JP3327418B2 - プリントヘッド・モジュレータ - Google Patents

プリントヘッド・モジュレータ

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JP3327418B2
JP3327418B2 JP13304093A JP13304093A JP3327418B2 JP 3327418 B2 JP3327418 B2 JP 3327418B2 JP 13304093 A JP13304093 A JP 13304093A JP 13304093 A JP13304093 A JP 13304093A JP 3327418 B2 JP3327418 B2 JP 3327418B2
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ワレン エイガー ケイス
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イーストマン コダック カンパニー
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    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインク転写式のサーマル
印刷を実現する方法および装置に関し、より詳細には、
このようなサーマル印刷システムに使用するプリントヘ
ッドを制御する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマル印刷システムにおいては一般
に、ドット列によって画像を印刷する。その場合、各ド
ットの大きさおよびドット相互間の近接さの差異によ
り、サーマル印刷画像のトーン(濃淡)を作成する。記
録媒体上にドットを適切な位置および大きさで印刷して
トーンを制御し、これによって高品質の文字、図、画な
どのイメージをサーマルプリンタで作成することができ
る。
【0003】印刷ドットを作成するため、サーマル印刷
システムにはプリントヘッド・モジュレータおよびサー
マル印刷装置が用いられる。モジュレータ(変調器)
は、印刷装置が紙などの記録媒体上に物理的に印刷する
ための信号を作成するものである。より詳細には、プリ
ントヘッド・モジュレータは各々がドットの大きさを規
定する一連のデータの値を解釈し、各データ値に応じた
変調信号を作成する。変調信号によって印刷装置が記録
媒体上に印刷ドット列を生ずるように制御する。
【0004】公知の技術によるサーマル印刷装置は通
常、サーマルプリントヘッドと、各ドット列を印刷のの
ちヘッドを通過して記録媒体を順次前進させるための組
立品と、プリントヘッドと記録媒体の間に配置したイン
クのフィルムにより構成される。一般にサーマルプリン
トヘッドは直線状に配列したサーマルヘッドエレメント
を有し、各サーマルエレメントは電流によって個別に駆
動される。この電流によりサーマルエレメントが熱せら
れ、サーマルエレメントに近接する位置にあるインクフ
ィルムを融解する。こうして融解したインクが記録媒体
に転移し、プリントヘッド内の駆動されたエレメントに
対応した線上にドットの線を形成する。次に記録媒体お
よびインクフィルムはローラーによって順次前進し、別
のドット線が印刷されていく。この過程を繰り返して記
録媒体上に画像全体を印刷する。
【0005】モジュレータは、駆動するプリントヘッド
内のサーマルエレメントを選択し、各サーマルエレメン
トが発生する熱を制御する。各ドットの大きさはそのド
ットを印刷する際にサーマルエレメントが発生する熱の
量に比例する。熱の量が増すと融解するインクの量が増
し、それに比例してより大きなドットが形成される。プ
リントヘッド・モジュレータにはアナログ形式とディジ
タル形式の2種がある。従来のアナログ形式のプリント
ヘッド・モジュレータでは、各サーマルエレメントに付
与する加熱用の電流の大きさの制御にアナログ回路が用
いられる。加熱用の電流の大きさによってヘッドエレメ
ントで作られる熱が制御され、印刷ドットの大きさが制
御される。
【0006】これに対しディジタル・プリントヘッド・
モジュレータは、例えば米国特許第4,532,523
号(H.タナカに対し1985年7月30日発行)にあ
るように、パルス・カウント・モジュレーション(PC
M−−以下PCMと略称する)を利用する。一般に、P
CMによるプリントヘッド・モジュレータにおいては、
各サーマルエレメントに対し固定の電流値が選択的に与
えられる。ドットの大きさの制御には、固定長のディジ
タル変調信号(即ち電流パルス)をプリントヘッド駆動
回路に繰り返し付与する。この回路によってサーマルエ
レメントを流れる電流を変調信号に対応してオン・オフ
にスイッチする。電流パルスを続けて繰り返し加える
と、それら各パルスによりサーマルエレメントが次第に
高温となり、その結果次第に多量のインクが記録媒体に
転写され、より大きなドットが作られる。
【0007】一般にPCM方式のプリントヘッド・モジ
ュレータでは一連のデータ値が一連の変調信号に変換さ
れる。各データ値はドットの大きさを表わす。次にプリ
ントヘッド駆動回路を経由して、一連の変調信号をサー
マルエレメントに加える。プリントヘッド中の複数のサ
ーマルエレメントに加熱電流を加え、ドットの線を印刷
する。各印刷ドットの大きさは対応するデータの値に比
例する。例えば、ドットの大きさを規定するデータ値と
して8ビットを使用する場合、そのモジュレータは0か
ら255の範囲の値をもつ256のドットサイズに対応
した変調信号を作成できる。各ドットサイズはドットの
濃度レベル(グレーレベルとして知られている)に対応
する。
【0008】PCM方式のプリントヘッド・モジュレー
タでは、各ドットに対応する変調信号の作成のため、ド
ット用のデータを変調値と順次比較していき、この一連
の比較によりサーマルエレメントに加える固定長のパル
スの数を決定し、所望の大きさのドットを生成する。P
CMの単純な形式を用いると、モジュレータは与えられ
たデータ値を0から(2n −2)の範囲の値をとる一連
の変調値のいずれかの値と直接比較する。データ値が変
調値より大であるかぎり、論理“1”の変調信号を作成
する。そして論理“1”を有する各変調信号に対応した
サーマルエレメントに対し固定長の電流パルスを加え
る。データ値の増加に応じて変調値は直線的に増加し、
したがってサーマルエレメントに加えられるパルス数も
増加する。この結果データ値が大となるに応じて印刷さ
れるドットの大きさが大となる。
【0009】画像を表わす各々のデータ値に対して変調
値の比較を繰り返し行ない、印刷装置にその変調信号を
加えて全体のサーマル印刷画像を作成する。この場合、
それぞれのデータ値を(2n −1)の変調レベルと逐一
比較する必要があり、ハーフトーン画像全体を完成する
にはかなりの時間を要する。比較の回数が多いためPC
