JP5889694B2 - 浸漬型平膜エレメント及び浸漬型平膜エレメントを用いた膜ユニット - Google Patents

浸漬型平膜エレメント及び浸漬型平膜エレメントを用いた膜ユニット Download PDF

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本発明は、例えば、固液分離を行う浸漬型膜分離装置を構成する平膜エレメント及び浸漬型平膜エレメントを用いた膜ユニットに関する。
従来、下水や有機排水を好気的に生物分解させる有機性廃水の活性汚泥法による排水処理において、平膜エレメントによる固液分離を行う技術が知られている。また、活性汚泥法に平膜を使用する膜分離活性汚泥処理法は、微生物濃度も溶存有機物濃度も高い処理方法なので、たんぱく質の分離や発酵プロセスからの菌体分離などの操作にも応用できる処理技術である。
図21は、平膜エレメントを使用した膜分離活性汚泥処理法(メンブレンバイオリアクター(Membrane Bioreactor: MBR))の装置の一例を示す説明図である。
開放式の被処理液槽a内には、複数の平膜エレメントcで構成される膜ユニットbが配置されている。各平膜エレメントcには、濾過液を取り出すための配管dが接続されている。配管dには吸引ポンプeが設けられている。濾過液は、配管dを介して処理水槽へ送られる。
被処理液槽aには、原水供給配管fから被処理水が供給される。原水供給配管fには、原水供給ポンプgが設けられている。
各平膜エレメントcの直下には、散気管hが配設されている。散気管hにはブロワiが設けられている。
この処理装置では、被処理水を原水供給ポンプgにより被処理液槽aに供給し、ブロワiの駆動により散気管hから空気を噴出させ、この噴出気流により槽内汚水を旋回させると共に吸引ポンプeの間歇的駆動により平膜エレメントcの濾過液通路側を間歇的に減圧し、平膜エレメントcの濾過液側の減圧と及び被処理液槽aの水位による浸漬平膜エレメントcへの加圧水圧とによる膜間差圧のもとで水を膜濾過させ、配管dを介して膜により所定の固体を分離させた処理水を処理水槽に貯えることができる。
従来、この種の平膜エレメントとしては、例えば、濾体又は膜支持体の表面にスペーサと膜を貼付けた構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の平膜エレメントは、濾体等の表面を濾液が流れるため、及び膜の密着と吸引圧力を低減するために、濾液の流路となる溝を形成している。
また、この種の平膜エレメントの膜支持体として、プラスチック成型された、平行に配置した2枚の平板の間にそれらに直交する方向に障壁を複数平行に配置して一体化するプラスチック段ボール板状(以下、プラ段という)の、平面表面に複数の貫通孔を形成した支持板を用いる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。このプラ段内部の透過水室に、平板の複数の貫通孔を介して処理水を通過させるようにしている。
特許文献2では、プラ段である支持板表面に膜を貼り、支持板を枠体で保持する構造を採用している。また、枠体内に集水路が形成されている。
特許第3119773号公報 特許第3538902号公報
ところで、標準活性汚泥法では沈殿槽での沈降速度の問題から活性汚泥混合液のSS濃度であるMLSS(Mixed Liquor Suspended Solid)濃度は沈降後、10,000mg/L程度となり、原水と混合すると槽内ででせいぜい6,000mg/Lの範囲で処理しなければならないが、膜分離活性汚泥法のMBRの場合、重力による分離でなくサイズ濾過なので、MLSS濃度を高濃度まで濃縮でき、清澄な膜濾過水を得ることができる。高濃度なMLSSを固液分離するので、クロスフロー流速の取り扱いが重要になる。そして、浸漬型MBRの場合、槽に膜を浸漬させて曝気の気泡上昇によりもたらされるエアリフト上昇流をクロスフロー流と兼用していることから、膜表面のエアリフト上昇流の流速を形成する曝気空気量は、標準活性汚泥法の好気性生物処理の曝気空気量よりも2〜4倍多くなる。この膜での処理能力を決定するクロスフロー流形成のエアリフト上昇流を無駄なく有効に利用するには、浸漬する平膜エレメントの高さ方向の長さが長いほど有利なので、高さ方向に膜エレメントを大型化したほうがよい。また、クロスフロー流を作ってくれるエアリフト上昇流は、液中を揺れながら上昇するので、接触する膜を振動させる。
このような特性を有する浸漬型膜分離装置には、膜エレメントの大型化に伴う重量化の低減(軽量化)や濾過面積比の維持要請や、膜接着強度の確保の要請があり、さらにランニングの省エネルギーとして膜濾過のための濾液吸引圧力を低減(膜濾過圧力が小さい)することも要望されている。
