JPH03267388A - 高速酸洗方法および装置 - Google Patents

高速酸洗方法および装置

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JPH03267388A
JPH03267388A JP2066309A JP6630990A JPH03267388A JP H03267388 A JPH03267388 A JP H03267388A JP 2066309 A JP2066309 A JP 2066309A JP 6630990 A JP6630990 A JP 6630990A JP H03267388 A JPH03267388 A JP H03267388A
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pickling
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speed pickling
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智明 木村
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    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/021Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by dipping

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高速酸洗方法および装置に係わり、特に、熱間
薄板圧延において薄板の表面に生じた酸化スケールを酸
洗にて短時間で除去する高速酸洗方法および装置に関す
る。
〔従来の技術〕
熱間圧延後の薄板表面の酸化スケールの除去は、薄板を
ほぼ常温まで放冷した後、これを通常10〜15%濃度
で約90℃の塩酸、硫酸等の酸液中に進行させ、酸化ス
ケールを酸洗除去することによって行われている。従来
、この種の酸洗方法および装置においては酸洗時間を短
縮する高速酸洗技術の開発がテーマの1つとなっており
、例えば特開昭61−41783号公報には、本出願人
と同じ出願人による極めて効率的な酸洗装置が提案され
ている。
特開昭61−41783号公報に記載の技術は、走行す
る薄板の表面に形成された境界層を一部切断して乱流の
薄い酸液層を形成し、この酸液層により薄板の表面を酸
洗することを要旨としている。
そして、その第7図に記載の実施例では、その目的のた
め薄板を挾んで上下にパッドを設け、このパッドの対向
壁面の狭い通路に薄板を通過させることにより境界層を
切断している。また、その狭い通路を随所で部分的に広
くし、パッドには複数の孔を設け、狭い通路と広くした
空間をそれぞれこれら孔を通じて外部に連絡している。
薄板に沿って流れる伴流のための酸液は狭い通路に通ず
る孔を介して外部より吸入され、広い空間に通ずる孔か
ら外部に排出される。この方法では、理念通りにゆけば
、絶えず薄板に沿って流れる伴流の酸液がパッド外の酸
液と置換されるので、薄板面の酸濃度を高く保持でき、
酸洗時間を短縮することができる。
また、特開昭57−41384号公報に記載の装置では
、薄板を挾んで往復動する可動フレームを上下に設け、
可動フレームの薄板の側の面に多数の撹拌突起を突設し
ている。可動フレームを往復動すると、薄板の表面を覆
っている酸液は可動フレームと共に往復動する撹拌突起
により掻き乱される。これにより、薄板と共に移動する
酸液の層は破壊され、酸液の置換が行われるので、酸洗
時間を短縮することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、特開昭61−41783号公報に記載の
酸洗装置は理念通りに行けば、薄板に沿って流れる伴流
を絶えず外部の新しい酸液と置換するので、酸洗時間を
短縮することができる。
ところで、この従来技術における酸液の置換原理は、薄
板の走行により生じる伴流を狭い通路と広い空間を交互
に通過させることにより生じる動圧と静圧の変化を利用
したものである。即ち、酸液の伴流は通路内の随所に設
けられた広い空間に流入するとき流速が低くなり、動圧
が静圧に変換される。このためこの空間での液圧が高く
なり、その圧力により伴流の酸液が通路外に排出される
また、伴流が広い通路から狭い通路に流入するとき、流
速が再び速くなり、通路内の圧力が低くなるので、通路
外より酸洗が吸入される。
しかしながら、単に広い空間を通路内に設けるのでは動
圧を静圧に変換する効率が悪く、伴流の動圧を十分利用
して、薄板に沿って流れる伴流を通路外に排出すること
は困難である。
また、特開昭57−41384号公報に記載の装置では
、撹拌突起の往復動により薄板と共に移動する酸液の層
は撹拌されるが、上下の可動フレーム間の通路内の酸液
を通路外の酸液と積極的に置換することは行っておらず
、撹拌による通路外の新しい酸液との置換は期待できな
い。また、上下の可動フレームを往復動させることによ
