JP3012189B2 - 流水式洗浄装置 - Google Patents

流水式洗浄装置

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JP3012189B2
JP3012189B2 JP8040580A JP4058096A JP3012189B2 JP 3012189 B2 JP3012189 B2 JP 3012189B2 JP 8040580 A JP8040580 A JP 8040580A JP 4058096 A JP4058096 A JP 4058096A JP 3012189 B2 JP3012189 B2 JP 3012189B2
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや磁
気ディスク基板、あるいはその他の電子部品、光学部
品、又は精密機械部品のような、高精度の清浄度を必要
とするワークを精密洗浄するための流水式洗浄装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一様な流れの洗浄液中にワークを浸漬さ
せて洗浄する流水式洗浄装置は、例えば実開昭61−1
30389号公報や実開昭64−63086号公報等に
開示されているように、従来より各種のものが知られて
いる。この種の洗浄装置においては、ワークから剥離し
た汚染物質が洗浄液の乱流に乗って該ワークに再付着す
るのを防止するため、一般に、多孔状の整流板を流路内
に設置し、この整流板を通すことによって洗浄液の流れ
を乱れのない一様な流れ(層流)になるように整流して
いる。
【0003】ところが、従来の洗浄装置においては、上
記整流板を設置する場合、流路の内壁に溝や段部を有す
る取付部を形成し、この取付部に整流板の端部を嵌合や
螺子止め等の手段で固定していたため、該取付部が洗浄
液の流れを乱して乱流を発生させる原因となり、洗浄液
の一様な流れを得ることが困難であった。しかも、上記
整流板は金属板に多数の通水孔を開けたものであるが、
その周囲には、洗浄槽へ取り付けるための取付代とする
ために通水孔のない無孔部分が一定幅で形成されてお
り、この無孔部分が洗浄液の流れを乱して乱流を発生さ
せる原因にもなっていた。従って、上記のような整流板
を洗浄槽内に設置するに当っては、乱流が発生しない取
付構造とすることが必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な技術的
課題は、洗浄槽の構造や整流板の取付構造等に起因する
乱流の発生を防止して、洗浄液の一様な流れを確実に得
ることができる流水式洗浄装置を提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、整流板の交換や清掃などを
簡単に行うことができる、保守・管理が容易な流水式洗
浄装置を得ることにある。本発明の更に他の技術的課題
は、ワークから剥離した汚染物質が洗浄槽に付着しにく
い流水式洗浄装置を得ることにある。本発明の更に他の
技術的課題は、簡単な手段によって洗浄液の流速を調節
することができる流水式洗浄装置を得ることにある。本
発明の更に他の技術的課題は、洗浄液を循環的に再使用
することにより洗浄液の消費量を減らした、経済的効果
の高い流水式洗浄装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の流水式洗浄装置は、洗浄液を供給するため
の給液部と、洗浄液を排出するための排液部と、これら
の給液部と排液部との間に位置する、給液部から排液部
へ流れる洗浄液中にワークを浸漬して洗浄するための洗
浄部とを備え、上記給液部及び排液部のうち少なくとも
給液部が、横幅を洗浄部の横幅より広く形成されると共
に底部を洗浄部の底部より低く形成された整流手段用取
付部を有する洗浄槽;多孔状をした複数の整流板を有し
ていて、これらの整流板を一つの保持枠に保持させる
とによりユニット化され、上記給液部の整流手段用取付
部内に、洗浄部との間の段部の部分に上記保持枠を位置
させることにより、整流板の穿孔部のみを洗浄部に臨ま
せた状態で着脱自在に配設された給液側整流手段;上記
給液部内に整流手段よりも上流側に配設された、該給液
部内に洗浄液を供給するための給液手段;上記排液部に
配設された、多孔状の整流板からなる排液側整流手段;
を有することを特徴とするものである。
【0006】上記構成を有する本発明の流水式洗浄装置
によれば、給液部における整流手段用取付部の横幅を洗
浄部の横幅より広く形成すると共に、底部を洗浄部の底
部より低く形成し、給液側整流手段の保持枠を洗浄部と
の間の段部の部分に位置させて、整流板の穿孔部のみを
洗浄部に臨ませるようにしているため、上記保持枠や整
流板の周囲の無孔部分等によって洗浄液の流れが乱され
ることがなく、層流化された一様な洗浄液の流れを確実
に得ることができる。また、上記給液側整流手段が、複