これに対し、特許文献1では、下記のような問題点が提起されている。
膜を通過した濾液は、板状でそれ自体水を通過させない濾体表面を膜との隙間だけを通過して流れるため、濾液の吸引圧力が高くなりやすい。
濾体表面に複数の溝を形成する等で解決を図っているが、膜エレメントの大型化においては、さらに吸引力が高くなる。
また、濾体が無垢の板材であり、大型化した場合に膜エレメントが重くなり取り扱いが難しくなる。
また、特許文献2では、下記のような問題点が提起されている。
膜支持体に膜を接着又は貼設して枠体に嵌め込み固定しており、膜支持体がエアリフト上昇流により振動しやすい薄い素材であることにより、長期運転時における膜の接着強度や、膜と枠体の境界面との剥がれや汚泥流入が懸念される。特許文献2の図6〜図8の実施例のように、異なる材質である膜と支持材とを細密に線状止着するのはとても困難を伴う。
また、大型化した場合に、枠体の強度を大きくすると、膜エレメント中の濾過面積比が小さくなる。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、膜透過後の濾液吸引圧力低減(膜濾過圧力が小さい)、大型化に伴う、重量化の低減(軽量化)、膜接着強度の確保と濾過面積比の維持を可能とした浸漬型平膜エレメント及び浸漬型平膜エレメントを用いた膜ユニットを提供することにある。
請求項1に係る発明は、外側部に集水ノズルを設けると共に内周面に厚み中心部に位置するように中仕切り状に形成された棚部を設けた枠部材と、無数の開口を穿孔して平行に配置した2枚の平板材の間に複数の隔壁を所定の間隔で平行に固定し前記2枚の平板材と各前記隔壁との間で濾液流路を形成して成るプラ段で構成される2つの膜支持部材と、前記2つの膜支持部材上に配置されるスペーサと、前記スペーサ上に配置される平膜とを備え、前記2つの膜支持部材は、横幅が前記枠部材の内周面間の横幅と同等寸法で、縦幅が前記枠部材の内周面間の縦幅より寸法が小さくされ、前記枠部材の下端部側の内周面上に載置することで、前記枠部材と前記濾液流路の開口端部との間に前記集水ノズルに通じる集水路が形成されるように前記枠部材の棚部の両平面に配置され、前記平膜は、前記枠部材の周囲に溶着されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、前記集水ノズルは、前記2つの膜支持部材の一方の端部又は両方の端部と前記枠部材の内周面との間に形成される集水路に通じるように、前記枠部材の一方の端部又は両方の端部の一側部又は両側部に形成されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1又は請求項記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、前記平膜は、前記スペーサと共に重ねられて前記スペーサの周囲と共に前記スペーサの端部を包含して、前記枠部材の周囲に溶着されていることを特徴とする。
求項に係る発明は、請求項1乃至請求項の何れか記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、前記2つの膜支持部材は、前記棚部にねじ又はリベットにより固定されているか、又は溶着されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1乃至請求項の何れか記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、前記枠部材は、ABS樹脂(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂)又はPP(ポリプロピレン)で構成され、前記スペーサは、PE(ポリエチレン)樹脂、CPE(塩素化ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PAN(ポリアクリルニトリル)樹脂、PI(ポリイミド)樹脂、PES(ポリエーテルスルホン)樹脂、PS(ポリスルホン)樹脂又はCA(酢酸セルロース)樹脂から成る不織布又は網で構成され、前記平膜は、PE(ポリエチレン)樹脂、CPE(塩素化ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PAN(ポリアクリルニトリル)樹脂、PI(ポリイミド)樹脂、PES(ポリエーテルスルホン)樹脂、PS(ポリスルホン)樹脂又はCA(酢酸セルロース)樹脂から成る膜部材で構成