Mを用いたサーマルプリンタは通常、印刷速度が非常に
遅い。
【0010】各ドットの作成に必要な比較回数を減ら
し、それによって各ドット線の印刷速度を上げるため、
部分パルス変調(partial pulse modulation. 「モディ
ファイドPCM」ともいう)なる技術が開発されてい
る。とりわけ米国特許第4,994,822号(H.ケ
イン(Caine))に対し1991年2月19日発行。−−
以下ではケイン’822特許と略称する)においては、
各グレースケール・レベルを得るために、固定幅のパル
スの代わりに可変長の幅をもつ変調パルスを用いた部分
パルスの技術が開示されている。
【0011】部分パルスモジュレータは通常、各データ
値に対し一連の変調信号を生成する。これらの変調信号
によってプリントヘッド駆動回路から順次、全時間長
(即ち時間幅1単位)に数個の部分時間長(1単位の端
数)の電流パルスがサーマルエレメントに供給される。
このようなエレメントに加えられた全時間長および部分
時間長の電流パルスの組み合わせによって、そのサーマ
ルエレメントで作られる印刷ドットの大きさが決定され
る。
【0012】詳しくは、部分パルス発生器はいわゆる
「部分パルス」ビットのデータ値にある数個のビットを
指定する。通常この部分パルスビットはデータ値の最下
位ビットから1ないし数ビットとする。部分パルスビッ
トとして指定されないビットをPCMビットと称する。
部分パルスモジュレータは、PCMビットおよび部分パ
ルスビットを分離して演算操作し、それぞれ全電流パル
スおよび部分電流パルスを生成する。
【0013】この点に関してケイン’822特許では9
ビットのデータ値のうちの下位3ビットを部分パルスビ
ットとしている。これら部分パルスビットは各データ値
と切り離し、残りの上位6ビットをPCMビットとし
て、63個(即ち26 −1)の変調値と比較する。従来
のPCMと同様、この6ビットデータが選択した6ビッ
トの変調値よりも大であれば、処理中のデータ値に関す
るサーマルエレメントに固定長のパルスを加える。パル
スの時間長(パルス幅)は1単位に固定である。
【0014】PCMビットの処理に続き、データ値内の
3個の部分パルスを専用の回路によって処理する。即
ち、3個の部分パルスビットを区分し、データ値の下位
から第1,第2,第3のビット位置に対応してそれぞれ
位置0,1,2とする。位置0,1,2に論理“1”が
発生すると、単位パルスのそれぞれ1/8,1/4,1
/2の長さのパルスを、先に固定長の電流パルスを加え
たサーマルエレメントと同一のエレメントに印加する。
要するにPCMビットではサーマルエレメントに整数値
のパルス幅のパルスを加えるのに対し、部分パルスビッ
トは同一サーマルエレメントに端数の幅のパルスを加え
る。したがって、9ビットのデータ値を扱いうるモジュ
レータで、63回の変調値の比較を行なうだけで512
レベルのグレースケールを得ることが可能となる。これ
に対し従来のPCMではこのような比較が511回も必
要である。同レベルのグレースケール印刷がはるかに少
ない比較によって可能であり、モディファイドPCMの
利用により印刷速度が著しく向上する。
【0015】部分パルスビットに対応する最小の時間
幅、即ち各グレースケール・レベル毎のパルスの増加幅
は、結果としての大きさの変化が識別可能なドットの作
成に必要な最小の熱により制約を受ける。実際、このパ
ルスの最小幅はドットを印刷するに必要な熱をサーマル
エレメントに加え得る十分な長さでなければならず、一
方、パルスの最大幅は、記録媒体のインクが飽和せず、
サーマルエレメントが熱的な破壊を生じない時間長以内
に抑える必要がある。各々のサーマルプリントヘッドは
熱効率上の特性を有しており、この特性はサーマルエレ
メントの駆動電流の変化の増分に対して結果として生成
される熱の変化の比で定義される。最小のパルス幅は、
インクを融解するに最小限必要な熱と、サーマルエレメ
ントの熱特性によって定まる。したがってサーマルプリ
ントヘッドとそれに関するモジュレータは時系列的に設
計する必要がある。即ち熱効率や飽和などのサーマルエ
レメントの特性からモジュレータで作成するべきパルス
の最大幅と最小幅を決定し、その結果により部分パルス
ビットの最大数を決定する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】部分パルス変調を用い
て印刷速度を十分に向上させるため、現在は一般に、特
定の部分パルスビット数に適応するようにモジュレータ
回路を設計している。しかしデータ値のビットと部分パ
ルスビットの各種の組み合わせ毎にモジュレータの設計
を別個に行なうのは好ましいことではなく、モジュレー
タの設計を多数行なう必要のないよう、任意の部分パル
スビット数に対して、あるいは部分パルスビットを用い
ない場合にも使用できる単一のモジュレータの設計が望
まれる。言い換えれば、汎用(ジェネリック)モジュレ
ータが必要となっているが、現在のところかかる汎用モ
ジュレータはまだ存在していない。
【0017】以上より、本技術分野において、部分パル
ス変調あるいはPCM変調を用いてハーフトーン画像を
作成するサーマル印刷システムに有用なモジュレータが
要望されている。さらにそのモジュレータは比較的簡単
であって任意の部分パルスビット数に適応しうるもので
あるべきである。本発明は、従来のサーマルプリントヘ
ッド・モジュレータにおける上記の欠点を除去しようと
するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のサー
マルプリントヘッド・モジュレータは、変調値が書き込
まれたプログラマブルなルックアップ・テーブルを具備
する。ルックアップ・テーブルはPCMの実行に必要な
任意の変調値をプログラムできる。これによってPCM
を実行したいときには、各データ値との比較のため変調
値を制御回路によりテーブルから選択する。各比較の結
果はサーマルプリントヘッドを固定の長さの時間、駆動
するための変調信号として用いる。一方、モジュレータ
を部分パルスモジュレータとして使用するときには、変
調値をテーブルにプログラム化する機能によって、モジ
ュレータが各データ値内のPCMビットと比較するため
の変調値の数を選択することができる。PCMビットの
比較の結果、プリントヘッドを全時間長の電流パルスで
駆動するための変調信号が生成され、一方、数個の部分
パルスビットが部分的時間長の電流パルスを生成するた
めの変調信号用として分離して使用される。これによっ
てモジュレータを変更することなく、任意の部分パルス
ビット数の場合に、または部分パルスビットをまったく
用いない場合にも適用することができる。
【0019】
【実施例】本発明を以下の記述および添付の図面によっ
て詳細に説明する。なお理解の容易のため、各図に共通
の同一要素には極力同一の参照符号を付している。
【0020】図1に、記録媒体上にドットを物理的に印
