JP3084452B2 - ラインサーマルプリンター - Google Patents
ラインサーマルプリンターInfo
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- JP3084452B2 JP3084452B2 JP4371491A JP4371491A JP3084452B2 JP 3084452 B2 JP3084452 B2 JP 3084452B2 JP 4371491 A JP4371491 A JP 4371491A JP 4371491 A JP4371491 A JP 4371491A JP 3084452 B2 JP3084452 B2 JP 3084452B2
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
Description
備えるプリンターに関し、より詳しくはラインサーマル
ヘッド本体に対する印字データの転送方式に関する。
発熱要素を多数個ライン状に整列させた発熱アレイを有
する。各発熱要素の抵抗体に選択的に数10mAの駆動電
流を印加し発熱させることによって、感熱紙を発色させ
るか、もしくは熱転写リボンのインクを溶融して普通紙
に転写させることでライン印字を行なうものである。ラ
インサーマルヘッドの発熱アレイに含まれる発熱要素の
数即ち1ライン当りのドット数が極めて多い為、一度に
全ての発熱要素を駆動する構造であると、大電流容量の
電源を用意しなければならない。これを避ける為、通常
のラインサーマルヘッドにおいては、1ラインを構成す
る発熱アレイを複数の物理ブロックに区分し、ブロック
単位で時分割駆動を行なっている。このようにすると一
度の時分割駆動において消費される電流量を小さくで
き、従ってある程度電源容量を抑えることができる。し
かしながら、余りに細かく区分し過ぎると、ヘッド本体
部とヘッド制御部との間の配線が複雑になり且つ信号線
の数が増加してしまう。この為、従来からライン状の発
熱アレイは数ブロック程度に区分されているに過ぎな
い。その為、実際には1個の物理ブロック当りのドット
数は依然としてかなり多い目のものとなっている。
有するラインサーマルヘッド本体部に対して1ライン毎
に印字データを転送する方式を簡単に説明する。図5の
フローチャートに示すように、先ずステップS1で指数
nを0にセットする。この指数nは各物理ブロックに付
された番号を示している。次に、ステップS2におい
て、ヘッドデータカウンタをクリヤする。このカウンタ
は印字すべきドットの個数を計数するためのものであ
る。続いて、ステップS3において、指定されたn番目
の物理ブロックに転送すべき印字データのバイト数(
HBYTE RBL〔n〕)をロードする。さらにステ
ップS4において、 HBYTE RBL〔n〕バイト
分の印字データをヘッド本体に転送する。ステップS5
においてヘッドデータカウンタ又はドットカウンタの計
数値を制御部の指定されたエリアHDOT BL〔n〕
に格納する。このようにして、指定されたn番目の物理
ブロックに印字データが転送されるとともに印字すべき
ドットの個数も記録される。次にステップS6におい
て、指数nを更新しn+1にする。以下再びステップS
2に戻ってn+1番目の物理ブロックに対する印字デー
タの転送及び印字すべきドットの個数の記録を行なう。
このようにして、順次物理ブロック毎に印字データの転
送を行なうものである。
のラインサーマルヘッドの駆動方法を簡潔に説明する。
先ずステップS1においてヘッド本体部に印字データの
転送を行なう。この転送方式は図5のフローチャートに
示す通りである。次にステップS2において、ラインサ
ーマルヘッド本体の駆動パターンを決定する。ここで言
う駆動パターンとは各物理ブロックの電流印加タイミン
グを意味している。即ち、図5に示すフローチャートの
ステップS5において記録された印字すべきドットの個
数に応じて各物理ブロックの電流印加タイミングを設定
する。印字すべきドットの合計数即ち電流を供給すべき
発熱要素の合計個数が多い場合には各物理ブロックを時
分割的に駆動し、逆に少い場合には一括して駆動する。