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5の何れか記載の浸漬型平膜エレメントを用いた膜ユニットにおいて、前記枠部材には、前記枠部材の隣り合う他の枠部材の平膜との所定の間隔を保つための少なくとも前記枠部材の片側の外表面から突出する突条と、前記枠部材の外側に向けて、連結用ボルト受け部として中央部に連結用ボルトを嵌入する凹溝を設けた突起部と、を両外側部の全長に沿って形成する間隔保持部材が追加され、積層する前記枠部材の膜面と平行した両側には、前記枠部材の間隔保持部材の突起部と対応する位置に凹溝を備えた抑えパネルをそれぞれ設置して、積層する前記枠部材と前記抑えパネルとを前記連結用ボルトにて前記凹溝を貫通して取り付けることで一体化されることを特徴とする。
本発明によれば、膜支持部材(プラ段)により溶液流路を確保し、さらに特に集水路との液密に特別な配慮をせずに構成できて濾液の吸引圧力を低減できる。
また、中空構造のプラ段を膜支持部材とすることで、大型化においても濾体(濾板)使用の膜エレメントより軽量化できる。
また、枠部材に平膜を溶着し、平膜と膜支持部材との間にスペーサを介して構成するため、気泡によるエアリフト上昇流による無用な膜支持部材の振動が抑えられ、振動しづらいリジッドな枠部材での平膜溶着部分の振動も抑えられることで、平膜と枠部材との境界面での剥がれや汚泥の流入の無い膜エレメントとなる。
また、直方体形状の膜エレメントにおいては、膜支持部材内の濾液の流れが膜エレメントの長辺と平行方向になるように膜支持部材を配置することで、膜支持部材内の濾液流速の遅い径路を長くとれ、膜支持部材から集水ノズルまでの流速の早い集水路が短く形成でき、より吸引圧力の低減が図れる。
また、膜支持部材を枠部材に設置する際に、膜支持部材の棚部の平面に固定が容易であり、その固定後に、スペーサと平膜とを固定する構造なので、組立てがとても容易である。
本発明の一実施形態に係る浸漬型平膜エレメントを示す一部切り欠き斜視図である。 図1の要部を拡大して示す斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 第一の枠部材にスペーサと平膜とを溶着した状態を示す拡大図である。 図1の第一の枠部材の正面図である。 図1の第一の枠部材の斜視図である。 図1の浸漬型平膜エレメントに組付部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 図7の組付部材を取り付けた浸漬型平膜エレメントを使用する膜ユニットの組立を示す斜視図である。 組み立てられた膜ユニットの正面図である。 図9の膜ユニットの上面図である。 図9の膜ユニットの側面図である。 第二の枠部材を示す正面図である。 第三の枠部材を示す正面図である。 図13の枠部材を用いた浸漬型平膜エレメントの断面図である。 第四の枠部材を示す正面図である。 第四の枠部材を示す斜視図である。 図15又は図16の第四の枠部材を用いた浸漬型平膜エレメントの断面図である。 第五の枠部材を示す正面図である。 第六の枠部材を示す正面図である。 図18又は図19の第五の枠部材又は第六の枠部材を用いた浸漬型平膜エレメントの断面図である。 平膜エレメントを使用した膜分離活性汚泥処理法(メンブレンバイオリアクター(Membrane Bioreactor: MBR))の装置の一例を示す説明図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明の一実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1を示す。
本実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1は、外側部11bに2つの集水ノズル13を対向して設けると共に内周面11aに棚部12を設けた第一の枠部材10と、第一の枠部材10の棚部12の両面に配置される2つの膜支持部材20と、2つの膜支持部材20上に配置されるスペーサ30と、スペーサ30と共に重ねられてスペーサ30の周囲と共に周囲が第一の枠部材10の周囲に溶着される平膜40とで構成されている。
第一の枠部材10は、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合体)やPP(ポリプロピレン)樹脂等のプラスチックを素材として造られた枠本体11と、枠本体11の内周面11aの厚み中心部に位置するように、枠本体11と一体化される中仕切り状の棚部12と、枠本体11の一方の端部(図1において上端部)の両方の外側部11bに内周面11aと連通するように設けた集水ノズル13とを備えている。外側部11bと内周面11aとには、集水ノズル13と連通する開口13aが設けられている。開口13aは、棚部12の両面側にそれぞれ開口するように設けられ、集水ノズル13にはそれぞれが連通するように繋がっている。本実施形態では、第一の枠部材10の板厚は、例えば、6mm程度、棚部の板厚は2mm程度とした。