刷するサーマル印刷システム100の部分を示す。一般
に、システム100はサーマルプリントヘッド135、
記録媒体125および記録媒体とサーマルプリントヘッ
ド間に配置したインクフィルム105を含む。動作の際
は、モジュレータ300がプリントヘッド駆動回路(特
に図示していない)とともにハーフトーン・ドット14
5を印刷するための変調信号を生成する。ドットの大き
さは複数のビットで表わされる1つのデータ値に対応す
る。モジュレータ300は制御回路によって選択可能な
変調値を持つプログラム可能なルックアップ・テーブル
を含む。変調値をあらかじめ定めたパターンにより蓄積
し、各データ値と比較するための値を選択することによ
って、モジュレータ300はPCM変調または部分パル
ス変調のいずれかを実行することができる。変調信号を
サーマルプリントヘッド135内のサーマルエレメント
に加え、インクフィルム105上の適切な量のインクを
記録媒体125に転写し、適当な大きさのドット145
を形成する。
【0021】詳しくは、インクを転写する媒介物として
作用するインクフィルム105は、ポリエステルのフィ
ルム110からなり、フィルム110の表面115上に
はインクが塗布され、表面120には塗布されていな
い。公知の技術であるインクは、熱せられたサーマルエ
レメントがインクフィルム105のインクが塗布されて
いない側の表面120に近接して置かれたとき、融解す
る。記録媒体125は例えば紙であって、ローラー13
0によってシステム100上を通過し、図の矢印Aの方
向に移動する。ローラー130は記録媒体125とイン
クフィルムがともにプリントヘッド135の下にある
間、記録媒体がインクを塗布された表面(塗布面)11
5と接触し続けるようにするために設けられる。プリン
トヘッドはローラー130の反対側に配備され、インク
フィルム105のインクが塗布されていない表面(非塗
布面)120と接触する。インクフィルム105はサー
マルプリントヘッドの下を通過した後、記録媒体125
と分離され、ガイドローラー140を経由して巻取リー
ル(図示していない)へ導かれる。
【0022】サーマルプリントヘッド135はインクフ
ィルム105の幅の方向に、記録媒体の移動方向に対し
横断方向に設ける。サーマルプリントヘッドは複数
(k)個のサーマルエレメントからなり、サーマルエレ
メントは薄膜抵抗による発熱体(図示していない)であ
って、セラミック基盤上に均等の間隔で直線に配列され
る。隣接するサーマルエレメント間の間隔は通常約10
0マイクロメートルである。このようなサーマルエレメ
ントの個数によって1印刷行の最大ドット数が定まる。
例えば、1行に512ドットを印刷したい場合には51
2個のサーマルエレメントが必要である。
【0023】動作においては、加熱用の電流によってそ
れぞれのサーマルエレメントが選択的に熱せられる。サ
ーマルエレメントの温度がインクの融解点に達すると、
インクはそのエレメントに近接した場所において融解し
はじめる。温度が上昇するにつれて融解するインクの量
が増す。融解したインクはインクフィルム105と接す
る記録媒体135の表面に移り、ドット145を形成す
る。なお図では説明上寸法は大まかであり誇張してあ
る。
【0024】同時には1行のドットが印刷される。1行
のドットについてインクが記録媒体125に転写される
と、記録媒体およびインクフィルムはともに矢印Aで示
す方向に前進する。続いて次行のドット145が記録媒
体125に印刷され、これが繰り返される。ドットが十
分に小さいと後続のドット行145は人間の眼には空間
的に一体とみなされ、これによって全体として連続する
トーンをもつ画像のように知覚される。
【0025】図2は、本発明の方法によってプリントヘ
ッド135のサーマルエレメント415に電流を加える
ためのプリントヘッド・モジュレータ300の詳細ブロ
ック図である。一般にモジュレータ300は各データ値
がドットの大きさを表わす一連のディジタルデータを一
連の変調信号に変換する。モジュレータ300を従来の
PCMに用いる場合には、データ源50に蓄積されたデ
ータ値は全時間長の変調信号に変換される。一方、モジ
ュレータ300を部分パルス変調に用いる場合には、デ
ータ値は全時間長の変調信号と部分時間長の変調信号の
両者に変換される。変調信号選択回路370は、プリン
トヘッド駆動回路60を経由してサーマルエレメント4
15を変調するため、部分時間長または全時間長の変調
信号のいずれを用いるかを選択する。
【0026】概観すると、全時間長の変調信号発生器5
5はルックアップ・テーブル235、変調値レジスタ3
55および比較器225からなる。本発明の1つの方法
では、プログラム可能なルックアップ・テーブル235
に変調値をあらかじめ定めたパターンで蓄積しておく。
そしてPCM変調が要求される場合には、PCMの作成
に必要なすべての変調値を含むようにルックアップ・テ
ーブル235をプログラムする。次に各々の、かつすべ
ての変調値をテーブルから選択し、各データ値と比較す
る。各々の比較の結果を全時間長の変調信号とする。全
時間長の変調信号によってサーマルプリントヘッド13
5に対し固定長の電流パルスの印加を制御する。一方、
追ってより詳細に説明するが、モジュレータ300を部
分パルスモジュレータとして用いたい場合には、テーブ
ル235にあらかじめ定められたパターンにより変調値
の数を選択し蓄積しておき、制御回路245によって各
変調値を選択する。選択した各変調値を各データ値内の
PCMビットと比較する。各比較の結果を全時間長の変
調信号とする。全時間長の変調信号によってサーマルプ
リントヘッド135に対し固定長の電流パルスの印加を
制御する。一方、選択した一定数の部分パルスビットを
別に用いて、部分時間長の電流パルスの生成のための部
分時間長の変調信号とする。これによってモジュレータ
300に大きな変更を施すことなく、任意の部分パルス
ビットの場合に、または部分パルスビットを全く使用し
ない場合に適用することができる。
【0027】以上、本発明のプリントヘッド・モジュレ
ータの主な構成品および印刷装置との相互動作について
概略を説明した。次に本発明のモジュレータの動作につ
いてさらに詳細に、まず従来のPCM変調の作成、つい
で部分パルス変調の作成に分けて説明する。
【0028】従来のPCM 公知のように従来のPCMを生成するには、各データ値
を一連の変調値と比較し、データ値が変調値より大であ
るときは全時間長の電流パルスを表わす変調信号を作成
する。本発明の好ましい実施態様では、上記の比較を全
時間長変調信号発生器55によって行なう。
【0029】次に図2に基づき詳細に説明する。データ
源50はデータ蓄積装置305およびデータ値レジスタ
315からなる。データ蓄積装置305は通常、集積回
路によるランダムアクセスメモリ(RAM)で構成し、
印刷ドットの1ないし2行を表わす1ないし2行のデー
