JP2014088600A - 表面処理装置 - Google Patents

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輝幸 掘田
Hisamitsu Yamamoto
久光 山本
Takahiro Ishizaki
隆浩 石嵜
Masayuki Uchiumi
雅之 内海
Takuya Okamachi
琢也 岡町
Shunsaku Hoshi
俊作 星
Fujio Asa
富士夫 淺
Junji Mizumoto
純司 水本
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Abstract

【課題】鉛直方向に保持されたワークに対して、無電解めっき処理などの表面処理を高品質で行う。
【解決手段】無電解銅めっき槽200などの各槽には、噴出口6を有する液噴出部4が設けられている。液噴出部4の噴出口6から、処理液Qが板状ワーク10に向けて、水平面に対して斜め上方に噴出し、搬送用ハンガー16により把持された板状ワーク10の上部に処理液Qを当てる。板状ワーク10を伝って処理液Qが移動する間に、板状ワーク10の表面に処理液Qを付着させる。
【選択図】図3

Description

この発明は、プリント基板などの被処理物に無電解めっき、デスミア処理、前処理又は後処理等の表面処理を行う技術に関するものである。
従来は、図19に示すように、ラックRに収容された複数の板状ワーク10を、槽内に貯留した処理液Q中に浸漬させて無電解めっき処理を行っていた(特許文献1)。ここで、無電解めっきとは、通電を行う電気めっきとは異なり、非処理物をめっき液に浸漬させるだけでめっきすることが可能なめっき方法である。無電解めっきにより、不導体(例えば、プラスチック、セラミックなどの絶縁物)に対しても、めっきすることが可能である。
ここで、無電解めっきや、デスミア処理における溶存酸素の問題について触れておく。無電解銅めっき液中の溶存酸素の存在は、無電解銅めっき液とワークに付着している触媒との反応を抑制する効果があり、めっきの析出を低下させてしまうため問題である。また、デスミア処理に用いられるエッチング液中の溶存酸素の存在は、ワークに対するエッチング液の反応を促進する効果があり、接液部分を過剰にエッチングしてしまうため問題である。従って、これら処理液中における溶存酸素量はなるべく少なくする必要がある。
その他のめっき装置としては、図20に示すような、板状ワーク10に近接して配置した側壁W1、W2を備えた槽V内において、板状ワーク10が降下するときに処理液Q中に円滑に引き込むために、槽Vの上方から処理液Qをテーパ状の開口から下方に流し込む電解めっき装置(特許文献2)や、水平に保持されたワークの下面に向けて、鉛直上方に処理液を噴出する電解めっき装置(特許文献3)も存在する。
特開2011−32538号公報 特開2006−118019号公報 特開平9−31696号公報
(i)しかし、図19に示す特許文献1の技術では、ラックを浸漬させるための昇降機構が必要であるため、無電解めっき用の設備が複雑化、大型化するといった問題や、槽内に溜めた無電解めっき処理液Qの中に浸漬させる必要があるため、多くの処理液量が必要になるといった問題がある。
(ii)特許文献2の技術を無電解めっきに用いた場合、処理液Qが槽V内の側面W1、W2を伝ってしまい、所望のめっき品質を得ることができないおそれがある。また、多量のめっき液が必要になるという問題もある。
また、図20に示す特許文献2の技術では、液噴出ヘッダー53L・53R(特許文献2の図1)から処理液が水平面よりも下向きに噴出されているため、重力の影響によりワークに当たるまでに処理液の流速が増加し、また、板状ワーク10に対する入射角度も大きくなる。このため、処理液がワークに衝突する際に、泡立ちが生じて処理液に空気を巻き込み、その結果、処理液中の溶存酸素量が多くなり、表面処理の品質が悪化する。さらにワークの折れ曲がりや周囲への衝突のおそれもある。
(iii)特許文献3の技術は、水平に保持した状態で搬送されるワークの片側(下面)のみにめっき処理を行うものであって、ワークを鉛直方向に保持した状態で搬送されるワークの表裏に対してめっき処理を行うことができない。また、ワークの下面に対して上方に多量の処理液Qを噴出する必要があるため、厚みが薄いタイプのワークには用いることができない。
この発明は、鉛直方向に保持されたワークに対して、無電解めっき処理などの表面処理を高品質で行うことを目的とする。
(1)この発明の表面処理装置は、
被処理物を鉛直方向に保持した状態で搬送するための搬送用ハンガーと、
内部において、前記搬送用ハンガーにより搬送された前記被処理物に処理液を付着させるための槽体と、
噴出口から、前記処理液を前記被処理物に向けて水平面に対して斜め上方に噴出させる液噴出部と、
前記搬送用ハンガーを、前記槽体内に搬送させるための搬送機構と、
を備えたこと、特徴とする。
これにより、鉛直方向に保持されたワークに対して、無電解めっき処理などの表面処理を高品質で行うことができる。