数の整流板を一つの保持枠に保持させることによりユニ
ット化されているため、その着脱や、各整流板の交換、
清掃などを簡単に行うことができ、保守、管理が容易で
ある。
【0007】本発明においては、上記洗浄槽における少
なくとも洗浄部を、内壁面に継ぎ目が形成されないよう
に合成樹脂で一体に成型することが望ましく、これによ
り、突起状をした継ぎ目の部分にワークから剥離した汚
染物質等が付着して残留したり、該継ぎ目によって洗浄
液の流れが乱されるのが防止される。
【0008】本発明においてはまた、上記洗浄槽におけ
る排液部が、給液部と同様に、横幅を洗浄部の横幅より
広く形成されると共に底部を洗浄部の底部より低く形成
された整流手段用取付部を有していて、該取付部に、
液側整流手段における整流板が、穿孔部のみを洗浄部に
臨ませた状態で配設されていることが好ましく、これに
より、該排液部側においても整流板の取り付けによる洗
浄液の乱れが確実に防止されるため、整流効果が一層向
上することになる。ることにより穿孔部のみを洗浄部に
臨ませた状態で配設されていることが好ましく、これに
より、該排液部側においても整流板の取り付けによる洗
浄液の乱れが確実に防止されるため、整流効果が一層向
上することになる。
【0009】本発明の一つの好ましい具体的な構成態様
によれば、上記排液部側の整流手段が、通水孔の孔数、
孔径、孔ピッチを同じにした2枚の多孔状の整流板を有
していて、これらの整流板を相対的に変移自在なるよう
に重設することによって通水孔の開口面積が調節自在と
なっており、これによって、洗浄液の流速を調節するこ
とができる。
【0010】本発明の他の具体的な構成態様によれば、
上記洗浄槽が、ワークを洗浄液内において下流側から上
流側に向けて向流的に搬送可能な搬送手段を有してい
る。このようにワークを向流的に移動させることによ
り、洗浄液の流速を相対的に速めることができ、この結
果、少ない洗浄液によって効率良く洗浄を行うことがで
きる。
【0011】本発明の更に他の具体的な構成態様によれ
ば、上記給液部と排液部との間に洗浄液を循環的に再使
用するための循環機構を有し、該循環機構が、排液部か
ら排出された洗浄液を受けるためのリザーバタンクと、
該リザーバタンク内の洗浄液を給液部に圧送するための
ポンプと、該洗浄液を浄化するためのフィルタとを有し
ている。この循環機構に付設により、洗浄液の消費量を
少なくして経済性を高めることができる。ワークの洗浄
効果を高めるため、上記洗浄部には、超音波を照射する
ための超音波照射手段を設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る流水式洗浄装
置の一実施例について図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1及び図2に示す実施例の流水式洗浄装置は、洗
浄槽内をゆっくりした流速(例えば10〜20mm/s
ec程度)で横向きに流れる洗浄液中にワークを浸漬し
て洗浄するもので、横流式の洗浄槽1を有している。上
記洗浄槽1は、純水又は超純水あるいは化学的な処理液
等からなる洗浄液を供給するための給液部2と、洗浄液
を排出するための排液部4と、これらの給液部2と排液
部4との間に位置する洗浄部3とを有しており、この洗
浄部3を給液部2から排液部4へ向かって流れる洗浄液
5中にワーク6を浸漬して洗浄するものである。
【0013】上記給液部2及び排液部4は、それらの横
幅W2及びW4がそれぞれ洗浄部3の横幅W3より広く形成さ
れると共に、底部2a,4aがそれぞれ洗浄部3の底部
3aより低く形成され、一方洗浄部3は、一定の横幅及
び深さを有するように形成されている。上記給液部2及
び排液部4の一部には、洗浄部3に隣接するように整流
手段用取付部2b,4bが形成され、これらの取付部2
b,4bに、洗浄液5の流れを一様なものに整流するた
めの整流手段7及び8がそれぞれ配設されている。ま
た、上記給液部2内には、洗浄液5を供給するための給
液手段9が上記整流手段7の上流側に配設されている。
【0014】上記洗浄槽1は、洗浄液5の円滑な流れが
得られるように、平滑な表面を持ったステンレス等の金
属素材や、塩化ビニール等の合成樹脂素材によって形成
するのが好ましく、より好ましくは、合成樹脂によって
全体を一体に成型することである。このように合成樹脂
で全体を一体成型すると、洗浄液5が流れる部分、特に
洗浄部3に突起状の継ぎ目が形成されないため、この継
ぎ目の部分にワーク6から剥離した汚染物質が付着して
残留したり、該継ぎ目によって洗浄液5の流れが乱され
るといった不都合が生じない。また、継ぎ目からの発塵
も生じない。なお、上記洗浄槽1を合成樹脂で成形する
場合、該洗浄槽1の大きさや細部の形状等によっては全
体を一体成型することが難しいが、そのような場合に
は、少なくとも洗浄部3を流路に継ぎ目が形成されない
ように一体成型し、これに別成型した給液部2と排液部
4とを接合しても良い。
