JP3075679B2 - 自動改頁機構 - Google Patents

自動改頁機構

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JP3075679B2
JP3075679B2 JP2053195A JP2053195A JP3075679B2 JP 3075679 B2 JP3075679 B2 JP 3075679B2 JP 2053195 A JP2053195 A JP 2053195A JP 2053195 A JP2053195 A JP 2053195A JP 3075679 B2 JP3075679 B2 JP 3075679B2
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    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42DBOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
    • B42D9/00Bookmarkers; Spot indicators; Devices for holding books open; Leaf turners
    • B42D9/04Leaf turners
    • B42D9/08Leaf turners having radial arms, one per leaf, operated successively
    • B42D9/084Leaf turners having radial arms, one per leaf, operated successively actuated by a single spring

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等の金融機関にお
いて使用される通帳処理装置における自動改頁機構に関
し、とくに改頁ローラにより改頁を行う自動改頁機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便局や銀行等の金融機関におい
て、一般的に使用される通帳処理装置の自動改頁機構に
は、アームによって支持された改頁ローラを通帳の改頁
面に圧接して回転し、頁を捲り上げた状態で通帳を搬送
することにより改頁を行うようにしたものがある。
【0003】近年、定期預金や普通預金など多科目の取
引情報を一度に通帳に印字したり、通帳を自動発行する
ばあいなど、通帳の複数枚の改頁を行う機会が多くなっ
ている。従来、複数枚の改頁を行う場合は、まず改頁ロ
ーラを改頁面に圧接して回転し、その改頁面を捲り上
げ、その状態で通帳を搬送して1枚の改頁を行う。続け
て次の頁も捲りたい場合は、通帳を改頁ローラの位置ま
で戻し、改頁ローラを次の改頁面に圧接して、1枚目と
同様の動作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の自動改頁機構においては、複数枚の改頁を連続して行
う場合、1枚毎に完全に捲り終わってから次の頁を捲り
始めるので、改頁動作に時間がかかり、全体の通帳の処
理時間がかかっていた。また改頁ローラで改頁面を圧接
して1枚ずつ捲るのであるが、その際2枚同時に捲り上
げてしまうおそれがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、アームに回転可能に支持された改頁ローラ
を冊子状媒体の頁面に圧接して回転し、この回転により
頁を捲り上げて改頁を行う自動改頁機構において、前記
改頁ローラの一部を摩擦部材で形成し、前記アームは回
転可能に取付けられ、前記アームに形成され、前記改頁
ローラの回転により捲り上げられた頁の先端を係止する
係止部と、冊子状媒体の搬送路に対して前記改頁ローラ
の反対側に配設され、搬送路側からの押圧により斜めに
傾く被押圧部材とを設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、連続して複
数枚を改頁する場合、改頁ローラを冊子状媒体の改頁面
に圧接すると、冊子状媒体を介して被押圧部材が斜めに
傾く。これにより冊子状媒体も傾き、改頁面がずれる。
この状態で改頁ローラを回転すると、改頁ローラの摩擦
部材が改頁面に接触し、該改頁面を捲り上げる。捲り上