(2)この発明の表面処理装置は、
前記噴出口から斜め上方に噴出される前記処理液が放物線上を移動し、前記放物線の頂点付近で前記処理液が被処理物に当たるように、前記処理液の噴出角度を設定したこと、
を特徴とする。
これにより、鉛直方向に保持されたワークに対して、噴出された処理液を放物線の頂点付近で当てることで、無電解めっき処理などの表面処理をさらに高品質で行うことができる。
(3)この発明の表面処理装置は、
前記液噴出部が、内部に空間を有する管部材を備えており、
前記噴出口が、前記管部材の長手方向に所定間隔を空けて配置される複数の孔で構成されること、
を特徴とする。
これにより、鉛直方向に保持されたワークに対して、複数の孔から噴出された処理液を当てることで、無電解めっき処理などの表面処理をさらに高品質で行うことができる。
(4)この発明の表面処理装置は、
前記液噴出部が、内部に空間を有する管部材を備えており、
前記噴出口が、前記管部材の長手方向に延伸される長孔で構成されること、
を特徴とする。
これにより、鉛直方向に保持されたワークに対して、長孔から噴出された処理液を当てることで、無電解めっき処理などの表面処理をさらに高品質で行うことができる。
(5)この発明の表面処理装置は、
前記液噴出部の外周に、前記噴出口を覆うように変流部材が取り付けられており、
前記噴出口から噴出された前記処理液が、前記変流部材に当たった後で、前記被処理物に当たること、
を特徴とする。
これにより、鉛直方向に保持されたワークに対して、連続する長孔から噴出された処理液を均一化して被処理物に当てることで、無電解めっき処理などの表面処理をさらに高品質で行うことができる。
(6)この発明の表面処理装置は、
前記噴出口から噴出される前記処理液の噴出角度を任意の角度に変更可能に構成したこと、
を特徴とする。
これにより、鉛直方向に保持されたワークに対して、任意の噴出角度で処理液を噴出することができる。
(7)この発明の表面処理装置は、
前記液噴出部を、前記槽体内に複数段配置したこと、
を特徴とする。
これにより、複数段の位置に設けられた液噴出部から、板状ワークに対して処理液量を当てることができる。
(8)この発明の表面処理装置は、
前記噴出口から噴出される前記処理液の噴出角度が、水平面に対して上方に向かって5°〜85°の範囲内であること、
を特徴とする。
これにより、水平面に対して上方に向かって5°〜85°の範囲内で、板状ワークに対して処理液量を当てることができる。
(9)この発明の表面処理装置は、
前記搬送用ハンガーの鉛直下方に設けられる飛散防止部材を備えたこと、
を特徴とする。
これにより、被処理物を伝って落下した処理液が跳ね返って、再び被処理物に付着するのを防止することができる。
(10)この発明の表面処理装置は、
前記槽体の底部と連通する液貯留槽であって、前記槽体の底部より低い位置に底部が設けられた液貯留槽を備えたこと、
を特徴とする。
これにより、処理液を自動的に液貯留槽に流入させることができる。また、液貯留槽の上面に、ヒーターなどの機器を取り付けることが可能となり、機器のメンテナンスを容易にすることができる。
(11)この発明の表面処理装置は、
前記槽体に、鉛直方向に延伸される切り欠きであって、前記搬送用ハンガーが移動した時に、前記被処理物が通過する切り欠きが設けられていること、
を特徴とする。
これにより、切り欠きを通して、被処理物を水平方向に搬送することが可能となり、表面処理装置の省スペース化を図ることができる。
(14)この発明の表面処理装置は、
被処理物を鉛直方向に保持した状態で搬送するための搬送用ハンガーと、
内部において、前記搬送用ハンガーにより搬送された前記被処理物に処理液を付着させるための槽体と、
前記搬送用ハンガーの鉛直下方に設けられる飛散防止部材と、
前記搬送用ハンガーを、前記槽体内に搬送させるための搬送機構と、
を備えたこと、特徴とする。
これにより、被処理物を伝って落下した処理液が跳ね返って、再び被処理物に付着するのを防止することができる。
(15)この発明の表面処理装置は、
被処理物を鉛直方向に保持した状態で搬送するための搬送用ハンガーと、
内部において、前記搬送用ハンガーにより搬送された前記被処理物に処理液を付着させるための槽体と、
前記搬送用ハンガーを、前記槽体内に搬送させるための搬送機構と、
前記槽体の底で連通する液貯留槽であって、前記槽体の底部より低い位置に底部が設けられた液貯留槽と、
を備えたこと、を特徴とする。
これにより、処理液を自動的に液貯留槽に流入させることができる。また、液貯留槽の上面に、ヒーターなどの機器を取り付けることが可能となり、機器のメンテナンスを容易にすることができる。
