JPH01235696A - 通帳取扱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通帳の所望の頁を捲りローラによって捲り改
頁する改頁機構を有する通帳取扱装置に係り、特に銀行
、証券会社等に設置される現金自動取扱装置に使用する
のに好適なものに関する。

〔従来の技術〕

この種の通帳取扱装置は、通帳に取引データを記帳する
為の記帳機構を有する他、取引データが通帳の次頁に及
ぶ場合、通帳の頁を捲り、改頁する為の改頁機構を有し
ている。そのような通帳取扱装置の従来技術としては、
特公昭５９−４０６３８号公報に示される技術がある。

前記従来技術では、改頁機構の搬送経路に通帳が送り込
まれるとン下に設けられた上ローラと下ローラとで通帳
を挟持し、その状態で上、下ローラを持上げることによ
って通帳を湾曲させると共に、下ローラによって通帳を
捲りローラに押し付け、該捲りローラの回転によって通
帳の所望の頁を捲り、改頁す、るようにしている。

〔発明が解決しようとする課題］ ところで、前記従来技術では、通帳を改頁機構によって
改頁する際、上、下ローラによって通帳を挟持し、また
その状態で捲りローラに通帳を押し付けるよう上、下ロ
ーラを持上げて通帳を湾曲させるので、上、下ローラを
挟持させる手段やそれら、を持上げる手段を必要とし、
そのため、改頁機構の構造のみならず制御が複雑となる
問題がある。また、湾曲した通帳が捲りローラに押し付
けられると、両者の接触面が小さいので、捲りローラが
回転しても通帳が滑り、捲れないことがあり、しかも−
度滑った通帳をリトライ動作により再度捲ろうとすると
、通帳に滑りぐせがついて捲り不能となる問題がある。

本発明の目的は、前記従来技術の問題点に鑑み、通帳の
改頁を確実に行なえると共に、構成を簡素化できる通帳
取扱装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の通帳取扱装置では、改頁機構が、通帳を捲りロ
ーラに押圧し得る複数本の押圧レバーと、通帳の改頁時
の内容に基づき各押圧レバーを選択的に駆動制御する手
段とを有し、捲りローラに対する通帳の押圧力を変更し
得るように構成している。

〔作用〕

前述の如く、改頁機構が複数本の押圧レバーと、これら
を通帳の改頁時の内容に基づき選択的に駆動制御する手
段とを有し、捲りローラに対する通帳の押圧力を変更し
得るように構成しているので、万−ＩＶＪ目の改頁時に
通帳の所望頁が捲れず、滑りぐせが生じるようなことが
あ馴ても、リトライ時捲りローラに対する通帳の押圧力
を太き（することにより通帳の所望頁を確実に改頁し得
る。

また、複数本の押圧レバーを手段によって駆動制御する
だけであるから、制御を簡素化でき、しかも押圧レバー
の通帳との接触面積を、その接触面の形状を変更したり
押圧レバー自身の動作位置を変えることによって任意に
調整できるので、構造的にも簡素化できる。

従って、簡単な構成で通帳を確実に改頁し得るので、捲
りに対して高い信頬性を得ることができると共に、コス
トダウンも図れる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図により説明
する。

実施例の通帳取扱装置は、図示しない記帳機構によって
通帳の所望頁に取引データを記帳するが、その際取引デ
ータが通帳の次頁に及ぶ場合には、第１図に示す改頁機
構に通帳が搬送され、該改頁機構によって通帳が改頁さ
れる。

前記改頁機構は、通帳１が通過し得る程度の間隔をもっ
た上、下ガイド板２．３と、下ガイド板３側に取付けら
れた下ローラ４及び上ガイド板２側の下ローラ４と対応
する位置に設けられた上ローラ５とを有して搬送経路が
形成されている。該搬送経路は、通帳１が送り込まれる
と、下ローラ４が駆動され、下ローラ４．上ローラ５間
に通帳１を取込むことによって通帳１を第１図に示す如
く所定位置に搬送するようにしている。なお、上ローラ
５は下ローラ４との間に通帳が入り込めるよう弾性支持
されている。

また、搬送経路の上ガイド板２．２間には通帳１の頁を
捲るため、若干上方位置に配置された捲りローラ６が設
けられると共に、捲りローラ６及び一方の上ガイド板２
間に一端部に支点７ａを有するシャッタ７が設けられて
いる。

そして、前記下ローラ４．捲りローラ６．シャッタ７は
それらが一連の改頁動作し得るように図示しない改頁搬
送制御装置によって駆動制御され、かつ該改頁搬送制御
装置は検出器を介して通帳１の所望頁が捲られているか
否か等を判定し、捲られていない場合には改頁動作をリ
トライすべく実行させるようにしている。

前記改頁機構は、改頁搬送制御手段によってシャッタ７
が第２図に示す如く支点７ａを中心に回動して開き、通
帳１の捲るべき中紙１ａが捲りローラ６に押し付けられ
ると、捲りローラ６が回転することにより中紙１ａが同
図に示す実線の如くたわんで鎖線の如く捲りローラ６上
に乗り上げた後、通帳１が上、２下ローラ５，４の回転
によってさらに搬送されることにより中紙１ａを捲るこ
とができるようにしている。

しかして、前記改頁機構は通帳１の改頁時に、捲りロー
ラ６に通帳１を押圧し得る２木の押圧レバー８，９と、
各押圧レバー８，９を通帳１の改頁時の内容に基づいて
選択的に駆動制御する手段１０とを有している。

