることが可能である。ま
た、同種の純水洗浄手段を複数個設置してもよい。
【0049】また、上記のブラシ洗浄部10では、1対
の洗浄ブラシ11,11でブラシ洗浄するようにしてい
るが、複数対の洗浄ブラシを配置するようにしてもよ
い。例えば、下方側に比較的硬いナイロン製の洗浄ブラ
シを配置して前処理(粗洗浄)を行う一方、上方側にア
クリル製の洗浄ブラシを配置して後処理を行うようにし
てもよい。また、図示実施例においてはブラシ洗浄部1
0にロールタイプの洗浄ブラシ11が用いられていた
が、これに代えてディスクタイプの洗浄ブラシを用いて
も良いし、両タイプを併用しても良い。
【0050】さらに、上記実施例では、処理槽3を固定
しておき、基板Wを搬送機構6により上下方向に移動さ
せることで基板Wを処理槽3内を通過させるようにして
いるが、図3に示すように、上記実施例にかかる基板洗
浄装置に処理槽3を上下方向に移動させる搬送機構8を
さらに設け、基板Wと処理槽3とを相対的に移動させて
もよく、この場合、装置高さを図1の装置よりも低くす
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1の装置では、搬
送手段により基板を起立姿勢のままで上下方向に搬送す
るとともに、その基板搬送経路に沿ってブラシ洗浄手段
および純水洗浄手段を配置して基板洗浄処理を行うよう
にしているので、処理プロセスの数を増加させた場合で
も装置全長は長くならず、しかも基板洗浄処理を効率良
く、しかも良好に行うことができる。
【0052】請求項2の装置では搬送される基板に対し
て気体を吐出して乾燥させる乾燥手段をさらに備えてい
るので、より効率的にかつ、良好な洗浄が可能となる。
また、請求項3の装置では、純水洗浄手段が、搬送され
る基板に対して純水を吐出する純水リンス部と、搬送さ
れる基板に対して超音波振動を与えられた純水を吐出す
る超音波洗浄部とから構成されているので、より良好な
洗浄が可能となる。また、請求項4の装置では、ブラシ
洗浄手段は、搬送される基板に対して接離自在な構成で
あるので、フレキシブルな洗浄が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる基板洗浄装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1の基板洗浄装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図3】この発明にかかる基板洗浄装置の他の実施例を
示す斜視図である。
【図4】従来の基板洗浄装置を示す概略図である。
【符号の説明】
6 搬送機構 10 ブラシ洗浄部 11 洗浄ブラシ 20 第1超音波洗浄部 30 第2超音波洗浄部 40 純水リンス部 L 搬送経路 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を起立姿勢に保持しつつ上下方向に
    搬送させる搬送手段と、 前記搬送手段による基板の搬送経路に沿って設けられ、
    前記搬送手段によって搬送される基板の少なくとも一方
    主面に洗浄ブラシを接触させて当該主面を洗浄するブラ
    シ洗浄手段と、 前記ブラシ洗浄手段の上方位置で、しかも前記搬送経路
    に沿って設けられ、前記搬送手段によって搬送される前
    記基板の前記主面に純水を供給して前記主面を洗浄する
    純水洗浄手段と、を備えたことを特徴とする基板洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の記載の装置に、搬送され
    る基板に対して気体を吐出して乾燥させる乾燥手段をさ
    らに備えた基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記純水洗浄手段が、搬送される基板に
    対して純水を吐出する純水リンス部と、搬送される基板
    に対して超音波振動を与えられた純水を吐出する超音波
    洗浄部とから構成される請求項1ないし2のいずれか1
    項に記載の基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ洗浄手段は、搬送される基板
    に対して接離自在な構成である請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の基板洗浄装置。
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