り撹拌突起を往復動させ、撹拌を行っているが、重量物
である上下の可動フレームおよび撹拌突起を往復動させ
ることは実際的ではなく、実現が困難である。
本発明の目的は、薄板に沿う伴流の酸液の置換を効果的
に行い、より酸洗時間を短縮することのできる高速酸洗
方法および装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、薄板を酸液中に
進行させ、薄板の表面に発生している酸化スケールを酸
洗除去する高速酸洗装置において、前記薄板の進行方向
に所定の間隔でその薄板に近接して、薄板の表面に沿っ
て流れる前記酸液の伴流を薄板のほぼ全幅に亘って遮る
複数の堰部材を設置したものである。
前記複数の堰部材の間に、前記薄板から前記堰部材より
も離れて位置し、前記薄板に対する通路を提供する通路
壁をさらに設置してもよく、この場合は、各通路壁の堰
部材の入側に位置する部分と出側に位置する部分とを共
に開放し、この部分にそれぞれ酸液の排水孔および給水
孔が形成される。
また、前記複数の堰部材の間は全面的に開放してもよい
好ましくは、前記複数の堰部材は前記薄板の両面の各々
に近接して設置され、かつ一方の表面に対する複数の堰
部材と他方の表面に対する複数の堰部材とは前記薄板の
進行方向に千鳥に配置される。
また、好ましくは、前記複数の堰部材に交差し、これら
堰部材に沿って流れる酸液の横方向の流動を抑制する複
数の格子部材がさらに設置される。
また、好ましくは、前記複数の堰部材は、各々、長さ方
向中央部が前記薄板の進行方向に突出する形状に形成さ
れる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、薄板を酸液
中に進行させ、薄板の表面に発生している酸化スケール
を酸洗除去する高速酸洗方法において、前記薄板の表面
に近接して堰部材を設置し、この堰部材の入側で前記薄
板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流を遮って剥ぎ取
り、その酸液を薄板から離反方向に転向させ、前記堰部
材の出側で前記薄板の進行に伴ってその表面に新たな酸
液を吸入するものである。
〔作用〕
薄板に近接して堰部材を設置することにより、薄板に沿
って流れる酸液の伴流が堰部材に遮られ、その大部分が
薄板より剥ぎ取られる。この剥ぎ取られた酸液は薄板か
ら離反方向に流動し、堰部材に沿って排出される。堰部
材で剥ぎ取られなかった残りの伴流は薄板と堰部材との
間の狭い空隙を通過し、薄い層の伴流となって堰部材の
出側へと進行する。堰部材の出側では、薄板に沿う伴流
の厚みは再び増加しようとし、この伴流の厚みの増加に
より新しい酸液が吸入される。この酸液の排出と吸入に
より酸液の置換が確実に行われ、酸洗効果が高められる
。また、この酸液の置換に際して、堰部材の入側では伴
流のせき止めにより、出側では新しい酸液の流入により
乱流が生じ、この乱流によっても酸洗効果が高められる
。特に、堰部材の出側ではこの乱流により酸液の置換が
薄板の表面近くまで及び、酸洗効果が著しく向上する。
以上の酸洗効果の向上により酸洗時間が短縮する。
複数の堰部材の間を全面的に開放した場合は、堰部材の
入側においては堰部材により遮られ、薄板から離反方向
に流動する酸液の一部が再び上流側に戻されるので、堰
部材の入側での乱流の発生が促進され、酸洗効果がさら
に向上する。
薄板の一方の表面に対する複数の堰部材と他方の表面に
対する複数の堰部材とを千鳥に配置した場合は、堰部材
を薄板に極く近接して位置決めすることが可能となり、
上述した酸液の置換をさらに効果的に行うことができる
複数の堰部材に沿って流れる酸液の横方向の流動を抑制
する複数の格子部材をさらに設置した場合は、堰部材に
より剥ぎ取られた伴流の横方向の流れがこの格子部材に
より抑制され、堰部材の長さ方向に均一な酸液の置換が
可能となり、酸液の置換がより効果的になると共に、複
数の堰部材間を全面的に開放した場合は、堰部材入側上
流での上述した乱流の発生がさらに促進され、酸洗効果
が著しく向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の好適実施例を図面により説明する。
第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例を第1図〜第7図により説
明する。
第2図において、被酸液薄板1はローラ2よりデフレク
タローラ3により、酸液4の収容された酸液タンク5に
導かれる。酸液タンク5は第1酸洗槽5A、第2酸洗槽
5B、第3酸洗槽5Cに区分され、各酸洗槽5A、5B
、5Cの酸液4中にはそれぞれ上部および下部通路ガイ
ド6.7、上部および下部通路ガイド8,9および上部
および下部通路ガイド10.11が設置されている。こ
れら上部および下部通路ガイド(以下、単に上下通路ガ
イドという)は矩形状の狭いトンネル状の通路を提供し
く第5図参照)、薄板1はその通路を進行しながら酸洗
される。
各酸洗槽5A、5B、5Cの長さは通常15〜30m程
度である。これは酸洗速度の大小あるいは薄板1の鋼種
等により設定される。取り扱われる薄板1の板厚は1.