表面処理装置300を上方から見た配置図である。 表面処理装置300をα方向から見た側面図である。 表面処理装置300の一部を構成する無電解銅めっき槽200のβ−β断面図である。 無電解銅めっき槽200を上方から見た状態を示す図である。 液噴出部4の構成を示す図である。 液噴出部4の噴出口6から噴出された処理液Qの流れを示す図である。 液噴出部4に変流部材40を設けた改良例を示す図である。 変流部材40に当たる前後における処理液Qの液流の断面図である。 図9Aは、搬送機構18の移動動作を制御するための接続関係を示す図であり、図9Bは、第3水洗槽312と無電解銅めっき槽200の間におけるガイドレール14の断面を示す図である。 他の実施形態におけるめっき処理槽201の構成を示す図である。 飛散防止部材60の詳細を示す図である。 他の実施形態におけるめっき処理槽202の構成を示す図である。 他の実施形態における液噴出部4の構成を示す図である。 他の実施形態における液噴出部4の構成を示す図である。 複数段の液噴出部4を設けた例を示す図である。 表面処理装置を隣接して複数列配置した例を示す図である。 他の実施形態における搬送用ハンガー16’の構造を示す図である。 他の実施形態における搬送補助装置を示す図である。 従来技術における無電解めっき処理方法を示す図である。 従来技術における処理槽Vの構造を示す図である。 他の実施形態の液噴出部4’を示す図である。 他の実施形態における表面処理装置を示す図である。
1.表面処理装置300の構成
まず、図1および図2を用いて、本発明の表面処理装置300の構成について説明する。なお、図1は、表面処理装置300を上方から見た配置図である。図2は、図1に示す表面処理装置300をα方向から見た側面図である。なお、図1では、図2に示す搬送用ハンガー16および搬送機構18は省略している。
図1に示すように、表面処理装置300には、被処理物である板状ワーク10(図2)の搬送方向Xに沿って、ロード部302、第1水洗槽304、デスミア槽306、第2水洗槽308、前処理槽310、第3水洗槽312、無電解銅めっき槽200、水洗槽314、アンロード部316が順に設けられており、その順で、無電解銅めっきに必要な各工程が行われる。各槽には、図2に示す搬送用ハンガー16の通路を形成する切り欠き8(図1)が鉛直方向に延伸して設けられている。なお、各工程の詳細については、後述する。
表面処理装置300は、さらに、クランプ15(図2)で把持し、鉛直方向に保持した板状ワーク10を水平方向に搬送する搬送用ハンガー16と、搬送用ハンガー16を各槽内に搬送する搬送機構18とを備えている。なお、図2は、板状ワーク10がロード部302で搬送用ハンガー16に取り付けられた状態を示している。
ロード部302で板状ワーク10が取り付けられた後、搬送機構18は、水平方向Xへの移動を開始し、それによって、板状ワーク10が各槽内(無電解銅めっき槽200等)を通過する。その後、搬送機構18は、最終的に、アンロード部316において停止し、めっき処理が施された板状ワーク10が搬送用ハンガー16から取り外されることになる。
図3は、表面処理装置300の一部を構成する無電解銅めっき槽200(図1)のβ−β断面図である。図4は、図3に示す無電解銅めっき槽200を上方から見た状態を示す図である。なお、図4では、搬送用ハンガー16および搬送機構18を省略している。
図3に示す無電解銅めっき槽200は、フレーム56の上に載置された槽体2と、槽体2内の底部に貯まった処理液Q(無電解銅めっき液)を液噴出部4に供給して循環させるための循環ポンプ50とを備えている。
板状ワーク10に対する処理を行うため、無電解銅めっき槽200などの各槽の内部には、噴出口6を有する液噴出部4が設けられている。液噴出部4の噴出口6からは、図3に示すように、板状ワーク10に向けて、処理液Qが水平面に対して斜め上方に噴出される。これにより、槽体2の内部において、搬送用ハンガー16により把持された板状ワーク10の上部に処理液Q(無電解銅めっき液)が当てられる。その結果、板状ワーク10を伝って処理液Qが移動する間に、板状ワーク10の表面に処理液Qを付着させることができる。なお、液噴出部4の詳細な構造については後述する。
このように、貯留した処理液Qの中に板状ワーク10を浸漬させずに、循環させた処理液Qを板状ワーク10に伝わせる方式を採用したことで、浸漬式のものと比較して表面処理装置300全体で使用される処理液Qの総量を少なくすることができる。
搬送機構18は、図3に示すガイドレール12、14、支持部材20および搬送ローラー22、24で構成される。支持部材20の底部には、搬送機構18がガイドレール12、14の上を移動するための搬送ローラー22、24が取り付けられている。搬送ローラー22、24はモーター(図示せず)によって駆動される。なお、ガイドレール12、14は、それぞれフレーム52、54の上に固定されている。このような水平方向に搬送するようにしたため、板状ワークの昇降動作が不要となり、装置の高さを低くできるため省スペース化が図られる。
図3に示すように、搬送用ハンガー16は、2本のガイドレール12、14に渡って懸架するように取り付けられた支持部材20の下方に固定されている。これにより、板状ワーク10の振動を低減し、搬送機構18を支える構造体(ガイドレール12、14、フレーム52、54等)の歪みを低減することができる。