【0015】上記給液側の整流手段7は、図3及び図4
からも分るように、多孔状をした複数(図示の例では3
枚)の整流板11,12,13を有し、これらの整流板
を矩形状をした一つの保持枠14に所要の間隔で着脱自
在に保持させることによりユニット化され、上記給液部
における整流手段用取付部2b内に、該給液部2と洗
浄部3との間の段部15の部分に保持枠14を位置させ
て、整流板11,12,13の穿孔部のみを洗浄部3に
臨ませた状態で着脱自在に配設されている。
【0016】上記給液側整流手段7における各整流板1
1,12,13は、互いに同一構造であっても良いが、
この実施例では相互に異なる構造をしている。即ち、最
も上流側に位置する第1の整流板11とその下流に位置
する第2の整流板12とが、複数の通水孔11a,12
aを穿設した金属製の穿孔プレートにより形成され、最
も下流側に位置する第3の整流板13が、ナイロンやポ
リエステル、あるいはその他の合成繊維からなる比較的
目の粗い不織布状の繊維プレートで形成されている。
【0017】上記第1の整流板11と第2の整流板12
とは、図5及び図6に示すように、同一形状及び同一大
きさの通水孔11aと12aとを、第1の整流板11に
おいては大きい間隔で粗に穿設し、第2の整流板12に
おいては小さい間隔で密に穿設することにより、第1の
整流板11の総通水孔面積が第2の整流板12の総通水
孔面積より小さくなるように形成されている。上記第1
及び第2の整流板12の通水孔11a,12aの形状は
任意であり、図示したような横長の長孔であっても、縦
長の長孔であっても良く、円形又は多角形状のものであ
っても良い。あるいは形の異なる通水孔を混在させるこ
ともできる。通水孔を長孔とする場合には、2つの整流
板で通水孔を縦横異なる向きに形成することもできる。
【0018】また、第3の整流板13を構成する繊維プ
レートとしては、洗浄液5に対する耐性を有し且つ発塵
しないものであればどのようなものでも良く、例えばビ
ルや工場等の空調用フィルターとして市販されているも
のを好適に使用することができる。このような繊維プレ
ートからなる第3の整流板13においては、複数の通水
孔が間隔をおいてストレートに開口している上記第1及
び第2の整流板とは違い、絡み合った細い繊維の間に通
水孔が複雑に連なった状態で密に開口しているため、透
過した洗浄液5が拡散しにくく、一様な流れとなって流
出する。特に、このような繊維製の整流板13を穿孔プ
レートからなる上記第1及び第2の整流板11,12と
組み合わせて使用し、これら第1及び第2の整流板1
1,12で洗浄液5の流速を十分減殺したあと該整流板
13を透過させた場合に、最も良好な整流効果が得られ
ることが多くの実験により確かめられている。
【0019】かくして上記給液側整流手段7において
は、給液手段9から供給された洗浄液5が第1及び第2
の整流板11,12を順次通過することにより、その流
速を次第に減殺されると共に乱流を矯正され、全液深に
ついてほぼ均一な流れに整流された後、繊維プレートか
らなる第3の整流板13を通過することにより更に整流
され、層流状をした一様な流れとなって洗浄部3に送り
出される。
【0020】また、上記保持枠14と整流板11,12
の周囲の無孔部分とを、給液部2と洗浄部3との間の段
部15の部分に位置させ、該整流板11,12の穿孔部
のみを洗浄部3に臨ませているため、上記保持枠14及
び無孔部分によって洗浄液5の流れが全く乱されること
がなく、洗浄液5の一様な流れを確実に得ることができ
る。しかも、ユニット化された上記整流手段7の給液部
2からの着脱や、各整流板毎の交換、洗浄槽1や整流手
段7の清掃などを簡単に行うことができるため、保守、
管理も非常に容易である。
【0021】一方、排液側の整流手段8は、複数の通水
孔18a,19aをそれぞれ穿設した金属製の穿孔プレ
ートからなる第1及び第2の2枚の整流板18,19を
備えている。これらの整流板18,19は、通水孔18
a,19aの孔数、孔径、孔ピッチを互いに同じにし
て、第1の整流板18を排液部4と洗浄部3との間の段
部21の部分に固定的に取り付けると共に、第2の整流
板19を該第1の整流板18に上下摺動自在なるように
重ねて配設したもので、該第2の整流板19を上下に摺
動させて通水孔18a,19aの重なり具合を調節する
ことにより、それらの開口面積を変化させて洗浄液5の
流速を調節できるようにしている。上記整流板18,1
9の通水孔18a,19aの形状は任意であって、円形
や楕円形、又は矩形、あるいは矩形以外の多角形など、
所望の形状とすることができる。
【0022】上記2枚の整流板18,19は、第1の整
流板18の高さを第2の整流板19よりやや高くして、
洗浄液5の一部がこれらの整流板をオーバーフローする
ように配設されており、第1の整流板18の上縁には、
図7に示すように、V字形をした流水用の切欠き18b
が一定間隔で複数切設され、これらの切欠き18bによ
って、オーバーフローする洗浄液5の上層の流れを安定