げられた頁の先端はアームに形成された係止部に係止さ
れる。この状態で、さらに改頁ローラを回転すると、摩
擦部材により次の改頁面を捲り上げ、この改頁面の先端
は係止部に係止される。この動作を改頁する枚数分繰り
返し、その後アームを回動して、捲り上げられた改頁面
を跳ね上げる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面にしたがっ
て説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号
を付す。図1は本発明に係る実施例の自動改頁機構を示
す平面図、図2は実施例の自動改頁機構を示す平面図、
図3は実施例の自動改頁機構の駆動伝達機構を示す側面
図である。なお図2は図1に示す機構の一部が省略され
た図である。
【0008】図1、図2において、フレーム1、2には
シャフト3、4、5、6がそれぞれ回転可能に取付けら
れている。シャフト3、4にはそれぞれギア7、8およ
びギア9、10が嵌装されている。即ちギア7、8およ
びギア9、10は、シャフト3、4とともに回転するよ
うになっている。ギア9、10には、回転量を検出する
ためのシールド部11、12が一体に形成されている。
シャフト5には、ギア13、14およびギア15が取付
けられ、さらにアーム部16が取付けられている。ギア
13とギア14は一体に回転し、ともにシャフト5に対
して回転自在になっており、ギア15およびアーム部1
6はシャフト5とともに回転するようになっている。ま
たギア13はギア7と噛合い、ギア15にはシールド部
17が形成されている。
【0009】アーム部16は、両側部でシャフト5に固
着された支持部18、19を有し、この支持部18、1
9間に掛渡し部20およびシャフト21が設けられてい
る。掛渡し部20は支持部18、19の上部に設けら
れ、係止部22a、22b、22c、22dがそれぞれ
設けられている。係止部22a、22b、22c、22
dは、後述するように、改頁時に捲り上げられた改頁を
係止するものである。図2には、この掛渡し部20の上
部が省略されている。シャフト21には、改頁ローラ2
3a、23b、23cが取付けられ、また改頁ローラ2
3aと23bの間にギア24が取付けられている。改頁
ローラ23a、23b、23cの表面の一部は、それぞ
れゴム等の摩擦部材25a、25b、25cで形成され
ている。摩擦部材25a、25b、25c以外のローラ
表面は、樹脂等の滑らかな部材で形成されている。
【0010】掛渡し部20には、支持部18、19と平
行にギア支持部26、27が一体に形成され、両ギア支
持部26、27にはギア28、29、30がそれぞれ噛
合って回転自在に取付けられている。ギア28はギア2
4と噛合い、またギア30は前述のギア14と噛合って
いる。これによりシャフト3が回転することにより、各
ギアを介して、シャフト21が回転し、同時に改頁ロー
ラ23a、23b、23cが回転する。またシャフト5
が回転することにより、アーム部16が回動する。
【0011】シャフト6には、ギア31、32およびギ
ア33が取付けられ、さらに前述のアーム部16と同様
のアーム部34が取付けられている。ギア31とギア3
2は一体に回転し、ともにシャフト6に対して回転自在
になっており、ギア33およびアーム部34はシャフト
6とともに回転するようになっている。またギア32は
ギア8と噛合い、ギア33にはシールド部35が形成さ
れている。
【0012】アーム部34は、両側部でシャフト6に固
着された支持部36、37を有し、この支持部36、3
7間に掛渡し部38およびシャフト39が設けられてい
る。掛渡し部38は支持部36、37の上部に設けら
れ、係止部40a、40b、40c、40dがそれぞれ
設けられている。係止部40a、40b、40c、40
dは、後述するように、改頁時に捲り上げられた改頁を
係止するものである。図2には、この掛渡し部38の上
部も省略されている。シャフト39には、改頁ローラ4
1a、41b、41cが取付けられ、また改頁ローラ4
1aと41bの間にギア42が取付けられている。改頁
ローラ41a、41b、41cの表面の一部は、それぞ
れゴム等の摩擦部材43a、43b、43cで形成され
ている。摩擦部材43a、43b、43c以外のローラ
表面は、樹脂等の滑らかな部材で形成されている。
【0013】掛渡し部38には、支持部36、37と平
行にギア支持部44、45が一体に形成され、両ギア支