また、図4に示すガイドレール12、14上の所定位置には複数の磁石21が埋め込まれている。搬送機構18は、ガイドレール12、14上の磁石21を検知するための磁気センサー19を備える。磁気センサー19は、支持部材20の下方(ガイドレール14側の1カ所)に設けられている。
これにより、無電解銅めっき槽200内に移動した搬送用ハンガー16を、所定位置(例えば、図4に示す無電解銅めっき槽200の中央位置)に停止させることができる。
各槽に設けられる循環ポンプ50は、図3に示すように、槽体2の底部に接続され、槽体2と液噴出部4とは循環ポンプ50を介して連通されている(点線矢印で示す)。これにより、槽体2の底部に溜まった処理液Qが、循環ポンプ50によって、再び液噴出部4に供給される。
槽体2は、側壁2a、2bと、底部2cとによって構成されており、これらをPVC(ポリ塩化ビニル)などの素材を加工、接着などして組み立てることにより、一体の部材として成形することができる。槽体2は、板状ワーク10に当てられた処理液を下方の底部2cで受ける。なお、槽体2は、図1に示す無電解銅めっき槽200以外の各槽にも同じ形状のものが用いられる。すなわち、各槽の構造は同じであり、各槽で用いられる処理液(めっき液、デスミア液、洗浄水など)の種類だけが異なっている。
また、図3に示す槽体2の側壁2bには、鉛直方向に延伸される切り欠きであるスリット8が成形されている。これにより、搬送用ハンガー16が搬送された時に、板状ワーク10がスリット8を通過することができる。なお、スリット8の下端8aを低くし過ぎると、槽体2に溜まった処理液Qが溢れ出し、外部に流出するおそれがある。
このため、槽体2に溜まった処理液Qの液面H(図3)が、常にスリット8の下端8aよりも下に位置するように、処理液Qの供給量を調整する必要がある。この実施形態では、槽体2に溜まった処理液Qの液面H(図3)がスリット8の下端8aよりも下に位置するように、使用する処理液Qの総量を決定し、かつ、循環ポンプ50を介して槽体2と液噴出部4とを連通させている。
[液噴出部4の構造]
図5に、液噴出部4の構造を示す。図5は、図3に示す液噴出部4の拡大図である。
図5に示すように、液噴出部4は、側壁2aに角パイプ材を固定して設けたベースF1上に、2つのU字型の留め具F2によって締め付けて取り付けられている。なお、この実施形態では、液噴出部4を、手動で回転させることができる適度の強さで締め付けている。
液噴出部4は、図4に示すように、内部に空間を有する管部材である丸パイプで構成されており、長手方向の両端は密閉されている。また、所定間隔を空けて長手方向に配置される複数の孔によって、噴出口6が構成される。また、液噴出部4には、槽体の側壁2aを貫通して連通する可撓性パイプT1および配管T2が連結されている。配管T2はポンプ50の吐出口につながっている。これにより、ポンプ50から受けた処理液Qを、噴出口6から噴出することができる。
図6Aに示すように、噴出口6の噴出角度θは、水平面Lに対して斜め上方向(例えば、5°〜85°の範囲)に向けて設置されている。このため、噴出口6から噴出された処理液Qの液流は、放物線上を移動する。頂点Zの位置は、処理液Qの噴出流速Vおよび噴出角度θにより決まる。なお、処理液Qの噴出流速Vは、ポンプ50からの圧力と、噴出口6の大きさに依存する。
この実施形態では、液滞留部4(半径r)を板状ワーク10から所定距離Dだけ離れた位置に配置した条件下において、噴出流速Vで噴出された処理液Qが、放物線の頂点Zで板状ワーク10に当たるように噴出角度θを設計している。図6Bに示す放物線の頂点Zの位置では、処理液Qの鉛直方向の速度成分Vyが無くなり、噴出されたときの水平方向の速度成分Vxだけが残るため、泡立ちの発生を低減することができるためである。
さらに、液流が板状ワーク10の面に対して垂直に当たるので、板状ワーク10に当たった処理液Qが面上を同心円状に均一に拡がる。なお、頂点付近、すなわち、頂点Zよりも所定距離だけ前方または後方で当てるようにしてもよい。
処理液Qを水平面Lに対して斜め上方向に噴出せず、水平方向または水平方向より下方向に噴出した場合、処理液Qの鉛直方向の速度成分Vyは増加し続け、合成速度Vもその分増加する。その結果、板状ワーク10に当たった処理液Qがy方向に飛び散って泡立ちが発生し易い。
以上のように、水平面Lに対して斜め上方向に向けて処理液を噴出することで、ワークに衝突する際に生じる泡立ちの発生を抑えて、処理液Q中の溶存酸素量が増加するのを防止することが可能になる。
さらに、図7に示すように、噴出口6を覆うように、噴出される処理液Qの流れの向きを変えるための変流部材40を液噴出部4の外周に取り付けるようにしてもよい。なお、変流部材40は、噴出口6から間隔を空けて設けられる。
図7は、変流部材40によって噴出された処理液Qの向きを変えた状態を示す拡大図、図8Aは、噴出された処理液Q(変流部材40に当たる前)のγ1断面図、図8Bは、変流部材40に当たった後の処理液Qのγ2断面図である。
