JP2006255707A - 膜ろ過装置及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】膜面の全体を洗浄することができ、良好な運転を長期間継続して行うことができるようにする。
【解決手段】処理槽31と、処理槽31に浸漬され、平膜状の膜エレメントを積層することによって形成された膜ユニット50と、膜ユニット50の底部に配設された筒状のスカート部71と、スカート部71の下方に配設され、気体を噴射するばっ気装置61と、膜エレメントの積層方向に配設され、スカート部71内に区画室74〜76を形成し、気泡が区画室74〜76間で連通して流れることがないように、上端を膜ユニット50の底部に密接させて配設された仕切り72、73とを有する。ばっ気装置61によって噴射された気体が気泡になり、気泡が、区画室74〜76に供給され、区画室74〜76内を上昇するので、各膜間に進入したときの気泡の上昇力を大きくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、膜ろ過装置及びその運転方法に関するものである。
従来、廃水処理、水中の有価物回収処理等においては、多くの場合、固液分離が行われ、その手法の一つとして精密ろ過膜、限外ろ過膜等の複数の膜エレメントによって形成された膜ユニットを使用する膜ろ過装置が提供されている。この場合、前記膜エレメントにおいて、被処理水側に圧力を加えたり、処理水側に吸引力を発生させたりすることによって処理水が透過させられ、処理水だけが膜を透過する。
ところが、前記膜エレメントにおいては、膜の表面、すなわち、膜面に懸濁物質等の固形物が付着すると、膜を構成する素材自身の抵抗以外にろ過抵抗が発生し、増大して膜エレメントの透過性能を低下させてしまう。そして、定量ろ過方式の場合は、被処理水側の圧力と処理水側の圧力との差、すなわち、ろ過差圧が大きくなり、ろ過に要するエネルギーが増大する。また、定圧ろ過方式の場合は、透過水量、すなわち、処理水の量が減少する。そこで、前記膜面の流速を大きくしたり、スポンジボール、担体等による洗浄を行ったりして、膜面への固形物の付着を極力少なくするようにした膜ろ過装置も提供されている。
そして、水中に膜ユニットを浸漬してろ過を行う浸漬型の膜ろ過装置においては、膜エレメントの下方にばっ気装置を配設し、該ばっ気装置によって空気を噴射してばっ気を行い、エアリフト作用によって膜面に剪断力を加え、膜面を気液混合流によって洗浄するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記ばっ気装置によって噴射された空気を各膜間に均一に、かつ、効率的に供給するために、上端及び下端が開放された包囲体内に膜ユニットを配設し、前記包囲体内の下部にばっ気装置を配設(例えば、特許文献2参照。)したり、上端及び下端が開放された包囲体内に膜ユニットを配設し、前記包囲体内の下部にばっ気装置を配設し、かつ、膜ユニットとばっ気装置との間に整流手段を配設(例えば、特許文献3参照。)したり、膜ユニットの下端にスカート部を配設(例えば、特許文献4参照。)したりした装置が提供されている。
特公平4−70958号公報 特公平7−20592号公報 特開平8−281080号公報 特開平8−281083号公報
しかしながら、前記従来の浸漬型の膜ろ過装置においては、前記ばっ気装置によって噴射された空気を各膜間に均一に供給することはできるが、膜間を上昇するのに伴って気泡が徐々に膜面の中央側を流れるようになってしまう。
図2は従来の浸漬型の膜ろ過装置の概念図である。
図において、10はラインL1を介して供給された被処理水を収容する処理槽、11は膜エレメント、12は膜、13はフレームであり、該フレーム13の上端に集水ノズル14が取り付けられ、該集水ノズル14に処理水を排出するためのラインL2が接続される。そして、該ラインL2に、吸引力を加えるためにポンプPが配設される。なお、前記膜エレメント11は、複数個隣接させ、積層して配設され、膜ユニットを構成する。
また、膜面を洗浄するために、前記膜ユニットの下方にばっ気装置15が配設され、該ばっ気装置15は図示されない空気供給源にラインL3を介して接続される。そして、前記ばっ気装置15によって噴射された空気が、多数の気泡16になって膜エレメント11の下端S1の全体に均一に供給され、膜間を被処理水と共に流れて上昇させられる。なお、前記膜ユニットとばっ気装置15との間には、該ばっ気装置15によって噴射された空気を上方に案内するためのスカート部17が配設される。