ステップS3において、設定された駆動パターンに従っ
てラインサーマルヘッドを実際に駆動しライン印字を行
なう。
おいては、簡単な転送制御で高速印字を行なう為に、1
ライン分の印字データを単純に1転送処理毎にヘッド本
体部に供給している。従って、転送された印字データに
基づいてライン印字を行なう場合、各物理ブロック毎に
順次時分割駆動を行なったとしても、1回の駆動処理当
りにつき印字されるドットの個数は最大で物理ブロック
に含まれる発熱要素の個数と等しくなる。即ち従来の方
式では、1回の駆動処理当りの最大印字ドット個数を物
理ブロック(個々の物理ブロックの大きさに相違のある
場合には最大物理ブロック)に含まれる発熱要素個数未
満には設定できないこととなる。
りラインサーマルヘッドを駆動する場合、使用する電源
が供給すべき電流容量は(最大物理ブロックに含まれる
発熱要素の個数)×(1発熱要素が消費する電流値)と
なる為、従来の方法では依然として大きな電流容量を要
する駆動電源が必要となる。換言すると、1回の駆動処
理当りに許容される最大印字ドット個数を最大物理ブロ
ックに含まれる発熱要素個数未満には設定できない。従
って、一般的な文字等の印字においては印字率即ち全ド
ット数に占める印字ドット数の割合はそれ程高くないに
も拘らず、全ドット通電時を考慮して少くとも個々の物
理ブロックを駆動するのに十分な電流容量を有する電源
を用意しなければならない。その為、ラインサーマルヘ
ッド自体が小型化可能であるにも拘らず、大きな電源を
使用しなければならないという問題点があった。
題を解決する為に、本発明にかかるラインサーマルヘッ
ドは以下に述べる構成を有する。即ち、基本的には複数
の物理ブロックに区分された発熱要素のライン状アレイ
を有し物理ブロック毎に印字駆動可能なヘッド本体部
と、ヘッド本体部に対して印字データの転送処理及び印
字駆動制御を行なうヘッド制御部(例えばワンチップC
PU)とを有している。このヘッド制御部は各物理ブロ
ックに割り当てられた印字データ分をさらに分割して得
られる分割単位に従って印字データの時分割転送処理を
行なう転送手段と、時分割転送処理に合わせて各物理ブ
ロックの印字駆動を行なう駆動手段とを有することを特
徴とする。
マルヘッドの駆動に使用される外部電源の容量規格に応
じて分割単位の大きさを適宜設定する為の設定手段を有
している。
駆動毎に通電される全発熱要素数を計数する計数手段を
具備しているとともに、該駆動手段は計数結果に応じて
各物理ブロックの駆動タイミングを最適化制御する為の
手段を含んでいる。
割り当てられた印字データ分をさらに分割して転送する
ことにより、1回の駆動処理当りに許容される最大印字
ドット数即ち最大通電発熱要素数を物理ブロックに包含
される発熱要素数以下にすることができる。各物理ブロ
ックの印字データ分を設定された分割単位毎に数回に分
けて転送することにより、実効的な許容印字ドット数を
物理ブロックに区分された発熱要素数に拘らず適当に設
定することが可能となる。又、印字率が低い場合には複
数の物理ブロックを同時に駆動するように最適化制御を
行なっているので、一般的な文字等を印字する場合には
従来の制御方法にさほど劣らない速度で印字を行なうこ
とができる。
詳細に説明する。図1は本発明にかかるラインサーマル
ヘッドの全体的構成を示す模式的回路ブロック図であ
る。図示するように、ラインサーマルヘッドはヘッド本
体部1とヘッド制御部2とから構成されている。このヘ
ッド制御部2は例えばワンチップCPU等からなりヘッ
ド本体部1と各種信号線で結ばれている。ヘッド本体部
1は多数の発熱要素3をを含んでいる。この発熱要素3
はヘッド本体部1の基板上において一直線上に配列され
ておりリニヤアレイを構成する。このアレイは複数の物
理ブロックに区分されている。本実施例においては3つ
に区分されており、0番物理ブロック、1番物理ブロッ
ク及び2番物理ブロックを有している。0番物理ブロッ
クには128個の発熱要素3が包含されており各々0か
ら127の番号が付されている。1番物理ブロックにも
128個の発熱要素が含まれている。又、2番物理ブロ
ックには192個の発熱要素が包含されている。上述し