変流部材40を用いると、各噴出口6から出た液流(図8Aに示す断面積)が変流板に当たって断面積が大きくなる(図8B)。このため、板状ワーク10に当たったときに、隣接する各噴出口6からの液流が連結し(図8B)、板状ワーク10の表面に当たる処理液Qの均一化を図ることができる。
すなわち、理想的には、図21に示すようなスリット(長孔)から出る液流のように均一化を図ることができる。また、スリット(長孔)から出る液流と同じ放物線を描くためには、スリットの幅を細くする必要があり(噴出時に同じ流速を得るには、スリットの面積を孔の合計の面積と同じにする必要があるため)、ごみが詰まりやすい欠点がある。このため、孔を用いてスリットと同じ効果を出すこととした。
2.表面処理装置300における各工程の内容
図9などを用いて、表面処理装置300において行われる各工程の内容について説明する。なお、この実施形態では、表面処理装置300の各槽内で使用される処理液Qは、各槽の循環ポンプ50によって常時循環されていることとする。
図9Aは、搬送機構18の動作を制御する制御部の接続関係を示す図である。図9Aに示すように、磁気センサー19(図4)は、PLC30に接続されており、ガイドレール14の上に配置された磁石の上部に達したことを検知する。磁気センサー19が検知した信号は、PLC30に与えられる。信号を受けたPLC30は、モーター28をオン/オフして、搬送ローラー22、24の動作(前進、後退、停止など)を制御する。
まず、図1に示すロード部302において、作業者または取付装置(図示せず)によって、めっき処理の対象である板状ワーク10が搬送用ハンガー16に取り付けられる(図2に示す状態)。
その後、作業者が搬送スイッチ(図示せず)を押下すると、搬送用ハンガー16は、ガイドレール12、14に沿って、第1水洗槽304内に移動する。すなわち、PLC30が、モーター28をオンして搬送ローラー22、24を前進駆動させる。
つぎに、第1水洗槽304では、板状ワーク10に表裏両面から水を当てることにより、水洗い処理が行われる。搬送用ハンガー16は、第1水洗槽304で所定時間だけ停止し、その後、デスミア槽306内に移動する。
例えば、PLC30は、磁気センサー19から第1水洗槽304の中央に到達したことを示す信号を受けてから、モーター28を1分間だけ停止させる。その後、モーター28をオンして搬送ローラー22、24を前進駆動させる。なお、第2水洗槽308、第3水洗槽312、第4水洗槽314でも同様の制御が行われる。
デスミア槽306で、搬送用ハンガー16は、所定時間(例えば、5分間)だけ停止し、板状ワーク10に表裏両面からデスミア処理液(膨潤液、レジンエッチング液、中和液等)が当てられる。ここで、デスミア処理とは、板状ワーク10に孔を開ける等の際に残った加工時のスミア(樹脂)を除去する処理である。
例えば、PLC30は、磁気センサー19からデスミア槽306の中央に到達したことを示す信号を受けてから、モーター28を5分間だけ停止させる。その後、モーター28をオンして搬送ローラー22、24を前進駆動させる。以下の前処理槽310でも同様の制御が行われる。
つぎに、第2水洗槽308では、板状ワーク10に表裏両面から水を当てることにより、水洗い処理が行われる。搬送用ハンガー16は、第2水洗槽308で所定時間(例えば、1分間)だけ停止し、その後、前処理槽310内に移動する。
前処理槽310で、搬送用ハンガー16は所定時間(例えば、5分間)だけ停止し、板状ワーク10に表裏両面から前処理液が当てられる。
つぎに、第3水洗槽312では、板状ワーク10に表裏両面から水を当てることにより、水洗い処理が行われる。搬送用ハンガー16は、第3水洗槽312で所定時間(例えば、1分間)だけ停止する。
その後、無電解銅めっき槽200(図3、図4)内に移動するまでに、以下に示す往復移動を所定回数だけ行う。板状ワーク10にスルホール等の孔が開けられている場合、そこに空気(気泡)がたまって処理液Qが板状ワーク10に付着しないおそれがあるため、無電解銅めっき処理を行う前に、空気(気泡)を確実に除去する必要があるからである。
図9Bに、第3水洗槽312と無電解銅めっき槽200(図1)の間におけるガイドレール14の断面図を示す。図9Bおよび図1に示すように、ガイドレール14には、衝撃発生部である凸部26が1つ設けられている。搬送ローラー24が、この凸部26を乗り越えた衝撃により、処理液Qの水切りをすることができる。
例えば、PLC30は、磁気センサー19から図9Bに示す磁石21が中央に到達したこと(すなわち、搬送ローラー24が凸部26を乗り越えたこと)を示す信号を受けてから、搬送ローラー22、24を所定距離だけ後退駆動させるようにモーター28を制御する(図9Bに示すY1方向)。その後、再び磁石21を検知するまで搬送ローラー22、24を前進駆動させる(図9Bに示すY2方向)。上記前後移動を所定回数(例えば、3回往復)だけ繰り返した後、無電解銅めっき槽200内の中央位置(図4)に停止する。
無電解銅めっき槽200で、搬送用ハンガー16は所定時間だけ停止し、板状ワーク10に表裏両面から無電解銅めっき液が当てられる。
