JP2965310B2 - 高速酸洗方法および装置 - Google Patents

高速酸洗方法および装置

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JP2965310B2 JP2066309A JP6630990A JP2965310B2 JP 2965310 B2 JP2965310 B2 JP 2965310B2 JP 2066309 A JP2066309 A JP 2066309A JP 6630990 A JP6630990 A JP 6630990A JP 2965310 B2 JP2965310 B2 JP 2965310B2
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    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/021Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by dipping

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高速酸洗方法および装置に関わり、特に、熱
間薄板圧延において薄板の表面に生じた酸化スケールを
酸洗にて短時間で除去する高速酸洗方法および装置に関
する。
〔従来の技術〕
熱間圧延後の薄板表面の酸化スケールの除去は、薄板
をほぼ常温まで放冷した後、これを通常10〜15%濃度で
約90℃の塩酸、硫酸等の酸液中に進行させ、酸化スケー
ルを酸洗除去することによって行われている。従来、こ
の種の酸洗方法および装置においては酸洗時間を短縮す
る高速酸洗技術の開発がテーマの1つとなっており、例
えば特開昭61−41783号公報には、本出願人と同じ出願
人による極めて効率的な酸洗装置が提案されている。
特開昭61−41783号公報に記載の技術は、走行する薄
板の表面に形成された境界層を一部切断して乱流の薄い
酸液層を形成し、この酸液層により薄板の表面を酸洗す
ることを要旨としている。そして、その第7図に記載の
実施例では、その目的のため薄板を挾んで上下にパッド
を設け、このパッドの対向壁面の狭い通路に薄板を通過
させることにより境界層を切断している。また、その狭
い通路を随所で部分的に広くし、パッドには複数の孔を
設け、狭い通路と広くした空間をそれぞれこれら孔を通
じて外部に連絡している。薄板に沿って流れる伴流のた
めの酸液は狭い通路に通ずる孔を介して外部より吸入さ
れ、広い空間に通ずる孔から外部に排出される。この方
法では、理念通りにゆけば、絶えず薄板に沿って流れる
伴流の酸液がパッド外の酸液と置換されるので、薄板面
の酸濃度を高く保持でき、酸洗時間を短縮することがで
きる。
また、特開昭57−41384号公報に記載の装置では、薄
板を挾んで往復動する可動フレームを上下に設け、可動
フレームの薄板の側の面に多数の撹拌突起を突設してい
る。可動フレームを往復動すると、薄板の表面を覆って
いる酸液は可動フレームと共に往復動する撹拌突起によ
り掻き乱される。これにより、薄板と共に移動する酸液
の層は破壊され、酸液の置換が行われるので、酸洗時間
を短縮することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、特開昭61−41783号公報に記載の酸洗
装置は理念通りに行けば、薄板に沿って流れる伴流を絶
えず外部の新しい酸液と置換するので、酸洗時間を短縮
することができる。
ところで、この従来技術における酸液の置換原理は、
薄板の走行により生じる伴流を狭い通路と広い空間を交
互に通過させることにより生じる動圧と静圧の変化を利
用したものである。即ち、酸液の伴流は通路内の随所に
設けられた広い空間に流入するとき流速が低くなり、同
圧が静圧に変換される。このためこの空間での液圧が高
くなり、その圧力により伴流の酸液が通路外に排出され
る。また、伴流が広い通路から狭い通路に流入すると
き、流速が再び速くなり、通路内の圧力が低くなるの