た3個の物理ブロックは個々に印字駆動を行なうことが
できる。
印字データの転送処理及び印字駆動制御を行なう。この
ヘッド制御部2には、転送手段4が備えられており、各
物理ブロックに割り当てられた印字データ分をさらに分
割して得られる分割単位に従って印字データの時分割転
送処理を行なう。本実施例においては、分割単位を64
に設定している。即ち64ビットあるいは8バイトを1
単位として印字データの転送処理を行なう。この印字デ
ータの転送はクロック信号CLKに同期して信号線DA
TAを介して1バイトづつ行なわれる。ヘッド制御部2
はさらに駆動手段5を内蔵しており、上述した分割単位
毎の時分割転送処理に合わせて各物理ブロックの印字駆
動を行なう。本実施例においては、0番物理ブロックの
駆動制御はストローブ信号STRB1により行なわれ、
1番物理ブロックの駆動制御はストローブ信号STRB
2によって行なわれ、2番物理ブロックの駆動制御はス
トローブ信号STRB3に従って行なわれる。ヘッド制
御部2は、さらに設定手段6を具備しており、ラインサ
ーマルヘッドの駆動に使用される外部電源の容量規格に
応じて分割単位の大きさを設定するようにしている。本
実施例においては、前述したように1分割単位に含まれ
る発熱要素3の個数が64となっている。しかしなが
ら、本発明はこれに限られるものではなく分割単位をさ
らに小さくして例えば32とすることもできる。このよ
うにすればさらに使用する電源の容量規格を小さくする
ことができる。なお、図中HDVPは電源ラインを表わ
している。ヘッド制御部2には計数手段7が付加されて
おり、印字駆動毎に通電される全発熱要素数を計数して
いる。この計数手段7は例えば8ビットカウンタからな
り通常ドットカウンタと呼ばれているものである。この
計数手段7には最適化手段8が接続されており、計数結
果D0ないしD7に応じて各物理ブロックの駆動タイミ
ングを最適化制御する為の駆動パタンを生成する。この
駆動パタンに従って駆動手段5が実際に各物理ブロック
を通電制御するのである。計数手段7あるいはドットカ
ウンタはクリヤ信号CLRに従って適宜クリヤされる。
加える。ヘッド本体部1には、64個の発熱要素3を含
む分割単位に対応して複数のシフトレジスタが内蔵され
ている。即ち0番物理ブロックにはAシフトレジスタ9
とBシフトレジスタ10とが含まれており、1番物理ブ
ロックにはAシフトレジスタ11とBシフトレジスタ1
2とが含まれており、2番物理ブロックにはAシフトレ
ジスタ13とBシフトレジスタ14とCシフトレジスタ
15とが含まれている。ヘッド制御部2から転送される
印字データDATAはクロック信号CLKに同期してこ
れら一連のシフトレジスタ9ないし15に順次先送りさ
れていく。個々のシフトレジスタ9ないし15には各々
対応するラッチ16が接続されている。このラッチ16
は対応するシフトレジスタに分割単位毎に格納された印
字データを一時保持する為のものである。ラッチ信号L
ATCHにより制御され、ハイレベルの期間にシフトレ
ジスタに格納された印字データを読み取り、ローレベル
の期間においてはシフトレジスタの内容が変わってもラ
ッチの出力は変化しない。ラッチの出力は複数のアンド
ゲートからなるドライバ段17に接続されており、且つ
各物理ブロック毎に対応するストローブ信号との論理和
がとられている。例えば、ストローブ信号STRB1を
オン状態にすると、0番物理ブロックに含まれる発熱要
素3が選択的に駆動され、発熱抵抗体により感熱紙を発
色させたり、あるいは熱転写リボンを溶かして普通紙に
転写しライン印字を行なう。
ドにおいて、ヘッド制御部2に具備された転送手段4は
前述したように予め設定された分割単位に従って印字デ
ータの時分割転送処理を行なう。本実施例においては、
例えば第1回目の転送処理において、0番物理ブロック
のAシフトレジスタ9と、1番物理ブロックのAシフト
レジスタ11と、2番物理ブロックのAシフトレジスタ
13に印字データの分割単位分を順次先送りで転送す
る。第2回目の転送処理において、0番物理ブロックの
Bシフトレジスタ10と、1番物理ブロックのBシフト
レジスタ12と、2番物理ブロックのBシフトレジスタ