化させている。上記2枚の整流板18,19は、給液側
整流手段7の場合と同様に、適宜の保持枠20に保持さ
せ、該保持枠20を上記段部21の部分に位置させて、
穿孔部のみを洗浄部3に臨ませた状態で配設することが
できる。この結果、上記保持枠20及び整流板18,1
9の周囲の無孔部分によって洗浄液5の流れが乱されな
いため、排液側においても整流板18,19の取付機構
による洗浄液5の乱れが確実に防止され、整流効果が一
層向上することになる。
【0023】なお、上記排液側整流手段8における2枚
の整流板18,19には、それらの下端の両側端部に切
欠き22を設けておくことが望ましく、これにより、上
層部に比べて流速が遅くなり易い洗浄液5の下層部の流
速を上層部や中層部に合せて速めることができると共
に、ワーク6から剥離した汚染物質のうち比較的比重の
大きいものをこの切欠き22を通じて流出させることが
できる。
【0024】また、給液部2に設けられた上記給液手段
9は、図示しない洗浄液源に通じる導管25の下端に水
平に取り付けられた吐出管26を有していて、該吐出管
26の側面に上記整流手段7側とは半体の側に向けて形
成された複数の吐出口26aを通じて洗浄液5を吐出す
るもので、上記吐出管26は、吐出口26aが洗浄液5
の液面とほぼ同じ高さを占めるように配設されている。
しかし、給液手段9は上記の構成に限定されない。
【0025】更に、上記洗浄槽1における洗浄部3に
は、ワーク6を洗浄液5内において下流側から上流側に
向けて向流的に搬送可能な搬送手段28と、洗浄効果を
高めるための少なくとも一つの超音波照射手段29とが
設けられている。上記搬送手段28は、洗浄部3の両側
壁に一定間隔をおいて回転自在に取り付けられた複数の
搬送ローラ31を有していて、これらのローラ31を図
示しない電動モータで回転させることにより、ワーク6
を水平に支持した状態で搬送するようにしたものであ
る。しかし、搬送手段28はこのような構成のものに限
定されない。また、ワーク6を鉛直且つ洗浄液5の流れ
と平行に支持して搬送するように構成することもでき
る。
【0026】上記のような搬送手段28でワーク6を洗
浄液5に対して向流的に移動させることにより、洗浄液
5の実際の流速は速めることなく、ワーク6との間の相
対的な流速を速めることができ、この結果、少ない洗浄
液によって効率良く洗浄を行うことができる。特に、こ
のような搬送手段28を設けて洗浄液の使用量を減らす
ことは、洗浄液5として高価な純水や超純水を使用する
場合に有効である。また、高価な洗浄液の消費量を減ら
して一層経済性を高めるため、上記給液部2と排液部4
との間には、洗浄液5を循環的に再使用するための循環
機構33を設けることができる。この循環機構33は、
排液部4から排出された洗浄液5を受けるためのリザー
バタンク34と、該リザーバタンク34内の洗浄液5を
給液部2に圧送するためのポンプ35と、該洗浄液5を
浄化するためのフィルタ36とを有するものとして構成
することが望ましい。
【0027】上記構成を有する洗浄装置において、給液
手段9の吐出杆26から給液部2に供給された洗浄液5
は、給液側整流手段7における第1、第2及び第3の整
流板11,12,13を次々に通過する間に整流され、
一様な流れとなって洗浄部3を排液部4に向かって流れ
ていき、排液側整流手段8における第1及び第2の整流
板18,19を通過すると共に、一部がこれらの整流板
をオーバーフローして排液部4に流入し、外部に排出さ
れる。上記循環機構33が設けられている場合には、洗
浄液5が濾過により清浄化され、循環的に再使用され
る。
【0028】被洗浄物であるワーク6が図示しないロー
ディング手段により洗浄部3の下流端において搬送ロー
ラ31上に置かれると、該ワーク6は、各搬送ローラ3
1により上流側に向かって向流的に搬送され、その間に
洗浄液5により洗浄されたあと、上流端において図示し
ないアンローディング手段により取り出される。上記ワ
ーク6から剥離した汚染物質は、洗浄液5の流れに乗っ
て確実にワーク6から離れ、該ワーク6に再付着するこ
となく排液部4から排出される。
【0029】
【発明の効果】このように本発明の流水式洗浄装置によ
れば、少なくとも給液部の横幅を洗浄部の横幅より広く
すると共に、給液部の底部を洗浄部の底部より低くし、
給液側整流手段における整流板の保持枠を上記給液部と
洗浄部との間の段部の部分に位置させて、整流板の穿孔
部のみを洗浄部に臨ませるようにしたので、上記保持枠
や整流板の周囲の無孔部分等によって洗浄液の流れが乱
されることがなく、洗浄液を一様な流れに確実に整流す
ることができる。また、上記給液側整流手段を、複数の
整流板を一つの保持枠に着脱自在に保持させることによ
りユニット化しているため、その着脱や、各整流板の交
換、清掃などを簡単に行うことができ、このため保守、
管理が容易である。しかも、複数の整流板によって整流
を多段階に行うことにより、洗浄液の流れを層流状をし