で、通路外より酸洗が吸入される。
しかしながら、単に広い空間を通路内に設けるのでは
動圧を静圧に変化する効率が悪く、伴流の動圧を十分利
用して、薄板に沿って流れる伴流を通路外に排出するこ
とは困難である。
また、特開昭57−41384号公報に記載の装置では、撹
拌突起の往復動により薄板と共に移動する酸液の層は撹
拌されるが、上下の可動フレーム間の通路内の酸液を通
路外の酸液と積極的に置換することは行っておらず、撹
拌による通路外の新しい酸液との置換は期待できない。
また、上下の可動フレームを往復動させることにより撹
拌突起を往復動させ、撹拌を行っているが、重量物であ
る上下の可動フレームおよび撹拌突起を往復動させるこ
とは実際的ではなく、実現が困難である。
本発明の目的は、薄板に沿う伴流の酸液の置換を効果
的に行い、より酸洗時間を短縮することのできる高速酸
洗方法および装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、薄板を酸液中
に進行させ、薄板の表面に発生している酸化スケールを
酸洗除去する高速酸洗装置において、薄板の表面に沿っ
て流れる前記酸液の伴流を薄板のほぼ全幅に亘って遮る
少くとも一つの堰部材を設置したものである。
好ましくは、前記堰部材は前記薄板の両面の各々に複
数個近接して設置され、かつ一方の表面に対する複数の
堰部材と他方の表面に対する複数の堰部材とは前記薄板
の進行方向に千鳥に配置される。
また、好ましくは、前記堰部材に交差し、これら堰部
材に沿って流れる酸液の横方向の流動を抑制する格子部
材がさらに設置される。
また、好ましくは、前記堰部材は、各々、長さ方向中
央部が前記薄板の進行方向に突出する形状に形成され
る。
また、上記目的を達成するために、本発明は、薄板を
酸液中に進行させ、薄板の表面に発生している酸化スケ
ールを酸洗除去する高速酸洗方法において、前記薄板の
表面に近接して堰部材を設置し、この堰部材の入側で前
記薄板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流を遮って剥
ぎ取り、その酸液を薄板から離反方向に転向させ、前記
堰部材の出側で前記薄板の進行に伴ってその表面に新た
な酸液を吸入するものである。
〔作用〕
堰部材を設置することにより、薄板に沿って流れる酸
液の伴流が堰部材に遮られ、その大部分が薄板より剥ぎ
取られる。この剥ぎ取られた酸液は薄板から離反方向に
流動し、堰部材に沿って排出される。堰部材で剥ぎ取ら
れなかった残りの伴流は薄板と堰部材との間の狭い空隙
を通過し、薄い層の伴流となって堰部材の出側へと進行
する。堰部材の出側では、薄板に沿う伴流の厚みは再び
増加しようとし、この伴流の厚みの増加により新しい酸
液が吸入される。この酸液の排出と吸入により酸液の置
換が確実に行われ、酸液効果が高められる。また、この
酸液の置換に際して、堰部材の入側では伴流のせき止め
により、出側では新しい酸液の流入により乱入が生じ、
この乱入によっても酸洗効果が高められる。特に、堰部
材の出側ではこの乱流により酸液の置換が薄板の表面近
くまで及び、酸洗効果が著しく向上する。以上の酸洗効
果の向上により酸洗時間が短縮する。
薄板の一方の表面に対する複数の堰部材と他方の表面
に対する複数の堰部材とを千鳥に配置した場合は、堰部
材を薄板に極く近接して位置決めすることが可能とな
り、上述した酸液の置換をさらに効果的に行うことがで
きる。
堰部材に沿って流れる酸液の横方向の流動を抑制する
格子部材をさらに設置した場合は、堰部材により剥ぎ取
られた伴流の横方向の流れがこの格子部材により抑制さ
れ、堰部材の長さ方向に均一な酸液の置換が可能とな
り、酸液の置換がより効果的になる 〔実施例〕 以下、本発明の好適実施例を図面により説明する。
第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例を第1図〜第7図により
説明する。
第2図において、被酸液薄板1はローラ2よりデフレ
クタローラ3により、酸液4の収容された酸液タンク5
