JPH03133663A - サーマルヘッド駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッド駆動装置に関するものである
。

従来の技術 一般に、サーマルプリンタ装置においては、第２図に示
すように、プリンタコントローラ２１から印字すべきデ
ータがヘッドドライバ２２へ転送されると、ヘッドドラ
イバ２２はこのデータをもとにサーマルヘッド２３へ通
電制御をして印字が行われる。ところで、゛サーマルヘ
ッド２３は、熱を発生させて印刷用紙に熱的に印字させ
るものであるが、第３図に示すように、複数個の発熱体
２４からなり、入力端子２５からの入力信号に応じて通
電のオン・オフが成される。次に、第４図に基づき上記
サーマルヘッド２３の駆動装置について説明すると、プ
リンタコントローラ２１から送られてくるシリアルデー
タは、入力端子２５から各Ｄ−フリップフロップ回路２
６に読み込まれ、そして全ビットが読み込まれたところ
で、ストローブ信号（ＳＴＢ）によって各ラッチ回路２
７に取り込まれる。そして、各ラッチ回路２７に取り込
まれたデータは、イネ−ブル信号（ＥＮＢ）によって各
出力端子２８に送られて、サーマルヘッド２３が駆動さ
れる。

ところで、サーマルヘッド２３は熱を発生させるため、
印字動作を連続させて行うと、サーマルヘッド２３の各
発熱体２４は過去の印字経歴によって温度差が生じてお
り、ある−列のドツトを同じ時間だけ印字させた場合、
印字に濃度むらが生じてしまう。

従来、この印字の濃度むらを解消するために、各発熱体
２４の通電時間を印字経歴に応じて段階的に調整してお
り、この制御はプリンタコントローラ２１によって行わ
れている。したがって、−列のドツトを印字するのに、
プリンタコントローラ２１からヘッドドライバ２２へ一
列分のデータが、通電時間の段階数だけ送られていた。

発明が解決しようとする課題 上記従来の構成によると、サーマルヘッドのドツト数が
多くなった場合、プリンタコントローラ２１からのデー
タ転送量が数倍に増加し、−列当たりの印字速度が遅く
なってしまうという問題があった。

そこで、本発明は、印字経歴に応じた出力制御をヘッド
ドライバ側で行うことにより、プリンタコントローラか
らのデータ転送回数を減らして印字速度を早くし得るサ
ーマルヘッド駆動装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明のサーマルヘッド駆動
装置は、シリアルに複数個接続されたＤ−フリップフロ
ップ回路の各出力端子に、一括して動作されるラッチ回
路をそれぞれ接続し、これら各ラッチ回路の各出力端子
に、サーマルヘッドの印字経歴に応じて出力信号を出力
するメモリ・制御回路をそれぞれ接続し、これら各メモ
リ・制御回路の各出力端子にイネーブル信号によって一
括して動作されるイネーブル制御回路をそれぞれ接続し
たものである。

作用 上記構成によると、サーマルヘッド駆動装置側のヘッド
ドライバに、過去の印字経歴に応じてその出力信号を制
御するメモリ・制御回路を設けたので、プリンタコント
ローラからのデータの転送回数を減らすことができ、し
たがって印字速度を早くすることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図に基づき説明する。

第１図はサーマルヘッド駆動装置の概略構成を示すブロ
ック図である。

すなわち、本実施例に係るサーマルヘッド駆動装置は、
シリアルに接続された複数個のＤ−フリップフロップ回
路１と、このＤ−フリップフロップ回路１の各出力端子
２にそれぞれ対応して接続されるとともに一括して動作
するようにされた複数個のラッチ回路３と、これら各ラ
ッチ回路３の各出力端子４にそれぞれ接続されたメモリ
・制御回路５と、これら各メモリ・制御回路５の各出力
端子６に接続されるとともにイネーブル信号（ＥＮＢ）
によって一括動作されるイネーブル制御回路７とから構
成されている。

上記構成において、プリンタコントローラカラのシリア
ルデータが入力端子８より各Ｄ−フリップフロップ回路
１に読み込まれ、全ビットが読み込まれた所でストロー
ブ信号（ＳＴＢ）によって各ラッチ回路３に取り込まれ
、そしてこれら各ラッチ回路３からのデータはメモリ・
制御回路５に入り、ここで記憶された過去の印字経歴に
応じて独自のクロック（ＣＬＫ２）によって出力のオン
回数が決められる。

このような構成によると、プリンタコントローラからの
信号は、印字するドツトの白黒の情報だけで良く、従来
のように一列のドツトを印字するのに何回もデータを送
って書き換える必要が無くなり、印字速度の向上につな
がる。

次に、他の実施例につい説明する。

上記実施例においては、印字の濃度むらを低減するため
に、出力信号のオン時間を制御するようにしたが、たと
えば出力信号でサーマルヘッドに流れる電流を印字経歴
に応じて制御するようにしても良い。

発明の効果 以上のように本発明の構成によると、サーマルヘッド駆
動装置側のヘッドドライバに、過去の印字経歴に応じて
その出力信号を制御するメモリ・制御回路を設けたので
、プリンタコントローラからのデータの転送回数を減ら
すことができ、したがって印字速度を早くすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すサーマルヘッドの要部
概略構成図、第２図〜第４図は従来例を示すもので、第
２図はサーマルプリンタ装置の概略構成を示すブロック
図、第３図はサーマルヘッドの概略構成図、第４図はサ
ーマルヘッドの要部概略構成図である。 １・・・・Ｄ−フリップフロップ回路、３・・・・ラッ
チ回路、５・・・・メモリ・制御回路、７・・・・イネ
ーブル制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、シリアルに複数個接続されたＤ−フリップフロップ
   回路の各出力端子に、一括して動作されるラッチ回路を
   それぞれ接続し、これら各ラッチ回路の各出力端子に、
   サーマルヘッドの印字経歴に応じて出力信号を出力する
   メモリ・制御回路をそれぞれ接続し、これら各メモリ・
   制御回路の各出力端子にイネーブル信号によって一括し
   て動作されるイネーブル制御回路をそれぞれ接続したサ
   ーマルヘッド駆動装置。