タ値を一時蓄積する。一般にはこれらの行はディスクド
ライブ装置などの大容量外部記憶装置(図示していな
い)にあらかじめ蓄積されたイメージの部分を検索した
ものである。あるいは、装置305のデータ値は、テキ
ストや写真などのページのディジタル化に使用されるデ
ィジタイズ用スキャナーから直接収集したものであって
もよい。
【0030】各データ値の長さはn+1ビットである。
nは各変調値のビット数であり、無論、データ値はnビ
ットより大である任意の長さとしうる。説明の容易のた
め、本実施例においてはデータ値はn+1ビットのビッ
ト長を有するものとする。データ値がnあるいはそれ以
上のビット長をもつという多様性の利点は以下に説明す
る。
【0031】一般に、データ値はデータ蓄積装置305
から選択し、データ値レジスタ315を経由して比較器
225に転送される。詳しくは、制御回路245から選
択線310に送出される「データ値選択(DATA VALUE S
ELECT )」コマンドによって処理するデータ値を選択
し、データ値を線320を経由してデータ値レジスタ3
15に転送する。線335に「データ・イネーブル(DA
TA ENABLE )」コマンドが発生したとき、データ値のう
ちnビットを、n本のデータ線330を経由して比較器
225の入力ポートPに順次転送する。n+1ビット全
体のデータ値は、n+1本のデータ線375を経由して
変調信号選択回路370に転送する。
【0032】データ値の選択と同時に、RAMで構成し
たルックアップ・テーブル235から、nビットの変調
値を選択する。通常、ルックアップ・テーブル235の
内容は経験により定める。各変調値を、制御回路245
から線241に送出される「変調値選択(MODULATION V
ALUE SELECT )」コマンドにより選択する。選択された
変調値を線350を経由し変調値レジスタ355に転送
する。続いて線357に「変調イネーブル(MODULATION
ENABLE )」コマンドが生起すると、変調値を線360
を経由して比較器225の入力ポートQに転送する。比
較器225は、ポートPのデータ値がポートQでの変調
値より大のとき、全時間長変調信号として論理“1”を
出力する。
【0033】この比較の過程の理解を容易にするため、
本発明のデータ値の比較を行なうモジュレータ300の
部分の概略を図3に示している。前述のように、モジュ
レータ300は、変調値236を有するルックアップ・
テーブル235、データ源50、制御回路245および
比較器225からなる。説明の簡略化のため図2の変調
値レジスタ357はここでは省略してある。
【0034】動作においては、データ源50の各データ
値205は各変調値236と比較される。各変調値は制
御回路245によりルックアップ・テーブル235から
選択される。本発明においては通常、プリンタの設定お
よび初期化の段階でルックアップ・テーブル235内の
所定の変調値をテーブルにプログラムする。
【0035】データ値205の各行はn+1ビットから
なるk個のデータ値を有する。これに対応して合計k個
のサーマルエレメントをプリントヘッドに配置する。動
作においては、指定されたデータ値220がデータ値2
05の行から選択され、線330を経由して比較器22
5の入力ポートPに送られる。同時に、変調値の選択の
ため、スタックポインタ240によりルックアップ・テ
ーブル235が読み出される。簡単のため、変調値23
6は0から(2n −2)の間を1ずつ増す直線的に増加
する数と仮定しているが、変調値は0から(2n −2)
の間のアドレスによって索引される任意の数としうる。
【0036】制御回路245がスタックポインタ240
によってテーブル235から特定の変調値を選択する
と、選択された変調値は線360へ送出され、比較器2
25の入力ポートQに送られる。比較器225は入力ポ
ートPのデータ値220が入力Qの変調値236より大
のときは常に論理“1”を出力する。そうでなければ論
理“0”を出力する。比較器225の出力226が全時
間長の変調信号である。
【0037】図2に戻って、従来のPCMを利用したい
場合には、変調信号選択回路370は線365即ち全時
間長変調信号のみを出力とするよう接続する。このよう
にしてデータ値の蓄積行内の各データ値を順次テーブル
235内の第1の変調値と比較していき、比較器225
の出力226に生ずる結果を、全時間長変調信号として
線380を通じてプリントヘッド駆動回路60に送出す
る。
【0038】プリントヘッド駆動回路60は、出力レジ
スタ390、ラッチ回路403および駆動イネーブル回
路405により構成する。変調信号選択回路370が線
380上に全時間長変調信号を出力すると、出力レジス
タ390に比較結果の変調信号が書き込まれる。出力レ
ジスタ390はシフトレジスタであって、k個の、即ち
各データ比較について1つの、全時間長変調信号を蓄積
する。線395上に「ヘッド・クロック(HEADCLK )」
信号が出現する都度、線380上の変調信号は、k個の
全時間長変調信号がレジスタ390に蓄積されるまで該
レジスタに転送される。線396に「ラッチ(LATCH
)」コマンドが発生すると、線400および401を
経由してラッチ回路403はレジスタ390の内容を駆
動イネーブル回路405に転送する。続いてラッチ40
3からの変調信号が、駆動イネーブル回路405を経由
して、線404上に「駆動イネーブル(DRIVE ENABL
E)」コマンドによって制御される時間中、サーマルエ
レメント415に加えられる。論理“1”の変調信号と
「駆動イネーブル」コマンドが駆動回路405に同時に
出現したとき、「駆動イネーブル」コマンドのパルス長
に等しい時間の間、サーマルエレメント415を通って
プラス電位の端子410からアースに向う電流が流れ
る。サーマルエレメント415を通る電流が流れる間、
該エレメントは熱せられインクフィルム(図示していな
い)上のインクを融解し、記録媒体上にドットを形成す
る。
【0039】続いて各データ値はテーブル235内の第
2の変調値と比較される。データ値の比較結果によっ
て、論理“1”の全時間長変調信号に対応するサーマル
エレメントが固定長の時間、熱せられる。その後、各デ
ータ値がテーブル235内の第3の変調値と比較され、
同様にして、印刷1行分のすべてのデータ値がルックア
ップ・テーブル235のすべての変調値と比較し終わる
まで上記を繰り返す。各比較の結果、全時間長変調信号
が論理“1”となるときは常に、ドット印刷のための全
時間長パルスがサーマルエレメントに加えられる。
【0040】このようにしてプリントヘッド・モジュレ
ータ300によって従来のPCMを生成することができ
る。しかし従来のPCMでは一般に、ドットを1行印刷
するのに多くのデータ値の比較が必要となる。例えば8
ビットのデータ値を持つモジュレータでは、256のド
ットサイズのうちの1ドットを作成するためのPCM生
成処理(即ち、いわゆる256レベル・グレースケール