例えば、PLC30は、磁気センサー19から無電解銅めっき槽200の中央に到達したことを示す信号を受けてから、モーター28を5分間だけ停止させる。その後、モーター28をオンして搬送ローラー22、24を前進駆動させる。
つぎに、第4水洗槽314では、板状ワーク10に表裏両面から水を当てることにより、水洗い処理が行われる。搬送用ハンガー16は、第4水洗槽314で所定時間(例えば、1分間)だけ停止し、その後、アンロード部316に移動する。
最後に、アンロード部316に移動した搬送用ハンガー16を停止させる。例えば、PLC30は、磁気センサー19からアンロード部316に到達したことを示す信号を受けてから、モーター28を停止させる。その後、作業者などにより、板状ワーク10が搬送用ハンガーから取り外される。これにより、無電解めっき処理の一連の工程が終了する。
3.他のめっき槽201、202の構造
(a)上記実施形態では、板状ワーク10を伝って落下した処理液Qを、図10に示すように、搬送用ハンガー16の鉛直下方に設けた飛散防止部材で受けるようにしてもよい。図10は、図1のめっき槽200に、飛散防止部材60を追加した実施例を示す図である。
これにより、板状ワークの搬送スリットから処理液が飛散したり、板状ワークに処理液が跳ね返るのを防止することができる。例えば、耐薬品性・耐熱性に優れる樹脂で作られたスポンジ、フィルター、繊維状素材(東洋クッション社製の化繊ロック(商標))などを用いることができる。
図11に飛散防止部材60の構造および処理液Qの動きを示す。
図11に示すように、飛散防止部材60は、網材を備える支持部62によって下から保持して取り付けられている。このため、落下した処理液Qが、飛散防止部材60で受けられた後、飛散防止部材60を浸透して、下の液面に落下する。液面に落下した際には、跳ね返りが飛散防止部材60の下面で受けられるため、板状ワーク10には届かない。
(b)上記実施形態では、板状ワーク10を伝って落下した処理液Qを、槽体2に貯めることとしたが、図12に示すように、槽体2の底で連通する液貯留槽3を別途設け、この液貯留槽3の内部に処理液Qを貯めるようにしてもよい。
図12は、図10のめっき槽201に、液貯留槽3を追加した実施例を示す図である。なお、この実施形態では、飛散防止部材60を槽体2の底部2cの上に直接配置している点で、図10に示すものと異なる。
めっき槽202が備える液貯留槽の底部3cは、槽体の底部2cより低い位置に設けられている。これにより、処理液Qを自動的に内部に流し込むことができる。側方貯留部を処理槽の底部と連通し、隣接して配置することで、ヒーター、レベルセンサー、撹拌機などの機器Sを側方貯留部の上面3dに簡単に取り付けることができる。なお、図12において、機器Sは、落下しないようにリングGに固定された状態で、液貯留槽3の上面3dに着脱可能に挿入されている。このため、メンテナンス(例えば、ヒーターに付いためっきを剥離する)の時にすぐに取り外すことができる。なお、図12に示す構成において、飛散防止部材60を設けなくてもよい。
4.その他の実施形態
なお、上記実施形態では、槽体2に液噴出部4を取り付けることとしたが、その他、フレーム52、54などに液噴出部4を取り付けるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、噴出口6を丸孔により構成したが、多角形など他の形状により構成してもよい。例えば、図21に示すように、長孔のスリットにより噴出口6’を構成してもよい。
なお、上記実施形態では、液噴出部4に複数の噴出口6を設けたが、図13に示すように、それぞれが噴出口6を備えた複数のノズルNを取付板Wの上に配置して構成してもよい。
なお、上記実施形態では、液噴出部4を断面が円形のパイプで構成したが、断面が四角形など他の形状のパイプで構成してもよい。
なお、上記実施形態では、液噴出部4を回転させて噴出口6の角度を変更可能としたが、図14A、Bに示すように、液噴出部4aに複数段の角度に対応する孔(6a、6b、6c)を設けておき、その外周に摺動するように?め込んだ液噴出部4aを覆うカバー4b(スリット6”を有する)を回転させることによって噴出口6の角度を変更してもよい。なお、図14Bは、図14Aに示す液噴出部4aの孔6a、6b、6c付近における断面図である。
なお、上記実施形態では、変流部材40の角度を固定したが、変流部材40の角度を可変に取り付けてもよい。
なお、上記実施形態では、水平移動式の表面処理装置について説明したが、降下式の表面処理装置に適用してもよい。
なお、上記実施形態では、複数の槽(図1に示す第1水洗槽304、デスミア槽306、前処理槽310、無電解銅めっき槽200など)を表面処理装置300が備える構成としたが、表面処理装置300がこれらのうち少なくとも1つの槽を備える構成としてもよい。
なお、上記実施形態では、槽体2内に、液噴出部4を1つだけ設けたが、液噴出部4を複数段設けるようにしてもよい。図15に、4段の液噴出部4を鉛直方向に4段設けた無電解銅めっき槽200’の例を示す。