14とに印字データの分割単位分を順次先送り転送す
る。最後に第3回目の転送処理において、残された2番
物理ブロックのCシフトレジスタ15に1分割単位分の
印字データを格納する。一方、ヘッド制御部2に内蔵さ
れた駆動手段5は前述したように時分割転送処理に合わ
せて各物理ブロックの印字駆動を行なう。例えば、本実
施例においては、第1回目の転送処理が終了した時点で
ストローブ信号STRB1をオン状態にし0番物理ブロ
ックの駆動を行なう。この状態では、0番物理ブロック
のAシフトレジスタ9にのみ印字データが格納されてい
るので、全ドット印字が行なわれたとしても64個の発
熱要素3が通電されるに過ぎない。即ち、0番物理ブロ
ックに含まれる128個の発熱要素のうちその半分が通
電されるに過ぎない。従って、使用する電源の容量規格
を従来に比べて半減することができる。次に、ストロー
ブ信号STRB2をオン状態にすることにより1番物理
ブロックの駆動を行なう。第1回目の転送処理が終了し
た時点においてはAシフトレジスタ11にのみ印字デー
タが格納されているので仮に全ドット印字が行なわれた
としても64個の発熱要素が通点されるに過ぎない。最
後にストローブ信号STRB3がオン状態となり2番物
理ブロックのうちAシフトレジスタ13に対応する発熱
要素のみが通電対象となる。今述べた場合には各物理ブ
ロック毎に順次通電処理が行なわれた。しかしながら、
計数手段7の計数結果によっては通常の文字印字の場合
のように印字率が低く全通電ドット個数が少い場合があ
る。この場合には、最適化手段8によって得られた駆動
パターンに従って0番物理ブロックないし2番物理ブロ
ックを一括して駆動することもできる。即ち、ストロー
ブ信号STRB1,STRB2及びSTRB3を一斉に
オン状態とすることもできる。この最適化は1回の転送
処理毎に行なわれる。
すラインサーマルヘッドの動作を詳細に説明する。図2
は印字データの分割単位に従った時分割転送処理あるい
はソフトウェア動的分割転送処理を説明する為のフロー
チャートである。先ずステップS1において、指数nを
0にセットする。この指数nは各物理ブロックの番号を
表わしている。ステップS2において、左端の非印字部
(レフトマージン)のバイト数( LEFTSP)をロ
ードする。ステップS3において、 LEFTSPが0
である場合には後に説明するステップS5にジャンプす
る。即ちマージン指定を行なわない場合である。一方、
LEFTSPが0でない場合には、ステップS4に進
み LEFTSP分のスペースデータを転送する。即
ち、印字データ00Hを転送する。ステップS5におい
てヘッドデータカウンタあるいはドットカウンタ7をク
リヤする。ステップS6において、指定されたn番目の
物理ブロックに割り当てられた印字データのバイト数
( HBYT RBL〔n〕)をロードする。ステップ
S7において、ロードされた HBYT RBL〔n〕
が0がどうかを判定する。もし0である場合には後に説
明するステップS17にジャンプする。即ち、0番物理
ブロックないし2番物理ブロック以外の物理ブロックが
指定された場合であり、本実施例においてはそのような
物理ブロックは存在しないので当該物理ブロックのバイ
ト数は予め00Hに設定されているのである。一方、
HBYT RBL〔n〕が0でない場合にはステップS
8に進み、指定された物理ブロックへの印字データ転送
開始点(SDIV PTR)をロードする。例えば、0
番物理ブロックにおいて分割単位分の印字データをAシ
フトレジスタ9に格納する場合には、SDIV PTR
は0にセットされる。一方、同じ0番物理ブロックのB
シフトレジスタ10に分割単位分の印字データを格納す
る場合には、SDIV PTRは64にセットされる。
IV PTRが0であるかどうかを判定する。0である
ならばステップS11にジャンプする。一方、0でない
場合にはステップS10に進み、データ転送開始点SD
IV PTRに至るまでの前段レジスタに印字データ0
0Hを格納する。例えば、0番物理ブロックのBシフト
レジスタ10に実際の印字データを格納し、Aシフトレ
ジスタ9をブランクにする場合である。次に、ステップ
S11において、分割単位に含まれる印字データのバイ