PCMモジュレータ)に、255回のデータ比較が必要
である。したがって例えば1行あたり1024ドット
(即ちk=1024)を印刷する場合、モジュレータは
印刷1行あたり261,120回もの比較を実行しなけ
ればならない。
【0041】部分パルス変調 256レベルあるいはそれ以上のグレースケールの作成
に必要な比較回数を削減するため、印刷システムによっ
ては1ないしそれ以上のデータ値のビットを部分パルス
ビットとするモジュレータが考えられている。理論的に
は、部分パルスビットの数は0からn+1、即ち部分パ
ルスビットのないものから全データ値のビットを対象と
するものまでとりうる。しかし、部分パルスビットの実
際的な数としては、熱効率や飽和レベルなどのサーマル
エレメントの特性による制約を受ける。従来のPCM変
調に関する前述のモジュレータ300を、単に制御回路
245に対し所望の部分パルスビットの数を指示し、変
調値ルックアップ・テーブル235に適切な変調値の値
を蓄積しておくことによって、部分パルス変調にも容易
に適用可能である。通常は特定の用途に用いる部分パル
スビットの数を、プリンタの製造段階でキーパッドない
しはスイッチから制御回路245に指示しておく。以下
では部分パルスビットの数を変数mで表わす。
【0042】公知の通り、部分パルスビット変調は
(a)部分変調信号を直接作成する部分パルスビット
と、(b)全時間長の変調信号を作成するPCMビット
(非部分パルスビット)を用いる方法である。2通りの
処理を行なう結果、(2(n-m) −1)の比較ステップに
よってnレベルのグレースケールが得られる。
【0043】再び図3を参照すると、部分パルスビット
には各データ値205の最下位の1ないし数ビットを割
り当てる。仮に説明上、各データ値は印刷システムに対
し8ビットのデータ値のビット(位置番号を0,1,
2,3,4,5,6,7とする)を有し、3ビットの部
分パルスビット(位置番号を0,1,2とする)を用い
るとする。ここで、部分パルスビットとしてデータ内の
他のいかなるビット位置を割り当ててもよい。
【0044】各部分パルスビットはサーマルエレメント
415を直接変調するための部分時間長の変調信号に用
いる(図2を参照)。即ち部分パルスビット数をm、最
下位ビットのビット位置をzとすると、ある部分パルス
ビットに対応するサーマルエレメントに加えられる電流
パルスの時間長は、非部分パルスビット即ちPCMビッ
トに対してサーマルエレメントの駆動に用いるパルス時
間長の1/(2(m-z))倍である。これによって、論理
“1”がある部分パルスビット位置に生ずると、モジュ
レータ300はデータ値内の部分パルスビット位置に対
応した時間分の時間長を持つ部分時間長の電流パルスを
発生する。実際には、n−m個のデータビットは印加さ
れるパルス時間長の整数値に対応し、部分ビットm個が
端数の値に対応する。端数の最小の増分は1/(2m
である。
【0045】部分パルスビットはデータ値205の一部
であり(図3を参照)、PCMビットの比較処理におい
ては部分パルスビットを無視する必要がある。さもない
と比較器225の出力226には、データ値の示す値に
よる正しい数量のパルス以上の電流パルスが各サーマル
エレメントに誤って付加されてしまう。
【0046】本発明の好ましい実施態様においては、モ
ジュレータ300を部分パルス変調の生成に用いる場
合、ルックアップ・テーブル235に蓄積する変調値2
36は常に、従来のPCMに用いる場合よりも小とす
る。前述のように、従来のPCMモジュレータとして使
う場合には、テーブル235内の変調値236はすべ
て、制御回路245によって順次選択される。部分パル
ス変調の場合も同様にテーブル235から変調値236
を順次選択するが、この場合は部分パルスビットの数に
よって定まる所定のパターンをテーブル235にあらか
じめプログラムしておく。つまり部分パルスビットの数
mを、テーブル235に蓄積すべき変調値の決定に用い
る。詳しくは、データ値205内の部分パルスビット位
置と対応する各変調値236内の位置に論理“1”の変
調値を配置して、テーブル235に蓄積する。先に説明
したように、部分パルスビットは通常はデータ値205
の最下位ビット側とする。従って最下位ビット側には論
理“1”を持つ変調値のみが蓄積される。
【0047】例えばもし8ビットのデータ値において、
2ビットからなる部分パルスビットをデータ値の最下位
2ビットに位置づけるとすると、テーブル235は最後
の2ビットが論理“1”であるすべての変調値を比較用
に蓄積するようプログラムされる。従ってもし変調値が
0から(2n −2)まで1ずつ増加する値をとるとする
と、値3,7,11,15,...をテーブルに蓄積
し、制御回路がこれらを順次選択する。各値は2m
1)から始まり、以降(2m )ずつ増加していく値であ
る。こうして(2(n-m) −1)の変調値、この例では6
3回の比較を行なう。部分パルスビットを2ビット使用
することによって、従来のPCMに比し、各データ値に
ついて192回の比較処理の繰り返しを節減することが
できる。この例からわかるようにモジュレータ300
は、単に所望する部分パルスビットの数に対応する適切
な変調値を蓄積しておくだけで、任意の部分パルスビッ
ト数mの場合、あるいは部分パルスビットなしの場合
(従来のPCM)を扱うことが可能となる。
【0048】制御回路245が選択されたデータ値22
0と比較のため、スタックポインタ240を通じ特定の
変調値をテーブル235から選択すると、選択された変
調値は線360に転送され、そこから比較器225の入
力ポートQに送られる。比較器225は、入力ポートP
におけるデータ値220が、入力ポートQの変調値23
6より大のときは常に論理“1”を出力し、そうでない
ときは論理“0”を出力する。比較器225の出力22
6は全時間長の変調信号である。
【0049】図2に戻って、全時間長の変調信号は線3
65を通じて変調信号選択回路370に転送される。さ
らに、線375を通じてデータ値レジスタ315のn+
1の出力ポートすべてが変調信号選択回路370に接続
される。通常、変調信号選択回路370はn+2個の入
力ポートと1個の出力ポートを有する多重化回路であ
る。データ値のすべてのビットは回路370の入力とな
る。しかし、ここでは部分パルスビットのみが線380
へ送られる出力信号として選択される。データ値のすべ
てのビットが変調信号選択回路370に転送され、モジ
ュレータ300が多目的にかつ特定のアプリケーション
に必要なように考慮された任意の部分パルスビット数を
取り扱うことができる。
【0050】出力線380にどの入力値を転送するかを
選択するため、複数の変調信号選択線385を備える。
選択線の数は入力線365,375の数即ちn+2より
大かまたは等しくなければならない。線385上の「変
調信号選択(MODULATION SIGNAL SELECT)」コマンドに