ところで、前記膜エレメント11が処理槽10内において所定の長さにわたって延びるので、各膜12間を上昇しようとする気泡16に対して膜エレメント11の両側縁部のフレーム13、その近傍の被処理水等が抵抗になる。したがって、前記気泡16は、各膜間を上昇するのに伴って、徐々に膜面の中央側に移動し、膜エレメント11の上端S2の前記両側縁部においては、気泡16の量が低下する。すなわち、前記気泡16は、台形状の領域AR1において多く流れ、三角形状の領域AR2、AR3において相対的に少なくなる。その結果、領域AR1においては、気泡16によって汚泥が除去されるが、領域AR2、AR3においては、洗浄効果が低下するので汚泥が付着しやすくなり、最終的に、膜面の全体を洗浄することができなくなる。そして、各膜面間が汚泥、SS、コロイド等によって閉塞し、良好な運転を長期間継続して行うことができなくなってしまう。
本発明は、前記従来の膜ろ過装置の問題点を解決して、膜面の全体を洗浄することができ、良好な運転を長期間継続して行うことができる膜ろ過装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の膜ろ過装置においては、処理槽と、該処理槽に浸漬され、平膜状の膜エレメントを積層することによって形成された膜ユニットと、該膜ユニットの底部に配設された筒状のスカート部と、該スカート部の下方に配設され、気体を噴射するばっ気装置と、前記膜エレメントの積層方向に配設され、前記スカート部内に区画室を形成し、気泡が区画室間で連通して流れることがないように、上端を前記膜ユニットの底部に密接させて配設された仕切りとを有する。
本発明によれば、膜ろ過装置においては、処理槽と、該処理槽に浸漬され、平膜状の膜エレメントを積層することによって形成された膜ユニットと、該膜ユニットの底部に配設された筒状のスカート部と、該スカート部の下方に配設され、気体を噴射するばっ気装置と、前記膜エレメントの積層方向に配設され、前記スカート部内に区画室を形成し、気泡が区画室間で連通して流れることがないように、上端を前記膜ユニットの底部に密接させて配設された仕切りとを有する。
この場合、ばっ気装置によって噴射された気体が気泡になり、該気泡が、区画室に供給され、区画室内を上昇する。このとき、仕切りは、上端を前記膜ユニットの底部に密接させて配設されるので、各膜間を上昇するのに伴って気泡が徐々に膜面の中央側に移動するのを防止することができる。
したがって、膜面の全体を洗浄することができ、各膜面間が汚泥、SS、コロイド等によって閉塞することがなくなるので、ろ過抵抗が大きくなることがなく、良好な運転を長期間継続して行うことができる。
しかも、ろ過に必要な動力を小さくすることができ、人手による定期的な洗浄、薬品による洗浄等の頻度を低くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の概念図、図3は本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態における膜ユニットの斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における膜エレメントの要部斜視図である。
図において、31はラインL1を介して供給された被処理水を収容する処理槽、50は該処理槽31中の被処理水に浸漬された膜ユニットであり、該膜ユニット50は、膜面52が垂直方向に延びるように所定の間隔を置いて配設された複数の平膜状の膜エレメント51を積層することによって形成される。なお、前記膜52間の間隔は通常5〜15〔mm〕程度にされる。
前記膜エレメント51は、例えば、精密ろ過膜、限外ろ過膜等の膜から成り、周縁に中空のフレーム51aを備え、該フレーム51aに膜を透過した後の処理水が集められるようになっている。なお、各膜面52にはスペーサ51cが配設される。
そして、前記フレーム51aの上端は集水ノズル51bを介してラインL2に接続されるとともに、該ラインL2にポンプP1が配設され、図示されない制御装置によって前記ポンプP1を駆動することにより、前記膜エレメント51内に負圧が発生させられ、処理水が吸引される。この場合、前記制御装置によってポンプP1の回転数を調整することにより、吸引される処理水の量を調整し、透過流束を変更することができる。
前記構成の膜ろ過装置において、被処理水をラインL1を介して供給し、前記ポンプP1を駆動すると、被処理水中の処理水だけが吸引され、前記膜エレメント51の膜を透過させられる。このとき、前記膜面52に懸濁物質等の図示されない固形物が付着すると、膜を構成する素材自身の抵抗のほかにろ過抵抗が発生し、増大してろ過差圧が大きくなり、膜エレメント51の透過性能を低下させてしまう。
そこで、膜面52を気液混合流によって掃流し、洗浄することにより、膜面52への固形物の付着を極力少なくするようにしている。