ト数(SDIV BYTE)をロードする。即ち、使用
する電源の容量規格に見合った分割単位の大きさを設定
するのである。本実施例においては、1分割単位は64
ビット即ち8バイトを含む。ステップS12において、
印字データ転送開始点SDIV PTRから、SDIV
BYTE分即ち8バイト分の印字データを指定された
物理ブロックの指定されたシフトレジスタに転送する。
ステップS13において、指定された物理ブロックに割
り当てられたバイト数 HBYT RBL〔n〕の残り
のバイト数だけ印字データ00Hを当該物理ブロックに
転送する。例えば、0番物理ブロックのAシフトレジス
タ9に実際の印字データを格納した場合には、残りのB
シフトレジスタ10にはブランク印字データ00Hを格
納するのである。ステップS14において、ドットカウ
ンタ7により計数された値を指定されたエリアHDOT
BL〔n〕に格納する。このようにして指定された物
理ブロックに対する1分割単位分の印字データ転送が終
わる。続いて、ステップS15において指数nを更新し
n+1にセットする。即ち、次の物理ブロックに移って
上述した手順を繰り返すのである。
位分の印字データの転送が終了した時点で、前述したよ
うに手順はステップS7からステップS17にジャンプ
する。ステップS17において右端の非印字部(ライト
マージン)のバイト数( RIGHTSP)をロードす
る。ステップS18において、ライトマージンのバイト
数が0であるかどうかを判断する。もし0であるならば
ステップS20へジャンプする。一方0でない場合に
は、ライトマージンがあるので RIGHTSP分だけ、
ブランク印字データ00Hをヘッド本体部1に転送す
る。最後にS20において、ドットカウンタの計数値を
物理ブロック毎に格納した全てのエリアHDOT BL
〔n〕が0であるならば、ZEROフラグを立てる。即
ち通電すべき発熱要素が全く存在しない場合である。以
上の手順により、分割単位に従った印字データの1回の
時分割転送あるいはソフトウェア動的分割転送が終了す
る。
了した時点におけるラインサーマルヘッドの駆動方法を
詳細に説明する。先ず、前述したようにステップS1に
おいて印字データ転送開始点もしくは印字データ転送開
始ポインタSDIV PTRを0にセットする。次に、
ステップS2において分割単位に従った印字データの時
分割転送を各物理ブロックに対して1回行なう。この時
分割転送は図2に示すフローチャートで表わされた手順
に従って行なわれる。続いてS3において、今回時分割
転送を行なった印字データが全て0であるかどうかを判
定する。全て0でなければ後述するステップS6へジャ
ンプする。一方、全て0であると判定された場合にはス
テップS4に進む。このステップS4において、現在の
データ転送開始ポインタSDIV PTRに、分割単位
に含まれる印字データのバイト数SDIV BYTEを
加え、その結果を再びSDIV PTRに格納する。次に
ステップS5に進みSDIV PTRが物理ブロックの
最大バイト数(HMAX)よりも小さいかどうかを判定
する。小さい場合には、物理ブロックに対する印字デー
タの時分割転送が完了していないのでステップS2にジ
ャンプする。一方、SDIV PTRが物理ブロックの
最大バイト数HMAXよりも小さくなければ、物理ブロ
ックに対するデータ転送が完了しているのでステップS
6に進む。
ドの駆動パターンあるいは各物理ブロックの通電タイミ
ングを決める。この駆動パターン指定は後に説明する図
4のフローチャートに示されている。ステップS7にお
いて指定された駆動パターンに従ってヘッド本体部1を
駆動しライン印字を行なうとともに必要な場合には紙送
りを実行する。このヘッド駆動は各物理ブロックを順次
選択する場合と一括して選択する場合とに分かれる。ス
テップS8において、印字データ転送開始ポインタSD
IV PTRに、分割単位に含まれる印字データのバイ
ト数SDIV BYTEを加えて、該ポインタを更新す
る。最後に、ステップS9において更新されたポインタ
SDIV PTRが物理ブロックに割り当てられる印字
データの最大バイト数HMAXよりも小さいかどうかを