2つの膜支持部材20は、例えば、0.5mm〜3mm程度の開口22を無数に穿孔して平行に配置した2枚の平板材21の間に複数の隔壁23を所定の間隔で固定し、2枚の平板材21と各隔壁23との間で濾液流路24を形成して成るプラ段20Aで構成されている。プラ段20Aは、例えば、PP(ポリプロピレン)樹脂、PE(ポリエチレン)樹脂、PC(ポリカーボネート)樹脂等のプラスチックを素材として造られた板厚が、例えば、2mm〜5mm程度の段ボールシートである。
2つの膜支持部材20は、横幅が第一の枠部材10の枠本体11の内周面11a間の横幅Xとほぼ同等で、縦幅が第一の枠部材10の枠本体11の内周面11a間の縦幅Yより少し短めにしてある。縦幅が第一の枠部材10の枠本体11の内周面11a間の縦幅Yより少し短めにしてある理由は、2つの膜支持部材20の各濾液流路24から濾過液を第一の枠部材10の集水ノズル13へ導くための集水路14を、枠本体11の内周面11aとの間に形成するためである。本実施形態では、2つの膜支持部材20の板厚は、例えば、それぞれ2mm程度とした。
スペーサ30は、例えば、PE(ポリエチレン)樹脂、CPE(塩素化ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PAN(ポリアクリルニトリル)樹脂、PI(ポリイミド)樹脂、PES(ポリエーテルスルホン)樹脂、PS(ポリスルホン)樹脂又はCA(酢酸セルロース)樹脂から成る不織布又は網で構成されている。本実施形態では、スペーサ30の厚みは、例えば、0.1mm〜0.2mm程度とした。
平膜40は、PE(ポリエチレン)樹脂、CPE(塩素化ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PAN(ポリアクリルニトリル)樹脂、PI(ポリイミド)樹脂、PES(ポリエーテルスルホン)樹脂、PS(ポリスルホン)樹脂又はCA(酢酸セルロース)樹脂から成る膜部材で構成されている。本実施形態では、平膜40の厚みは、0.1mm〜0.2mm程度とした。
次に、本実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1の組立について説明する。
先ず、図5、図6に示す第一の枠部材10の棚部12上に、図3に示すように、膜支持部材20を、下端部20bが第一の枠部材10の下端部側の内周面11a上に載置し、上端部20aと第一の枠部材10の上端部側の内周面11aとの間に集水路14となる隙間が形成されるように配置する。
次に、本実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1が、膜分離活性汚泥処理法(メンブレンバイオリアクター(Membrane Bioreactor: MBR))の装置に装着され、掃除再生される場合に、膜支持部材20が第一の枠部材10から外れないようにするために、膜支持部材20を第一の枠部材10に、例えば、ねじ止め、リベット止め、又は溶着等によって固定する。
次に、図1〜図4に示すように、スペーサ30を、周囲が第−の枠部材10の周囲平面部に全て載るように膜支持部材20を覆う。
次に、図1〜図4に示すように、平膜40を、スペーサ30の端部を全て覆うように、且つ周囲が第一の枠部材10の周囲に重なるようにスペーサ30を覆う。
次に、平膜40の外周41と、平膜40とスペーサ30との重なり部42とに凹凸形状の溶着具を備えた溶着装置を配置し、第一の枠部材10と平膜40とスペーサ30とを溶着しながら圧着して相互に結合させる。この際にスペーサ30の端部を平膜40で全て覆うことで、ほころびが生じにくいように結合できる。これによって、例えば、図4に示すように、第一の枠部材10と平膜40との溶着部45を形成し、第一の枠部材10と平膜40とスペーサ30との溶着部46を形成することができる。
溶着装置としては、例えば、超音波溶着機、振動溶着機、誘導溶着機、高周波溶着機、半導体レーザー溶着機、熱溶着機、スピン溶着機等が挙げられる。
以上によって、本実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1を得ることができる。