２本の押圧レバー８，９は、各々が先端を通帳エ方同に
向かって回動し得るように他端部が枢着されると共に、
その他端に連結された夫々の引張りリンク１１を有し、
駆動制御する手段１０によって引張りリンク１１が第２
図に示す如（矢印イ方向に引張られると、枢着部を中心
に回動し、先端が矢印口方向に動作し、上ガイド板３に
設けられた挿通孔３ａを通り通帳１を押し上げ、かつ該
通帳１の捲るべき中紙１ａ＠Ｉ’Ｗリローラ６に押圧す
るようにしている。また、２本の押圧レバー８，９のう
ち、一方の押圧レバー９はその先端面に凹凸形状等が施
されることにより他方の押圧レバー８に比較して、通帳
１に対する押圧力を大きめに設定しており、互に押圧力
が異なっている。

前記駆動制御する手段１０としては、夫々の引張りリン
ク１１を引張り押圧レバー８，９を駆動させるソレノイ
ドの駆動源と、制御部とから構成されている。該制御部
は、改頁搬送制御装置に組込まれており、通帳１の改頁
時、通常は一方の駆動源によって一方の押圧レバー８の
みを駆動することにより、捲りローラ６による通帳１の
捲りが行なねれるが、その際、通帳１が改頁搬送制御装
置の情報によって捲れていなかったと判定された場合、
また第３図に示すように通ＩＮ■の表紙１ｂを捲る場合
には、他方の駆動源によって押圧力の大きい押圧レバー
９、若しくはこれと前記押圧レバー８との双方を動作し
てリトライさせることにより、改頁時の内容に基づいて
押圧レバー８，９を選択的に駆動制御するようにしいて
る。

次に実施例の通帳取扱装置の動作について述べる。

通帳１を改頁するため、通帳１が第１図に示すように改
頁機構゛の改頁搬送制御装置により搬送経路の所定位置
に通帳１が送り込まれ、シャッタ７が開くと、手段１０
により通帳１の改頁時の内容に基づいて押圧レバー８，
９が選択的に駆動制御される。

即ち、通帳の中紙１ａの改頁時には、一方の押圧レバー
８のみが通帳１方向に動作し該通帳１を捲りローラ６に
押圧する。次いで、改頁搬送制御装置によって捲りロー
ラ６が回転し、かつローラ４．５の回転等によって所定
の関連動作が行なわれることによって通帳の中紙１ａを
改頁した後、その通帳１を改頁搬送制御装置に搬送し、
それによる通帳１の頁の判定結果、捲れていれば改頁動
作が終了するが、万−捲れていないと、通帳１が搬送経
路の所定位置に再び送り込まれることにより改頁動作を
リトライする。

前記リトライ時、手段１０によって押圧力の大きい他方
の押圧レバー９を、若しくはそれと一方の押圧レバー８
との双方を動作させ、通帳１を捲りローラ６に対して前
面よりも大きい押圧力で押圧することにより、捲りロー
ラ６が通帳１を確実に改頁し得る。

また第３図に示すように、通帳１の表紙１ｂの改頁時に
は、手段１０によって押圧レバー８．９の双方を動作さ
せ、通帳１の表紙１ｂを捲りローラ６に押圧することに
より改頁する。

このように、実施例においては、改頁機構が２本の押圧
レバー８．９と、これらを通帳Ｉの改頁時の内容に基づ
き選択的に駆動制御する手段１０とを有し、通帳１の改
頁時の内容に応じた捲りローラ６に対する通帳１の押圧
力を変更し得るように構成したので、万一１回目の改頁
時に通ｌ１１１１の所望頁が捲れず滑りぐせが生じるよ
うなことがあっても、リトライ時押圧力を大きくするこ
とによって確実に改頁することができる。

また、２本の押圧レバー８．９を手段１０によって選択
的に駆動制御するだけであるから、制御を簡素化でき、
しかも押圧レバー８，９の通帳１との接触面積を、その
接触面の形状を変更したり押動レバー８．９の動作位置
を変更することによって任意に調整できるので、構造的
にも簡素化できる。

〔発明ｐ効果〕

以上述べたように、本発明によれば、複数本の押圧レバ
ーとこれらを選択的に駆動制御する手段により、通帳の
改頁時の内容に応じ捲りローラに対する通帳の押圧力を
変更し得るように構成した目 ので、万一１ｍ目の改頁時に通帳の所望頁が捲れず滑り
ぐせが生じるようなことがあっても、トリライ時に通帳
の捲りローラに対する押圧力を大きくすることによって
確実に通帳を改頁でき、また制御及構造を簡素化し得る
結果、捲りに対して高い信頼性を得ることができると共
にコストダウンも図れる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示し、第１図は
通帳取扱装置における改頁機構に送り込まれた通帳の改
頁前の状態を示す断面図、第２図は改頁機構による通帳
の中紙の改頁動作を示す断面図、第３図は同じく通帳の
表紙の改頁動作を示す断面図である。 ６・・・捲りローラ、８，９・・・押圧レバー、１０・
・・駆動制御する手段。 代理人　弁理士　　秋　本　正　実 第１図 竿　２　図 ６　二　誤υローラ ８．９　：　才甲丘レバ・−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、捲りローラの回転によって通帳の所望頁を捲り改頁
   する改頁機構を備えた通帳取扱装置において、前記改頁
   機構が、通帳を捲りローラに押圧する複数本の押圧レバ
   ーと、その各押圧レバーを通帳の改頁時の内容に基づき
   選択的に駆動制御する手段とを有し、通帳の捲りローラ
   に対する押圧力を変更し得るように構成したことを特徴
   とする通帳取扱装置。