そのために、前記膜ユニット50の下方にばっ気装置61が配設され、該ばっ気装置61は図示されない空気供給源にラインL3を介して接続される。そして、前記ラインL3に調整弁63が配設され、前記制御装置によって、例えば、調整弁63の開度を変更し、ばっ気装置61によって噴射される気体としての空気の量を調整し、膜面流速を変更することができる。本実施の形態においては、膜間における空気の供給量は0.05〜3〔m/min〕程度にされる。
したがって、膜エレメント51によって被処理水がろ過される間にばっ気装置61によって空気を噴射すると、該空気が多数の気泡16になって膜エレメント51の下端S1の全体に均一に供給され、各膜間を被処理水と共に上昇させられる。その結果、エアリフト作用によって膜面52に剪断力が加えられ、該膜面52を洗浄することができる。その後、気泡16は処理槽31の上端から大気中に放出され、被処理水は処理槽31の周縁部を下降して還流させられる。
ところで、前記膜エレメント51が処理槽31内において所定の長さにわたって延びるので、各膜間を被処理水とともに流れて上昇しようとする気泡16に対して膜エレメント51の両側縁部のフレーム51a、その近傍の被処理水等が抵抗になる。したがって、前記気泡16は、各膜間を上昇するのに伴って、徐々に膜面52の中央側に移動しようとする。
そこで、前記膜ユニット50とばっ気装置61との間に、該ばっ気装置61によって噴射された空気を上方に案内するとともに、整流するための四角筒状のスカート部71が配設される。該スカート部71は、前記膜ユニット50の下側の投影面の外周部分のわずかに内側に配設され、上端及び下端が開放される。
また、前記スカート部71によって形成された空間内には、膜ユニット50の幅方向における両側の2箇所に長手方向、すなわち、膜エレメント51の積層方向に仕切り72、73が配設される。該仕切り72、73は、前記スカート部71の側壁71a、71bと平行になるように延在させられ、前記側壁71a、71bと仕切り72、73との間にそれぞれ区画室74、75を、仕切り72、73間に区画室76をそれぞれ形成する。なお、79は架台である。また、前記スカート部71及び仕切り72、73によって区画ユニットが構成される。
この場合、必要に応じて仕切りの数を多くし、区画室の数を多くすることもできるが、区画室が多くなると膜ろ過装置の構造が複雑になる。また、被処理水と空気との混合性及び流動性を良好に保つために、各仕切りは、膜ユニット50の中心に対して対称に配設するのが好ましい。
そして、前記スカート部71と仕切り72、73との間隔は、膜エレメント51及び膜ユニット50の寸法に対応させて決定され、例えば、幅が1〔m〕程度の膜ユニット50においては、1〜10〔cm〕程度にされる。
また、区画室74にラインL4を介して、区画室75にラインL5を介してそれぞれ図示されない空気供給源が接続され、各区画室74、75にそれぞれ独立して空気を供給することができるようになっている。そして、前記ラインL4、L5にそれぞれ調整弁77、78が配設され、前記制御装置によって、例えば、調整弁77、78の開度を変更し、各区画室74、75に供給される空気の量を調整することができる。なお、空気に代えて他の気体を各区画室74、75に供給することもできる。そして、前記ラインL4、L5、調整弁77、78及び空気供給源によって気体供給手段が構成される。
また、前記ラインL4、L5は、ラインL3と独立させて配設することができるが、ラインL3から分岐させて配設することもできる。さらに、前記各区画室74、75の下方又は内部に別の図示されないばっ気装置を配設し、該ばっ気装置にラインL4、L5を接続することもできる。
このように、前記スカート部71によって形成された空間内の周縁部に区画室74、75が、中央部に区画室76がそれぞれ形成されるので、ばっ気装置61によって噴射された空気は、気泡16になって仕切り72、73によって案内されて区画室74〜76内を上昇する。このとき、仕切り72、73は、気泡16が区画室74、75と区画室76との間で連通して流れることがないように、膜ユニット50の底部に密接させて配設されるので、各膜間を上昇するのに伴って気泡16が徐々に膜面52の中央側に移動するのを防止することができる。
また、各区画室74、75に空気が供給されるので、各膜間における膜エレメント51の両側縁部を流れる気泡16の量を多くすることができる。
したがって、膜面52の全体を洗浄することができ、各膜面52間が汚泥、SS、コロイド等によって閉塞することがなくなるので、ろ過抵抗が大きくなることがなく、良好な運転を長期間継続して行うことができる。
しかも、ろ過に必要な動力を小さくすることができ、人手による定期的な洗浄、薬品による洗浄等の頻度を低くすることができる。
なお、この場合、膜ユニット50を図示されない包囲体内に収容する必要がないので、膜ろ過装置の寸法を小さくすることができる。また、膜ろ過装置の構造を簡素化することができる。