なお、上記実施形態では、表面処理装置300を搬送方向Xに1列に配置したが、図16に示すように、表面処理装置300を隣接して複数列配置してもよい。また、図16に示すように、これら隣接する表面処理装置300の間でガイドレール14’を共用してもよい。
さらに、図22に示すように、図16に示すガイドレール14’を設けずに、1つの槽体2’内に、隣接して複数の搬送用ハンガー16および切り欠き8を設けて表面処理装置を構成してもよい。この場合、槽体2’内の両端の液噴出部4aは側壁2aに取り付け、槽体2内の中央の液噴出部4bは側壁2bに取り付ければよい。
なお、上記実施形態では、表面処理装置300を構成する複数の槽を直線上に配置したが、トラバーサー等の移動機構を設けて、複数の槽をコの字型、ロの字型又はL字型などに並べて配置してもよい。
なお、上記実施形態では、片側のガイドレール14だけに凸部26(図9B)を設けることとしたが、両側のガイドレール12、14に凸部26を設けるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、ガイドレール14に凸部26(図9B)を設けて衝撃を発生させることとしたが、その他の構造(例えば、凹部を設ける等)により衝撃を発生させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、ガイドレール14に1つの凸部26(図9B)を設けることとしたが、ガイドレール14に凸部を複数設けるようにしてもよい。また、第3水洗槽312と無電解銅めっき槽200(図1)の間に凸部26(図9B)を設けることとしたが、他の位置に凸部26を設けてもよい。
なお、上記実施形態では、搬送ローラー24が凸部26(図9B)の上を往復動作するように制御したが、往復動作せず、単に凸部26の上を通過するように制御してもよい。例えば、搬送ローラー24(図9B)がガイドレール14に設けられた複数の凸部26の上を一直線に移動するように制御してもよい。
なお、上記実施形態では、搬送ローラー24が凸部26の上を3往復するように制御することとしたが、一定の条件を満たす(例えば、スミアや気泡が板状ワーク10から確実に除去されたことを、カメラ撮影して画像認識する等して検知する)まで往復動作させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、循環ポンプ50を常時作動させて、液噴出部4の噴出口6から処理液Qを常に噴出したままの状態で、板状ワーク10を槽体2内に搬送し、または槽体2外に搬出するようにしたがこれに限られるものではない。例えば、板状ワーク10の停止中には、循環ポンプ50の電源をオンして液噴出部4の噴出口6から処理液Qを噴出し、板状ワーク10の移動中には、循環ポンプ50の電源をオフして液噴出部4の噴出口6から処理液Qを噴出しないように制御してもよい。
なお、上記実施形態では、槽体2の素材としてPVCを用いたが、その他の素材(例えば、PP、FRP、PPS樹脂、PTFE、ステンレスなど)を用いるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、表面処理装置300によって、板状ワーク10に無電解銅めっきを行うこととしたが、板状ワーク10にその他の無電解めっき(例えば、無電解ニッケルめっき、無電解スズめっき、無電解金めっきなど)を行うようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、板状ワーク10の上端のみを搬送用ハンガー16で把持するようにしたが(図2)、板状ワーク10の下部に重りを取り付けたり、図17に示すように枠体17を備えた搬送用ハンガー16’によって板状ワーク10の上端クランプ15’および下端クランプ15”で把持して搬送するようにしてもよい。また、図18に示すように、板状ワーク10の動きを制限する回転ローラー立設体70、72を槽体2内のスリット8付近に補助的に配置して、搬送時における板状ワーク10の揺れを防止しつつ搬送してもよい。
なお、上記実施形態では、搬送機構18の搬送ローラー22、24をモーターで駆動することにより搬送用ハンガー16を搬送することとしたが、プッシャ、チェーン、リニアモーター式の搬送機構等の駆動方法を用いて搬送用ハンガー16を搬送してもよい。
なお、上記実施形態では、板状ワーク10の表裏両面に処理液Qを当てることとしたが(図6B)、板状ワーク10の片側だけに処理液Qを当てるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、磁気センサーを用いてガイドレール12、14上の所定位置を検知することとしたが、その他のセンサー(バーコードリーダー等)を用いて所定位置を検知してもよい。
なお、上記実施形態では、被処理物を矩形の板状ワーク10としたが、被処理物をその他の形状(例えば、球状、棒状、立方体など)としてもよい。

Claims (15)

  1. 被処理物を鉛直方向に保持した状態で搬送するための搬送用ハンガーと、