2〜4.5−1板幅は700〜1600mm、処理速度
は通常300mpm〜最大600mpm程度である。
酸液された薄板1はデフレクタローラ12で曲げられ、
酸液タンク5より引き上げられて、ローラ13により水
平に戻され、図示しない洗浄等の次の工程に移行る。酸
液タンク5にはカバー14が設けられ、酸液のヒユーム
の流出を防止している。
上下通路ガイド6.7の両端は支柱15.16に支持さ
れ、上下通路ガイド8,9の両端は支柱16.17に支
持され、上下通路ガイド10,11の両端は支柱17.
18に支持されている。両端の支柱15.18はスリッ
ト等の開口が多数形成され、酸液の通過を許容する構造
になっており、他の支柱16.17は無孔で酸液の通過
を許容しない構造になっている。また、支柱16に支持
される上下通路ガイドの端部のうち少なくとも一方の上
下通路ガイド8,9の端部は堰構造19を形成し、支柱
17に支持される上下通路ガイドの端部も同様に少なく
とも一方の上下通路ガイド10゜11の端部が堰構造2
0を形成し、これら堰構造19.20と支柱16.17
とで酸液タンク5を第1酸洗槽5A、第2酸洗槽5Bお
よび第第3酸洗槽5Cに区分する仕切り手段を構成して
いる。
即ち、第1酸洗槽5Aと第2酸洗槽5Bとは支柱16と
堰構造19とにより仕切られ、第2酸洗槽5Bと第3酸
洗槽5Cとは支柱17と堰構造20とにより仕切られて
いる。
酸液タンク5には、第3酸洗槽5Cにパイプ21を介し
てポンプ22および新しい酸液のタンク23が接続され
、タンク23よりポンプ22によりパイプ21を通して
新しい酸液が供給される。
第3酸洗槽5Cに供給された酸液は、後述するように上
下通路ガイドを通って順次箱2の酸洗槽5Bおよび第1
の酸洗槽5Aへと流れ込む。このとき、各通路ガイドで
の流路抵抗により、第3の酸洗槽5Cの液面24は第2
の酸洗槽5Bの液面25よりも高く、第2の酸洗槽5B
の液面25は第1の酸洗槽5Aの液面26よりも高くな
る。このため、堰構造20の高さは堰構造19よりも高
くなっている。
以上のようにして各酸洗槽を通過する過程で酸液は薄板
1の酸洗に供され、第1酸洗槽5Aの酸液は最も酸液濃
度が低く、酸化鉄が多い液となる。
この古い酸液は第1酸洗槽5Aに接続されたパイプ27
を介して徐々に外部に排出され、図示しない酸液処理装
置に回収される。
なお、薄板1を酸液4に侵入させるデフレクタローラ3
の駆動軸28および酸液4から引き上げるデフレクタロ
ーラ12の駆動軸29は液面26゜24より上方に配置
されており、これにより駆動軸28.29を軸持する図
示しない軸受の酸液による影響が排除され、寿命の延長
が図られる。
第1図に上下通路ガイドの詳細構造を示す。第1図にお
いて、第1酸洗槽5Aおよび第2酸洗槽5Bには上述し
たように上部および下部通路ガイド6.7および上部お
よび下部通路ガイド8,9が設置されている。そしてこ
れら通路ガイドには、薄板1に近接して、薄板1の進行
方向に所定の間隔で直角に交差する複数の堰部材30が
設けられ、かつ堰部材33の入側には排水孔31が形成
され、出側には給水孔32が形成されている。堰部材3
0は好ましくは天然石、セラミック等の耐酸性がありか
つ硬い材料で作られ、薄板1が接触したときの薄板1に
対する傷付きを防止している。また、堰部材30は、第
3図に拡大して示すように薄板1の側の断面形状が矩形
をしており、堰部材30の入側の薄板1に近接した箇所
にほぼ90°の角部30aを形成している。
薄板1が図示右方に進行すると、その進行に伴って薄板
1の表面上には酸液の伴流33が形成され、この伴流3