に導かれる。酸液タンク5は第1酸洗槽5A、第2酸洗槽
5B、第3酸洗槽5Cに区分され、各酸洗槽5A,5B,5Cの酸液
4中にはそれぞれ上部および下部通路ガイド6,7、上部
および下部通路ガイド8,9および上部および下部通路ガ
イド10,11が設置されている。これら上部および下部通
路ガイド(以下、単に上下通路ガイドという)は矩形状
の狭いトンネル状の通路を通供し(第5図参照)、薄板
1はその通路を進行しながら酸洗される。
各酸洗槽5A,5B,5Cの長さは通常15〜30m程度である。
これは酸洗速度の大小あるいは薄板1の鋼種等により設
定される。取り扱われる薄板1の板厚は1.2〜4.5mm、板
幅は700〜1600mm、処理速度は通常300mpm〜最大600mpm
程度である。
酸液された薄板1はデフレクタローラ12で曲げられ、
酸液タンク5より引き上げられて、ローラ13により水平
に戻され、図示しない洗浄等の次の工程に移行る。酸液
タンク5にはカバー14が設けられ、酸液のヒュームの流
出を防止している。
上下通路ガイド6,7の両端は支柱15,16に支持され、上
下通路ガイド8,9の両端は支柱16,17に支持され、上下通
路ガイド10,11の両端は支柱17,18に支持されている。両
端の支柱15,18はスリット等の開口が多数形成され、酸
液の通過を許容する構造になっており、他の支柱16,17
は無孔で酸液の通過を許容しない構造になっている。ま
た、支柱16に支持される上下通路ガイドの端部のうち少
なくとも一方の上下通路ガイド8,9の端部は堰構造19を
形成し、支柱17に支持される上下通路ガイドの端部も同
様に少なくとも一方の上下通路ガイド10,11の端部が堰
構造20を形成し、これら堰構造19,20と支柱16,17とで酸
液タンク5を第1酸洗槽5A、第2酸洗槽5Bおよび第第3
酸洗槽5Cに区分する仕切り手段を構成している。即ち、
第1酸洗槽5Aと第2酸洗槽5Bとは支柱16と堰構造19とに
より仕切られ、第2酸洗槽5Bと第3酸洗槽5Cとは支柱17
と堰構造20とにより仕切られている。
酸液タンク5には、第3酸洗槽5Cにパイプ21を介して
ポンプ22および新しい酸液のタンク23が接続され、タン
ク23よりポンプ22によりパイプ21を通して新しい酸液が
供給される。第3酸洗槽5Cに供給された酸液は、後述す
るように上下通路ガイドを通って順次第2の酸塩槽5Bお
よび第1の酸洗槽5Aへと流れ込む。このとき、各通路ガ
イドでの流路抵抗により、第3の酸洗槽5Cの液面24は第
2の酸洗槽5Bの液面25よりも高く、第2の酸洗槽5Bの液
面25は第1の酸洗槽5Aの液面26よりも高くなる。このた
め、堰構造20の高さは堰構造19よりも高くなっている。
以上のようにして各酸洗槽を通過する過程で酸液は薄
板1の酸洗に供され、第1酸洗槽5Aの酸液は最も酸液濃
度が低く、酸化鉄が多い液となる。この古い酸液は第1
酸洗槽5Aに接続されたパイプ27を介して徐々に排出さ
れ、図示しない酸液処理装置に回収される。
なお、薄板1を酸液4に侵入させるデフレクタローラ
3の駆動軸28および酸液4から引き上げるデフレクタロ
ーラ12の駆動軸29は液面26,24より上方に配置されてお
り、これにより駆動軸28,29を軸持する図示しない軸受
の酸液による影響が排除され、寿命の延長が図られる。
第1図に上下通路ガイドの詳細構造を示す。第1図に
おいて、第1酸洗槽5Aおよび第2酸洗槽5Bには上述した
ように上部および下部通路ガイド6,7および上部および
下部通路ガイド8,9が設置されている。そしてこれら通
路ガイドには、薄板1に近接して、薄板1の進行方向に
所定の間隔で直角に交差する複数の堰部材30が設けら
れ、かつ堰部材33の入側には排水孔31が形成され、出側
には給水孔32が形成されている。堰部材30は好ましくは
天然石、セラミック等の耐酸性がありかつ硬い材料で作
られ、薄板1が接触したときの薄板1に対する傷付きを
防止している。また、堰部材30は、第3図に拡大して示
すように薄板1の側の断面形状が矩形をしており、堰部
材30の入側の薄板1に近接した箇所にほぼ90゜の角部30