    内部において、前記搬送用ハンガーにより搬送された前記被処理物に処理液を付着させるための槽体と、
    噴出口から、前記処理液を前記被処理物に向けて水平面に対して斜め上方に噴出させる液噴出部と、
    前記搬送用ハンガーを、前記槽体内に搬送させるための搬送機構と、
    を備えたこと、特徴とする表面処理装置。
  2. 請求項1の表面処理装置において、
    前記噴出口から斜め上方に噴出される前記処理液が放物線上を移動し、前記放物線の頂点付近で前記処理液が被処理物に当たるように、前記処理液の噴出角度を設定したこと、
    を特徴とする表面処理装置。
  3. 請求項1または請求項2の表面処理装置において、
    前記液噴出部が、内部に空間を有する管部材を備えており、
    前記噴出口が、前記管部材の長手方向に所定間隔を空けて配置される複数の孔で構成されること、
    を特徴とする表面処理装置。
  4. 請求項1または請求項2の表面処理装置において、
    前記液噴出部が、内部に空間を有する管部材を備えており、
    前記噴出口が、前記管部材の長手方向に延伸される長孔で構成されること、
    を特徴とする表面処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの表面処理装置において、
    前記液噴出部の外周に、前記噴出口を覆うように変流部材が取り付けられており、
    前記噴出口から噴出された前記処理液が、前記変流部材に当たった後で、前記被処理物に当たること、
    を特徴とする表面処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの表面処理装置において、
    前記噴出口から噴出される前記処理液の噴出角度を任意の角度に変更可能に構成したこと、
    を特徴とする表面処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの表面処理装置において、
    前記液噴出部を、前記槽体内に複数段配置したこと、
    を特徴とする表面処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかの表面処理装置において、
    前記噴出口から噴出される前記処理液の噴出角度が、水平面に対して上方に向かって5°〜85°の範囲内であること、
    を特徴とする表面処理装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかの表面処理装置において、さらに、
    前記搬送用ハンガーの鉛直下方に設けられる飛散防止部材を備えたこと、
    を特徴とする表面処理装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかの表面処理装置において、さらに、
    前記槽体の底部と連通する液貯留槽であって、前記槽体の底部より低い位置に底部が設けられた液貯留槽を備えたこと、
    を特徴とする表面処理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかの表面処理装置において、さらに、
    前記槽体に、鉛直方向に延伸される切り欠きであって、前記搬送用ハンガーが移動した時に、前記被処理物が通過する切り欠きが設けられていること、
    を特徴とする表面処理装置。
  12. 内部において、鉛直方向に保持して搬送された被処理物に処理液を付着させるための槽体であって、
    噴出口から、前記処理液を前記被処理物に向けて水平面に対して斜め上方に噴出させる液噴出部を、内壁の所定位置に固着したこと、
    を特徴とする槽体。
  13. 鉛直方向に保持された被処理物に処理液を付着させるための噴出装置であって、
    供給された処理液を前記被処理物に向けて噴出するための噴出口を有し、
    前記噴出口から、前記処理液を水平面に対して斜め上方に噴出させるように構成したこと、
    を特徴とする噴出装置。
  14. 被処理物を鉛直方向に保持した状態で搬送するための搬送用ハンガーと、
    内部において、前記搬送用ハンガーにより搬送された前記被処理物に処理液を付着させるための槽体と、
    前記搬送用ハンガーの鉛直下方に設けられる飛散防止部材と、
    前記搬送用ハンガーを、前記槽体内に搬送させるための搬送機構と、
    を備えたこと、特徴とする表面処理装置。
  15. 被処理物を鉛直方向に保持した状態で搬送するための搬送用ハンガーと、
    内部において、前記搬送用ハンガーにより搬送された前記被処理物に処理液を付着させるための槽体と、
    前記搬送用ハンガーを、前記槽体内に搬送させるための搬送機構と、
    前記槽体の底で連通する液貯留槽であって、前記槽体の底部より低い位置に底部が設けられた液貯留槽と、
    を備えたこと、を特徴とする表面処理装置。
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