次に、前記構成の膜ろ過装置の運転方法の動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第1の態様図、図7は本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第2の態様図、図8は本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第3の態様図、図9は本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第4の態様図である。
この場合、調整弁63、77、78を開放することによって、各区画室74〜76に空気を供給すると、図6に示されるように、気泡16は膜面52の全体を流れ、調整弁63を閉鎖し、調整弁77、78を開放することによって、各区画室74、75だけに空気を供給すると、図7に示されるように、気泡16は主として膜面52の両側縁部を流れ、調整弁63、77を閉鎖し、調整弁78を開放することによって、区画室75だけに空気を供給すると、図8に示されるように、気泡16は主として膜面52一方の側縁部を流れ、調整弁77、78を閉鎖し、調整弁63を開放することによって、各区画室74〜76に空気を供給すると、図9に示されるように、気泡16は主として膜面52の中央を流れる。
したがって、前記各態様を組み合わせることによって、膜面52の任意の箇所を洗浄することができる。
例えば、連続洗浄時においては、調整弁63、77、78が連続的に開放される。また、連続・間欠付加洗浄時においては、調整弁63が連続的に開放され、調整弁77、78が間欠的に開放される。この場合、調整弁77、78を、同時に開閉しても、独立させて開閉してもよい。
そして、定期的間欠洗浄時においては、調整弁63を一時的に閉鎖し、この間、調整弁77、78の少なくとも一方を開放する。この場合、ばっ気装置61からの空気の噴射が一時的に停止させられるので、膜ユニット50の中心部における洗浄が不十分になるので、この操作はなるべく短時間で行う方がよい。例えば、1回当たりの調整弁63の閉鎖時間は5秒〜5分程度とし、1日当たりの実施頻度は1〜1500回程度とする。なお、L3〜L5はライン、P1はポンプである。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図10は本発明の第2の実施の形態における区画ユニットの平面図、図11は本発明の第2の実施の形態における区画ユニットの斜視図である。
この場合、スカート部71によって形成された空間内には、膜ユニット50(図4)の幅方向における両側の2箇所に、膜エレメント51の積層方向に仕切り101、102が配設される。該仕切り101、102は、前記スカート部71の側壁71a、71bと平行になるように延在させられ、側壁71a、71bと仕切り101、102との間に区画室106、107を区画ユニットの中心に対して対称に形成する。
また、仕切り101、102によって形成された空間内には、膜エレメント51の積層方向における両側の2箇所に、膜ユニット50の幅方向に仕切り103、104が配設される。該仕切り103、104は、前記スカート部71の側壁71c、71dと平行になるように延在させられ、側壁71c、71dと仕切り103、104との間に区画室108、109を区画ユニットの中心に対して対称に形成する。
さらに、前記仕切り101〜104の内側に区画室105が形成される。
したがって、膜ユニット50の幅方向における両側縁部だけでなく、膜エレメント51の積層方向における両側縁部において膜面52を十分に洗浄することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図12は本発明の第3の実施の形態における区画ユニットの平面図、図13は本発明の第3の実施の形態における区画ユニットの斜視図である。
この場合、スカート部71によって形成された空間内には、方形の筒状の仕切り111が前記スカート部71の側壁71a〜71dと平行になるように配設される。そして、スカート部71と仕切り111との間に区画室112が区画ユニットの中心に対して対称に形成される。また、仕切り111の内側に区画室113が形成される。
したがって、膜ユニット50(図4)の幅方向における両側縁部だけでなく、膜エレメント51の積層方向における両側縁部において膜面52を十分に洗浄することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
図14は本発明の第4の実施の形態における膜ろ過装置の概念図、図15は本発明の第4の実施の形態における膜ろ過装置の要部斜視図である。