aを形成している。
薄板1が図示右方に進行すると、その進行に伴って薄
板1の表面上には酸液の伴流33が形成され、この伴流33
の形成により上下通路ガイド6,7間には、第1図に矢印3
4で示すように酸液が吸入される。薄板1上に形成され
た伴流33は堰部材30により遮られ、その大部分が薄板1
から剥ぎ取られて堰部材30の表面に沿って薄板1から離
反方向に流動し、排出孔30より排出される。この伴流33
の剥ぎ取りは、堰部材30が角部30aを有する形状である
ことから効果的に行われる。堰部材30で剥ぎ取られなか
った残りの伴流は薄板1と堰部材30との間の狭い空隙を
通過し、薄い層の伴流35となって、堰部材30の出側へと
進行する。堰部材30の出側では、通路間隔は元に戻るの
で薄板に沿う伴流の厚みが増加しようとし、この伴流の
厚みの増加により給水孔32より新しい酸液が吸入され
る。
このように、堰部材30の入側で伴流の大部分を剥ぎ取
って排出し、出側で新しい酸液を吸収することにより酸
液の置換が確実に行われ、酸洗効果が高められる。ま
た、この酸液の置換に際して、堰部材30の入側では伴流
のせき止めにより、出側では新しい酸液の流入によりそ
れぞれ乱流が生じ、この乱流によっても酸洗効果が高め
られる。特に、堰部材の出側ではこの乱流により酸液の
置換が薄板1の表面近くまで及び、酸洗効果が著しく向
上する。
通常、上述した酸洗効果を得るには、堰部材30のピッ
チLは300〜2000mm程度に選ばれる。勿論このピッチを
小さくすればする程、酸洗効果は大になる。なお、L=
50〜300mmのように短くすることは、構造は多少複雑に
なるが、不可能なことではない。
上下通路ガイド間の通路の隙間H2は薄板1の板厚にも
よるが30〜150mm程度に選ばれる。堰部材30間の最狭隙
通過隙間H1はH2のほぼ1/3、即ち10〜50mmに選ばれる。
薄板の処理速度を5m/秒とすれば、これによる全動圧
は1.25m水柱である。このうち、2/3のものが堰部材30に
より堰止められるので、堰部材の入側ではほぼ0.8m水柱
の排出圧力となり、有効な伴流の排出が行われる。
なお、堰部材の形状は上記実施例のものには限られ
ず、種々の変形が可能である。例えば、第4図に示すよ
うに台形状の堰部材36を用いてもよく、この場合、角度
部36aが90゜以下の鋭角であることから薄板伴流の排出
・吸入はさらに滑らかに効率よく行うことが可能であ
る。
第2図に戻り、上下通路ガイド6,7の支柱16に支持さ
れるた端部にはフランジ40,41が設けられ、このフラン
ジ40,41の内端は薄板1に向けて突出し、堰部材30と同
様な堰部材42を提供し、堰部材42の入側には同様に排水
孔31が形成されている。また、上下通路ガイド8,9の支
柱16に支持される端部にはフランジ43,44が設けられ、
フランジ43の高さは第2酸洗槽5Bの酸液の液面25を保持
できる高さとされ、この部分で前述した堰構造19の高さ
を提供している。フランジ43,44の出側には給水孔32が
形成されている。堰部材42と排水孔31および給水孔32の
作用は上述した堰部材30と排水孔31および給水孔32の作
用と実質的に同じである。
第5図および第6図に端部フランジ40,41および43,44
の支柱16上への取付け状況を示す。支柱16は第5図に示
すように酸洗タンク5の側壁に立上がり部16aを有し、
端部フランジ40,41および43,44は支柱16の本体とその立
上がり部16aに形成されたインロー構造に挿入されてい
る。このように端部フランジをインロー構造に挿入する
ことにより、上下通路ガイドの着脱が容易となり、保守
が容易となる。
図示はしないが、第3酸洗槽5Cの上下通路ガイド10,1
1および第2および第3酸洗槽5B,5Cの端部と支柱17も同
様に構成されている。
そして、第5図及び第6図から分かるように、上下通
路ガイド内において薄板1の両側は通路ガイドの側壁か
ら少し離れており、その間に薄板1の板幅に依存する隙
間が形成される。この隙間には薄板1に沿う伴流はほと
んど生じない。従って、第3酸洗槽5Cは第2酸洗槽5B