3の形成により上下通路ガイド6゜7間には、第1図に
矢印34で示すように酸液が吸入される。薄板1上に形
成された伴流33は堰部材30により遮られ、その大部
分が薄板1から剥ぎ取られて堰部材30の表面に沿って
薄板1から離反方向に流動し、排出孔30より排出され
る。
この伴流33の剥ぎ取りは、堰部材30が角部30aを
有する形状であることから効果的に行われる。堰部材3
0で剥ぎ取られなかった残りの伴流は薄板1と堰部材3
0との間の狭い空隙を通過し、薄い層の伴流35となっ
て、堰部材30の出側へと進行する。堰部材30の出側
では、通路間隔は元に戻るので薄板に沿う伴流の厚みが
増加しようとし、この伴流の厚みの増加により給水孔3
2より新しい酸液が吸入される。
このように、堰部材30の入側で伴流の大部分を剥ぎ取
って排出し、出側で新しい酸液を吸収することにより酸
液の置換が確実に行われ、酸洗効果が高められる。また
、この酸液の置換に際して、堰部材30の入側では伴流
のせき止めにより、出側では新しい酸液の流入によりそ
れぞれ乱流が生じ、この乱流によっても酸洗効果が高め
られる。
特に、堰部材の出側ではこの乱流により酸液の置換が薄
板1の表面近くまで及び、酸洗効果が著しく向上する。
通常、上述した酸洗効果を得るためには、堰部材30の
ピッチLは300〜2000−程度に選ばれる。勿論こ
のピッチを小さくすればする程、酸洗効果は大になる。
なお、L=50〜300mmのように短くすることは、
構造は多少複雑になるが、不可能なことではない。
上下通路ガイド間の通路の隙間H2は薄板1の板厚にも
よるが30〜150mm程度に選ばれる。
堰部材30間の最狭隙通過隙間H1はH2のほぼ1/3
、即ち10〜50mmに選ばれる。
薄板の処理速度を5m/秒とすれば、これによる全動圧
は1.25m水柱である。このうち、2/3のものが堰
部材30により堰止められるので、堰部材の入側ではほ
ぼ0.8m水柱の排出圧力となり、有効な伴流の排出が
行われる。
なお、堰部材の形状は上記実施例のものには限られず、
種々の変形が可能である。例えば、第4図に示すように
台形状の堰部材36を用いてもよく、この場合、角度部
36aが90°以下の鋭角であることから薄板伴流の排
出・吸入はさらに滑らかに効率よく行うことが可能であ
る。
第2図に戻り、上下通路ガイド6.7の支柱16に支持
される端部にはフランジ40.41が設けられ、このフ
ランジ40.41の内端は薄板1に向けて突出し、堰部
材30と同様な堰部材42を提供し、堰部材42の入側
には同様に排水孔31が形成されている。また、上下通
路ガイド8゜9の支柱16に支持される端部にはフラン
ジ43゜44が設けられ、フランジ43の高さは第2酸
洗槽5Bの酸液の液面25を保持できる高さとされ、こ
の部分で前述した堰構造19の高さを提供している。フ
ランジ43.44の出側には給水孔32が形成されてい
る。堰部材42と排水孔31および給水孔32の作用は
上述した堰部材30と排水孔31および給水孔32の作
用と実質的に同じである。
第5図および第6図に端部フランジ40.41および4
3.44の支柱16上への取付は状況を示す。支柱16
は第5図に示すように酸洗タンク5の側壁に立上がり部
16aを有し、端部フランジ40.41および43.4
4は支柱16の本体とその立上がり部16aに形成され
たインロー構造に挿入されている。このように端部フラ
ンジをインロー構造に挿入することにより、上下通路ガ
イドの着脱が容易となり、保守が容易となる。
図示はしないが、第3酸洗槽5Cの上下通路ガイド10
.11および第2および第3酸洗槽5B。
5Cの端部と支柱17も同様に構成されている。