持部44、45にはギア46、47、48がそれぞれ噛
合って回転自在に取付けられている。ギア46はギア4
2と噛合い、またギア48は前述のギア31と噛合って
いる。これによりシャフト4が回転することにより、各
ギアを介して、シャフト39が回転し、同時に改頁ロー
ラ41a、41b、41cが回転する。またシャフト6
が回転することにより、アーム部34が回動する。
【0014】次に図3により改頁機構の駆動伝達機構を
説明する。図3において、フレーム2に回転自在に取付
けられたシャフト3にはギア9およびシールド部11が
取付けられている。シールド部11には切り欠き11a
が形成され、またこのシールド部11を挟むようにして
光学センサ50が設けられている。光学センサ50は図
示しない装置フレームに設けられ、シールド部11の切
り欠き11aを検出することにより、ギア9の回転量、
即ちシャフト3の回転量を検出できるようになってい
る。ギア9はフレーム2に取り付けられたギア51,5
2,53を介してモータギア54と噛合っている。モー
タ55はフレーム2の内側に固定されている。以上によ
り改頁ローラ回転伝達機構56が構成される。図示して
いないが、これと同様の改頁ローラ回転伝達機構がギア
10に連結してフレームに対しても設けられている。
【0015】またフレーム2に回転自在に取付けられた
シャフト6には、ギア33およびシールド部35が取付
けられ、シールド部35には切り欠き35aが形成され
ている。シールド部35を挟むようにして光学センサ5
7が設けられている。光学センサ57は、図示しない装
置フレームに設けられ、シールド部35の切り欠き35
aを検出することにより、ギア33の回転量、即ちシャ
フト6の回転量を検出する。ギア33はフレーム2に取
付けられたギア58,59,60を介してモータギア6
1と噛合っている。モータギア61を取付けたパルスモ
ータ62はフレーム2の外側に設けられる。以上によ
り、アーム部回動伝達機構63が構成される。これと同
様のアーム部回動伝達機構がギア15に連結してフレー
に対しても設けられている。
【0016】次に本実施例の通帳の搬送路および被押圧
部材について説明する。図4は実施例の搬送路を示す斜
視図、図5は実施例の被押圧部材を示す断面図である。
なお、ここで説明する搬送路は、前述した改頁部の下方
に位置する通帳の搬送路である。
【0017】図4、図5において、搬送路の両側に配設
されたフレーム71、72の間には、被押圧部材73お
よび搬送ガイド74が設けられている。被押圧部材73
は、図1、図2に示す改頁ローラ23、41の下方に位
置し、フレーム71、72に形成された溝部75に嵌ま
り込むように配置され、図5に示すように、シャフト7
6に嵌装されたトーションスプリング77により下方か
ら圧接されている。トーションスプリング77の一端7
7aは、被押圧部材73の一端73aの下方から圧接
し、トーションスプリング77の他端77bは、被押圧
部材73の他端73bの下方から圧接している。したが
って、被押圧部材73の一端73aに上部から力が加え
られると、この一端73aのみが下降し、他端73bは
下降しない。同様に、被押圧部材73の他端73bに上
部から力が加えられると、この他端73bのみが下降
し、一端73aは下降しない。
【0018】搬送ガイド74は、上面が被押圧部材73
の上面と同一の高さに形成され、フレーム71、72と
一体に形成されている。搬送ガイド74には、図示しな
い搬送ローラが入り込む切り欠き78が形成されてい
る。
【0019】フレーム71には、被押圧部材73の上方
に光学センサ79が設けられ、またフレーム72にも被
押圧部材73の上方に光学センサ80が設けられてい
る。光学センサ79と光学センサ80は搬送路81の側
面から見て若干ずれた位置に配置してある。光学センサ
79,80は共に改頁時に改頁される頁が捲り上げられ
たかどうかを検出するためのセンサである。
【0020】図6は実施例の制御系を示す制御ブロック
図である。同図において、制御部81は、本実施例の自
動改頁機構の動作全体を制御するもので、この制御部8
1には、前述した光学センサ50、57、79、80が
接続されている。光学センサ82は、図1に示すシール
ド部12に対して設けられるセンサで、光学センサ83
は、図1に示すシールド部17に対して設けられるセン
サであり、これらの光学センサ82、83も制御部81