と、第2酸洗槽5Bは第1酸洗槽5Aとそれぞれ排水孔31お
よび給水孔32とこの隙間を通って相互に連通し、上述し
たようにタンク23より第3酸洗槽5Cに供給された酸液
は、これを通って第2酸洗槽5Bおよび第1の酸洗槽5Aへ
と流れ込む。このとき、上記隙間は小さく流路抵抗があ
るので、第1〜第3酸洗槽5A〜5Cには順次低くなる液面
24,25,26が形成される。
以上のように構成した本実施例においては、薄板1の
進行方向に所定の間隔で、その薄板に近接して堰部材30
を設置し、伴流の排出および新たな酸液の吸入による酸
液の置換を効果的に行うと共に、その酸液の置換に際し
て堰部材30の入側および出側に乱流を生じさせるように
したので、酸液の混合が十分行われ、酸洗効果が著しく
向上する。このため、従来の酸洗方式に比較して、酸洗
時間を約1/2〜1/3に短縮することができる。
また、酸洗タンク5を第1〜第3酸洗槽5A〜5Cに分
け、新しい酸液を第3酸洗槽5Cから第2酸洗槽5B、第1
酸洗槽5Aへと順次流し込むようにしたので、薄板の酸洗
度合いが進むにしたがって酸液が新しくなり、酸液の効
率的な使用が可能となる。また、第3酸洗槽5Cにおいて
常に新しい酸液で酸洗の仕上げを行えるので、奇麗な仕
上げ表面が得られ、酸洗効果が向上する。
なお、上記実施例では第2図の堰部材30は薄板1の進
行方向に直角に設置したが、第7図に示すように、長さ
方向中央部が薄板1の進行方向に突出する山形状の堰部
材30Aにしてもよく、この場合は排水孔31Aおよび給水孔
32Aも同様に山形状にする。このように、堰部材30Aを山
形状にすることにより、堰部材30Aにより遮られ、剥ぎ
取られた伴流の横方向に逃げる割合が減少し、薄板1か
ら離反方向に流動する割合が増えるので、伴流の排出が
より確実に行え、酸液の置換をさらに効果的に行うこと
ができる。
第2の実施例 本発明の第2の実施例を第8図〜第9図により説明す
る。
第8図において、薄板51はデフレクタローラ52によ
り、酸液53の収容された酸液タンク54に導かれる。酸液
タンク54には上部および下部の堰組立体55,56が設置さ
れ、薄板1はその上下堰組立体55,56間の通路を進行し
ながら酸洗される。酸液された薄板51はデフレクタロー
ラ57で曲げられ、酸液タンク54より引き上げられて、図
示しない洗浄等の次の工程に移行る。
上部および下部の堰組立体55,56の支持構造を第9図
に示す。下部堰組立体56は酸洗タンク54の側壁に沿って
タンク底面に配置される1対の下部板枠58,59に取り付
けられ、上部堰組立体55は、下部板枠58,59上に設置さ
れた1対の上部板枠60,61に取り付けられている。上部
板枠60,61の上端には、複数のリブ62で補強されたカバ
ー63が設置され、酸液のヒュームの流出を防止してい
る。
上部堰組立体58は、薄板51に近接して、薄板1の進行
方向に所定の間隔で直角に交差するように配置された複
数の堰部材64と、これら堰部材64に直交して配置され、
これら堰部材64と共に格子構造を提供する複数の格子部
材65とからなり、堰部材64その両端に取付部材66(第2
図参照)が設けられ、この取付部材66を介して上部板枠
60,61に連結されている。下部堰組立体59も同様に堰部
材67と格子部材68とからなり、堰部材67が取付部材69を
介して下部板枠58,59に連結されている。また、上部堰
組立体58の堰部材64と下部堰組立体59の堰部材67とは、
第1図から分かるように前記薄板の進行方向にずらし
て、千鳥に配置されている。
堰部材64,67は好ましくは天然石、セラミック等の耐
酸性で硬い材料からなり、薄板51が接触したときの薄板
51の傷付きを防止している。また、堰部材64,67は、各
々第10図に拡大して示すように、断面形状が薄板1の側
の幅が広いが台形状をしており、堰部材の入側の薄板1
に近接した箇所にほぼ鋭角に角部64a,67aを形成してい
る。
このように構成した堰組立体の上部および下部の堰部
材64,67の基本的作用は第1の実施例のものと実質的に
同じである。即ち、薄板51が第8図の図示右方に進行す