そして、第5図及び第6図から分かるように、上下通路
ガイド内において薄板1の両側は通路ガイドの側壁から
少し離れており、その間に薄板1の板幅に依存する隙間
が形成される。この隙間には薄板1に沿う伴流はほとん
ど生じない。従って、第3酸洗槽5Cは第2酸洗槽5B
と、第2酸洗槽5Bは第1酸洗槽5Aとそれぞれ排水孔
31および給水孔32とこの隙間を通って相互に連通し
、上述したようにタンク23より第3酸洗槽5Cに供給
された酸液は、これらを通って第2酸洗槽5Bおよび第
1の酸洗槽5Aへと流れ込む。このとき、上記隙間は小
さく流路抵抗があるので、第1〜第3酸洗槽5A〜5C
には順次低くなる液面24.25.26が形成される。
以上のように構成した本実施例においては、薄板1の進
行方向に所定の間隔で、その薄板に近接して堰部材30
を設置し、伴流の排出および新たな酸液の吸入による酸
液の置換を効果的に行うと共に、その酸液の置換に際し
て堰部材30の入側および出側に乱流を生じさせるよう
にしたので、酸液の混合が十分行われ、酸洗効果が著し
く向上する。このため、従来の酸洗方式に比較して、酸
洗時間を約1/2〜1/3に短縮することができる。
また、酸洗タンク5を第1〜第3酸洗槽5A〜5Cに分
け、新しい酸液を第3酸洗槽5Cから第2酸洗槽5B、
第1酸洗槽5Aへと順次流し込むようにしたので、薄板
の酸洗度合いが進むにしたがって酸液が新しくなり、酸
液の効率的な使用が可能となる。また、第3酸洗槽5C
において常に新しい酸液で酸洗の仕上げを行えるので、
奇麗な仕上げ表面が得られ、酸洗効果が向上する。
なお、上記実施例では第2図の堰部材30は薄板1の進
行方向に直角に設置したが、第7図に示すように、長さ
方向中央部が薄板1の進行方向に突出する山形状の堰部
材30Aにしてもよく、この場合は排水孔31Aおよび
給水孔32Aも同様に山形状にする。このように、堰部
材30Aを山形状にすることにより、堰部材30Aによ
り遮られ、剥ぎ取られた伴流の横方向に逃げる割合が減
少し、薄板1から離反方向に流動する割合が増えるので
、伴流の排出がより確実に行え、酸液の置換をさらに効
果的に行うことができる。
第2の実施例 本発明の第2の実施例を第8図〜第9図により説明する
第8図において、薄板51はデフレクタローラ52によ
り、酸液53の収容された酸液タンク54に導かれる。
酸液タンク54には上部および下部の堰組立体55.5
6が設置され、薄板1はその上上堰組立体55.56間
の通路を進行しながら酸洗される。酸液された薄板51
はデフレクタローラ57で曲げられ、酸液タンク54よ
り引き上げられて、図示しない洗浄等の次の工程に移行
る。
上部および下部の堰組立体55.56の支持構造を第9
図に示す。下部層組立体56は酸洗タンク54の側壁に
沿ってタンク底面に配置される1対の下部板枠58.5
9に取り付けられ、上部堰組立体55は、下部板枠58
.59上に設置された1対の上部板枠60.61に取り
付けられている。上部板枠60.61の上端には、複数
のリブ62で補強されたカバー63が設置され、酸液の
ヒユームの流出を防止している。
上部堰組立体58は、薄板51に近接して、薄板1の進
行方向に所定の間隔で直角に交差するよう配置された複
数の堰部材64と、これら堰部材64に直交して配置さ
れ、これら堰部材64と共に格子構造を提供する複数の
格子部材65とからなり、堰部材64その両端に取付部
材66(第2図参照)が設けられ、この取付部材66を
介して上部板枠60.61に連結されている。下部層組
立体59も同様に堰部材67と格子部材68とがらなり