た一様な流れに確実に整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】図1の部分破断平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】給液側整流手段における第1の整流板の正面図
である。
【図6】給液側整流手段における第2の整流板の正面図
である。
【図7】排液側整流手段における第1の整流板の正面図
である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 給液部 3 洗浄部 4 排液部 2a,3a,4a 底部 5 洗浄液 6 ワーク 7,8 整流手段 9 給液手段 14 保持枠 11,12,13,18,19 整流板 11a,12a,18a,19a 通水孔 15,21 段部 28 搬送手段 29 超音波照射手段 33 循環機構 34 リザーバタンク 35 ポンプ 36 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−63086(JP,A) 特開 平1−210091(JP,A) 特開 平6−106011(JP,A) 実開 昭61−130389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/00 - 3/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄液を供給するための給液部と、洗浄液
    を排出するための排液部と、これらの給液部と排液部と
    の間に位置する、給液部から排液部へ流れる洗浄液中に
    ワークを浸漬して洗浄するための洗浄部とを備え、上記
    給液部及び排液部のうち少なくとも給液部が、横幅を洗
    浄部の横幅より広く形成されると共に底部を洗浄部の底
    部より低く形成された整流手段用取付部を有する洗浄
    槽; 多孔状をした複数の整流板を有していて、これらの整流
    板を一つの保持枠に保持させることによりユニット化さ
    れ、上記給液部の整流手段用取付部内に、洗浄部との間
    の段部の部分に上記保持枠を位置させることにより、整
    流板の穿孔部のみを洗浄部に臨ませた状態で着脱自在に
    配設された給液側整流手段; 上記給液部内に整流手段よりも上流側に配設された、該
    給液部内に洗浄液を供給するための給液手段; 上記排液部に配設された、多孔状の整流板からなる排液
    側整流手段; を有することを特徴とする流水式洗浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の流水式洗浄装置におい
    て、上記洗浄槽における少なくとも洗浄部が、全体とし
    て合成樹脂で一体に成型されているもの。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の流水式洗浄装置に
    おいて、上記洗浄槽における排液部が、横幅を洗浄部の
    横幅より広く形成されると共に底部を洗浄部の底部より
    低く形成された整流手段用取付部を有し、該取付部に、
    排液側整流手段における整流板が、穿孔部のみを洗浄部
    に臨ませた状態で配設されているもの。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の流水式洗
    浄装置において、上記排液部側の整流手段が、通水孔の
    孔数、孔径、孔ピッチを同じにした2枚の多孔状の整流
    板を有していて、これらの整流板を相対的に変移自在な
    るように重設することによって通水孔の開口面積を調節
    自在としたもの。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の流水式洗
    浄装置において、上記洗浄槽が、ワークを洗浄液内にお
    いて下流側から上流側に向けて向流的に搬送可能な搬送
    手段を有するもの。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れかに記載の流水式洗
    浄装置において、上記給液部と排液部との間に洗浄液を
    循環的に再使用するための循環機構を有し、該循環機構
    が、排液部から排出された洗浄液を受けるためのリザー
    バタンクと、該リザーバタンク内の洗浄液を給液部に圧
    送するためのポンプと、該洗浄液を浄化するためのフィ
    ルタとを有するもの。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6の何れかに記載の流水式洗
    浄装置において、上記洗浄部に、超音波を照射するため
    の超音波照射手段を有するもの。
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