ると、その進行に伴って薄板51の表面上には酸液の伴流
70が形成され、この伴流70は堰部材64,67により遮られ
る。この堰部材に遮られた伴流は、その大部分が薄板51
から剥ぎ取られ、堰部材64,67の表面に沿って薄板51か
ら離反方向に流動し、堰部材64,67の上方および下方へ
とそれぞれ排出される。この伴流70の剥ぎ取りは、堰部
材64,67が鋭角の角部64a,67aを有する形状であることか
ら確実に行われる。堰部材64,67で剥ぎ取られなかった
残りの伴流は薄板51と堰部材64,67との間の狭い空隙を
通過し、薄い層の伴流となって堰部材64,67の出側へと
進行する。堰部材64,67の出側では、薄板51の上方およ
び下方が開放されているので薄板に沿う伴流の厚みは増
加しようとし、この伴流の厚みの増加により新しい酸液
が吸入される。即ち、酸液の置換が行われる。また、堰
部材の出側ではこの新しい酸液の流入により乱流が生
じ、酸洗効果が高まる。
そして本実施例では、上部の堰部材64の間および下部
の堰部材67の間をそれぞれ全面的に開放しかつ上下の堰
部材64,67を互いに千鳥に配置し、また堰部材64,67に交
差して格子部材65,68を設けたので、さらに以下のよう
な作用が提供される。
まず、堰部材64の間および堰部材67の間はそれぞれ全
面的に開放されているので、堰部材64,67の入側で剥ぎ
取られた伴流が薄板51から離反方向に流動するとき、そ
の酸液の一部が再び堰部材の上流側に戻され、この戻さ
れた酸液によりその付近に乱流が生じる。
また、上下の堰部材64,67を千鳥に配置したので、堰
部材64,67を薄板51に極く近接して位置決めすることが
可能であり、場合によっては、堰部材は、堰部材64,67
の薄板51側の端部を薄板51のパスラインを越えて突出す
るように配置することも可能である。これにより、堰部
材を通過するするときの伴流が極めて薄くなり、堰部材
64,67による酸液の置換作用がさらに向上する。なお、
堰部材64,67の薄板51側の端部を薄板51のパスラインを
越えて突出するよう配置したとしても、堰部材と薄板と
の間に伴流が入り込み、堰部材を湾曲させるので、堰部
材と薄板との接触は生じない。また、仮にわずかな接触
があったとしても、堰部材は前述したように硬質の材料
で作られているので薄板の傷付きは防止できる。
さらに、堰部材64,67に交差して格子部材65,68が配置
されているので、堰部材により剥ぎ取られた伴流の一部
は堰部材に沿って横方向に流れようとするが、この横方
向の流れは格子部材65,68により阻止され、伴流は確実
に薄板51から離反方向に流動する。このため、上述の上
流に戻され、乱流を生じさせる酸液の量が増大し、堰部
材の入側上流にさらに効果的に乱入が生じる。
また、本実施例では上述したように上下の堰部材64,6
7を千鳥に配置しているが、堰部材をこのように配置し
た場合、上部の堰部材64の下方および下部の堰部材67の
上部は薄板51の外側でそれぞれ開放されることとなる。
このため、格子部材65,68が無い場合は、薄板51の両端
近傍において堰部材に沿って横方向に流れた伴流はその
薄板51の外側を通って堰部材の出側に回り込み、新しい
酸液の流入が妨げられる恐れがある。格子部材65,68を
設置することによりこのような薄板51の両端近傍での伴
流の回り込みが阻止され、薄板51の幅方向に均等の酸液
の置換が行われるので、堰部材により酸液の置換作用が
向上する。
したがって、本実施例によれば、堰部材間の開放構造
および格子部材の設置により堰部材入側での乱流の発生
が促進され、この部分での酸液の混合ささらに効果的に
行われ、また堰部材の千鳥配置および格子部材の設置に
より堰部材による酸液の置換作用が向上し、その結果、
酸洗効果が著しく向上し、なお一層の酸洗時間の短縮が
可能となる。
なお、本実施例では開放構造の堰部材を千鳥配置にし
たが、第1の実施例の通路ガイドを有するものにおいて
堰部材を千鳥配置にしてもよく、この場合も上述した千