より、回路370へのどの入力信号を変調信号として使
うべきかを選択する。選択した入力、即ち線375上の
部分パルスビットまたは線365上の比較出力のいずれ
かが、選択された際に線380に転送される。あるアプ
リケーションにおいては、変調信号選択回路370が限
られた数の入力ポートを持つことができる。しかし、変
調信号選択回路370は少なくとも、部分パルスビット
となりうるすべてのビットおよび比較器225からのビ
ットを収容する必要がある。即ち回路370は少なくと
もm+1の入力が必要である。ここで対応する回路37
0への入力線の最小数はm+1である。
【0051】部分時間長の変調信号を印刷するために、
各データ値を制御回路245により順次選択する。変調
信号選択回路370は、選択されたデータ値のそれぞれ
の最下位ビットを、kビットのすべてが転送されるまで
選択し、部分時間長の変調信号として線380を通じて
プリントヘッド駆動回路60へ転送する。前述のよう
に、各電流パルスの時間長は、部分時間長の変調信号が
そこから得られる部分パルスビット位置と比例する。プ
リントヘッド駆動回路60が各論理“1”の部分時間長
の変調信号に対応してドットを印刷した後、部分時間長
の変調信号として2番目の最下位ビットが選択され、印
刷される。すべての部分パルスビットが、サーマルエレ
メント415を通じて部分電流パルスを生成する機会を
持つまで、この選択を繰り返す。無論、複数の最下位ビ
ットを選択する順序は無関係である。
【0052】部分時間長の変調信号の生成に続いて、デ
ータ値の比較が実行される。即ち先に説明したように、
各データ値を(2(n-m) −1)の変調値の1つと比較す
る。得られた全時間長の変調信号を、変調信号選択回路
370を経由してプリントヘッド駆動回路60に転送す
る。
【0053】より詳しくは、k個の変調信号(1行)を
線380を通じてプリントヘッド駆動回路60の出力レ
ジスタ390に順次直列に転送する。線395に「ヘッ
ド・クロック(HEADCLK )」信号が発生した時点で線3
80上の各変調信号をレジスタ390に転送し、k個の
全時間長変調信号を該レジスタに蓄積する。「ラッチ
(LATCH )」信号が線396に発生した時点で、線40
0および401を経由してラッチ回路403はレジスタ
390の内容を駆動イネーブル回路405に転送する。
ついで線404上に「駆動イネーブル(DRIVE ENABL
E)」コマンドによって制御された時間の間、ラッチ4
03からの信号を駆動イネーブル回路を経由してサーマ
ルエレメント415に与える。論理“1”の変調信号ビ
ットと「駆動イネーブル」コマンドが駆動イネーブル回
路405に同時に生じている間、プラス電位の端子41
0からサーマルエレメント415を通ってアースに電流
が「駆動イネーブル」コマンドのパルス長と等しい時間
長だけ流れる。「駆動イネーブル」コマンドの時間長
は、変調信号選択回路370によって今選択された変調
値の形式、即ち全時間長変調信号か部分時間長変調信号
かのいずれかに対応する。サーマルエレメント415に
電流が流れる間、エレメントは熱せられインクフィルム
(図示していない)上のインクを融解し、記録媒体上に
ドットを形成する。前述の印刷過程を、各データ値が部
分時間長の電流パルスか、全時間長の電流パルスか、ま
たはその両方を生成する機会を得るまで、反復する。
【0054】モジュレータ制御信号、即ち「データ選択
(DATA SELECT )」「変調値選択(MODULATION VALUE S
ELECT )」「データイネーブル(DATA ENABLE )」「変
調イネーブル(MODULATION ENABLE )」「変調信号選択
(MODULATION SIGNAL SELECT )」「ヘッド・クロック
(HEADCLK )」「ラッチ(LATCH )」は制御回路245
によって供給される。通常、制御回路245はゲートア
レーであって、制御信号の生成とともに、各全時間長電
流パルスおよび部分時間長電流パルスに対するプリント
ヘッド用「駆動イネーブル」時間長の作成を行なう。も
し全時間長電流パルスの時間幅を1単位に設定したとす
ると、データ値の下位3ビットの部分パルスビットを用
いたシステムの場合は、第1のビットのパルス幅は単位
長の1/8、第2のビットのパルス幅は単位長の1/
4、第3のビットのパルス幅は単位長の1/2であるパ
ルスを生成する。駆動電流の1単位の時間長は通常、3
0マイクロ秒程度に設定する。
【0055】部分パルス変調の実施例 以上、本発明の実施に用いる装置について説明したが、
以下には、部分および全時間長の電流パルスの両者を使
用することによって本装置で完全なドット列を作成する
過程について説明する。以下の説明でこの過程を実現す
る特定の物理的構成部分について参照しているが、各構
成部分は図2および上記の説明に記したものである。
【0056】説明のため、9ビットのデータ値、即ちn
+1ビットの使用を仮定する。データ値のうち下位の3
ビットを部分パルスビットとする。また、最も下位のビ
ットは比較器には入力せず、n=8、m=2とする。さ
らに説明の簡単化のため、1行は8データ値からなると
する。即ちk=8である。これに対し実際の印刷の1行
は、この値が数100ないし数1000となることもあ
る。
【0057】図4に示すように、各データ値430は全
パルス出力440および部分パルス出力485を作成す
る2つの異なる過程により処理する。まず最初に、各デ
ータ値430の部分パルスビットに割り当てた下位ビッ
ト431、432および433を、対応する部分時間長
の電流パルスの生成に用いる。次に各データ値430を
全時間長の電流パルス生成に用いる。
【0058】部分パルスビットから部分時間長の変調信
号を作成するため、本発明のモジュレータでは、制御回
路によって各データ値430の第3番目の下位ビット、
即ち位置2のビット(最も右の最下位ビットを位置0と
して)を変調信号選択回路の出力に転送する。同時に制
御回路によって、「駆動イネーブル」時間長を1単位の
ほぼ1/2に設定する。各データ値430を検索し各第
3番目の下位ビット431を部分パルス出力485の行
486、即ち図2の出力レジスタ390に渡すことによ
って、部分パルスの出力485を、詳しくは行486を
作成する。すべてのデータ値430(図4参照)を検索
し、それらの第3番目の下位ビットを出力レジスタに順
に蓄積し終わると、レジスタを起動し、既に部分時間長
の変調信号となっている部分パルスビットをラッチ回路
にロードする。そしてラッチ回路は部分時間長の変調信
号を、駆動イネーブル回路を経由してサーマルエレメン
ト415に与える。行486の各論理“1”によって、
対応するサーマルエレメントに流す電流を「駆動イネー
ブル」信号により定まる時間長に制御する。即ち図でサ
ーマルエレメント3および7が単位時間長の1/2の
間、駆動される。
【0059】次に制御回路によって「駆動イネーブル」