このように構成された本実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1によれば、第一の枠部材10の両面に膜支持部材20がそれぞれ配置されるので、平膜40によって濾過された濾液を取り込む内部空間が大きく取れ、濾液の吸引圧力を低減できる。また、第一の枠部材10の両面に膜支持部材20がそれぞれ配置されるので、平膜40を両面に固着できる。平膜40が両面にあるので、平膜40による水の濾過が効率的にできる。膜支持部材40がプラ段20Aで構成されるから、軽量になる。プラ段20Aの開口22の数、孔径によって濾過量の調整ができる。スペーサ30が平膜40と膜支持部材20との間に配されているので、平膜40がプラ段20Aによって傷を付けられる虞がない。平膜40を溶着で第一の枠部材10に取り付けるので、平膜40の剥離が起こりにくい等の利点がある。
次に、図7〜図11に基づいて本実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1を用いた膜ユニット50について説明する。
本例に係る膜ユニット50では、例えば、図7に示すように、浸漬型平膜エレメント1の両外側部11bに浸漬型平膜エレメント1の連結と浸漬型平膜エレメント1間の間隔を保つための機能を有する間隔保持部材51が一体化してある。間隔保持部材51は、浸漬型平膜エレメント1の第一の枠部材10と一体成形されても、浸漬型平膜エレメント1の第一の枠部材10に固定又は溶着しても良い。
間隔保持部材51は、浸漬型平膜エレメント1の両外側部11bの全長に沿って、例えば、8つの連結用ボルト受け部52を等間隔で設け、浸漬型平膜エレメント1の板厚の略半分の長さを有する突条53を形成することができる横幅を有する。連結用ボルト受け部52は、中央部に連結用ボルトを嵌入する凹溝52aを設けた断面略山形形状を為す突起部で形成されている。突条53は、浸漬型平膜エレメント1の両外側部11bと平行に形成され、浸漬型平膜エレメント1を積層する際に、隣接する間隔保持部材51同士が当接し、浸漬型平膜エレメント1間に、例えば、6mm〜7mm程度の間隔を形成することができるように設けられている。
次に、図7〜図11に基づいて本実施形態に係る浸漬型平膜エレメント1を用いた膜ユニット50の組立について説明する。
先ず、図8に示すように、図7に示す間隔保持部材51を備えた所定枚数の浸漬型平膜エレメント1を、平膜40を鉛直方向にし、平行に並べる。各浸漬型平膜エレメント1間は間隔保持部材51の各突条53によって所定の間隔が保たれている。
次に、並べられた浸漬型平膜エレメント1の両面側に、浸漬型平膜エレメント1より大きめの抑えパネル55を設置する。抑えパネル55は、間隔保持部材51の8つの連結用ボルト受け部52と対応する位置に連結用ボルトを嵌入する凹溝55aを設けている。
次に、連結ボルト用受け部52と凹溝55aとに連結用ボルト56を入れ、抑えパネル55と共に各浸漬型平膜エレメント1が動かないように連結用ボルト56にワッシャー57、ナット58を取り付けることによって固定する。
次に、補強のため組み付けられた浸漬型平膜エレメント1の左右端側にアングル等で構成したフレーム59を固定具60を介して取り外しも可能なように取り付ける。また、補強のため組み付けられた浸漬型平膜エレメント1の左右端側に側面抑え板61を取り外しも可能なように取り付ける。また、フレーム59には、吊板62を取り付ける。
次に、集水管63を浸漬型平膜エレメント1の両側面上部に設置し、集水ノズル13と集水管63とはチューブ64で接続する。
以上によって、膜ユニット50を得ることができる。
このように構成された膜ユニット50は、例えば、図21に示すように、膜分離活性汚泥処理法(メンブレンバイオリアクター(Membrane Bioreactor: MBR))の装置に適用される。
この処理装置の作用を、図21を用いて図1〜図11に基づいて説明する。
被処理水を原水供給ポンプgにより被処理液槽aに供給し、ブロワiの駆動により散気管hから空気を噴出させ、この噴出気流により槽内汚水を旋回させると共に吸引ポンプeの間歇的駆動により膜ユニット50の各浸漬型平膜エレメント1の濾過液通路側を間歇的に減圧し、各浸漬型平膜エレメント1の濾過液側の減圧による膜間差圧のもとで水を平膜40を透過させ、集水管63を介して処理水槽に貯えることができる。
この処理装置によれば、平膜40を透過した濾液は、スペーサ30を通して膜支持部材20の無数の開口22から各濾液流路24内に流入し、集水路14に集められ、集水ノズル13からチューブ64を介して集水管63へ送り出されるので、濾液の吸引圧力を低減できる。