鳥配置による同様の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、薄板に近接して堰部材を配置したの
で、堰部材の入側と出側での酸液の排出と吸入により酸
液の置換が確実に行われ、酸洗効果が高められ、また、
この酸液の置換に際して堰部材の入側および出側に乱流
が生じ、この乱流によっても酸洗効果が高められ、これ
らの酸洗効果の向上により酸洗時間が短縮する。
複数の堰部材の間を全面的に開放した場合は、堰部材
の入側での乱入の発生が促進され、酸洗効果がさらに向
上する。
堰部材を千鳥に配置した場合は、堰部材による酸液の
置換作用が向上し、酸洗効果がさらに向上する。
堰部材に交差する格子部材を設置した場合は、堰部材
入側での乱流の発生がさらに促進されると共に、堰部材
の長さ方向に沿って均等な酸液の置換が可能となり、よ
り効果的な酸液の置換が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による高速酸洗装置の部
分正面断面図であり、第2図はその高速酸洗装置の全体
の正面断面図であり、第3図は本実施例の堰部材の作用
を示す要部の拡大断面図であり、第4図は堰部材断面形
状の変形例を示す断面図であり、第5図は第1図のV−
V線断面図であり、第6図は第5図のカバーを取ったVI
−VI線矢視図であり、第7図は堰部材全体形状の変形例
を示す、上部の通路ガイドを取った平面図であり、第8
図は本発明の第2の実施例による高速酸洗装置の全体の
正面断面図であり、第9図は第8図のIX−IX線断面図で
あり、図中のVIII−VIII線が第8図の断面線を示してお
り、第10図はこの実施例の堰部材の作用を示す要部の拡
大図である。 符号の説明 (第1図〜第7図) 1……薄板 4……酸液 5……酸洗タンク 5A,5B,5C……第1、第2および第3酸洗槽(複数の室) 6〜11……通路ガイド 16,17……支柱(仕切り手段) 19,20……堰構造(仕切り手段) 21……パイプ(酸液供給手段) 24,25,26……液面 27……パイプ(酸液排出手段) 30;36;30A……堰部材(第1の手段) 30a;36a……角部 31;31A……排水孔 32;32A……給水孔 33……伴流 (第8図〜第10図) 51……薄板 53……酸液 54……酸洗タンク 64,67……堰部材(第1の手段) 64a,67a……角部 65,68……格子部材(第2の手段) 70……伴流

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に発
    生している酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗装置に
    おいて、 薄板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流を薄板のほぼ
    全幅に亘って遮る少なくとも一つの堰部材を設置したこ
    とを特徴とする高速酸洗装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高速酸洗装置において、前
    記堰部材は、各々、前記酸液の伴流を遮る側に、前記薄
    板に近接して位置し前記伴流を剥ぎ取る角部を有し、該
    各部を概ね90゜以下とすることを特徴とする高速酸洗装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の高速酸洗装置において、前
    記堰部材は、各々、前記薄板の側の断面形状が矩形であ
    ることを特徴とする高速酸洗装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の高速酸洗装置において、前
    記堰部材は、各々、断面形状が台形状であることを特徴
    とする高速酸洗装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の高速酸洗装置において、前
    記堰部材を前記薄板の両面の各々に複数個近接して設置