に接続される。また制御部81には駆動回路84が接続
され、この駆動回路84には前述のモータ55、62
と、モータ85、86が接続されている。モータ85
は、図1に示すフレーム1側に設けられ、ギア10に連
結される改頁ローラ回転伝達機構を構成するモータで、
モータ86は、フレーム1側に設けられ、ギア15に連
結されるアーム部回動伝達機構を構成するモータであ
る。
【0021】次に図7〜図12にしたがって本実施例の
動作を説明する。図7〜図12は実施例の動作を示す動
作説明図である。なおこれらの図には、説明に必要な要
素のみ示してある。
【0022】図7において、搬送路81の上下に搬送ロ
ーラ91、92および搬送ローラ93、94が設けられ
ている。まず通帳90が搬送ローラ91、92、93、
94により搬送路81を通って改頁部の下方まで搬送さ
れ、改頁する頁90aが被押圧部材73の上方となる位
置で停止される。このときアーム部16、34は略水平
状態に保持され、改頁ローラ23、41は搬送路81の
上方に位置で通帳90の搬送をガイドする。このとき改
頁ローラ23、41の摩擦部材25、43は通帳90の
搬送面から退避している。改頁ローラ23、41の摩擦
部材25、43以外の表面は滑らかな部材で構成されて
いるので、通帳90は良好にガイドされる。また両改頁
ローラ23、41は入れ子状に配置されているので、通
帳90の頁が両改頁ローラ23、41の間に入り込むこ
ともない。
【0023】次にパルスモータ86を駆動し、アーム部
回動伝達機構を介してシャフト5を時計回り方向に回転
し、改頁ローラ23が下降するようにアーム部16を回
動させる。また、パルスモータ62を駆動し、アーム部
回動伝達機構63を介してシャフト6を時計回り方向に
回転し、改頁ローラ41が上昇するようにアーム部34
を回動させる。これにより改頁ローラ41が退避する。
改頁ローラ23が下降すると通帳90の改頁面90aに
接触し、次いで通帳90を被押圧部材73の他端73b
押圧し、トーションスプリング77の他端77bを押
圧し、被押圧部材73の他端73bを下降させ被押圧部
材73を傾けさせる。このとき通帳90の改頁面90a
は被押圧部材3の傾きに沿って傾く。この状態を図8
に示す。通帳90が傾くと各頁は1枚ずつずれ、1枚ず
つの捲り上げが容易になる。なお、アーム部16の下降
量はシールド部17の回転量を光学センサ83が検出す
ることにより制御され、アーム部34の上昇量はシール
ド部35の回転量を光学センサ57が検出することによ
り制御される。
【0024】次に、モータ55を回転駆動し、改頁ロー
ラ回転伝達機構56を介して、シャフト3を回転し、さ
らにギア7からアーム部16の各ギア13、14、3
0、29、28、24を介して、改頁ローラ23を反時
計回り方向に回転させる。改頁ローラ23の回転により
その表面の摩擦部材25が改頁する頁90aを捲り上げ
る。この状態を図9に点線で示す。捲り上げられた頁9
0aが光学センサ79の光軸を過ぎると、その時点で頁
90aの捲り上げが検出される。さらに改頁ローラ23
を回転すると、頁90aの先端が紙の復元力により改頁
ローラ23の摩擦部材25から離れて、図9に実線で示
すように、湾曲した状態でアーム部16の係止部22に
係止される。この様に、改頁ローラ23の1回転で頁が
1枚捲られる。
【0025】連続して改頁を行う場合は、さらに改頁ロ
ーラ23を回転させる。摩擦部材25が頁面に接触した
時点から、改頁ローラ23の回転に伴って2枚目の頁が
捲り上げられる。このとき、1枚目の頁は係止部22に
係止されて大きく湾曲しているので、2枚目の頁は1枚
目の頁の負荷を受けることなく捲り上げられる。さらに
改頁ローラ23が回転すると、2枚目の頁は光学センサ
79の光軸を過ぎり、1枚目の頁と重なってその先端が
係止部22に係止される。
【0026】さらに連続して改頁を行う場合は、上記と
同様に、改頁ローラ23を回転することにより、図9に
実線で示す状態に重ねて頁90aを係止する。
【0027】所定枚数の頁の捲り上げが終了すると、次
にパルスモータ86を回転し、アーム部回動伝達機構を
介して、シャフト5を図9における反時計回り方向に回
転する。これによりアーム部16は同方向に回動し、改
頁ローラ23は上昇する。改頁ローラ23が上昇するに
つれて、トーションスプリング77の他端77bの付勢
力により、被押圧部材73の他端73bおよび通帳90
が上昇する。被押圧部材73の他端73bおよび通帳9