また、浸漬型平膜エレメント1が直方体形状をしているので、膜支持部材20内の濾液の流れが浸漬型平膜エレメント1の長辺と水平方向になるように膜支持部材20を配置することが可能となり、膜支持部材20から集水ノズル13までの集水路14が短く形成でき、より吸引圧力の低減が図れる。
また、平膜40はスペーサ30を介して膜支持部材20及び第一の枠部材10に重ねられているので、減圧時に膜支持部材20や第一の枠部材10に接することがない。従って、減圧時に平膜40が膜支持部材20や第一の枠部材10によって傷付けられることがない。
この際、各浸漬型平膜エレメント間は、隣接する間隔保持部材51同士が当接し、例えば、6mm〜7mm程度の間隔を形成することができるので、全ての浸漬型平膜エレメント1の平膜40に水を透過させることができる。
このように構成された膜ユニット50は、メンテナンス時に、全体のボルトを弛めると共に片側側面のフレーム59及び連結固定用ボルト56を取り外し、この側面側から膜エレメント1を抜き取ることができる。
上記実施形態では、集水ノズル13を第一の枠部材10の一方の端部(図1の上端部)の両側部に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、集水ノズル13を第一の枠部材10の他方の端部(図1の下端部)の両側部に設けても良い。
また、上記実施形態では、集水ノズル13を第一の枠部材10の一方の端部の両側部に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図12〜図14に示すように、第二の枠部材10A又は第三の枠部材10Bの両方の端部に集水ノズル13を設けても良い。
また、上部実施形態では、第一の枠部材10に設けた棚部12が、枠本体11と一体化される中仕切り状とした場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図15〜図17に示すように、第四の枠部材10Cの内周面11aの周囲に額縁状に一体化した棚部12aとしても良い。棚部12aは、2つの膜支持部材20の周囲を保持することができる突出部を形成しておれば良い。
この場合には、中仕切り状の棚部12を用いた浸漬型平膜エレメント1よりも軽量化が可能となる。
また、集水ノズル13を第四の枠部材10Cの一方の端部(図15の上端部)の両側部に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、集水ノズル13を枠部材10の他方の端部(図15の下端部)の両側部に設けても良い。
また、図15〜図17に示す例では、集水ノズル13を第四の枠部材10Cの一方の端部の両側部に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図18〜図20に示すように、第五の枠部材10D又は第六の枠部材10Eの両方の端部に集水ノズル13を設けても良い。
また、上部実施形態では、第四の枠部材10C、第五の枠部材10D又は第六の枠部材10Eのように、軽量化のために額縁状の棚部12aとしたが、本発明はこれに限らず、例えば、第一の枠部材10の中仕切り状の棚部12に多数のスリットや開口を設けることによっても良い。
また、上記実施形態では、2つの膜支持部材20を第一の枠部材10に固定する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、2つの膜支持部材20を第一の枠部材10上に載置しただけでも良い。また、集水路14を形成するために、第一の枠部材10の内周面11aに段部を形成しても良い。
また、上記実施形態では、平膜40の外周41と、平膜40とスペーサ30との重なり部42とに凹凸形状の溶着具を備えた溶着装置を配置し、第一の枠部材10と平膜40とスペーサ30とを溶融しながら圧着して相互に結合させることによって、例えば、図4に示すように、第一の枠部材10と平膜40との溶着部45を形成し、第一の枠部材10と平膜40とスペーサ30との溶着部46を形成する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第一の枠部材10と平膜40とを溶着しても良い。
また、図7〜図11に示す膜ユニット50の組立において、例えば、図7に示すように、浸漬型平膜エレメント1の両外側部11bに浸漬型平膜エレメント1の連結と浸漬型平膜エレメント1間の間隔を保つための機能を有する間隔保持部材51が一体化した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、膜ユニットとして組み立てることができる構成であれば任意である。
1 浸漬型平膜エレメント
10 第一の枠部材