    し、かつ一方の表面に対する複数の堰部材と他方の表面
    に対する複数の堰部材とを前記薄板の進行方向に千鳥に
    配置したことを特徴とする高速酸洗装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の高速酸洗装置において、前
    記堰部材に交差し、これら堰部材に沿って流れる酸液の
    横方向の流動を抑制する格子部材をさらに設置したこと
    を特徴とする高速酸洗装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の高速酸洗装置において、前
    記堰部材を、各々、長さ方向中央部が前記薄板の進行方
    向に突出する形状に形成したことを特徴とする高速酸洗
    装置。
  8. 【請求項8】薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に発
    生している酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗装置に
    おいて、 前記薄板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流を、前記
    薄板の進行方向の複数の箇所で前記薄板のほぼ全幅に亘
    って遮り、酸液を薄板の表面から剥ぎ取ると共に、その
    直後の下流側で、前記薄板の進行に伴ってその表面に新
    たな酸液が吸入されることを可能とする第1の手段を設
    置したことを特徴とする高速酸洗装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の高速酸洗装置において、前
    記第1の手段は、前記薄板の進行方向に所定の間隔でそ
    の進行方向に交差して設置された複数の堰部材を含むこ
    とを特徴とする高速酸洗装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の高速酸洗装置において、
    前記第1の手段により遮られた酸液が横方向に流れるの
    を抑制する第2の手段をさらに設置したことを特徴とす
    る高速酸洗装置。
  11. 【請求項11】薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に
    発生している酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗装置
    において、 前記酸液を収容するタンクと、 各々前記薄板が通過する開口を有しかつ前記薄板の進行
    方向下流に行くにしたがって高さが高くなる、前記タン
    クを複数の室に区画する複数の仕切り手段と、 前記複数の室のうち前記薄板の進行方向下流側の室に接
    続され、その室に酸液を供給する手段と、 前記複数の室のうち前記薄板の進行方向上流側の室に接
    続され、その室から酸液を排出する手段と を有することを特徴とする高速酸洗装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の高速酸洗装置において、
    前記複数の室の少なくとも1つに、前記薄板の進行方向
    に所定の間隔でその薄板の表面に近接し、薄板の表面に
    沿って流れる前記酸液の伴流を遮る複数の堰部材を設置
    したことを特徴とする高速酸洗装置。
  13. 【請求項13】薄板を酸液中に進行させ、薄板の表面に
    発生している酸化スケールを酸洗除去する高速酸洗方法
    において、 前記薄板の表面に近接して堰部材を設置し、この堰部材
    の入側で前記薄板の表面に沿って流れる前記酸液の伴流
    を遮って剥ぎ取り、その酸液を薄板から離反方向に転向
    させ、前記堰部材の出側で前記薄板の進行に沿ってその
    表面に新たな酸液を吸入することを特徴とする高速酸洗
    方法。
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