、堰部材67が取付部材69を介して下部板枠58.5
9に連結されている。また、上部堰組立体58の堰部材
64と下部層組立体59の堰部材67とは、第1図から
分かるように前記薄板の進行方向にずらして、千鳥に配
置されている。
堰部材64.67は好ましくは天然石、セラミック等の
耐酸性で硬い材料からなり、薄板51が接触したときの
薄板51の傷付きを防止している。
また、堰部材64.67は、各々第10図に拡大して示
すように、断面形状が薄板1の側の幅が広いが台形状を
しており、堰部材の入側の薄板1に近接した箇所にほぼ
鋭角の角部64a、67aを形成している。
このように構成した堰組立体の上部および下部の堰部材
64.67の基本的作用は第1の実施例のものと実質的
に同じである。即ち、薄板51が第8図の図示右方に進
行すると、その進行に伴って薄板51の表面上には酸液
の伴流70が形成され、この伴流70は堰部材64.6
7により遮られる。この堰部材により遮られた伴流(よ
、その大部分が薄板51から剥ぎ取られ、堰部材64,
67の表面に沿って薄板51から離反方向に流動し、堰
部材64.67の上方および下方へとそれぞれ排出され
る。この伴流70の剥ぎ取りは、堰部材64.67が鋭
角の角部64a、67aを有する形状であることから確
実に行われる。堰部材64゜67で剥ぎ取られなかった
残りの伴流は薄板51と堰部材64.67との間の狭い
空隙を通過し、薄い層の伴流となって堰部材64.67
の出側へと進行する。堰部材64.67の出側では、薄
板51の上方および下方が開放されているので薄板に沿
う伴流の厚みは増加しようとし、この伴流の厚みの増加
により新しい酸液が吸入される。即ち、酸液の置換が行
われる。また、堰部材の出側ではこの新しい酸液の流入
により乱流が生じ、酸洗効果が高まる。
そして本実施例では、上部の堰部材64の間および下部
の堰部材67の間をそれぞれ全面的に開放しかつ上下の
堰部材64.67を互いに千鳥に配置し、また堰部材6
4.67に交差して格子部材65.68を設けたので、
さらに以下のような作用が提供される。
まず、堰部材64の間および堰部材67の間はそれぞれ
全面的に開放されているので、堰部材64.67の入側
で剥ぎ取られた伴流が薄板51から離反方向に流動する
とき、その酸液の一部が再び堰部材の上流側に戻され、
この戻された酸液によりその付近に乱流が生じる。
また、上下の堰部材64.67を千鳥に配置したので、
堰部材64.67を薄板51に極く近接して位置決めす
ることが可能であり、場合によっては、堰部材64.6
7の薄板51側の端部を薄板51のパスラインを越えて
突出するよう配置することも可能である。これにより、
堰部材を通過するときの伴流が極めて薄くなり、堰部材
64゜67による酸液の置換作用がさらに向上する。な
お、堰部材64.67の薄板51側の端部を薄板51の
パスラインを越えて突出するよう配置したとしても、堰
部材と薄板との間に伴流が入り込み、堰部材を湾曲させ
るので、堰部材と薄板との接触は生じない。また、仮に
わずかな接触があったとしても、堰部材は前述したよう
に硬質の材料で作られているので薄板の傷付きは防止で
きる。
さらに、堰部材64.67に交差して格子部材65.6
8が配置されているので、堰部材により剥ぎ取られた伴
流の一部は堰部材に沿って横方向に流れようとするが、
この横方向の流れは格子部材65.68により阻止され
、伴流は確実に薄板51から離反方向に流動する。この
ため、上述の上流に戻され、乱流を生じさせる酸液の量
が増大し、堰部材の入側上流にさらに効果的に乱流が生
じる。
また、本実施例では上述したように上下の堰部材64.