11 枠本体
11a 内周面
11b 外側部
12 棚部
13 集水ノズル
20 膜支持部材
20A プラ段
21 平板材
22 開口
23 隔壁
24 濾液流路
30 スペーサ
40 平膜
45,46 溶着部

Claims (6)

  1. 外側部に集水ノズルを設けると共に内周面に厚み中心部に位置するように中仕切り状に形成された棚部を設けた枠部材と、
    無数の開口を穿孔して平行に配置した2枚の平板材の間に複数の隔壁を所定の間隔で平行に固定し前記2枚の平板材と各前記隔壁との間で濾液流路を形成して成るプラ段で構成される2つの膜支持部材と、
    前記2つの膜支持部材上に配置されるスペーサと、
    前記スペーサ上に配置される平膜と
    を備え、
    前記2つの膜支持部材は、横幅が前記枠部材の内周面間の横幅と同等寸法で、縦幅が前記枠部材の内周面間の縦幅より寸法が小さくされ、前記枠部材の下端部側の内周面上に載置することで、前記枠部材と前記濾液流路の開口端部との間に前記集水ノズルに通じる集水路が形成されるように前記枠部材の棚部の両平面に配置され、
    前記平膜は、前記枠部材の周囲に溶着されている
    ことを特徴とする浸漬型平膜エレメント。
  2. 請求項1記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、
    前記集水ノズルは、前記2つの膜支持部材の一方の端部又は両方の端部と前記枠部材の内周面との間に形成される集水路に通じるように、前記枠部材の一方の端部又は両方の端部の一側部又は両側部に形成されている
    ことを特徴とする浸漬型平膜エレメント。
  3. 請求項1又は請求項2記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、
    前記平膜は、前記スペーサと共に重ねられて前記スペーサの周囲と共に前記スペーサの端部を包含して、前記枠部材の周囲に溶着されている
    ことを特徴とする浸漬型平膜エレメント。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、
    前記2つの膜支持部材は、前記棚部にねじ又はリベットにより固定されているか、又は溶着されている
    ことを特徴とする浸漬型平膜エレメント。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか記載の浸漬型平膜エレメントにおいて、
    前記枠部材は、ABS樹脂(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂)又はPP(ポリプロピレン)で構成され、
    前記スペーサは、PE(ポリエチレン)樹脂、CPE(塩素化ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PAN(ポリアクリルニトリル)樹脂、PI(ポリイミド)樹脂、PES(ポリエーテルスルホン)樹脂、PS(ポリスルホン)樹脂又はCA(酢酸セルロース)樹脂から成る不織布又は網で構成され、
    前記平膜は、PE(ポリエチレン)樹脂、CPE(塩素化ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PAN(ポリアクリルニトリル)樹脂、PI(ポリイミド)樹脂、PES(ポリエーテルスルホン)樹脂、PS(ポリスルホン)樹脂又はCA(酢酸セルロース)樹脂から成る膜部材で構成されている
    ことを特徴とする浸漬型平膜エレメント。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか記載の浸漬型平膜エレメントを用いた膜ユニットにおいて、
    前記枠部材には、
    前記枠部材の隣り合う他の枠部材の平膜との所定の間隔を保つための少なくとも前記枠部材の片側の外表面から突出する突条と、
    前記枠部材の外側に向けて、連結用ボルト受け部として中央部に連結用ボルトを嵌入する凹溝を設けた突起部と、
    を両外側部の全長に沿って形成する間隔保持部材が追加され、
    積層する前記枠部材の膜面と平行した両側には、
    前記枠部材の間隔保持部材の突起部と対応する位置に凹溝を備えた抑えパネルをそれぞれ設置して、
    積層する前記枠部材と前記抑えパネルとを前記連結用ボルトにて前記凹溝を貫通して取り付けることで一体化される
    ことを特徴とする浸漬型平膜エレメントを用いた膜ユニット。
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