0は、図10に示す位置、即ちほぼ水平状態で停止す
る。
【0028】なお改頁ローラ23の回転で最後の頁と一
緒に次の頁が剥がされたとしても、最後の頁を捲りが終
わった後、改頁ローラ23を上昇することにより、該次
の頁は振り落とされ、最後の頁のみが捲られることにな
る。
【0029】改頁ローラ23が上昇して、図10に示す
ようにほぼ水平状態になると、先端が係止部22に係止
されていた頁90aは、先端が係止部22から外れ、図
10に点線で示すように、改頁ローラ23に寄り掛かる
状態になる。さらにアーム部16を回動させ、改頁ロー
ラ23が反対側の改頁ローラ41と同じ高さの位置で停
止させる。この状態を図11に示す。このとき捲られた
頁90aは、改頁ローラ23と改頁ローラ41に軽く挟
まれた状態になっている。
【0030】次に、モータ55を回転して、改頁ローラ
23を反時計回り方向に回転すると共に、モータ85を
回転して、改頁ローラ41を時計回り方向に回転する。
これにより頁90aは、捲り上げ前の状態に閉じられる
ことなく、確実に捲り状態が保持される。なお改頁ロー
ラ41の回転は、頁90aが確実に捲り状態に保持され
れば、必ずしも行わなくともよい。
【0031】次に図示しない駆動手段により、搬送ロー
ラ91、92、93、94を回転し、通帳90を図11
における左方向に搬送させる。これにより通帳90の綴
じ目90bが両改頁ローラ23、41に近付くと、捲り
頁90aは次第に立垂状態になり、綴じ目90bが両改
頁ローラ23、41の中間を通過すると、捲り頁90a
は通帳90の反対側に倒れ込む。この状態を図12に示
す。捲り頁90aの先端が改頁ローラ41から離れた時
点で、次に改頁ローラ23の回転を停止し、アーム部1
6を時計回り方向に回動する。これにより改頁ローラ2
3が下降し、捲り頁90aを下方に押し付ける。その後
は、改頁ローラ41の回転を停止すると共に、反対側の
アーム部34を反時計回り方向に回動して、改頁ローラ
41を図7に示す位置まで下降させる。これにより改頁
動作は完了する。
【0032】通帳90の反対側を改頁する場合は、アー
ム部および改頁ローラの動作を左右で反対にして行う。
即ち、改頁ローラ23を上方に退避しておき、反対側の
改頁ローラ41を通帳90の頁に圧接させて改頁を行う
ようにする。
【0033】以上のように本実施例によれば、改頁する
頁を1枚ずつ捲り上げて、その先端を係止部22に係止
して複数頁を保持した後、通帳90を搬送して一度に頁
捲りを行うようにしたので、複数枚の改頁を行う場合で
も比較的短時間で処理することができる。
【0034】また本実施例によれば、改頁ローラを頁に
圧接させて改頁を行う際、被押圧部材73が傾くので、
改頁される頁も傾き、改頁される頁と他の頁の分離が確
実に行われる。
【0035】さらに本実施例によれば、被押圧部材73
を兼用して通帳90の両側からの改頁を1箇所で行い、
しかも両側の改頁ローラが入り組んで配設されているの
で、全体としての改頁部が装置に占めるスペースが小さ
くなる。
【0036】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、種々の変形が可能である。例えば、被押圧部材7
3を下方から付勢する部材としてトーションスプリング
でなく、コイルスプリングを用いてもよい。図13は被
押圧部材の変形例を示す概略斜視図である。同図におい
て、被押圧部材101の端部にはポスト102a、10
2bがそれぞれ形成されている。ポスト102aは被押
圧部材101の一端に形成され、ポスト102bは被押
圧部材101の他端に形成され、これらのポスト102
a、102bは、フレーム103に形成された溝部10
4a、104bに嵌まり込まれている。被押圧部材10
1の反対側にもポスト105a、105bが形成され、
図示しないフレームに同様に嵌まり込まれている。これ
らのポスト102a、102b、105a、105bに
はコイルスプリング106がそれぞれ取付けられ、上方
へ付勢されている。以上のように構成しても、被押圧部
材101の一端101aと他端101bを別々に下方へ
傾けることができ、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0037】また上記実施例では、頁の捲り上げを検出
する光学センサを両側の場合に対応して2個設けたが、