信号が直前の時間長の約1/2、即ち単位長の約1/4
となるように調整する。さらに変調信号選択回路の出力
を第2番目の下位ビットつまり位置1のビット432に
接続する。データ値430内のこのビットを順次検索
し、第2のビットを変調信号選択回路を経由して出力レ
ジスタに転送する。その結果を図4の部分パルス出力4
85、詳しくは行487に示している。引き続いて、出
力レジスタの内容を「駆動イネーブル」信号で規定され
る時間長の間、ラッチ回路および駆動イネーブル回路を
通じてサーマルエレメント415に与える。即ち、サー
マルエレメント2、5および6が単位時間長の1/4の
間、駆動される。
【0060】次に制御回路によって「駆動イネーブル」
信号が直前の時間長の約1/2、即ち今回は単位長の約
1/8となるように調整する。さらに変調信号選択回路
の出力を第1番目の下位ビットつまり位置0のビット4
33に接続する。データ値430内のこのビットを順次
検索し、第1のビットを変調信号選択回路を経由して出
力レジスタに転送する。その結果を部分パルス出力48
5の行488に示している。引き続いて、出力レジスタ
の内容を「駆動イネーブル」信号で規定される時間長の
間、ラッチ回路および駆動イネーブル回路を通じてサー
マルエレメント415に与える。即ち、サーマルエレメ
ント1、3、4、7および8が単位時間長の1/8の
間、駆動される。
【0061】指定のすべての部分パルスビットによりド
ットの印刷を行なった後、先に図3を用いて説明したよ
うに、全時間長電流パルスの印刷の実行のため各データ
値430を処理する。例えば図4において、最下位のビ
ットを除いた2ビットの部分パルスビットを含む8ビッ
トのデータ値430を比較器に加える。変調値としては
3即ち、(2m −1)から開始し4ずつ即ち、(2m
ずつ増加する値が蓄積されている。
【0062】詳しく説明すると、第1のデータ値45
0、図では00001000即ち8をデータ記憶より選
択する。ここで、最下位ビット433はどの変調値とも
比較しない。即ち比較の過程ではこのビットは無視し、
n+1ビットのデータ値をnビットの変調値と比較す
る。
【0063】第1のデータ値450が、値が00000
011即ち3である第1の変調値455と比較される。
データ値450は変調値455より大であるので、変調
信号選択回路を通じて出力レジスタに論理“1”が送出
される。この値は、出力440における行441の最上
位ビットとなり、参照符号460で示している。同様に
第2のデータ値465を第1の変調値455と比較し、
結果を行441の第2番目の下位ビット(符号470で
示す)として出力レジスタに蓄積する。このようにして
8ビットの全データ値430を第1の変調値455と比
較し、出力シフトレジスタに出力440として蓄積し、
行441が完成する。そして行441の8個の出力値を
ラッチし、この出力値を用いて、出力レジスタに蓄積し
た論理“1”の各ビットに対する8個のうちの各サーマ
ルエレメントを通じ1単位の時間長をもつ電流パルスを
送出する。
【0064】続いて第1のデータ値450を再度検索
し、値が00000111即ち7である第2の変調値4
75と比較する。比較の結果を出力シフトレジスタに出
力ビット480として蓄積する。比較処理をデータ値4
30のすべてを第2の変調値475と比較し、出力44
0の行442に示すように、その結果を出力シフトレジ
スタに蓄積する。そして8個の出力値をラッチし、サー
マルエレメント駆動回路に送り、ドットとして印刷す
る。
【0065】上記の処理を8個のデータ値430の各々
について、63個の変調値435、即ち3から255ま
で4ずつ増加する変調値との比較が完了するまで実行す
る。比較の結果をサーマルエレメント駆動回路に加え、
出力440が論理“1”の場合つねにサーマルエレメン
ト415に電流を流すようにする動作を繰り返す。
【0066】図では、3ビットの部分パルスビットを用
い、各データ値を63個の変調値と比較して512のグ
レースケールを作成する部分パルス変調の例を説明し
た。512レベルを得るために、加える出力パルスは0
から63単位長のパルスを1/8単位で変化させてい
る。例えば出力信号440および485により第1のサ
ーマルエレメントを2と1/8の時間長で駆動し、第2
のサーマルエレメントを3と1/4の時間長で駆動す
る。以下同様である。この結果、累積電流パルスと比例
する大きさをもつドットが各サーマルエレメントの位置
に印刷される。
【0067】このようにして、従来のPCMモジュレー
タ、即ち511回の比較が必要な従来のPCMに比し、
反復回数をほぼ1/4に削減した512レベルのグレー
レベルを有するプリントヘッド・モジュレータが得られ
る。必要な反復回数を削減できた結果、直接的利益とし
て、従来のPCMを用いたサーマル印刷モジュレータよ
りも印刷速度が向上する。また、本発明のモジュレータ
を部分パルス変調の速度向上に利用するのみでなく、必
要な場合、従来のPCMによる特定のアプリケーション
にも利用することができ、好都合である。
【0068】無論、本発明のモジュレータを、上記実施
例で説明したn+1ビットのデータ値ビットより大きい
ビット数を扱えるように変更することもできる。これは
データ値レジスタおよび変調信号選択回路のデータ処理
機能を拡張することにより可能である。nビットを超え
る全ビットを部分パルスビットに指定するようにすれ
ば、各データ値についての比較はnビットのみ行なえば
よいので、変調値テーブルの変更は必要ない。さらに、
nビット以上を処理可能としたモジュレータを設計すれ
ば、データ値のビット数が、モジュレータが扱える最大
ビット数とnビットの範囲にある任意の数であるものに
ついて使用できる。例えば、図2のモジュレータ300
は、最大n+1ビット、最小nビットのデータ値ビット
を扱うことができる。例えば9ビットのシステムを8ビ
ットのデータで使用するときは、各8ビット・データ値
に最上位ビットをゼロとしたビットを付加すれば、9ビ
ットのモジュレータで8ビットのデータ値を扱うことが
可能となる。
【0069】本発明の他の実施態様として、変調値を格
納するルックアップ・テーブル235を任意の順序で制
御回路245によって選択可能としたものを、サーマル
プリントヘッド・モジュレータ300に搭載する。ルッ
クアップ・テーブル235にはPCMの作成に必要なす
べての変調値を持たせ、PCMが要求される場合には、
各データ値との比較のため、各々かつすべての変調値を
テーブルから選択する。各比較の結果を固定長の時間、
サーマルプリントヘッド135の駆動のための変調信号
として用いる。一方、モジュレータ300を部分パルス
モジュレータとして用いるときには、テーブルから任意
の順に変調値を選択する機能を利用する。これによっ
て、新たな変調値をテーブルに再プログラムすることな
くモジュレータがテーブル235から変調値の数を選択