判定する。小さい場合には全印字データの転送が完了し
ていないのでステップS2にジャンプする。一方ポイン
タSDIV PTRが最大バイト数HMAXよりも小さ
くない場合にはリターンとなる。
ンの決定方法について説明する。先ず、ステップS1に
おいて、与えられた指数n及びmを0にセットし初期化
を行なう。次にステップS2において、駆動すべき物理
ブロックを登録する為のエリア(HTIM BL)を全
てクリヤし初期化する。続いてステップS3において、
計算用のレジスタAregを0にセットする。ステップ
S4において、計算用レジスタAregに、指定された
n番目の物理ブロックに含まれる印字すべきドット数H
DOT BL〔n〕を加算する。ステップS5において
指数nを更新する。ステップS6において、計算用レジ
スタAregの数値を予め設定された最大許容印字ドッ
ト数(HLIMIT)と比較しその大小を判定する。レ
ジスタAregの数値が最大許容印字ドット数HLIM
ITに比べて大きい場合にはステップ8へジャンプす
る。一方小さい場合にはステップS7に進み、前述した
駆動物理ブロックの登録エリア(HTIM BL
〔m〕)のnビットをセットする。このnビットは駆動
する物理ブロックに対応している。その後ステップS4
に戻る。
を処理したかどうかを判定する。処理した場合にはリタ
ーンとなる。一方、未だ処理していない場合にはステッ
プS9において指数mを更新する。その後ステップ3へ
ジャンプする。このようにしてヘッドの駆動パターンが
決定される。即ち、最大許容印字ドット数を超えない限
りにおいて、複数の物理ブロックを合わせ同時通電を行
なうのである。このようにして印字スピードが高速化さ
れる。一般に、文字等の印字を行なう場合には印字率が
低いので、通常最大許容印字ドット数以下の範囲におい
て全ての物理ブロックを一括駆動することが可能であ
る。一方、1ライン分の全ドット印字を行なう場合に
は、必然的に物理ブロック毎の時系列的駆動が必要とな
る。
分割単位に従った印字データ制御方式を採用することに
より、従来不可能であった最大許容印字ドット数を最大
物理ブロックに包含される発熱要素の個数未満の値にセ
ットすることが可能となる。この為、使用すべき電源の
選択幅が広がり、従来に比しより小さな電流容量を有す
る電源を用いることができるという効果がある。従来、
電源の大きさがラインサーマルプリンタ小型化の妨げと
なっていたが、本発明にかかる制御方式によりこれを克
服することができる。加えて、通常の文字印字において
は、1ライン当りの平均的な印字率が低い為、分割単位
に従った時分割転送を行なっても、従来と比較して大差
のない動作速度で印字を実行することができるという効
果がある。
構成を示す模式的ブロック図である。
転送動作を説明する為のフローチャートである。
説明する為のフローチャートである。
最適化動作を説明する為のフローチャートである。
方式を説明する為のフローチャートである。
する為のフローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の物理ブロックに区分された発熱要
素のライン状アレイを有し物理ブロック毎に印字駆動可
能なヘッド本体部と、ヘッド本体部に対して印字データ
の転送処理及び印字駆動制御を行なうヘッド制御部と、
を備えるとともに、該ヘッド制御部は各物理ブロックに
割り当てられた印字データ分をさらに印字データのバイ
ト数を単位として分割し、分割して得られる分割単位に
従って印字データの時分割転送処理を行なう転送手段
と、時分割転送処理に合わせて各物理ブロックの印字駆
動を行なう駆動手段と、ラインサーマルヘッドの駆動に
使用される外部電源の容量規格に応じて印字データのバ
イト数を単位とし分割単位の大きさを設定する設定手段
と、印字駆動毎に通電される全発熱要素数を計数する計
数手段と、該計数手段の計数結果に応じて各物理ブロッ
クの駆動タイミングを最適化制御する為の最適化手段と
から構成されることを特徴とするラインサーマルプリン
ター。
Priority Applications (4)
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