1個だけにして、兼用するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、改頁ローラによって捲り上げられた頁を係止する係
止部を設けたことにより、連続して改頁を行う時間を短
縮することができる。また改頁ローラの下方に傾き可能
な被押圧部材を設けて、改頁の際、頁を傾けて捲りを行
うことができるので、頁捲りが確実に行えるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の自動改頁機構を示す平面
図である。
【図2】実施例の自動改頁機構を示す平面図である。
【図3】実施例の駆動伝達機構を示す側面図である。
【図4】実施例の搬送路を示す斜視図である。
【図5】実施例の被押圧部材を示す断面図である。
【図6】実施例の制御系を示す制御ブロック図である。
【図7】実施例の動作を示す動作説明図である。
【図8】実施例の動作を示す動作説明図である。
【図9】実施例の動作を示す動作説明図である。
【図10】実施例の動作を示す動作説明図である。
【図11】実施例の動作を示す動作説明図である。
【図12】実施例の動作を示す動作説明図である。
【図13】被押圧部材の変形例を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
16,34 アーム部 22a,22b,22c,22d 係止部 23a,23b,23c 改頁ローラ 25a,25b,25c 摩擦部材 40a,40b,40c,40d 係止部 41a,41b,41c 改頁ローラ 43a,43b,43c 摩擦部材 73 被押圧部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 9/04 G07D 9/00 436

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームに回転可能に支持された改頁ロー
    ラを冊子状媒体の頁面に圧接して回転し、この回転によ
    り頁を捲り上げて改頁を行う自動改頁機構において、 前記改頁ローラの一部を摩擦部材で形成し、 前記アームは変位可能に取付けられ、 前記 冊子状媒体の搬送路に対して前記改頁ローラの反対
    側に配設され、搬送路側からの押圧により斜めに傾く
    被押圧部材とを設けたことを特徴とする自動改頁機構。
  2. 【請求項2】 前記改頁ローラは互いに対向して対に設
    けられ、前記被押圧部材は前記対の改頁ローラの押圧に
    よりそれぞれ逆方向に斜めに傾く請求項1記載の自動改
    頁機構。
  3. 【請求項3】 前記対の改頁ローラは相互に入れ子状に
    配置され、前記冊子状媒体の搬送時に該冊子状媒体をガ
    イドする請求項2記載の自動改頁機構。
  4. 【請求項4】 前記冊子状媒体の搬送時は前記対の改頁
    ローラの摩擦部材は搬送面から退避する請求項3記載の
    自動改頁機構。
  5. 【請求項5】 改頁時には改頁を行わない側の改頁ロー
    ラは退避する請求項2記載の自動改頁機構。
  6. 【請求項6】 改頁時には改頁を行う改頁ローラが前記
    冊子状媒体の頁に圧接して回転して頁を該改頁ローラに
    載せた後、前記アームが回転して該改頁ローラを冊子状
    媒体から離す請求項5記載の自動改頁機構。
  7. 【請求項7】 改頁時に捲り上げられた頁が前記対の改
    頁ローラで挟まれた際に改頁を行わない側の改頁ローラ
    を改頁を行う改頁ローラとは逆方向に回転する請求項5
    記載の自動改頁機構。
  8. 【請求項8】 前記アームには前記改頁ローラの回転に
    より捲り上げられた頁の先端を係止する係止部を設けた
    請求項2記載の自動改頁機構。
  9. 【請求項9】 前記被押圧部材は、前記搬送路を介して
    前記改頁ローラの下方に配置された板状部材と、該板状
    部材を両側部で支持する弾性部材とからなる請求項2記
    載の自動改頁機構。
  10. 【請求項10】 前記弾性部材はトーションスプリング
    であり、前記板状部材を下方から支持する請求項9記載
    の自動改頁機構。
  11. 【請求項11】 前記弾性部材はコイルスプリングであ
    り、前記板状部材を上方から支持する請求項9記載の自
    動改頁機構。
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