この場合、スカート部71によって形成された空間内には、膜ユニット50の幅方向における両側の2箇所に、膜エレメント51(図4)の積層方向に仕切り172、173が配設される。該仕切り172、173は、前記スカート部71の側壁71a、71bに対して傾斜させて延在させられ、前記側壁71a、71bと仕切り172、173との間にそれぞれ区画室174、175を、仕切り172、173間に区画室176をそれぞれ形成する。
そして、前記仕切り172、173は、下端をスカート部71の中央に向けて傾斜させられるので、前記区画室174、175は下方から上方になるほど狭くなる。したがって、区画室174、175内において気泡16及び被処理水が上昇する速度を高くすることができる。
また、ばっ気装置61によって空気を噴射すると、多くの気泡16が区画室174、175に供給されることになる。したがって、膜面52の両側縁部を気泡16が多く流れるので、膜面52を十分に洗浄することができる。この場合、調整弁77、78を閉鎖することもできる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図16は本発明の第5の実施の形態における膜エレメントの要部斜視図である。
図において、151は中空糸膜又は管状膜を平板状にモジュール化した膜エレメント、151aはフレーム、151bは前記フレーム151aの上端に形成された集水ノズル、152は膜面である。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の概念図である。 従来の浸漬型の膜ろ過装置の概念図である。 本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における膜ユニットの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における膜エレメントの要部斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第1の態様図である。 本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第2の態様図である。 本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第3の態様図である。 本発明の第1の実施の形態における膜ろ過装置の第4の態様図である。 本発明の第2の実施の形態における区画ユニットの平面図である。 本発明の第2の実施の形態における区画ユニットの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における区画ユニットの平面図である。 本発明の第3の実施の形態における区画ユニットの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態における膜ろ過装置の概念図である。 本発明の第4の実施の形態における膜ろ過装置の要部斜視図である。 本発明の第5の実施の形態における膜エレメントの要部斜視図である。
符号の説明
31 処理槽
50 膜ユニット
51、151 膜エレメント
61 ばっ気装置
71 スカート部
72、73、101〜104、111、172、173 仕切り
74〜76、105〜109、112、113、174〜176 区画室
77、78 調整弁
L4、L5 ライン

Claims (5)

  1. (a)処理槽と、
    (b)該処理槽に浸漬され、平膜状の膜エレメントを積層することによって形成された膜ユニットと、
    (c)該膜ユニットの底部に配設された筒状のスカート部と、
    (d)該スカート部の下方に配設され、気体を噴射するばっ気装置と、
    (e)前記膜エレメントの積層方向に配設され、前記スカート部内に区画室を形成し、気泡が区画室間で連通して流れることがないように、上端を前記膜ユニットの底部に密接させて配設された仕切りとを有することを特徴とする膜ろ過装置。
  2. 前記区画室はスカート部との間に形成される請求項1に記載の膜ろ過装置。
  3. 前記区画室に気体を供給する気体供給手段を有する請求項2に記載の膜ろ過装置。
  4. 処理槽、該処理槽に浸漬され、平膜状の膜エレメントを積層することによって形成された膜ユニット、該膜ユニットの底部に配設された筒状のスカート部、及び前記膜エレメントの積層方向に配設され、前記スカート部内に区画室を形成し、気泡が区画室間で連通して流れることがないように、上端を前記膜ユニットの底部に密接させて配設された仕切りを有する膜ろ過装置の運転方法において、
    前記スカート部の下方に配設されたばっ気装置によって気体を噴射することを特徴とする膜ろ過装置の運転方法。
  5. 気体供給手段によって前記スカート部との間に形成された区画室に気体を選択的に供給する請求項4に記載の膜ろ過装置の運転方法。
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