し、各データ値内のPCMビットとの比較を行なう。従
来のPCMに必要であったと同様、テーブル235に
は、1ずつ増加し0から(2n −2)の範囲をもつ変調
値が格納される。制御回路245は各データ値と比較の
ため、(2m −1)から始まり、(2m )ずつ増加する
数を選択する。PCMビットの比較の結果、全時間長の
電流パルスによるプリントヘッド135を駆動するため
の変調信号を作成する。一方、数個の部分パルスビット
は部分時間長の電流パルスを作成するための変調信号と
して、分離して使用される。これによって、任意の部分
パルスビットの場合、または部分パルスビットをまった
く用いない場合にも、本実施態様の代替例によるモジュ
レータを、変更を加えることなく使用できる。
【0070】以上、本発明の実施態様について2つの例
を記述したが、当業者によって本発明の趣旨に基づく他
の多くの変更例が容易に考案されうると考えられる。
【0071】
【発明の効果】本発明により、従来のPCMモジュレー
タに比し、反復回数を大幅に削減した多グレーレベルを
有するプリントヘッド・モジュレータが得られる。必要
な反復回数の削減による直接的利益として、従来のPC
Mを用いたサーマル印刷モジュレータよりも印刷速度が
向上する。また、本発明のモジュレータを部分パルス変
調に適用するのみでなく、特定のアプリケーションなど
において必要な従来のPCM変調にも、何ら変更を加え
ることなく利用することができ、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリントヘッド・モジュレータか
らの変調信号に応じてハーフトーン・ドットを印刷する
サーマル印刷システムの部分の概略斜視図を示す。
【図2】本発明によるモジュレータの実施例のブロック
図を示す。
【図3】本発明のデータ値と変調値の比較を行なうモジ
ュレータの部分のブロック図を示す。
【図4】本発明による比較の方法を説明する例示図であ
る。
【符号の説明】
50 データ源 55 変調信号発生器 60 プリントヘッド駆動回路 100 サーマルプリンタ 105 インクフィルム 110 フィルム 125 記録媒体 135 サーマルプリントヘッド 145 印刷ドット 225 比較器 235 ルックアップ・テーブル 240 スタック・ポインタ 245 制御回路 300 モジュレータ 305 データ蓄積装置 315 データ値レジスタ 355 変調値レジスタ 370 変調信号選択回路 390 出力レジスタ 403 ラッチ回路 405 駆動イネーブル回路 415 サーマルエレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−218853(JP,A) 特開 平4−19163(JP,A) 国際公開91/18471(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/355 B41J 2/325 B41J 2/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドット(145)の大きさを複数の
    ットで表わされるデータ値(205)に対応させてドッ
    トを作成するため、サーマルプリンタ(100)のサー
    マルエレメント(415)を制御する装置であって、 前記データ値のビット内における最下位のnより小さ
    いmビットを、部分パルスビットとして指定する手段
    (245)と、(2 (n-m) −1)個 の変調値(236)を含み、各変調
    値は複数のビットを有するプログラマブルなルックアッ
    プ・テーブル(235)と、 前記ルックアップ・テーブルに蓄積された(2 (n-m)
    1)個の変調値の組から変調値を選択する手段(24
    5)と、 前記データ値を、選択した前記変調値と比較し、データ
    値が選択した変調値より大であるとき、出力信号として
    第1の信号を発生し、データ値が選択した変調値より小
    もしくは等しいとき、出力信号として第2の信号を発生
    する手段(225)と、 変調信号として、前記比較手段による出力信号または上
    記部分パルスビットを選択する手段(370)と、 前記変調信号に応じてサーマルエレメント駆動パルスの
    時間長を決定する手段(245)と、 前記サーマルエレメント駆動パルスを前記時間長の間サ
    ーマルエレメントに加え、それによってサーマルエレメ
    ントが前記時間、駆動されるようにする手段(405)
    を有し、 前記変調信号選択手段は、連続的に前記部分パルスビッ
    ト及び前記出力信号の選択を行い、 前記時間長決定手段は、前記変調信号として前記出力信
    号が選択された場合にサーマルエレメント駆動パルスの
    時間長を全時間長に決定し、前記部分パルスビットが選
    択された場合にサーマルエレメント駆動パルスの時間長
    を全時間長の整数分の1の部分時間長に決定する ことを
    特徴とする、サーマルエレメントを制御する装置。
  2. 【請求項2】 ドットの大きさを複数のビットで表わ
    されるデータ値に対応させてドットを作成するため、サ
    ーマルプリンタのサーマルエレメントを制御する方法で
    あって、 前記データ値のビット内における最下位のnより小さ
    いmビットを部分パルスビットとして指定する段階と、(2 (n-m) −1)個 の変調値を含み、各変調値は複数の
    ビットを有するプログラマブルなルックアップ・テーブ
    ルから、変調値を選択する段階と、 前記データ値を、選択した前記変調値と比較し、データ
    値が選択した変調値より大であるとき、出力信号として
    第1の信号を発生し、データ値が選択した変調値より小
    もしくは等しいとき、出力信号として第2の信号を発生
    する段階と、 変調信号として、前記比較手段による出力信号または前
    記部分パルスビットのいずれかを選択する段階と、 前記変調信号に応じてサーマルエレメント駆動パルスの
    時間長を決定する段階と、 前記サーマルエレメント駆動パルスを前記の時間長の間
    サーマルエレメントに加え、それによってサーマルエレ
    メントが前記時間、駆動されるようにする段階と、を有
    し、前記変調信号を選択する段階では、連続的に前記部分パ
    ルスビット及び前記出力信号の選択を行い、 前記時間長を決定する手段では、前記変調信号として前
    記出力信号が選択された場合にサーマルエレメント駆動
    パルスの時間長を全時間長に決定し、前記部分パルスビ
    ットが選択された場合にサーマルエレメント駆動パルス
    の時間長を全時間長の整数分の1の部分時間長に決定す
    ことを特徴とする、サーマルエレメントを制御する方
    法。
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