67を千鳥に配置しているが、堰部材をこのように配置
した場合、上部の堰部材64の下方および下部の堰部材
67の上方は薄板51の外側でそれぞれ開放されること
となる。このため、格子部材65.68が無い場合は、
薄板51の両端近傍において堰部材に沿って横方向に流
れた伴流はその薄板51の外側を通って堰部材の出側に
回り込み、新しい酸液の流入が妨げられる恐れがある。
格子部材65.68を設置することによりこのような薄
板51の両端近傍での伴流の回り込みが阻止され、薄板
51の幅方向に均等に酸液の置換が行われるので、堰部
材により酸液の置換作用が向上する。
したがって、本実施例によれば、堰部材間の開放構造お
よび格子部材の設置により堰部材入側での乱流の発生が
促進され、この部分での酸液の混合がさらに効果的に行
われ、また堰部材の千鳥配置および格子部材の設置によ
り堰部材による酸液の置換作用が向上し、その結果、酸
洗効果が著しく向上し、なお−層の酸洗時間の短縮が可
能となる。
なお、本実施例では開放構造の堰部材を千鳥配置にした
が、第1の実施例の通路ガイドを有するものにおいて堰
部材を千鳥配置にしてもよく、この場合も上述した千鳥
配置による同様の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、薄板に近接して堰部材を設置したので
、堰部材の入側と出側での酸液の排出と吸入により酸液
の置換が確実に行われ、酸洗効果が高めら、また、この
酸液の置換に際して堰部材の入側および出側に乱流が生
じ、この乱流によっても酸洗効果が高められ、これらの
酸洗効果の向上により酸洗時間が短縮する。
複数の堰部材の間を全面的に開放した場合は、堰部材の
入側での乱流の発生が促進され、酸洗効果がさらに向上
する。
堰部材を千鳥に配置した場合は、堰部材による酸液の置
換作用が向上し、酸洗効果がさらに向上する。
堰部材に交差する格子部材を設置した場合は、堰部材入
側での乱流の発生がさらに促進されると共に、堰部材の
長さ方向に沿って均等な酸液の置換が可能となり、より
効果的な酸液の置換が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による高速酸洗装置の部分正
面断面図であり、第2図はその高速酸洗装置の全体の正
面断面図であり、第3図は本実施例の堰部材の作用を示
す要部の拡大断面図であり、第4図は堰部材断面形状の
変形例を示す断面図であり、第5図は第1図のV−V線
断面図であり、第6図は第5図のカバーを取ったVI−
VI線矢視図であり、第7図は堰部材全体形状の変形例
を示す、上部の通路ガイドを取った平面図であり、第8
図は本発明の他の実施例による高速酸洗装置の全体の正
面断面図であり、第9図は第8図のIX−IX線断面図
であり、図中の■−■線が第8図の断面線を示しており
、第10図はこの実施例の堰部材の作用を示す要部の拡
大図である。 符号の説明 (第1図〜第7図) 1・・・薄板 4・・・酸液 5・・・酸洗タンク 5A、5B、5C・・・第1、第2および第3酸洗槽(
複数の室) 6〜11・・・通路ガイド 16.17・・・支柱(仕切り手段) 19.20・・・堰構造(仕切り手段)21・・・パイ
プ(酸液供給手段) 24.25.26・・・液面 27・・・パイプ(酸液排出手段) 30;36;30A・・・堰部材(第1の手段)30a
 ; 36a・・・角部 31;31A・・・排水孔 32 ; 32A・・・給水孔 33・・・伴流 (第8図〜第10図) 51・・・薄板 53・・・酸液 54・・・酸洗タンク 64.67・・・堰部材(第1の手段)54a、67a
・・・角部 65.68・・・格子部材(第2の手段)70・・・伴

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に発生して
    いる酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗装置において
    、 前記薄板の進行方向に所定の間隔で、その薄板に近接し
    て、薄板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流を薄板の
    ほぼ全幅に亘って遮る複数の堰部材を設置したことを特
    徴とする高速酸洗装置。
  2. (2)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記複数
    の堰部材は、各々、前記酸液の伴流を遮る側に、前記薄
    板に近接して位置し前記伴流を剥ぎ取る角部を有するこ
    とを特徴とする高速酸洗装置。
  3. (3)請求項2記載の高速酸洗装置において、前記角部
    は概ね90゜以下であることを特徴とする高速酸洗装置
  4. (4)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記堰部
    材は、各々、前記薄板の側の断面形状が矩形であること
    を特徴とする高速酸洗装置。
  5. (5)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記堰部
    材は、各々、断面形状が台形状であることを特徴とする
    高速酸洗装置。
  6. (6)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記複数
    の堰部材を前記薄板の両面の各々に近接して設置し、か
    つ一方の表面に対する複数の堰部材と他方の表面に対す
    る複数の堰部材とを前記薄板の進行方向に千鳥に配置し
    たことを特徴とする高速酸洗装置。
  7. (7)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記複数
    の堰部材に交差し、これら堰部材に沿って流れる酸液の
    横方向の流動を抑制する複数の格子部材をさらに設置し
    たことを特徴とする高速酸洗装置。
  8. (8)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記複数
    の堰部材を、各々、長さ方向中央部が前記薄板の進行方
    向に突出する形状に形成したことを特徴とする高速酸洗
    装置。
  9. (9)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記複数
    の堰部材の間に、前記薄板から前記堰部材よりも離れて
    位置し、前記薄板に対する通路を提供する通路壁をさら
    に設置し、各通路壁の堰部材の入側に位置する部分と出
    側に位置する部分とを共に開放し、この部分にそれぞれ
    酸液の排水孔および給水孔を形成したことを特徴とする
    高速酸洗装置。
  10. (10)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記複
    数の堰部材の間を全面的に開放したことを特徴とする高
    速酸洗装置。
  11. (11)請求項1記載の高速酸洗装置において、前記酸
    液を入れるタンクと、前記タンクを複数の室に区画しか
    つ前記薄板が通過する開口を有する複数の仕切り手段と
    、前記複数の室のうち前記薄板の進行方向下流側の室に
    接続された酸液供給手段と、上流側の室に接続された酸
    液排出手段とをさらに有し、前記複数の堰部材は前記複
    数の室の各々に配置され、前記複数の仕切り手段は、前
    記薄板の進行方向上流側から下流側に行くにしたがって
    順次高さが高くなるように設定したことを特徴とする高
    速酸洗装置。
  12. (12)薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に発生し
    ている酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗装置におい
    て、 前記薄板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流を、前記
    薄板の進行方向の複数の箇所で前記薄板のほぼ全幅に亘
    って遮り、酸液を薄板の表面から剥ぎ取ると共に、その
    直後の下流側で、前記薄板の進行に伴ってその表面に新
    たな酸液が吸入されることを可能とする第1の手段を設
    置したことを特徴とする高速酸洗装置。
  13. (13)請求項12記載の高速酸洗装置において、前記
    第1の手段は、前記薄板の進行方向に所定の間隔でその
    進行方向に交差して設置された複数の堰部材を含むこと
    を特徴とする高速酸洗装置。
  14. (14)請求項12記載の高速酸洗装置において、前記
    第1の手段により遮られた酸液が横方向に流れるのを抑
    制する第2の手段をさらに設置したことを特徴とする高
    速酸洗装置。
  15. (15)請求項14記載の高速酸洗装置において、前記
    第2の手段は、前記第1の手段と協働して格子構造を形
    成する複数の格子部材を含むことを特徴とする高速酸洗
    装置。
  16. (16)薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に発生し
    ている酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗装置におい
    て、 前記酸液を収容するタンクと、 各々前記薄板が通過する開口を有しかつ前記薄板の進行
    方向下流に行くにしたがって高さが高くなる、前記タン
    クを複数の室に区画する複数の仕切り手段と、 前記複数の室のうち前記薄板の進行方向下流側の室に接
    続され、その室に酸液を供給する手段と、前記複数の室
    のうち前記薄板の進行方向上流側の室に接続され、その
    室から酸液を排出する手段と を有することを特徴とする高速酸洗装置。
  17. (17)請求項16記載の高速酸洗装置において、前記
    複数の室の少なくとも1つに、前記薄板の進行方向に所
    定の間隔でその薄板の表面に近接して、薄板の表面に沿
    って流れる前記酸液の伴流を遮る複数の堰部材を設置し
    たことを特徴とする高速酸洗装置。
  18. (18)薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に発生し
    ている酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗方法におい
    て、 前記薄板の表面に近接して堰部材を設置し、この堰部材
    の入側で前記薄板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流
    を遮って剥ぎ取り、その酸液を薄板から離反方向に転向
    させ、前記堰部材の出側で前記薄板の進行に伴ってその
    表面に新たな酸液を吸入することを特徴とする高速酸洗
    方法。
  19. (19)請求項18記載の高速酸洗方法において、前記
    堰部材により遮られて剥ぎ取られ、前記薄板から離反方
    向に転向する酸液の流動により前記堰部材の入側近辺の
    伴流に乱流を生じさせることを特徴とする高速酸洗方法
  20. (20)請求項18記載の高速酸洗方法において、前記
    堰部材に交差する部材を設置し、前記堰部材の前面で遮
    られた酸液の横方向の流動を抑制することを特徴とする
    高速酸洗方法。
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